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2012年08月 アーカイブ

2012年08月01日

大阪・心斎橋の「シカンコウ」様、宝飾展示会で「おもてなしの御料理」を作らせて頂きました

猛暑の続く7月中旬に大阪・心斎橋の「シカンコウ」様に伺い、「ファッションフェスタ2012」と題した3日間の宝飾展示会にいらした御客様への「おもてなしの御料理」を作らせて頂きました。
いつものように、本番前日から会場入りし、仮設キッチンの設営から始めましたが、諸々の事情により、調理は、簡易なIHヒーターとカセットコンロしか使えずに、仕込みから、とても時間がかかり、大変苦労致しました(笑)。
当日は、フルコースの御料理を1回当たり30名様弱、しかもランチの限られた時間内に2クールこなさなくてはならずに、私ひとりでは、到底無理ですから、私の母校である辻調理師専門学校にお願いして、優秀な学生さんを2名紹介して頂き、アシスタントとして、盛り付けや皿洗い等をして頂きました。その他にも、サービス専門の方をケータリング会社からお願いし、私を含めた6名体制で、何とか3日間を乗り切ることが出来ました(笑)。
御食事会では、御料理の説明は勿論のこと、オリーブオイルの効能のお話しや、海外を含めた出張先での面白いエピソード等、様々な話題で盛り上げさせて頂き、みなさまに喜んで頂きました。今回も、素晴らしい御縁が広がったことに感謝しています。主催者のシカンコウ様、そして、御紹介して下さったホワイトベアー様、東邦時計様には、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。また、みなさまと一緒にお仕事させて頂けるチャンスを楽しみにしています。


大阪・心斎橋の「シカンコウ」様で、宝飾展示会の「おもてなしの
御料理」を作らせて頂きました

御食事会場のテーブルセッティングも完了して、御客様をお待ち
しているところです

御食事中には、御料理の説明は勿論のこと、様々な話題のトークで楽しんで頂きました

私の著書「オリーブオイルクッキング」と、私イチオシのオリーブオイル「ラビダ」を持って
記念の1枚です

辻調理師専門学校からの御紹介でアシスタントをして下さった優秀なおふたりです

会場の制約で、簡易なIHヒーターとカセットコンロを使っての調理は大変でした(笑)

御料理には惜しみ無く、世界№1のオリーブオイル「ラビダ」を使わせて頂きました

御手伝いして下さったみなさんには、御礼の気持ちを込め、御客様と同じ御料理を食べて
頂きました


2012年08月02日

28年前に過ごした「想い出一杯の大阪」を久々に満喫しました

28年前に、大阪・阿倍野の辻調理師専門学校(略して辻調)に1年間通っていた私にとりまして、大阪は「心のふるさと」でして、いつでも「初心」を思い出させてくれる、楽しい想い出がたくさん詰まった「パワースポット」なのです(笑)。
先月、仕事で、久々に大阪を訪れた際に、「その懐かしの場所」を歩いてみましたので、気楽に読んで頂けましたら有難いです。
まずは、「黒門市場」です。ここには、関東では見たこともない「関西ならではの高級食材」もたくさんありますので、辻調在学中には、何度も仲間と訪れて、食材の勉強をさせて頂きました。特
に、卒業料理展用にテリーヌを何本も作った時には、先生方の試食審査があるわけでもないのに、わざわざ「天然ヒラメ」を何キロも注文したことを忘れられません(笑)。今から思えば、とても高価な出費で、もっと安い魚でも良かったのにと思いますが、それだけ当時は「純粋でひたむき」だったのですね(笑)。
「道頓堀」も、当時は「大阪らしさ」が凝縮していて、とても楽しい想い出の場所でしたね。久々に訪れてみましたら、グリコの看板をはじめとして、昔からあった物は、すっかり減ってしまい、オシャレで今風の看板や建物ばかりが目立っていました。すごく寂しい気もしますが、これも時間の流れだから、仕方ないですね。「えびす橋」に立ち、脇の靴屋の店員さんにカメラのシャッターを
押してもらったのですが、「御兄さん、どこから?」と、気軽に声をかけてくれるあたりは、フレンドリーで大阪らしいなと思いました。
えびす橋から見て、ものすごく目立つ遊園地の観覧車のような建物がありましたので、近づいてみましたら、何と「ドンキホーテ」だったのですが、この派手さは、大阪ならではですよね。「コナモンミュージアム」をはじめ、飲食店から薬局に至るまで、色々なお店の看板が立体的で派手なのも大阪らしくて、久々に見る「インパクトの強さ」でした(笑)。
「道頓堀」と言いますと、「くいだおれ太郎くん」が有名ですが、もう引退して、ここにはいないと思っていましたら、旧くいだおれ会館から30mほど行ったところに「節電モード」で立っていて、まさかの再会に感動致しました。この日も、相変わらずの人気者でして、カメラを持った大勢の観光客に囲まれていましたね。
お昼になり、道頓堀から「天王寺」に移動致しました。ここには、どうしても立ち寄りたい「餃子の王将」があるからです(笑)。28年前の辻調時代には、学生専用の民間の寮(辻調直営ではありません)に入っていたのですが、どうも食事が美味しくなくて、食が細り、どんどん痩せてしまいました。顔色も悪くなり、辻調の先生から病院に行くことを勧められたのですが、町医者の先生が面白い方で、「王将の餃子を毎日食べなさい」と言うのです。私は、その教えを守り、ほぼ毎日、天王寺駅前の王将に通って「餃子」を食べ、無事に辻調を卒業することが出来ました。それからは、関西に来ると必ず「餃子の王将」に入ってしまうほどの大ファンなのです。この日も、私の指定席である13番テーブルに座り、「葱・ニンニク多めのマーボ豆腐」と「両面焼きの餃子2人前」を特注し、ビールを飲みながら、至福の時間を過ごさせて頂きました(笑)。
ほろ酔い加減で、次に向かったのは、阪神対巨人戦が行われる甲子園球場でした。阪神梅田駅に着きますと、すでにタイガースのユニホームを着たファンがたくさんいて、ここから、応援はスタートするのですね(笑)。甲子園では、心地良い浜風を肌で感じながら、熱狂的なタイガースファンの応援を見るのが大好きなのです。球場は、外観がきれいになりましたが、昔からの応援グッズや食べ物は相変わらずの人気で、私も、1皿500円の「名物・甲子園カレー」を食べましたが、懐かしい味でしたね。試合は、白熱した熱戦で、とても面白かったです。久々の大阪を満喫することが出来て、本当に楽しい1日でした。


