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2008年05月 アーカイブ

2008年05月01日

名古屋にて、大盛況の「オリーブオイルセミナー」 (1)

先月、名古屋駅前・ミッドランドスクエア42階のイタリアンレストラン「エノテカ・ピンキオリ」を会場にした「美と健康」がテーマのオリーブオイルセミナーが、私のトークショー形式で、楽しい雰囲気の中、開催されました。
主催は、通販番組「QVC」で、そのお客様60名様限定のご招待だったのですが、抽選には、かなりの応募が有り、競争率も非常に高かったそうで、改めて健康食品であるオリーブオイルの「人気の高さ」を実感致しました。
まずは、オリーブオイルの種類や、その使い分け、特に、御化粧品としての効能を解説させて頂き、実際に数種類の味の異なるオリーブオイルを、パンに漬けてテイスティングして頂きましたが、「こんなに軽くて美味しいオリーブオイルは初めてです!」という感激のコメントが多く、とても嬉しかったです。
上質のオイルを手にも塗って頂きましたが、嫌な臭いも無く、べとつかずに、さらっと伸びて、数分後には、手が滑々になるのを体験して頂き、みなさんの「オリーブオイルに対するイメージ」が、少しでも良くなり、今回のセミナーが、「健康的な生活」のきっかけになれば光栄に思います。




2008年05月02日

名古屋にて、大盛況の「オリーブオイルセミナー」 (2) 

トークショー形式で盛り上がった「オリーブオイルセミナー」の後のお食事は、今回、レストランの方に全てお任せ致しました。と言いますのは、通常、このようなイベントでのお持て成しのお料理は、私自身で作ることが多いのですが、この日の会場となったレストラン「エノテカ・ピンキオリ」の料理長・村田卓氏は、私の辻調理師学校の優れた後輩であり、是非、お客様にも、彼の素晴らしいお料理を食べて頂きたかったものですから、事前の打ち合わせで、その旨を村田氏に伝え、快諾して頂きました。
会食中は、これも普段は無いことですが、私もお客様と一緒のテーブルに着き、マイクを片手に、一品ずつお料理の解説をさせて頂きながら、和やかに進行致しました。お客様と同じ目線で食べながらのトークもなかなか楽しいもので、テーブルマナーやイタリア料理の歴史まで、肩の凝らない面白いお話を色々させて頂きました。もちろん、お料理からは、村田氏の気合と情熱が充分に伝わり、皆様には大満足して頂けたことと思います。
手打ちパスタも美味しかったですし、特に、お魚料理の甲殻類のソースが香りも良く、絶品でした。「さすがだね!村田君」持つべきものは「優れた後輩」だなと、つくづく思いました。これからも頑張って欲しいですね。




2008年05月07日

GW・住宅展示場で出張料理

今年のゴールデンウィークは、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?
私は、お蔭様で仕事を沢山頂き、各地でお料理を作らせて頂きました。その中の幾つかをご紹介させて頂きます。
ゴールデンウィーク最初の日曜日の4月27日には、東京・世田谷区の住宅展示場・屋外駐車スペースにテントを設営し、テーブルもレンタルして、仮設・青空レストランを1日限定でオープン致しました。今回は、展示場にいらしたお客様、先着30名様へのご招待ということでしたが、受付開始後5分足らずで満席になってしまうほど大人気だったことには、正直とてもびっくり致しました。遠方からいらして頂いたのに、席数の関係でお食事をして頂けなかったお客様も多く、その点だけは、本当に申し訳なかったと思っております。
今回のメニューは、「美と健康のためのヘルシーなオリーブオイルクッキング」がテーマでしたので、旬の有機野菜をたっぷり使ったお料理ばかりで、上質のオリーブオイルと共に、隠し味には、味噌・醤油・梅肉・胡麻ペーストなど、和のテイストをふんだんに取り入れ、とても好評でした。
レシピを教えて欲しいと言うお客様も多く、食後は、「プチお料理教室」としても、皆様にお楽しみ
頂けたのではないでしょうか。



