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2012年09月 アーカイブ

2012年09月02日

イタリアの首都・ローマの大型市場「ビクトリア・マーケット」を御案内致します

2012年8月下旬に、イタリアの首都・ローマを訪れ、「伝統的食文化」の取材をして来ましたので、その模様を数回に分けてレポートさせて頂きます。
まずは、ローマ・テルミネ駅近くの大型市場「ビクトリア・マーケット」を御紹介させて頂きます。
15年前にも、食材の仕入れで、こちらに来たことがありますが、その時には、まだ、青空市場で、日差しが強くなるお昼前には、撤収してしまう感じでしたが、今回、訪れてみますと、解放感溢れる室内に、食材ごとに分かれて、オシャレなディスプレイのお店が並んでおり、15年という時間の流れを実感致しました(笑)。
まずは「青果コーナー」ですが、イタリア料理でよく使われるナスやトマトが、山積みされており、しかも、日本には無い種類も多くて、感激致しました。夏らしく、インゲンやゴーヤ、ズッキーニ、ウリ等もたくさん有りましたが、サイズや形も様々で「生命力に満ちた食材」は、見ていて本当に飽きないですね。イタリア家庭料理の定番食材として欠かせない玉葱、にんにく、イモ類も、地元の人々が並んで買っていましたし、「フルーツコーナー」にも、色鮮やかで新鮮な物が豊富に揃っており、「さすがに、大都市ローマだな!」と思いました。
以前に比べ「魚介コーナー」のスペースが広くなっていることからも「時代の流れ」を感じました。イタリア人は、肉類が大好きで、元々、肉屋さんの数は、多かったのですが、最近は、世界的傾向として、ヘルシー志向になり、魚介類を好む人が確実に増えているのだと思います。魚屋さんの店先には、近海の小魚から、大型のマグロ類、甲殻類まで豊富に揃っていましたし、それらの鮮度も、以前に比べて抜群に良かったのが、印象的でした。
「テーブルオリーブ(食用のオリーブの実)」や「ドライトマト」も、美味しい物が豊富に有り、しかも、値段もかなり安くて、嬉しくなってきましたね(笑)。
イタリアの市場では、日本のような「小分けパック」は無く、基本は「量り売り」ですから、色々と買い物すると、ものすごい量になり、それらを持ち運ぶのは、かなりの重労働ですので、買い物客は男性(お父さん)が多く、その点は15年前と変わっていませんでしたね(笑)。


15年前は青空市場だった、ローマ・テルミネ駅近くの「ビクトリア・マーケット」の入り口です

南イタリア料理に欠かせない「ナス」も、色々な種類、大きさが有り、生命力を感じますよね

夏が旬の「ゴーヤ」や「インゲン」等は、日本のそれとは、サイズが違い興味深かったです

イタリア家庭料理の定番食材「玉葱」、「ニンニク」、「イモ類」も山積みで迫力が有りました

チーズや生ハムと相性の良い、色鮮やかな「フルーツ類」も、種類豊富に揃っていました

南イタリアでよく見かける「ウチワサボテンの実」は、フルーツとして、皮をむいて食べます

市場内では、とても美味しい「地元産のフレッシュチーズ」も、種類豊富に並んでいました

南イタリアでは、種類豊富な「豆料理」も人気ですので、市場内には「豆専門店」もあります

ヘルシー志向の最近では「鮮魚コーナー」も人気があり、新鮮な魚介類が豊富にありました

イタリア各地の市場内では、重い荷物を持つ買い物は、男性(お父さん)の仕事のようですね

「テーブルオリーブコーナー」では、全種類の試食をさせて頂き、その後に満足の1枚です

「テーブルオリーブ」だけでも、美味しくて安い物が、こんなに種類豊富にあり、感動しました

2012年09月03日

「生ズッキーニと昆布佃煮の和風カルパッチョ」の簡単レシピを御紹介致します

9月に入っても暑さ厳しい毎日ですが、みなさまは、お元気でしょうか?
御客様から、よく「ズッキーニを使った簡単レシピを教えて下さい」とのリクエストを頂きますので、「生ズッキーニと昆布佃煮の和風カルパッチョ」を御紹介させて頂きます。
ズッキーニは、食べ易い大きさにスライスして、軽く天然塩を振っておきます。そこに、昆布の佃煮を適宜のせて、上質のオリーブオイルをかければ出来上がりなのですが、見栄えを考えて、今回は、炒りごまと鰹削り節をトッピングしてみました。
すぐに食べれば、サラダ感覚で、ズッキーニの歯応えを楽しめますし、タッパー等に入れて半日置けば、オリーブオイルと昆布の旨味が染み込んで、しっとりとした浅漬けのようになります。
御飯に載せて食べたら最高ですよ!(笑)「生で食べるズッキーニの美味しさ」を、是非、お試し下さいね(^_^)v


ズッキーニは、生のままスライスし、軽く天然塩を振って、昆布佃煮を適宜乗せます
そこに、上質のオリーブオイルを適宜かければ出来上がりです

見栄えを考えて、炒りごまや鰹削り節をかけると美味しさもアップしますよ!

タッパー等に入れて半日置くと、オリーブオイルと昆布の旨味が馴染み、浅漬けのように
なります。是非、御飯に乗せて食べて下さいね!

福島県から「日本一安全で美味しい日本酒」が届きました

私も日頃から応援させて頂いている福島県の老舗・造り酒屋さんから、「日本一安全で美味しい日本酒」を送って頂きました。
福島県の生産者みなさんは、風評被害にもめげずに、厳しい検査基準を設け、「福島産イコール日本一安全なブランド」と言われることを目標に、日々、明るく頑張っていらっしゃいます。
「あした福の島」、「明日への架け橋」。夢のあるネーミングですよね!福島県を含めた東北地方の再生無くして、日本の活性化は出来ないと思っていますので、是非、みなさまの御協力のもと、「日本の絆の底力」を全世界に発信して行きましょう!御声援を宜しくお願い致します(^_^)v


「爽やかで福与かな味わいの日本酒」が福島県から届きました
「コグレ流オリーブオイルクッキング」との相性も抜群ですよ!

イタリアの首都・ローマで「イタリア版ファストフード」を食べ歩きました

2012年8月下旬に、イタリアの首都・ローマを訪れ、「伝統的食文化」の取材をして来ました。
「イタリア版ファストフード」と言いますと、「ピザ」や「パニーニ(サンドイッチ)」が有名ですが、お店によって、形や味わいも様々でして、それが、とても興味深かったですね。
特に、美味しくて個性的だったお店の商品の一部を、ここで御紹介させて頂きます。
まずは、ローマ・テルミネ駅近くの大型市場「ビクトリア・マーケット」内のパン屋さんです。さすがに、人気市場内に出店しているだけあって、どれも美味しくて、いつも長蛇の列が出来ていました。フレッシュチーズやハーブをふんだんに使った「贅沢なピザ」をはじめ、シンプルな「オリーブのフォッカチャヤ」、「紙のように薄く延ばしたピザ」等、どれも個性的で美味しかったです。
ローマの街中、各所にある、チェーン展開のパン屋さんも人気でした。ここのお店では、「ボリューム感が売り」のようでして、「クロワッサン」も大きかったですし、「フランクフルトソーセージやフライドポテトを巻き込んだピザ」、「チキンカツとフライドポテトを巻き込んだピザ」、「具沢山のトルティーヤ」等々、どれも大型で味も良かったですね。「フレッシュジュース」も数種類用意してあり、大きなピザを食べながら飲むフレッシュジュースに「イタリア」を実感致しました(笑)。
この時期のローマは、昼間の気温が40℃近くにもなるために、冷たいドリンク類を売る屋台やジェラートショップも大人気でしたね。
一方で、外国のファストフード店も各所にあり、特に「寿司バー」は、大人気でした。中には、「シャンパンと寿司をコラボさせた」カウンター式のオシャレなお店もあり、ここでも、ヘルシー志向の高まりを実感致しました。


ローマ・テルミネ駅近く「ヴィクトリア市場内」で、美味しいパン屋さんを見つけました

イタリアらしく「フレッシュチーズやハーブを贅沢に使ったピザ」も人気がありましたね

シンプルながら美味しい「オリーブ風味のフォッカチャヤ」です

「ミートソースやチーズを乗せて薄く延ばしたピザ」もありました

ローマ各所で、チェーン展開しているパン屋さんは「ボリューム感が売り」でした

「フランクフルトソーセージやポテトフライを包み込んだ巨大ピザ」には驚きましたね(笑)

