小・中・高校に伺い、進路指導の講演をすることがあります。今の子供達は、落ち着きが無いとか、学力が低下しているとか、何事にも無気力であるとか言われてますが、それが真実ならば、何が原因なのでしょうか?ボクの講演ポリシーは、会場の空気を読み、子供達がどんな話を聴きたいかを瞬間で判断し、子供の目線で分かり易く話すことなのですが、初めは横を向いていたり、居眠りしていた子供も、ボクが修業時代にいじめに遭った現場をリアルに実況中継すると、真剣に聞き入ります。そして、今は、たったひとりで、フリーで仕事をしていて、一見華やかに見えるかもしれないその舞台裏は、日々苦労と挫折の連続で、それでもここまで来れたのは、努力の積み重ねと多くの方々からの応援、励ましがあったからなんだよ、生きるってことは簡単でなく、大変なことなんだよと、本音をストレートに話しますと子供達の目が輝いてくるのがよく分かります。今の時代、なんでも便利になって、途中の過程を軽視した結果至上主義になりがちですが、それが全てではなく、人に感謝し、感謝される人生の醍醐味を微力ながら伝えてゆきたいと思っております。
元々、ボクは、教え好きでして、学生時代には、家庭教師もしていました。教え子達からは、とても分かり易く、やる気が出ると好評で、皆、希望の大学に進学、卒業し、夢に向かって頑張っています。
最近は、食育活動として、全国に伺い、地元の旬の食材を使った料理教室を積極的に実施しています。
主材料として良く使う物は、玄米、豆、胡麻、海藻、味噌、醤油、みりん、豆腐、和風出汁、旬の野菜は何でも、でしょうか。「何だ、普通の和食じゃないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、日本人が、昔から食べ続けている、当たり前の料理を当たり前に作れるようになって頂きたいのです。
ただ、生徒さんにしてみれば、折角、世界的に有名な(?)コグレシェフに習うのですから、少しは、オシャレな要素も期待されていると思いますので、隠し味にオリーブオイルを使ったりします。
簡単に出来るレシピと、醤油とオリーブオイルの相性の良さに驚かれる方も多く、毎回、やり甲斐を感じています。
たまに、男性から「ウチの奥さん、料理が下手なんですけど、何とかなりませんかね?」と質問されることが有ります。まず、言うことは、「ご主人ばかり、美味しい物を食べに行かないで、奥様も連れて行って下さい。」それと、たとえ、まずくとも、「今日も一生懸命に作ってくれて有難う!美味しかったよ」と感謝し褒めることです。すると奥様は、「この程度で褒められるなら、明日はもっと頑張ろう!」と思うものです。
ボクは、料理教室でも、決して否定的なことは言いません。「ここを、こうすれば、もっと美味しく、プロの味に成りますよ!」と。更に、「料理の表現法は、無限に有ります。これもアリですね。」と自主性を尊重します。それが、料理の楽しさなのですから。
仕事で全国に伺っていますが、過疎化した地方で仕事することも有ります。
そんな場所では、お客様から「一流のシェフにお持て成しするような物は、何もないですよ」と言われることが有りますが、全然、そんな事は無いのです。
まず、美味しいお茶(水)が有り、自家製のお漬物、近くの畑で取れた新鮮で力強い、旨味の有る有機無農薬の野菜、米、果物が有る。地元の方々は、それが当たり前の物なので、気付いてないのかも知れませんが、都会では、これほど鮮度の良い物は、なかなか買えませんし、このような食生活は、最高の贅沢だと思います。そして、何よりも、人が優しい。
若い世代が一度は都会に憧れ、生活してみるのも良い経験だと思いますが、心が疲れた時にはいつでも包み込んで癒してくれる田舎の生活、食文化を皆の財産として、大切に守らなければならないと思っています。
写真は、熊本・水俣に伺った時に頂いた、素晴らしい山うどです。朝掘りの竹の子も美味しかったです。
ボクは、子供の頃から、よく食べていましたので、小学校の給食も、毎日楽しみでした。
お昼近くになり、給食室から美味しそうな臭いがしてくると、真っ先に給食室に走り、中を覗きこんで、何を作っているのか、よく質問しました。こんな生徒は、他にいなかったように思います。
ところで、最近の給食事情はどうでしょうか。骨付きの小魚を見ると泣き出してしまう子供がいたり、体に良い和風のお惣菜を出すと、残す子供が多いと聞きます。O157の影響で、キャベツでも何でもボイルしなければいけなかったり。これでは、折角の栄養素が消えてしまいますよね。
普段の家庭料理から、体に良い物を食べていれば、免疫力が高まり、生の野菜でも、バリバリ食べられるようになるはずなのですが、どこか歯車がずれている気がします。
体温が35度台の子供も増えていますし、辛うじて、給食で生き延びている子供も多いのです。
ボクは給食応援団長です。みんなで給食を盛り上げてゆきましょう。
この写真は、南房総市の食育料理教室をお手伝いして下さった栄養士の皆さんですが、凄く勉強されていて、頭が下がります。
昨日、母校・東邦医大付属高校の28年振りの同期会が有りました。仲間は、ドクターや薬剤師さんが多く、食育の話題もかなり出ました。特に歯科医師からは「最近の子供は、柔らかい物が好きで、良く噛まないんだよね」という意見が有り、ボクも同感です。
もっとも、柔らかい物好きは、大人を含めた、日本人全体に言えることかもしれません。例えば、ステーキにしても、必ず「柔らかくて美味しいですね」というコメントが帰ってきます。
欧米では、全く逆で、固い部位を良く噛んで食べる方が美味しいと言います。国民性、食文化の違いは有りますが、出来れば、子供達には、玄米や豆類を良く噛んで食べてもらいたいですね。
写真は和風出汁で軽く煮た豆です。これに上質のオリーブオイルをかけたら、とても美味しく、豆料理のファンになること、間違い無しです。
先日、川崎市の高校より、フードビジネス希望者の生徒さん達にアドバイスを頼まれ、2時間程、経験談をお話させて頂きました。
人生経験、社会経験の少ない生徒さん達に飽きずに聞いてもらうにはコツが有ります。まずは、子供達の目線に合わせ、10代の頃、自分は何を考えていたのか、どれだけ多くのコンプレックスを持っていたのか、どんな失敗をしてきたのか、挫折からどのように立ち上って来たのか、いきなり成功したのではない、色々な方々の助けが有って、遠回りしながら少しずつ目標に近づいて行くプロセスを実況中継するようにお話します。決して難しい専門用語は使いません。
一番、生徒さん達が興味を持つ話題は、修業時代に国内のレストランで受けたいじめ、嫌がらせからの克服方法ですね。「いじめは、大人の世界でも有るんだよ。だから、そんなつまらない、嫌な奴の事なんて気にしないで、自分の夢に向かって頑張ろう!海外に出ればよく分かるけれど、最後は、全て自己責任なんだから。周りに誰がいようと関係ないよ。」と励ましますと、子供達の目が輝いてくるのが分かります。
いつまでも、将来の有る子供達の良いお手本でいられるように、ボク自身も益々、日々、精進したいと思います。
日頃から、積極的に食育活動を実行されている富山中学校に伺い、生徒さん全員とPTAの親御さんを対象に、食育の講演会をさせて頂きました。NHKのカメラも入っていましたが、生徒さん達は、とても真剣にボクの話を聴いて下さり、その素直な姿勢に感激致しました。将来的に、ボクの話が皆さんのお役に立つならば、こんなに嬉しいことは有りませんね。「みんな、体に良い物をしっかり食べて、頑張ってね!」って、出来る限りのエールを贈りたくなりますね。
今日は、地元の野菜を沢山、用意して頂き、地元の天然塩と、コグレお薦めのシシリアのオリーブオイルをかけて、試食して頂きました。普段は、野菜嫌いな生徒さんも、今回は、喜んで食べて下さり、とても良かったです。
まだまだ、皆さんにお話したいことは、沢山有りますので、是非、また、呼んで下さいね。
2年前に世界遺産の縄文杉登山に兆戦致しました。樹齢は、2000年とも7000年とも言われていまして、屋久島に入る前までは、「さぞかし温暖で恵まれた環境の中で、何のストレスも無く、ぬくぬくと生きてきたんだろうな」と勝手に推測していましたが、実際は、全く逆でした。
ボクは、あえて、登山者の少ない2月を選んだのですが、雪の降るとても寒い日で、想像以上に過酷な環境でした。夏には、台風も多く、時には、落雷で、枝が裂けてしまうこともあったでしょうし、そんな中で、縄文杉は、じっと逆境に耐え、したたかに少しずつ成長してきたのだと思います。
世界遺産は、各国に沢山有りますが、その殆どは、建造物の遺跡です。その点、縄文杉は、数千年間生き続けている、命が有るのですから、これは、凄いことです。人生は、たかだか100年位ですが、その生き方という点で、縄文杉から教えてもらうことは本当に沢山有ると思います。子供達への講演では、このお話をよく致しますが、とても興味を持って聴いてくれます。
半日かけて、やっと辿り着いた縄文杉のすぐ近くに、恐らく何千年も縄文杉を支えて来たであろう、命の涌き水が有りました。思わず、手を差し出し、飲んでみましたが、もう、気絶しそうな位、美味しく感じました。空のペットボトルを持参していましたので、有難く頂き、宿に戻るとすぐに、幻と言われている地元の焼酎・三岳を注いで、飲んでみましたが、これがまた、最高で、天にも昇る気分を味わえました。
食材でも何でも、地元の物同士の組み合わせは、喧嘩しない、良い相性だと言いますが、この水割りこそ、生命力の有る、究極の地産地消ではないでしょうか?
環境保全に取り組んでいらっしゃる、地元の方々の日々の努力にも感謝したいと思いますし、いつまでも、この素晴らしい自然を残さねばならないと実感致しました。
食育の講演会では、親御さん達に、「お子さんに、もっと料理を作らせてあげて下さい。」と御提案致します。1つの事を最初から最後まで、責任を持って成し遂げる事の大変さが分かり、毎日、お料理して下さるお母さんへの感謝の気持ちも生まれますし、何よりも、自分でイメージした事を形にする楽しさ、独創性が育つのです。ボクも子供の頃は、絵を書いたり、自分の思ったように何かを作ることが大好きでした。
高松のパン屋さんで、子供達を釘付けにする、可愛らしい海の生物の形をしたパンを見つけました。プロなら当然かもしれませんが、我々の仕事は、アイディア次第で、何でも形に出来る、素晴らしい職業だと思います。子供達には、自分の特技を早く見つけ、個性を大切にしながら、明るく成長していって欲しいですね。
昨日、南房総市で、学校給食に携わっていらっしゃる方々を対象に、食育の講演をさせて頂き、終了後の親睦会では、貴重な現場のご苦労話を色々と聞かせて頂きました。
子供達が残さずに食べる人気メニューは「メロンパン、ケチャップスパゲッティー、ハンバーグ等」逆に残食が多いのは「頭付きの焼き魚、切干大根、ひじき、青菜のお浸し、豆料理等」エッ、ボクが健康の為にしっかり食べましょうと提案している料理ばかりが残っているじゃないですか!中には、魚一尾が出て来ると、パニックして泣き出す子供もいるとか。親御さんは、魚料理や和食を作らないのですかね?
ボクが子供の頃は、親手作りの心が込もったお弁当を食べられる遠足や運動会が大好きでしたが、最近は、お店に予約して、配達してもらったり、コンビニで買って来る子供も多いとか。
何だか、寂しい気持ちになりますね。こうなったら、全国の学校に出向き、給食スタッフの方々と、子供向けの料理教室をするしかないですね。「親が作ってくれないのなら、自分で作る!」くらいの逞しさを子供達には持って欲しいですね。料理作りの段取りを身に付けることは、学力向上にも必ずプラスになります。ボクが身を以って証明していますから。(笑)
全国には、辛うじて学校給食で生き延びているような、本当に、ひもじい食生活の子供達も増えています。どうぞ、給食作りに携わっている皆さん、雑音にめげずに、これからも信念を持って頑張って下さいね。メニューに困ったら、いつでも気軽に相談して下さい。豆料理だけでも、本が何冊も書ける程、レシピーが頭の中に入っていますので。
食材の仕入は、その殆どを船橋の市場でしますが、予めメニューを考えて行くことはあまり無いです。
毎日のように市場に通い、食材に対する目が肥えて来ますと、白紙の状態で新鮮な魚や野菜を見ているだけで「今日はこれを使おう」と、直感が働くようになります。
人生、出会いと別れの連続ですが、料理も同様だと思います。まずは、素晴らしい食材に一目惚れして、どうしたら上手く付き合えるか(美味しく料理出来るか)を考え、素材に敬意を払いながら、その良さを最大限に引き出せるように、愛情を注いで料理します。そして、御客様に喜んでお召し上がり頂くことが別れになります。
食材にも感情が有るならば、「小暮に出会えて良かったなぁ、こんな素晴らしい料理にしてくれて嬉しいよ」と言ってもらえるように全力を注ぐ。それがボクの揺るぎ無き、ポリシー・料理観です。
子供達への食育講演会で必ず最後に言う一言が有ります。「みんな!食べ物の命・生命力を頂いて生きているんだよ。だから、食べ物とそれに携わる多くの人達に感謝して、毎回の食事を大切にしようね」と。体に良い食べ物は、決して工業製品では有りませんので、自然の摂理を大切にして、世界的な視野で環境問題等を考えることの重要性にもつながります。
今まで、当たり前のように手に入れる事が出来た食材も、地球温暖化、世界の食生活の変化によって、
入手困難になりつつある物が沢山有ります。例えば、マグロ。世界中、どこに行っても、主要都市には必ず゜寿司バーが有り、大人気です。物流が良くなり、中国の富裕層もマグロを初め、海の魚の美味しさを知るようになり、値段が高くとも手に入れ、どんどん食べるようになって来ました。
近い将来、魚が日本人の手が届かない位の高値になってしまったら大変です。子供も大人も皆が、もっと、毎日の食に対する関心・感謝の気持ちを持つことが、この難局を乗り越える第一歩になるのではないでしょうか。
ボクの住む船橋・鎌ヶ谷周辺には、美味しい梨を生産する農園が沢山有り、市場にも、秋の味覚が出回り始めました。
子供の頃には、よく、梨狩りや芋掘り、栗拾いに行きましたが、「もぎたて、採りたては本当に美味しいなぁ」と、40年前の感動を今でもはっきりと覚えています。運動会のお弁当に入れてもらった梨も瑞々しくて大好きでしたね。
梨を使った簡単オードブルを一品ご紹介しましょう。皮をむき、一口大にカットした梨に、粗引き胡椒と塩を軽く振り、上質のオリーブオイルかけて、刻んだフレッシュミントを散らすだけです。軽く、温めても美味しいですよ。桃やいちぢくも同じ方法で美味しくなります。冷やした白ワイン(シャルドネ、ソーウ゛ィニョン・ブラン等)との相性がピッタリで、食欲も出ますので、この時期、是非、お試し下さいませ。
先日、南房総・白浜の中学校で、先生方を対象にした「食育」講演会をさせて頂きました。
白浜と言えば、海がとても綺麗で、海産物・農産物とも新鮮で美味しく、春先には、海岸線が見事なお花で一杯になる、フラワーロードが有名です。
子供達に、地産地消の大切さを教えるには、理想的な環境だと思うのですが、現状を伺いますと、激しい部活の朝練があるにもかかわらず、朝食を食べて来ない生徒さんがいたり、ファーストフード・コンビニ等の食事に依存する子供達の割合も増えているとか。
今回も、食品添加物のカラクリのお話を中心に、「食」の重要性を講演させて頂きましたが、先生方には、とても興味深く聴いて頂き、感謝しております。次回は、生徒さんと親御さんを対象にした講演会を企画して下さるとのこと、楽しみにしております。
数年前から、「生ゴミリサイクル」を実践しています。簡単にご説明しますと、生ゴミに、ボカシ(ホームセンターで売っています)と糠を混ぜ、土に埋めることで、生ゴミが有機質たっぷりの土に変身するのです。
そうして出来た上質の土で、野菜を栽培しますと、本当に力強くて美味しい、本物の有機野菜が出来ます。健康な土で作った、健康な野菜には、不思議と、害虫もあまり付かなくなりますから、農薬も不用になります。皆様も是非、お試し下さいませ。(子供達を野菜に例える訳ではありませんが、食の大切さという点で、子育てに通じるものがありますね。)
もうひとつ。暑さ厳しい毎日で、木々の枝や雑草もどんどん増えますが、それらを刈り集めたら、ゴミ(燃やすのに、莫大な燃料が必要で、地球温暖化、大気汚染にもつながります)として出さずに、地面に置いておきます。暫くしますと、枯れ始め、やがては、上質の腐葉土として、土に返ります。今の時代、重要な事は、自然に逆らわず、自然の摂理を大切にすることだと思います。
昨年4月に南アフリカを訪れ、ボツワナの大自然に棲む野生動物を観察する為に、四輪駆動車で広い大地を走り回りました。ぞうやカバ、キリン、ライオン,水牛等、沢山の動物に遭遇しましたが、それぞれの動物に共通の行動パターンがあることに気が付きました。
写真からもお分かり頂けますように、必ず、親が子供を囲み、外敵から守るようにして、えさを探しながら移動します。そして、やっと見つけたえさも必ず親が毒味して安全を確かめ、口移し(鼻移し)で子供に与えるのです。
「ところで、人間はどうなの?」と、その情景を見ながら思いました。今日、お子さんが外で何を食べて来たのか分からない親御さんが多いのではないでしょうか。そして、外で安易に買って食べられる食事には、どれだけ、自然の摂理に逆らった、好ましくない添加物が入っているのかを考えたり、それを子供達に正しく教える事が出来る親御さんは、どれ位いらっしゃるでしょうか?
地元の子供達が100人位、大型トラックに乗って大自然を観察していました。日本の子供達にも、野生動物の生態を見せてあげたいですね。
ケープタウン周辺の大西洋には、南極からの寒流が流れ込んでおり、ボルダーズビーチと言う小さなビーチには、世界で2番目に小さいアフリカンペンギンが生息しています。人をあまり怖がらないので、間近に観察することが出来ますが、可愛らしくて珍しいので、思わず、白っぽい子供のペンギンに近づきますと、親ペンギンに羽を広げて怒られます。弱い子供を守ろうとする親の気持ちは、人間も動物も同じですね。穴を掘り、一生懸命に卵を温めている親ペンギンの姿にも感動しました。
一方で、地球温暖化により、南極の氷が溶け、この可愛いペンギン達が生き延びにくい環境になっていることも知り、人間の身勝手で環境を破壊してはいけないなと、改めて実感致しました。
かつて社会主義国のユーゴスラビアだったクロアチアは、独立を勝ち取る為の戦争を1990年に開始し、2年後に苦難の独立を果たしましたが、その傷跡は、市街の建物のみならず、人々の心にも深く刻まれているのだろうなと察します。しかし、街を歩いていますと、想像以上に人々は温かく、明るい笑顔で声をかけてくれますので、何だか、こちらまで明るく幸せな気持ちになって、クロアチアが大好きになりました。
「どうして、明るく振舞えるのだろう?」と初めは不思議でしたが、数年前まで「戦争」と言う、まさに生死をさまよう辛い経験をしているからこそ、生きていられることへの感謝、自由で平和に過ごせる今の時間を有難く思い、大切にしようという気持ちが、明るさ、温かさの根底にあるように感じました。
最初は、ボクのことを「どこから来たんだろう?」という感じで遠巻きに見ていた子供達も、一度話しだすと、みんな近づいて来て、写真を撮ったり、撮られたり、楽しいひとときを過ごしました。
「食育」は、子供さん達ばかりでなく、親御さん達にも学んで頂きたいと、常日頃、思っておりますが、本日、南房総市の公民館で「この時期の食生活が、将来的に、最も重要な意味を持つであろう、幼いお子さん」を育てていらっしゃるお母さん達を対象にした御料理教室を開催致しました。
若いお母さん達にとっては、子育ても大変な時期で、なかなか御料理を習う余裕も無いかとは思いますが、予想以上に多くの方々に受講して頂き、嬉しかったです。中には、おばあちゃんと一緒にいらして、手を離せないお子さんの子守りを交代しながら、熱心にメモを取って下さっている方もあり、恐縮してしまいました。このような状況では、当然、ボクの指導にも熱が入り、皆さんには満足して頂けたようです。
メニューは「美味しい玄米の炊き方」「野菜たっぷりの和風スープ」「黒胡麻と赤味噌風味のパスタ」でしたが、野菜嫌いのお子さん達がペロリとスープや玄米を完食する姿を見たお母さん達が感激していわく「美味しければ、子供は食べるのね!」ボクも同感です。皆さん、頑張りましょう!
毎年、この時期に美味しいりんごを送って下さる群馬県の農園に伺い、生産者の方々から、仕事の喜びや御苦労話を色々と聴かせて頂きました。
特に「良いりんご(農作物)は、良い土からだよ。」という御言葉がとても印象に残りました。子育ても一緒で、まずは土台作りが大切なのですね。体に良い物、エネルギーの有る物を沢山食べて、土台がしっかりしてくれば、病気も寄り付かなくなりますし、健康でいることが、集中力を高め、前向きな発想になって、学力向上にも繋がると思います。
生産者の方々が、日々、りんごに愛情を注ぎ、手をかけることで、りんごも充分にエネルギーを蓄え、それに応えようと頑張っている気がしました。
下の写真は、可愛らしい姫りんごです。
昨日、プロ野球パリーグのクライマックスシリーズ第1ステージでの勝者が決まる大事な試合が、地元マリンスタジアムで行われました。千葉ロッテ対福岡ソフトバンク戦でしたが、その緊張感、ファンの熱狂的な応援が醸し出す空気、エネルギーを肌で感じたくなり、仕事帰りに急遽、球場に向かいました。
どちらのチームにも魅力的な選手が多く、良い試合でしたが、特に両チームの応援がとても素晴らしかったです。割合で言えば、地元マリンズファンの方が圧倒的に多かったですが、ソフトバンクの応援も負けていなかったと思います。本当に感動的でした。
一人ずつの力は弱くても、大勢集まれば、それが物凄く大きなパワーとなり、どんな困難をも乗り越えられる、そんな鳥肌が立つような場面を体験出来て、とても嬉しかったです。
ボクが日頃、全国に伺い、地道に提唱している「食」の大切さも、やがて多くの方々に共感して頂き、その輪が広がってゆくこと、健全な「食」を通して世界が平和になること、そんな日が一日でも早く来ることを願っています。
南房総市の商工会からのご依頼で、「地元食材を使った名物料理」を開発することになりました。
先日、その第一弾として、ホテル・旅館・民宿等でお料理されているプロの方々を対象にした料理講習会を開催致しました。
素人、一般向けでしたら、受講者の方々のキッチン設備や技量は、そんなに変わりませんので、平均的な御指導が出来るのですが、プロともなりますと、その辺の差がかなり有りますので、受講者の皆さんの微妙なリアクションや空気を、その都度読み、興味を持って頂けるように、解説の視点を変化させなければなりませんが、それには、今まで積み重ねてきた経験がかなり物を言いますね。
ホテル・旅館での大量調理を考え、例えば、千葉名産の「ピーナッツ味噌」も市販の物を使ったのですが、民宿のおばあちゃん曰く「ウチの畑のピーナッツではダメかい?」と。ボクはすぐに答えました。「是非、手作り味噌を使って下さい。御客様にとっては、それが最高の御持て成しなのですから」「付け合わせの野菜も、量的に対応出来るのでしたら、どうぞ、ご自分で愛情込めて栽培した新鮮な物を使って下さい。多少、虫が食っていたっていいじゃないですか。それが安全、安心の証しなのですから」
まさしく、地産地消の、ほのぼのと温かい気持ちになった講習会でした。
ロンドンは、オーガニックレストランのメニュー開発の仕事等で数回訪れていますが、最近は、ヘルシー志向の高まりで「回転寿司」のお店が人気だったり、一見、食文化も変化しているように思えますが、基本的には、ポテトフライやフライドチキン、ハンバーガー等の脂っぽい食事や、コーラ、チョコバー等の甘い物の人気は相変わらずで、学校給食も、そのようなメニューが主流でした。
しかし、2年前に、来日経験も有る有名な若手シェフ・料理研究家のジェイミー・オリバー氏がメディアを通じて、給食の低レベルを批判し、「子供達の健康、味覚教育のために改善を」と呼びかけたのがきっかけで新基準が誕生し、ジャンクフードを一掃、カロリーにも栄養価にも配慮した、生鮮食材中心の「ヘルシー給食」が提供されるようになったのですが、もはや、ジャンクフードに慣れ親しんでしまっている子供達にとっては物足りなく、かなり不評で、益々給食離れが進んでしまいました。中には、学校を抜け出し、校外に食べに出たり、チョコバーやポテトチップスを買い込んで来る生徒もいるくらいです。
「我が国の給食は?」と言えば、全国の栄養士さん達が頑張って、新鮮な野菜や魚を使った、ヘルシーな和風メニューを出しているのですが、そのようなメニューほど残食が多く、人気なのは菓子パン、ケチャップスパゲッティー、ハンバーグなんですね。みなさんは、この現状をどう思われますか?
写真は、昨年、ロンドンのレストランで撮影した人気メニュー「フライドチキンとポテトのケチャップ、マヨネーズ添え」です。チキンにもポテトにも、たっぷりとマヨネーズを漬けて食べるのが、地元スタイルなのです。それでも物足りない時には、濃厚なバーベキューソースを加えます。びっくりしました(笑)
西日本新聞社が丁寧に取材を重ねた「食の現状」を、写真等を通じて、とても良く理解することが出来る展示会が横浜の日本新聞博物館で11月18日まで開催されています。
「家族団欒の大切さ」「子供達が作るお弁当の日」「生ゴミリサイクル」等、テーマごとに分かり易く展示されており、感性の豊かな子供達には、是非、見に来てもらい、「何か」を感じ取って欲しいですね。
勿論、「大人の食育」という点でも、必見で、親子の会話のきっかけになることを願っています。
11月10日には、同会場にて、ボクも感銘を受けた「命の大切さを教えて下さる生ゴミ先生」こと、吉田俊道さんと、「こんな先生が全国にいたら子供達の未来は明るいな」と思わせて下さる、小学校教諭、福田泰三さんによる、パワフルで感動的なパネルディスカッションがあります。皆様も、是非、ご参加ください。
今月6日のオープニングには、漫画版「食卓の向こう側」を描かれた、人気漫画家の魚戸おさむさんも来場され、シンポジウムが開催されましたが、満員の大盛況で、改めて「食の重要性」の関心度の高さを実感致しました。
御問い合わせは045-661-2040「食卓の向こう側」係までお願い致します。
先週20日、大田区学校医会60周年の祝賀会において、「子供と大人の食育」というテーマで、90分間の記念講演をさせて頂きました。
普段の一般向け講演会と異なり、御医者様や小・中学校の養護教諭、栄養士様といった「プロ」の皆様が対象でしたので、どんな内容が良いのか、事前に、かなり考えました。
当日は、子供達の日々の食事内容の現状とその問題点、親御さん達への手作り料理の勧め、九州で盛んな、子供が作る「お弁当の日」の解説、生ゴミリサイクル、地産地消の重要性、世界の食育事情、地球環境問題等、アッと言う間の90分で、「もっと聞きたかった」「世界を周る小暮さんならではのユニークな視点で、他には無い、良い内容だったね」という有難い御言葉を皆様から頂きました。
講演後の懇親会では、御医者様の立場から見た子供達の現状や、その改善のための御苦労話を色々と聞かせて頂き、ボク自身も、とても良い勉強になりました。
これを機会に、各学校からリクエストが有れば、喜んで講演をさせて頂きたいと思っています。
南ドイツのレポートは、まだ続きますが、ここで一休みさせて頂き、国内の話題で書かせて頂きます。
プロ野球・日本シリーズは、ドラゴンズの優勝で幕を閉じましたが、最高殊勲選手(MVP)に選ばれたのは、昨年、オリックスからリストラされ、獲得球団も全く無く、たったひとりでキャンプを過ごし、3月になって、やっと中日が救いの手を差し伸べてくれ、それまでの年俸の50分の1の400万円でテスト生・育成選手(2軍のみプレー可能で背番号は205)からスタートした中村紀洋選手でした。
数年前、近鉄時代の中村選手にお会いしたことがありますが、その時には、金髪の長髪で、物怖じしないボクでさえも、「高圧的な、近寄り難い人だなぁ」と思っていました。
中日での練習初日にチームメイトから、きつく、こう言われたそうです。「おまえは、テスト生なんだから、キャリアは関係無いぞ、今までの態度は許さないから覚悟しておけよ!」と。それからの中村選手は、裏方さんがする仕事も必死にこなし、地道な努力を積み重ねて行きました。気が付くと周りの人達への感謝の気持ちから「有難う御座います」の言葉が、何度も自然に出るようになったと言います。一度、干されて、地獄を見たことで、「決して、自分ひとりの力でスターになれるわけではない」ことに気が付いたのですね。
MVPのヒーローインタビューでの、涙ながらの「有難う御座います!」の一言は、ボクの心にも染み渡りました。料理の世界でも、似たような経験が有りますが、時には、「干されたり」「下積み」も大切なんですね。
子供達への講演でも、「良い結果」だけを簡単に求めるのではなく、そこまでのプロセスを「遠回り」して実感することの大切さ、自分を支えてくれる、あらゆる人、物への感謝の気持ちを持つことと、感謝されることの醍醐味を教えて行きたいですね。
今回の講演は、広く一般市民の皆様が、自由に参加、聴講出来るとあって、幅広い年齢層の方々にお集まり頂き、聴いて頂くことが出来ました。
熱心にメモを取られる方、相槌を打ちながら聴いて下さる方、ジョークには、本当に楽しそうに笑って下さる方、そうした沢山の皆さんと時間、空間を共有出来るボクは本当に幸せ者だと思いますし、「食」を天職として頑張って来て良かったなぁとつくづく思います。
最後の質問コーナーでは、30代の女性から「ウチの子供は、母親の作る料理より外食の方が美味しいと言いますが、どうしたらよいでしょうか?」という、かなり切羽詰まったご質問が有りました。ボクは即答しました。「テクニックでは、外食にかなわなくとも、例え一つのおにぎりでもいいです、心を込めて下さいね」と。家庭料理の良さは、食べ手の顔が見えることなのですから、愛情を込めれば、必ずや美味しく出来るはずなのです。それでもダメなら・・・・・「ボクを料理教室の講師として呼んで下さいね(笑)」
今月21日には、地元八千代市の中学校を会場に、小学校4校、中学校2校の合同研修会があり、200名以上の親御さん達の前で「食育」の講演をさせて頂きました。
みなさん、子育ての現役ということで、寒い中、熱心に聴いて頂き、感激致しました。特に、90分間の講演後にグループごとに分かれて行われた分科会(意見交換会)では、具体的な悩み、ご質問が多く寄せられ、みなさんが日々、子育てに苦労していらっしゃる様子を改めて知ることが出来て、ボク自身も勉強になりました。壁にぶち当たったり、悩んでいるのは、思春期の子供達ばかりでなく、親御さん達もそれ以上に大変な思いをされており、私のアドバイスが解決のヒントになるようでしたら、こんなに嬉しいことはありません。
今回は、地元ということで、予想通り、自分自身の小・中学校時代の同級生の方、数人と30数年ぶりに再会することも出来ました。いずれ、同窓会が出来たらいいなと思います。
役員の皆様方には、打ち合わせのために、数ヶ月も前から、私のスタジオに来て頂いたり、完璧な準備をして頂き、感謝しております。今回は、時間の関係で、全てのみなさんのご質問に答えることが出来ませんでしたので、是非、第二弾の講演会、お料理教室を企画して頂けたら光栄です。
今月20日に、豊かな自然に囲まれた静岡・河津町に伺い、「食育・地産地消の大切さ」がテーマの講演を、300名近い地元の一般市民のみなさまを対象にさせて頂きました。
会場となった小学校周辺は、素晴らしい田畑に囲まれ、近くを流れる河津川の清流のほとりには、2月に開花することで有名な河津桜の木々が紅葉しながら美しく立ち並び、散策するには絶好のロケーションでした。来年の2月になったら、必ず河津桜を見に来たいなぁと思いました。
講演会場には、地元産の元気な野菜も並べられ、こんなに見事な食材を使ってお料理出来る河津のみなさんを羨ましく思いましたが、どうも、地元のお子さん達は、その有り難味をあまり理解出来てないようで、都会の子供達と同様に「お母さんの手作り料理よりも外食が好き」という子が多いようです。
子供達が一度は都会に憧れ、「都会に進学するも良し、就職するも良し」ですが、都会の生活に疲れたり、挫折して自分を見失いかけた時には、いつでも温かく包み込んでくれる、素晴らしい「ふるさと」があることを思い出して欲しいですし、先祖代々受け継がれてきた、この素晴らしい河津の自然を、これからは、「自分達が守っていかなくてはならない」ことに、いつの日にか気付いて欲しいと思いました。
今回は、地元のテレビ局のカメラも入りましたので、少しでも多くのお子さんに私の講演番組を見て頂けたら光栄です。
河津町には、心安らぐ、本当に豊かな自然があります。講演会場に向かう途中で、稲作農家の方が、丁寧に稲穂を「掛け干し」されているのを見かけ、思わず、車を農道に止めて、シャッターを切りまくりました。干されている稲穂からも「愛情」が感じられ、さぞかし、このお米は美味しいだろうなと思いました。
決して効率主義でない、手間暇かけた昔ながらの作業を拝見しますと、その安心感からか、凄くほっとします。
夢中で稲穂の写真を撮っている私に気が付いたおじさんは「何してんだろう?」という感じで、不思議そうな顔をしていたのが、妙に面白かったです。「おじさん、今度、お米を分けて下さいね」と言えば良かったですね。
一番下の写真は、紅葉している 「河津桜」です。
河津町での講演は大好評で、私自身もとても楽しく、アッと言う間の2時間半でした。こちらに来る時には、海沿いのルートでしたので、帰り道は、天城峠を超え、沼津に出るコースを選んだのですが、その途中で、素晴らしい山葵棚を発見致しました。上方から静かに流れる湧き水は清らかで、空気までもが清涼感に包まれている感じがしました。
私、個人的に、山葵味が大好きでして、海外に長く滞在していますと、まず、恋しくなるのが、お醤油味よりも先に、山葵の香りなのです。最近は、海外でも「寿司ブーム」でして、どこにいっても、パック詰めの寿司を見かけますが、欧米では、添えられている山葵の殆どが「西洋山葵(ホースラディッシュ)」です。これは、見た目、卸し生姜のようで、ローストビーフには合いますが、繊細な寿司には合わない気がします。しかし、まぁ、無い物ねだりは出来ないわけですから、地産地消ということで、海外では、西洋山葵でも良しとしなければいけませんね。
海外から戻るといつも思います。「日本人で良かった!」と。自然の豊かな恵みを有難く頂く、感謝の気持ちだけは、常に忘れてはいけないと思っています。
昨日の新聞にこんな記事がありました。「理科の実験で、結果が予想と違った場合、原因を調べようという子供は、小学生より中学生の方が少ない傾向にある」
私が、これを読んで思ったことは、「本来、好奇心旺盛で、何にでも疑問を抱き、自由に回り道していた子供の発想、勉強が、中学校に入り、受験色が強くなると、苦労して覚える過程よりも、一つの決まった結果だけをストレートに求める、効率主義に変わっていくからではないか」と。
これからの、先が見えない時代を生きてゆくうえで、最も大切なことは、「壁にぶち当たったり、想定外の状況になった時に、人とのコミュニケーションを大切にし、いかに原因や解決策を考え、正しい方向に進んでいけるか」だと思うのです。そのためには、柔軟な思考能力がある十代のうちに、じっくり時間をかけて「考える」習慣をもっと身につけるべきだと思うのですが、皆様は、どう思われますでしょうか?
