エジプトでは、レストランに入りますと、必ず出される前菜が有ります。その代表が「タヒーナ」と呼ばれる「ゴマのペースト」で、焼きたての「アエーシ(エジプトのパン)」との相性がとても良く、「アエーシ」にたっぷりと付けて食べるのが、エジプト流です。
もうひとつは、焼き茄子をペーストにして、ガーリックの風味を効かせた「バーバガヌーグ」で、これもまた「アエーシ」に付けたり、そのまま食べたりするのですが、どのお店で食べても、本当に美味しかったです。
その他では、「レンズ豆のサラダ」や「揚げ茄子のマリネ」もさっぱりとしていて、毎日食べても飽きることなく、私は大好きです。
エジプト料理では、どの前菜も、体に優しい食材ばかりで、そのまま食べても充分に美味しいのですが、私は、地元で購入した、お気に入りの「エジプト産・オリーブオイル」をいつも持ち歩き、全ての前菜にかけて食べてみました。そうしましたら、「オリーブオイル」をかけることにより、どの料理も素材の旨味がグッと引き出され、より美味しくなることに気が付きました。何軒かのレストランで、そのお店のシェフ達と一緒に「食べ比べ」をしてみたのですが、どのシェフも「オリーブオイルをかけた方が美味しい!」と言って、「オリーブオイル・マジック」に驚いていました。
次回、私が訪れた際には、どのレストランも、テーブル上に「卓上オリーブオイル」が置いてあることでしょう(笑)