イタリアらしく「チキンカツやポテトフライを包み込んだ巨大ピザ」も人気商品でした

「具沢山のトルティーヤ」と「ズッキーニたっぷりのピザ」は、アッサリしていて美味しいです

「シーフードパニーニ(サンドイッチ)」も御覧のようなボリューム感ですが、食べ易いですよ

少し甘めの「フレッシュジュース」も数種類あり、ピザとセットで購入することが出来ます

猛暑のローマでしたので、冷たい飲み物を売る屋台は、いつも長蛇の列でしたね

「イタリアのジェラート」は、種類も豊富で美味しくて、食べ比べも楽しかったですよ

シャンパンとコラボさせた、カウンター式の「オシャレな寿司バー」も人気でしたね

マグロの寿司は、サーモンと共に人気商品で、「ヘルシー志向の高まり」を実感しました

2012年09月07日

「イチジクのオリーブオイル風味」の簡単レシピを御紹介させて頂きます

9月に入り、秋の味覚「イチジク」が美味しい季節となりました。
先日、和歌山県の生産者の方から、見事な「イチジク」を送って頂きましたので、簡単なレシピを御紹介させて頂きます。
イチジクは、皮付きのまま、半分にカットして、軽く天然塩と胡椒を振ります。ちなみに、胡椒は、粗挽きのブラックペッパーが、香りも良く、お薦めです。5分程度置いて、塩・胡椒が馴染みましたら、上質のオリーブオイルをかけて出来上がりなのですが、フレッシュハーブのミントがあれば、添えて頂きますと、彩りも鮮やかになりますね。
オリーブオイルをかけてすぐに食べますと、イチジクのストレートな美味しさを楽しめますし、半日ほど置きますと、オリーブオイルの旨味や胡椒の香りが融合して、味わい深い逸品となります。
是非、みなさまも、上質のオリーブオイルで「旬の味覚」を楽しんで下さいね(^_^)v


「イチジク」をカットして、軽く天然塩と粗挽きのブラックペッパーを振ります

5分程置いてから、上質のオリーブオイルを適宜かければ出来上がりです

フレッシュミントを添えますと、色鮮やかになり、美味しさもアップします


札幌市内の呉服展示会で「おもてなしの御料理」を作らせて頂きました

まだ残暑厳しい9月上旬に、札幌市内の呉服問屋「大松(株)」様に伺い、呉服展示会の「おもてなしの御料理」を作らせて頂きました。
2年前の1月にも伺わせて頂き、今回が2回目でしたので、顔馴染みの御客様も多く、「コグレさんから前に分けてもらったオリーブオイル、美味しくて評判いいわよ!」とか「毎日、顔に塗っているから、お肌ツルツルになったでしょ(笑)」とか、親しみの込もった「嬉しいお言葉」をたくさん頂きました。
御料理の内容に関しましても、北海道産の食材をメインにした「コグレ流ヘルシークッキング」で、みなさまに喜んで頂くことが出来まして、本当に良かったです。
この素晴らしい御縁を下さった「大松(株)」様には、心より御礼を申し上げますと共に、次回も、北海道産の食材をふんだんに使ったメニューで、今回以上に喜んで頂けるように、精一杯頑張りますので、宜しくお願い致します。


札幌市内の呉服問屋「大松(株)」様で「おもてなしの御料理」を作らせて頂きました

素晴らしい着物が並ぶ会場の一角に御食事会場を作り、御料理させて頂きました

御食事会場で、私お薦めのオリーブオイル「ラビダ・クラシック」を持って記念の1枚です

前菜の「切干大根の和風サラダ」には、道内産の帆立貝や天然エビをたっぷり使いました

「和風野菜ミネストローネスープ」の味の決め手は、羅臼昆布と上質のオリーブオイルです

呉服展示会場の片隅に作った特設キッチンでは、小型の「カセットコンロ」が大活躍でした

その柔らかさが大好評だった「北海道産和牛のクネル仕立て」の
盛り付け中です

「新物のリンゴの赤ワイン煮」と「バイヨンヌ産チョコレートのムース」がデザートでした

「コグレお薦めの世界№1オリーブオイル」と「著書」の販売コーナーも大好評でした

仕事が終わって外に出ますと、ライトアップされた「時計台」が素敵に輝いていました

2012年09月09日

イタリア・ローマ近郊の「ナイトマーケット」に行って来ました

2012年8月下旬に、イタリアの首都・ローマを訪れ、「伝統的食文化」の取材をして来ました。
ローマの夏は、とても暑いですから、涼しくなる夕方からオープンする「ナイトマーケット」がありまして、場所によっては、お子さん向けの遊園地も併設し、深夜まで営業しているところもありました。
私も、早速、ローマ近郊の大規模な「ナイトマーケット」に行って来ましたが、ここでも「伝統的な食文化」を垣間見ることが出来まして、とても楽しかったです。
まずは「スィーツ」ですが、アーモンド生地で作った「マジパン細工」が、色々ありました。バナナやオレンジ、栗etc。実に巧く作ってあり、日本の緻密な「和菓子」に通ずるところがあるように思いました。
香ばしく炒ったナッツ類にキャラメルを絡ませた「ヌガー類」も、良い匂いがしていました。ヌガー職人のおじさんが、鉄板の上にナッツとキャラメルを流しこみ、ヌガー作りの実演をしていましたが、あまりの手際の良さに、しばらく見惚れてしまいました。
トッピングが色鮮やかで、イタリアらしいドーナツがたくさん並んでいる「ドーナツ屋さん」もありました。店員さんにカメラを向けますと、陽気にポーズをとってくれまして、「ラテン系の明るいノリ」
に、私まで嬉しくなってきました(笑)。
日本でいうところの「駄菓子屋さん」もありましたが、ディスプレイがとてもユニークで、子供達が好きそうな「おもちゃ」がぶら下がっていたりして、「おもちゃ屋さん」と間違えそうでしたね。
「鉢植えのオリーブの木」を売っているお店もあるのには、驚きました。「さすがは、イタリアの首都・ローマ!」ですよね。
「オリーブオイル」を売っているお店もありましたが、「白トリュフ風味のオリーブオイル」は、ちょっと珍しいので、試食用に購入しました。
「イタリア版ファストフード」のお店も、色々あって興味深かったですね。
まずは、イタリア人も大好きな「トリッパ(牛の臓物)屋さん」ですが、トマトソースでじっくり煮込んだトリッパは、本当に美味しそうでした。お客さんのリクエストに応じて、パンに挟んでくれたり、そ
のまま、器に入れてくれたりして、「素朴なイタリア家庭料理の原点」を見たような気がします。
「クレープ屋さん」も、お店(屋台)の作りからしてオシャレな感じでしたね。トッピングのチョコレートソースをたっぷりかけるのが「イタリア流」です。
「巨大なシュー生地を揚げているお店」もありました。トッピングには、シナモンシュガーやチョコレートソースをたっぷりとかけていましたが、そのボリューム感は、かなりのものでしたね。
「屋台のお店」には、「組み立て式のもの」と「移動車を利用したもの」がありましたが、特に、移動車は、イタリアらしくユニークなデザインのものが多くて、興味深かったです。
「ホットドック屋さん」も人気がありました。挟む物も「ソーセージ」以外に「野菜のマリネ」であったり、「子豚の丸焼き」であったりして、自由な発想で「ホットドックを楽しんでいる」ようでしたね。
最後に「パニーニ(ホットサンド)屋さん」ですが、このホットサンドは、イタリアでは、定番中の定番でして、「ナイトマーケット」の数ある飲食店の中でも、かなりの人気でした。
それにしましても、イタリアの子供達は、本当に元気ですね。すでに、23時を過ぎていましても、たくさんの子供達が、歓声を上げながら、隣の遊園地で明るく遊んでいましたよ(笑)。「子供達の元気」も、このような「イタリアの伝統的食文化」が「源」なのでしょうね。


ローマ近郊の「ナイトマーケット」は、遊園地も併設していました

アーモンド生地で作った「マジパン細工」は、完成度が高いですね

ナッツ類にキャラメルを混ぜた「ヌガー」は、イタリアでも人気です

ヌガー職人のおじさんが、鉄板の上で「ヌガー作り」を実演していました

「ドーナツ屋さん」も、ラテン系のノリで、明るくポーズしてくれました

おもちゃ屋さんのようなディスプレイの「イタリア版駄菓子屋さん」です

「オリーブの鉢植え」を売っているところが「イタリアらしい」ですよね

とても珍しい「白トリュフ風味のオリーブオイル」も売っていましたよ

「イタリア家庭料理の原点」を感じる「トリッパ(牛の臓物)屋さん」です

「クレープ屋さん」も、イタリアらしく、オシャレな作りで人気でした

「巨大な揚げシュー」には、たっぷりのシナモンシュガーが良く合います

「屋台用移動車」のデザインも、イタリアらしくユニークだと思いました

イタリア式「ホットドック屋さん」では、トッピングも色々ありました

「子豚の丸焼き」も、ホットドックのトッピングとして大人気でした

「パニーニ(ホットサンド)屋さん」は、いつも行列が出来ていました

「パニーニ」は、「イタリア版ファストフード」の定番中の定番ですね

2012年09月10日

「ブラジルのプリン」が濃厚で美味しい理由は?