昨日、仕事で久々にお台場に行ったのですが、ゆりかもめ(新橋-有明間のモノレール)のホームは、朝からリクルートスーツ姿の大学生で溢れていました。「みなさん、何年生?どこに行くのですか?」と質問しますと「3年生ですが、もう就職活動なんです。有明・ビッグサイト(国際展示場)で主要企業のブースが出ているので、少しでも多くの企業のお話を聴きたくて遠方から新幹線で来ました。」と言う学生さんも沢山いらして、就職活動をしたことが無い私としましては、「大変そうだけれども、日本の将来を担うみなさんが、遣り甲斐のある、希望する仕事に就けるといいな、頑張ってね!」というエールを贈りたい気持ちになりました。
お昼時に、ビッグサイトを覗いてみたのですが、多分、一万人以上の学生さんが集まっていたと思います。ランチを取るレストランが少なく、値段が高かったこともありますが、多くの学生さんが、コンビニで買ったコーラやスナック菓子で済ませている情景に遭遇し、複雑な気持ちになりました。
「これから長丁場の就職活動を勝ち抜くためには、まず、体力、気力。そのためには基本となる食事を大切にしてほしいな」と。出来ることなら、美味しいおにぎりと具沢山の味噌汁のデリバリーをしてあげたかったですね。
西伊豆の海岸線を走っていましたら、セイウチやラッコの飼育を日本で初めて手掛けたことで有名な「三津(みと)シーパラダイス」の看板を見つけました。20年前に一度来て楽しかった記憶が甦り、思わず懐かしくなって中に入ってみましたが、イルカショーや海獣ショーは、今回も素晴らしく、観客席の大勢の子供達は大喜びでした。別の会場では、お正月らしく「アシカの書初めショー」もありましたが、筆さばきがとても見事で感動し、「どんな教え方なんだろう?」と指導方法にも興味を持ちました。
動物達も毎日、こんなに頑張っているのだから、我々人間もそのパワーを貰って、もっと頑張らねばいけないなと痛感しながら、楽屋裏のようなプールを覗いてみましたら、意外にも、気持ち良さそうに小舟の上でずっと昼寝しているアザラシやカップルで楽しそうに戯れているオットセイ、自由に泳いでいるイルカ達に出会い、良く分かりました!大切なのは「仕事(勉強)と休息のメリハリ」なんですね。
ここに来て、海の動物達から沢山学ばせてもらった気がしました。でも、こんな風に考えるのは私だけでしょうね(笑)
キューバは、日本と同様に島国で、資源の無い国です。そこでキューバ政府は、優秀な人材こそが大切な資源・財産と考え、教育・人間形成にはかなり力を注いでいます。教育システムは、小・中・高が5歳からの6・3・3年制で日本とほぼ同じ、大学は5年、医大は6年制なのですが、内容の点で日本とは、かなり違いがあるように思いました。例えば、キューバの中・高校生は、授業の半分位を農業体験に充てたりします。ある地域では、オレンジ農園だったり、タロイモ畑だったり、扱う農作物の種類に違いはありますが、栽培から販売まで、全てのプロセスを子供達に体験させることで、仕事の大変さ、将来のために今、何が足りなくて何をしなければいけないのかを体で理解させるのです。将来が見えないまま、ただ漠然とノルマをこなすのではなく、自ら問題意識を持たせることで、生徒はとても積極的に授業に参加するようになり、集中力も高まるそうです。このシステムには、私も大賛成ですね。仕事の大変さが分かれば、人や物への感謝の気持ちが生まれますし、自分も人から感謝される人間になりたいと思う、この熱い気持ち、人生の醍醐味を体感出来たのなら、この先どんな困難も乗り越えられるのではないでしょうか。もちろん、食べ物やそれにかかわる人々に対する感謝の気持ちが生まれることは言うまでもありませんよね。
写真上は農業体験施設とそのオレンジ農園、下は、地元の明るい子供達です。みんな「学校、大好き!」と言っていました。
料理教室では、いつものことですが、私が作った料理は、みなさんにご試食して頂き、(作りながら、味見は何回もしますので)私は食べないのですが、今回は、学校側の計らいで、生徒さんと同じ給食をご用意して頂き、講習会後に校長室で美味しく食べさせて頂きました。
以前、栄養士さん向けの講演も何度かさせて頂きましたが、日頃から、南房総市の栄養士さんはじめ、給食スタッフのみなさんのレベルの高さ、研究熱心さには感心しておりました。そして、本日、久々に心のこもった給食を食べさせて頂き、とても嬉しかったです。これだけの手の込んだランチを家庭で作るのは大変なことです。南房総市の子供達は、本当に幸せだと思いますね。
生徒さん達がサンマをさばいて作ったという「つみれ汁」も見事!プロ並みでした。素晴らしい!
本日は、バレンタインデーということで、ハートのチョコレート(苺風味)がデザートとして付いていましたが、素敵なプレゼント(給食)を頂きました。
プレゼントといえば、もうひとつ、下の写真なのですが、手作りの「講演会のタイトル書き」が、とても気に入り、帰りに貰ってきました。今回の講演会を企画して下さった養護担当の先生作だそうですが、手作りの暖かさがいいですよね。
昨日、南房総市教育委員会にて「食育推進委員会」が開催されました。
各学校の事例報告や意見交換の後、私が「食育の動向と今後の課題」というテーマで講演させて頂きましたが、私が食育推進委員に就任させて頂いてからの1年間に、子供達の「早寝・早起き・朝食をしっかり食べる」という健康的な生活リズムが、かなり定着してきたようで、子供達の集中力が増し、全国学力テストの成績も、小・中学生共にトップグループに入るようになり、教育長様を初めとして、職員の方々や関係機関の皆様から、大変に有難い感謝のお言葉を頂き、とても嬉しく思いました。
ただ、大切な事は、これからも継続し続けることですので、今後も出来るだけ多くの子供達に接して、「熱いメッセージ」を送り続けて行きたいと思います。
本日、北京オリンピック残り1枠をかけて、私のお客様でもある高橋尚子選手が「名古屋国際女子マラソン」に出場しました。前日の記者会見場には、300人近い報道陣が集まるフィーバーぶりで、改めてQちゃん人気の高さを実感致しましたが、結果は27位ということで、とても残念でした。
Qちゃんは、私と同じ誕生日ということもあり、すごく物の考え方や価値観が似ており、日頃から応援してきましたが、これからも変わらずに応援してゆきたいと思っています。
「似た価値観」とは?まず、山ほどあったハプニングをことごとく跳ね除け、逆境をチャンスにしてゆく逞しさ、応援してくれる(料理を食べてくれる)方々に感謝し、「我々も頑張るぞ」と思って頂けるようなパワー・元気を与えたい、恩返しがしたいという気持ちですね。
Qちゃんも初めは、「優勝したい、五輪に出たい、世界記録を出したい」と、自分を高めることだけを目標にしてきたと言います。私もそうでした。20代30代の頃は「一流の料理を学びたい、オーナーシェフとして立派なお店を持ちたい、テレビや雑誌でレギュラーを持ち、有名になりたい」と、自分を大きくすることしか考えていませんでした。そのためには、出来る限りの努力もしました。
しかし、Qちゃんも言っているように、「皆様の応援、助けがあってこそ、今の自分がある」わけですから、これからもマラソン(料理・食育)を通して、お世話になった方々への恩返し、次の世代への手助けを「夢」として、Qちゃんと共に頑張ってゆきたいですね。
Qちゃん、ゆっくり休んだら、また明るい笑顔を見せて下さいね。
昨日、私が「食育推進委員」に任命されております南房総市・三芳にて「家庭で進める食育について考える」というテーマの講演をさせて頂きました。
会場周辺では、早朝の寒い中を役員の方々がプラカードを持って、御参加者の車の誘導・入場案内をして下さっており、思わず恐縮してしまいました。
今回は、用意した椅子が足りなくなるほど大勢の皆様にお集まり頂き、メモを取りながら真剣に聴いて下さる姿にとても感動し、当然のことながら、私の講演の方にもかなり熱が入りました。
講演後には、私の著書と世界コンテスト優勝のオリーブオイルをお求めになりたい方々が行列し、お一人ずつ感謝を込めてサインをさせて頂いたり、質問にお答え致しました。
この講演会をきっかけに、少しでも多くの「家族の団欒、手作りの美味しい食卓」に子供達の笑顔が溢れることを願っております。
今回の講演を聴かれた方から、早速、次のようなメールを頂きました。
感想です。今日南房総市三芳の講演聞きました。
私の尊敬している方がおりまして、その方がいつもおっしゃっている事でした。そのおかげで子供が生まれてから11年、今日のお話の中のほんの一部ですが、行い続けていた事がありうん、うん、とうれしく、また続けてきたな、と自分の中で確認出来た一日でした。玄米の良さ、身近、その時に出来る野菜、朝は出来るだけ家族で。今12歳の娘はお腹すくと、自分でおにぎり、野菜いっぱいのすいとん、自分で考え作ります。これから先まだ長いですが、今まで誰かに特別言う事だとは思わず続けてきた生活ですが、今日のお話で自分の続けてきたこと気づいた日でした。包丁も3歳ころから持ちたいと言うので持たせました。手を切りましたが、止めませんでした。時期のそら豆の塩加減とっても上手です。
今日お話聞いて本当に良かったです。
(私・小暮から)
頂いたメールから、「とても暖かい家庭・家族の団欒」が想像出来て、とても嬉しく思いました。おそらく、お嬢さんも創造性豊かに、毎日、明るく元気に過ごされていることと思います。チャンスがありましたら、お嬢さんとお会いして色々とお話してみたいですし、すいとん、空豆も食べさせて頂きたいですね。
お料理作りは、必ずや学力向上にも繋がりますので、これからも頑張って下さい。応援しています。
皆様からも「我が家の食卓・食育」というテーマでのメールをお待ちしております。
宛先はkogure@kogure-t.jpまでお願い致します。
南房総市・三芳には、道の駅の中に「土のめぐみ館」という直売所があり、地元の新鮮な農産物が沢山販売されています。
私も講演会の前に立ち寄り、色々、買い込みましたが、何より嬉しいことは、生産者の安全で美味しい物を作りたいという「こだわり、情熱」が、素晴らしい農産物を通して直接伝わってくることです。
瑞々しくて力強い野菜、果物を一目見れば、それら自体に「熱いメッセージ」が込められており、言葉は要らないことがよく分かります。
午前中には、生産者の方々が自らの手で新鮮な農産物を運び込み、我々の質問にも詳しく答えて下さいます。このように「顔の分かる間柄」こそが「地産地消」の基本であり、信頼関係の証なのではないでしょうか。三芳のみかんや手作りママレードもとても美味しくお薦めですので、お立ち寄りの際には、是非、お試し下さいませ。
南魚沼市・塩沢駅近くの「塩沢宿商店街」約50軒のお店では、来月3日まで、江戸時代から続く伝統的な「新旧雛飾り」の展示を一般公開していることを地元の方に教えて頂き、早速、仕事の前に見せて頂きました。商店街はとても美しく風情があり、個性的な雛飾りの数々に思わず見入ってしまいましたが、特に300年前の雛飾りの前に立った時には、感動致しました。
雪深く長い冬場に、地道に織物などの家内仕事をする母親が、その合間に、子供の健やかな成長を願い、一生懸命に手作りした、各家庭の歴史、愛情のいっぱい詰まった素晴らしい雛飾りに言葉は不要だと思いましたし、こんなに素晴らしい雛飾りを見せて下さる伝統がこれからも永遠に続くことを願わずにはいられません。稲取の「吊るし雛」もそうですが、あらためて、時代は変わっても「親が子を想う気持ち」は世界共通で普遍なものだなと思いました。
私もこの度は、光栄にも、総長先生のお宅にホームステイさせて頂き、行動を共にさせて頂きましたが、先生の行動力、ハードスケジュールを次々にこなしてゆくパワーには、見習うべきことが大変に多く、感動の連続でした。
まず、朝は、誰よりも早く学校に入ります。そして、子供達、一人ひとりに声を掛け、ハグしながら出迎えます。しかも、一人ひとり、その子供に合う、違った声を掛けてゆくのですから、感動致します。
朝のスキンシップによって、どれだけ子供達は、勇気付けられ、幸せな気持ちになることでしょうか。これは、凄く大切な事だと思いました。小さなお子さんを持つ、日本の親御さん、先生方にも、是非、実行して頂きたい、よい見本ではないかと思いました。
アカデミーの総長先生宅の夕食風景です。先生も大変にお忙しい方ですが、お子さん達も連日、野球・バスケットボール・サッカーの練習、試合等で、帰宅時間も遅くなります。
それでも、夕食は、4人のお子さんを含めた家族6人全員が揃って食べるのですから、素晴らしいと思います。ちなみに奥様も幼稚園の先生でお忙しい方なのですが、毎晩、きちんと食事の準備もされるのですから、その集中力には感心致します。アットホームな雰囲気での食事は、本当に楽しいものですね。自分もその輪の中に入って、改めて実感致しました。
この日のメニューは、学校で購入した手作りローストポークとコーンサラダ、スパイシーポテトフライ、キャベツのマヨネーズ和え、そしてデザートは、奥様手作りのレモンパイでした。
食卓を見渡して、改めて気付いたのですが、みなさん、それぞれがお好みのソース、ドレッシングを持っており、かなりの数のボトルが並んでおりました。他人の好みに干渉しないのは、いかにもアメリカらしいですが、みなさん、ちょっと、かけ過ぎな気がします。もう少し、控え目でも、充分に美味しい食事だと思うのですが(笑)
アメリカ・アーカンソー滞在中には、何度か、現地のお子さん達に「食育」のお話をしたり、「料理教室」も開催致しました。
元々、日本とは「食文化」も違いますし、体内(特に消化器官)の構造、味覚も違いますから、「日本流」を押し付けるのではなく、まずは、アメリカ人の目線に立ち、彼らと同じ「食」を経験しながら(かなりきついですが)、語りかけることが大切なのではないでしょうか。
写真は、「オムレツ教室」の風景です。「中に入れる具材は何がいいかな?」と聞きましたら、皆、即答で「ハムとチーズ」。「了解(笑)」。だけど、「1人位「野菜!」って言う子がいてもいいのになぁ」と、内心ぼやきつつ、見本を作り始めますと、子供達は「かなり真剣な眼差し」で、私の手元を見つめていました。
ハムは、事前にオリーブオイルでソテーし、アメリカ流にケチャップとステーキソース、バーベキューシーズニングを加え、仕上げにチーズを入れてみましたが、これが意外に美味しいのです。
溶き卵は、塩・胡椒で軽く下味を付け、高温のフライパンで一気に仕上げるコツを「身振り手振り」で教えますと、子供達は、飲み込みが早く、初めてにしては上手く出来た子が多かったと思います。
付け合せは、これもリクエストに応えて、アメリカ流のスイートなシナモンロールにしました。「次回の付け合せは、ヘルシーなグリーンサラダだよ!」と、試食の時に言っておきましたが、どこまで分かってくれましたかね(笑)
アメリカ・アーカンソーのハイスクールで「食育講演会&料理教室」を開催致しました。
日本とは違い、肉食中心の「メタボな食生活」を続けている彼らに、どこまで理解してもらえるか、「自信半分、不安半分」という状態でスタートしましたが、彼らにも「和食はヘルシーらしい」という認識は有り、日本の伝統食・調味料の話には、かなり興味を持って貰えました。特に、アーカンソー周辺では、水田が多く、お米も良く食べているようですので、日本流のお米の炊き方や美味しくヘルシーな食べ方を説明致しますと、みなさん、メモを取りながら、熱心に聴いて下さいました。
日本では「お米が主食(メイン)」という考え方は「メインは肉料理」である彼らにとって、初めは理解しずらいようでしたが、最後には分かって貰えたようで、良かったです。
「料理教室」の方では、「醤油」を使った簡単レシピを2品ご紹介致しました。まずは、和風仕立ての「野菜たっぷりミネストローネスープ」ですが、彼らは、豆を良く食べますので、身近にある物を3種類ほど、具材として加えました。
もう1品はマカロニですが、味付けは、シンプルに塩・胡椒・醤油とオリーブオイルのみです。彼らの発想ですと、ケチャップやマヨネーズ、バーベキューソースなどの「濃い味」を加えたくなるところでしょうが、野菜をたっぷり加え、素材の旨みを味わってもらいました。2品共、想像以上に好評だったと思います。
今回の「食育講演会&料理教室」が、少しでも彼らの参考になり、「ヘルシーな食生活」につながれば嬉しいですね。
じつは「料理教室」では、もう1品、日本の伝統調味料である「味噌」を使った「和風パスタ」をご披露する予定でした。ところが、前日、近くの大型スーパーマーケットに仕入れに行きますと、どこにも「味噌」が無いのです。店員さんに尋ねますと「数日前に売り切れました」との冷たい返事。「こんなことなら、こちらに到着した初日に買っておけば良かった!」と、一瞬後悔しましたが、「無い物は仕方ない!」と気持ちを切り替え、「代用品」を探しました。
ここで、みなさまでしたら、何を使いますか?本当は、「坦々麺」の応用で、ゴマペーストを使いたかったのですが、それも無い。そこで、意を決し、大量に陳列されている「ピーナッツバター」を使うことにしました。その判断までに費やした時間は30秒くらいでしょうか(笑)「裏ワザシリーズの本を出していて良かった!」とつくづく思いました(笑)しかし、それだけでは、「味噌味」にはなりませんよね。「豆系統のコクが欲しい!」と迷っていましたら、これまた大量に陳列されている「チリビーンズ」を発見しました。「これだ!」と数個手に取り、あとは「トマトソース」「ガーリックパウダー」「醤油」などを買って、早速キッチンで試作です。(続く)
これから作る「味噌風パスタ」につきましては、初日の挨拶で、全校生徒・職員、合わせて300人を前に「自信作ですので、是非、試食して下さい!」と、軽率にも(?)宣言してしまい、「大喝采」を頂きましたので、「もはや失敗は許されない状況」、今迄味わったことの無い、かなりのプレッシャーでした。何しろ、味噌が無いのに「味噌パスタ」を作るのですから。
試作中のキッチンには、美味しそうな匂いを嗅ぎ付けてか、何人もの職員のみなさんが覗きに来るのですが、この時ほど、「覗かれたくない!」と思ったことはありませんでした(笑)
試行錯誤の末、「なんちゃって味噌ソース」は完成し、無事に300人のみなさんにご試食して頂きましたが、これが「大好評」で、びっくりしました。
最初は、「社交辞令かな?」と思っていましたが、学生食堂の栄養士さんから「是非、定番メニューにしたいので、レシピを教えて下さい。」と真剣にリクエストされ、「これは、本当に喜ばれたんだ!」と、急に嬉しくなり、肩の荷が降りた気がしました。
あとで、思ったのですが、「味噌でなく、馴染みのあるピーナッツバターだから良かった」のかもしれませんね。
アメリカ・アーカンソーのアカデミーでは、親御さん向けの「食育・料理教室」も開催致しました。
メニューは、オリーブオイルが隠し味のヘルシーな「コーンブレッド」と、砂糖は使わずにオリーブオイルと天然塩で甘みを引き出した「リンゴのソテー」です。
コグレ流「コーンブレッド」は、生地に上質のオリーブオイルを加えますので、とても風味が良く、それだけで食べても美味しいので、バターやジャム等を食べる時に塗る必要が無く、そのヘルシー感が好評でした。
砂糖を使わない「リンゴのソテー」は、国内の料理教室でもご紹介し、いつも好評なのですが、それ以上に今回のみなさんには評判が良く、「感動的」だったようです。何しろ、一切の砂糖を使わずに、使った時以上の甘み、旨みを引き出すのですから、普段、大量の砂糖で調理していることと比較して、「これはマジック?今までは何だったのかしら!」と真剣に驚いている親御さんが多かったですね。「私は、日本一のオリーブオイルのマジシャンです!」とジョークで言いましたら「確かにその通りね!」と真顔で返されてしまいました(笑)
家族の健康のために「何を作り、食べさせたら良いのか?」を真剣に考えているお母さん方が思っていた以上に多く、「ヘルシーな和食」への関心、質問もかなり有りました。その時、私はこう答えました。「みなさんの食生活、食文化を否定するつもりはありませんが、日本人は、お米を中心として、控えめな味付けの野菜、魚料理を永い歴史の中で食べ続けてきました。その食生活が、「長寿国・ニッポン」の大きな原動力となっています。しかし、最近は、欧米型の食文化に憧れる子供達が増え、その結果、色々な病気が増えています。これを私は何とかしたいのです!」と。すると、みなさん、うなずいて「これからコグレさんには、日本だけでなく、日米両国で指導して欲しいわね!定期的に来て下さいね」これほど有難く、やり甲斐を感じるお言葉を頂けるとは思ってもいませんでした。頑張ります!
