« 2009年01月 | メイン | 2009年03月 »

2009年02月 アーカイブ

2009年02月01日

ご家族4世代お揃いのお宅で「出張料理」

先日、都内のお宅に伺い、ご家族4世代がお揃いのお食事会で、お料理を作らせて頂きました。
この日のお食事会の主旨が、97才になられたおばあちゃんの「快気祝い」と、奥様の「お誕生日のお祝い」ということで、とても素晴らしい機会に呼んで頂けたことが、とても嬉しく、いつも以上に真心を込めてお料理させて頂きました。
メニューは、お野菜が中心の「和風の味付け」を心がけ、お箸で召し上がって頂けるように、盛り付けも工夫致しましたが、「普段は、あまり召し上がらない」とおっしゃっていたおばあちゃんが、殆んど残さずに食べて下さり、初めは、周りで、少し心配そうに見守っていらしたご家族の皆様も、とてもびっくり、感激のご様子でした。
おばあちゃんのすぐ両隣りには、可愛らしいひ孫さん達が腰掛け、おばあちゃんが美味しそうに食べている様子を見ながら、同じように一生懸命に食べて下さり、「これが、本当の家族団欒の姿なんだなぁ」と、「私自身の子供の頃の食卓」も思い出し、とても感動致しました。
写真のお料理は「千葉・勝浦産の初鰹と天然海老の和風カルパッチョ、切り干し大根のサラダ添え」です。
市場で、初鰹を見かけるようになりますと、「暖かい春は、もうすぐだなぁ」と、思います。
この佳き日に呼んで下さった皆様、本当に有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。




2009年02月08日

フレンドリーな「結婚祝い」のお食事会

先日、地元・船橋にお住まいのお客様から、こんなご依頼がありました。
「最近、社内結婚した職場の同僚のお祝いと、新年会を兼ねた、カジュアルなお食事会をしたいのですが、出張して頂けるような場所が無いので、以前、お料理教室で伺った、コグレさんのキッチンスタジオをお借りしても宜しいですか?」と。私は、スケジュールを確認し「もちろんどうぞ。ウチで宜しければ、喜んでお待ちしております」ということで、9名様のご予約を頂き、とても明るく、アットホームな雰囲気の中で、お料理させて頂きました。
メニューは、いつものように、旬のお野菜を30種類以上使い、オリーブオイルが決め手のヘルシーな内容でしたが、お客様から事前に「玄米ご飯」のリクエストもありましたので、炊く時にオリーブオイルとバルサミコ酢、古代米を加えた「コグレ流・美味しい玄米ご飯」も、コース料理の他にお出し致しました。
「ご飯の分だけ、量的に、多かったかな?」と、少し心配していたのですが、皆さん、お若いからか「おかわり」されるなど、気持ち良いほどに「完食」して下さり、とても嬉しかったです。やっぱり、「楽しく、美味しい食卓」が、一番ですよね。
お食事後には、私オリジナルの、拭けば何度でも使える「特製ランチョンマットとコースター」に、サインを入れてプレゼントさせて頂き、恒例の「世界中のマグネットが貼ってある冷蔵庫の前での記念撮影」をして、お開きとなりました。
皆さん、是非、また、いらして下さいね。これからの季節は、お昼のランチもいいかもしれませんね。オリーブとレモンの木々に囲まれた、地中海風のお庭を見ながら、お食事をするのは如何でしょうか?



2009年02月11日

三鷹・住宅展示場で「お野菜たっぷり、スープパスタ」のおもてなし

建国記念日の本日は、普段暖かい船橋辺りでも、午前中に小雪がちらつくほどの冷え込みでしたが、皆様は如何お過ごしでしょうか?
私は、朝から三鷹市にある住宅展示場に伺い、見学にいらしたお客様へのサービスとして、世界一のオリーブオイルで作った「お野菜たっぷりのスープパスタ」を、先着80名様に作らせて頂きました。
午前中の三鷹市は、船橋よりさらに冷え込みが厳しく、「この天候では、お客様も集まらないのでは?」と、心配しておりましたが、お昼過ぎには、行列が出来るほと゜の盛況振りで、アッと言う間に80食の予定数を超え、とても嬉しかったです。
お客様の多くは、ご家族連れで、小さなお子様も多かったのですが、今回は、あえて、お子様にも、お野菜たっぷりの「一人前の量」で出させて頂き、「オリーブオイルが隠し味の、鰹と昆布でとった本物の出汁の味」が、どれ位受け入れられるかを見てみました。
私の予想では、化学調味料を使った場合に比べて、味のインパクトが弱い分、物足りなさを感じて「残すお子さんが多いのでは?」と思っておりましたが、なんと、ほとんどのお子さんが、美味しそうに完食して下さったのです。しかも、ある親御さんからは「ウチの幼稚園の息子は、ピーマンが嫌いなのですが、このスープは、何も言わずに、全部食べてくれました!」と、本当に嬉しそうに話して頂き、感無量でした。
これからも、全国のお子さん達に、健やかな成長に欠かすことの出来ない「本物の味」を伝えてあげることが「私の使命」だと思っております。
このご縁を下さいました、三鷹・住宅展示場のスタッフの皆様、心よりお礼を申し上げます。有難う御座いました。