6月下旬のブラジル滞在中には、「スィーツ」の食べ歩きもかなり致しました。そして気が付いたのですが、「どこで食べても、ブラジルのプリンは、濃厚で美味しい」のです。その理由を考えてみました。かつて、ブラジルは、ポルトガル領でした。ポルトガルと言いますと、「エッグタルト」をはじめ、卵を使った美味しいスィーツが多いですから、その流れを汲んでいるのでしょうか。また、ブラジルは、鶏肉の生産量が世界的に多いことでも有名ですので、卵の質もいいのでしょうか。ミルク、生クリームといった乳製品の脂肪分も影響しているかもしれませんね。この写真は、リオで食べた美味しいプリンなのですが、もし、みなさんがブラジルに行く機会がありましたら、「濃厚で美味しいプリン」を食べてみて下さいね。


「ブラジルのプリン」は、どこで食べても濃厚で美味しくて、感激致しました


天草市牛深漁港は「海の恵みの宝庫」でした

8月下旬に、熊本県天草市に伺い、天草市と上天草市の中学校の家庭科の先生方を対象に「オリーブ授業」をさせて頂きました。
その前日には、食材の仕入れを兼ねて、牛深漁港を御案内して頂き、改めて「天草は、海の恵みの宝庫である」ことを実感致しました。
本渡の宿舎を早朝5時前に出発し、約1時間かけて漁港に到着するやいなや、朝6時からの「競り」が始まる直前の岸壁の活気に釘付けになりました。御家族で操業していらっしゃるという小型漁船が、次々に岸壁に横付けされると、船底の水槽から、これでもかというほどの新鮮な魚が、容器に移し替えられ、市場内に運び込まれて行きます。そして、サイズを測り、同じ大きさごとに分けて行く作業まで、すべて、漁師さん達の仕事でした。特に、黙々と働く「お母さん達の頑張り」には、感動致しました。天草の女性は、本当に、よく働きますね!
仕事の合間のお母さん達と、少しお話させて頂きましたが、やはり、「後継者不足が悩み」だそうです。まだ、夏場はいいですけれど、寒い冬場は、厳しい仕事ですし、命懸けで頑張っても、「買い叩かれてしまう」のが辛いそうです。次代を担う後継者が、遣り甲斐や夢を持てるようにして行かなくては、「日本の食文化の将来は危うい」ですから、何とか、牛深も活性化出来るような方法を考えなくてはいけませんね。
「競り」が一通り終わりましたら、今度は少し離れた対岸にある漁港で、大型漁船の水揚げを見せて頂きました。こちらでも、小さな「いわし」、「きびなご」から、大型の「シイラ」に至るまで、様々な魚種を大量に見ることが出来ました。水揚げ量が多い分、作業も迅速さを求められますので、岸壁には、ベルトコンベアが設置され、こちらでも、ベテランの女性達による手早い作業で、次々に魚の仕分けがなされていました。
市場の見学の後には、漁港近くの「雑節工場・丸西(株)様」にも伺いました。「鰹節」は、鰹を燻して乾燥させた物ですが、鰹以外の魚を燻して作った物を「雑節」と言うそうでして、牛深は、「雑節生産量日本一」なのだそうです。こちらでは、「うるめいわし」、「かたくちいわし」の小魚から、「サバ」、「トビウオ」等々、色々な種類の「雑節」を作っていて、翌日の「オリーブ授業」のために、全種類の雑節を頂いてきました。
牛深と言いますと「焼きかまぼこ」も、有名ですので、地元で人気の練り物屋「金中商店様」にも伺いました。
地元産の鮮魚にこだわり、手作りの良さを生かした「かまぼこ」は、そのまま食べても、とても美味しかったですが、翌日の授業では、「オリーブオイルと醤油」をかけて食べて頂こうと思いました。
今回が、初めての牛深でしたが、「日本の伝統的食文化」に欠かせない大切な食材がたくさん有り、本当に「海の恵みの宝庫」だと思いました。朝早くから御案内して下さった関係者のみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
帰りには、遅い昼御飯を頂くために、鬼池フェリー乗り場近くの民宿「光浜荘さん」に立ち寄り、私が御指導させて頂いた「オリーブちゃんぽん」を久々に頂きました。ガーリック風味のオリーブソースをかけて食べるのですが、これが、本当に絶品なのです。ちなみに、こちらで出している特別メニュー「ブイヤベース」も、かつて、私が御指導させて頂いたのですが、本場を凌ぐ、その美味しさに、わざわざ東京から食べに来る御客様もいらっしゃるそうです。私の目標は、このようなお店を、上天草を含めた天草全体に、もっともっと増やすことなのですが、それが実現出来れば、地元での魚介類の消費量も増えると思いますし、観光面での活性化にもつながるのではないでしょうか。「魅力的な天草」を、さらに輝かせるために、これからも、「食を通して」頑張りますので、宜しくお願い致します。


「牛深漁港」には、初めて伺わせて頂きました

小型漁船から水揚げされた、大量の鮮魚(イサキ)に、嬉しくなってきました

漁師さん自ら、市場内に運び込み、1尾ずつ魚の大きさを選別していきます

魚の大きさを選別するための「市場版・物差し」の数々です

1本釣りの大きな「真鯛(5kg位)」も水揚げされていました

関東では珍しい新鮮な「キビナゴ」も、大量に「競り」にかけられていました

「種類豊富な活魚」の競り風景です

大型漁船からは、大量の「いわし」が水揚げされていました

大量の魚を手早くさばくために、ベルトコンベアーで流れ作業していました

流れ作業で次々に箱詰めされる「地魚」を持って、会心の笑顔です

牛深漁港近くの「雑節加工場・丸西(株)様」を見学させて頂きました

出来立ての「雑節(サバ節)」を持って、丸西社長様と記念の1枚です

地元で人気の焼きかまぼこ店「金中商店様」に伺いました

近くの海の駅で、「焼きかまぼこの詰め合わせ」も売っていました

民宿・光浜荘さんの「オリーブちゃんぽん」は、何度食べても美味しいですよ!

光浜荘さんでは、生簀用の「ウキ」で作った「クマもん」が出迎えてくれました(笑)


秋の味覚「さんまの塩焼き」にオリーブオイルと醤油をかけて

秋の味覚「さんま」が美味しい季節になりました。
普通は、塩焼きにして、大根卸しに醤油をかけて食べますが、ここに、上質のオリーブオイルを加えると、さらに美味しさがアップします。
色々な機会に、「オリーブオイルと醤油の組み合わせは、相性抜群である」ことを申し上げていますが、「大根卸し」との相性も抜群ですので、是非、お試し下さいね。
「食育」の講演で、全国に伺わせて頂いていますが、「魚離れ」の傾向は、年々広がっているようでして、学校給食に「小魚まるごとのから揚げ」等を出しますと、「魚に目(顔)がある!」と、泣き出してしまう、新入学のお子さんもいるようです。「魚は、小骨があるから嫌だ」と言われることもありますが、私が子供の頃には、小骨がつかえますと、お祖母ちゃんが「御飯を呑みこみなさい」と言っていました(笑)。魚には、良質なタンパク質とカルシウムが豊富に含まれていますし、何よりも「日本の伝統的な食文化」を語るうえで、「魚料理」は、「無くてはならないもの」なのです。「日本の伝統的食文化」とは、日本人が健康的に生きて行くために「必要なもの」、「無くてはならないもの」ですので、長い歴史の中で、今まで受け継がれ、残されてきたのです。
「焼き立てのさんま」は、本当に美味しいですから、もっともっと食べましょう!それが、「日本の伝統的食文化」を支えて、命懸けで頑張って下さっている漁師さん達を応援することにもつながるのですからね。