アメリカ・アーカンソー州のアカデミーでは、日本と比べますと、教室以外での「課外授業」が多く、今回の滞在中も、数回の「課外授業」を興味深く見せて頂きました。特に印象的なものとしましては、体育館で、小学5年生の生徒さん達が、歴史の授業の一環として、200年前の西部開拓時代に、現在の平和で幸せな世の中を創造するために、先人達がどれほどの苦労を重ね、大変な生活をしていたかを振り返り、改めて感謝の気持ちを深めようと、生徒さん達自ら、当時の衣装を用意し、幌馬車や当時の大変な農作業を体験したり、質素ではあるけれども、知恵を絞り、工夫を凝らした当時の食文化に触れ、その食事を実際に頂くという、とても素敵で感動的な授業に参加させて頂きました。
子供の頃から、このような貴重な体験を積んでゆくことが「将来への財産」になってゆくことは間違い無いですよね。
アメリカ・アーカンソーのアカデミーでは、お昼休みの時間になりますと、幼稚園児から高校生まで、同じカフェテリアでランチを取ります。その雰囲気は、とても和やかで明るく、低学年の子供達は、少し離れた、お兄さんお姉さん達の食卓を眺めながら、テーブルマナーや食べ方等、色々な事を学んでいるようで、とても微笑ましく思いました。
食事が終わりますと、生徒さん全員が体育館に集まり、先生方と生徒の代表で簡単な相談をして、これから行う「本日のリクレーション」を決めます。それは、例えば、バスケットボールだったり、ミニサッカーだったりするのですが、この日は、プラスチック製のバットとボールを使ったミニ野球に決まりました。
先生チーム対生徒代表チームの戦いでしたが、私も急遽、先生チームに入れて頂き、二度、バッターボックスに立たせてもらいましたが、この時の声援が物凄い盛り上がりようで、気分は「ヤンキースタジアムで4番を打つコジラ・松井選手」のようで、最高でした(笑)
こんなに楽しく、自分の存在感と、学年を超えた連帯感を感じることの出来るアカデミーは素晴らしいと思いましたし、日本の学校も参考にすべき点が多いのではないでしょうか。
先週、「地産地消の料理教室」の講師として、岩手県一関市花泉に伺いました。この辺は、豊かな自然の恵みが多く残されてる農村地帯でして、時間はゆっくりと流れ、人々はとても素朴で温かく、心癒される素晴らしい「心のふるさと」といった感じで、いつまでも滞在していたくなってしまいます。
料理教室の前日に、主催者の方から地元の「沼海老獲り名人」をご紹介して頂き、早速、「誰にも教えた事が無い」という秘境の沼まで御伴し、「沼海老獲り」を体験させて頂きました。
道具は、竹と網で出来ている、名人手作りのシンプルな物ひとつだけで、20年以上使い続けている「優れもの」だそうです。
軽自動車で、延々と続く狭い農道を走り続け、やがて、車も自転車も入れないような奥地に到着しますと、そこから先は、緩やかな登りの坂道を40分位、道具を抱えてひたすら歩き続けます。
森の中から突然、目の前に沼が現れますと、にっこりした名人は、水面を見回し、道具を浅瀬に
入れて漁の開始です。
水温の上がるこの時期が、「沼海老の旬」だそうで、水面近くを泳いでいる沼海老をすくうように獲っていくのですが、人間が本来持つ、「狩猟本能」が目覚めたのでしょうか、夢中であっと言う間の2時間でした。
先日、厚木市の湘北短期大学からご依頼を頂き、生活プロデュース学科・フードスペシャリストコースの学生さん向けに「料理講習会」を開催致しました。
参加されたみなさんは、普段から基本的な和食の家庭料理を中心に、洋食、中華、お菓子、パンなども幅広く学んでいらっしゃるということで、今回は、特別に「プロの高度な技術」をご披露させて頂くことに致しました。
メニューは私の自信作でもあります「季節野菜のテリーヌ」と、伝統的なフランス料理の代表「チキンのビネガー煮込み」の2品でしたが、みなさんの真剣な眼差し、料理に対する熱意に心打たれ、アッと言う間の3時間余りでした。
試食の際に、みなさんの来春・卒業後の進路をお聞きしたのですが、一般企業の他に、食品関係の会社に就職する方も多いようで、是非、私の目標でもある「食を通した世界平和」のために、お互いに頑張りましょう。これからの時代、色々な意味で「食」が「キーワード」になってくるのは間違い無いと思いますし、「食」は全ての基本なのですから、遣り甲斐のある仕事に「誇り」を持っていきましょう。
先週、私が「食育推進委員」を務める南房総市で、三芳幼稚園、三芳小学校、三芳中学校の3校合同による「食育講演会」が開催されました。
テーマは「大人の食育、子供の食育。健やかな子供を育てるために」ということで、今回は、教職員の皆様とご父兄が中心の会となりました。
まずは、私が講演し、その後、グループ毎に分かれての討論会という二部形式でしたが、この討論会が大変に興味深いお話ばかりでとても盛り上がり、私自身もとても勉強になりました。
今回参加された皆様のように「食」を大切にお考えの方々が少しでも増えてゆけば、将来は明るいなと思いました。
次回は、是非、お子さん達にも私の講演を聴いて頂き、素晴らしい親御さんのもとで、日々、成長しているお子さん達の意見も直接聞いてみたいですね。
パン、ケーキ、麺類等々。小麦粉を原材料とする食品の価格が、軒並み上昇し、日本国内でも、その代替原料として、米を粉末にした「米粉」を使う動きが進んでいます。値段的には、小麦粉に比べますと、「米粉」の方が、まだ、2倍位高いのですが、小麦粉価格の高騰で、その差は縮まってきており、今後、益々、「米粉で作った食品」が増えていくことと思います。
実際に「米粉」でパンを作ってみますと、日本人好みの「しっとり、もっちりとした」独特の食感があり、「低カロリー、高タンパク」であることも追い風となって、「人気商品がどんどん生み出されて行く」ことは間違い無いと思いますし、何よりも「食料自給率の向上」にも繋がるわけですから、私も頑張って「米粉食品」を開発してゆきたいと思います。
実を言いますと、初めてベトナムを訪れた10年程前に、ハノイの市場で「米粉で作ったバケット」を購入し、その「3日経っても硬くならない」食感に衝撃を受けていました。普通に考えますと、パンは「粉と水」で出来ているのですから、半日もすれば「硬くなる」のは自然の摂理です。パン食が中心のヨーロッパでは、その「硬くなったパン」をスープに入れたりして、無駄なく食べる文化があるのですが、日本では「硬くなったパン」は、敬遠されがちです。そこで、パンメーカーは、複数の合成添加物を入れたりして「人工的に柔らかい食感を維持する」ような方向性になってきたわけですが、「果たして、それでいいのだろうか?」という疑問をお持ちの方も少なくないと思います。
私は、以前から「理想は添加物不使用」のポリシーで、商品開発に取り組んでおり、ベトナムでも、すぐにパン屋さんに飛び込んで、「柔らかさの秘密」を探ったのですが、「添加物は不使用、硬くならない食感のポイントは、地元産の米粉」だということを発見したのです。
もう「目からウロコ」でした。今風に言えば「地産地消」に大きなヒントがあったわけです。
写真はハノイの市場で売られている「米粉製のバケット」と、ハノイ旧市街のカフェで食べた、美味しい「バケットサンドイッチ」です。
世界中の注目を集めている「北京オリンピック」も終盤戦に入りましたが、陸上・短距離で「ジャマイカ旋風」が吹き荒れています。特に、男子のウサイン・ボルト選手は100m、200mを、共に驚異的な世界記録で制し、84年ロサンゼルス大会のカール・ルイス選手以来の2冠を達成しましたし、女子100mでも、ジャマイカ勢がメダルを独占しました。
動きの早いマスコミ各社は、すでに「ジャマイカ選手の強さの秘密」に関する特集を組み始めており、ジャマイカ国内の「練習環境の良さ」説や「遺伝の力」説など、説得力のある色々な説があり、とても興味深いのですが、私は、彼らの「子供の頃の食生活」も大きく影響していると思います。
私も、数年前にカリブ海の島国「ジャマイカ」を訪れ、現地の「食文化」の取材をしたことがありますが、彼らの主食と言いますと、現地で採れる、山芋、自然薯に似た味わいの、「ヤム芋」で、大抵は、蒸すか湯がいて食べるのですが、ボルト選手も「ヤム芋」が大好きで、よく食べていたそうです。
「ジャマイカ」には、我が国のように色々な食材が豊富にあるわけではありませんので、「食の選択肢が限られている」ということもありますが、逆に言えば、「添加物の無い自然な食べ物」、「先祖代々の地産地消を実践している」という事がとても重要なのだと思います。
その例で言うならば、我々、日本人は、もっとお米を食べなければいけませんよね。「頑張れ!ニッポン!」
昨日、私の母校である東邦医大付属高校の同窓会が開催され、私がお料理を作らせて頂きました。
会場は、海浜幕張にある、とてもお洒落な高層マンション1階の「キッチン付きパーティールーム」でしたが、幹事役の友人がそこの住人であることから、御紹介して頂き、お借りすることが出来ました。
パーティールーム内は、とても開放的な空間が素晴らしく、キッチンも最新の設備が整い、今日からでもレストランとしてオープン出来そうな感じでしたが、その辺を管理人さんにお尋ねしますと「残念ながら、あまり、借りる人(使いこなせる人)がいないんですよね」と苦笑いしていました。今、思い付いたのですが、「パーティーの希望があれば、いつでもお料理しに来ますよ」と、管理人さんに名刺を置いてくれば良かったですね(笑)
今回の同窓会では、「夏休みの週末」ということもあり、「是非、ご家族もご一緒に!」と呼びかけまして、何名かの方々は、お子様やご家族と一緒に参加して下さいました。
毎回、盛り上がる同窓会ではありますが、「新メンバー」も増えたことで、いつも以上に明るく、アットホームな感じで、キッチンから見ていても、とても微笑ましく、良い雰囲気でした。
そんな中、18名分のお料理を、私ひとりで汗をかきながら、黙々と作っていましたら、「ボク、料理が好きなんです。お手伝いしてもいいですか?」と、目を輝かせた友人の息子さんが、突然、キッチンにやって来ました。
私も、思わず、嬉しくなり「是非、頼むよ!」と言って、盛り付けからすべて手伝ってもらったのですが、なかなかセンスが良くて、びっくりしました。「飲食のバイトしているのかな?」と聞きましたら「高校で禁止なんです」との返事。「キミは、一生懸命だし、本当に料理が好きそうだから、この仕事に向いていると思うよ。だけど、一流を目指すなら、まずは、しっかり勉強もして、充実した高校生活を送ろうね」と、私の経験をアドバイス致しました。そして、お手伝いのお礼にと、フランス製の「コック帽子」に「頑張れ!」とサインを入れて、プレゼントしましたら、とても喜んでくれました。
私の高校時代の仲間が子供を育て、その子供達が、高校生になって、こうして出会う。とても不思議な感じもしますが、「貴重なご縁」なのですから、これからも財産として大切にしたいと思います。
「サザンオールスターズのファン」もそうですが、いつの日にか、同窓生の「親子三代に私のお料理を楽しんで頂くこと」を目標にして、これからも「生涯現役」で頑張ります(笑)
今回の前菜は、私の得意とする「野菜たっぷりの洋風卵豆腐、帆立貝入りオリーブオイルで作った特製マヨネーズソースと完熟トマトソース、和風コンソメゼリー添え」でした。みなさんに、ソースまでパンに付けて綺麗に食べて頂き、一生懸命に作った甲斐がありました。
「コグレ・オリーブ農園」には、地中海沿岸諸国と同じように、オリーブの木の近くに生命力の強い「イチヂクの木」を植えていますが、最近、その実も完熟して来ました。
先日も「翌日が食べ頃のイチジクの実」をチェックし、翌朝、早速収穫しようと農園に出向いたのですが、そのチェック済みの「本日が一番食べ頃のイチヂク」ばかりが、すでに小鳥達に食べ尽くされた直後でした(笑)今までにも、「オレンジ」や「みかん」、「桃」、「洋梨」等で、同じ様な被害(?)に遭っていますが、それらのことから「深い自然の摂理」を学ぶことが出来るのではないでしょうか?
つまり、自然の中で生きている小鳥達は「何をいつ頃食べたら良いのか」を「正確に判断する能力を身に付けている」ということです。例えば、完熟していても「酸味の強いレモン」を小鳥達がかじることは無いですし、「農薬を散布していない(安全な)果実や野菜」ばかりが見事に狙われます。
では「我々、人間は?」と言えば、「食品添加物等の影響」や「見かけの良さだけで判断する価値観」等が原因で、本来、人間がより良く生きるための「能力」として備わっているはずの、大切な五感のひとつ「味覚」がどんどん衰退しているように思うのは私だけでしょうか?
私が子供の頃(40年前)には、今のような「賞味期限」表示は無く、ウチの祖母は、表面にカビの浮いた祖母手作りの自家製味噌でも、カビだけ除いて使っていましたし、多少時間の経過した牛乳は沸かして飲んだり、カレーに入れたりして工夫していました。逆に、私が食べようとした物でも、まず、祖母が味見したり、変色具合を見て「これは、味が変化してるから止めなさい」と言われたこともありましたし「自分の舌が価値基準であること(自分の味覚を信じること)」を祖母から学びました。
海外で盗難に遭い、警察に行けば「盗まれた貴方が悪いんだよ」と言われます。つまり「何でも最後は自己責任なのだ」ということを海外生活で学びましたが、過去に一度食べた物を 取り出すことは出来ないという点で「食の履歴も自己責任」だと思います。「食べた貴方が悪いんだよ」と言われないように、将来のあるお子さん達には、「正しい食」を通して、自分の「味覚」を磨き、大切にしていって欲しいですね。それが、「より良い生き方」へのヒントになると思いますので。
先週、出張料理の仕事で、横浜のお宅に伺いました。お食事会の主旨は「お父さんの定年退職を祝う会」ということで、まだ小さなお孫さん達も含めた「親子三代」12人が集まり、とても明るくアットホームな雰囲気の素晴らしいお食事会となりました。
まずは、年長のお孫さんから(定年された)お父さんへ、一生懸命に書いた「手紙の贈呈式」があり、それまで部屋中を元気に走り回っていた、年少のお孫さん達も食卓に着いて、お食事会がスタート致しました。前菜は「季節野菜15種類と帆立貝のテリーヌ、和風コンソメゼリー添え」でしたが、「普段は野菜を食べなくて困っている」という年少のお孫さん達も美味しそうに一人前を残さずに食べ、大人のみなさんは、本当に驚いていました(笑)
お母さん達曰く「今まで、子供が野菜を食べなかったのは、私達の料理が下手だったからなのね」と少し反省の表情でしたが、私は、そうは思いませんでした。今回は普段、離れ離れの4世帯
が集まってのお食事会で、キッチンから見ていましても「大家族の団欒の温かさ」に満ち溢れており、大人達の「明るく、美味しそうに食べている様子」にお孫さん達も本能的に「仲間入り」したのだと思います。もちろん、「テリーヌ」は私の自信作で、「美味しいから食べた」というのも、大きな理由のひとつだと思いますが(笑)。
その後は、「天然海老とカツオのお刺身サラダ」、「具沢山の野菜スープ」、「天然真鯛のヘルシーな生のりソース」、「和牛の柔らか煮込み」、「小豆のムース」という内容でしたが、どのお料理も、みなさんに美味しく食べて頂き、感激致しました。老若男女、あらゆる世代のお客様に喜んで頂けることほど、出張料理人として嬉しいことはありません。
是非、全国のみなさまからのご予約も、年中無休でお待ちしております(笑)
昨日、千葉県柏市の「さわやかちば・県民プラザ」で開催された「食育フェアー」にて講演させて頂きました。
会場は開放感のある素晴らしい場所で、私の講演の前には、地元の方々による、素敵なゴスペルソングのコンサートも行われ、他にも食にまつわる色々なイベントがあって、来場された皆様はとても楽しいひと時を過ごされたことと思います。
今回の講演のテーマは「世界を駆け巡る国際派シェフ・コグレが見た日本の食育」ということで、海外の食文化のお話から始まり、現在の日本人の食生活の最大の問題点(添加物の過剰摂取のこと等)を提起させて頂いて、最後は「地産地消」、「手作りの食事」が大切な訳をお話しながら、地元の新鮮な野菜(「かしわでさん」ご提供)を使った、簡単なお料理のデモンストレーションと試食をして頂きました。
その二品のレシピをご紹介させて頂きますと、まずは、「トマトサラダ」ですが、くし型にカットしたトマトにミネラルたっぷりの天然塩を振り、5分程置いてオリーブオイルをかけるだけなのですが、「オリーブオイルマジック」で、トマトがとても美味しくなりますので、是非、お試し下さい。
もう一品は、「ほうれん草のおひたし」なのですが、歯応えを残す程度に「軽く」ボイルして頂き、水気をよく絞ってからオリーブオイルとお醤油を1対1の割合でかければ出来上がりです。会場で試食された皆様からは「お醤油とオリーブオイルは物凄く合うんですね!」という驚きの声が挙がり、会場全体がとても盛り上がりました。
今回の講演をきっかけに、来て下さった皆様の食生活が少しでも向上し、お役に立てたのなら、こんなに嬉しいことはありません。
素晴らしい舞台を提供して下さった「千葉県学校給食会」と「さわやかちば・県民プラザ」のスタッフの皆様、本当に有難う御座いました。また、来年も「世界の新しい食育」の話題を持って伺わせて頂きます。
千葉県柏市の「さわやかちば・県民プラザ」で10月5日に開催された「食育フェア」では、私の「食育講演会」の他にも、様々な楽しいイベントが行われました。
会場入り口付近には、大型トラックが横付けされ、中には、見事な毛並みの乳牛がいて、「搾乳体験」が出来るのですが、牛を間近で見たことがない子供達は大喜びで、牛乳は「人工的に作られるのではない、自然の恵みである」ことをよく理解出来たのではないでしょうか。私が子供の頃
は、実家(船橋市)の周りにも沢山、牧場があって、「のどかな風と牧草の香り」が記憶にありますが、最近は、すべて住宅地になってしまい、子供達が自然に触れ合う機会が減っていますので、このようなイベントは有り難いですよね。(トラックで移動してきた乳牛は大変だったと思いますが)
会場内に入りますと、こだわりの地元・有機野菜の直売所があり、安くて新鮮な野菜が飛ぶように売れていましたし、千葉県の伝統郷土料理である「太巻き祭り寿司」の実演では、その見事な技術と美しさに、子供達からも歓声が上がっていました。私も「手作りっていいな!」と改めて思いましたし、全国の子供達に、もっと「料理をする楽しさ」を教えてあげたいですね。そこから、「人生にとって大切な事」が沢山見えてくるはずですから。
今回のイベントの中で、私にとって、一番印象深かったのは、「千葉県学校給食会」による「学校給食の歴史」の展示でした。最近は、アレルギー等の問題もあり、メニューを選択出来るというのも、一見贅沢に見えますが、(アトピーやアレルギーが少なかった)私が子供の頃には、考えもつかなかったことですし、この30数年でガラリと変わった「日本人の食生活」が、何かしら子供達に悪影響を及ぼしているのは間違いないだろうなと、改めて色々と考えさせられました。「食育」が大切なのは、むしろ親御さん達なのかもしれませんね。
本日、横浜市瀬谷区の瀬谷公会堂にて、とても内容の充実した食育のイベントが開催されました。
その中で、私が「世界を駆け巡り感じた日本の食育文化」と題した基調講演をさせて頂いたのですが、会場には「食」の大切さを良く理解していらっしゃる大勢の方々にいらして頂き、反応がとても良かったものですから、私も自然と講演に熱がこもり、気が付いた時には、すでに予定時間をかなりオーバーして夢中で喋っていました(笑)
会場の入り口には、JA横浜の皆様の御協力で、地元瀬谷区の新鮮な野菜が並べられ、すぐに直売されたのですが、飛ぶような売れ行きで、私までも嬉しくなってしまいました。特に、泥付きの冬野菜が素晴らしく、思わず大根を持って写真を撮ってしまいました。この近くでは、舞茸や京野菜である聖護院大根も栽培しているんですね。
これらの新鮮で力強い農産物を見ていますと、「地産地消っていいな!」とつくづく思いますし、私も段ボール箱一杯の野菜を、有り難く購入させて頂きました。
私の「基調講演の内容は?」と言いますと、世界中の子供達の食生活の現状のレポートから始めまして、食品添加物の解説、アトピーやアレルギー等の問題、地球温暖化を含めた環境問題全般等、話題は、多方面に及びましたが、最後は、いつも通りに「地産地消の大切さ」で結ばせて頂きました。
講演後には、三名の代表者の方々による、「食育活動の優良事例発表」もあり、瀬谷区のみなさんが、日頃、いかに真剣に、食育に力を注いでいらっしゃるかが、よく分かりましたし、私自身も、色々と学ばせて頂きました。
今回、私に声をかけて下さった、瀬谷区福祉保健センターの皆様には、心より感謝しております。
イベントの最後には、抽選による地元野菜のプレゼント企画もあり、私が抽選するという大役を仰せつかりましたが、会場に来て下さった皆様に喜んで頂き、とても嬉しかったです。
今日、お会い出来ました皆様とのご縁を、これからも大切にしてゆきたいと思っております。
「皆様、新鮮な地元野菜を使った美味しい手料理を食べて、いつまでもお元気で!」
昨日、山口県岩国市の岩国小学校に伺い、「食育講演会」の講師をさせて頂きました。
岩国と言いますと、万葉集にも詠われるほど古い歴史を持つ街で、小学校の近くには、中国山地に水源を持つ清流・錦川がせせらぎの音を優しく奏で、私も一度は訪れてみたいと思っていました「日本三名橋」のひとつ、五連のアーチが素晴らしい「錦帯橋」や、かつて城下町であった面影を残す史跡、文化遺産が各所にあって、時間が許せば、ゆっくりと街歩きをしてみたくなるほど雰囲気のある、素敵な街でした。
会場となりました体育館には、当初、200席ほどが設けられていたのですが、PTAの皆様のほかにも、近隣にお住まいで、「食」に関心をお持ちの方々にも大勢いらして頂き、急遽、椅子席を追加したほどの盛況ぶりでした。なかには親子三世代でいらして頂いた方々も多く、小さなお子さん達にも興味深く聞いて頂けたことは、とても有り難かったですし、来て頂いたお子さん達の未来が明るく輝けることを願わずにはいられませんでした。
次の機会には、親子で楽しく参加出来る「お料理教室」を開催させて頂くことをお約束して、会場の皆様から盛大な拍手を頂き、2時間弱の講演会は終了したのですが、今度来る時には、近くに前泊させて頂き、是非とも街歩きを楽しみたいなと思いました。
今回のご縁を頂きました岩国小学校の職員の皆様、心より感謝申し上げます。
ラビダ農園滞在中の私は、お忙しいナタリア社長に代わって、息子さんのアルフレッド君(10才)と行動を共にすることが多かったのですが、彼は、料理やお菓子作りが大好きで、とても上手に色々な物を作ってくれました。
まず、驚いたのは、近くの魚屋さんに行ったと思ったら、いきなりキッチンで、魚の下拵えを始めたのです。欧米人には、魚の頭を嫌う方も多いのですが、かれは、とても逞しく、見事に三枚卸しに仕上げたのですから、素晴らしいですよね。
魚の身は、オリーブオイルを敷いたフライパンで焼き、レモン風味の手打ちパスタに絡めてくれましたが、もう、感動でした!味は、少しボケていましたが、塩の振り方を教えてあげましたら、すぐに理解し、味を修正しましたから、立派なものです。
「ミスターコグレは、スイーツも好きですか?」と聞かれましたので、「大好きですよ」と何気なく答えましたら、今度は、お菓子用のミキサーと小麦粉を用意し、チョコレートケーキとクッキーを焼いてくれました。
近くでは、おばあちゃんが心配そうに見守っており、段取りの危うい場面では、少し助け舟を出していましたが、大人達の不安も物ともせず、楽しそうに作り上げたのですから、これは「将来の名シェフ」間違い無しですね(笑)
ラビダさんは、おばあちゃんもナタリアさんも、お料理教室を開催するほどの腕前で、アルフレッド君も、小さい頃からキッチンが遊び場だったようですので、見よう見まねで大人の真似をしていて、料理作りの楽しさに目覚めたようですが、家族みんなでキッチンに立てるなんて素晴らしいですし、是非、全国のお子さん達には、料理作りの楽しさを体験して頂きたいですね。料理作りから、生きてゆく上で大切なことが沢山学べるはずですから。
1月8日に船橋市立船橋中学校で「食育料理教室&講演会」が開催されました。
料理教室と講演会を、前半の部・後半の部というように、はっきり分けて行うこともありますが、今回は、新年最初の催し、しかも、船橋市内では初めての食育関係のイベントということもあり、サービス精神旺盛に、スタートからパワー全開の、料理教室と講演会をミックスした「ライブ感覚の、動きのある講演会」に挑戦してみました。
この形式、何度かやってみて思うのですが、「料理を作りながら、作り方以外の話をよどみなくする」のは、意外と大変です。頭に神経が行ってしまいますと、手がおろそかになりますし、逆に、手先だけに集中してしまいますと、言葉に詰まってしまいます。「ならば」と、ある程度の台本を用意したこともありますが、かえって、頭の中がパニックしてしまい、それはそれで大変な思いをします(笑)
今回は、新聞記者の方も数人お見えでしたし、地元ケーブルテレビのカメラも入っていましたので、「失敗は許されない!」という「強い気持ち(笑)」で頑張りましたが、ご参加頂いたPTAの皆様の反応は、とても良く、楽しい雰囲気の中、アッと言う間の2時間半でした。
これを機会に、地元での活動、恩返しも積極的にして行きたいと思いますので、ご参加頂いた皆様には、「クチコミでの他校へのご紹介」を宜しくお願い致します。お忙しい中、本当に有難う御座いました。
今回の講演会では、ドラマのように(いや、それ以上かも、ですね)とても感動的な出来事がありました。
船橋中学校の高崎校長先生とお話させて頂くうちに分かった事なのですが、今から35年前の中学生時代にお世話になった、まさしく恩師の先生だったのです。直接、担任をして頂いたわけではありませんでしたが、当時の記憶が見る見る甦り、とても懐かしい気持ちが込上げてきました。「あの頃は、純粋に、本当に楽しかった!」
入学当初、柔道部の顧問だった高崎先生から「お前、いい体してるな!柔道やらないか?」と声をかけて頂いたのですが、「投げられて痛いのは、イヤだ」と思って逃げ回った記憶があります(笑)なにしろ、手先は器用でしたが、超肥満児で、運動会をズル休みするほど、体育は苦手でしたので、しばらくは、柔道着姿の先生を見かけると柱の影に隠れていましたね(笑)でも、あの頃は、学校の周りも自然が多く、とてものどかで、笑顔が溢れ、先生方も仲間もみんな温かかったなぁ。「一流の料理人になります!」と作文を書いて、皆の前で宣言し、拍手喝采をもらって、「もう、後には退けないぞ」と思ったのも中学生の時でした。
講演後に、校長室にご挨拶に伺ったのですが、「あの先生は、あそこで校長をしているよ」とか「あの先生は、もう退職したね」とか、次々に出てくる思い出話が、とても感慨深く、しみじみ35年間という時間の流れを実感致しました。
高崎先生には、お忙しい中、講演も聴いて頂き、ご試食もして頂きましたが、「さすがにプロだね!みんな美味しかったよ!」と言って頂き、「35年前に宣言して良かった!これで少しは、約束を果たせたかな」と肩の荷が下りた気もしましたが、恩返しは、まだまだこれからです。
この春、定年退職される先生の「送別会のお料理」を、家庭科室で是非とも作らせて頂きたいのですが、如何でしょうか?100人前でも、心を込めて、私ひとりで作りますので。でも、お手伝いは講演会に参加して下さったPTAの皆様にお願いしたら、お料理教室も兼ねられて楽しいかな(笑)などとも考えております。
最後に、この会を完璧に運営して下さった、公民館、中学校職員の皆様、そして、何度も打ち合わせを重ねて下さったPTA役員の皆様、本当に有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。
建国記念日の本日は、普段暖かい船橋辺りでも、午前中に小雪がちらつくほどの冷え込みでしたが、皆様は如何お過ごしでしょうか?
私は、朝から三鷹市にある住宅展示場に伺い、見学にいらしたお客様へのサービスとして、世界一のオリーブオイルで作った「お野菜たっぷりのスープパスタ」を、先着80名様に作らせて頂きました。
午前中の三鷹市は、船橋よりさらに冷え込みが厳しく、「この天候では、お客様も集まらないのでは?」と、心配しておりましたが、お昼過ぎには、行列が出来るほと゜の盛況振りで、アッと言う間に80食の予定数を超え、とても嬉しかったです。
お客様の多くは、ご家族連れで、小さなお子様も多かったのですが、今回は、あえて、お子様にも、お野菜たっぷりの「一人前の量」で出させて頂き、「オリーブオイルが隠し味の、鰹と昆布でとった本物の出汁の味」が、どれ位受け入れられるかを見てみました。
私の予想では、化学調味料を使った場合に比べて、味のインパクトが弱い分、物足りなさを感じて「残すお子さんが多いのでは?」と思っておりましたが、なんと、ほとんどのお子さんが、美味しそうに完食して下さったのです。しかも、ある親御さんからは「ウチの幼稚園の息子は、ピーマンが嫌いなのですが、このスープは、何も言わずに、全部食べてくれました!」と、本当に嬉しそうに話して頂き、感無量でした。
これからも、全国のお子さん達に、健やかな成長に欠かすことの出来ない「本物の味」を伝えてあげることが「私の使命」だと思っております。
このご縁を下さいました、三鷹・住宅展示場のスタッフの皆様、心よりお礼を申し上げます。有難う御座いました。
先日、都内のスタジオにて、大手スーパー様主催で全国6箇所で開催される「オリーブオイル・健康セミナー」にて上映される「レッスンビデオ」の撮影が行われました。
「お料理・レッスンビデオ」と言いますと、8年前に、100円ショップ「ダイソー」様用に撮影したことがありますが、それは、小売店様での販売用(10本シリーズで1本100円!)でした。しかし、今回は、大勢の受講者の皆様の前で、大型スクリーン上に映し出されるとありまして、「銀幕のスターになったような気分で(?)」かなり、緊張しながらの撮影になりました(笑)
まずは、子供の頃からの「食」にまつわるエピソードをインタビュー形式で撮影して頂き、パンフレット用のスチール撮影をしましてから、メインの「オリーブオイルを使ったお料理レッスン」の撮影を致しました。
健康食品である「オリーブオイル」を、一時のブームに終わらせることなく、日本の食文化に根付かせるためには、普段食べ慣れている和食にオリーブオイルを上手く取り入れ、繰り返し使って頂くことが大切だと考えておりますので、今回のメニューも、「鰹と昆布の和風出汁をベースにした、典型的な和食」に、コグレ流の「オリーブ・テクニック」を加えた「毎日でも食べたくなる美味しいお料理」を作らせて頂きました。
そのメニュー、3品を簡単にご紹介させて頂きます。
まずは、「和風出汁がベースの野菜たっぷりスープ」ですが、仕上げにオリーブオイルをかけるのが、コクと旨味を引き出すコツです。
「根菜類の和風煮物」では、一度、和風出汁で軽く煮た根菜類にオリーブオイルとお醤油、味醂を加えて、和の調味料を絡ませるように優しく炒めることで、美味しさをアップさせます。
最後は、「鰹と昆布の万能ふりかけ」ですが、これは、出汁を取った後のミネラル豊富な「鰹と昆布」を無駄なく使うところに意義があります。作り方は、とても簡単なのですが、荒刻みした鰹と昆布にオリーブオイル、お醤油、味醂、白ゴマを加えて、香ばしく、水分を飛ばすように炒めるだけです。
このふりかけは、ご飯はもちろんのこと、納豆に混ぜたり、お豆腐にかけたりと、何にでも合い、本当に美味しいので、是非、皆様もお試し下さいませ。
4月下旬、船橋市北部にありますアンデルセン公園に伺い、数多くあるユニークなアトリエの中のひとつ「食のアトリエ」を会場に致しまして、お子様向けのお料理教室を開催させて頂きました。
この公園は、北ヨーロッパのイメージで、新進気鋭の若手デザイナーさんが、じっくりと時間をかけて、かなり本格的に作られていますので、広大な園内を散策するだけでも自然の営みが肌で感じられ、豊かな時間をご家族でお楽しみ頂くには最高の、とても素晴らしい場所です。
今回のメニューに関しましては、子供美術館・館長の柴田様をはじめ、お手伝いして頂いたスタッフのみなさんともご相談させて頂きましたが、館長様の「情熱大陸の食育活動に感動した親御さんがとても多いので、是非とも、そのような内容でお願いします。」とのリクエストにお応えし、テーマは「お子さん達の健やかな成長のために、毎日食べさせたいお料理」に決定致しました。
「オリーブオイルが決め手の玄米御飯」、「しっかり和風出汁から取る野菜スープ」、「出汁を取ったあとの鰹と昆布で作るふりかけ」の3品を、3時間以上かけて、お子さん達にご指導させて頂きましたが、その時の様子を何回かに分けて書かせて頂きますので、宜しくお願い致します。
「食育お料理教室」で必ずご披露させて頂くメニューのひとつに「オリーブオイルが決め手の玄米御飯」があります。「その理由は?」と言いますと・・・。
現代の便利な食環境の裏側には、単なる栄養学だけでは解決出来ない問題が、かなり多いと思います。具体的に申しますと、食品の中に複雑に含まれている「食品添加物=クスリ」による影響、副作用は、もはや無視出来ない状況に来ているのではないでしょうか?
私の知り合いに、1歳児を預かる保育士の先生がいるのですが、そのお子さん達「15人中8人が、なんらかのアレルギー」を持っていて、「毎日の食事がすごく大変なんです」とおっしゃるのです。また、私の卒業した高校が医大の付属校(東邦医大付属東邦高等学校)でしたから産婦人科医の友人も何人かいるのですが、「ここ数年で流産の割合が段々高くなっている」と、口を揃えて言います。中には「流産の割合は5割近いんじゃないかな」と、苦しげな表情で漏らす先生もいます。
少なくとも、今から40年位前の私が小学生だった頃、つまり、今のように便利な食環境になる前には、このような問題は殆ど無かったように思うのですが、この原因は、いったい何なのでしょうか?
自然の摂理の中で生かして頂いている人間は、本来、自然のエネルギーに満ちた「自然な食べ物を頂いて命を繋いでいる」のですから、そこに「自然じゃない物=食品添加物」が、どんどん取り込まれて行ったら、どうなってしまうのでしょうか?