GW・住宅展示場で「オリーブオイル講習会」

限定30名様の「お食事会」の後は、会場を別のテントに移し、お食事出来なかった皆様のために「オリーブオイル講習会&究極のドレッシング作り教室」を開催致しました。
まずは、コグレお薦めの世界のコンテストで優勝している、イタリア・シシリア産エキストラバージンオリーブオイルをパンに漬けて食べて頂き、次に身近で手に入る低価格のエキストラバージンオリーブオイルもパンに漬けて食べて頂きました。
「良い物を知ると、三流の物はすぐに分かる」と言いますが、オイルも同様でして、上質な物は、酸化しずらく味も良く、サラッと軽いのですが、後者は、味も無く、油っぽい重さがあり、その違いは歴然としており「オリーブオイルにも色々有る」ことが分かって頂けたと思います。
次に「ドレッシング作り教室」に移りましたが、オイルが上質であれば、余計な物を加える必要が無いことを、サラダをご試食して頂きながら解説致しました。上質なオイルが有れば、オイル3に対してバルサミコ酢1の割合で合わせておくだけで「究極のドレッシング」の出来上がりです。日本人は、酢の強い酸味が苦手なので、ほのかに甘味のあるバルサミコ酢を今回は使いましたが、もちろんワイン酢、フルーツ酢、米酢等、ご自由に酢の種類は変えて頂いて結構です。
ここでポイントがもうひとつ有るのですが、ドレッシングの中に塩・胡椒は加えません。レタスのサラダでも、冷やしトマトでも、お刺身でも、先に塩・胡椒してからドレッシングをかけると、グッと素材の旨みが引き出されるのです。是非、皆様もお試し下さいませ。

コグレお薦めの「世界のコンテストで優勝しているオイル」は、御化粧品としても高品質で、とても人気が有ります。ご購入されたい方は、私までお問い合わせ下さい。メールはkogure@kogure-t.jp ファクスは047-422-1360になります。宅急便で全国に配送致します。



GW・初節句を祝う出張料理

先日、50代の女性から、こんなお問い合わせが有りました。「5月5日の子供の日に、可愛い初孫の初節句を祝う会を予定しています。その日には、体が弱り、普段、外出したがらない、田舎に住む高齢の曾おじいちゃんと曾おばあちゃんが「曾孫に会えるのなら」と、楽しみに上京して来るのですが、ゆっくり寛いで頂くために外食はしたくないのです。そこで、小暮さんに、そんな高齢者でも食べられるようなお料理を作って頂けますか?」と。
私は、即答致しました。「お任せ下さい。老若男女、どなたでも美味しく食べて頂けるヘルシーなお料理が、私の得意とするところです!」しかし、実際には、世代が違えば、「食の嗜好」も当然異なりますし、全員が美味しいと納得して頂ける料理、味付けは、かなり難しいものです。それは、出張料理を始めて17年経った今でも思いますし、毎回、試行錯誤の連続です。
それでも、毎回、お客様には、ご満足頂き、またご紹介を頂いて、ここまで来ることが出来ました。
そこで思うことは、「美味しいお料理を作るには、ハート、愛情を込めることが一番大切である」ということです。私は、今回のお客様も「自分の家族」だと思って気持ちを込めて作ったつもりですし、それが、お料理を通して伝わったのなら、これほど嬉しいことは有りません。
初孫ちゃんは、まだ8ヶ月で、歯もこれからなのですが、パパが私のお料理を少しずつ食べさせようとすると、本当に美味しそうに食べてくれ、みなさん、びっくりしていましたし、曾おじいちゃん、曾おばあちゃんも「可愛い曾孫と一緒に美味しい食事が出来て、なんて私らは、幸せなんだろうね。これでまだまだ長生き出来るよ!」と感激のご様子でした。こんなに素晴らしい空間をお客様と共有させて頂き、「この仕事は一生やめられないな」とつくづく思いました。