「さんまの塩焼き」に「大根卸し」と「醤油」、「オリーブオイル」の組み合わせは、相性抜群
ですので、是非、お試し下さいね

2012年09月11日

天草、上天草市の中学校・家庭科の先生方に「オリーブ授業」をさせて頂きました

猛暑が続く8月下旬に、熊本県天草市五和町のコミュニティーホール「おおくす」を会場にして、天草市・上天草市の中学校・家庭科の先生方を対象に「オリーブ授業」をさせて頂きました。
まずは、「オリーブ全般のお話」からスタートし、実際に地元産の食材を使った「オリーブオイルクッキング」10品を、アドリブを交えながら、楽しい雰囲気の中で、作らせて頂きました。
前日には、早朝から牛深漁港に伺い、「鮮魚」はもちろんのこと、「練りウニ」や「雑節」、「焼きかまぼこ」、「すりみ」に至るまで、本当にバリエーションに富んだ食材を頂いて来ましたので、私自身も創作意欲が掻き立てられ、とても有意義で楽しい授業となりました。
今回の「オリーブ授業」の模様を、料理写真を交えながら解説させて頂きますので、みなさまも「オリーブオイルクッキングのコツ」を、何かしら掴んで頂けたら嬉しく思います。
10月からは、ほぼ毎月、各学校に伺わせて頂き、直接、お子さん達を対象にした「オリーブ授業」もさせて頂きます。目を輝かせた、明るく元気なお子さん達に会えることは、本当に楽しみです。
少しでも、食を通して、お子さん達に「夢」や「目標」を持ってもらえたなら、こんなに嬉しいことはありません。
この素晴らしい御縁を作って下さった天草市、上天草市の関係者のみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいです。心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。


家庭科の先生方を対象にした「オリーブ授業」は、「なぜ、オリーブオイルなのか?」のお話
からスタートしました

「天草産の食材の素晴らしさ」、「地産地消の大切さ」の御説明をしているところです

ここに並んでいる調味料、食材は、すべて「天草産」です。素晴らしいですよね!

前日に牛深漁港で頂いた「鮮魚の数々」も、惜しみなく使わせて頂き、感謝、感激です!

「オリーブ授業のメイン」、これから「玄米」に、オリーブオイルを
入れて炊くところです

炊き上がった「オリーブ玄米」です。美味しくて、「デトックス作用に優れた逸品」です

「鰹の刺身」には、まず軽く塩を振り、オリーブオイルをかけるのがポイントです

醤油とオリーブオイルを1対3の割合でかけた「鰹の和風カルパッチョ」です

ゆず胡椒を適宜塗り、オリーブオイルをかけた「鰹の和風カルパッチョ」です

「切干大根」は、まず、和風出汁で軽く煮て、味を馴染ませるのがコツです

出汁を切り、オリーブオイルを絡ませた「オリーブ風味・切干大根サラダ」です

とても美味しく出来た「切干大根サラダ」を持って、会心の笑顔の1枚です(笑)

牛深名物「焼きかまぼこ」に、オリーブオイルと醤油を1対1でかけます

「焼きかまぼこ」とオリーブオイル、醤油の相性は、とてもいいので、お試し下さいね

バケットに「練りウニ」とオリーブオイルを塗って食べると、すごく美味しいですよ!

「ざく切りキャベツ」に、醤油とオリーブオイルを合わせたシンプルサラダです

「和風出汁」は、「雑節」数種類と「昆布」で取ると、すごく美味しいですよ。ザル漉しして
「アオサ」と「長葱」を加え、仕上げにオリーブオイルを適宜加えます

「白身魚のすり身」にオリーブオイルをかけてマリネしておきます

「白身魚のすり身」をフライパンで焼くだけで、とても美味しいですよ

「きびなご」には、塩・胡椒を振り、オリーブオイルをかけておきます

「きびなご」は、多めのオリーブオイルで素揚げするように焼きます

「きびなご」の下には、オリーブオイルでソテーしたキャベツを敷きます

「シイラ」のフィレには、塩・胡椒を振り、オリーブオイルでマリネしておきます

「シイラ」のソテーには、味噌とオリーブオイルを合わせたソースをかけます

受講して下さった天草、上天草市の中学校「家庭科の先生方」と記念の1枚です

「試食会」には、天草市の関係者のみなさまにも御参加頂き、かなり盛り上がりました

すべて、天草産の食材が主役の「オリーブオイルクッキング」の数々です

2012年09月13日

「味噌だまりオリーブオイルソース」と「上越野菜」で、上越市を活性化させるプロジェクトがスタートしました

6月中旬に新潟県上越市に伺い、味噌作りの老舗「山本味噌醸造場」様からの御依頼で、伝統的製法による味噌作りの工程で出る上澄み液「味噌た゛まり」を使った「和風オリーブオイルソース」の商品開発をさせて頂きました。
上越市といいますと、知る人ぞ知る「上質な発酵食品の名産地」なのですか゜、さらにその知名度を上げ、「日本人の健康作りに欠かせない発酵食品で上越市全体を活性化させたい」との「熱い想い」を山本幹雄専務様から直々に伺い、私も心動かされまして、この御指導が実現したのです。
「味噌だまり」と「オリーブオイル」は、1対3で合わせ、そこに煮切った味醂を少し加えれば、美味しい「和風オリーブオイルソース」が完成するのですが、「味噌だまり」自体に旨味と甘味、コクが凝縮されていますので、作り方はシンプルながら、「とても味わい深い逸品」になったと思います。
そして、昨日(9月12日)、2回目の御指導で上越市に伺ったのですが、「味噌だまりオリーブオイルソース」と、古くから上越の食文化を支えてきたブランド野菜である「上越野菜」を組み合わせることで、まずは、地元のみなさまにも「味噌だまりオリーブオイルソース」の美味しさ、素晴らしさを知って頂こうと、「上越野菜」を使ったレシピ開発をさせて頂きました。
使わせて頂いた「上越野菜」は、この時期に揃う「高田白瓜」、「仁野分生姜」、「正善寺みょうが」、「頸城(くびき)おくら」、「ばなな南瓜」、「錦糸瓜」、「ずいき」、「丸茄子」の8種類でしたが、どれも「生命力に満ちた素晴らしい物」ばかりでしたので、大いに創造意欲が掻き立てられ、御料理の作り甲斐がありました。
会場には、生産者のみなさま、JA様、市役所のみなさまをはじめ、「上越ケーブルテレビ」様や、地元有名新聞3社の記者の方々にも取材にお越し頂きまして、今回のプロジェクトに対する「関心度の高さ」を肌で感じましたし、素晴らしい食材で試作をしていくうちに、「成功への道筋」が、頭の中で鮮明になってきました。
完成した御料理は、全部で7種類でしたが、基本的には、素材とソースの良さを引き立たせるために、必要以上には手を加えずに、シンプルで美味しい「逸品」になりました。
御試食頂いたみなさまからは、「いつもの野菜が、こんなに美味しくなるのですね。家族も喜びます!」とか「毎日食べても飽きないですね。今晩、早速作ってみます!」といった有難いお言葉を頂き、とても嬉しかったです。
いつも思うことなのですが、「まずは、地元の方々に、その土地の伝統的食文化の素晴らしさを知って頂き、実践して頂くこと」が、大切なのです。ややもすると、カッコ良さだけを追求し「遠い都会のマネ」をしてしまいがちですが、「地に足をしっかり付けて、その土地の伝統をしっかり受け継ぐこと」が、何よりもの魅力になり、地域活性化にもつながるのです。
今回の素晴らしい御縁のきっかけを頂いた山本様、そして上越商工会議所の渡部様、上越ものづくり振興センターのみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。


全部で16品目が「上越野菜」に認定されていますが、今回は、8種類が揃いました
どれも新鮮、個性的で、生命力に満ち溢れた「素晴らしい野菜ばかり」です!