簡単に申しますと、「自然でない物が、体内で消化されずに蓄積してしまう」これが、問題なのではないでしょうか。
そこで、私は「自然の摂理に合った食べ物」特に「排毒作用のある玄米とオリーブオイル」を毎日の食事に積極的に取り入れて頂けるように、毎回、ご指導させて頂いております。
今回のお料理教室でも、小さなお子さん達には少し難しかったかもしれませんが、周りで見学されていた親御さん達と一緒に、このお話を熱心に聴いて頂き、とても有難かったです。
玄米は、2時間以上、5割増しの水に浸けておき、炊く前に天然塩、醤油、炒りごま、オリーブオイル、バルサミコ酢を各少量加えるのがポイントなのですが、お子さん達には、それを実際に体験して頂きました。
私が「オリーブオイル入り玄米御飯」と共に大切にご指導させて頂いているメニューのひとつに「しっかりと和風出汁から取る野菜スープ」があります。
「なぜ、手間のかかる和風出汁なのか?」その理由を明確に答えられる方は、学校給食に携わる栄養士さんでも少ないと思いますが、私は、抵抗力の弱い、成長途中の大切な時期の子供達に、単にお湯に化学調味料を入れただけのインスタントスープは、お薦めしたくありません。簡単に申しますと、「化学調味料=(その多くが)蛋白加水分解物=蛋白質に塩酸などの劇薬を入れて、短時間で無理やり作った旨味成分(人工的なアミノ酸)」なのですから、そのような自然でない物を子供達には、日常的に摂って欲しくないのです。形として残っていない(キャリーオーバー)とはいえ、塩酸が絡んでいるって、怖くないですか?私は、怖いと思います。
日本人が、長い歳月をかけて培ってきた「日本の伝統的食文化」である「鰹節と昆布で取る和風出汁」や、伝統的製法でじっくりと時間をかけて作る「味噌、醤油、味醂などの発酵調味料」には、日本人の体に必要な「天然のミネラル」が豊富に含まれています。
では「なぜ、ミネラルが必要なのでしょうか?」ミネラルは、自然な食べ物の栄養分を体内に吸収させる際に必要な「潤滑油の働き」を担ってくれるのです。ミネラルが欠乏しますと、折角取った栄養分も満足に吸収することが出来ませんし、便利な食生活を続けていますと、このミネラルの吸収がおろそかになりがちですので、将来のあるお子さん達のためには、意識的に伝統的な和風調味料でお料理したいものです。
和風出汁に、下湯がきしたパプリカ、人参、玉葱、キャベツを加えて、醤油、味醂、酒、天然塩で味を整えれば、ヘルシーで美味しいスープの出来上がりです。コクを増すために、仕上げにオリーブオイルを少量加えてもいいですね。
是非、みなさまもお試し下さいませ。
今回、参加して頂いたみなさんは、小学校低学年の小さなお子さん達が中心で、普段、包丁を使うことが少ないようでしたので、「包丁を使って食べ易い大きさに野菜を切ることの大切さ」を理解して頂くために「正しい切り方」のご指導には、かなりの時間を費やしました。もしかしたら「<切り方>だけで2-3時間の教室を開催しても良かったかもしれない」と思えるくらい、お子さん達は、熱心に、そして楽しそうに野菜と格闘してくれました。
全国で「キッズお料理教室」を開催していますが、親御さん達の中には「手を切ったら困るので、(まだ小さい)ウチの子供には包丁を持たせないで下さい」とおしっしゃる方もいらっしゃいますが、私は、そうは思いません。我々、プロの料理人も、何度も痛い思いをしながら、包丁の使い方を体で覚えて来たわけですし、子供の頃に「料理を作る大変さ」を体験することで、「食」や「それに携わって下さった多くの方々」に対する感謝の気持ちが生まれ、「自分も人々から感謝されるような人間になろう」という、熱い気持ちが芽生えるのです。少なくとも、私がそうでした。
つまり、自分で(切り方などを)考え、お料理することは、「子供の頃の人間形成」に欠かせない、とても大切なことだと思うのです。
この日は、私の指導が良かったためか(笑)、手を切るお子さんはいませんでしたが、これからも、繰り返し包丁を使って、お家で朝食の「味噌汁」などを作り、「ご家族から感謝される醍醐味」を味わってほしいなと思います。
会場には、生後数ヶ月の赤ちゃんもいましたが、お兄さん、お姉さんが作ってくれた「愛情たっぷりの野菜スープ」を、本当に美味しそうに飲んでいました。手をかけた本物のお料理の良さは、赤ちゃんにも伝わるのですね。見ていた私も、とても嬉しくなりました。
私の「キッズお料理教室」では、単に、美味しいレシピをご指導するだけでなく「食を通して、幅広い知識と教養を」身に付けて頂けるように配慮しております。
例えば、私が必ずご指導させて頂く「和風出汁を取った後の鰹と昆布の万能ふりかけ」ですが、大抵のレシピ本を見ますと、鰹と昆布のだしがらは、捨ててしまうように書かれています。でも、日本が誇るスローフードでもある鰹と昆布には、ミネラル分が豊富に含まれているのですから、「捨てるのはもったいない」ことに、まず気付いて頂き、「どうしたら、より美味しく食べられるか」をお子さん達と一緒になって考えます。
「地球環境・エコの視点」からも「命ある食材を無駄なく頂くこと」は、とても大切なことであり、私の最終目標である「食を通した世界平和の実現」のためにも、お子さん達には、世の中の常識に捉われずに、自由な発想でお料理作りを楽しんで頂き、健やかに成長して行って欲しいと願わずにはいられません。これからも、未来を担う全国のお子さん達と共に、私も頑張りますので、宜しくお願い致します。
この度は、アンデルセン公園のみなさまより、貴重なご縁を頂きましたことに、心よりお礼を申し上げます。お力添えを有難う御座いました。
展示会の前日に観音寺市に到着し、野原社長様のご案内で、昔ながらの優れた食材を扱うお店を回らせて頂きました。
まずは、地元・伊吹島産の上質な「いりこ(片口いわし)」を扱っている「山下商店」さんに伺ったのですが、少し小ぶりの「いりこ」が、見た目も美しく、そのまま食べても実に美味しくて、本当に感動致しました。こんなに美味しい最高級の「いりこ」が1㎏当り、たったの2000円と聞き、思わず、買いだめして、宅急便で自宅に送りましたが、是非、皆様にも、山下さんの「いりこ」は、お薦めですので、お電話でお問い合わせしてみて下さい。全国に発送して下さいます。
山下商店さん TEL0875-25-2209 までお願い致します。
全国で「食育活動」をさせて頂き、強く感じることなのですが、便利な食生活を続けていますと、どうしてもカルシウム不足になりがちですので、「いりこ」や、「鰹、昆布、味噌、醤油」といった、日本古来から続く、日本人にとって最も大切な「伝統的食文化」の価値観を、もう一度、見直して頂きたいと思います。
山下商店さんの近くに、いつも地元のみなさんで賑わう「柳川うどん店」さんがあります。店内に入りますと「いりこ風味の濃厚な出汁」の「食欲をそそる良い匂い」が立ち込めており、私も食べさせて頂きましたが、本当にコクと旨味が凝縮しており、最高でした。つい「おかわり」をしたくなります(笑)
奥の調理場も見せて頂きましたが、昔ながらの手作業で、一生懸命に、足で踏んだりしてうどんをこねる姿に感銘を受けました。
将来を担う子供達のためにも、このように日々、伝統的食文化を守り、生真面目に頑張っていらっしゃるお店が、いつまでも続くことを祈らずにはいられません。私も、全国でPRし、応援させて頂きますので、これからも宜しくお願い致します。
観音寺の豊かで素晴らしい食文化をご案内して下さった野原社長様には、心よりお礼を申し上げ
ます。本当に有難う御座いました。
3年前から南房総市で続けております「食育活動」の模様が、千葉日報新聞にて掲載されましたので、皆様にもその一部をご紹介させて頂きます。
<食>を通じて子供達の健全育成を図る南房総市で、食育の核となる<料理教室や講演>を精力的に行う。
出張料理人として全国で料理を作りながら<便利で簡単>な現代の食が見えてきた。「食とは自然の命を頂いて自分の命をつなげる大切な行為。真夏の暑い日に外でカップ麺をすすっている小さな子供達を見かけた。本質を見失っている食を少しでも早く見直さなければ」と警鐘を鳴らす。
食育は大人に気付かせるものだという。子供達に日常の食事を大事にさせるのは親の役目。「きちんと食事をする子は集中力があり、勉強も運動も出来る」と、朝昼晩3食、手間をかけても<安全な食>を勧める。
4月12日にTBS系で放送された「情熱大陸」で、南房総市立岩井小学校の給食を作った。日本の学校給食では初めて<玄米100%御飯>や<鰹と昆布で正しく出汁を取った野菜スープ><菜花のオリーブオイルソースあえ>等を地元の食材で作ったら、普段野菜に全く手もつけない子が完食。料理次第で好き嫌いがあっても喜んで食べる方法を示した。
<食>に興味を持った子供は、やがて自分で食材の買い物をしたくなる。産地、価格など関心がどんどん広がって地球儀を回し、環境や資源の問題なども真剣に考え始める。<食>を通じて世の中に興味を抱き「自分の夢・目標を実現するためには、今、何をどのように学ばなければいけないのか」ということを<.自分で判断し、解決してゆく力>が身に付くという。「単なる栄養学の話ではなく、より良く生きる方法を教えたい」と<コグレ流食育>の効果を熱く語る。
「地元の新鮮食材で、風土に合うものを食べるのが本当の郷土料理」として、子供達に「先人が築いた食文化を大切に、自然豊かで食べ物が美味しい南房総に感謝の気持ちと誇りを持ち、健やかに育って欲しい」と呼びかける。
海外での活躍も長いが、逆に生まれ育った千葉の山、千葉の海に深い愛着を持つ。「<食>を通じて千葉県を元気にしたい」と意欲を見せる。
森田健作知事は、明治学院大学の先輩。地産品をPRし、県に誇りと元気を取り戻そうとする知事に「是非、お手伝いをしたい!」とラブコールを送る。
5月下旬に、千葉県市川市に100名いらっしゃる「食生活改善推進員」の皆様向けの「食生活改善セミナー」が、同市の保健センターで開催されました。
テーマは「オリーブオイルを上手に使って、もっと美味しく地元産の野菜を食べよう!」ということでしたので、講演1時間前から、調理室をお借りし、地元で朝採りして頂いたトマトやキュウリ、キャベツを役員のみなさんにお手伝いして頂きながら、ご試食用に各100人分、ご用意させて頂きました。
講演では、「なぜ、オリーブオイルなのか?」のご説明を最初にさせて頂き、今回の参加者の皆様の「食に対する意識の高さ」を考慮して「塩の使い方」や「お醤油とオリーブオイルの相性」など、かなり、レベルの高い「プロのコツ」を取り入れたお話をさせて頂きましたが、熱心にうなずきながらメモを取られる方々か゛多く、私の方も、自然に、いつも以上に気合が入りまして、アッと言う間の90分間でした(笑)
ご試食用の野菜は、すべて生でしたが、「天然塩を振ってから、オリーブオイルとお醤油をかける」コツを実際に実演させて頂きますと、会場の盛り上がりはピークに達し、とても賑やかな「ご試食タイム」となりました。
残りの20分間は、質疑応答形式で進めさせて頂きましたが、活発なご意見、ご質問が多く、逆に私も勉強になりましたし、「食に対する意識が高い方々」が、大勢いらっしゃることを知り、とても嬉しく思いました。
講演後には、私の著書とオリーブオイルの販売もさせて頂きましたが、殆どの皆様が購入して下さったようで、本もオイルもすぐに完売してしまいました。これは、本当に有難いことだと思います。
その後は、控え室に戻り、地元マスコミ各社のみなさんからのインタビューを受けましたが、「知らないことばかりで、目からウロコでした。とても勉強になりました。」との観想を持たれた記者の方が多かったのが印象的でした。
今年の4月から信濃毎日新聞にて、毎月第3土曜日に連載がスタートしました「美味しさアップ!洋食の定番」、5月のメニューは「ビーフステーキ丼」でした。原稿は、すべて私が書いておりますので、その一部をご紹介させて頂きます。
先月、「情熱大陸」(TBS系)に出演し、学校給食のメニュー開発に携わるシーンが放送されました。私自身も、初めて給食室に入ったことで、学校給食にまつわる、様々な問題点が見えてきました。お子さん達の健やかな成長に欠かすことの出来ない「生命力に満ちた、地元の新鮮な食材」の美味しさをもっと教えてあげたいと強く思いました。
今回のメニューは、お子さん達も大好きなステーキですが、便利な食生活を続けていますと、どうしても「動物性の脂肪過多」になりがちですので、健康のバランスを保つために少量のエキストラ・バージン・オリーブオイルを入れて炊いた玄米を付け合せにしています。
玄米とエキストラ・バージン・オリーブオイルには、「排毒作用の成分」があり、体内を浄化する働きがありますので、食育の料理教室でも、必ず「オリーブオイル入り玄米ご飯」をお教えしているのですが、「学校給食では<完全玄米食>を実施しているところは無い」とお聞きしていたものですから、「情熱大陸」では、初めて「完全玄米給食」に挑戦致しました。その時は、ひじきも加えたのですが、お子さん達の反応は想像以上に良く、よく噛んで、美味しそうに食べてくれました。
今回のレシピでは、信州特産の「野沢菜」を軽くボイルし、少量のお醤油とエキストラ・バージン・オリーブオイルで下味を付けてから、炊き立ての玄米ご飯に混ぜ込みました。
このまま、おにぎりにしても美味しいですから、是非、お試し下さいね。
ステーキを美味しく焼くコツですが、まずは、焼く1時間以上前には、天然塩・胡椒を振って、じっくり天然塩・胡椒の旨みを染み込ませておいて下さい。
この後は、普通のオリーブオイルで焼いて頂いても結構ですが、一手間かけて、ガーリックオイルを作り、美味しいステーキを焼きましょう。ニンニクは厚さ1mm位にスライスし、オリーブオイルでゆっくり素上げすれば、ガーリックオイルとガーリックチップの出来上がりです。
焼く火加減ですが、分かり易く言いますと、フライパンにガーリックオイルを入れ、薄煙が立つくらい高温に加熱します。そして、お肉をのせたら、20秒くらいは、動かさずに、お肉の表面に香ばしい焼き色を付けます。これが、肉汁を逃がさずに美味しく焼くコツなのですが、裏返したら、さらに20秒くらいで、すぐに引き上げます。
この時点では、半分程度の火通りですが、暫く置きますと、余熱で丁度良い焼き加減になるのです。
白髪葱とパセリ、ガーリックチップをのせて完成ですが、ステーキの旨みも加わったガーリックオイルに少量のお醤油を加えた物が、相性抜群の美味しいソースとなります。
先日、プロ野球・阪神タイガースの下柳投手をはじめ、プロスポーツ界の第1線で活躍されているトップアスリート達の間で注目され、実践されている「ピラティス(体幹トレーニング)」の指導を精力的にされている人気インストラクター・本橋恵美さんからご連絡を頂きました。
「小暮さんのテレビやラジオを見聞きして<食や健康に対するこだわり>に、ものすごく共感し、是非とも、オリーブオイルと和のテイストを上手く融合させた、お野菜たっぷりのヘルシーなお料理を食べてみたいと思いました。」と、とても有難いお言葉を頂き、そのお食事会が、昨晩、都内の素敵な本橋恵美さん宅で実現致しました。
今回、ご参加頂いたみなさんは<食と健康>への意識がとても高い、マスコミ関係の方々が多かったのですが、「コグレ流創作料理」は、とても好評で嬉しかったです。特に「上質なオリーブオイルって、こんなにお醤油と合うんですね!」とか「良いオリーブオイルは、とても軽くて美味しいですね!」といった有難いコメントの数々は、本当に嬉しいですし、これから、もっと全国に普及させていく上での、何よりの<エネルギー>になりますね。
お食事を作りながら、本橋さんからも色々と貴重な「ピラティス」のお話をお聞き致しましたが、本当に共感出来ることが多く「是非とも、共著で本を出版出来たら素晴らしいですね!」と、またひとつ夢が広がりました。
1枚目の写真、私の右隣りが本橋さんです。お食事会の途中からは、「ピラティス」を実践されているグラビアアイドルの川村ゆきえさんにもご参加して頂き、食卓がより一層、華やかな雰囲気に包まれました。お料理の写真は、オリーブオイルで昆布締めした天然真鯛と鰹、海老のカルパッチョ仕立てですが、「情熱大陸」の給食シーンにも出て来た<.特製オリーブオイルドレッシング>をかけています。
川崎市鷺沼駅前で、安全な食材にこだわったイタリア風・薬膳レストラン「いな田」を経営されている木村方子さんから2ヶ月ほど前にご連絡を頂きました。
「<情熱大陸>を拝見し、仕事に対する真摯な姿勢に、とても感動致しました。<.コグレ流食育活動>も素晴らしいですね!是非とも、私共の若いスタッフの勉強のために、お料理はもちろんのこと、<熱いお話>を聴かせて頂けないでしょうか?」との有難いお言葉。
お店の定休日が水曜日だということで、6月17日に伺わせて頂きましたが、オーナーの木村さんは、もちろんのこと、スタッフのみなさんも熱心にメモを取りながら、私の話しを真剣に聴いて下さり、とても有難く思いました。
これは、あとから分ったことなのですが、実は、木村さんは、SMAPの木村拓也さんのお母さんでもあったのです。木村さんの「どんなに食材が良くても、心に驕りが出たら、すぐに出ますよ(味が落ちますよ)」との毅然としたお言葉が、とても印象に残ったのですが、そのお言葉から、木村拓哉さんが、いつまでもトップスターとして第一線で活躍されている理由が良く分りました。「大切なのは、心、人間性」なんですね。
今回は、私の方が、逆に、木村さんから色々な事を学ばせて頂きました。木村さんも、全国で「命をつなぐ意味」の講演をしていらっしゃるとのこと。是非、私もご一緒させて頂き、木村さんのお話をお聴きしたいと思いました。9月5日にNHKの村上信夫さんとご一緒に出演される茨城県での講演会には、是非、伺わせて頂きますので、宜しくお願い致します。
木村さんからご著書も頂きました。「今がその時」私も、その前向きな気持ちを持ち続けて頑張りますので、今後とも、ご指導の方を宜しくお願い致します。本当に有難う御座いました。
6月上旬に船橋のコグレクッキングスタジオにて、ご高齢者向けのホスピタリティー溢れるケアで評判の「シルバーサービス・ポピンズ」様のスタッフの皆様を対象にしたお料理教室を開催致しました。
事前にリクエストして頂いたテーマは「ご高齢の皆様でも美味しく食べられるヘルシーメニュー」ということでしたが、このテーマは、私が最も得意とするところでして、色々なメニューアイディアが浮かび、絞り込むのに苦労致しました(笑)
ポイントは、お野菜やお魚中心でありながらも、物足りなさを感じることなく、満足して頂けるような味付けにすることが重要でして、今回も、上質のオリーブオイルと和風出汁が活躍致しました。
お魚料理では、身近に手に入るカレイを和風の煮付けに致しましたが、煮汁にオリーブオイルを加えることで、旨味とコクが増すことを知った受講者のみなさんは、とても喜んで下さいました。
玄米にも、古代米や雑穀と共にオリーブオイルと黒酢(バルサミコ酢)を入れて炊く方法を伝授させて頂きましたが、「玄米御飯のイメージが変わりました!今晩から早速実行します」との嬉しいコメントを頂きました。
和風の野菜スープには、仕上げにオリーブオイルをかけると旨味がアップすることを、ご試食の際に体験して頂きましたし、根菜類の煮物も、オリーブオイルを加えることで、根菜類の旨味が引き出されることを実感して頂きました。
最後に「上質のオリーブオイルは、そのまま、お肌に塗って頂いても良い、無添加で高級なお化粧品でもある」ことをお伝え致しますと、盛り上がりはピークに達し、全員の皆様が、笑顔で手やお顔に一生懸命にオイルを塗って下さいました。
私自身にとりましても、手際の良い皆様と共に、とても楽しいお料理教室となりました。次回もまた、皆様とお会い出来ることを楽しみにしております。
この度は、どうも有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。
5月30日に、さいたま市緑区のヤマハリビングテック様・埼玉ショールームに伺い「オリーブオイルがテーマのお料理教室」を開催させて頂きました。
メニューは「究極のグリーンサラダ」、「カンタンで美味しいプチトマトのトースト」、「ヘルシーな黒ゴマ・赤味噌パスタ」の3品でしたが、15名様限定の受講者の皆様は、完全予約制で、数日前からキャンセル待ちが出るほどの人気だったそうです。これは、本当に有難いことだと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
会場となりましたショールームには、プロの私から見ましても、とてもオシャレで機能的なシステムキッチンが完備されており、すごくお料理し易かったですし、受講者の皆様との距離も近かったものですから、とてもアットホームな雰囲気の中で、気軽に質問をして頂ながらのアッと言う間の90分間でした。
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今回の企画が大好評だったこともあり、12月19日には、ヤマハリビングテック様の川越ショールーム(川越市新宿町5-6-3・TEL049-238-6130)にて、「世界№1のオリーブオイルを使ったお料理教室」を開催致します。お近くの方がいらっしゃいましたら、是非、お越し下さい。お待ちしております。
5月31日に私の母校でもあります辻調理師専門学校・国立校に久々に伺いました。
本校を卒業後にフランスに渡り、リヨン校で本物のフランス料理を学ぼうと考えている後輩達に、私のフランス修行時代の経験談をお話するのが目的でしたが、夢を実現しようと頑張っている後輩達の眼差しは真剣そのものでして、つい私の講演にも熱が入ってしまいました。
一段高い教壇から白衣姿でマイクを持ち、教室全体を見渡しますと、私がお世話になった26年前の生徒時代の思い出が鮮明に甦ってきまして、感無量でした。
当時の私は、大阪に下宿しまして、阿倍野の本校に通っていましたが、毎日の講義がとにかく新鮮で、最前列に座って夢中でメモを取ったり、熱心に質問したりしていました。もちろん、一流シェフや先生方が作った料理の味見は真っ先にさせて頂きましたし、必ず、料理の写真も撮っていました。あの頃は、あらゆることを貪欲に吸収しようと無我夢中で、本当に楽しかった思い出ばかりです。
その貪欲な姿勢は、フランス修行時代も同様でして、本当にありとあらゆる物を吸収してきました。
自分の好きな事で目標を持ち、夢を少しずつ実現させていくことの楽しさ、醍醐味を是非、後輩達にも味わって欲しいなと思います。自分が好きなことであれば、どんな壁、障害にぶち当たっても、必ず乗り越えられると確信していますし、続けていけると思うのです。「みんな、夢に向かって頑張れ!」
大阪、フランス時代、共に大変にお世話になりました木下幸治先生には、4月12日に放送されました「情熱大陸」にもご出演して頂きました。本当にいつもお世話になりまして有難う御座います。
先生は、「私の大切な心の拠り所」です。これからも宜しくお願い致します。
大手スーパー様が主催の「オリーブオイル・健康セミナー」が全国6箇所で開催され、私がその講師を務めさせて頂きました。4月10日の福岡からスタートし、神戸、大阪と続きまして、5月19日には横浜、20日が東京で、6月3日の札幌が最終回でしたが、各会場共に、100名様を越す大盛況振りで、とても有難く思いました。
各会場共、ホテルの宴会場をお借りしたため、私のお料理レシピにつきましては、事前に都内のキッチンスタジオで撮影した物を大型スクリーンに映し出しながら、解説してゆく方法で進めさせて頂きました。その後、事前にレシピをお渡しし、ホテル側で作って頂いた「コグレ流・オリーブオイルが決め手のヘルシー料理」を受講者の皆様にご試食して頂いたのですが、正直に言いますと、福岡以外の5会場は、私のイメージとは程遠い味付けで、とても歯がゆい思いをしました。私の常識では、事前に、レシピを提供したシェフ(今回は私)に味のチェックをしてもらうのが当たり前だと思うのですが、なぜか各会場共に、間に入っている代理店様を通してお願いしたリクエストは拒否されてしまい、お客様のことを考えますと、とても不思議で複雑な気持ちになりました。
私は、プロとして、常に全力投球し、ベストなお料理でお客様に喜んで頂きたいと考えておりますが、確かに、他人に頼んで自分のイメージの物を作り出すのは、大変難しいことだと思います。だからこそ、レシピ提供者である私に味のチェックをさせて頂きたかったのですが・・・・・・。
でも、これでめげていては、本当のプロではありません!とにかく、皆様に満足してお帰り頂くために、トークの方は必死になって頑張りました(笑)
普段は絶対にお教えしない「プロの裏ワザ」まで、いくつもご披露させて頂きましたし、最後は、皆様と記念撮影して、120%以上(?)満足して頂けたのではないかと思います。
全国でご参加して頂いた皆様、本当に有難う御座いました。このご縁に心よりお礼を申し上げま
す。次回は是非、私が直接作ったお料理をお召し上がり下さいね。
暦の上では、すでに秋に入りましたが、残暑厳しい毎日、みなさまはお元気でお過ごしでしょうか?
船橋のキッチンスタジオに併設するオリーブ農園では、今年は、すでに沢山のグリーン色をしたオリーブの実がなっておりまして、この実をどのように生かそうかと、ワクワクしながら考えております。
これだけ沢山の実があれば、「上質のオイル」を搾ることも可能ですし、薄いアルカリ溶液につけて渋味を抜き、「自家製の浅漬け」にしても良いですね。
昨年も作ったのですが、この「自家製の浅漬け」がとても美味しくてびっくりします(笑)ワインのおつまみとして、そのまま、食べても美味しいですし、サラダのトッピングにしたり、和風の煮物に加えるのも良いアイディアです。
オリーブの実やオリーブオイルは、お醤油ベースの和風味にとても良く合いますので、是非、みなさまもお試し下さいませ。(2)では、その辺の解説もさせて頂きたいと思います。
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コグレ農園では、オリーブの他にも、洋梨やりんご、イチヂク、木苺などの実も、たくましく生り始めています。我が農園では、完全有機栽培で、一切、農薬は使っていませんので、完熟し始めるこれからの時期、「虫や鳥達との戦い」が大変ですが(笑)、自然界に生きる彼らは、「何が安全で美味しいのか」をちゃんと分っていて、「一番、栄養豊富で美味しい時期」についばみに来るのですから、我々も、その辺りを大いに見習って、もっと自然界から学ぶべきではないでしょうか?