2009年02月17日

小豆島産の美味しいオリーブオイルと手延素麺

小豆島産の上質なオリーブの実だけで搾った、こだわりのエキストラバージンオリーブオイルを、今年も送って頂きました。それは、小豆島町池田にある「岬工房」さんで作られている物なのですが、代表の土居さんは、オリーブに対する愛情、造詣がとても深い方で、私も色々と教えて頂いている「心の師匠」でもあります。
昨年が、丁度、小豆島にオリーブの木が植えられて100年目の記念すべき年だったこともあり、土居さんの方から「是非、一緒に、世界に誇れるオリーブオイルを作りましょう!」と、声をかけて頂き、今年から「岬工房」さんのアドバイザーとして、「より良いオイル作り」に参加させて頂けることになりました。
今から、秋の収穫が待ち遠しいですし、ワクワクしてきますね(笑)今年は、小豆島に伺う機会が増えそうで、本当に嬉しいです。
小豆島と言いますと、「手延べ素麺」も有名ですが、じつは、オリーブオイルとの相性も抜群なんです。
写真のお料理は、茹で立ての素麺にオリーブオイルとお醤油だけで下味を付け、鰹節と刻んだ昆布、白ゴマを合わせた1品なのですが、これが、とても美味しいのです。サラダ感覚でお召し上がり頂いても結構ですし、充分、メインにもなります。是非、皆様もお試し下さいませ。



初心が甦る「辻調・アキバカフェ」

私の母校、辻調理師専門学校(略して辻調)のサテライト・キャンパスが、秋葉原にあります。
辻調の先生方が出版されている、料理関係の書物はもちろんのこと、卒業生が経営する飲食店の情報まで分り易く揃えられており、美味しいコーヒーを頂きながら閲覧出来ることから「アキバカフェ」とも呼ばれており、私もよく利用させて頂いております。
ここに来て、20数年前に熱心に読んでいた書物を開きますと、一瞬にして「毎日が新鮮で、とても楽しかった」大阪・阿倍野の学生時代のことも思い出しますし、夢中で過ごした、本場フランスでの修行時代や、帰国後に就職した東京、千葉のレストランでの苦しい修行時代のことも鮮明に甦ってきます。
特に、東京、千葉での修行時代には、お店の先輩達から、「強烈ないじめ、嫌がらせ」をされ、辛くて仕方ない日々が続いていましたが、「もう耐えられない!我慢の限界」が来ますと、無意識のうちに東京駅に向かい、新幹線に飛び乗って、大阪の母校に駆け込んだことが、何度もあります。蒼ざめた顔で、フラフラになりながら、在学中にお世話になった先生方を訪ねますと、いつでも温かく迎え入れて下さり、「悩みのすべて」を聞いて頂き、その都度、適切なアドバイスを頂いて救われた気持ちになりました。
今、こうして、「食」を通した仕事が続けられているのも、私の母校・辻調の先生方のお力添えのおかげですし、これからは、何かしら、母校に対しても「恩返し」をしたいと思っております。
「アキバカフェ」では、定期的に、卒業生以外の方々も参加可能な勉強会「アキバ塾」が開催されており、いずれは、その講師としても参加させて頂けたら光栄です。
先日の「アキバ塾」では、日頃からお世話になっております、辻芳樹校長先生にも、久々にお会いすることが出来ました。「これからも宜しくお願い致します。」と、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。



