子供達に講演していて思うこと
小・中・高校に伺い、進路指導の講演をすることがあります。今の子供達は、落ち着きが無いとか、学力が低下しているとか、何事にも無気力であるとか言われてますが、それが真実ならば、何が原因なのでしょうか?ボクの講演ポリシーは、会場の空気を読み、子供達がどんな話を聴きたいかを瞬間で判断し、子供の目線で分かり易く話すことなのですが、初めは横を向いていたり、居眠りしていた子供も、ボクが修業時代にいじめに遭った現場をリアルに実況中継すると、真剣に聞き入ります。そして、今は、たったひとりで、フリーで仕事をしていて、一見華やかに見えるかもしれないその舞台裏は、日々苦労と挫折の連続で、それでもここまで来れたのは、努力の積み重ねと多くの方々からの応援、励ましがあったからなんだよ、生きるってことは簡単でなく、大変なことなんだよと、本音をストレートに話しますと子供達の目が輝いてくるのがよく分かります。今の時代、なんでも便利になって、途中の過程を軽視した結果至上主義になりがちですが、それが全てではなく、人に感謝し、感謝される人生の醍醐味を微力ながら伝えてゆきたいと思っております。