今年は、コグレオリーブ農園のオリーブの実が沢山生りましたので、「自家製浅漬け」を作ることに致しました。
薄いアルカリ溶液を作り、そこに漬け込んで渋味を抜きますと、本当に美味しい「浅漬け」が出来るのですが、詳しい作り方をお知りになりたい方は、私の著書「オリーブ&ベリー・ファンブック」(草土出版社)をご覧下さいませ。
この「浅漬け」を作っておきますと、色々なお料理にお使い頂けます。もちろん、このまま、お酒のおつまみとしてお召し上がり頂いても美味しいですし、シンプルなグリーンサラダのトッピングにしても良いと思います。
しかし、私の一番のお薦めは、「お醤油ベースの和風味に合わせて頂くこと」です。
今回は、「根菜類の和風煮物」をご紹介させて頂きますが、和風出汁、お醤油、味醂などで、根菜類に下味を付けながらも、「上質のオリーブオイル」と「オリーブの実の浅漬け」を加えることで、数段、美味しさがアップ致しますことを、是非、みなさまにも体験して頂きたいと思います。
「上質のオリーブオイル」と「オリーブの実」には、野菜類のコク、旨味を引き出す力があるのですが、お肉系を加えなくても、充分に満足感のある1品に仕上がりますので、ヘルシーな美味しさを、色々とお試し下さいませ。もちろん、「自家製浅漬け」が手に入らない場合には、市販の瓶詰めを使って頂いても結構ですし、市販品には、グリーンとブラックが有りますが、どちらをお使い頂いても構いません。
前日に結婚披露パーティーが行われた「花と泉の公園」内のレストハウスで、翌21日には「健やかな子供を育てる食育」と題した<ランチ付き講演会>が開催され、多くの皆様にご参加して頂きました。
実は、この企画も、花と泉の公園・社長の佐々木様の発案で、「折角、岩手まで来てもらうんだから、結婚式だけで終わらせずに、少しでも多くの人に小暮さんを知ってもらいましょう」というのが、発想の原点でした。本当に有難いことですね。ここまで真剣に考えて下さる方は、中々いらっしゃいません。
この企画に関しましても、佐々木様がパンフレットを作り、自ら保育園や学校関係を回って営業して下さったのですが、初めのうちは、反応もイマイチで、苦労の連続。とても大変だったようです。
佐々木様から1週間前に途中経過のお電話を頂いたのですが「小暮さん、ごめんなさい。やっぱり、この辺は田舎なんです。反応が鈍くて困りました・・・。まだ、5人位しか集まっていないんです。」との元気の無いお声に、私は「佐々木さん、有難う御座います。本当に私の講演を聴きたいと思って下さる方が1人でもいらっしゃるのなら、私は、人数に関係なく、喜んでやらせて頂きます。今回は、初回ですし、回を重ねるごとにクチコミで人数が増えるように頑張りますので!」と即答致しました。
「エッ、本当ですか?そんなに言ってもらえるのなら!」と佐々木様も元気を取り戻し、直前の追い込みで30名様以上も集めて下さったのには、とても驚き、感激致しました。
当日のランチメニューは、「オリーブオイルが決め手の黒ゴマと大豆、赤味噌風味のヘルシーパスタ」と「地元産キャベツのシンプルサラダ」の2品でしたが、どちらも大好評で、レシピに関するご質問も沢山頂き嬉しかったです。
講演の方では、自然が豊かな岩手県で生活(成長)出来る有難味を地元の子供達に伝えたいことや、便利な食生活の裏側のお話、地球環境のお話など、いつものように多岐に渡りましたが、どの話題にも興味を示して頂き、有難かったです。
この機会を提供して下さった花と泉の公園の皆様、ご参加して頂いた皆様には、心よりお礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。また、お会い出来る日を楽しみにしております。
8月5日付けのブログでも、簡単にご報告させて頂きましたが、6月21日に仙台の東北大学病院に緊急入院致しまして、13時間をかけた「解離性大動脈」の大手術をして頂きました。
本当にびっくり致しましたが、「原因は?」と申しますと、大動脈には、本来、血液を全身に送り込むための「弁(ポンプの役割)」が3つ有るのですが、稀に2つしかない場合があるそうで、たまたま、私には2つしか「弁」が無かったそうです。
このケースは、欧米人に比較的多いらしいのですが、どうしても、血管に負担がかかるために、50才前後で解離することが多いらしいのです。しかも、解離する直前まで自覚症状が無く、一般的な健康診断や日帰りの人間ドックくらいでは、弁が2つしか無いことを発見するのは難しいとのことですので、大事に至る前に発見出来て、無事に大手術を乗り越え、回復することが出来た私は、本当に<幸せ者だ>と思います。
私は、今まで<神様の存在>を、あまり意識していませんでしたが、今回ばかりは<神様は確実に存在して、見守って下さっている>と思わずにはいられませんでした。
例えば、ドクターからは「新幹線を途中下車せずに、東京まで向かっていたら、おそらく、途中で死んでいたでしょう」と、退院前に言われたのですが、「なぜ、一駅で下車したのか?」と問われれば、「虫の知らせ(神様のお導き)」と言うしかありません。今、考えてみましても<奇跡>としか思えないのです。いつもの自分でしたら、帰りを急ぎ、多少無理をしてでも、家路に向かっていたと思います。
もうひとつは「手術の場所、タイミングの良さ」です。今回、ご縁あってお世話になりました東北大学病院は「心臓外科系」の技術水準がとても高いことで評判なのですが、私が救急車で古川の救急病院から仙台に向かう時には、東北大学病院から「ベストのドクター達が万全の準備をしてお待ちしています」との連絡を頂きまして、「こんなにタイミング良く、心強くて、幸運なことはない」と、本当に有り難く思いました。救急車の中では、点滴が効いてきて、意識もおぼろげでしたが、しっかりと<神様に感謝のお祈り>だけは致しました。
もちろん、高度な技術で手術を成功させて下さったドクターの皆様、ホスピタリティー精神に溢れ、笑顔で術後のケアーをして下さった看護士の皆様、人気の無い待合室で徹夜し、いつ終わるとも分らない手術の結果をじっと待ち、土地勘の無い場所で、入院に必要な物を完璧に買い揃えてくれた両親と、沢山の誓約書類に代筆でサインをして下さり、両親のフォローまでして下さった、古川で<パレット>という名前の美味しいお菓子屋さんを経営されている高橋寛さん、多賀城市の名パティシエ、村田和範さん・・・・。今回、そして今までお世話になってきました皆様は、私にとって本当に<生きた神様>なのです。
今まで、気が付かなかったこと<目に見えないものが、どれほど大切なのか>が、恥ずかしながら、今回の入院を通しまして、48才にして、初めて沢山見えてきました。
きっと、神様は「あなたには、まだ、この世の中で<食を通して>やらなければいけないこと、恩返ししなければいけないことが沢山あるのですから、まだまだ頑張りなさい!」と言って下さっているような気がします。
御心配をおかけしました皆様、本当に有難う御座いました。これからも、肩の力を抜いて<食を通した世界平和>のために、微力ながら、頑張りますので、宜しくお願い致します。
6月21日深夜から「解離性大動脈」の大手術をして頂きまして、集中治療室(ICU)のベットで麻酔から覚めたのは、翌日の夕方でした。
ドクターからは「手術は成功しましたよ。安心して下さいね。」との温かいお言葉を頂きましたが、それからの集中治療室での2週間は、本当に辛く、大変でした。
口には、高圧の酸素マスクを当てられ、体のあちこちには、点滴の管が付けられていて、殆ど身動き出来ない状態でした。(勿論、トイレにも行けません)
「点滴で、栄養分と水分の補給はされているから大丈夫ですよ」と言われてはいても、のどは渇き、水を飲めない辛さはかなりのものでした。数日後に、やっと氷を少しだけ、なめさせて頂いたのですが、その時の喜び、感動は、一生忘れられません。<そんな感動>が沢山あった2週間でした。
今、振り返りましても、確実に<私の人生観>は、この入院で変わったと思います。集中治療室でのきつく辛い経験を思えば、日常のあらゆることに<感謝の気持ち>を捧げずにはいられません。
普通にコップを持って水を飲めること、食べたい物を自由に食べられること、トイレに自分ひとりで行けること、廊下を自分の足で歩けること、熱いシャワーを浴びたり、お風呂に入れること、自分でページをめくって本や新聞を読めること、自分の意思で買い物が出来ること、自分で衣服を着れること・・・・・・・等々。
一般病棟に移り、点滴の管も殆ど外れて、身動きが自由になり、15日間の絶食から開放され、初めての病院食<おかゆ>を口に含んだ瞬間の感動も忘れられません。
<おかゆ>を一口含んだ瞬間に、全身が熱くなったのです。まさに「命ある食べ物」のエネルギーが確実に全身に広がって行く感覚は、初めての体験でしたし、改めて<人間の体は、命ある食べ物で出来ている>ことを実感致しました。
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入院中は、規則正しく、食事を出して頂き、体重もかなり減りましたが<病院食で改善すべき点>も見えてきました。
ある意味<学校給食が持つ問題点>とも重なりますが、形式的なカロリー計算と、成分分析にばかり重点を置くのは如何なものでしょうか?「合成の添加物に関しては、どうでもいいのですか?」と聞きたくなってしまいます。大切なのは「その食べ物に、どれだけの生命力があるのか」だと思うのです。
病院食で重要な意味合いを持つ<塩>の位置づけにも疑問を感じます。病院食では、1日当たり6g未満と決まっており、その結果、味気無い料理が多くなってしまうと思うのですが、塩の種類にまでは及んでおらずに、化学的に作られた精製塩だけを使っているような気がします。病院の売店で売られていたのも「食卓塩」や「アジシオ」でした。
<塩>にも色々な種類があります。海水を凝縮した天然塩には、人間の健康にとって欠かすことの出来ない旨味やミネラル分が豊富に含まれており、玄米中心の食生活を続けていれば、何ら問題の無いことが実証されています。
私は、毎食、おかゆや味噌汁、焼き魚等に、<上質の天然塩とオリーブオイル>を必ずかけて食べていましたが、毎朝の血液検査の結果も良好でした。
特に<オリーブオイル>に関しましては、ドクターの皆様や看護士の皆様も大変に興味を持たれて
おり、何度か、<ワンポイント・レクチャー>をさせて頂きましたが、主治医の先生からは「<食を通した健康作り>のために、病院食と売店の品揃えの改善も必要なので、これからは、是非とも、アドバイザーとしても病院に来て頂き、御協力をお願いします。」と、大変に光栄な御依頼を、退院する日に頂きました。
勿論、私の知識でお役に立てることがあれば、喜んで御協力させて頂きます。
なにしろ、仙台は、私が生まれ変わった<第2のふるさと>でもありますので、これからも末永く、宜しくお願い致します。
東北大学病院では、体調が落ち着くまで、6週間ほど入院させて頂き、大変にお世話になりました。
一般病棟に移りましてからは、御心配して頂いた皆様に、少しずつ、携帯メールやお電話で近況報告をさせて頂きましたが、「エッ!小暮さんご本人?本当に良かったね・・・・。まさか、こんなに早く貴方の声が聞けるとは思わなかったよ!」と、ご自分のことのように喜んで下さる方ばかりでして、改めて<多くの皆様に支えて頂いている有難味>を、心の底から実感致しました。私は、本当に幸せ者だと思います。
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「6週間の入院生活は、長いですね。将棋盤と定石本を送りますから、良ければ、活用して下さい。退院後に快気祝いを兼ねて対局しましょう!」と言って下さったのは、将棋もプロ級の私の友人、小林研一郎さん。久々に将棋盤に向かわせて頂きまして、将棋に夢中で怖い物知らずだった(?)学生時代を思い出しました。小林さん、お心配りを本当に有難う御座いました。
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体力も少しずつ回復し、初めのうちは、自室のある9階の廊下を気分転換に歩き回っていましたが、数日後に、やっと、エレベーターを使い、自由に1階の売店や書店に立ち寄る許可を頂けた時には、本当に嬉しかったです。<自分の意思で、思うように歩けること>が、こんなに有難く、素晴らしいことだと思ったことはありませんでした。
なにしろ、入院時は、気が付くと<集中治療室>でしたし、その後は9階の一般病棟でしたから、病院の外はもちろんのこと、1階や入り口がどうなっているのかも、ずっと興味津々で、院内ではありますが、初めて降りた1階の空気は、とても新鮮で、久々に開放的な気持ちになりました。
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本も沢山読みましたが、1階の書店で購入しました<綾小路きみまろさんの本>には感動致しました。厳しかった下積み時代のお話や、御自分の個性や可能性を信じ続けた<ぶれない生き方>には、かなり元気を頂きましたし、人気の秘密が良く分りました。ライブにも是非、行きたいと思いました。
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5月27日に生出演させて頂きましたNHK<ラジオビタミン>司会の村上信夫さんにも御心配して頂き、何度も激励のメールを頂きました。そして、7月中の番組内で、全国のリスナーの皆様に私の近況報告までして下さったのには、本当にびっくりし、感激致しました。
実際に、病院内でも<ラジオビタミン>を聴いていらっしゃる方は多く、私も、午前中の村上さんと神崎さんの元気なお声を聴いて「今日も1日、頑張ろう!」と、毎朝、思っていましたので、思いがけずに<嬉しいエール>を送って頂き、回復が早まった気がします(笑)
村上さん、本当に有難う御座いました。是非、またスタジオに伺わせて下さいね。
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入院中には、遠方であるにも関わらずに、多くの皆様に「お見舞い」に来て頂きました。そして、心に染み入る有難いお言葉を沢山頂きました。
「本当に有難う御座います。」今は、この言葉しかありませんが、今回の経験を無駄にせずに、少しずつ、皆様には<食を通して>恩返しをさせて頂きたいと思っております。
これからも、宜しくお願い致します。
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お陰様で、7月30日に退院することが出来ました。6週間ぶりの外の空気は、本当に新鮮で美味しく感じました。
多少、息切れしましたが、この日の感動を忘れないために、病院の周りをゆっくりと歩きながら、この6週間を振り返ってみました。
確実に<人生観>は変わったと思います。<これからは世の中のために尽くそう>という気持ちが、一層強くなりました。
仙台の駅前は<七夕ムード一色>でしたが、「初めて仙台で迎えた七夕」も忘れられない<素晴らしい思い出>となりました。
暦の上では、すでに秋ですが、まだ残暑が続いております。皆様、如何お過ごしでしょうか。
夏の暑さ、疲れから、食欲が減退していらっしゃる方も多いかと思いますので、身近な材料で簡単に作れる、美味しく、ヘルシーな<豆乳・カルボナーラ>をご紹介させて頂きます。私も、このパスタは大好きで、時々作っていますが、ポイントが1つありますので、それをお守り頂きまして、是非<プロの味>をお楽しみ下さいませ。
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<材料・2人前>
(A)
・卵黄 2個分 ・粉チーズ(パルメザン) 大さじ2-3杯 ・胡椒 小さじ1杯 ・塩 小さじ1杯 ・醤油 大さじ1杯 ・白ゴマ 大さじ1-2杯 ・豆乳大さじ2-3杯 ・オリーブオイル 大さじ2-3杯
(B)
・パスタ(今回はリングイネ) 200-250g
・青菜(今回は小松菜) 1/2束分
<作り方>
①(A)の材料すべてをお鍋に入れておく。
②パスタをボイルする。茹で上がりの30秒前に刻んだ青菜を加え、一緒にボイルする。
③青菜入りパスタの水気を切り、①と合わせる。
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<ポイント>
・③のところで、パスタの余熱で卵黄のとろみを出すのが正しいカルボナーラの作り方ですが、濃度が付かない時には、お鍋を軽く加熱しながら、手早く混ぜて下さい。
ただし、加熱し過ぎますと、炒り卵になってしまいますので、その点だけ注意して下さい。
(卵の蛋白質は70℃前後で凝固し始めます。)
先日、シネスイッチ銀座で上映されているフランスのドキュメンタリー映画<未来の食卓>を、とても興味深く観賞させて頂きました。まずは、そのストーリーを簡単にご説明させて頂きます。
映画の舞台となったのは、ラベンダー畑や赤土のブドウ畑に注ぐ陽光がとても美しい南フランスのバルジャック村という所なのですが、そんな美しい村も、一歩踏み込みますと、化学肥料や農薬による水質汚染で、泉の水は飲むことが出来ませんし、世界有数の農業大国であるにも関わらずに、どのように作られたのか分らない、安価な食材が遠い海外から運ばれて来ているのが現状なのです。
そのような状況に危機感を抱いたショーレ村長は、ひとつの決断をします。「村内の4つの小学校給食と高齢者用の宅配給食を、すべて<オーガニック食材>に切り替える!」と言うのですが、価格差は、コスト増加につながり、低所得者が6割を占める村には、財政的な余裕は乏しいので、当然のことながら、半信半疑の親達の意見と衝突します。
でも、その場面でのショーレ村長の言葉には、感動致しました。「子供達には、良質の食べ物を与える。お金の問題じゃない。相談相手は、自分の中の良心なのです!」なかなか言えない言葉ですよね。
子供達は、校庭で菜園を始め、野菜嫌いな子も、次第に、自分達で作った野菜を丸かじりするようになります。食べるシーンでの画面いっぱいの<美味しい表情>は、世界共通で、とても良いものですね。
ショーレ村長が「彼らは教育者だ」と賞賛する男性の調理員さん達も、レストランの一流シェフのようで、その存在感が日ごとに増してゆくのが、とても興味深かったです。
フランスでは、ネット上で評判となり、上映館数が60ヶ所近くになっているそうです。
我が国でも<地産地消の給食>への関心は高まっていますので、ひとつのきっかけとして、是非、多くの皆様にもご覧頂きたいと思います。
(今後、北海道、名古屋、福岡など、各地でも上映の予定があります。)
今月5日に、美味しいお米やピーマンで有名な茨城県神栖市で開催されました、NHKアナウンサーの村上信夫さんと、SMAP木村拓哉さんのお母様でもあり、リストランテ<いな田>のオーナーでもあります木村まさ子さんによる、とても素晴らしく感動的な講演会に伺って来ました。
講演のテーマは、「いのちを想う<次世代へ伝えよう、体に優しい食と環境、心を育む音楽を>」ということで、おふたりの息の合った<朗読劇>を中心に、特別ゲストの金亜軍さんによる中国民族楽器「揚琴」の、とても優しく、心に染み入る音色の生演奏も何曲か、朗読劇のクライマックスに聴かせて頂きました。
私自身、<朗読劇>を体験するのは初めてでしたが、今から40数年前の、まだ小さかった子供の頃、おばあちゃんや母親に枕元で読んでもらうのがとても楽しみだった<絵本の想い出>が急に甦り、どこか懐かしさが込上げてきて、「朗読劇って、とても善いものだなぁ!」と、しみじみ思いました。
最近は、活字離れが進んでいるように思いますが、感受性が豊かな子供達には、もっと<(絵)本>に親しんで欲しいですし、<(絵)本の読み聞かせ>を通じた親子のふれあい、コミュニケーションを、大切にしていって欲しいですね。
村上さんや木村さんの、一瞬にして大観衆を惹き付ける「間の取り方、言葉の抑揚」も、大変に勉強になりました。
いつもは、私も壇上でお話させて頂く立場ですが、今回のように、観衆のひとりとして良いお話を聴かせて頂き、学ばせて頂くことは、とても貴重で大切なことだと、改めて思いました。
この講演に呼んで下さった村上さん、木村さん、金さん、本当に有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。
講演終了後の楽屋にもお邪魔させて頂きましたが、主催者の方から、私にまで美味しい<新米>を頂きました。「こんなに嬉しいプレゼントはありません!」本当にお心遣いを有難う御座いました。
今後、チャンスがありましたら、是非、私にも講演をさせて下さいね。テーマは「地元産の美味しいお米と野菜を沢山食べて健康に!」と決めております(笑)
帰り際、水郷道路から潮来インターに向かう途中の景色を眺めていまたら、辺り一面、金色に輝く雄大な<稲穂の絨毯>に遭遇致しました。思わず、車を停め、水田の写真を撮りまくりましたが、遥か奥の方では、農家の皆さんが、刈り取った稲穂を丁寧に<かけ干し>している姿を見かけました。これが、神栖米の美味しさの秘密なのですね。感激致しました。
先日、念願叶いまして<日本でのオリーブ発祥の地・小豆島>に伺うことが出来ました。
昨年が、オリーブ植樹100周年ということで、香川県が発行しているPR誌に小豆島産の食材だけを使ったお料理やエッセーをご紹介させて頂いたり、絞り立ての美味しいオイルを生産者の方から送って頂いたりと、今までも、小豆島とは随分ご縁があったのですが、実際に伺うのは初めてでしたので、高松港からフェリーで小豆島に向かっている間も、透き通る空と海、吹きぬけるそよ風が、肌にとても心地よくて、島が近づくにつれ、期待感もどんどん高まってきました。
小豆島では、日頃からお世話になっております、オリーブ生産者の方に色々とご案内して頂きましたが、地中海沿岸諸国とは微妙に異なる、日本らしさも残した素晴らしい風景がとても新鮮で、思わず、写真も沢山撮ってしまいました(笑)
<オリーブ公園>にも伺いましたが、小高い丘の上には、「ここは、スペインかギリシャかな?」と間違えるくらい素敵な<真っ白い風車>が、海からの風を受けながら、微笑むようにたたずんでおり、オリーブの木々や紺碧の海とのコントラストも最高で、思わず、時間の過ぎるのも忘れて、見つめてしまいました。
公園内にあります<記念館>も見学させて頂きましたが、ここでは、先輩方の100年間に及ぶ、大変なご苦労の歴史を垣間見ることが出来まして、とても深い感銘を受けました。
記念館の片隅に展示されていました<オリーブの原木>も、じっと眺めていますと、心に響くものがかなりあり、改めて<オリーブの木々の生命力の強さや偉大さ>を実感致しました。
醤油の消費量が年々減っています。食の洋風化に加え、調理に便利で、比較的簡単に製造出来る<めんつゆ>が人気であったり、その原因は、幾つか考えられますが、生真面目に昔ながらの方法で、じっくりと時間をかけて造る<地方の醤油蔵>が、次々と消えて行く現状を、私は以前から憂いておりました。
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そんな折、小豆島に伺いましたら、<日本古来の発酵文化、地醤油文化>を長きに渡り、守り続けていらっしゃる、とても上質な醤油蔵があることを知り、早速、見学させて頂きました。
そこは、小豆島町馬木にあります「金両醤油」さんと言いますが、創業は、明治13年で、現在は、15代目の藤井寿美子さんが一生懸命に<本物の良さ、大切さ>を全国にPRされています。
(写真・左がオリーブ生産者の土居さんで、右にいらっしゃるのが藤井さんです。)
私も、ここで造られております、すべての種類の醤油やもろみの味見をさせて頂きましたが、どれも微かな甘味と香り、コクや旨味のバランスがとても素晴らしく、至福の時間を過ごさせて頂きました。もちろん、全種類の醤油やもろみを、オリーブオイルとの相性を確かめるために、ウチに送らせて頂いたことは、言うまでもありませんが、実際に、お刺身やお豆腐、ボイル野菜等に、これらの醤油とオリーブオイルを同割り(1対1)でかけて食べますと、グッと旨味が引き立ち、本当に美味くなりました。
木造の大きな蔵の中にも入らせて頂きましたが、一般の方は、なかなか近づくことが出来ない
<発酵用の杉樽>も特別に見せて頂きました。
木のハシゴを登りますと、悠然といくつも並ぶ、もろみを貯えた年代物の杉樽が現れてきますが、クーラーの無い蔵の中は蒸し暑く、樽ごとに微妙に色が違うもろみが、とても神秘的に見えて、感動致しました。
藤井さんにお聞きしますと「もろみの色は、熟成の度合いにより、日々変化していきます。」とのことで、歴史を物語る木の大きな柱には、旨味の基になる酵母菌が沢山付いていることも教えて頂きました。
樽に耳を近づけますと「プチッ、プチッ」という、微かな音が聞こえてくるのですが、これは、まさにもろみが生きている証しであり、改めて<命のあるものを頂くこと>の大切さを実感致しました。
ゆっくり<熟成に3年間>という時間をかけたもろみは、丁寧に漉され<本醸造の醤油>となっていくわけですが、その<自然の摂理に沿った製法>は、その空間にいるだけで、とても心が癒され、最高に美しく思いました。
急にお邪魔したにも関わらずに、心良く案内して下さった金両醤油の藤井さん、そして、このご縁を下さった土居さんには、心よりお礼を申し上げます。本当に、素晴らしい時間を有難う御座いました。
是非とも、11月のオリーブ収穫時期には、小豆島に再び伺わせて頂き、美味しい絞り立てオイルと金両さんの醤油を使わせて頂いて、新鮮な地元食材で、思いつくままにお料理させて頂きたいと思っておりますので、宜しくお願い致します。私自身、今からとても楽しみにしております(笑)
先日、新幹線で広島市に伺い、植野様宅で法事のお料理を作らせて頂きました。
主催者の方からは、「愛媛県から95才のおじいちゃんが、小暮さんのお料理を楽しみに、久しぶりに来てくれるので、高齢者でも食べられるようなメニューでお願いします。」とのリクエストを事前に頂いておりましたので、何とか喜んで食べて頂けるように、色々とメニューには工夫を凝らしました。
メインとなる30種類程の野菜類は、地元産を中心に使わせて頂き、お魚料理では、瀬戸内海の天然真鯛を<和風のカルパッチョ仕立て>で出させて頂きましたが、参加された皆様もびっくりするほど、おじいちゃんの食欲は旺盛で、すべてのお料理を「美味しいねぇ!」と言って、楽しそうに完食して下さり、とても嬉しかったです。
私のお料理すべてに通じる<こだわり>は、クリームやバターを控え、お醤油や和風出汁とオリーブオイルを合わせて作る<新鮮でヘルシーな味わい>にあり、それこそが、老若男女、あらゆる年代層の皆様に美味しく食べて頂ける<出張料理ならではの醍醐味>だと思うのです。
それはまた、30才で出張料理人として独立し、18年間、ひとりで全国に伺い、色々な状況のご家庭で試行錯誤しながら、臨機応変にお料理させて頂いて来て、ようやく辿り着いた<確かな結論>でもあります。
これからも、初心を忘れずに、皆様に喜んで頂けるように益々頑張りますので、宜しくお願い致します。
この度は、心温まるお食事会でお料理させて頂き、本当に有難う御座いました。企画してご連絡を頂いた飯田様をはじめ、ご参加頂きました皆様には、心よりお礼を申し上げます。
そして、95才の西村様、またお会い出来る日を楽しみにしておりますので、どうぞこれからもお元気でお過ごし下さいませ。呼んで頂ければ、いつでも喜んで愛媛県までお料理を作りに伺わせて頂きます。
9月19日付けの信濃毎日新聞に、毎月第3土曜日に連載しております <洋食の定番・レシピ
とエッセー> 9月分が掲載されましたので、ご紹介させて頂きます。
今月のテーマは「秋野菜と豆がたっぷりのカレーライス」です。
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残暑厳しい夏が過ぎ、「味覚の秋、食欲の秋」になってきましたが、皆様の体調は如何でしょうか?私は、働き過ぎが原因(?)で、6月中旬に体調を崩し、生まれて初めて6週間の入院生活を体験致しました。そして、その間に自然の摂理に合った「命ある食べ物」を頂く大切さを改めて実感致しました。7、8月と2ヶ月間、連載をお休みさせて頂きましたが、その分、パワーアップ致しまして益々頑張りますので、これからも宜しくお願い致します。
今回は、洋食の定番・カレーライスをテーマに致しました。しかも、秋野菜と大豆がたっぷりと入った、ヘルシーで本格的なプロの味わいを皆様にも、失敗せずにお楽しみ頂けるようにレシピを工夫致しましたので、どうぞ、御期待下さい。
カレーの一般的な作り方と言いますと、すべての野菜を一度に油で炒め、水を加えてそのまま煮込みますが、野菜の固さは、それぞれ違いますので、一番固い野菜に火が通った時には、それより柔らかい野菜は、ボイルオーバーで、歯応えも無く、色があせて、溶けかけていたりしますが、それでは、せっかくの野菜の美味しさも半減してしまうのです。
4月に放送されました「情熱大陸(TBS系)」でも、私が野菜それぞれの歯応えを生かして、慎重に、種類別にボイルしているシーンが映し出されましたが、この「ひと手間」が美味しさの決め手になることを皆様にも知って頂けましたら有難いです。
ルーの美味しさにもこだわりました。今回のレシピのように、赤味噌とココア(またはチョコレートやコーヒー)を少し加えることで、落ち着いたプロの味に近付けることが出来ます。
このコツは、お料理教室の生徒さん達にも毎回お教えするのですが、その時に必ず出る質問があります。「先生、お味噌とココアは、どこのメーカーの物が良いのでしょうか?」
生徒さんは真剣なのですが、私は、思わず笑ってしまいそうになりながら、こう答えます。
「少し加えるだけなので、お家にある物ならば、メーカーは、どこのでも良いのですよ。」と。お味噌も赤味噌が無ければ、白味噌でも構いませんし、それも無ければ、お醤油を少し加えてみて下さい。ご飯に合う、日本人好みの落ち着いた味になりますので。
カレーの仕上げには、オリーブオイルを加えますと、野菜や大豆それぞれの美味しさが引き立ち、お肉が入っていなくても、グッとコクと満足感が増しますので、是非、これもお試し下さい。
今回は、野菜や大豆がたっぷりのヘルシーなカレーですので、ご飯も玄米に致しました。
玄米には、排毒作用があり、体内を活性化する働きがありますので、積極的に食べて頂きたいですね。水の量を玄米の5割増しにすれば、普通の炊飯器でも炊けますし、オリーブオイルを加えることで、時間が経ってもしっとりと美味しく食べられるようになります。
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<材料・2人前>
(A)
・玉葱 1/4個 ・人参 1/3本 ・カリフラワー 1/6個 ・カボチャ 1/8個
・ブロッコリー 1/6個 ・さつま芋 1/3本 ・パプリカ 1/3個
<注> 野菜類は、中サイズを基本とする。
(B)
・大豆(水煮) 大さじ4杯
(C)
・カレールー 80g ・水 500cc ・ココア(無糖) 大さじ1/2杯 ・オリーブオイル
大さじ1杯 ・赤味噌 大さじ1/2杯
(D)
・玄米 2合 ・水 3合 ・塩 少々 ・白ゴマ 大さじ1杯
・オリーブオイル 大さじ1杯
<作り方>
①(A)の野菜は、すべて一口大にカットし、それぞれ歯応えを残してボイルする。
②カレーのベースを作る。(C)をすべて合わせて鍋に入れ、沸かしておく。
③②に①と(B)を加え、煮崩れない程度にルーを絡ませながら温める。
④(D)の材料をすべて合わせ、3時間以上置いてから、炊飯する。
⑤お皿に④を盛り、③をかける。
4月に放送されました「情熱大陸(TBS系)」内で、私が、全国で初めて学校給食に「(白米を混ぜない100%の)玄米食」を取り入れたシーンが紹介されまして、「私達の地元でも、早速実践してみたいので、上手な炊き方を教えて下さい」との、給食室での大量調理用のレシピのお問い合わせや、「エネルギーに満ちた命のある物を頂くことの大切さがよく分かりました」等々の有難いコメントを全国の皆様から、本当に沢山頂きました。
その後、まだ小さい幼稚園児のご父兄向けの「食育料理教室や講演会」も全国各地で開催させて頂いておりますが、「いきなり、100%の玄米食は、幼稚園児にはハードルが高すぎるのでは?」とのご質問を頂くこともあります。
そんな時には、「白米に<発芽玄米>を少しずつ混ぜて、炊いてみて下さい」とアドバイスさせて頂いております。
<発芽玄米>も、お子さん達の健やかな成長のために欠かせない、優れた栄養素が豊富で、しかも、普通の白米と同じ炊き方が出来ますので、「入門編」には、とても適していると思います。
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以前、長野県に住むお客様に「上田市に<良質の発芽玄米>を作っている工場があるので、是非、見学してみて下さい」との情報を頂きまして、先日、出張料理の仕事で長野県に伺った際に、上田市下之郷にあります「ドーマー(株)」さんに立ち寄らせて頂きました。
研究所周辺には、豊かな自然の中で、稲穂が黄金色に輝く水田が広がり、農家のみなさんは、一生懸命に手作業で、昔ながらの稲の「かけ干し」をしていました。
研究所の清水さんには<発芽玄米>に関する、とても興味深いお話を沢山聞かせて頂きましたが、特に「信州は、気候的に、安全な自然農法での稲作に適しており、農薬も殆ど必要ないのです。ですから、成長期のお子さん達には、安心して食べて頂きたいですね」とのお話が印象に残りました。
私も、<発芽玄米>を大量に買わせて頂き、早速、炊いて食べさせて頂きましたが、風味豊かで、とても食べ易かったです。是非、皆様もお試し下さいませ。
お忙しい中、色々な質問に丁寧にお答え下さった清水さん、本当に有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。
10月に入り、朝晩の冷え込みも厳しくなってきましたが、皆様はお元気でお過ごしでしょうか?
畑では、霜が降りるほど寒くなってきますと、旨味と甘味が増してゆくのが<長葱>ですが、これからの時期の鍋料理には、欠かすことの出来ない秋野菜のひとつでもありますね。
スーパーマーケットの食料品売り場を歩いてみますと、色々な種類の「鍋料理用スープ」が並んでおり、興味もそそられますが、なるべく家庭料理では、ご家族の健康のために、化学調味料やもろもろの添加物は控えて頂きたいと願っておりますので、今回は「化学調味料を使わなくても、旬の食材を使うことで、これだけ簡単に美味しいスープが出来ること」を知って頂けましたら嬉しいです。
今回は、パスタに仕上げておりますが、このスープ(下記A)があれば、とても美味しい鍋料理にもアレンジ出来ますので、是非、お試し下さいませ。
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<材料・2人前>
(A)
・ハマグリ 200g ・長葱(斜め切り) 2本 ・日本酒 大さじ3杯 ・水 100cc ・天然塩 少々
・醤油 大さじ1杯 ・オリーブオイル 大さじ2杯 ・ニンニク(すり卸し) 大さじ1/2杯 ・白ゴマ 大さじ1杯
(B)
パスタ 200g
<作り方>
①お鍋に(A)の材料をすべて入れ、沸かして、ハマグリを開かせておく。ただし、煮すぎると、ハマグリが固くなるので、開いたら、すぐに火を止める。
②パスタを湯がき、①と合わせる。
今回は、お料理とは関係の無い話題を書かせて頂きます。
私は、生れつき体が大きく、幼稚園の制服から、すでに「特注」していました(笑)
これは、あとから気付いたことなのですが、小学校に上がる前から、電車に乗る時には、母が切符を買ってくれていまして「子供料金は、幼稚園児から払うもの」と、ずっと思っていました。
当時は、改札に切符を切る駅員さんがいましたので、切符を持たずに入ろうとしますと、必ず呼び止められ、子供ですから、パスポートなどの身分証明書も無く、母親が説明するのに苦労していたことを思い出します。
それから現在に至るまで、私の中には「ウインドーショッピング」という言葉はありませんでした(笑)洋服でも帽子でも靴でも、普通のお洒落なお店には、絶対に私に合うサイズが無いからなのです。
高校のスキー教室でも、私に合うスキー靴(当時29cm)が無く、それでも参加しないと単位を貰えないということで、みんなが楽しそうに滑るのをゲレンデの隅で見ていた寂しい思い出もあります。
今まで、体が大きくて良かったことと言いますと、「満員電車でも、潰されずに、背が高い分、空気がキレイなこと」と「人混みの中で、待ち合わせしても必ず見つかること」くらいでしょうか(笑)
そんな私が、唯一、開放的な気持ちで楽しく品物を選べる「キングサイズ専門の靴屋さん」が、東京・五反田にあります。その名は「ビッグ・ビー」と言いますが、店内には、いつも巨大なお客さんがいて、この私が小さく見えることさえもあります(笑)私は、今、30cmの靴を履いていますが、もっと大きなサイズの靴も豊富にあって、本当に嬉しくなります。
店内には、ビックサイズの有名人(格闘家、柔道家、お相撲さん、バスケット、バレー、プロ野球選手・・・・etc)の写真やサイン色紙が沢山飾ってありまして、実は「料理研究家としては唯一」私の色紙も並んでいるのです!