GW・最終日に「最高のバースディー」

ゴールデンウィーク最終日の6日は、「お爺ちゃんの快気祝いの会」のお料理をご依頼頂き、都内のお客様宅に伺いました。お孫さん達も大勢集まり、とても明るく和やかな雰囲気のお食事会で、「大勢の家族・親戚で楽しく囲む食卓は、温かくて良いものだなぁ」と脇でお料理しながら、つくづく思いました。
今回の皆様も、年代は様々でしたが、皆様を自分の家族だと思い、愛情を込めた、お野菜中心のヘルシーなお料理は大好評で、とても嬉しかったです。「食育」への関心をお持ちの方も多く、途中で「食育プチ講演」もさせて頂きましたが、共感して頂けたようで、そちらも、かなり盛り上がりました。
お料理をすべて出し終え、楽しい余韻に浸りながら、後片付けをしていましたら、嬉しいハプニングがありました。なんと、奥様が私のホームページから、本日が誕生日であることに気付いて下さり、素晴らしい花束をプレゼントして下さったのです。ご家族全員からも拍手を頂き、こんなに嬉しいバースディーは初めてでした。お客様ではありますが、皆様が本当の自分の家族のように思えて、感無量でした。
今回、私がデザインした、「オリーブ模様のオリジナルランチョンマット」をお使い頂いたのですが、「記念にしたいので」と、最後にリクエストを頂き、心を込めてサインさせて頂きました。



2008年05月19日

岩手の秘境で「沼海老」獲りに挑戦 (1)

先週、「地産地消の料理教室」の講師として、岩手県一関市花泉に伺いました。この辺は、豊かな自然の恵みが多く残されてる農村地帯でして、時間はゆっくりと流れ、人々はとても素朴で温かく、心癒される素晴らしい「心のふるさと」といった感じで、いつまでも滞在していたくなってしまいます。
料理教室の前日に、主催者の方から地元の「沼海老獲り名人」をご紹介して頂き、早速、「誰にも教えた事が無い」という秘境の沼まで御伴し、「沼海老獲り」を体験させて頂きました。
道具は、竹と網で出来ている、名人手作りのシンプルな物ひとつだけで、20年以上使い続けている「優れもの」だそうです。
軽自動車で、延々と続く狭い農道を走り続け、やがて、車も自転車も入れないような奥地に到着しますと、そこから先は、緩やかな登りの坂道を40分位、道具を抱えてひたすら歩き続けます。
森の中から突然、目の前に沼が現れますと、にっこりした名人は、水面を見回し、道具を浅瀬に 
入れて漁の開始です。
水温の上がるこの時期が、「沼海老の旬」だそうで、水面近くを泳いでいる沼海老をすくうように獲っていくのですが、人間が本来持つ、「狩猟本能」が目覚めたのでしょうか、夢中であっと言う間の2時間でした。



岩手の秘境で「沼海老獲り」に挑戦 (2)

名人がおっしゃるには「獲れた沼海老は、シンプルに水ですすぎ、塩のみ加えて炒ってゆくのが一番」ということで、早速、実践してみました。
強火にかけ、赤く色付いたら出来上がりなのですが、地元では、これを突き立てのお餅に絡ませて食べるのが、一般的だそうです。
お餅に絡ませますと、沼海老の持つ濃厚な香りが引き立ち、とても豊かな味わいになります。まさしく「地産地消」、地元の素材同士を組み合わせるのが「美味しい料理の原点」だということを改めて感じました。