「上越野菜」の生産者のみなさまに、「料理作りのポイント」を簡単に説明しています

「上越ケーブルテレビ」のニュースコーナーでも、大きく取り上げて頂きました

「上越ケーブルテレビ」様には、上越野菜の下拵えから、丁寧に撮影して頂きました

JA様、市役所のみなさま、地元有名新聞3社の記者のみなさまにも来て頂きました

下拵えでカットした「上越野菜」は、白瓜と丸茄子以外、すべてボイルしておきます

「ずいき(芋がら)」や「みょうが」もボイルしてから、和風出汁に浸けて
おくのがポイントです

「錦糸瓜」は、茹でると、御覧のように、細い錦糸のように、奇麗にほぐれるのが特徴です

どれも、初めて作る物ばかりでしたので、山本さんと味見しながら
仕上げて行きました

「高田白瓜」と「正善寺みょうが」、「仁野分生姜」の浅漬けにソースを合わせました

「丸茄子」は、オリーブオイルで香ばしく素揚げしてから、ソースをかけました

素揚げした「丸茄子」が熱いうちに、軽く塩を振り、ソースをかけているところです

ボイルしてほぐした「錦糸瓜」にソースを加えて、しっかり味を馴染ませます

「錦糸瓜の味噌だまりオリーブオイル風味」の完成です。錦糸瓜とソースの相性の良さを
大絶賛されました!

「頸城おくら」は、大きくても柔らかくて風味があるのが特徴です。ボイルしてから、しばらく
出汁に浸し、ソースと合わせました

地元では「ずいき」は、ボイルして酢漬けにするのが定番ですが、今回は、出汁で煮て味
を含ませてから、ソースと合わせました。「茄子のお浸し」ような味わいで美味しかったです
参加者の中には「ずいき(芋がら)は、戦後によく食べさせられ、美味しいイメージが無かった
けれど、これはすごく美味しくて、イメージが変わりました!」と言う方もいらっしゃいました

「みょうが」は、ボイルして出汁を含ませてから、ソースと合わせました。丸ごと食べても
美味しいですよ!

「ばなな南瓜」は、ボイルしてから出汁で軽く煮て、ソースと合わせました。煮過ぎると、すぐ
に柔らかくなり、水っぽくなりますので、煮加減がポイントになります

これが、究極の「味噌だまりオリーブオイルソース」です
上越市の伝統的食材との相性は、抜群ですよ!

山本さんと、完成した御料理を持って記念の1枚です。これからも、この「万能ソース」の
可能性を追求して行きたいと思います

御参加頂いたみなさまと、完成した御料理の前で、試食中に記念撮影させて頂きました

最後まで丁寧に撮影して下さった「上越ケーブルテレビ」の奥山さん
「山本味噌醸造場」の山本さんと記念の1枚です

2012年09月15日

今年も「ホビークッキングフェア2012」のナビゲーターをさせて頂きました(3)

4月下旬に東京・お台場のビックサイトで3日間に渡り開催されました「ホビークッキングフェア2012」の「ナビゲーター」をさせて頂きました。「ホビークッキングフェア」自体は、今年で5年目、私が「ナビゲーター」をさせて頂いて3年目になりますが、今年は、ホビーショーを含め、3日間で14万人弱と、過去最高の入場者数だったということで、とても有難く、感謝の気持ちでいっぱいです。
昨年の3月11日に津波の被害を受け、今でも風評被害に苦しむ福島県や宮城県、栃木県の生産者のみなさまには、今年も勇気を持って出店して頂き、「ホビークッキング」として、精一杯応援をさせて頂きました。
特に、初日には、福島県出身の「分とく山」野崎洋光料理長様にもお越し頂き、福島県の食材を使った「特別料理講習会」を開催させて頂きました。いつもながらの分かり易い説明と、美味しい試食の数々に、超満員の参加者のみなさまも大満足の様子でした。
私も「ナビゲーター」として、マイクを片手に、各ブースを回らせて頂き、PRさせて頂きましたが、商品が素晴らしいだけに、私の説明にも、つい熱が込もり、さながら、選挙演説のようになってしまいました(笑)。「人が人を呼ぶ」と言いますが、私がしゃべり始めますと、次から次へと御客様が集まり、身動きがとれなくなるほどの大盛況になりまして、おかげさまで商品もかなり売れたようですし、本当に有難かったですね。
「ホビークッキングの絆」は、昨年以上に強いものとなり、これからも、ずっとつながり続けられるように頑張りますので、御声援を宜しくお願い致します。

※ホビークッキングフェアーのレポート(1)、(2)は、5月30、31日にアップしていますので、アーカイブスから、そちらも御覧頂けたら有難いです。


福島県出身の「分とく山・野崎料理長様」にもお越し頂き、福島の安全・安心な食材を使った
特別料理講習会を開催させて頂きました。左からホピークッキングフェア主催者の橋本様、
木村様、野崎料理長様、アシスタントの宇田川さん、福島の食を応援されている(株)パイク
の関根様です。みなさま、それぞれに「福島に対する熱い想い」を持ち、支援活動をされて
いらっしゃいます

本番直前の舞台裏では、福島産の優れた食材を使ったメニューを細かく確認中です

野崎料理長様によるメインステージでの「特別講習会」は、超満員で、感謝、感激です

いつもながらの分かり易いデモンストレーションと試食の数々は、大好評でした

福島県産食材のブースは、「美味しい優れもの」ばかりで、大人気でした

福島県産食材のブースでも、私の「マイクパフォーマンス」は、好評で良かったです

私が、マイクで説明を始めますと、次々に御客様が集まって来て、かなり売れました

宮城県からも、昨年大きな被害を受けた「高砂味噌様」が出店して下さいました

今年は、上質な新商品もたくさん有り、どれも評判が良くて、嬉しかったです

「高砂味噌様」の新商品の数々を、マイクを持って精一杯PRさせて頂きました

今も風評被害に苦しむ栃木県那須塩原からも、優れた商品を持って出店して頂きました

那須塩原のみなさんは、本当に一生懸命で、私のマイクPRにも、かなり熱が入りました

私のマイクPRが始まりますと、那須塩原のブース前は、すごい人だかりで賑わいました


2012年09月16日

今年も「ホビークッキングフェア2012」のナビゲーターをさせて頂きました(4)

4月下旬に東京・お台場のビックサイトで3日間に渡り開催されました「ホビークッキングフェア2012」の「ナビゲーター」をさせて頂きました。「ホビークッキングフェア」自体は、今年で5年目、私が「ナビゲーター」をさせて頂いて3年目になりますが、今年は、ホビーショーを含め、3日間で14万人弱と、過去最高の入場者数だったということで、とても有難く、感謝の気持ちでいっぱいです。
私が、ハンドマイクを片手に、御客様を引き連れて各ブースを巡り、解説させて頂く「ホビークッキングツアー」は、今年も大人気でした。1日に3回実施させて頂きましたが、スタートの直前には、長蛇の列が出来るほどの賑わいで、とても嬉しく、有難かったです。
コースとしましては、まずは「ホビークッキング」として、精一杯応援させて頂いている福島県、宮城県、栃木県等のブースに伺い、丁寧に各商品の解説をさせて頂きました。その様子は、レポート(3)を御覧下さいね。
次に、私の目から見まして、「本当に優れており、将来性があって、次の世代にも残したい」と思えるような商品を扱うブースを優先的に回らせて頂きました。
みなさまにお薦めしたい商品は、たくさん有るのですが、その中でも代表的な物をいくつか、写真と共に御紹介させて頂きます。


「ホビークッキングツアー」の受付デスクは、メインステージの脇にありました

毎回「ツアー」のスタート直前には、長蛇の列が出来るほどの人気
で、とても有難く、嬉しかったです

「良い商品を作る会」には、秋田の稲庭うどんをはじめ、優れた商品がたくさん有りました

「中田食品」様の伝統的製法による梅干しは「本当に美味しい」と、毎年評判がいいです

奄美大島の「黒糖やゴマを使ったお菓子」は、体に優しくて、シンプルに美味しかったです

奄美大島から出店して下さったみなさんと、「黒糖菓子」を持って、記念の1枚です

トルコ産№1オリーブオイル「ラーレリー」が毎年人気の「ミヤ恒産」様
のブースには「コグレセレクション」というお薦めのオイルも有りました

「ミヤ恒産」様のオリーブオイル「ラーレリー」は、飛ぶように売れていました

「博多万能ねぎ」様のブースは、PRがとても巧くて、いつもごった返していました

「万能ねぎ、バナナ、リンゴ」で作った特製ジュースは、とても美味しかったです

「TAC21・にんじんや」様は、安心・安全で美味しい調味料を中心に販売されています

「TAC21・にんじんや」様には、人気商品が多く、私の開発した「カレールー」もあります

長寿遺伝子の働きを高めるとされる「レスべラトロール」が豊富に含
まれている「TAC21・にんじんや」様の新商品「大人のパン」は、大
人気でした。ネットでも購入出来ますよ!