「黒門市場」には、関西の高級食材もあり、辻調時代には、よく通って勉強しました

「道頓堀」には、大阪らしさが凝縮していて、とても好きな場所のひとつです

「えびす橋」に立って記念撮影しましたが、だいぶ雰囲気は変わっていましたね

「道頓堀川」で一番目立っていたのが「ドンキホーテの観覧車」でした

「コナモンミュージアム」が新しく出来ていましたが、看板がかなり
派手ですよね

思いがけずに「くいだおれ太郎くん」と再会することが出来て嬉し
かったです(笑)

辻調時代に毎日通った、懐かしの「餃子の王将・天王寺駅前店」です

なぜか私の指定席である13番テーブルから見た店内ですが、当時の様子そのままですね

私がよく特注していた「葱・ニンニク多めのマーボ豆腐」と「両面焼き
の餃子2人前」です

阪神梅田駅から熱狂的なタイガースファンの応援はスタートするのですね(笑)

日本酒をはじめ、お弁当からオニギリに至るまで、タイガースのロゴが入っているのは
さすがですね

伝統の一戦、阪神対巨人戦は、いつも満員の観衆の中、盛り上がって楽しいですよ

この日は、初めて「アルプススタンド」で観戦しましたが、浜風が心地良かったですね

トッピング無しで1皿500円の「名物・甲子園カレー」は、とても懐かしい味でした

両軍のファンが仲良く並んで応援出来るのも「アルプススタンド」の良さですね

7回には、甲子園名物の「ジェット風船」も夜空を舞いました。ドームでない球場の良さですね!


2012年08月03日

ブラジルを代表するバーベキュー「シュハスコ」に挑戦しました

2012年6月下旬にブラジルのリオデジャネイロを訪れ、ブラジルの食文化の取材をして来ました。
ブラジルを代表する料理と言いますと、肉の塊に岩塩を振りかけて焼き上げたブラジル風バーベキュー「シュハスコ」が有名でして、その専門店を「シュハスカリア」と言いますが、私も、地元で
の評判が高い「シュハスカリア」に伺い、汗びっしょりになりながら、大型ストーブの前で、大きな塊の肉を焼かせて頂きました。普段は、ローストビーフを焼く時でも、温度設定をきちっとしたオープンを使うものですから、経験と感覚が頼りの炭焼きグリルは、コツがつかめるまで、かなり大変でしたね(笑)。
このお店では、どの肉も食べ放題でして、肉好きなブラジル人のお客様がいつもおかわりの列を作っていましたが、人気の部位は「クッピン」という、コブ付き牛のコブの部分の肉でした。私も、その珍しい部位の肉を食べてみましたが、とても固くてビックリでした(笑)。日本人は、肉の美味しさを「柔らかくて美味しい」と表現しますので、これは、日本人には無理だなと思いましたね。
世界を回ると、色々な食文化、食の価値観があるものだということを、改めて実感致しました。
付け合わせの野菜、豆類は、それ自体がとても美味しいので、シンプルにグリルしたり茹でて、ハーブを混ぜただけの料理が多かったですね。野菜料理は、日本人にも合う優しい味わいで良かったです。


リオデジャネイロで有名な「シュハスカリア」に伺い、ブラジル風バーベキュー「シュハスコ」
を焼かせて頂きました

オープンを使わずに、炭火だけで大きな肉の塊を焼き上げるのは、かなり大変ですね

「自家製の腸詰め」を炭火で焼くと、とても香ばしくなり、美味しかったですよ

付け合わせには、シンプルにグリルした野菜がとてもよく合いますね。オリーブオイルを
かけたら最高です!

チーズと香味野菜、オリーブを合わせたサラダもサッパリとしていて、肉料理と良く合います

「蒸しカボチャ」にハーブを合わせたものですが、素材の良さが生きていて美味しいですね

「地豆の茹で煮」ですが、これもシンプルに豆の美味しさが楽しめて良かったです

デザートには、シナモンシュガーを振っただけのバナナが良く合いますね

2012年08月04日

16世紀の開拓時代を偲ぶ「ブラジル伝統料理」を現地で作らせて頂きました

2012年6月下旬にブラジルのリオデジャネイロを訪れ、ブラジルの食文化の取材をして来ました。
今でも人気の「ブラジルの伝統料理」と言いますと、開拓時代に奴隷が食べたとされる「黒豆を煮込んだポタージュスープ(カウデフュージョン)」や「黒豆とクズ肉の煮込み(フュージョントロペイド)」が有名なのですが、私も現地のシェフにお願いしまして、それらを一緒に作らせて頂きました。
「コストと時間をかけずに、栄養(カロリー)のある物を奴隷達に食べさせる」という発想から生まれたからでしょうが、黒豆は、シンプルに水だけで煮込み、カロリーをアップさせるために、ラードをかなりたくさん加えて仕上げるスープには、「色々な想い」が込められているのだと思いました。
スープのアレンジバージョンとして、牛や豚のクズ肉を加えて煮込む料理にも、同じことを感じました。どちらも、作り方は簡単ですが、そこに込められた「想い」は、決して単純なものではないことを忘れてはならないと思いますね。
「黒豆とクズ肉の煮込み」の付け合わせには「焼きパイン」が合うことも知りました。サトウキビから作ったブランディー「カサッシャ」を飲みながら頂くそれらの料理は、とても美味しく、奴隷制度が無くなった今でも、食べ続けられている理由がよく分かりました。
その他には、ブラジルの朝食の定番「ポン・デ・ケージョ」も作らせて頂きました。
これは、マンジョーカという芋の澱粉を加えて作る、たこ焼きに似た形のチーズパンなのですが、モチモチしていて、とても美味しいのです。それぞれに「家庭の味」があるようですので、色々と食べ比べてみたかったですね(笑)。
ブラジル料理には、オリーブの実も良く使われますので、オリーブオイルを使った「万能・野菜ドレッシング」の作り方を、今回の御礼に御披露させて頂きましたが、ステーキ等のソースとしても応用できますので、色々と活用して頂けたら嬉しいですね。


