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シシリアの名門オリーブ園を訪ねる旅 (3)

シシリアの名門オリーブ農園「ラビダ」では、オリーブ園の中に搾油所が有り、オリーブの実が新鮮なうちに搾ることが出来る、最高の設備が整えられています。
(3)では、搾油所での工程をレポートをさせて頂きます。
まずは、実に残っているオリーブの葉をエアーで吹き飛ばします。その後、ベルトに乗せて洗浄し、実をすり潰しますが、この工程では、すでにオリーブの良い香りが漂い始め、上質のオイルが搾れることを予感させてくれます。ペースト状態になった実は、給油タンクのような形の遠心分離機にかけられ、約1時間後に見事なグリーン色の「新オイル」が出てきます。この風味、香りは、本当に素晴らしく、皆様にそれをお届け出来ないのが、とても残念ですが、来年以降、私が「世界一の搾りたてオイルを味わう旅」を企画して、皆様をご案内したいと思っておりますので、どうぞ、御期待下さいませ。
ラビタ社長のナタリアさんには、バケットをトーストして頂き、地元トラパーニュの天然シーソルトと搾りたてオイルをかけて試食させて頂きましたが、もう言葉にならないほど美味しくて、感動致しました。まさに「スローフードの極み」ですね。
この瞬間に立ち合わせて下さったナタリアさんと、素晴らしい環境の中で見事な実を付けてくれたオリーブの木々には、感謝の気持ちで一杯です。








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2008年12月09日 23:54に投稿されたエントリーのページです。

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