2012年 新年の御挨拶を申し上げます
新年明けましておめでとう御座います
昨年3月上旬に、以前から興味のあった「チリ共和国自治区・イースター島」を訪れ、未だに解明されていない「モアイ像」の神秘とロマンを体感して来ました。
タヒチからは東に4000km、チリの首都サンチャゴからは西に3800km離れた南太平洋にポツンと浮かぶ絶海の孤島、イースター島には、約1000体もの石の巨像が現存していますが、いったい何のために作られたのか、なぜそこまで大きくしなければならなかったのかを考えますと、本当にワクワクしてきます(笑)。
私の実家は、かつて石屋でした。父は、家業を継がずにサラリーマンでしたが、祖父は、私と同じ左利きで、とても腕の良い石職人でしたので、少なからず、手先の器用さという点で、私は祖父の血を受け継いでいる(隔世遺伝)と思っているのですが、そんな意味でも、イースター島は、私にとっての「強力なパワースポット」であることは間違い無く、とても居心地の良い空間でした。
日本人の現地ガイド、最上賢二さんにお聞きしましたら、「モアイ像は、基本的に海に背を向けて立っている」とのこと。それは、つまり、巨大な石像が、「村の守り神」として、そこで生活する人々を、高いところから温かく見守っていたことを意味します。
朝早く、心地良い海風を肌で感じながら、島内東岸を歩いてみますと、南太平洋に昇る朝日を背に受けて立つ15体のモアイ像「アフ・トンガリキ」に、偶然、遭遇致しました。その情景は、筆舌に尽くし難いほど凛々しく美しくて、心の底から感動致しました。さらに感動したことは「このモアイ像の視線の先には、津波で被害を受けた我が国・日本がある」ということです。
これら15体の「強靭なる守り神」は、いつでも、優しい視線で、我々を見守ってくれているのだと思うと、本当に心強いですし、必ずや、日本は、今まで以上の復活を遂げることが出来ると確信しています。
私も「食」を通して、全国のみなさまに笑顔と元気をお届け出来るように、益々頑張りますので、今年も宜しく御願い致します。
2012年元旦 小暮 剛
南太平洋に昇る朝日を背に受けて凛々しく立つ15体のモアイ像(守り神)は、我が国
日本を、いつでも優しい視線で見守ってくれています。
昼間に見るモアイ像は、こんな感じです。私も16番目のモアイ像のようですね(笑)。