5つの島からなるマルタ共和国ですが、そのひとつ、ゴゾ島の大城塞の中を歩いていましたら、なんと古代ローマ時代のオリーブオイル製造用の道具を発見しました。
何千年も前のギリシャ神殿の壁画やエジプトの彫刻などに、平和のシンボルである鳩がオリーブの枝をくわえて羽ばたいている様子が遺されていますが、その当時、実際に使われていた道具を見るのは初めてでした。
現在でも、同じような道具を使っているオリーブ園が有りますが、長い歴史の中で、いかにオリーブオイルが人々の生活に役立ち、共に生きてきたのかが分かる貴重な遺跡だと思いました。