アメリカ・アーカンソー滞在中には、何度か、現地のお子さん達に「食育」のお話をしたり、「料理教室」も開催致しました。
元々、日本とは「食文化」も違いますし、体内(特に消化器官)の構造、味覚も違いますから、「日本流」を押し付けるのではなく、まずは、アメリカ人の目線に立ち、彼らと同じ「食」を経験しながら(かなりきついですが)、語りかけることが大切なのではないでしょうか。
写真は、「オムレツ教室」の風景です。「中に入れる具材は何がいいかな?」と聞きましたら、皆、即答で「ハムとチーズ」。「了解(笑)」。だけど、「1人位「野菜!」って言う子がいてもいいのになぁ」と、内心ぼやきつつ、見本を作り始めますと、子供達は「かなり真剣な眼差し」で、私の手元を見つめていました。
ハムは、事前にオリーブオイルでソテーし、アメリカ流にケチャップとステーキソース、バーベキューシーズニングを加え、仕上げにチーズを入れてみましたが、これが意外に美味しいのです。
溶き卵は、塩・胡椒で軽く下味を付け、高温のフライパンで一気に仕上げるコツを「身振り手振り」で教えますと、子供達は、飲み込みが早く、初めてにしては上手く出来た子が多かったと思います。
付け合せは、これもリクエストに応えて、アメリカ流のスイートなシナモンロールにしました。「次回の付け合せは、ヘルシーなグリーンサラダだよ!」と、試食の時に言っておきましたが、どこまで分かってくれましたかね(笑)