「淡路の藻塩」様の「藻塩」が入った和風スープの試食は、みなさまに大好評でした

「淡路の藻塩」様のスタッフのみなさんは、元気よく頑張っていらっしゃいました

今、人気急上昇中の「ごぼう茶」は、和風出汁のペースにもなる「優れもの」です

「朝日酒造」様の新商品「ゆずのリキュール」と「梅のリキュール」は、日本酒がベースで
すっきり爽やかな美味しさです

「太子食品工業」様の豆乳と豆腐は、豆の美味しさが生きていて、本当に美味しかったです

フランスパンの名店「ビゴの店」の藤森二郎オーナーシェフ様は、大学の先輩でもあります
中央は、錦糸町で人気のパン屋を営む田中社長様です

濃厚で美味しいソフトクリームが評判の「岩瀬牧場」様が北海道から出店して下さいました

「おたふくソース」様のセミナーでは、講師をさせて頂いたこともあります。お好み焼きソース
とオリーブオイルは、とても相性が良いのです!


2012年09月19日

党派を超えた墨田区議員様向け「大人の食育講座」を開催させて頂きました

9月19日に、スカイツリーのすぐ近く、「すみだ女性センター」に伺い、党派を超えた墨田区議員様を対象にした「大人の食育講座」の講師をさせて頂きました。
墨田区には、私の母親の実家もありますし、子供の頃から親しみのある街ですので、微力ながら「食を通して墨田区を活性化させる」御手伝いをさせて頂けることを、大変に嬉しく思っています。
この日の話題としましては、まず「子供の頃の下町・墨田の食の思い出話」から始まりまして、「便利な食生活の裏側にあるもの」、「学校給食の現状」、「御高齢のみなさまが、いつまでも健康でいられるための食生活とは」、「世界の食の現状」、「オリーブオイルの効能」、「玄米パワーについて」等々、アッと言う間の「楽しく中身の濃い」2時間でした。
講座の最後には、「質疑応答」の時間も取らせて頂きましたが、「様々な、食を取り巻く墨田区の現状」も見えて来まして、とても興味深く、私自身も勉強にもなりました。
これからは、チャンスがあれば、幼稚園を含めた各学校に伺わせて頂き、「食育の授業」や「料理教室」をさせて頂いたり、「学校給食のメニュー開発」、「高齢者向けのメニュー開発」、「飲食店向けメニュー提案」等々、幅広く活動させて頂く予定です。
この貴重な御縁の橋渡しをして下さった「さくらタイムス」の阿部様、そして、党派を超えた議員のみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。これからも「正しい食を通して、墨田区の医療費を下げ」、「子供達の健やかな成長の御手伝い」が出来るように頑張りますので、宜しくお願い致します。


スカイツリーのすぐ近く「すみだ女性センター」で、墨田区議員様向けに「大人の食育講座」
を開催させて頂きました

講座開始前に「テイスティング用オリーブオイル」を小皿に注いで回っているところです

お忙しい中、御参加頂いた議員のみなさまには、熱心にメモを取りながら聴いて頂きました

母親の実家がある墨田区には「食の思い出」がたくさんあり、墨田区で「食育活動」をさせて
頂けることを、とても嬉しく思っています

私イチオシの「オリーブオイル入り玄米御飯」を小さな御結びにして、みなさまに試食して
頂きました。デトックス作用に優れており、毎日食べて頂きたいですね

会場近くの「スカイツリー」周辺では、観光客のみなさんが、笑顔で
記念撮影していました


2012年09月21日

「コグレオリーブ農園」より、オレンジの小さな命(実)が誕生しました

船橋にある「コグレオリーブ農園」には、40本ほどのオリーブの木以外にも、レモンやオレンジ等の柑橘類の木を何本か植えています。これは、シシリアのオリーブ農園から学んだことなのですが、オリーブも柑橘類も、同じ5月に花が咲くので、お互いの花粉が混じり合い、フルーティーで美味しいオリーブの実が出来るからなのです。
ところが、今年は、ヨーロッパでは、街路樹にするような、鑑賞用の小さな実がなるオレンジの木だけ、今頃、白くて可憐な花を咲かせています。そして、この時期には見かけることのない蜜蜂が、何匹も近づいて来て、一生懸命に受粉していました。
今朝、数日ぶりに、このオレンジの木をよく見ましたら、何と、すでに、いくつもの可愛らしい小さな命(実)が誕生していました。「自然の摂理」って、本当に素晴らしく、いつも感動的ですよね!


この時期には、珍しく、オレンジの白く可憐な花が咲いています。そこに蜜蜂がやって来て
一生懸命に受粉していました

オレンジの小さな命(実)が、たくさん誕生していました。「自然の摂理」は、いつも素晴らしく
感動的ですよね!

2012年09月22日

巨人軍・原辰徳監督の胴上げを目の前で見て来ました

昨日(9月21日)、東京ドームの対ヤクルト戦に6対4で勝ち、「原巨人」が、ぶっちぎりでセ・リーグ優勝を決めました。巨人軍のセ・リーグ優勝は、3年ぶり34回目でして、原監督は、監督として通算5度目のリーグ優勝を達成したわけですが、私も、その歓喜の瞬間、胴上げを、超満員の東京ドーム「バックネット裏、最前列」で見ることが出来ました(笑)。MVP候補の阿部主将ではないですが、もう「サイコー!」でした。
それにしましても、「熱狂的な巨人ファン」が、これほどまでに多いとは思っていませんでした。試合開始前から、異様とも思えるほどの熱気に包まれていましたし、優勝が決まった瞬間の大歓声は、物凄かったです。今朝の新聞の折り込みチラシを見ましても「優勝記念セールをしているところが、こんなにたくさんあるのか!」と驚きました(笑)。
私の簡易デジカメで撮った写真ですが、何枚か御紹介させて頂きますので、みなさまも、「東京ドームの熱狂」を共有して頂けたら嬉しいです。


原監督の胴上げの瞬間です。バックネットにレンズを差し込み、ネットが写らないように
頑張りました(笑)

優勝インタビューに答える原監督は、感無量の面持ちで、大型スクリーンからも、その様子
は良く分かりました

念願の優勝トロフィーを高々と掲げる原監督に、ドーム全体から
大声援が巻き起こりました

これから、チャンピオンフラッグを持って、球場内を一周します。村田修一選手(25番)も
すごく嬉しそうでした

原監督、阿部慎之助キャプテンを先頭にして、場内一周のスタートです

全国のファンと一緒に勝ち取った優勝であることを実感し、胸が熱くなりました

背番号3桁の裏方さん達を含めた全選手が揃っての記念撮影が始まりました

選手達の充実感溢れる明るい表情に、私もたくさんの勇気と元気を頂きました

この歴史的な日に、この空間を共有させて頂き、私は、本当に幸せ者だと思います

幸せのエネルギーをいっぱい吸収して、嬉しそうに東京ドームを出るファンのみなさんです

外の売店も長蛇の列で、ジャイアンツグッズも、飛ぶような売れ行きでしたよ!


2012年09月24日

函館市・水産物地方卸売市場で「天然マグロの競り」を見学させて頂きました

9月22日から3日間、北海道・函館市を訪れ、「食を通した地域活性化の御手伝い」をさせて頂くための下調べとして、まずは、旧・青函連絡船乗り場近くにある「水産物地方卸売市場」を、函館市農林水産部市場課長・藤谷様の御案内で、見学させて頂きました。
「函館」と言いますと、今から30年前の大学生時代に訪れて以来なのですが、風情ある青函連絡船の汽笛が聞こえていた当時と比べますと、函館駅前も奇麗に整備され、観光名所として有名な「朝市」も、かなりオシャレになっていました。何と言いましても、アジア系の団体観光客が増え、お店の看板に、色々な国の言葉で説明書きがしてあるのが印象的で、30年という時間の流れを感じましたね(笑)。
藤谷様の御好意で、朝6時から始まる「天然マグロの競り」も見せて頂きましたが、これほどまでに、新鮮で見事なマグロがたくさん並べられている様は、かなりの迫力で、見応えがありました。
「イカ釣り漁船」も、岸壁に横付けされ、新鮮なイカが、次々に市場内に運ばれていく様子も見せて頂きましたが、「イカは鮮度が命」ですから、特に、スピーディーに仕分けされてゆき、その手際の良さに、思わず見入ってしまいました。
その他には、これから最盛期を迎える「サケ」や「真ダラ」も、良い物がたくさん有りましたし、「海老・カニ・タコ」や「貝類」も、鮮度が抜群に良かったですね。
市場建物の2階には、知る人ぞ知る美味しい食堂「魚いち亭」が有りまして、一通りの見学の後に、私も食事させて頂きました。私が注文した「天然紅鮭塩焼き定食」は、ワンコインの500円でしたが、ボリューム感があり、塩味がベースの鮭アラのスープも、シンプルながら、とても美味しかったです。こういう食事が、「伝統的な函館の漁師メシ」なんだろうなと思いました。


