今回の講演は、広く一般市民の皆様が、自由に参加、聴講出来るとあって、幅広い年齢層の方々にお集まり頂き、聴いて頂くことが出来ました。
熱心にメモを取られる方、相槌を打ちながら聴いて下さる方、ジョークには、本当に楽しそうに笑って下さる方、そうした沢山の皆さんと時間、空間を共有出来るボクは本当に幸せ者だと思いますし、「食」を天職として頑張って来て良かったなぁとつくづく思います。
最後の質問コーナーでは、30代の女性から「ウチの子供は、母親の作る料理より外食の方が美味しいと言いますが、どうしたらよいでしょうか?」という、かなり切羽詰まったご質問が有りました。ボクは即答しました。「テクニックでは、外食にかなわなくとも、例え一つのおにぎりでもいいです、心を込めて下さいね」と。家庭料理の良さは、食べ手の顔が見えることなのですから、愛情を込めれば、必ずや美味しく出来るはずなのです。それでもダメなら・・・・・「ボクを料理教室の講師として呼んで下さいね(笑)」