リオデジャネイロの有名レストランで「ブラジルの伝統料理」を作らせて頂きました

仕込んだソースのペースやパン生地等が並んでいます

焼きあがった「ポン・デ・ケージョ」は、見た目「たこ焼き」のようですね

私が作った「万能・野菜オリーブオイルソース」は、ステーキソースにも応用出来ます

「黒豆のポタージュスープ」には、パセリ、玉葱、炒ったラード等を
加えて食べます

サトウキビのブランディー「カサッシャ」と「ブラジル伝統料理」の
相性は抜群ですよ

「黒豆とクズ肉の煮込み」も、シンプルながら、とてもコクがあり、美味しかったです

「黒豆とクズ肉の煮込み」の付け合わせには、「焼きパイン」がよく合います

2012年08月05日

ブラジル・リオデジャネイロで人気のスーパーマーケットに行ってきました

2012年6月下旬にブラジルのリオデジャネイロを訪れ、ブラジルの食文化の取材をして来ました。
地元で人気のスーパーマーケット「Zona Sul」にも行ってみましたが、珍しい商品、食材もいくつかありましたので、早速、御紹介させて頂きます。
まずは「コパカバーナビーチ」が近いということで、水着やビーチタオルもたくさん並んでいましたが、タオルの絵柄に「ブラジルらしさ」を感じましたね(笑)。
私も、現地で作らせて頂いた、たこ焼きみたいな形で美味しいチーズパン「ポン・デ・ケージョ」も、水だけ加えれば生地が出来るインスタント品が売られていて「御土産にいいな」と思いました。ブラジルでは、お米もよく食べますが、「モミジ」という銘柄の日本米に似たお米(カリフォルニア米)も売っていました。ブラジル人は「甘い物」が大好きで、コーヒーにも砂糖をたくさん入れますが、お菓子類も同様で、甘い物が多かったです。写真は、ブラジルで人気のお菓子の銘柄2種類です。
このお店で一番興味深かった物は「グアバのゼリー」です。色々な銘柄がありましたが、現地の方に食べ方をお聞きしましたら、ブラジルのチーズは塩味がきついので、それを和らげるために一緒に食べるのだそうです。「グアバのゼリー」自体は、かなり甘いのですが、確かに、チーズと一緒に食べると、まろやかになりましたね(笑)。
「フルーツ」も色々ありました。特に、南半球は秋という季節柄、リンゴや洋ナシが多かったですね。「野菜類」も豊富に揃っていましたが、やはり、玉葱やイモ類の種類の多さには「南米らしさ」を感じましたね。カボチャやトマト、カリフラワー等も新鮮な物がたくさんありました。
ブラジルは、元々ポルトガル系の国ですから、オリーブオイルやテーブルオリーブ(オリーブの実)も、よく使われており、ここのスーパーにも種類豊富に並んでいましたね。オリーブオイルにつきましては、かなり上質な物もありましたし、収穫したての「ヌーボー」があったのには、感激致しました。


ビーチタオルや水着にも「ブラジルらしさ」が漂っていましたね

インスタントの「ポン・デ・ケージョ」は、御土産にいいですね

お米をよく食べるブラジルでは、日本米に近い銘柄品もありました

ブラジルで人気のお菓子2種類ですが、甘さもブラジル的でした(笑)

「グアバゼリー」は、塩味の強いチーズと一緒に食べます

リンゴ、洋ナシを中心に、色々なフルーツが揃っていました

南米らしく、玉葱、イモ類の種類が多かったですね

トマトやカリフラワー等も新鮮な物がたくさんありました

「オリーブオイル」も上質な物が多くて、嬉しくなりました

「オリーブの実」も、ブラジル料理では、よく使われます

ブラジル・リオデジャネイロの観光名所を御紹介致します

2012年6月下旬にブラジルのリオデジャネイロを訪れましたので、簡単に観光名所の御紹介をさせて頂きます。
まずは、リオの代名詞的存在のビーチ「コパカバーナ海岸」ですが、日中は日光浴や海水浴、フットサルやビーチバレーを楽しむ人達で大変に賑わっていました。そして、私が滞在したホテルは、ビーチの目の前でしたので、朝、夕の素晴らしい景色を堪能することが出来て良かったです。特に、朝焼けは、本当に幻想的で、言葉を失ってしまうほどの美しさでしたね。朝の散歩が、本当に気持ち良かったです。朝食の後、コーヒーを頂きながら、地元紙をめくってみたのですが、まず、コーヒーに付いてくる砂糖の多さにビックリ致しました(笑)。ブラジル人は、甘いコーヒーが大好きなのですね。そして、新聞ですが、トップニュースの殆どがサッカーでして、「ブラジル人のサッカー好き」が良く分かりました(笑)。
「コルコバードの丘」にも登ってみました。海抜709mの絶壁の頂に建つ「キリスト像」は、リオのシンボルであり、絵葉書などにも、よく登場しますよね。ここからの眺めは雄大で、しかも繊細。「神の創造」を連想させるほどの美しさでした。丘の麓には、国名である「ブラジル」の由来となった染料の原木「パウ・ブラジル」も植えられていましたね。
夜には、「本場のサンバショー」も鑑賞致しました。劇場のステージで見るだけでも大迫力なのですから、2月に開催される「リオのカーニバル」は、さらに物凄いのでしょうね。想像を絶しますね(笑)。


世界的に有名な「コパカバーナ海岸」の朝焼けです。本当に幻想的で、言葉を失うほどの
美しさでした

ホテルの自室から見た夕暮れ時の「コパカバーナ海岸」も、雰囲気があって良かったです

朝早く、ビーチ沿いをウォーキングする人々も多かったですね。ココナッツジュースの売店
も人気でした

地元紙は、その殆どがサッカー記事をトップにするほど「サッカー好きな国」なのですね

コーヒーにたくさんの砂糖を入れるのが、甘党ブラジル人流の飲み方らしいです

「コルコバードの丘」からの景色は、とても雄大かつ繊細で「神の創造」を連想させるほど
の美しさでした

「コルコバードの丘」の絶壁に建つ巨大な「キリスト像」と同じポーズ
で記念の1枚です

国名の由来となった染料の原木「パウ・ブラジル」も、丘の麓に植
えられていました

「サンバショー」の会場には、海外からの観光客も多く、かなり盛り上がりました

大柄のダンサー達による華やかで迫力ある「サンバショー」が繰り広げられました

とても豪華な重装備の衣装で登場する場面もありました

ショーの最後には、ダンサーさん達と記念撮影させて頂きました


2012年08月06日

世界三大瀑布のひとつ「イグアスの滝」に行って来ました

2012年6月下旬に、ブラジルとアルゼンチンの国境にかかる世界三大瀑布のひとつ「イグアスの滝」に行って来ました。
まずは、ヘリコプターに乗り、その全貌を上空から観察致しました。亜熱帯性の密林に覆われた大地を、豊かな水量をたたえて流れる「イグアス川」。その川面が突然、大地の縁に飲み込まれ、数㎞先からでも分かるほどの膨大な水しぶきの白煙を上げて、世界最大の大瀑布を形成しています。これが、驚異的な迫力と神秘的な美しさで世界に知られる「イグアスの滝」なのですが、全長4㎞、落差80mの間に大小約300の滝が段を成して連なり、上空から見ましても、まさに圧巻でした。
地上からは、まず、アルゼンチン側の「悪魔の喉笛」と呼ばれているスポットに行ってみました。上空写真で言いますと、一番手前で激しく落下している地点なのですが、マイナスイオンを全身に浴びながら、1億2000万年前には既に存在し、先住民族の間で「聖地」としてあがめられていた「パワースポット」のエネルギーを、存分に吸収して来ました(笑)。その後、ブラジル側の展望台に渡るころには、美しい虹のアーチもかかり、「イグアスの滝」の様々な表情を肌で感じながら、
その醍醐味をたっぷりと満喫させて頂きました。
帰り際に渡ったイグアス川にかかる橋には、ブラジルとアルゼンチンの国境を知らせるラインがあり、思わず車を止めて写真を撮りました。さらに、アルゼンチン側のイグアス空港近くには、アルゼンチン・ブラジル・パラグアイの「3国・国境地帯のモニュメント」があり、そこでも記念撮影致しました。近隣諸国が、自然の財産を共有し、共に発展していくのは、とても良いことですよね。
(日本の)パラグアイ大使公邸には、しばしば出張料理で伺わせて頂いており、親近感もありますので、3ヶ国の将来の発展がすごく楽しみです。