2008年05月22日

信州・鬼無里の素晴らしい「水芭蕉」

山々の雪も解け、新緑の美しい5月になりますと、各地で「山開き」の式典が開催されます。昨日も群馬・福島・新潟・栃木の4県にまたがる「尾瀬国立公園」の「山開き」が群馬県片品村で行われ、登山の安全と自然保護を祈願した後に、多くのハイカーが木道の脇から顔を出し始めた水芭蕉を楽しんだようですが、信州・長野にも水芭蕉の見所は沢山有りまして、私も先週、出張料理で長野に伺った時に鬼無里(キナサ)の「奥裾花自然園」に立ち寄り、満開の水芭蕉を堪能して来ました。
ここ奥裾花の秘境に水芭蕉の群生が発見されたのは昭和39年とのこと。周囲1000mの範囲に密生し、その数は何と81万本、群生地としては、尾瀬などより大きく「本州一の規模」だそうです。5月初旬から6月上旬頃まで、雪解けの後を追って今池湿原・こうみ平湿原一帯に白い清楚な姿を見せてくれるのですが、花が終わると葉は大きく成長し、夏にはヨシも伸びて、湿原全体をすっかり覆いつくします。
このような素晴らしい自然がいつまでも遺されることを願わずにはいられませんね。



2008年05月25日

亀戸・浅間神社で結婚式の出張料理

大安の昨日、緑に囲まれて、とても閑静なロケーションの「亀戸・浅間神社」で結婚式をされるお客様からのご依頼で、挙式後に神社内で行われる「ご披露パーティー」のお料理を作らせて頂きました。
ご参加者は、ご親族様と数名のご友人様のみということで、20名様位の、とても温かく、アットホームな雰囲気に包まれた、素晴らしいお食事会となりました。
午前中に行われた結婚式では、伝統的なお衣装で正装をされた新郎新婦様のお姿に、境内から見守っていた、多くの地元の方々からも歓声があがり、「神社の結婚式っていいなぁ!」とつくづく思いました。
お料理の内容ですが、お年を召した方から、お若い方まで、幅広い年齢層の方々にご満足して頂けるように配慮し、「お野菜中心のヘルシーな和風テイスト」を心がけました。もちろん、オリーブオイルを隠し味に使っており、新郎新婦様からのリクエストで「オリーブオイルの効能・使い方」などのお話もさせて頂きました。新郎様のご実家は、四国・松山だということで、今度は是非、四国にも出張料理で伺わせて頂き、大好きな「じゃこてんうどん」を食べたいですね。



2008年05月30日

コグレ・オリーブ農園より

本日、実をつけ始めて3年目の我が農園のオリーブの木に、とても小さく、白くて可憐な花が咲きました。今年は、例年よりやや遅めの開花でしたが、7月下旬にはグリーンの実がなると思います。
いずれは、自家製のバージンオイルを絞りたいと思っていますが、実をつけ始めて10年位しませんと絞れるほどの量は取れませんので、今年辺りはまだ、少ない実を塩漬けにして、そのまま頂こうかと思っています。ちなみに、最初の写真は、開花直前のオリーブの花です。


コグレ・オリーブ農園の果実の花

我がオリーブ農園では、オリーブのほかにレモン、オレンジ等の柑橘系果実の木が8種類と、りんご、いちぢく、洋梨、プルーン、枇杷、木苺等、沢山のフルーツの木も近くに植えています。
これは、イタリア・シシリアの農園から学んだことなのですが、どの果実もこの時期に開花しますので、近くに植えておきますと、花粉同士が交配し合い、よりフルーティーで美味しいオリーブの実が出来るのです。いずれは、シシリアの「世界1のオリーブ園」に負けないくらいのオイルを絞るのが、私の目標です(笑)
最初の写真は、華麗な木苺の花です。来月後半には、豊かに深紅色の実が生ります。下の写真、枇杷は、千葉県の特産品でもありますが、生命力がとても強く、つい先日開花したと思いましたら、すでに沢山の実が色付いていました。これからは、食べ頃の枇杷を狙う鳥達との戦いになりますね(笑)

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