2009年02月25日

長野県飯田市で「農商工連携の講演会」

先週末は、「中小企業基盤整備機構・地域資源活用支援課」様からのご依頼で、長野県飯田市に伺い、「豊かな農産物・食を通して、南信州を活性化するヒント」をテーマに、講演させて頂きました。
この日は、地元以外の遠方からも、予定人数を大幅に超える皆様にいらして頂き、急遽、会場を広い場所に変更するなど、スタッフの方々は、直前の準備に大変だったと思いますが、職種の違う皆様に、本当に熱心に私の講演を聴いて頂き、それがとても有難く、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
飯田には、今までにも、宝飾の展示会等で「お持て成しのお料理」を作るために、5-6回来させて頂きましたが、いつでも、地元のみなさんは、素朴な笑顔で私を温かく迎えて下さり、とても嬉しく思っています。
さらに、地元の新鮮な野菜が中心の「郷土料理」が、しみじみ美味しくて、近くには「昼神温泉」をはじめとした、良い温泉もたくさんあって、私にとりましては「飯田は、とても魅力的な町」に見えるのですが、なぜかこの辺の商店街は、あまり活気が無く、人通りも少なくて、地元の年配の方々からは「何しろ、若者の働き場所が無いんだよね。みんな都会に出て行ってしまう」という、寂しげな嘆きの声をよく耳にし、とても複雑な思いでした。
「世界中で学んだ<食>という、私の経験を生かして、何かお役に立てることはないだろうか?」と、ずっと考えていましたら、今回の講演のお仕事を頂きまして、「これは、チャンスだ、やるしかない!」という、抑えきれない「熱い気持ち」が、心の底から湧き上がってきました。
こんなに素晴らしい「自然という遺産」がありながら、生かせないでいる現状に「このままでは、いけないよね」という、漠然とした危機感を抱いていらっしゃる方々は多いと思いますが、「どうにかして、この遺産を守り、発展、活性化させよう!」という、前向きな熱い気持ちを持った方々が大勢いらっしゃることを、今回の講演会で知ることが出来まして、私自身、とても勇気が湧いてきました。
「今日、会場で出会ったみなさんと力を合わせて、ご先祖様が築いて下さった「遺産」を、身近なところから、発展させて行こう!」という方向性で、これから南信州は、どんどん魅力的になっていくと思います。
飯田は、長野県でも雪が少なく、意外に温暖ですので「オリーブの木をたくさん植えて、<長野産のオリーブオイル>を搾れたら最高だなぁ!」などと、密かに考えていますが、必ずや、実現しますよ(笑)。
夢は、どんどん広がります。皆様も、どうか、応援して下さいね。



2009年02月28日

最近、出合った南仏の「美味しいオリーブオイル」

ここ数年、世界的に「スローフードの代表」とも言えます「ヘルシーなオリーブオイル」の人気が高まり、各国の需要も急増しているようですが、「オリーブオイルのソムリエ」として全国で普及活動をさせて頂いている私としましても「これはとても良い傾向だ」と、嬉しく思っております。
最近も、とても美味しい上質のオリーブオイルに出合うことが出来ましたので、ご紹介させて頂きます。
まずは、南フランスのプロバンス地方から届いた「ムーラン・サン・ミッシェル」なのですが、金色に輝く、とてもオシャレな容器に入った、香り高く、フルーティーでコクのあるオイルです。
そのままスプーンに載せて飲んだり、パンに浸けて食べて頂きますと、その「南仏産特有のバランスの良さ」がすぐにお分かり頂けると思いますが、その他の楽しみ方としましては、新鮮な白身魚のお刺身や塩焼きにかけたり、レタスを使ったサラダのドレッシングとしてお使い頂くのが私のお薦めです。
ドレッシングにする場合には、オイル3に対し、レモン汁(または白ワイン酢)1の割合で混ぜて頂くのが基本ですが、お刺身や塩焼きにかける場合には、お醤油を少し加えて頂いても良いかと思います。
皆様も是非、お試し下さいませ。
         オイルのお問い合わせ先 <ヨシモン・鎌田様> 
         sphs75a9@marble.ocn.ne.jp までお願い致します。


最近、出合ったスペイン産の「美味しいオリーブオイル」

先日、有楽町の東京国際フォーラムで開催された「世界料理サミット2009」にご招待頂き、早速、伺って来ました。
会場では、世界的に有名なシェフが集まり「料理講習会」が盛大に行われたり、都内一流店の味を楽しむことの出来る「イートイン・コーナー」があったりして、美味しい物好きには堪らない「夢のような空間」でした。
その中でも、特に私が惹かれたのは、日本では、簡単に入手出来ない、ヨーロッパ産の上質なオリーブオイルの展示コーナーでした。もちろん、すべてのオイルをパンに浸けて試食させて頂きましたが、どれもレベルが高くて、本当にびっくり致しました。
「日本でも、こんなに優れたオイルを手軽に味わえる時代になったんだ」と思うと、感慨深く、嬉しくて仕方ありませんでしたが、色々と試した中では、スペイン・バレンシア地方産の「マシア・エル・アルテ」が一番印象に残りました。
ボトルの下に記されている「酸度0.08%未満」という表示が、品質の高さを物語っておりますが、味見してみますと、ポリフェノールを感じさせる「植物的なグリーンの風味」がしっかりと強く、良い環境で丁寧に栽培され、搾られたオイルであることが、よく分ります。
このオイルは、日本にも輸入されておりますので、是非、皆様もお試し下さいませ。
          お問い合わせ先 <トーホーフードサービス>
          TEL 03-5677-1930  までお願い致します。



About 2009年02月

2009年02月にブログ「小暮BLOG」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2009年01月です。

次のアーカイブは2009年03月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

料理研究家 小暮剛 オフィシャルサイト