「イグアスの滝」を上空から見るために、ヘリコプターに乗りました

「イグアスの滝」の周りはジャングルであることがよく分かりますね

イグアス川が、大地の縁に飲み込まれる瞬間、すごい迫力です

手前が「悪魔の喉笛」と呼ばれるスポットです

いくつもの小さな滝があることが分かりますね

大小300以上の滝が段を成して連なっています

アルゼンチン側「悪魔の喉笛」と呼ばれるスポットは大迫力です

ブラジル側の展望台で、国旗を持って記念撮影です

細い滝が、長く連なっている様子も圧巻です

ブラジル側より、美しいアーチの虹がかかっていますね

イグアス川に架かる橋の、ブラジル・アルゼンチン国境ラインです

イグアス空港近くの「3ヶ国・国境地帯モニュメント」です


高品質なオリーブオイルを求め「南米のパリ」アルゼンチンのブエノスアイレスに行って来ました

2012年7月上旬に、上質なオリーブオイルや食材を求め、アルゼンチンの首都・ブエノスアイレスを訪れました。以前から、アルゼンチン産の天然塩やワイン、オリーブオイルの質が高いことは知っていましたが、実際に現地では、どの程度の物があるのか知りたくなり、ブラジルからラン航空で、アルゼンチンに入りました。
現地の市場やマーケットでは、確かに、かなりの種類のオリーブオイルやテーブルオリーブが売られていましたが、日本では売られていない銘柄が多く、とても興味深かったですね。試食用に15種類ほどのオリーブオイルを購入しましたが、すべてピン類ですので、かなり重く、スーツケースの重量オーバーが気になりましたが、帰りの空港で交渉しまして、何とか持ち帰ることが出来ました(笑)。
その他、ワインも安くて美味しい物がたくさんありましたが、さすがにワインは、スーツケースに入れますと、気圧と温度の変化で、風味が劣化しますので、現地での試飲だけに致しました。
南米は、肥沃な大地が多いですから、野菜や果物類も、新鮮なものが種類豊富にありましたね。
ブエノスアイレスの街中を歩いていますと、さすがに「南米のパリ」と言われるだけありまして、フランス風の建物が多く、テラスのあるカフェやケーキ屋さんもオシャレなお店が多かったですね。
28年前のフランス修業時代を思い出し、この地で、アルゼンチンの豊富な食材と上質なオリーブオイルを使った「コグレ流オリーブオイルクッキング」を御披露させて頂くことになりました。


ブエノスアイレスは「南米のパリ」と言われるだけあり、街中には御洒落なカフェもありました

「HAVANNA」は、チョコレートショップの老舗で、日本の「とらや」のようなお店です

野菜類は、新鮮で上質なものが南米全土から集まり、種類豊富に揃っています

花野菜やトマトもあります。中央にあるのは「水カボチャ」で、スープ用にします

イモ類や玉葱が山積みされていて、さすがに南米らしいですね

「南米のパリ」らしく、フルーツ類も色とりどり、種類豊富に揃っていましたね

「オリーブオイル」は、本当に風味が良く高品質な物がたくさんありました

日本では珍しい「缶入りのオリーブオイル」もたくさんありましたね

「テーブルオリーブ」も、色々な種類、形状の物が揃っていました

アルゼンチン産ワインだけでも、こんなに豊富に揃っています

「エンパナーダ」という具だくさんのパイは、アルゼンチンのスナックの代表格です

スポンジ生地にホワイトチョコレートをかけた、現地で人気のお菓子です

2012年08月07日

アルゼンチン・ブエノスアイレスのレストランで「コグレ流・和風オリーブオイルクッキング」を御披露しました

2012年7月上旬に、上質なオリーブオイルと食材を求め、アルゼンチンの首都・ブエノスアイレスを訪れました。市場やローカルマーケットも見て回りましたが、さすがに「南米のパリ」と呼ばれるだけあり、食材の品揃えの豊富さは、本場パリを凌ぐほどの素晴らしさでしたね。せっかく、地球の裏側のアルゼンチンで「上質のオリーブオイル」と出会えましたので、知人の紹介で現地のローカルレストランに伺いまして、「コグレ流和風オリーブオイルクッキング」を御披露させて頂くことになりました。日本からは、「コグレ流」に欠かせない「味噌」、「醤油」、「味醂」、「昆布・若芽」等を持参していましたので、現地の素晴らしい食材の数々を前にして、創作意欲が掻き立てられ、存分に腕を奮わせて頂きました(笑)。本来は、お店のスタッフのみなさんだけに食べて頂く予定だったのですが、興味津々で味見をした支配人さんが「これは美味しい!是非、一般のお客様にも食べて頂こう!」ということになりまして、気が付きましたら、すでに、客席に、私の料理が回っていました(笑)。
積極的な「ラテン系の乗り」って、いいですよね(笑)。思わぬサービスに、お客様達も大喜びで、私も、お客様の前で御挨拶させて頂きますと、一瞬にして「ヒーロー」になったようで、大喝采を頂きました。「ウケ」を狙ったわけではないのですが、サッカー・アルゼンチン代表のエース「メッシ」の10番のユニフォームを着ていましたので、「シェフ!メッシ!」の掛け声で、大いに盛り上がりました。「長時間かけて、アルゼンチンまで来て良かった!」と、つくづく思いましたね。「素晴らしい想い出」が出来まして、本当に感激致しました。


ブエノスアイレスのレストランで「コグレ流和風オリーブオイルクッキング」を御披露させて
頂きました

とても人気のあるレストランで、いつも多くの御客様で賑わっています

「骨付き牛バラ肉のグリル」を切り分けているところです。焼く前にオリーブオイルと醤油で
マリネしておきます

「野菜たっぷりのピザ」の隠し味には、味噌と味醂、オリーブオイルを使っています

「野菜のソテー」の仕上げにも、醤油とオリーブオイルを使っています

自家製パスタを持って支配人氏と記念撮影です。彼が「シェフ!メッシ!」と呼び始めました(笑)

