28年前に、大阪・阿倍野の辻調理師専門学校(略して辻調)に1年間通っていた私にとりまして、大阪は「心のふるさと」でして、いつでも「初心」を思い出させてくれる、楽しい想い出がたくさん詰まった「パワースポット」なのです(笑)。
先月、仕事で、久々に大阪を訪れた際に、「その懐かしの場所」を歩いてみましたので、気楽に読んで頂けましたら有難いです。
まずは、「黒門市場」です。ここには、関東では見たこともない「関西ならではの高級食材」もたくさんありますので、辻調在学中には、何度も仲間と訪れて、食材の勉強をさせて頂きました。特
に、卒業料理展用にテリーヌを何本も作った時には、先生方の試食審査があるわけでもないのに、わざわざ「天然ヒラメ」を何キロも注文したことを忘れられません(笑)。今から思えば、とても高価な出費で、もっと安い魚でも良かったのにと思いますが、それだけ当時は「純粋でひたむき」だったのですね(笑)。
「道頓堀」も、当時は「大阪らしさ」が凝縮していて、とても楽しい想い出の場所でしたね。久々に訪れてみましたら、グリコの看板をはじめとして、昔からあった物は、すっかり減ってしまい、オシャレで今風の看板や建物ばかりが目立っていました。すごく寂しい気もしますが、これも時間の流れだから、仕方ないですね。「えびす橋」に立ち、脇の靴屋の店員さんにカメラのシャッターを
押してもらったのですが、「御兄さん、どこから?」と、気軽に声をかけてくれるあたりは、フレンドリーで大阪らしいなと思いました。
えびす橋から見て、ものすごく目立つ遊園地の観覧車のような建物がありましたので、近づいてみましたら、何と「ドンキホーテ」だったのですが、この派手さは、大阪ならではですよね。「コナモンミュージアム」をはじめ、飲食店から薬局に至るまで、色々なお店の看板が立体的で派手なのも大阪らしくて、久々に見る「インパクトの強さ」でした(笑)。
「道頓堀」と言いますと、「くいだおれ太郎くん」が有名ですが、もう引退して、ここにはいないと思っていましたら、旧くいだおれ会館から30mほど行ったところに「節電モード」で立っていて、まさかの再会に感動致しました。この日も、相変わらずの人気者でして、カメラを持った大勢の観光客に囲まれていましたね。
お昼になり、道頓堀から「天王寺」に移動致しました。ここには、どうしても立ち寄りたい「餃子の王将」があるからです(笑)。28年前の辻調時代には、学生専用の民間の寮(辻調直営ではありません)に入っていたのですが、どうも食事が美味しくなくて、食が細り、どんどん痩せてしまいました。顔色も悪くなり、辻調の先生から病院に行くことを勧められたのですが、町医者の先生が面白い方で、「王将の餃子を毎日食べなさい」と言うのです。私は、その教えを守り、ほぼ毎日、天王寺駅前の王将に通って「餃子」を食べ、無事に辻調を卒業することが出来ました。それからは、関西に来ると必ず「餃子の王将」に入ってしまうほどの大ファンなのです。この日も、私の指定席である13番テーブルに座り、「葱・ニンニク多めのマーボ豆腐」と「両面焼きの餃子2人前」を特注し、ビールを飲みながら、至福の時間を過ごさせて頂きました(笑)。
ほろ酔い加減で、次に向かったのは、阪神対巨人戦が行われる甲子園球場でした。阪神梅田駅に着きますと、すでにタイガースのユニホームを着たファンがたくさんいて、ここから、応援はスタートするのですね(笑)。甲子園では、心地良い浜風を肌で感じながら、熱狂的なタイガースファンの応援を見るのが大好きなのです。球場は、外観がきれいになりましたが、昔からの応援グッズや食べ物は相変わらずの人気で、私も、1皿500円の「名物・甲子園カレー」を食べましたが、懐かしい味でしたね。試合は、白熱した熱戦で、とても面白かったです。久々の大阪を満喫することが出来て、本当に楽しい1日でした。
「黒門市場」には、関西の高級食材もあり、辻調時代には、よく通って勉強しました
「道頓堀」には、大阪らしさが凝縮していて、とても好きな場所のひとつです
「えびす橋」に立って記念撮影しましたが、だいぶ雰囲気は変わっていましたね
「道頓堀川」で一番目立っていたのが「ドンキホーテの観覧車」でした
「コナモンミュージアム」が新しく出来ていましたが、看板がかなり
派手ですよね
思いがけずに「くいだおれ太郎くん」と再会することが出来て嬉し
かったです(笑)
辻調時代に毎日通った、懐かしの「餃子の王将・天王寺駅前店」です
なぜか私の指定席である13番テーブルから見た店内ですが、当時の様子そのままですね
私がよく特注していた「葱・ニンニク多めのマーボ豆腐」と「両面焼き
の餃子2人前」です
阪神梅田駅から熱狂的なタイガースファンの応援はスタートするのですね(笑)
日本酒をはじめ、お弁当からオニギリに至るまで、タイガースのロゴが入っているのは
さすがですね
伝統の一戦、阪神対巨人戦は、いつも満員の観衆の中、盛り上がって楽しいですよ
この日は、初めて「アルプススタンド」で観戦しましたが、浜風が心地良かったですね
トッピング無しで1皿500円の「名物・甲子園カレー」は、とても懐かしい味でした
両軍のファンが仲良く並んで応援出来るのも「アルプススタンド」の良さですね
7回には、甲子園名物の「ジェット風船」も夜空を舞いました。ドームでない球場の良さですね!