30年ぶりに訪れた函館空港です。遠くに、夜景で有名な「函館山展望台」が見えていました

赤レンガ倉庫の近くにある「函館市水産物地方卸売市場」を見学させて頂きました

「水産物卸売市場」と「旧・青函連絡船乗り場」は、海岸沿いに並んでいます。この写真は、
産業遺産として保存されている「摩周丸」で、船内の見学もさせて頂きました

「近海物・天然マグロの競り」風景です。本当に函館は「海産物の宝庫」だと思いました

マグロも、これだけ並ぶと迫力が有りますよね!「鮮度が命」ですから「競り」は、アッと言う
間に終わり、完売しました

こちらでは、色々な料理に使われる「北海水ダコの頭」も、たくさん売られていました

こんなに新鮮な「生のホッケ」が見られるのも、北海道・函館ならではですよね!

ずいぶん立派な「真鱈」ですが、「助そう鱈」を含め、これから最盛期に入っていきます

川に溯上する前に「海で獲れた鮭」は、味も良く高級品ですが、これから収穫が増えます

「活けのヒラメやカレイ」は、函館でも人気があり、高値で取引きされます

すでに箱詰めされた「道内産サンマ」や「ハタハタ」、「ニシン」、「イワシ」も、かなり有りました

市場脇の岸壁には、「イカ釣り漁船」が横付けされ、「新鮮なイカ」が陸揚げされていました

「新鮮なスルメイカ」は、透明感があり、赤茶色に輝いていました

市場内で人気の食堂「魚いち亭」で、市場見学後に「美味しい朝食」を頂きました

ワンコイン500円の「天然紅鮭の塩焼き定食」は、「とても素朴な漁師メシ」のイメージでした


2012年09月26日

函館名物「朝市」は、とても楽しい「食のワンダーランド」でした

9月22日から3日間、北海道・函館市を訪れ、「食を通した地域活性化の御手伝い」をさせて頂くための下調べをしてきました。そのレポート第2弾は、「函館名物・朝市」の最新情報です。
「函館」と言いますと、今から30年前の大学生時代に訪れて以来なのですが、風情ある青函連絡船の汽笛が聞こえていた当時と比べますと、函館駅前も奇麗に整備され、観光名所として有名な「朝市」も、かなりオシャレになっていました。何と言いましても、アジア系の団体観光客が増え、お店の看板に、色々な国の言葉で説明書きがしてあるのが印象的で、30年という時間の流れを感じましたね(笑)。
30年前に訪れた「青空朝市」は、四角いスペースに簡易な屋根が付いたくらいでしたので、「建物」という感じではありませんでしたが、今回訪れた同じ場所には、オシャレな建物が立ち並び、昔の面影は、まったく無くて、少し寂しい気もしましたが、市場のみなさんの「元気の良い掛け声」だけは、昔と変わらずに活気があって、とても嬉しかったです。
「函館・朝市」と言いますと、まずは「カニ」や「イカ」をイメージしますが、生け簀内で、元気よく生きているものも多く、観光客のみなさんは、大喜びでした。中には、「イカ釣り」をさせてくれるお店もあり、私もチャレンジしてみましたが、とても難しくて、収穫はゼロでした(笑)。
殻が大きい「黒ホッキ貝」や「真ツブ貝」、厚岸産の見事な「天然牡蠣」、北洋産の「天然紅鮭」等が、氷の敷かれた店先に並んでいる風景は、実に圧巻で、ワクワクしてきますが、観光客に一番人気があったのは、やはり、その場で焼いて食べさせてくれる「実演販売のお店」でしたね。
「帆立貝」や「アワビ」は、その貝殻を器にして、食べ易くカットしたプリプリの身を焼いてくれるものですから、その周囲には、とても美味しそうな匂いが立ち込め、どんどん、観光客が集まって来ました。特に、アジア系外国人に人気が高く、中国語や韓国語が飛び交うこの場所は「一体どこなのだろう?」と錯覚してしまうほどでした(笑)。焼き立ての貝類を嬉しそうに持ち、カメラに向かってポーズを取る姿は万国共通のようで、実際に、私も、海外でよくやりますので、思わず微笑んでしまいました。
青果コーナーでは、「赤肉メロン」や「とうもろこし」、「ジャガイモ」がたくさん売られていましたね。「メロン」も、その場で食べられるようにカットして売られていましたし、注文する度に作ってくれる「メロン100%のジュース」や、濃厚な「メロンソフトクリーム」、「メロンゼリー」等も、本物の味がして、とても美味しかったです。
その他には、私の得意分野である「工夫を凝らした加工食品」を売るお店や、「海鮮丼」の専門店もたくさん有りましたが、そちらのレポートは、次回にさせて頂きますので、御期待下さいませ。


これも「ゆるキャラ」でしょうか?函館・朝市名物「イカール星人」と記念撮影しました(笑)

かつての「青空朝市」があった場所は、とてもオシャレな「室内市場」に変身していました

函館・朝市のイメージと言えば「カニ」ですよね。色々な種類・大きさがありました

店先の生け簀で元気に生きている「カニ」も、たくさんあり、観光客に人気でした

生け簀で泳いでいる「イカ」を釣らせてくれるサービスもあり、盛り上がっていました

苫小牧産の大きな「黒ホッキ貝」や、厚岸産の立派な「天然牡蠣」もありました

東京では「むき身」が殆どですが、函館ならではの、大きな「殻付きツブ貝」です

味の良い北洋産の「天然紅鮭」が揃うのも、「海産物の宝庫・函館」ならではですね

「天然紅鮭」の試食販売風景です。家族連れが多く、子供達も大喜びの様子でした

「珍味・北海水タコのスモーク」です。スライスして食べると美味しいですよ

「帆立貝」や「アワビ」、「カニ足」を焼いて食べさせてくれるお店は、大人気でした

「ウニ」は、殻を器にして、ダイナミックに、このまま食べるのが最高ですよ!