「ジェラート用のコーンカップ」の生地にもオリーブオイルを加えました

楽しく雑談しながら、「皿洗いのお手伝い」もさせてもらいました

串焼きした肉類の盛り合わせにも「オリーブオイルと醤油」をかけて頂きます

「海苔と若芽が入ったキッシュタルト」にもオリーブオイルを使っています

「イカの味噌・オリーブオイル合え」も、香ばしさが良いと好評でした

「小玉葱のオリーブ醤油煮」は肉類の付け合わせとして喜ばれました

「パスタサラダ」の野菜類は醤油とオリーブオイルでソテーしています

白みそとオリーブオイルがベースの「ライスサラダ」も、ヘルシーさが
好評でした

「南米のパリ」アルゼンチン・ブエノスアイレスの観光スポットを簡単に御紹介致します

2012年7月上旬に「南米のパリ」と称されるアルゼンチンの首都・ブエノスアイレスを訪れましたので、代表的な観光名所のいくつかを御紹介させて頂きます。
まずは、アルゼンチンと言えば「タンゴ」ですよね。タンゴの生演奏とプロの踊りが楽しめるお店を「タンゲリーア」と言いますが、私も、その老舗「ラ・ペンタナ」に行って、素晴らしいショーを堪能させて頂きました。店内では、食事をしながら鑑賞することも出来ますし、2ドリンク付きでの鑑賞もOKでした。壁には、今までに訪れた有名人の写真も多数飾られており、歴史を感じましたが、アルゼンチン出身の革命家「チェ・ゲバラ」や、サッカーの王様「マラドーナ」の写真には、親近感が湧いて嬉しくなりました(笑)。
次に、「タンゴ発祥の地」として有名なスポット「ボカ地区」に行ってみました。かつて、ボカには、造船工場や賭博場があり、労働者や船乗り達の溜まり場でした。そんな男達を相手にする安酒場やバーも、この辺りに密集していて、あの官能的なタンゴのステップも、そんな暗いバーの片隅から生まれたようです。
ボカ地区には「カミニート(小径)」と呼ばれる小さな通りがありまして、そこに並ぶ家々の壁やテラスや屋根は、大胆に塗り分けられていて、独特の雰囲気に包まれているのですが、このアイディアは、ボカ生まれの画家「キンケラ・マルティン」によるもので、愛する故郷を活性化したい気持ちが原点にあったようですね。「カミニート」には、ユニークな外装の御土産屋さんやカフェなども立ち並び、どこも観光客でいっぱいで、テーマーパークに来たような楽しさでしたが、タンゴダンサーの衣装を着たモデルさんとダンスポーズをとって写真撮影させてくれるサービスもあり、とても良い記念になりました(笑)。
ボカ地区には、マラドーナ選手も在籍した南米屈指のサッカークラブ「ボカ・ジュニアーズ」のスタジアムもあり、試合の無い日には、メインスタンドや博物館の見学も出来るそうですので、次回は試合観戦も兼ねて、ゆっくり滞在したいと思いました。
ブエノスアイレスには、現存する中では一番古い「木造の地下鉄(A線)」があることでも有名でして、それは「銀座線」のモデルにもなったそうです。早速、乗ってみましたが、色は違えど、子供の頃に乗った銀座線そのもので、懐かしさが込み上げてきましたね。ここで今走っている車両には日本製も多く、赤いボディーに白いラインの丸ノ内線(B線)や、名古屋の東山線(D線)の古い車両も見ることが出来て嬉しかったです。
木造の地下鉄A線の終着駅を上がったところに「5月広場」があります。植民地としてスペイン政府に操られることに耐えられなくなった民衆達が1810年5月25日に引き起こした「5月革命」では、この広場で「独立宣言」が採択され、多くの人々が、ここで喜びに浸ったそうです。
最後に「レコレータ地区」にある「レコレータ墓地」には、「エビータ」の愛称で知られるアルゼンチンのファン・ペロン元大統領夫人「マリア・エバ・ペロン」さんのお墓があります。下層階級の家に生まれ育ちながら、大統領夫人にまで上りつめた、そのシンデレラストーリーは、とても感動的でマドンナさん主演の映画「エビータ」を御覧になった方も多いのではないでしようか。
まだまだ、ブエノスアイレスには、見どころがたくさんありますので、次回、訪れる際には、もう少し長く滞在して「南米のパリ」を満喫したいと思いました。


「ラ・ペンタナ」で、本場のアルゼンチンタンゴを堪能しました

アルゼンチンタンゴの「決めのポーズ」と言ったらこれですよね

超満員の雰囲気のある会場では、食事しながら鑑賞することも出来ます

会場の壁には、サッカーの神様・マラドーナさんの写真もありました

素晴らしかった余韻に浸りながら、会場出口で記念の1枚です

ボカ地区で、タンゴダンサー姿のモデルさんとポーズを決めました(笑)

ボカ地区「カミニート」の入り口にある建物は、よく絵葉書に登場します

地元の英雄・マラドーナ選手の人形は、あちこちにありましたね

カラフルな建物や壁が「カミニート」を有名にしました

カラフルな壁には、タンゴを踊る人々の絵もありました

「カミニート」のカフェやお土産屋さんもカラフルでした

「カミニート」のメインストリートは、いつもごった返しています

マラドーナ選手も在籍した「ボカ・ジュニアス」のスタジアムです

現存する世界で1番古い木造地下鉄は「銀座線」のモデルでもあります

「5月広場」で、スペイン政府からの独立宣言が採択されました

「エビータ」ペロン元大統領夫人のお墓はレコレータ墓地にあります

2012年08月10日

カスピ海沿岸のお宅で、本物の「カスピ海ヨーグルト&バター」作りに挑戦しました

2012年6月上旬に、旧ソ連のヨーロッパ部分の最南端に位置するコーカサス地方「アゼルバイジャン」を訪れ、カスピ海沿岸の一般家庭で、「本物のカスピ海ヨーグルト」と「バター」の作り方を教わって来ました。日本でも、数年前に「カスピ海ヨーグルト」がブームになりましたが、現地での、各家庭ごとに受け継がれている「我が家流の作り方」には興味深いものがありました。
まず、ベースとなるヨーグルトですが、「タネ」と「ミルク」を1対3で合わせ、15℃前後に保ちながら2時間以上置きますと固まってきます。ヨーグルトに水ときゅうり、香草のディルを加えた物を「アイランド」と呼び、ヨーグルトに水と塩、ディルとお米を加えて30分程度煮た物は「ドブハム」と言い
ます。ヨーグルトは、そのまま食べるだけでなく、色々な物を加えた「ヨーグルト料理」が多かったのは、新鮮な発見でしたね。
「本物のバター」も作らせて頂きました。その伝統的製法とは、長細いツボにヨーグルトと水を3対1で加えて、フタをし、ひたすら2時間かけてシェイクするだけなのですが、これには、根気が必要ですね。2時間経ち、ツボの中から、固まりかけたバターを取り出した時の感動は、今でも忘れら
れません(笑)。早速、完成したバターをパンに塗って食べてみましたが、本当にピュアな感じがして美味しかったです。
何でも便利になってゆく世の中ですが、家族が力を合わせ、手間暇かけて作る「本物の美味し
さ」を、次の世代に受け継いでいくことが大切なのだと改めて思いました。


