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2011年 新年の御挨拶を申し上げます。

      
       新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

昨年の夏、日中の気温が45℃を越える猛暑のイスラエルを訪れました。その目的は、2000年以上の年月を生き続けており、世界中の人々から「永遠の命の象徴」として崇められているオリーブの木々が、イスラエルの「聖地・エルサレム」にあることを知り、何としても、そのオーラを肌で感じてみたかったからなのですが、イエス・キリストの足跡が数多く残され、クリスチャンやユダヤ教徒にとって最も神聖な場所のひとつである「オリーブ山」の麓に、その「永遠の命の象徴」を見つけることが出来ました。
直径がおそらく2m以上はありそうなオリーブの巨木の幹の割れ目の中からは、新しい生命力がみなぎっている太い枝が、何本も出ており、2000年という過酷な時間を生き抜いてきた力強さやオーラといったものが、ひしひしと感じられ、本当に心の奥底から感動致しました。
そして、我々人間は、決して自分ひとりの力で生きているのではなく、「尊い命を頂いて、命を繋がせて頂いている」という「自然の摂理の尊さ」にも想いを馳せました。
世の中が、どんどん便利になり、様々な情報が錯綜するなかで、少なくとも、将来の健康を左右する<食>の部分だけは、効率性や便利さに妥協することなく、強い意思を持って、我々の御先祖様が遺して下さった伝統的食文化の「原点」に戻り、「その原点とは何なのか」を、将来を担う全国の子供達に分り易く伝えて行きたいと思っておりますし、<伝統的な食>を通した「地域活性化」を、各地で実現して行くことが、本当の意味での「心豊かな社会の実現」に繋がって行く近道だと思っておりますので、今年も、さらに全国を飛び回らせて頂きまして、各地で地道に頑張って下さっている生産者のみなさまに<勇気と希望>を持って頂けるような、「具体的で発展性のあるアドバイス」をさせて頂けるように、精一杯努力して行きたいと思っております。
メディア等のインタビューでも、必ず、最後に申し上げるのですが、私の究極の夢は、「食を通した世界平和の実現」です。
この夢を実現させるための第一歩としましては、今や世界中から注目されている「ヘルシーな日本の伝統的食文化の素晴らしさ」を、我々日本人が自覚して実践することが、まず大切で、流行に左右されることなく、しっかりと足元を固めながら、「日本の伝統的食生活を続けていると、こんなに健康でいられますよ!」、「外国人のみなさんも如何ですか!」と、自信を持って紹介して行くことが出来たなら「食を通した世界平和の実現」も、そう遠い日ではないと思うのですが、みなさまは、どう思われますか(笑)。

               重ね重ね、今年も宜しくお願い致します。



エルサレムの苛酷な環境の中でも、生命力に溢れ、生き続けている「永遠の命の象徴」、樹齢2000年以上のオリーブの巨木の前で、そのオーラを肌で感じながら「命」について考えました。


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2010年12月31日 22:00に投稿されたエントリーのページです。

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