9月22日から3日間、北海道・函館市を訪れ、「食を通した地域活性化の御手伝い」をさせて頂くための下調べとして、まずは、旧・青函連絡船乗り場近くにある「水産物地方卸売市場」を、函館市農林水産部市場課長・藤谷様の御案内で、見学させて頂きました。
「函館」と言いますと、今から30年前の大学生時代に訪れて以来なのですが、風情ある青函連絡船の汽笛が聞こえていた当時と比べますと、函館駅前も奇麗に整備され、観光名所として有名な「朝市」も、かなりオシャレになっていました。何と言いましても、アジア系の団体観光客が増え、お店の看板に、色々な国の言葉で説明書きがしてあるのが印象的で、30年という時間の流れを感じましたね(笑)。
藤谷様の御好意で、朝6時から始まる「天然マグロの競り」も見せて頂きましたが、これほどまでに、新鮮で見事なマグロがたくさん並べられている様は、かなりの迫力で、見応えがありました。
「イカ釣り漁船」も、岸壁に横付けされ、新鮮なイカが、次々に市場内に運ばれていく様子も見せて頂きましたが、「イカは鮮度が命」ですから、特に、スピーディーに仕分けされてゆき、その手際の良さに、思わず見入ってしまいました。
その他には、これから最盛期を迎える「サケ」や「真ダラ」も、良い物がたくさん有りましたし、「海老・カニ・タコ」や「貝類」も、鮮度が抜群に良かったですね。
市場建物の2階には、知る人ぞ知る美味しい食堂「魚いち亭」が有りまして、一通りの見学の後に、私も食事させて頂きました。私が注文した「天然紅鮭塩焼き定食」は、ワンコインの500円でしたが、ボリューム感があり、塩味がベースの鮭アラのスープも、シンプルながら、とても美味しかったです。こういう食事が、「伝統的な函館の漁師メシ」なんだろうなと思いました。
30年ぶりに訪れた函館空港です。遠くに、夜景で有名な「函館山展望台」が見えていました
赤レンガ倉庫の近くにある「函館市水産物地方卸売市場」を見学させて頂きました
「水産物卸売市場」と「旧・青函連絡船乗り場」は、海岸沿いに並んでいます。この写真は、
産業遺産として保存されている「摩周丸」で、船内の見学もさせて頂きました
「近海物・天然マグロの競り」風景です。本当に函館は「海産物の宝庫」だと思いました
マグロも、これだけ並ぶと迫力が有りますよね!「鮮度が命」ですから「競り」は、アッと言う
間に終わり、完売しました
こちらでは、色々な料理に使われる「北海水ダコの頭」も、たくさん売られていました
こんなに新鮮な「生のホッケ」が見られるのも、北海道・函館ならではですよね!
ずいぶん立派な「真鱈」ですが、「助そう鱈」を含め、これから最盛期に入っていきます
川に溯上する前に「海で獲れた鮭」は、味も良く高級品ですが、これから収穫が増えます
「活けのヒラメやカレイ」は、函館でも人気があり、高値で取引きされます
すでに箱詰めされた「道内産サンマ」や「ハタハタ」、「ニシン」、「イワシ」も、かなり有りました
市場脇の岸壁には、「イカ釣り漁船」が横付けされ、「新鮮なイカ」が陸揚げされていました
「新鮮なスルメイカ」は、透明感があり、赤茶色に輝いていました
市場内で人気の食堂「魚いち亭」で、市場見学後に「美味しい朝食」を頂きました
ワンコイン500円の「天然紅鮭の塩焼き定食」は、「とても素朴な漁師メシ」のイメージでした