カスピ海沿岸のお宅で「カスピ海ヨーグルト」の正しい作り方を
教えて頂きました

手前が「牛乳」、奥が「カスピ海ヨーグルトのタネ」です。3対1で
合わせます

教えて下さったお父さんと、出来立ての「カスピ海ヨーグルト」を持って記念の1枚です

カスピ海ヨーグルトに「ディル」や「キュウリ」を加えた物を「アイランド」と言います

ツボに「ヨーグルト」と「水」を3対1で入れてシェイクすると「バター」が出来ます

出来立てのバターをパンに塗って食べてみました。最高の美味しさでしたね!

2012年08月11日

アゼルバイジャンの首都バクーで、高品質のオリーブオイルや食材に出合いました

2012年6月上旬に、旧ソ連・ヨーロッパ部分の最南端に位置する、コーカサス地方「アゼルバイジ
ャン」の首都「バクー」を訪れ、上質のオリーブオイルと食材を探して来ました。
コーカサス地方で最も大きな町であるバクーは、カスピ海で採掘される石油によって発展し、住
民の中でも油田関係の仕事に就いている人が多く、あちこちで「石油櫓」を見かけることが出来ました。さらに、バクーの郊外には、炎が噴き出している山「マンマンディ」があるのですが、地下に
は天然ガスがあり、地表の割れ目から、それが噴き出していて、おそらく、これからも永遠に消えることなく、燃え続けることでしょう。資源節約の観点から言えば、何かに有効活用出来たらいいなと思うのですが・・・。
この時期のアゼルパイジャンは、降水量も少なく、砂漠のような気候なのですが、そんな条件の
中でも枯れることなく育つ、生命力に満ち溢れた「オリーブの木々」をあちこちで見つけました。
地元のスーパーマーケットには、アゼルバイジャン製の上質なオリーブオイルやテーブルオリーブ(食用のオリーブの実)も揃っていましたので、早速、購入し、オリーブオイルは、日焼け止め用に毎日全身に塗っていました(笑)。
アゼルパイジャン製のワインも、安価で美味しい物がたくさんあり、将来的には、日本にも輸入される日が近いのではないかと思いました。
「ローカルなフルーツマーケット」にも立ち寄りました。この時期は、チェリーやプラム系の新鮮なフルーツが多く、色も鮮やかで、とても奇麗な品揃えでしたが、保存食としての「瓶詰」も、みな農家さんの手作りだそうで、かなり充実していましたね。珍しかったのは、日の丸形に薄く延ばされた「プラムのドライペースト」です。このまま、食べても美味しいですし、現地では、煮込み料理の隠し味として使うこともあるそうです。農家さん手作りの「蜂蜜」も、濃厚で美味しかったですね。まるで水飴のようなコシの強さで、カスピ海ヨーグルトにかけて食べると、最高でしたよ!
「アゼルバイジャンの食文化」には、その殆どに「手作りの良さ」が残されており、そこには、人の手のぬくもりが感じられて、素晴らしいなと思いました。日本でも、「ケミカルな物に頼らない伝統的食文化」に、もっとスポットライトを当てるべきで、そこから「地域活性化のヒント」が見えてくることを、多くのみなさまに知って頂きたいと思っています。


アゼルバイジャンの首都バクーでは、カスピ海から採掘するための「石油櫓」を色々な所で
見かけました

地下の天然ガスが噴き出し、燃え続けているバクー郊外の「炎の山・マンマンディ」です

バクー郊外の排火教寺院内にも「オリーブの木々」がありました

バクー旧市街のあちこちで「オリーブの木々」を見つけました

アゼルバイジャンの各所では、まだ小さい「オリーブの実」がたくさん成っていました

アゼルバイジャン製の「上質なオリーブオイル」を、何種類も見つけました

テーブルオリーブ(食用オリーブの実)も、たくさんあり、嬉しくなってきました

「アゼルバイジャン製のワイン」だけでも、こんなにあり、安くて美味しかったです

「プラムのペースト」を丸いシート状に伸ばして売っているのは珍しいですね

「ローカルなフルーツマーケット」には、色鮮やで新鮮な果物が豊富にありました

フルーツマーケットのおばちゃんと、笑顔で記念撮影させてもらいました

保存食用でもある農家さん自家製の「フルーツや野菜の瓶詰」が豊富にありました

地元の農家さん自家製の「蜂蜜」も、水飴のような濃厚さで、最高の美味しさでした

どちらも濃厚な「蜂蜜」と「ヨーグルト」の相性は抜群で、本当に美味しかったです!

2012年08月15日

シルクロードの面影が残るアゼルバイジャンの「定番料理」の数々を御紹介致します

2012年6月上旬に、旧ソ連・ヨーロッパ部分の最南端に位置する、コーカサス地方「アゼルバイジャンの首都「バクー」を訪れ、伝統的食文化の取材をして来ました。この辺りは、かつて、隊商が行き交う「シルクロード」の中継地として栄えた歴史がありますので、食文化にも、その影響を感じることが出来ました。
現地の食卓に必ず登場する「定番料理」の一皿目と言いますと、まずは、何の味付けもされてい
ない、「たっぷりの新鮮なハーブと、トマト、キュウリの盛り合わせ」ですね。特に、ドレッシングソ
ースをかけるわけでもなく、軽く塩を振って食べるのですが、慣れてくると病みつきになってくるから不思議です(笑)。次に出てくるのが、「地元産の塩味が効いたチーズ」です。このチーズは、それだけで食べますと、本当に塩辛いですから、味の付いていないトマトやキュウリと一緒に食べるのが良さそうです。パンに挟むのもいいですね。
その後からは、いわゆる「料理らしい物」が出てきます(笑)。「焼きナスとトマトの和え物」は、シン
プルながら、とても美味しいですし、トルコやギリシャにもありそうな「挽肉のナス包み」も、酸味の効いたソースとの相性が良く、安心して食べられる味ですね。インドのタンドリーチキンに似た「鶏肉のグリル」や、アラブ諸国の定番料理でもある、ミンチ肉を棒状にして焼いた「ケパブ風の料理」も、トルティーヤのような生地に巻いて食べますと、すごく美味しかったです。「ハーブたっぷりの白身魚のスープ」も、サッパリしていて食べ易かったですね。上からオリーブオイルをかけたくなりました(笑)。「サージ」と言う、肉の鍋焼き料理も、素材の持ち味が味わえて美味しかったです。具たくさんで、見た目も華やかですし、様々な食材の旨味を鍋底の方で吸収した「じゃが芋」が、特に絶品でした。「サージ」に必ず添えられるチェリーには、加熱すると甘くなる「料理用」があることも、初めて知りました。「パン」も、色々な種類を頂きましたが、小麦粉の旨味が生きていて、美味しかったですね。
スイーツ系では、「ホワイトチェリーのシロップ煮」や「アーモンド風味の焼き菓子」、「クルミとココ
ナッツのケーキ」等を頂きましたが、どれも素朴な美味しさでしたね。全体的に、甘味が強いので、さっぱりとしたミントティー等を飲みながら頂くのが良さそうです。


