11月18日から21日まで、熊本県天草市五和町に伺い、地元食材とオリーブオイルが主役の料理教室&講演会をさせて頂きました。
きっかけは、今年の4月に頂いた天草市五和支所・地域振興課の大田様からの、お問い合わせに始まりました。
天草市では、温暖な気候と耕作放棄地を活かし、今年度より「オリーブの島づくり」に着手していらっしゃるそうで、今年の春先には、九電工さんが五和町に1600本のオリーブの木を植栽されたとのこと。
そこで、地域のみなさまを対象にして「オリーブオイルの勉強会」をするために、是非とも、私に講師として来て欲しいという、とても有難いお話を頂いたのです。
天草市は、バランスの取れた豊かな自然の中で、優れた食材に恵まれており、以前から訪れたいと思っていましたので、「念願が叶った!」とばかりに、すぐにお受け致しました(笑)。
福岡空港から天草航空のプロペラ機に乗り継ぎ、約30分で快晴の天草空港に到着しますと、出迎えて下さった大田様、同じく地域振興課の西崎様と共に、早速、1.8haもある見晴らしの良い、広大なオリーブ農園に向かいました。
ここの管理を担当されている方にも、色々とお話を伺ったのですが、元々、土壌の性質としましては、オリーブ向きではなかったようです。つまり、水はけも良くなく、酸性質の土地だったということで、排水管を設置したり、アルカリ質のクド石灰をまくなどして、最初は、御苦労の連続だったようですが、その甲斐あって、今では、とても元気に、9種類のオリーブの苗木は生育しておりました。
この辺では、イノシシも出るそうですので、農園の周りには、電気柵を巡らせており、「上質のオリーブを栽培し、守るための準備は万端」といった感じで、オリーブの実が生る、近い将来がとても楽しみになってきました(笑)。
オリーブ農園を視察させて頂いた後には、五和地区の生産者のみなさまのもとに伺い、御挨拶を兼ねて、実際に「目からウロコ」の、優れた食材をたくさん見せて頂きました。
天草での感動の滞在の模様を、数回に分けてレポートさせて頂きます。
福岡空港から天草エアーのプロペラ機で天草空港に向かいました。
日当たりの良い広大な農園で、オリーブは元気に成長しています。
どの品種がこの地に最適なのか観測データーも記録しています。
農園の周囲には、電気柵が張られ、イノシシの侵入を防いでいます。