丁度3年前の秋に、念願の(?)サインを書かせて頂きましたが、「これで、私もビックな有名人の仲間入りだ!」と嬉しかったのを覚えています。先日、伺った時にも、まだ飾ってありました(笑)
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これは、余談になりますが、最近は、どこでも「同じような商品の安売り合戦」で大変ですよね。日本でも、賃金カットや失業者が増えているというのに、生産国の中国ばかりが豊かになっていくようで、寂しい気持ちになりませんか?「日本は、これで本当に豊かなのだろうか?」と、真剣に考えてしまいます。
そんな意味では、この「ビッグ・ビー」さんは、ある意味、確実に来店してくれる「ビックな固定客」にターゲットを絞り、その心をしっかり掴んでいるわけですから、むやみに安売りせずに、「適正価格」で、良い商品を売ることが出来るわけです。
もう、大量生産、大量消費の時代は終わったわけですから、間口を狭め、個性的で良い物を適正価格で販売するお店が増えて欲しいと思います。そうじゃないと、ショッピングも面白くないですよね。
「食」の部分でも同じです。全国、どこに行っても、ファストフードやファミレス、コンビニのチェーン店ばかりでは「日本の食文化の将来は危うい」とさえ、思ってしまいます。どこでも同じ物ばかりでは、決して「豊かな食文化」とは言えない気が致します。各地の「伝統的な食文化」を大切にしたいですね。
結局、最後は、「食」のお話になってしまいました(笑)
先週末は、横浜市旭区のご家庭に伺い、91才になられた御爺さんのお誕生日会でお料理させて頂きました。
ご家族、ご親戚が大勢集まり、笑顔の絶えない、とても温かく楽しい雰囲気のお食事会となりましたが、笑顔の中心には、いつも、この日の主役である91才の御爺さんと、85才になられる明るい奥様がいらして、おふたりとも、お話がとてもユーモラスで、お上手なものですから、キッチンでお料理している私までもが、「アットホームな家族団欒の豊かな時間」を共有させて頂いているようで、とても幸せな気持ちになりました。
お料理も、真っ先に食べて下さるのが、御爺さんと奥様で、私お薦めのオリーブオイルもパンにたっぷりと浸けて、本当に美味しそうに食べて下さいました。
これは、私が出張料理人として、18年間、全国を回らせて頂き、身をもって実感していることなのですが、やはり、お元気で長生きされている方は、食欲も旺盛で、本当に楽しそうに、よく召し上がって下さいます。
「明日の元気、健康な体は、今日食べた物で決まる」という、私の持論が間違っていないことを、ここでも改めて実感致しました。
帰り際に、私から、お誕生日プレゼントとして、オリーブオイルをプレゼントさせて頂いたのですが、「このオイルを、小暮さんのように顔にも塗って、益々、元気になりますよ!」との、嬉しいお言葉に感激致しました。そして、本日は、心のこもった御礼の御葉書まで送って下さり、私の方こそ、このご縁に感謝の気持ちでいっぱいです。
また、お元気な皆様にお会い出来ることを楽しみにしつつ、私も頑張りますので、今後共、どうぞ宜しくお願い致します。
この10年間、仕事で乗り続けていたのが、下の写真の車「スプリンター・カリブ」です。
走行距離にして20万キロ以上、車体は、タッチペンで応急処置をした細かい傷だらけでボロボロですが、たくさんの思い出が詰まった、とても愛着のある、私の「信頼感ある、大切なパートナー」でした。
出張料理では、大抵、重い荷物を何個も積み、全国津々浦々、昼夜、天候の良し悪しを問わずに、苛酷な道を走ることも、しばしばですが、1度も弱音を吐かずに黙って付いてきてくれたのが、この「愛するカリフ゛」なのです。
数年前、都内(新宿)で、迂闊にも、駐車禁止のペナルティーを受け、レッカー移動された苦い経験が、1度だけあるのですが、半べそ状態で慌てて移動場所に行きますと、広い地下駐車場に、何と、我が愛車「カリブ」だけがポツンと1台寂しそうに止められており、その時だけは、本当に「カリブ」に対して、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
逆に、嬉しいこともたくさん共有致しました。出張料理を終え、お客様に喜んで頂いて、笑顔でお見送りして頂けた時など、「カリブ」と共に、照れくさそうに「来させて頂いて良かった!」と、感謝の気持ちでいっぱいになり、帰り道はルンルン気分で、走りも、いつもより軽快な感じになるから不思議です。(笑)
時に、お客様から「こんなに小さな車に、よくこれだけの大荷物を積んで来ましたね!」と、感心されることがあるのですが、そんな時の「カリブ」は、やや誇らしげな感じがして、思わず私も微笑んでしまいます。
ハイオク仕様で、四輪駆動の「カリブ」は、本当に良く頑張って付いて来てくれましたが、10万キロを超えた辺りから、急にあちこちのメンテナンスが必要になり、毎回の修理代金もバカにならないものですから、何度も、買い替えを考えましたが、「手放す寂しさ」から決断出来ずに、ここまで来ました。
でも、最近になりますと「もう限界だな。これ以上、こき使ったら、カリブが可愛そうだ」と思うようになりまして、買い替えを決断致しました。
最後は「カリブよ!本当に今まで有難う!」と言って、車体に頬ずりし、キスして分かれたのですが、こんな気持ちってヘンですかね?(笑)
因みに、今度の車は、シルバーのカローラ・フィルダーです。
今後は、この車で、全国の皆様のもとに伺い、笑顔の溢れる、素敵な思い出をたくさん作りたいと思っておりますので、どうぞ、宜しくお願い致します。
信濃毎日新聞に毎月第3土曜日に連載しております「コグレ流・洋食の定番」、10月のメニューは、「信州ソバとキノコのイタリア風サラダ仕立て」です。
私が書きました<エッセーとレシピ>をご紹介させて頂きます。
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先日、出張料理の仕事で上田市に伺いました。あたり一面に広がる雄大な水田を見渡しますと、豊かに実った黄金色の稲穂が、あたかも「ふかふかなじゅうたん」をぎっしりと敷き詰めたように、とても美しく輝いていました。
私は、すがすがしく心地良い秋の風を肌で感じながら、昔ながらの手作業で一生懸命に「稲のかけ干し作業」をしてらっしゃる農家の方々の姿に感激し、しばらくの間、時が止まったように、思わず見入ってしまいました。
私も、以前から、長野県産のお米のファンでして、県内の農家の方から直接、玄米を送って頂いておりますが、いつもその美味しさ、品質の高さには感心しておりました。
今回、地元の農家のみなさんから、直接お話を伺うチャンスがあったのですが、「長野県は気候的に稲作に適しており、害虫も付き難いので、低農薬、無農薬での作業が可能なんですよ。」との、非常に嬉しいお言葉が印象に残りました。
もちろん、農家の方々の「仕事に対する真摯な姿勢や愛情」が、何倍も美味しくしていることは、言うまでもないことだと思います。
お昼には、別所温泉の近くで、手打ちそばとキノコ料理を頂きましたが、本当に信州そばとキノコの相性は抜群ですね。
私は、世界70ヶ国以上を巡り、「美味しい料理を作るには、地元産の食材同士を合わせることが大切」という「自然の摂理」を、世界中で身を持って体験してきましたが、今回もそれを実感致しました。長野県を訪れる度に、本当に「自然の恵み」に感謝の気持ちでいっぱいになります。
今回のレシピでは、信州ソバとキノコの美味しさを最大限に活かすために、ドレッシングの味付けは、簡単でシンプルに致しました。
ヘルシーで軽いオリーブオイルをベースにして、お好みでお酢やお醤油を適量加えて頂くだけなのですが、これが、とても美味しいので、是非、皆様もお試し下さい。
ちなみに、ヨーロッパにも「そば粉」を使ったお料理はたくさんあります。クレープやパンケーキ風にして、サワークリームやトマトソースをかけ、高級感を出すのでしたら、キャビアやフォアグラをのせたりもしますが、一般的な家庭のお惣菜としましては、マッシュポテトに混ぜて、煮込み料理の付け合せにしたり、湯がいて、すいとん風のスープにすることが多いようです。
「所変われば、品変わる」と申しますが、世界中どこでも、食文化の出発点は「地産地消」だと思いますので、皆様も、信州そばと地元産の食材を色々と組み合わせ、信州ならではの「美味しいレシピ」を増やしてみませんか。
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<材料・2人前>
(A)
・信州ソバ (茹でて)120g ・シメジ 1パック ・椎茸 1パック
(B)
・オリーブオイル 大さじ4杯 ・バルサミコ酢 大さじ2杯 ・お醤油 大さじ1杯
・塩・胡椒 各少々 ・白ゴマ 大さじ3杯 ・万能葱(小口切り) 大さじ3杯
<作り方>
①シメジ、椎茸は、一口大にカットし、ボイルしたら、しっかりと水気を切る。
②信州ソバは、湯がいてから冷水で手早く冷やし、しっかりと水気を切る。
③(B)をすべて合わせておく。
④すべての材料を合わせて混ぜる。
先週末は、神戸市灘区の竹島様宅に伺い、「お父様の10回忌の御法要」のお料理を作らせて頂きました。
ご家族だけのアットホームな雰囲気でのお食事会でしたが、とても元気で食欲旺盛なお子さん達が、みなさん「お料理大好き」で、本当に見ていて気持ちよいほど、楽しそうに、たくさん食べて下さいました。
特に、中学3年生の御長男さんからは「将来は、コグレさんのようなシェフになりたいので、どのように勉強すれば良いのか、是非、お話を聴かせて下さい!」と、積極的に色々と質問して頂き、お食事会終了後の「ミニ講演会」も、お食事会以上に、とても盛り上がりました。
竹島様の息子さん達のように、将来の夢を持ち、目を輝かせてお話を一生懸命に聴いて下さると、私もつい嬉しくなり、「失敗談を含めた、修行時代の経験談」にも熱がこもります(笑)
せっかくの機会なので、お話だけでなく「何か、簡単でヘルシーなレシピをプレゼントしよう」と思いまして、急遽、砂糖を一切使わない「リンゴのオリーブ煮」を、お子さん達の目の前で実演させて頂き、デザートにも添えさせて頂きましたが「本当にリンゴの風味が生きていて、美味しいですね!」と、絶賛して頂きました。
数年後に、逞しく成長したお子さん達にお会いするのが、とても楽しみです。「頑張って下さいね!応援していますよ」
私も、夢を追い続けて、一生懸命に勉強した10代の頃を思い出し、「初心」に戻れた気が致します。
この日のご縁を下さった菊田様にも心よりお礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
また、お伺い出来る日を楽しみにしております。
先週末は、出張料理の仕事で、北海道に伺いました。
豊かな自然が遺された世界遺産の知床半島に近い斜里町のお宅でしたが、初日は大雪に見舞われ、気温も1℃と、凍えるような厳しい寒さに、びっくり致しました。
せっかく、道東に来たのですから、この時期の野生動物の生態を観察したいと思い、仕事の後には、地元の山に詳しい方にお願いして、四輪駆動の車に乗せて頂き、辺り一面雪景色の山道を案内して頂いたのですが、念願叶い、野生の「キタキツネ」を発見することが出来ました。
「キタキツネ」は、雪の中でも、一生懸命に餌を探し、これからさらに続く厳しい寒さに備えて、必死に限られた餌を食べ続けていましたが、その「生命力の強さ」には、我々人間も大いに見習うべき点があるなと、とても感動致しました。
翌日は、寒さは厳しいものの、雪は止みまして、知床5湖の近くの林の中で、わき目も振らずに、一心不乱に餌をついばむペアの「エゾシカ」に遭遇することが出来ました。毛色は、冬の寒さに備えた灰色で、「自然の摂理の妙」を、ここでも実感致しました。
「食べることは、生きること」私も食育の講演会で、必ず申し上げる言葉なのですが、まさにその言葉を厳寒の地で実践し「自然の食べ物で命をつないでいる」野生動物達からは、本当に多くのことを学ばせて頂きました。
帰りの女満別空港に向かう途中の川には、たくさんの鮭が遡上していましたが、この豊かな自然環境がいつまでも続くことを、心から願わずにはいられませんでした。
今月4日には、群馬県利根郡昭和村を訪れ、「食を通した地域活性化のヒント」をテーマに2時間ほどの講演をさせて頂きました。
夜7時過ぎからの講演会に参加して頂いたのは、地元商工会・青年部の皆様で、「なんとか昭和村を良くしたい!」と真剣に考えていらっしゃる、前向きでエネルギッシュな方々ばかりでしたので、その熱気、パワーを意気に感じた私の講演は、いつも以上にヒートアップ致しまして、アッと言う間の2時間でした(笑)
講演の内容に関しましては「世界からみた日本の食文化」、「日本の便利な食の現状と問題点」、「食料自給率アップの必要性とその秘策」、「我々が次の世代に遺すべき物」等々、私が世界中を駆け巡って体験した話題を中心に、分り易い例を挙げながら、臨場感たっぷりに、身振り手振りを交えてお話させて頂きました。
講演後には、参加者の皆様から、予定時間をオーバーするほど、たくさんの御質問を頂きまして、私自身、とても勉強になりました。
特に、この辺の特産品でもあります「こんにゃく」を使ったレシピのヒントを申し上げますと、会場全体が急に盛り上がり、「こんにゃく(ダイエット)ハンバーグ」の丸秘レシピから「海外で受けるこんにゃくの味付け」のお話まで、参加者の皆様とのやり取りが、意外な方向に行きまして、とても楽しかったです。
講演後は、時間も遅いからと、私だけ宿舎に送って頂いたのですが、翌日、お聞きしたところによりますと、地元の皆様は、ひとりも帰らずに、近所の居酒屋で2次会をし、講演会の余韻で大いに盛り上がり、とても楽しい時間を過ごしたそうです。「私も参加したかった・・・・(笑)。」
講演前には、会場近くの広大な畑を見て歩きましたが、瑞々しい高原野菜や、ブドウ棚が一面に広がる雄大で素晴らしいパノラマからは、ヨーロッパの太陽光をたっぷりと浴びた肥沃な大地を連想し、とても感動致しました。
この度は、講師に呼んで頂きまして、本当に有難う御座いました。
今回のご縁をきっかけに、今後も昭和村を大いに応援させて頂きますので、宜しくお願い致します。
そして、次回は、是非とも2次会にも参加させて下さいね(笑)
NHKでは、海外180ヵ国以上の国々に「NHK WORLD TV」というタイトルで、様々なジャンルの番組を、日本の、そしてアジアの視点で制作し、24時間放送し続けているのをご存知でしょうか?
この度、その中の「特集番組」に、私が出演させて頂くことになりました。
詳しくは、私のHPトップページの「新着情報」も御覧下さいませ。
11月6日から9日まで、オリーブの収穫真っ盛りの小豆島に伺い、地元の皆様の御協力を頂きまして、私が以前から発案、企画しておりました「オリーブ収穫祭」にて、とても美味しい絞りたてオリーブオイルと、昔ながらの製法にこだわった風味豊かな地元の御醤油を使った「和風オリーブオイル料理教室」の模様を長時間に渡り、撮影して頂きました。
その前日には「前夜祭」ということで、老舗の御醤油蔵「金両醤油」さんにて、すべて地元食材を使った出張料理をさせて頂きましたが、御醤油と上質のオリーブオイルを組合わせた御料理の数々は、ご年配の皆様にも「食べ易い!」と好評で、こちらでも夜遅くまで、撮影に御協力頂きました。
詳しい模様は、ブログ内でも、何回かに分けて御報告させて頂きますが、17日より23日まで「NHK WORLD TV」のHPから番組をダウンロードして頂くことも出来ますので、こちらも是非、御覧下さいませ。
今回の撮影に御協力して下さった小豆島の皆様、本当に有難う御座いました。
心よりお礼を申し上げます。
この番組を通して、小豆島産のオリーブオイルと御醤油が世界的に注目され、将来的に「オリーブオイルを使った、ヘルシーで美味しい和食」を「世界のスタンダード(標準)」にすることが、私の大きな夢、目標であり、それにより「食を通した世界平和」が、1日でも早く実現することを、心より願っております。
これからも、応援を宜しくお願い致します。
11月6日から4日間、オリーブの実が豊かに実る小豆島に伺い、この時期に搾られる、今が旬の「出来立てオリーブオイル」と、地元の伝統的製法による「美味しいお醤油」を使った「コグレ流、和風オリーブオイルクッキング教室」と、地元の新鮮な食材だけを使って私が作る創作料理で、地元生産者の皆様と、豊かな実りの秋を祝う「オリーブ収穫祭」を盛大に開催させて頂きました。
実は、このイベント、昨年から計画していたものでして、最初は、上質のオリーブを栽培していらっしゃる「岬工房」さんと、「ごく内輪でやりましょうね(笑)」と話していたのですが、有難いことに、クチコミで、どんどん地元の大勢の皆様にも伝わり、都会では、なかなか手にいれることが出来ない新鮮で力強い食材もたくさん御提供して頂きましたし、「NHKワールドTV」でも取材して頂きまして、こんなに嬉しいことはありませんでした。御協力して頂いた皆様には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
初日の仕入れでは、まず、素麺作りの現場を見学させて頂き、近海で漁をしている漁師さん達も御紹介して頂きました。
漁港に着きますと、漁師さん達のご好意で、何と漁船にまで乗せて頂き、瀬戸内の綺麗な海で漁を体験させて頂きましたが、透明に輝く生きた海老やイカ、真鯛の美しさには、とても感激致しました。
私の頭の中では、これらの素晴らしい魚介類をどのように料理しようかと、創造意欲が大いに搔き立てられ、とても楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
漁港での仕入れの後には、伝統的製法で、じっくりと時間をかけ、高品質の御醤油を作り続けていらっしゃる「金両醤油」さんに伺いました。
極上のオリーブオイルと御醤油の相性は抜群ですので、今回のイベントでも「金両醤油」さんの御醤油は、大活躍でした。
17代目店主・藤井さんのご好意で、一般の方は入ることが出来ない「醤油蔵」にも入らせて頂き、念願の「もろみ」を混ぜるシーンも撮影させて頂きましたが、じっくりと熟成させて濃度の付いた「もろみ」を、桶の底の方から、掻き出す感じで混ぜた瞬間の風味、香りは、なんとも言えずに最高で、日本人として生涯忘れてはならない「大切な味わいの基礎」に、全身が包み込まれたような、とても心地よい感覚に陥りまして、思いがけずに「至福の時間」を体験させて頂きました。
藤井さん、細かいお心配りを有難う御座いました。今後も、オリーブオイルと御醤油を使った、ヘルシーな「新和食」の御提案、普及活動を頑張りますので、これからもアドバイスを宜しくお願い致します。
6日の夜には、「金両醤油」さんの風情ある御自宅で、「おばあちゃんの85才のお誕生日を祝う会」が開かれ、私が地元食材だけを使って出張料理をさせて頂きました。
数時間前に自ら漁船に乗り、獲ってきた新鮮な魚介類を使って御料理するのは、私の長年の夢でしたが、それが、「オリーブ収穫祭」で訪れた小豆島で、思いがけずに実現出来たことは、とても有難く、本当に嬉しかったです。
定番の「地元野菜15種類と車海老のテリーヌ」も、野菜それぞれに力強さがあり、いつも以上に美味しく出来ましたし、鯛、平目、カワハギなどの新鮮な白身魚と、先程まで生きていた天然海老の「和風カルパッチョ仕立て」も、上質のオリーブオイルと金両さんの御醤油とのハーモニーが絶妙で、シンプルながら、しみじみと美味しかったです。
メインディシュには、小ぶりな鯛で「和風アクアパッツァ」を作ってみました。「アクアパッツァ」とは、イタリアの代表的な魚料理の名前ですが、基本的には、水とオリーブオイルだけで、新鮮な魚を丸ごと煮込みます。
シンプルな料理法ですが、上質のオリーブオイルを使いますと、本当に美味しく出来ますので、是非、皆様もお試し下さいませ。
次の(4)では、「和風アクアパッツァ」の作り方を解説させて頂きます。
小豆島の「金両醤油」さんで作らせて頂いた「和風アクアパッツァ」の作り方を簡単にご説明させて頂きます。
細かい調味料の配合などは、気にせずに、とにかく、良いオリーブオイルと御醤油、新鮮な魚を使って頂ければ、おそらく美味しく出来ると思います(笑)。是非、お試し下さいませ。
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<作り方>
①フタ付きの浅めのお鍋を用意し、ハラワタを除いた丸ごとの白身魚と、味に深みを出すためのアサリ、プチトマト、(あれば)オリーブの実の新漬けを各適宜加えます。
②上質のオリーブオイルとパセリのみじん切りを適宜加えます。ちなみに、オイルは多目な方が美味しくなります。
③御醤油を適宜加えます。
④水を魚が隠れる寸前くらいまで加えます。
⑤今回は、季節柄、旬の牡蠣も加え、フタをして5-6分煮ます。
⑥お皿に盛り、お好みで、オリーブオイルを振り掛け、香りを引き立てます。
小豆島のオリーブ収穫祭では、当日の午前中にオリーブの実を収穫し、すぐに搾った「出来立てオイル」の風味、美味しさを皆様に楽しんで頂くために、地元の方々や、NHKワールドTVの撮影スタッフの皆様にも、快く収穫のお手伝いをして頂きました。(笑)
酸度の低い、上質なオリーブオイルに仕上げるには、手早い収穫後、出来るだけ早い時間に搾り始めることが、とても重要なのですが、今回は、チームワークも良く、皆様と会話を楽しみながら、短時間で収穫し、搾ることが出来まして、本当に嬉しく有難かったです。
ここで本心を申し上げますと、何しろ、皆様から御提供して頂いた地元の食材は、とても新鮮で力強い物ばかりでしたので、あとは、オリーブオイルと御醤油が美味しければ、「絶対に<鬼に金棒>なのだ」と秘かに思っておりましたので、収穫が終わった時点で、既に「収穫祭の成功」を、半分以上確信したことは言うまでもありません!(笑)
オリーブ収穫中には「幸運のハート型の葉」も見つけることが出来ました。
「自分の好きな事を仕事に出来て、しかも全国の皆様に喜んで頂ける」こんなに幸せで有難いことはないと、太陽に照らされてシルバーに輝く「ハート型の美しい葉」を見つめながら、改めて思いました。
御協力して頂いた皆様、本当に有難う御座いました。この後、私が作るお料理にご期待下さいね!
午前中に収穫したオリーブの実は、素早く岬工房さんの搾油所に持ち込まれ、早速、本場スペイン製の最新型の機械で搾り始めました。
オリーブオイルの作り方は、「ただ、潰して搾るだけ」と、とてもシンプルで明快です。
添加物を入れ、脱臭、脱酸、脱色など化学処理して人工的、均一的に作られる他の種子油とは違い、オリーブオイルは、「オリーブの実の上質なフレッシュジュース」ですから、例えば、オレンジジュースにも色々な味わいがあるように、オリーブの種類が違えば、味も変わりますので、「数種類のオリーブの実のブレンドの割合や、その熟成加減をどうするのか?」が、その搾油所の腕の見せ所になりますし、何よりも「オリーブオイルには、旬がある!」ことが、自然の摂理に合っていて、とても素晴らしいことだと思います。
今回も、御醤油や和風出汁に合う、とても美味しいオリーブオイルが搾れました。
「これも、手早い収穫に御協力して頂いた皆様のおかげです」と、心より感謝しております。
北半球では、10月中旬から11月上旬にかけてが、短い収穫の時期ですので、そう簡単に、旬の搾り立てオイルを味わえるわけではありません(笑)ので、参加して頂いた皆様には、お料理する前の新鮮で濃厚なオイルをパンに漬けて味見して頂きました。
ヨーロッパのトップクラスのオイルにも負けない、本当に風味豊かで美味しいオイルでしたので、試食した皆様からは「初めての味!」、「美味しい!」と、次々に大歓声があがり、一生懸命に準備して下さった岬工房さんも、とても嬉しそうで、「1年前から、このイベントを企画して本当に良かった」と、私まで、幸せな気持ちになりました。
今回のメニューは、「すべて、地元産の食材だけ」で作りました。
もちろん、野菜は、有機無農薬。さらに、魚介類もすべて近海で獲れた天然物ばかりですし、しかも、漁師さんの顔や考え方まで分っている。(笑)
今の時代、これって、物凄く贅沢なことだと思いませんか?
「完全なる地産地消」は、言うのは、たやすいですが、そう簡単に出来るものではないことを、私自身、全国を回って、身をもって実感しています。
小豆島には、それだけ豊かな自然、食文化が遺されていることの証だと思いますが、参加者の皆様からの有難い食材の差し入れも多く、お料理していて、本当に楽しく、勉強になりました。
この3日間、皆様の温かい御協力もあり、こんなにも喜んで頂けて、「本当に、このイベントを開催して良かった!」と、心より感謝しております。「来年もやりましょうね、土居さん!(笑)」
「NHKワールドTV」のスタッフの皆様も、長時間に及ぶ撮影を有難う御座いました。私も、機材を運ぶお手伝いを、何度か、させて頂きましたが、とても重く、特に、カメラマンさんと音声担当の方は、お疲れになったのではないでしょうか?番組も見させて頂きましたが、とても良い内容にまとめて頂きました。編集作業も大変だったと思いますが、担当ディレクターの常井さんの英語のナレーションも素晴らしかったです。
この番組を通して、全世界の皆様に「オリーブオイルと日本の伝統的な食文化の融合の素晴らしさ」をお伝え出来たのなら、こんなに嬉しいことはありません。
これからも、微力ながら「食を通した世界平和」の実現に向け、頑張りますので、宜しくお願い致します。
信濃毎日新聞に、好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」、12月のメニューは「チキンと冬野菜のポトフ」です。
私が書いたエッセーとレシピを御紹介させて頂きますので、是非、皆様もお試し下さいませ。
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朝晩の冷え込みも厳しくなり、今年もあと数日となりましたが、皆様はお元気でしょうか。
寒い時期には、体を芯から温めてくれる「熱々の食べ物」が恋しくなりますが、そんな時に皆様でしたら、何を作られますか?「お鍋」や「おでん」でしょうか。
今回は、「チキンと冬野菜のポトフ」をご紹介させて頂きますが、分かり易く申し上げるならば、「西洋風おでん」と言ったところでしょうか。
私が修行したヨーロッパも、冬の寒さは厳しく、「ポトフ」は、冬場の食卓の団欒に欠かせない「熱々定番料理」のひとつです。
ただし、ヨーロッパでは、日本のようなバリエーションに富んだ練り物を加えることは無く、大抵はチキンやベーコンで出汁をとり、地元で収穫された玉葱、人参、じゃが芋を加えるくらいの、とても質素な内容なのですが、これが、しみじみ美味しくて、初めてフランスのリヨンで食べた時には、その奥深さに感動致しました。
私が働いていたリヨンの名門レストラン「メール・ブラジエ」でも、人気メニューのひとつに「地鶏のポトフ」がありましたが、朝一番の厨房では、幾つもの大きな寸胴鍋に水と天然塩を入れて沸かし、たくさんの地鶏を丸ごと茹でていくのが日課でした。
そのあとには、付け合せとなる野菜の下拵えをしてゆくのですが、ヨーロッパでは、日本のように「綺麗で同じサイズの物だけ」ということは有り得なく、キズがあったり、サイズや形がバラバラなのは当然でしたので、茹で加減を同じにするために、キズを除いたり、大きいものは半分に切ったりするのが、慣れるまでとても大変でした。(笑)
でも、自然の摂理に従えば、形や大きさが違うのは、ごく当たり前のことで、その命を頂く私達が、食材に対して感謝の気持ちを持ち、時間と手(愛情)をかけて食べ易く料理することが、とても大切なのではないでしょうか。
私も「食育活動」を通して、未来を担うお子さん達に、そのことを伝えて行きたいと思っています。
さて、今回のレシピのポイントですが、鶏肉には、ボイルする2時間以上前に塩・胡椒を振っておきます。こうすることで、生臭みの原因となる余分な水分を除くことが出来ますし、鶏肉本来の旨みを引き出すことが出来るのです。
加える野菜は、その時に手に入る物だけで結構ですが、歯応えも大切ですので、面倒でも、一種類ずつ下茹でしてから、スープに加えますと、見た目にも美味しそうで、華やかな感じになります。
そして、「仕上げにオリーブオイルをかける」のも大切なポイントです。こうすることで、グッと素材の旨みが引き立ち、食べた時の満足感が得られると思いますので、是非、お試し下さい。
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<材料・2人前>
(A)
・鶏もも肉 250g ・塩、胡椒 各少々
(B)
・水 600cc ・日本酒 大さじ3杯 ・醤油 大さじ2杯 ・味醂 大さじ2杯
・(出汁用)昆布 15g
(C)
・玉葱 1/2個 ・人参 1/2本 ・大根 1/6本 ・牛蒡 1/4本
・ブロッコリー 1/5個 ・カリフラワー 1/6個 ・カボチャ 1/8個
<注> 野菜類は、中サイズを基本とする。
(D)
・オリーブオイル 大さじ2杯
<作り方>
①鶏もも肉は、一口大にカットし、塩・胡椒を振っておく。
②(B)のすべての材料と、①を合わせて鍋に入れ、中火で20分ほど煮る。
③(C)の野菜は、それぞれ一口大にカットし、少し歯応えを残してボイルする。
④③のうち、ブロッコリー以外の野菜を②に加え、さらに10分ほど煮る。
⑤最後に、ブロッコリーを加え、軽く温めて出来上がり。
⑥器に盛り、お好みでオリーブオイルをかけて食べる。
11月中旬に群馬県藤岡市のお宅に伺い、「お母さんのお誕生日会」のお料理を作らせて頂きました。
「今回、呼んで頂いたきっかけは?」と言いますと、5月27日に生出演させて頂いたNHKの人気ラジオ番組「ラジオビタミン」内での、私のロングインタビューを聴いて、とても感激して下さったお母さんの一言だったそうです。
お嬢さんに「ねぇ、私が死んだら、法事のお料理は、是非、小暮さんに頼んでね・・・・。」
それに対して、お嬢さんは「何言ってるのよ!お母さんが直接会って食べなかったら、意味が無いでしょ」
と言うことで、お嬢さんが私のHP、連絡先を探して下さり、半年前の5月末日に、この日の出張料理が決まったのです。
お食事会には、元気の良いお孫さん達も集まって下さり、とても賑やかな雰囲気の中での、楽しいひと時になりました。
特に、お料理の準備をしていますと、お子さん達がキッチンの私を取り囲むように集まって来て、興味深く、色々な質問をしてくれるのですが、その内容が、いかにも子供らしい感性で微笑ましく、思わず、私自身の子供の頃を思い出してしまいました(笑)。
食器棚には、お子さん手作りの素敵なお皿がありましたので、パン皿に使わせて頂きましたが、私も小学生の頃に、手作りのお皿に絵を描いて先生に褒められた記憶が甦ってきました。
「子供を褒める」って、とても大切なことですよね。その嬉しさが自信につながり、私のように40年以上経った今でも、その時の「感激」、「熱い気持ち」を心の支えにして頑張れるわけですからね。
これからも、子供の頃に褒められて抱いた「初心」を忘れずに、頑張りたいと思いますし、夢や志のあるお子さん達に出会ったら、どんどん、良いところを褒めてあげたいと思います。
この日のご縁に感謝致します。半年も前から呼んで頂き、本当に有難う御座いました。
いつも応援して下さっている皆様へ
明けまして、おめでとう御座います。
本年も宜しくお願い致します。
昨年も、出張料理人として、全国に伺わせて頂き、「笑顔の溢れる食卓」をお届けして参りました。今、振り返りましても、本当に素敵な、心温まる想い出ばかりで、その全てが、私の大切な財産になっております。本当に、呼んで下さった皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。
心よりお礼を申し上げます。
昨年4月に放送されました「情熱大陸」内でも御紹介させて頂きましたが、近年は「食育」、特に「学校給食のご指導」にも力を注いでおります。
未来を担うお子さん達の健やかな成長を願い、今年も「より良い給食」の実現のために頑張りますので、是非、皆様の御意見もお聞かせ下さい。
昨年6月には、生まれて初めての長期入院生活を体験致しまして、「病院食」の重要性も実感致しました。
カロリー計算や成分分析だけでない、「健康になるための食事、病院食」のご提案も、これから積極的にして行きたいと思っております。
昨年5月に出演させて頂きましたNHK「ラジオビタミン」内で申し上げ、とても反響が大きかったのですが、私の究極の目標は「食を通した世界平和の実現」です。
その第一歩としまして、まずは各地方での「食を通した地域活性化」の実現に向け、私が最も得意とするところの「地産地消のメニュー開発」等で、お手伝いさせて頂きながら、皆様と共に、明るく活気のある町作りをしていけたら最高です。
今年も、喜んで全国に伺わせて頂きますので、宜しくお願い致します。
信濃毎日新聞に毎月連載させて頂いております「コグレ流・洋食の定番」は、おかげさまで、昨年も「簡単で、ポイントが分り易く、読者の皆様の評判が大変に良かった」とのコメントを頂きまして、とても嬉しく思っております。
今年も「ヘルシーで作りやすく、美味しいレシピ」を皆様に御紹介出来るように頑張りますので、宜しくお願い致します。
2010年のスタート、1月のメニューは「豆腐ハンバーグの本格デミグラスソース添え」です。
とても簡単に出来て、美味しいお料理ですので、是非、皆様もお試し下さいませ。
私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
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新しい年がスタートしましたが、皆様は如何お過ごしでしょうか?
