2012年6月上旬に、旧ソ連・ヨーロッパ部分の最南端に位置する、コーカサス地方「アゼルバイジ
ャン」の首都「バクー」を訪れ、上質のオリーブオイルと食材を探して来ました。
コーカサス地方で最も大きな町であるバクーは、カスピ海で採掘される石油によって発展し、住
民の中でも油田関係の仕事に就いている人が多く、あちこちで「石油櫓」を見かけることが出来ました。さらに、バクーの郊外には、炎が噴き出している山「マンマンディ」があるのですが、地下に
は天然ガスがあり、地表の割れ目から、それが噴き出していて、おそらく、これからも永遠に消えることなく、燃え続けることでしょう。資源節約の観点から言えば、何かに有効活用出来たらいいなと思うのですが・・・。
この時期のアゼルパイジャンは、降水量も少なく、砂漠のような気候なのですが、そんな条件の
中でも枯れることなく育つ、生命力に満ち溢れた「オリーブの木々」をあちこちで見つけました。
地元のスーパーマーケットには、アゼルバイジャン製の上質なオリーブオイルやテーブルオリーブ(食用のオリーブの実)も揃っていましたので、早速、購入し、オリーブオイルは、日焼け止め用に毎日全身に塗っていました(笑)。
アゼルパイジャン製のワインも、安価で美味しい物がたくさんあり、将来的には、日本にも輸入される日が近いのではないかと思いました。
「ローカルなフルーツマーケット」にも立ち寄りました。この時期は、チェリーやプラム系の新鮮なフルーツが多く、色も鮮やかで、とても奇麗な品揃えでしたが、保存食としての「瓶詰」も、みな農家さんの手作りだそうで、かなり充実していましたね。珍しかったのは、日の丸形に薄く延ばされた「プラムのドライペースト」です。このまま、食べても美味しいですし、現地では、煮込み料理の隠し味として使うこともあるそうです。農家さん手作りの「蜂蜜」も、濃厚で美味しかったですね。まるで水飴のようなコシの強さで、カスピ海ヨーグルトにかけて食べると、最高でしたよ!
「アゼルバイジャンの食文化」には、その殆どに「手作りの良さ」が残されており、そこには、人の手のぬくもりが感じられて、素晴らしいなと思いました。日本でも、「ケミカルな物に頼らない伝統的食文化」に、もっとスポットライトを当てるべきで、そこから「地域活性化のヒント」が見えてくることを、多くのみなさまに知って頂きたいと思っています。
アゼルバイジャンの首都バクーでは、カスピ海から採掘するための「石油櫓」を色々な所で
見かけました
地下の天然ガスが噴き出し、燃え続けているバクー郊外の「炎の山・マンマンディ」です
バクー郊外の排火教寺院内にも「オリーブの木々」がありました
バクー旧市街のあちこちで「オリーブの木々」を見つけました
アゼルバイジャンの各所では、まだ小さい「オリーブの実」がたくさん成っていました
アゼルバイジャン製の「上質なオリーブオイル」を、何種類も見つけました
テーブルオリーブ(食用オリーブの実)も、たくさんあり、嬉しくなってきました
「アゼルバイジャン製のワイン」だけでも、こんなにあり、安くて美味しかったです
「プラムのペースト」を丸いシート状に伸ばして売っているのは珍しいですね
「ローカルなフルーツマーケット」には、色鮮やで新鮮な果物が豊富にありました
フルーツマーケットのおばちゃんと、笑顔で記念撮影させてもらいました
保存食用でもある農家さん自家製の「フルーツや野菜の瓶詰」が豊富にありました
地元の農家さん自家製の「蜂蜜」も、水飴のような濃厚さで、最高の美味しさでした
どちらも濃厚な「蜂蜜」と「ヨーグルト」の相性は抜群で、本当に美味しかったです!