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シシリアの名門オリーブ園を訪ねる旅 (5)

ラビダ農園滞在中の私は、お忙しいナタリア社長に代わって、息子さんのアルフレッド君(10才)と行動を共にすることが多かったのですが、彼は、料理やお菓子作りが大好きで、とても上手に色々な物を作ってくれました。
まず、驚いたのは、近くの魚屋さんに行ったと思ったら、いきなりキッチンで、魚の下拵えを始めたのです。欧米人には、魚の頭を嫌う方も多いのですが、かれは、とても逞しく、見事に三枚卸しに仕上げたのですから、素晴らしいですよね。
魚の身は、オリーブオイルを敷いたフライパンで焼き、レモン風味の手打ちパスタに絡めてくれましたが、もう、感動でした!味は、少しボケていましたが、塩の振り方を教えてあげましたら、すぐに理解し、味を修正しましたから、立派なものです。
「ミスターコグレは、スイーツも好きですか?」と聞かれましたので、「大好きですよ」と何気なく答えましたら、今度は、お菓子用のミキサーと小麦粉を用意し、チョコレートケーキとクッキーを焼いてくれました。
近くでは、おばあちゃんが心配そうに見守っており、段取りの危うい場面では、少し助け舟を出していましたが、大人達の不安も物ともせず、楽しそうに作り上げたのですから、これは「将来の名シェフ」間違い無しですね(笑)
ラビダさんは、おばあちゃんもナタリアさんも、お料理教室を開催するほどの腕前で、アルフレッド君も、小さい頃からキッチンが遊び場だったようですので、見よう見まねで大人の真似をしていて、料理作りの楽しさに目覚めたようですが、家族みんなでキッチンに立てるなんて素晴らしいですし、是非、全国のお子さん達には、料理作りの楽しさを体験して頂きたいですね。料理作りから、生きてゆく上で大切なことが沢山学べるはずですから。




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2008年12月10日 10:28に投稿されたエントリーのページです。

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