私は、今年も「食」を通して、全国の皆様に「健康と笑顔」をお届け出来るよう頑張りますので、これからも宜しくお願い致します。
今月のメニューは「豆腐ハンバーグ」ですが、「ハンバーグ」と言えば、まさしく「洋食の定番」であり、カレー、ケチャプスパゲッティと並んで、お子さん達が最も大好きな料理のひとつですよね。(笑)
私の子供の頃(今から40年以上前)は、「ハンバーグ」という食べ物が、とても珍しく新鮮で、私も大好きな「ごちそう」でしたが、特に、近所の洋食屋さんで初めて食べた、粗刻みの挽肉の食感が残る「手作りハンバーグ」の味が最高で、今でも忘れることが出来ません。(笑)
学校給食の人気メニューのアンケートでも、全国的に必ずベスト3に入るのが、この「ハンバーグ」ですが、最近の便利な食生活を続けていますと、どうしても動物性脂肪の取り過ぎになってしまいますので、食育活動の一環として「学校給食のメニュー開発」にも携わらせて頂くようになった最近では、何とか「ヘルシーなハンバーグ」を作れないものかと、ずっと考えてきました。
「こんにゃくハンバーグ」や「野菜たっぷりのハンバーグ」、「豆が主役のハンバーグ」、「マグロや鰯のハンバーグ」等、色々と作ってみましたが、今回は、ヘルシーで美味しい「豆腐ハンバーグ」を御紹介させて頂きます。
作り方を簡単に御説明させて頂きますと「水切りした豆腐と挽肉を混ぜるだけ」なのですが、この混ぜ方がとても重要なのです。
豆腐は、柔らかいですから、混ぜ過ぎますと、形も無くなり、食感も単調になって、その存在感が消えてしまいますので、軽く合わせる程度にして、豆腐の塊を所々残すようにして下さい。こうすることで、肉の旨みと豆腐の旨みの両方を味わうことが出来て、食べた後の満足感に繋がるのです。
ソースにも拘りました。せっかくの美味しい豆腐ハンバーグなのですから、美味しいソースを添えれば完璧ですよね。(笑)
ベースとなるデミソースだけでは、味に奥行きがありませんので、赤ワインと味醂、トマトピューレ、オリーブオイルを加えることで、更に味に深みを持たせることが出来て、簡単にプロの味になりますので、是非、皆様もお試し下さい。
付け合せには、今回のような温野菜、プチトマト以外にも、自由な発想で、グリーンサラダ等、たっぷりの旬の野菜を添えて頂きますと、彩りも鮮やかで、よりヘルシーな一品に仕上げることが出来ます。
お料理の腕前を上げるコツは「創意工夫」と「チャレンジ精神」ですから、既成概念に捉われずに、色々と試して「新しい味」を楽しんで下さいね。
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<材料・2人前>
(A)
・合挽肉 80g ・木綿豆腐(水切りして) 80g ・玉葱(みじん切り) 1/3個
・卵 1個 ・塩・胡椒 各少々
(焼き油として)
・オリーブオイル 大さじ2杯
(B)
・デミソース(市販) 60g ・赤ワイン 大さじ4杯 ・味醂 大さじ2杯
・トマトピューレ 大さじ1杯半 ・オリーブオイル 大さじ2杯
(C)
(付け合せとして)
・ブロッコリー 適宜 ・プチトマト 6個
<作り方>
①(A)の材料をすべて合わせ、よく混ぜて成型し、オリーブオイルで焼く。
②(B)をすべて合わせて沸かし、ソースとする。
③(C)のブロッコリーは、ボイルしておく。
④皿に①を盛り、(C)を添えて②のソースをかける。
昨日(1月29日)は、地元船橋で、船橋市教育委員会と学校給食会の主催による「学校給食展」の講師としてお呼び頂きまして、2時間弱の「食育の講演」をさせて頂きました。
タイトルは「船橋の人と自然が育てた豊かな食を知り楽しむ」ということで、私が生まれ育ち、とても愛着のある船橋の「食を通した魅力」を存分に、熱く語らせて頂きました(笑)。
船橋市は、東京からも電車で30分位の「東京24区」と言われるほど便利な場所で在りながら、まだまだ豊かな自然も遺されておりまして、漁港や大きな中央市場もあり、年間を通して地元産の食材が豊富に揃います。
今回のイベントを通し、改めて「私が船橋を離れられない理由」が良く分りました(笑)。
講演の内容につきましては、全国的に見ましても、栄養士さん達の頑張りで「船橋市の給食のレベルがとても高いこと」と「給食だけに頼るのではなく、家庭での日々の食卓もとても大切であること」をお話の中心に致しまして「便利な食生活の裏側、食品添加物のお話」や「世界の食文化」、「地元食材の簡単レシピの御紹介」も織り交ぜながら、最後は「情熱大陸」のDVDまで御紹介させて頂き、会場いっぱいにいらして頂いた約300名の皆様と共に、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
参加して頂いた皆様の中には、思いがけずに35年ぶりに再会することが出来ました中学時代の恩師(6枚目の写真)や、顔見知りの幼なじみ、友人も何人かいましたので、この地元の皆様とのご縁を大切にしたいと思い、講演の終盤には、私が急遽、焼いて持参しましたパンと美味しいオリーブオイルを全員の皆様に御試食して頂いたり、お肌に塗って頂き、「アンチエイジング・オリーブオイルセミナー」までさせて頂きましたが、これには、会場中が大いに盛り上がりまして、本当に頑張って用意した甲斐がありました(笑)。
講演終了後の「著書とオリーブオイルの即売会」も大盛況で、アッという間に完売してしまったのには、正直、驚きましたが、本当に有難いことだと感謝の気持ちでいっぱいです。
かなり前から綿密に準備して下さった関係者の皆様、そして、御参加して下さった皆様、本当に有難う御座いました。
心よりお礼を申し上げます。そして、今後共、宜しくお願い致します。
「食育の講演会」で伺いました、船橋市の「学校給食展」の会場では、同時に「小・中学校給食の献立サンプル」の展示もされていました。
もちろん、全種類の献立を拝見させて頂きましたが、そのレベルの高さには驚きました。
教育委員会の方から、その理由を色々と教えて頂いたのですが、まずは、センター給食に頼ることなく、すべての学校で「自校給食」を実施している点、これは凄いことだと思いました。
コスト面だけで考えれば、センターで一括調理の方が、コスト減につながりますので、全国的にセンター調理が主流になりつつありますが、デリバリーの時間分だけ確実に調理時間が減る訳ですから、手間のかかる良い食材を丁寧に調理することがとても難しくなります。
また「自校調理」であれば、食べ手の子供達の顔(嗜好)も見え、各学校の栄養士さんのオリジナリティーが出し易くなり、結果として出来立ての「美味しい給食」につながることは間違い無いと思います。
そして、地元生産者のみなさんの協力体制も見習うべきところがあります。船橋市では、積極的に地元の食材を使うように心がけており、生産者のみなさんとの信頼関係も良好とのこと、これは、とても大切なことです。
給食のサンプルのいくつかを写真で御紹介させて頂きますが、最初の3枚は小学校の給食で、後半の3枚は中学校です。どれも本当に美味しそうでした。これで、味見も出来たら最高ですね(笑)。
昨年11月15日に、静岡県沼津市の老舗お茶屋さんに伺い、「七五三のお祝い」のお料理を作らせて頂きました。
静岡県は、日本を代表する「お茶の名産地」としても有名ですが、今回お伺いしましたお茶屋さんの周りも豊かな自然と、綺麗に刈り込まれた茶畑に囲まれ、グリーン色の茶葉が太陽の光にきらきらと輝く風景には、時の経つのも忘れ、しばらく見入ってしまうほどの美しさでした。
お店ののれんをくぐらせて頂きますと、地元産の上質なお茶の香ばしい香りに包まれ、出迎えて下さった元気の良いお子さん達にもテーブルセッティングやお料理を運ぶお手伝いをして頂きながら、とても和やかで楽しい雰囲気の中でのお食事会になりました。
お料理は、大皿盛りでご用意させて頂きましたが、地元産の食材を中心にして、和のテイストとオリーブオイルを隠し味に使ったヘルシーなメニューは、皆様に好評で、とても作り甲斐がありました。
その中でも、特に評判の良かったメニューを2品御紹介させて頂きますと、上から7番目の写真「地鶏と風呂吹き大根のサラダ仕立て、オリーブオイルがベースの梅・白ゴマドレッシング添え」、8番目の写真「天然海老の和風マリネ、自家製切干大根と牛蒡、人参のサラダ添え」は、どちらかと言いますと「大人好みの味」なのですが、お子さん達にも好評だったのが、ある意味、意外で、とても嬉しかったです。
お食事会の後には、美味しいお茶を頂きながら、親御さん達と、そのお話をしたのですが、普段から地元の食材を使った「手作りの伝統的なお食事」をされていて、お子さん達もそれが大好きだとのことでした。
「子供が好きな物」でなく、「親が、食べさせたい物(食べて健康になる物)」を作る。
これこそが本当の「食育」ですよね!
このお話をお聞きしまして、とても感動致しました。お子さん達の将来が楽しみです。
この度は、素晴らしいご縁を頂きまして有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。
昨年11月の下旬に、神奈川県真鶴町で有機無農薬の上質な柑橘類を栽培していらっしゃる素敵な農園に伺わせて頂き、目前の相模湾で獲れた新鮮な地魚を使って、存分にお料理させて頂きました。
素晴らしいロケーションの農園に到着しますと、まずは、完全無農薬のレモンだけを入れたお湯を飲ませて頂いたのですが、これが、本当に香りも良く、とても美味しくてビックリ致しました。「レモンが本来持つ生命力」が、体の中に広がる感じがよく分かりました。「みかん狩り」もさせて頂きましたが、こちらも香りが良く、自然な甘味が凝縮していて、とても美味しかったです。
地魚は、種類も豊富で、「どう料理しようか?」と、楽しいアイディアが色々と浮かびましたが、素材がとにかく素晴らしいので、シンプルに、レモン汁とオリーブオイル、御醤油だけでドレッシングを作り、メインは「和風カルパッチョ仕立て」にすることに致しました。
食器類もお客様が素晴らしい物をお持ちでしたので、「和風カルパッチョ」には、迷わずに「古伊万里」をお借りし、盛り付けてみましたのが、下の写真です。「本当に素晴らしい1品になった!」と、自画自賛しております(笑)。
真鶴半島も一周しまして、漁港やお店など、色々とご案内して頂きましたが、自然が豊かで、素朴な感じがとてもいいな、と思いました。
特に、半島先端からは、相模湾と駿河湾を一望することが出来まして、雄大な自然の恵みに感謝の気持ちでいっぱいになりましたが、先端のレストハウス「ケープ真鶴」を覗いてみますと、どうも暗い感じがしまして、内情を伺いますと、「2階がクローズされている」とのこと。レストランのメニューも特徴が無く、とても、もったいない気が致しました。
このレストランを、豊かな地元の食材を使って、私がメニュー開発し、もっと多くの人々に楽しんで頂けるように活性化出来たなら、「どんなに素晴らしいだろう!」と思います。いつの日にか、夢が実現しますことを楽しみにしております(笑)。
この日のご縁を下さった皆様、本当に有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。
私も、よく使わせて頂いておりますが、森永乳業(株)さんが、北海道産の人気商品「クラフト・モッツラレラチーズ」の販売を始めて、昨年が、ちょうど10周年でした。
昨夏、その記念イベントとして「おうちにまるごと北海道プレゼント」というキャンペーンを実施されまして、大変有難いことに、私にも声をかけて頂きました。
その内容と言いますと、全国の当選者10組のお宅にコグレが伺い、「モッツラレラチーズと北海道産の食材を使った、ヘルシーなコース料理をお楽しみ頂く」ということで、12月中旬に静岡市のお宅からスタート致しまして、山形、高松、金沢、大阪、名古屋、東京、横浜と続き、今後、2軒のお宅に伺います。
最初の写真は、記念すべき1軒目、静岡市のお宅です。普段、食の細い1才前後のお子さんが、お野菜中心で和風テイストの私のお料理を本当によく食べて下さり、「やっぱり、美味しければ、子供も食べるんですね!」と、親御さん達も大変に感激のご様子でした。私も、本当に嬉しかったです(笑)。
「モッツラレラチーズ」は、御醤油味との相性がとても良いものですから、今回は、オリーブオイルがベースの和風ドレッシングをかけたお刺身サラダに、スライスした「モッツラレラチーズ」を添えさせて頂きましたが、こちらも大好評でした。
お魚料理には、北海道産の真鱈を使わせて頂きました。和風出汁がベースのさっぱりとしたソースには、香り高い生のりを加え、お好みでオリーブオイルをかけてお召し上がり頂きましたが「和風出汁とオリーブオイルの相性の良さ」は、1才前後のお子様にも分って頂けたようで、ほぼ完食して頂けたのには、私も正直、驚きましたが、同時に、小さなお子さんへの「食育」の大切さも改めて実感致しました。
今回、伺わせて頂いた全国の皆様、本当に有難う御座いました。また、お会い出来る日を楽しみにしております。
そして、今回のチャンスを頂いた森永乳業(株)様、スケジュール調整等をして頂いた南様にも心よりお礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
今後も、「クラフト・モッツラレラチーズ」を愛用させて頂きますので、末永く宜しくお願い致します。
2月19日から21日まで、五島市福江商工会議所様からのご依頼で、長崎県五島市に初めて伺い、「椿まつり」に合わせて、地元の特産品である「椿オイル」がテーマの講演&試食会をさせて頂きました。
快晴の福岡空港から39人乗りのプロペラ機に乗り換え、約40分ほどで、五島・福江空港に到着致しましたが、上空から見た五島列島と、その周りを取り囲む海の色が、どこまでも透明で美しく、とても感動致しました。
五島市では、雄大な自然の中で、日本人にとって一番大切な「昔ながらの伝統的食文化」が、頑なに守られており、人々はとても親切で優しく 「心のふるさと」として、私はすぐに「五島のファン」になりました(笑)。
これから、何回かに分けまして、「素晴らしい五島の食文化と魅力」をお伝えしたいと思います。
講演会の前日には、御家族3人だけで伝統的製法を頑なに守り続けている「椿オイル」の老舗、今村製油所さんに伺いました。
「椿オイル」の伝統的な搾り方を簡単にご説明致しますと、まずは、椿の種を潰し、ここから2つの方法に分かれます。
最高級の「非加熱・生搾りオイル」にするには、加熱せずに(蒸さずに)、そのまま圧縮して搾るのですが、搾り立てをそのまま飲んでみますと、とにかくピュアーで美味しくて、本当にびっくり致します。成分的にも最高級のオリーブオイルに負けていませんが、量を沢山搾ることは出来ないため、お値段も高めです。
一方、ほとんどの場合には、潰した種を蒸し、オイルを搾り易くします。こちらも、かなり美味しいのですが、加熱した分、ナッツ系の風味が強めになるのが特徴です。量的には、非加熱オイルの3倍くらいは搾れるために、お値段も1/3程度に安くなります。
今村製油所さんでは、添加物は、一切使っていませんので、ナッツ系の風味を弱める場合には、お湯を混ぜて暫く置き、時間をかけて水分のみを除くそうですが、手間のかかるその方法も、逆に新鮮に感じました。
何しろ、現代は、石油と劇薬が主材料である添加物で、瞬時に精製する方法が簡単で効率的ですから、何にでも、自然でない添加物を使う傾向にありますが、果たしてその方向性は、自然の摂理の中で生きている我々人間にとって好ましいことなのでしょうか?
抵抗力の弱いお子さん達に原因不明のアレルギーや病気が増えている世の中で、私は、添加物の乱用は、絶対に好ましくないと思っています。
今村製油所さんのように、一見非効率でも、安全な伝統的手法を頑なに維持している生産者の皆様を全国の消費者の皆様に御紹介し、一緒になって応援してゆくことが、私に課せられた使命であり、「食を通した世界平和」への近道だと確信していますのて゛、今後共、皆様からのお力添えを宜しくお願い致します。
今村さん、この度のご縁を有難う御座いました。心より感謝しております。
これからも、日本の食文化を守るために、お元気で頑張って下さいね。
伝統的で生真面目な仕事を続ける今村さんです
椿の種は、乾燥させます
椿の種を砕く機械です
砕いた種を蒸す道具です
圧縮してオイルを搾る機械です
搾り立ての椿オイルです
椿オイルには、母乳の成分があり、完全栄養食です
五島列島の特産品のひとつに「平釜で炊き上げた美味しい天然塩」があります。
講演会の前日には、その作業風景を見学させて頂きましたが、昔ながらの伝統的製法による、こだわりの塩作りには、とても感動致しました。
作り方は、一見シンプルですが、手間暇かけた「昔ながらの勘や経験」がモノを言う、とても奥深い職人ワザ、食文化が、この五島の地で継承され続けていることが、何より素晴らしいと思います。
原料となるのは、海水だけですが、まずは、五島灘沖合いのきれいな海水を汲み上げるところから始まります。それを均等に凝縮出来るように、厚手の平釜に移し、五島の薪(廃材)で炊き上げます。地球環境を考え、一切、燃料は使わないそうです。
約10倍の濃度に煮詰めましたら、一晩、瓶(カメ)に移し、砂等の不純物をゆっくり取り除いて、再度、火にかけ、塩の味を決める、最も大切な作業「仕上げ」に入ります。
火加減には、細心の注意を払い、最後まで強火で炊き上げますと、パウダー状の「細かい塩」になり、途中から弱火にしますと、ゆっくりと結晶化した「大粒のあら塩」になるのですが、火加減ひとつで、味が左右されますので、昔ながらの「勘や経験」が大切になってくるわけです。
当然のことですが、生産効率を上げ、人工的に製造するための「合成添加物」は、こちらでは、一切使われていません。昔は、「合成添加物」自体、存在しませんでしたからね。
人類は、海から生まれてきました。「海のミネラル(恩恵)」に感謝し、「有難く頂くこと」の大切さを、これからも、全国のお子さん達に伝えて行きたいと思っております。
今回、御協力して頂きました「五島椿物産館」の皆様、本当に有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。
海水を煮詰める平釜と、一晩寝かせるためのカメです
最初は10倍の濃度まで、強火で煮詰めます
とても美味しい、出来立ての天然塩です
五島産の伝統的製法による天然塩の数々です
五島市の特産品として、忘れてはいけない物に「五島手延べうどん」があります。
その昔、五島は遣唐使の帰港地でもあり、海賊王直の根拠地だったこともあって、そこで生産される「五島手延べうどん」のルーツは、かなり古く、「8世紀頃に中国から入って来た」と伝えられています。
大自然豊かな五島の地で、良質の小麦粉と多量のミネラル分を含んだ天然塩だけで丹精込めて練り上げ、隠し味に五島産の上質な椿オイルを使用して、じっくり時間をかけながら熟成させた、まさに日本が誇る「伝統的なスローフード」、素晴らしい「食の文化遺産」だと思います。
しかし、そこまで惚れ込み、感動しているのは、もしかしたら、私だけでしょうか(笑)?「灯台、元暗し」と申しますが、意外に地元のみなさんにとりましては、ごく身近にある普通の食べ物で、そこまで考える方は、いらっしゃらないのかもしれませんね(笑)。
「五島手延べうどん」の会社にも伺わせて頂きましたが、工場内は小麦粉と椿オイルの良い香りに包まれており、手作業で丁寧に伸ばされ、乾燥中の麺は、とても艶やかで美しかったです。
「柚子胡椒」も、とても美味しい手作り品に出会うことが出来ました。地元産の有機無農薬の柚子と、天然塩が味のベースとなっており、自然な旨味と辛味がダイレクトに伝わってきます。
翌日の「椿オイルクッキング講習会」では、この「柚子胡椒」と「椿オイル」のマリアージュ、相性の良さをご披露させて頂くことに決めました。翌日のイベントが、参加される皆様に喜んで頂けそうで、とても楽しみになってきました(笑)。
快く「五島手延べうどん」の工場を見学させて下さいました「うまか食品(株)」の土岐社長様、柚子胡椒をご提供して下さった「五島椿物産館」の本岡様、どうも有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。
「五島手延べうどん」の歴史は、8世紀から始まります
歯応え良く、アゴ(小魚)の出汁がとても美味しいうどんです。
「うまか食品」さんの工場内です
天然塩が決め手の「柚子胡椒」です
優れた食材が揃う「五島椿物産館」の本岡さんとご一緒に
「椿オイルの料理への活用法」がテーマの講演&試食会で御紹介させて頂いたメニューは「白身魚のカルパッチョ、椿オイル風味」、「椿オイルで香り付けする、和風野菜スープ」、「椿オイルを入れて炊く、玄米サラダ」の3品でした。
まずは「白身魚のカルパッチョ、椿オイル風味」の解説をさせて頂きます。
今回の白身魚は、地元産の天然黒鯛でしたが、ポイントは、お刺身用にスライスして、お皿に並べた後に、軽く天然塩を振っておくことです。そうすることにより、魚のクセが抜け、椿オイルソースをかけた時の「馴染み」が良くなります。
ソースは、「椿オイル」がベースで、5種類用意させて頂きました。4枚目の写真を御覧頂きますと、右上のグリーンのソースから時計回りに「+柚子胡椒」、「+白味噌」、「+ワサビ醤油」、「+生のり」で、中央は「+レモン汁」です。
ご試食会では、参加された皆様に、ご自由に、お刺身やトマト、グリーンサラダにかけて頂きました。
黒鯛のお刺身には、柚子胡椒と椿オイルを1対2で合わせたソースをかけました
地元のみなさんにお手伝いして頂いた仕込み風景です
ご試食用の各テーブルごとに5種類のソースを用意致しました
ソースは、すべて上質の「椿オイル」がベースです
とても美味しいカルパッチョの完成です
「椿オイルで香り付けする、和風野菜スープ」の解説をさせて頂きます。
スープのベースは、鰹と昆布の和風出汁ですが、そこに様々な野菜が加わることで、とても美味しいスープに変身致します。特に、パプリカが入りますと、上質なコンソメスープのような深い味わいになりますので、是非、皆様もお試し下さいませ。
ポイントとなる「椿オイル」ですが、食べる直前の熱々のスープにかけて頂くことで、良い香りが広がり、スープのコクや美味しさが増します。上質な「椿オイル」は、それ自体が完成されたソースであることが、よくお分かり頂ける1品だと思います。
参加者の皆様への事前のアンケートでは、「椿オイルは天ぷら油として使う」と答えた方が殆どでしたが、天ぷら油は、揚げた後に処分してしまうわけですから、それは、大変に勿体無いことですね(笑)。
「椿オイルを入れて炊く、玄米サラダ」の解説をさせて頂きます。
「玄米」には、排毒作用があり、健康食品として世界中から注目されておりますが、普通の炊飯器で炊ける、その炊き方は、とても簡単です。
ポイントは、「玄米の量の5割り増しの水を加えて、2時間以上浸すこと」だけなのですが、さらに、古代米や雑穀ミックス、炒りゴマ、黒酢(バルサミコ酢)、天然塩と「椿オイル」を各適宜加えて頂きますと、もう、完璧で、とても美味しい玄米御飯が炊けます。
私は、出張に出る際には、必ず、この玄米御飯を炊き、海苔を巻いたおにぎりを作って持参致します。
保存料、添加物ゼロにも関わらずに、4-5日は持ちますし、毎日食べ続けても飽きることはありません。
「食べ物の命を、有難く頂いている」という感覚で、本当に私の「元気の源」です(笑)。
特に、男性に多いのですが、「玄米は、ボソボソして、ヌカ臭いから苦手だ」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、「椿オイル」や「オリーブオイル」を加えて炊くことで、ヌカ臭さも消え、時間が経っても、しっとりと美味しさが保たれます。
今回は、予めボイルしておいた野菜を炊き上がりに混ぜ込みましたが、こうすることで、「散らし寿司」や「ライスサラダ」にアレンジして頂くことも出来ます。
トッピングを色々と工夫することで、バリエーションも広がりますし、「椿オイルを入れて炊く玄米御飯」を、是非「日常の健康的な食事」として、お試し下さいませ。
毎日食べても飽きない、玄米サラダです
炊く前の玄米に「椿オイル」を加えるのがポイントです
「椿オイル」の量は、お好みで加減して下さい
ボイルした野菜を炊き上がりの玄米に加えます
五島市中央町の講演会場「ラ・アンソレイユ・ハタナカ」には、予想をはるかに上回る、50名様以上の皆様にお越し頂きました。
会場のオーナー、畑中様の御好意で、テーブルも、大きめの円卓を御用意して頂き、皆様には、ゆったりとした温かい雰囲気の中で、リラックスして、楽しく講演を聴いて頂くことが出来たのではないでしょうか。
御参加して下さった皆様は、興味深く御試食されながら、熱心にメモを取られ、何よりも嬉しかったことは、その中に、この五島の地で、日々、地道に頑張っていらっしゃる生産者の皆様にも、大勢いらして頂いたことです。
私の使命は、「伝統的食文化」を守り続けていらっしゃる、こだわりの生産者の皆様と、全国の消費者の皆様を結びつけ、地方を活性化させながら、日本人にとって最も大切な「伝統的食文化」を次の世代に、良い形で引き継ぐことだと思っておりますので、生産者の皆様にも私のお話を聴いて頂けるのは、とても有難いことです。
講演会終了後の親睦会では、福江商工会の皆様から「是非、コグレを五島市の<観光大使(椿オイル大使)>に!」と言って頂きまして、とても感激致しました。そして、福江商工会の皆様、特に、野口善勝さんには、確定申告の御指導で一番忙しい時期に、たくさんの時間を割いて頂き、本当にお世話になりました。心より感謝しております。
微力ながらも、私のすることで、「皆様の豊かな食文化、食生活」のお役に立てるのであれば、こんなに嬉しいことはありません。また、伺えることを楽しみにしております。
最後に、昨年5月に私が生出演させて頂きました、NHK総合ラジオの人気番組「ラジオ・ビタミン」をお聴きになった直後に、ご連絡を頂き、この度のご縁に繋がった(株)カメリアスカイの今村安規子さんにも、心よりお礼を申し上げます。ここまで、長い道のりでしたが(笑)、本当に有難う御座いました。今村さんが新規オープンされました、上質な椿オイル製品を扱う素敵なお店「カメリアスカイ」の御発展も心より応援しております。私に出来ることがあれば、何でも言って下さいね。
会場には、大勢の皆様にお越し頂きました
和やかな雰囲気の講演会&御試食会でした
大変にお世話になりました福江商工会議所の五島典昭様と御一緒に
「上質の椿オイル」今村製油所の今村光次様御夫妻と御一緒に
五島新報の永冶(ナガヤ)克行様(左)にもお世話になりました
1月末に開催されました「船橋市・学校給食展」での、私の講演会(1月30日付のブログを御参照下さい)を聴いて下さった皆様から、とても有難い感想文を頂きましたので、ここに御紹介させて頂きます。
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平成21年度 船橋市学校給食展についてのアンケート
☆ 本日の学校給食展について、気づいたことがありましたらご記入ください。
・小暮さんが、センター方式でない「自校方式の給食をぜひとも続けてください」という言葉に、全面的に賛成です。給食に携わる方々に、この点を特にお願いしたい。
・今まで「食育」ということばの押し付けがましさが、嫌いだなと思っていましたが、小暮さんのお話を聴き、もっと身近で大切なものだということに気が付きました。
・何気なく口にしていたものが体に良くないものもあるのだと気づいた。これからは良く考えて食べていきたい。今回、とても良い話が聞けて良かった。
・ 小暮さんのTVは見たことがあったし、食育に関しての話が参考になった。
・小暮さんの講演はとても良かったです。小学生でも聞ける内容だったと思うので、ぜひ学校に来てお話ししていただきたいです。出席して良かったです。
・とても楽しく講演を聞くことができました。玄米食に挑戦してみようと思います。
・食品添加物のお話は、大変興味深いものでした。食事のあり方について考え直すいい機会になりました。
・料理研究家、小暮剛さんのお話がとても分かり易く、楽しく良かったです。防腐剤の怖しさを改めて意識でき良かった。
・船橋学校給食の素晴らしさが改めて分かりました。子どもが給食はとても美味しいと言うのが分かりました。私も手作りの物をたくさん作れるよう頑張ろうと思います。
・常に食には気を付けているつもりだったのですが、今日改めて食について考えることができ大変良い時間を過ごさせていただきました。
・講演会のお話は、内容も様々であきないものでした。有難う御座いました。
・小暮剛さんが地元にいらっしゃって、世界中で活躍されているので誇りに思います。船橋市内の小・中学校にもケータリングしていただきたいと思います。
・講演内容が、とても興味深かった。自宅にお招きしたいです。子ども、自分、家族のために生きた食事を心がけようと思います。
・小暮剛さんの講演がとても楽しく良かった。(24)
・話に引き込まれた、勉強になった。(18)
・職人魂が感じられた、素晴らしい講演だった。(5)
・とても勉強になりました。早々、家でも作ってみようと思いました。子どもたちは、栄養の考えられた給食を毎日いただけて幸せだと思いました。小暮さんのお話しとても楽しかったし、ためになった。また、聞きたいです。
・楽しい講演会ありがとうございました。学校へ出向いていただけるような講演(保護者・子ども向け)を是非、企画して欲しいです。
・市内にこんなに素晴らしい料理の先生がいたことを初めて知りました。食品添加物の話が具体的で分かり易かった。
・とても楽しく勉強になる講演でした。自然の物を食べると言うことがとても大切なことを改めて気づきました。子どもたちにも聞かせたい講演でした。
・食は大事だと思いながらも手を抜いてしまっていた部分もあり、食品添加物の話は本当に勉強になりました。改めて、食について考え直したいと思いました。
・玄米とオリーブオイルを試してみたいと思いました。給食を食べたくなりました。子どもに給食をありがたく食べるように話していきたい。
・講演会はとても生活に密着しており今日からすぐに実践できることばかりで、是非やってみよう、やってみたいと思いました。子どもが、たまごアレルギーで苦労してきたので、食の大切さを実感しています。
・講演会がとても楽しく、色々な食に関する事柄について、興味深く聞かせて頂きました。特にオリーブオイルについて、先生の食についての探究、素晴らしかったと思います。
・一校ずつ小暮先生に給食を作って欲しい。
・初めての参加ですが、小暮先生のお話はとても興味深く良い内容でした。船橋にこのような方がいらっしゃるのは心強いです。また、お願いします。
・講演会とても楽しかったです。こんなに面白い講演は初めてです。家庭に活かしていきたいと思います。
・レシピまで教えていただき、とてもためになる話が聞けて良かったです。
・講演会、大変楽しく聞かせていただきました。日頃、忙しさにかまけて、簡単に作れる料理に頼りがちですが、母親として、やはり子どもたちにしてやれることは、日々の食事作りが重要な仕事だと思うので、心してやっていきたいです。オリーブオイルの効用を再認識できました。
・小暮先生の丁寧な話が心に響きました。私の息子も給食を楽しみに学校に通っています。つい好きな物ばかり食べさせてしまう親でした。子どもの体をつくるという意味で、もっと食を大切にしていきたいと思いました。
・小暮さんの話は、ずっと聞きたいくらい楽しかった。
・講演会のどれも面白く、食品添加物の恐ろしさ、オリーブオイルの素晴らしさを学びました。
・食とは、まさに毎日の積み重ねであることを再確認した一日でした。ついつい忙しさに、かまけておろそかにしてしまう食事の支度をもう少し頑張らなければと反省いたしました。
・午前中の小暮先生の講演もいろいろな分野の話があり、とても楽しく聞けました。千葉産の素材をもっと使って行きたいと思いました。
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地元の皆様に、こんなに喜んで頂けて、本当に良かったです。これからも「食」を通して、皆様のお役に立てるよう、頑張りますので、宜しくお願い致します。
地元船橋市での、これだけ盛大な講演会は初めてです
皆様に楽しんで頂けて、とても嬉しかったです
昨日、九州より、私が大好きな春の味覚「空豆」が届きました。
「空豆」と言いますと、普通は、サヤを開き、中の身を塩茹でに致しますが、私のお薦めは、サヤごと焼いて頂く方法です。
直火に網を載せ、そのまま焼いて頂いても結構ですが、中まで火が通る前に、周りだけ焦げやすく、慣れるまでは、火加減の調節が難しいものですから、オーブンレンジがありましたら、200℃で約12分ほどローストして頂きますと、簡単に仕上げることが出来ます。
焼き上がりましたら、熱いうちに、サヤを開き、シンプルに椿オイル(又は、オリーブオイル)と、天然塩をかけてお召し上がり頂くのが、一番美味しい食べ方だと思いますが、美味しいのは、身だけではありません(笑)。
サヤの内側も、是非、スプーンですくって食べてみて下さい。トロリとした食感と、春の香りに満ち溢れた滋味が、私は、大好きです。
「旬の味覚を味わえる幸せ」を是非、皆様も実感してみて下さいませ。
空豆をオーブンプレートに並べます
200℃のオーブンで約12分間、ローストします
熱いうちに、サヤを開くと、春の香りが満ち溢れます
上質の椿オイルかオリーブオイルをかけます
天然塩を振ってお召し上がり下さい
信濃毎日新聞に毎月1回、連載させて頂いております「コグレ流・洋食の定番」、3月のメニューは「大人好みのナポリタン・スパゲッティー」です。
私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きますので、是非、皆様もお試し下さいませ。
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春の訪れを感じる3月も中旬になりましたが、皆様は如何お過ごしでしょうか?
