2012年1月下旬にタイの首都バンコクを訪れ、「庶民の台所」と言われているローカル市場を歩いてみました。
開放感のある市場内には、新鮮で色鮮やかな野菜や果物類が豊富に並んでおり、奥の方では、魚介類や肉類の販売コーナーもあって、かなり見応えのある市場でした。
市場の入口付近には、美味しそうな御惣菜の屋台や、魚介類を焼いて売るお店もあり、とても活気があって、見ているだけでも楽しくなってきます(笑)。
世界各地で市場を訪れますと、その国の食文化はもちろんのこと、その背景にある国内情勢や経済情勢までもが見えてくるものですが、ここバンコクでは、世の中の流れに関係なく、肩の力を抜いて「伝統的食文化」を守っている様子が、肌で感じられ、それがとても心地良く、改めて、タイの食文化の奥深さを実感致しました。
タイ国内を歩いてみて発見したことなのですが、人々が集まる場所や建物の入口には、必ず、神様を祀った御社がありまして、その前で手を合わせる人々をよく見かけます。
このローカル市場の入口付近にも、大きな菩提樹の木があり、その隣りに素敵な御社がありました。
「神様に祈り、今、この時に感謝の気持ちを持って生きる。」そんな心の豊かさを持つタイの人々の感性と食文化が益々好きになりました。
バンコク市内にある明るい外観のローカル市場です
入口付近には、御社があり、神様を祀っています
フルーツの種類は多く、とてもカラフルです
人参や唐辛子だけでも、多種類あります
ハーブ系を含め、青野菜の種類は豊富です
日本ではあまり見かけない野菜もかなりあります
タイを代表するシャンツァイ(香菜)も新鮮でした
手作りの唐辛子味噌も色々と売られています
新鮮な魚介類の販売コーナーもあります
いわし等の小魚を発酵させた調味料もあります
御惣菜を売る屋台には、美味しそうな料理がたくさん並んでいます
新鮮な海老や魚をダイナミックに丸ごと焼いて売っていました