南魚沼市・塩沢駅近くの「塩沢宿商店街」約50軒のお店では、来月3日まで、江戸時代から続く伝統的な「新旧雛飾り」の展示を一般公開していることを地元の方に教えて頂き、早速、仕事の前に見せて頂きました。商店街はとても美しく風情があり、個性的な雛飾りの数々に思わず見入ってしまいましたが、特に300年前の雛飾りの前に立った時には、感動致しました。
雪深く長い冬場に、地道に織物などの家内仕事をする母親が、その合間に、子供の健やかな成長を願い、一生懸命に手作りした、各家庭の歴史、愛情のいっぱい詰まった素晴らしい雛飾りに言葉は不要だと思いましたし、こんなに素晴らしい雛飾りを見せて下さる伝統がこれからも永遠に続くことを願わずにはいられません。稲取の「吊るし雛」もそうですが、あらためて、時代は変わっても「親が子を想う気持ち」は世界共通で普遍なものだなと思いました。