かつての隊商宿「キャラバンサライ」をレストランにしており、タイムスリップしたようですね

中庭にも隊商宿の面影が残されていて、「水タバコ」があったり、とても興味深かったです

かつての「ラクダ小屋」も、開放的で、とてもオシャレな客席になっていました

レストランの中庭も、夜になると心地良い風が通り、雰囲気がグッと良くなります

美味しい地ビールを飲みながら、「アゼルバイジャンの定番料理」を
堪能しました

アゼルバイジャン産の「美味しい赤ワイン」の銘柄です

たっぷりの新鮮なハーブと、トマト、きゅうりを、そのまま頂くのがアゼルバイジャン流です

塩分の強い地元産のチーズも、数種類が食事の最初に出てきますが、オリーブオイルを
かけたら、まろやかになりそうですね

「焼きナスとトマトの和え物」は、とてもシンプルで、美味しかったです

トルコ辺りにもある「挽肉のナス包み」は、酸味のあるソースで食べます

インド風の「タンドリーチキン」や「ケパブ」、「野菜のグリル」もシンプルで美味しいです

「ハーブたっぷり白身魚のスープ」には、オリーブオイルをかけたくなりますね(笑)

「サージ」という、肉と野菜の鍋焼き料理も、旨味が引き出されて美味しかったです

生では甘くなく、加熱すると甘くなる「料理用のチェリー」があることを初めて知りました

「サージ」の美味しい音と香りに思わずVサインです(笑)

「パン」も、小麦の旨味が生きていて美味しかったですね

「ホワイトチェリーのシロップ煮」は、とても珍しいですよね

「アーモンド風味の焼き菓子」は、素朴な味わいで良かったです

やや甘めのスィーツには、サッパリとした「ミントティー」が良く合います

ココナッツとクルミがベースのケーキも、地元で人気の1品です


2012年08月16日

グルジアワインで有名な「カへチ地方」のブドウ農家さんで 「伝統的な家庭料理」を作らせて頂きました

2012年6月上旬に、旧ソ連・ヨーロッパ部分の最南端に位置する、コーカサス地方「グルジア」を訪れ、「伝統的食文化」の取材をして来ました。
まずは、ワインの生産地として有名な「カへチ地方」のブドウ農家さんに伺い、自家製の美味しいワインを頂きながら、「伝統的な家庭料理」の作り方を伝授して頂きました。
最初に、広々とした中庭に案内して頂き「豚肉の串焼き」に挑戦させて頂きましたが、シンプルに塩・胡椒を振ったものを「ブドウの枝」を薪にして焼くだけで、本当に香ばしく、美味しそうでした。農家のお爺さん曰く、「ブドウの枝を薪に使うことがポイント」だそうで、これが「旨さの秘訣」だそうです。
キッチンでは、目の前の畑で収穫した「豆やインゲン類」をスープで煮込んだり、「ナスとトマト」を軽く炒めた物、「チキン」の煮込み等を手際よく作っていきました。どれも、素朴な家庭料理ですから、特に手の込んだレシピではありませんが、食べてみますと、ホッと安心出来る味で、食材の旨さが引き出されており、しみじみと美味しかったですね。
「パン」も、自家製の小麦粉を使って焼かせて頂きましたが、食感と風味が良く、煮込み料理との相性も抜群でしたし、「チーズ」も自家製で、塩味が少し強いものの、パンと一緒に食べると、美味しかったですね。
デザートには、やはり自家製の「蜂蜜」と「ヨーグルト」を用意して頂きました。「蜂蜜」は、その美しい輝きを見ただけで、本物であることが分かりましたし、ヨーグルトとの相性も抜群で、とても美味しかったです。


ワインで有名な「カへチ地方」の農家さんに伺い「伝統的家庭料理」を伝授して頂きました

農家さんの周辺は、どこまでも続く広大なワイン用の「ブドウ畑」でした

農園内には「リンゴの木」もたくさん有り、まだ青い実をつけていました

自家製の美味しい蜂蜜を採取するための「手作りの蜂小屋」もありました

家族の一員である、毛並みの美しい「農耕馬」も、静かに草を食んでいました

農家のお爺さんと一緒に、ブドウの枝を薪にして「豚肉の串焼き」を焼かせて頂きました

キッチンでは、自家製の食材を使った「素朴で美味しい家庭料理」が次々に完成しました

農家のお父さん、一番下の息子さんと一緒に記念撮影させて頂きました

自家製の美味しくて濃厚な「カスピ海ヨーグルト」を、デザート用に盛り付け中です

農家の友人のみなさん達と、ワインを片手に楽しい食卓を囲ませて頂きました

「自家製ワイン」と「伝統的家庭料理」の相性は、抜群でした

「白ワイン」は、ロゼワインのように美しいピンク色でした

自家製の小麦粉で作った「パン」も、風味と香りがあって美味しかったです

手作りの「チーズ」は、塩味が強めですが、パンと一緒に食べると最高です

歌を披露してくれた可愛らしいお嬢さんも、お手伝いしてくれました

「自家製蜂蜜」の輝きを見ただけで、素晴らしさが分かりますよね!

