飯山と言えば、昔ながらの美味しい「野沢菜漬け」で有名ですが、それらを何とか「飯山の名物料理」に活用出来ないものかと、ずっと考えておりました。
今回の滞在中には、地元の生産者のみなさんとお会いして、漬物作りの現場も体験させて頂きましたが、手間暇のかかる伝統的な手法を頑なに守り続けているみなさんの姿には、とても感動致しました。
まさしく、「野沢菜漬け」は、飯山が世界に誇る「スローフード」ですね。
特に、印象深く、感銘を受けたことは、かつて北信州が日本海からの「塩の道」だったこともあり、海から遠い内陸部であるにも係らず、上質な塩へのこだわり、意識がとても高く、それが漬物作りにも生かされているという点です。
そんな「素晴らしい先人の知恵、塩の食文化」を守り、発展させていくためにも「野沢菜漬け」を使った「ヒット商品」を考えたいと思っていたのですが、「それならば!」と半年間かけて「野沢菜・塩天丼」を開発致しました。
地元の野菜やキノコ類を天ぷらにして、「タレ」の代わりに「塩」をかけるのですが、それが「抹茶塩」であったり「山椒塩」、「カレー塩」だったりするのです。どの塩にするのかはお客様に選んで頂くようにすれば、楽しいと思うのですが、如何でしょうか?
「野沢菜漬け」は、予め、オリーブオイルであえておき、刻んで、雑穀入り御飯に混ぜておくのがポイントなのですが、天ぷらとの相性も抜群で、とても美味しいのです。
4月中旬にリニューアルオープンする、北竜湖畔のレストハウス「欅(けやき)カフェ」にて、この「野沢菜・塩天丼」をはじめ、今まで私が開発、ご指導させて頂いたメニューが、順次登場致しますので、どうぞ、ご期待下さいませ。