アジア系の外国人観光客のみなさんから、次々に外国語で注文が入っていました

「青果コーナー」では、「赤肉メロン」や「とうもろこし」が、たくさん並んでいました

「男爵ジャガイモ」が、道端に山積みされているのも「北海道らしい」ですよね

その場で食べられるように用意された「カットメロン」も、甘くて大人気でしたよ

その場で作ってくれる「メロン100%ジュース」や「メロンゼリー」も、濃厚で美味しかったです

2012年09月27日

函館の食文化を探るために、地元の有名店を食べ歩きました

9月22日から3日間、北海道・函館市を訪れ、「食を通した地域活性化の御手伝い」をさせて頂くための下調べとして、「地元の方々お勧めの有名店」を食べ歩いてみました。
まずは、テレビで何度も紹介され、超有名な、函館駅前の朝市会場に隣接する「どんぶり横丁」に行ったのですが、どこも似たりよったりで、「ここに入りたい!」という直感が湧かずに、思わず苦し紛れで、近くの土産物屋のおばちゃんに、お勧めを聞いてみましたら、意外な返事が返ってきました。「海鮮どんぶりなんて、ただ刺身を乗せただけで、値段も高いから、私らは、まず食べないねぇ」とのこと。確かに、その通りだと思いましたが、「では、どこがお勧めですか?」と聞きましたら、「ここから、函館山方面に10分位歩くと、赤レンガ倉庫が有って、その中の<まるかつ水産>という回転寿司は、回転寿司としては、やや値段は高めだけれど、鮮度抜群で美味しいよ!」とのこと。結局、「朝市のどんぶり」は、食べずに、「まるかつ水産」に直行致しましたが、確かに「まるかつ水産」の寿司は、はるかに回転寿司のレベルを超えていて、感動の連続でした。このお店が船橋にあったら、毎日通ってしまうかもしれませんね(笑)。
次に伺ったのは、函館山の麓にある、創業開始が昭和10年の老舗「来々軒」です。ここは、入り口の「レトロさ」に惹かれて、衝動的に入ったお店なのですが、ウエイトレス役のおばちゃんが、とてもチャーミングで、このお店が長続きしている理由のひとつだろうなと思いました。周りのお客さん達は、塩ラーメンを頼んでいましたが、なぜか「この内装に合うのは、オムライスしかない!」と思い、オムライスを注文しました。ここのオムライスは、とてもシンプルながら、子供の頃を思い出す味で、しみじみ美味しかったですね。
今度は、函館駅前に戻り、かつて、ロックグループ・グレーのみなさんも通っていて、マクドナルドよりも人気が高いというハンバーガーショップ「ラッキーピエロ」に行きました。ここの人気№1「チャイニーズチキンバーガー」と「ホタテフライバーガー」を注文しましたが、両方とも、すごいボリュームでびっくりしました。しかも、かなりソース(たれ)の味が濃いのです。これでは、せっかくの素材の持ち味が生かされないのではないかと思い、地元のみなさんにお聞きしましたら「濃い味は、函館の伝統かもしれません」とのこと。思わず、函館の子供達の健康状態が気がかりになってしまいました。また、ある方にお聞きしましたら、これだけ、地元では、近海で水揚げされるイカをはじめ、新鮮な海の幸に恵まれているのに、学校給食の現場では、冷凍のイカリングや輸入物の海産物を使っているとのことでした。
子供達は、将来の日本を背負う「大切な財産」なのですから、我々大人が、「正しい食」に導いていかなければなりません。しかし、全国的に「子供達を取り巻く食の現状」は、どうも逆行しているように思います。アトピー、アレルギー、子供の成人病・・・etc。このままでは、絶対にいけませんよね。これだけ豊かな「自然の恵み」という財産がある函館で、「食育」を含めた「食を通しての地域活性化」が実現出来なければ、他の地域では、もっと出来ないと思います。是非、函館で、「成功事例」を作り、全国へ、その道筋を発信して頂きたいと思います。そのためのお手伝いでしたら、私も喜んでさせて頂きますので、函館市関係者のみなさま、宜しくお願い致します。
函館最後の夜に、スペイン創作料理のレストラン「バスク」に伺いました。深谷シェフが愛情込めて作って下さる一皿一皿が心に響きました。地元産の食材を丁寧に料理されるシェフの姿勢から、改めて「初心」を思い出すことが出来ました。「テクニックよりも、素晴らしい食材に、時間と愛情を込めること」が、一番大切なのですね。このことは、「子育て」にも通じるのではないでしょうか。心が温かくなった函館最後の夜でした。御案内して下さった、関係者のみなさまには、心よりお礼を申し上げます。本当に有難うございました。


まずは、メディアにもよく登場する、函館朝市に隣接する「どんぶり横丁」に伺いました

どんぶり屋さんのショーウインドーには、たくさんの海鮮丼のサンプルが有りました

赤レンガ倉庫街にある回転寿司「まるかつ水産」は、いつも超満員
の人気店です

「まるかつ水産」の、かなりインパクトのある看板をあちこちで見かけました

「まるかつ水産」の店内です。かなり新鮮で魅力的な寿司の数々に感激しました

「さんまの炙り」は、本当に美味しくて、回転寿司のレベルをはるかに上回っていました

ライトの関係で、茶色っぽく見えますが、とても甘くて美味しい「イカのにぎり」でした

函館山の麓にある、創業・昭和10年の「来々軒」は、地元民にも愛
されています

向かい合わせの赤くレトロなシートとテーブルが、たまらなく素敵な店内でした

迷わずに頼んだ「オムライス」は、昔懐かしい味がして、とても嬉しかったです

函館駅近くの超人気バーガー店「ラッキーピエロ」の人気の秘密も探りました

人気№1の「チャイニーズチキンバーガー」は、かなりのボリューム感で、味も濃かったです

「ホタテフライバーガー」も、かなり濃いソース(タレ)の味で、素材の持ち味が生かされて
いなかったのが残念ですね

「地産地消」を実践している創作スペイン料理のレストラン「バスク」は、予約でいっぱいの
人気店です

「前菜の盛り合わせ」ですが、どれも愛情が込められた逸品ばかりで感激しました

深谷シェフ手作りの「極上の生ハム」を、シェフ自らスライスして頂き
ました

脂肪分が溶けかけているのが、「高品質の証」ですが、ヨーロッパでも少ないですね

バケットに乗せて食べると、口の中でフワッと溶け、最高の味わいでした

バスク地方の名物料理「イカスミソースをかけたヤリイカ」は、本場を凌ぐ美味しさでした


2012年09月30日

「函館山の絶景」と、「食の祭典・函館グルメサーカス」を堪能させて頂きました

9月22日から3日間、北海道・函館市を訪れ、「食を通した地域活性化の御手伝い」をさせて頂くための下調べとして、赤レンガ倉庫街にある「豊かな自然の恵みを活かした御土産屋さん」や、函館駅周辺で開催されていた大規模な食のイベント「函館グルメサーカス」に伺い、楽しいひと時を過ごさせて頂きました。
また、「日本3大夜景」のひとつとして有名な「函館山からの絶景」も、昼間に見ますと、夜とは違った迫力、美しさがあり、とても素晴らしかったですので、こちらの御紹介もさせて頂きます。
まずは、「函館山展望台」ですが、函館駅前からスタートし、超人気の朝市や赤レンガ倉庫街を見ながら歩いていくうちに、「ロープウェー乗り場」に到着致します。函館山に登るのは、30年ぶりでして、しかも前回は、夜でしたので、ロープウェーから見える周りの景色がとても新鮮で、感激致しました。
展望台から見える海岸線は、左右ほぼ同じようなカーブを描いており、私が大好きなスペイン・バスク地方のサンセバスチャンにある「コンチャ(貝殻の形をした)海岸」を思い出しました。函館の地形は、そういう意味では、まさしく「ダブル・コンチャ海岸」ですね!
函館山の麓には、異国情緒漂う教会や、レトロな建物が多く、小路の脇では、スケッチを楽しむ方々もいらして、そんな風景を見ながら、目的地を定めずに「ブラリ歩き」するのも楽しいですね。
「函館グルメサーカス」の会場に到着しますと、どこのブースも、大盛況の人だかりでした。地元関係者のみなさんに御案内して頂き、会場中を見せて頂きましたが、どの出店者もレベルが高く、本当に感心致しました。やはり、函館は「豊かな食材の宝庫」なんですね!
函館の対岸に位置する青森県のブースも興味深かったですね。特に、高級マグロで有名な大間のブースでは、「マグロバーガー」が、超人気で、開店1時間で完売してしまったそうです。
私も、食べさせて頂きましたが、プロの厳しい目で見ますと、まだ「絶対的な美味しさ」に辿り着いていませんでしたので、少し辛口なコメントをさせて頂きました。やはり「大間」というブランド名を付けるなら、「マグロの美味しさ」を前面に出すべきなのですが、どうも、濃いソースの味が際立ってしまっており、主材料が何か分からないのはNGですよね(笑)。「大間」関係者のみなさん、是非、私と一緒に「日本一美味しいマグロバーガー」を開発しましょうね。
辛口のコメントの後には、御覧のように、手ぬぐいを頭から巻いて、大間スタッフのみなさんと記念撮影させて頂きました。似合いますでしょうか(笑)。


「函館山ロープウェー」に乗り、日本を代表する夜景で有名な展望台に行きました

スペイン・バスク地方のサンセバスチャン「コンチャ海岸」を凌ぐ美しさでした

昼間に見渡す「函館の雄大な絶景」も、かなり迫力があって素晴らしいですよ

函館山の麓には「カトリック元町教会」をはじめ、異国情緒漂う建物が多いです

函館駅周辺では、食のイベント「函館グルメサーカス」が開催されていました

どこのブースも、大盛況で、御当地グルメは「売れ切れ!」が続出していました

パックに入った「いかめし」も、味のレベルが高く、御土産品として、大人気でした

はじめは驚きましたが、「いかめしキャラメル」も、意外に美味しかったですよ(笑)

「かにまん」は、蟹の身がたくさん入っており、期待以上の完成度の
高さでした

定番人気商品の「函館ラーメン」には、色々なブランド・味がありましたね

「大間マグロバーガー」の包み紙には、「マグロ一筋」のロゴが入っていました

発想はすごく良いのですが、「絶対的な美味しさ」には、まだ努力が必要ですね(笑)

「マグロ一筋・大間あおぞら組」のみなさんと、記念撮影させて頂きました


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