2012年08月17日

コーカサス地方・グルジアの首都「トビリシ」のローカルレストランを食べ歩きました

2012年6月上旬に、旧ソ連・ヨーロッパ部分の最南端に位置する、コーカサス地方「グルジア」を訪れ、「伝統的食文化」の取材をして来ました。
首都「トビリシ」では、現地で人気のローカルレストランを食べ歩き、「グルジアの食文化」を存分に体験させて頂きました。
早速、料理の写真と共に、簡単な解説をさせて頂きたいと思います。


どこのお店でも、生の「トマト」と「きゅうり」は、なぜか最初に必ず出されますね

「スルクン」と言う、カッテージチーズを巻いたグルジア風の美味しいクレープです

「焼きナス」にクルミのペーストを塗るのがグルジア風で、とても美味しい前菜です

きゅうりや唐辛子、ハーブの「ピクルス」も、ビールによく合うおつまみの定番ですね

キャベツとツナの「マヨネーズ合えサラダ」も、シンプルながら、グルジアで人気です

ホウレン草の「マヨネーズ合えサラダ」も、グルジアでよく出される前菜のひとつですね

ハーブ風味の「野菜コンソメスープ」は、控え目ながらコクがあり美味しかったです

「ポークのトマト煮込み」ですが、ハーブがアクセントとなり、かなりアッサリしていました

グルジア風水餃子「ヒンカリ」は、旨味たっぷり「小籠包」のようで美味しかったです

レストランの厨房では、大人気メニュー「ヒンカリ」作りにフル回転していました

「ヒンカリ」は、大鍋で大胆に茹でますが、この煮汁が美味しそうですよね

「マッシュルームのオリーブオイル煮」は、ガーリック・唐辛子風味で香ばしかったです

「グルジア風の前菜」を盛り合わせたお皿を持って、記念の1枚です

「ポテトフライ」が、とても甘くてコクがあり、美味しかったですね

グルジア風チーズパイ「ハチャブリ」も、お店ごとに個性があり、興味深かったですね

「ローストチキン」は、カリッと焼いた後からガーリックを塗るのがグルジア風です

デザートとしての「フルーツの盛り合わせ」も、新鮮で、かなり斬新な盛り付け方ですね

ローカルレストランでは、華麗な民族舞踊を鑑賞しながら食事することが出来ます

2012年08月18日

アルメニア・ガルニ村の農家レストランで伝統的なパン「ラバッシュ」を作らせて頂きました

2012年6月上旬に、旧ソ連・ヨーロッパ部分の最南端に位置する、コーカサス地方「アルメニア」を訪れ、「伝統的食文化」の取材をして来ました。
首都エレバンの郊外「ガルニ村」では、現地で人気の農家レストランに伺い、伝統的なアルメニアのパン「ラバッシュ」を作らせて頂きました。シンプルなパン生地を麺棒で薄く延ばし、薪が燃料の窯の内側に貼り付けて焼くのですが、似たような焼き方のパンは、中央アジア・シルクロード近くの国々でも見かけたことがありますので、おそらく、食文化の交流もあったのだろうと思います。
パン焼き窯の隣には、大きなグリル用の炉があり、日本でいう「つくね」のような「ケパブ」とか「ポークの串焼き」、「セバン湖産のマスのグリル」等も焼かせて頂きました。
まだ、ガス、電気の無かった古代から、加熱調理の基本は、薪で火をおこしての「グリル」だったことを再認識しましたし、普段は、便利なオープンを使っていますので、慣れるまでは、火加減が大変でしたが、「美味しくなるように、料理に愛情を込める」という初心を思い出すことが出来まして、とても貴重な経験になりました。


アルメニアの伝統的製法によるパン「ラバッシュ」の生地を延ばしているところです

「窯の内側に貼り付けて焼く」という原始的な方法が、とても新鮮で楽しかったです

焼き上がった薄い「ラバッシュ」は、とても香ばしくて美味しかったですよ

レストランの支配人氏と一緒に「ポークの串焼き」を焼かせて頂きました

スパイシーポテトを添えた「ケパブ」は、現地のみなさんも大好きです

大きな網に挟んで「セバン湖産のマス」を皮面からカリっと焼いて行きます

歴史を感じさせる、石造りの「パン焼き小屋」と「グリル用の炉」です

昼から晩まで、様々な食材を上手にグリルしているスタッフのみなさんです

美味しそうに焼き上がった「マスのグリル」を持って、記念の1枚です

御覧の前菜は、メインディッシュと一緒に食べても美味しかったですね

デザートは、アップルジャムを挟んだ甘いパンですが、素朴で良かったです

農家レストランの中庭で、解放感に浸りながらの楽しい食事は、最高ですね!

2012年08月25日

アルメニア郊外のローカルレストランで「伝統的なアルメニア料理」を作らせて頂きました

2012年6月上旬に、旧ソ連・ヨーロッパ部分の最南端に位置する、コーカサス地方「アルメニア」を訪れ、「伝統的食文化」の取材をして来ました。
首都エレバン郊外のローカルレストランでは、現地で人気の「伝統的なアルメニア料理」にオリーブオイルのアレンジを加えた料理を作らせて頂きまして、それが、思った以上に大好評で、嬉しかったです(笑)。特に、和食も大好きというシェフとオーナー氏は、私の作る料理のすべてに興味津々で、帰り際には「是非とも、期間限定でもOKなので、今後もこのレストランで指導して欲しい!」という大変に有難いオファーを頂きました。アルメニアを含めたコーカサス地方は、自然の恵みも豊かですし、まだまだ食文化の面で、発展してゆく余地は十分にありますので、タイミングをみて、また伺いたいと思いました。


アルメニア郊外のローカルレストランで、シェフとオーナー氏です

キッチンスタッフのみなさんは、とてもフレンドリーで良かったです

大きな布袋に入った「自家製ヨーグルト」は、デザートや料理に使います

「ヨーグルト」は、とても濃厚で、上質なクリームチーズのようでした

「ポテトのオープン焼き」にも、オリーブオイルが良い相性でしたね

「テーブルオリーブの実」も、アルメニアでは前菜として人気があります

上質なチキンやポーク、野菜類を「炭火でグリル」すると美味しいですよ

肉類は、「オリーブオイルでマリネ」しておくと、美味しさがアップします

グリル担当のみなさんとも、すぐに親しくなり、記念撮影させて頂きました

「地粉で作ったパン」は、とても風味が良くて、しっとり美味しかったですよ

キッチンスタッフの女性達は、サービスも兼任でよく働き、大忙し
でしたね

冷えた「地ビール」も、コクと旨味があり、アルメニア料理に合って
いました

「地元産の野菜中心の前菜」は、オリーブオイルとの相性が抜群に良かったです

「アルメニア風の雑炊」にも、仕上げにオリーブオイルをかけて食べました

オリーブオイルでマリネした「ポークのグリル」は、香ばしくて最高でしたよ

「トルマ」という「挽肉のブドウの葉包み」も、地元で人気の逸品でしたね

「自家製バニラアイスクリーム」は、ものすごく濃厚で美味しかったですよ

地元産のスイートな「ザクロ酒」は、ボトルもユニークで、食後酒に最適です

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