今月のメニューは、子供達も大好きな「ナポリタン・スパゲッティー」です。
4月から小学生になるお子さん達も大勢いらっしゃると思いますが、新しい生活、特に「学校給食」を楽しみにしているお子さん達は多いのではないでしょうか?
私も「学校給食」は、大好きで、毎朝、献立表をチェックしてから登校するほどでした(笑)。
最近は「食育推進委員」として、「学校給食の御指導」をさせて頂く機会が多くなりましたが、全国的に「ナポリタン(ケチャップ)・スパゲッティー」は、子供達に人気があります。
確かに、私も好きでしたし、大人になった今でも、「オムライス」や「ナポリタン」を食べたくなることが、時々ありますが、さすがに最近は、ケチャップだけで味付けした物は、甘すぎるなと思います。
何とか「大人向けの美味しいナポリタン」が出来ないものかと、色々試作していくうちに「デミソースやオリーブオイルとの相性の良さ」に気が付きました。
デミソースやオリーブオイルを加えることで、ケチャップの甘さが引き締まり、コクと旨みの奥深さが際立ちまして、まさしく「大人好みの味」になるのです。
全国に出張料理の仕事で伺い、お子様向けにこのレシピで「ナポリタン」を作ることがあるのですが、主役のお子さん達以上に、親御さん達が喜んで食べて下さるのは、とても嬉しいですね(笑)。本当に、作り甲斐のある1品です。
付け合せの野菜は、春らしく彩り豊かなパプリカと玉葱に致しましたが、パプリカや玉葱の自然な甘味と、引き締まった味わいのソースとの相性も抜群です。
もちろん、他にも、季節ごとの野菜をご自由にお使い頂ければ、美味しいバリエーションは、さらに広がりますね。これからの時期、菜花やアスパラガス、ブロッコリー、空豆等もお薦めですし、秋には、キノコやナスもいいですね。
ところで、「ナポリタン」とは、「イタリアのナポリ風」という意味ですが、実際にナポリに行きましても、このような味のパスタは見当たりませんでした(笑)。現地のレストランで「ナポリタン・パスタ」をリクエストしますと「何、それ?」といったリアクションが返ってきます(笑)。
いずれにしましても、ナポリはトマトの名産地であり、美味しいオリーブオイルもありますので、そのイメージから、日本では「(トマト)ケチャップ」で作ったパスタを「ナポリタン(ナポリ風)」と呼び始めたのではないかと思います。
私は、世界中を回り「世界の食文化」を見て来ましたが「(実際とは異なる)イメージからのネーミング」は、意外に多いことに気が付きます。
今度、ナポリに行く機会がありましたら、是非、日本のケチャップを持参し、現地でお料理教室を開催して「ナポリタン・パスタ」を逆輸出して来たいと思っています(笑)。
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<材料・2人前>
(A)
・デミソース(市販) 30g ・ケチャップ 大さじ3杯 ・白ワイン 大さじ2杯
・オリーブオイル 大さじ2杯
(B)
・玉葱(スライス) 1/3個 ・パプリカ(赤・黄) 各1/2個 ・ピーマン 2個
(C)
・スパゲッティー(今回は、リングイネ使用) 200g前後
<作り方>
①(A)を合わせて沸かす。
②(B)は、すべて細切りし、軽くボイルしておく。
③①と②を合わせる。
④茹で立てのパスタと③を合わせて出来上がり。
パプリカと玉葱の旨味が引き出された「ナポリタン」です
出張料理でも好評な1品です
調味料は、事前に合わせて「味を決めておく」のもポイントですね
具材がすべてフライパンに入ったら、手早く仕上げましょう
各地で、桜が開花し、少しずつ春らしくなってきましたが、皆様は、如何お過ごしでしょうか。
この時期の青果市場を訪れますと、各地から届いた瑞々しい、色々な銘柄のイチゴが沢山並べられており、その「赤い絨毯」の周りは、とても良い香りで満ち溢れています。
粒がとても大きくて、値段の高い物や、形がきれいに揃った物など、大小様々に、本当に色々な種類のイチゴがあるものだなと感心致します。味のバランスも、それぞれに良くて、とても美味しいですよね。
私の世界70ヵ国を周った経験からしましても、これほどまでにレベルの高い果物が数多く揃っている国は、まず無いと思いますし、生産に携わる皆様の日頃の御努力には、心より敬意を表したいと、いつも思っております。
ところで、先日、市場を覗きましたら、1パック150円のイチゴに目が留まりました。
箱を見ますと「B級」の印字がされており、形も不揃いなイチゴでしたので、手に取る人はあまりいませんでしたが、私は、思わず箱単位で、「買い溜め」してしまいました(笑)。
実は、「大きさも不揃いで、形も歪(いびつ)なイチゴ」は、とても美味しいのです!
「なぜか?」と言いますと、形が歪だということは、受粉が巧くいかなかったことを意味するのですが、受粉が巧くいった物は、形も良く、早く色付く(熟す)のに比べ、巧くいかなかった物は、色付く(熟す)のに時間がかかりますので、それだけゆっくりと、甘味(旨味)が増してゆくのです。
この「自然の摂理」に気が付いたのは、もう数年前のことでしたが、なかなか、B級品が出回ることは少なく、「いったい、本当に美味しい、歪なイチゴは、どこに行ってしまうのだろう?」と思っておりました(笑)。
おそらく、B級品は、ペーストにされ、砂糖などを加えて、ジャムなどの加工用に使われるのだと思いますが、それでは、とても勿体無い気が致します。
「本当の自然の甘味(旨味)」を、ひとりでも多くのお子さん達に体験させてあげたいものですね。
皆様も、マーケットなどで、「形が不揃いのB級イチゴ」を見つけられましたら、是非、お味見してみて下さいませ。
1パック150円の、形が不揃いなイチゴです
箱には「B級」の印字があります
歪(いびつ)なイチゴほど、ゆっくりと熟して美味しいのです
昨年5月にNHKの人気ラジオ番組「ラジオビタミン」に生出演させて頂きましたが(詳しくは2009年5月29日付けのブログを御覧下さい)、その番組に「自分で作る、お弁当の日」を提案し、全国で、その普及活動をされている、香川県綾川町立綾上中学校・校長の竹下和男先生が、(昨年)12月14日に御出演されることを知りまして、久々の御挨拶を兼ね、渋谷区のスタジオに伺わせて頂きました。
竹下先生の御出演は、「ときめきインタビュー」という、午前10時からの約1時間に渡る「生インタビュー」のコーナーでしたが、NHKアナウンサーの村上信夫さんと、元・歌のおねえさんでもある、神埼ゆう子さんの的を得た軽妙な質問に、言葉を選びながら丁寧にお答えになられる竹下先生の、コメント1つひとつに、先生の経験に基づく、食育の本質を突いた「重み」が感じられ、ついつい聴き入ってしまいました。
インタビューが始まりますとすぐに、全国のリスナーのみなさんから、次々に「感動しました!」という内容のFAXやメールが届き、最終的には、100通以上になっていたようですが、先生は、番組が終了するとすぐに、すべてのFAX・メールを、1枚ずつ丁寧に御覧になっており、その前向きな御姿がとても印象的でした。
私自身が、5月に出演させて頂いた時には、何しろ、生放送ですから、失言は許されず(笑)、村上さんや神崎さんのテンポの良い御質問に、気を使いながら、すべらないようにお答えするのに精一杯で、余裕も無く、全然、気が付かなかったのですが、今回、スタジオの脇で、冷静に拝見させて頂き、常日頃「インタビューでは、相手の良いところを最大限に引き出すのが私の仕事です」と、おっしゃっている村上さんの、時に涙ありの「全身全霊でゲストに向かって行く姿勢」には、本当に感動致しました。
村上さんのインタビューは「言葉の格闘技」と言っていいのかも知れないくらい、パワフルで、惹き込まれました。
野球のピッチャーに例えて言うならば、相手(ゲスト)の心、感性を呼び覚ます「直球勝負」とも言うべきでしょうか。「この清々しさ!」を、是非、私も学ばせて頂きたいと思いましたし、「ラジオビタミン」が、全国のみなさんに長く愛されている理由も、すごく良く分りました。
村上さん、これからもファンのひとりとして、「ラジオビタミン」を応援させて頂きますので、宜しくお願い致します。
そして、竹下先生の「食育活動」も、是非、全国規模で、お手伝いさせて頂きたいと思っておりますので、今後共、宜しくお願い致します。
東京・渋谷区のNHKから「ラジオビタミン」は放送されています
番組放送中に届いたメール、FAXに目を通す竹下先生です
村上さん、竹下先生、神崎さんと御一緒に
桜もほぼ満開で、春の陽気が心地良かった昨日(4月3日)は、神奈川県藤沢市の「ヤマハリビング・藤沢ショールーム様」に伺い、「春を味わうクッキングショー」を開催させて頂きました。
メニューは「菜花(春野菜)のミモザ風サラダ」と「黒ゴマ&味噌風味のパスタ」の2品でしたが、どちらも上質のオリーブオイルが主役で、食材も身近にあり、簡単に美味しく出来ますことから、ご来場頂きました皆様には「今晩、早速、作ってみます!」と、とても好評で嬉しかったです。
特に、昨日は、土曜日だということもあり、小さなお子様連れのご家族も多かったものですから、真剣な表情のお子様達にも分り易く、「食育」のお話なども交えながら、ユーモラスで、楽しい雰囲気の中での「クッキングショー」を心掛けましたが、やや苦味のある菜花や、大人好みの黒ゴマ&味噌ソースも、残すことなく、すべてのお子様に、美味しそうに完食して頂けたことには、とても感激致しました。
おそらく「料理が出来上がるまでのプロセス」を、お子様達に見せてあげることで「食への興味と安心感」が増すのではないでしょうか。
このことは「食」に携わる者として、とても勉強になりますし、今後は、「お子様向けの御料理教室」にも、さらに力を注いでいきたいなと思いました。
この貴重なご縁を下さった「ヤマハリビング」のスタッフの皆様、本当に有難う御座いました。
心よりお礼を申し上げます。キッチンも機能的で、とても使いやすかったです。
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菜花(春野菜)のミモザ風サラダ
<材料・2人前>
(A)
・菜花(又はアスパラガス) 10本
・ゆで卵 1個
(B)
・エキストラバージン 大さじ2杯
オリーブオイル
・バルサミコ酢 大さじ1杯
・醤油 小さじ1杯
・白炒りゴマ 大さじ1杯
<作り方>
①菜花は、ボイルし、一口大にカットする。
②ゆで卵は、みじん切りする。
③(B)をすべて合わせてソースとする。
④皿に①と②を盛り、③のソースをかける。
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黒ゴマ&赤味噌風味のパスタ
<材料・4人前>
・エキストラバージン 大さじ2杯
オリーブオイル
・赤味噌 大さじ1杯
・味醂 大さじ2杯
・ガーリックパウダー 少々
・日本酒 大さじ2杯
・黒すりゴマ 大さじ3杯
・ごま油 大さじ1杯
・水溶き片栗粉 少々
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・パスタの麺 適宜
<作り方>
①お鍋に水溶き片栗粉以外の材料を入れ、ゆっくり木べらで混ぜながら煮溶かしてゆく。
②味を整え、水溶き片栗粉でとろみを付ける。
③パスタにかける。
・ステーキやグリルした魚のソースにしても良い。
広い空間が心地良い、素敵なショールームです
2回のクッキングショーは、各回60分間で、満席でした
たくさんのお客様にお越し頂きました
間近で、御覧頂けるのも、ショールームの良さです
お子さん達の真剣で楽しそうなな表情には、感激致しました
今回のメニューの2品です
ご参加頂いた皆様、本当に有難う御座いました
昨年12月17日には、群馬県昭和村に伺い、「地場食材」がテーマの料理講習会を開催させて頂きました。
会場となりました「昭和村ゴルフ場レストハウス」には、小雪もちらつく冬場であったにも関わらずに、生産者のみなさまが、直接持参して下さった新鮮な食材が豊富に揃い、改めて、「昭和村の豊かな自然の恵み」を実感致しました。
主催者でもあります「昭和村商工会」の方々を中心に、30名様ほどのみなさまに御参加して頂いた料理講習会は、和やかな雰囲気の中で、楽しく進めさせて頂きましたが、地元「上毛新聞社」の取材もあり、今回の企画をきっかけに、「昭和村の素晴らしさ」を全国にPR出来ましたら、とても嬉しく思います。
今回のメニューでは、30種類以上の新鮮な「地場野菜」を中心に使わせて頂きましたが、その他にも、地元の特産品である「生こんにゃく」や、高級ブランドとなりつつある「上州和牛」の上質なロースも贅沢に使わせて頂き、創造意欲が大いに掻き立てられ、本当に料理人冥利に尽きる思いで、感激致しました。
この場を御提供して下さったみなさまには、心より感謝の気持ちでいっぱいです。
代表的なメニューを簡単に御説明させて頂きますと、そのまま食べても美味しい「生こんにゃく」は、赤味噌とオリーブオイル入りのデミグラスソースで軽く煮込んでみました。ここに、ソテーしたお肉や野菜を加えれば、本当に美味しいメインディッシュになります。
「上州和牛」は、オリーブオイルで20分ほどマリネし、強火で軽く焼いて、「炒りゴマ入りの赤味噌ソース」を添えましたが、ベースとなる濃厚な和風出汁と赤ワイン、そして、仕上げに加えるオリーブオイルが、美味しさの決め手となります。
講習会の後には、マイクロバスをチャーターして頂き、参加者全員が沼田市街の居酒屋に移動して、忘年会を開いて頂きました。
この仕事をしていますと、御客様の忘年会の御料理を作ることは多いですが、自分も参加出来る忘年会の経験は、殆ど無いものですから、とても新鮮で、講習会以上に盛り上がり、とても嬉しかったです(笑)。
2次会まで企画して下さった「昭和村商工会」のみなさま、本当に有難う御座いました。とても楽しい年の瀬になりました。
今後共、長いお付き合いを宜しくお願い致します。
会場となりました「昭和の森ゴルフ場・レストハウス」の外観です
寒さ厳しい中、沢山のみなさまに御参加して頂きました
地場産の玄米には、オリーブオイルと白ゴマを入れて炊きました
昭和村商工会の女性スタッフのみなさまにお手伝いして頂きました
「生こんにゃく」の赤味噌&デミソース煮込みです
「上州和牛」は、上質のオリーブオイルでマリネしてから、強火でサッと焼くのがコツです
御飯にも合う「上州和牛ステーキ」の「炒りゴマ入り、赤味噌ソース」です
信濃毎日新聞に毎月連載させて頂いております「コグレ流・洋食の定番」、4月のメニューは、「菜花と焼きリンゴのサラダ」です。
私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きますので、是非、皆様もお試し下さいませ。
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寒かった冬から、少しずつ季節が変わり、新芽の芽吹く春になりました。
4月は、新年度のスタートでもありますが、みなさまは如何お過ごしでしょうか?
今月のメニューは、秋から冬が旬のリンゴと、春これからが旬の菜花を使ったサラダ仕立てです。
普通ならば、我々、プロのシェフは、今が旬の食材だけを集めてメニューを組み立てますが、季節の変わり目でもある4月にふさわしく、これから「旬のバトンタッチ」をする長野県産の食材同士をうまく組み合わせた料理は出来ないものかと考えた末に完成したのが、このメニューです。
世界中を回っている私からみましても、日本の果物のレベルは、最高の水準だと思っていますが、その中でも、私自身、毎朝欠かさずに食べております長野県産のリンゴの美味しさは、本当に素晴らしいと思います。自然の恵み、生産者のみなさんの地道な努力には、心から敬意を表したいですね。
そのリンゴに軽く塩、胡椒をまぶし、オリーブオイルを絡ませてからオーブンで焼きますと、リンゴが持つ自然の甘味が引き出され、少しほろ苦味のある菜花との相性が抜群に良くなります。オーブンが無い場合には、フライパンにフタをして、蒸し焼きにして頂いても結構です。
ちょうど1年前に私が出演しましたテレビ番組「情熱大陸」(TBS系)の中で、学校給食のメニュー開発をするシーンがありましたが、「ほろ苦い菜花」をどうやって子供達に美味しく食べてもらえるかがテーマでした。
実際には、試作にも長時間を費やし、かなり悪戦苦闘しましたが、常にカメラが脇にありますので、むやみに弱音を吐くことも出来ずに、何とか、美味しいドレッシングを完成させることが出来ました(笑)。
オリーブオイルとお醤油、煮詰めた味醂がベースの、やや甘いドレッシングを絡ませた菜花は、彩りも美しく、味も良くて、本番の給食では、野菜嫌いのお子さん達にも、予想以上に食べてもらうことが出来まして、教室中に笑顔が広がり、本当に嬉しかったです。
「苦味」と「甘味」。この相反する味覚のバランスを、お子さん向けに取ることが、とても難しいのですが、「苦味」は、ある意味「春の味」でもあるわけですから、ひとりでも多くのお子さん達に「明るく、素晴らしい春」が訪れることを願いながら、「春の味」を少しずつ好きになって頂けるように、これからも、学校給食のメニュー開発を頑張りたいと思っております。
こんなことを書いていましたら、先日、松本城の近くで食べさせて頂いた地元産の「たらの芽」や「ふきのとう」の、ほろ苦い天ぷらが食べたくなってきました(笑)。
やっぱり、長野県の春は最高ですね(笑)!
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<材料・2人前>
(A)
・菜花 8本
(B)
・リンゴ 1個
・塩、胡椒 各少々
・オリーブオイル 大さじ3杯
(C)
・オリーブオイル 大さじ2杯
・醤油 大さじ1杯
・バルサミコ酢 大さじ1杯
・白炒りゴマ 大さじ1杯
<作り方>
①菜花は、一口大にカットして、ボイルしておく。
②リンゴは、一口大にカットして、塩、胡椒を振り、オリーブオイルを絡ませてから200℃のオーブンで8分前後かけて焼く。
③(C)を合わせて、ソースとする。
④皿に菜花と焼いたリンゴを盛り、ソースをかける。
冬から春への「旬のバトンタッチ」がテーマの1品です
私のスタジオでの撮影風景です。
リンゴには、まず先に、軽く天然塩を振ります
上質のオリーブオイルを絡ませてから、オーブンで焼きます
仕上げに、ソースとして、上質のオリーブオイルをかけます
バルサミコ酢と御醤油、白ゴマを適宜かけて完成です
お子さん達にも食べて頂きたい「春の1品」です
「情熱大陸」では、私が南イタリア・シシリアの青空市場で、夢中になって食材探しをしているシーンが紹介されました。
旧市街の入り組んだ路地の奥の方にあります、歴史のある「バラッロ青空市場」は、いつも朝から大勢の買い物客で賑わっておりまして、私は、その雑踏が醸し出す、人間臭い雰囲気が大好きなのです(笑)。
今まで、世界70ヵ国以上を訪れ、オリーブオイルを中心とした、世界中の食文化の研究をしておりますが、訪れた初日には、必ず、現地の市場を端から端まで、くまなく歩き回るようにしています。
市場を見れば、その国の食文化はもちろんのこと、経済情勢や諸々のことが、とてもよく分かるからです。
たとえ、言葉の通じない国に行ったとしましも、包み隠すことのない庶民の生き様、表情を見ていれば、言葉以上に伝わってくるものがあります。
実は、肌で感じる、その感覚が、一番大切なのではないかと、最近、強く思います。「これからは感性の時代だ」と思うのは、私だけでしょうか。
南イタリア、特に、シシリアでは、とても新鮮で、生命力に溢れた食材が豊富にあります。
そのいくつかを、写真で御紹介させて頂きます。
歴史と雰囲気のある「バラッロ市場」です。
ナスやズッキーニからも、「生命力に溢れたエネルギー」を感じます。
日本では珍しい「白ズッキーニ」も、規格はずれの大きさです。
特大サイズの「カリフラワー」は、トラックの特設屋台で売られていました。
トマトも、多種類あり、彩りもとても美しいです。
シシリアは、とても美味しいフルーツの宝庫でもあります。
「情熱大陸」では、南イタリア・シシリアの名門オリーブ農園「ラビダ家」のヴィッラ(築200年以上のお城)のキッチンをお借りして、翌日に迫ったホームパーティーの仕込みを、額に汗しながら、徹夜でするシーンが紹介されました。
日本からは、伝統的な和の食材や調味料(玄米・昆布・鰹節・醤油・味醂・日本酒・本ワサビ・柚子胡椒・白ゴマなど)もスーツケースに入れて持参し、まずは、鰹節と昆布で「和風出汁」を引くところから、仕込みはスタート致しました。
日本からの素材ではありますが、水も日本からというわけにはいきませんので、水は、地元のミネラルウォーターを使わせて頂きましたが、イタリアの水は石灰分を含む硬水ですので、出汁も微妙に味わいが異なり、微調整するのに、とても苦労致しました(笑)。
一口大にカットして、歯応え良くボイルした、彩りの美しい各種野菜には、その苦労して引いた和風出汁を加えて、半日ほど漬け込んだのですが、野菜の種類・持ち味に応じて、和風出汁の味加減も少しづつ変化させましたので、広い調理台の上には、和風出汁と野菜の入った20個位のお鍋やボールが、所狭しと並び、その迫力あるシーンも、しっかりと映し出されておりました。
「ラビダ家」には、料理が大好きで、撮影中も、ぴったりと私の側から離れずに、楽しそうに仕込みを手伝って下さった、10才になる息子さんがいらっしゃいます。
お刺身サラダ(ワサビ醤油風味のカルパッチョ)用に、新鮮な黒鯛を仕入れたのですが、その下拵えも息子さんに手ほどきしながら、手伝って頂きました。
私が、簡単に説明しますと、すぐに上手に捌けるようになったのには、驚きましたが(笑)、「好きこそ物の上手なれ」なのですね。感心致しました(笑)。
3枚卸しにした黒鯛の身は、昆布とオリーブオイルで3時間ほど、マリネしたのですが、これが、普通の昆布〆よりも遥かに美味しく、「和と洋のコンビネーションの妙」に、とても感動致しました。
デザートは、一切の砂糖を使わずに、少しの塩とオリーブオイルだけまぶして焼いたリンゴと柿(イタリア語でも柿は「カキ」です)のグラタンにしたのですが、この焼きリンゴが、本当に甘くて美味しく、撮影スタッフのみなさんにも大好評でした。
ここまで、仕込みは、ほぼ完璧に出来ましたので、翌日の御食事会本番が、楽しみになってきました。
(実は、翌日、予想外のアクシデントが起きるのですが・・・。)
日本から持参した「和の調味料・食材」の数々です。
ラビダ家の10才になる息子さんにもお手伝いして頂きました。
前日の仕込みは、徹夜作業になりましたが、楽しかったです。
お刺身用の黒鯛は、昆布とオリーブオイルでマリネしました。
歯応えを残してボイルし、和風出汁に浸けておいた、彩り良い野菜の数々です。
リンゴは、少しの塩とオリーブオイルをまぶして焼きました。
信濃毎日新聞で、毎月、好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」6月のメニューは、「信州サーモンのカルパッチョ」です。
とても簡単に出来て、美味しい御料理ですので、是非、皆様もお試し下さい。
今月も、私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
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今月のメニューは「信州サーモンのカルパッチョ」です。
6月も半ばを過ぎますと、蒸し暑さで、食欲のわかない日もあるかと思いますが、そんな時に、サッパリと食べられて、お勧めなのが、今回のメニューです。
「カルパッチョ」は、イタリア料理の代表的な前菜のひとつですが、日本語に訳しますと「オリーブオイルをかけたお刺身」と言ったところでしょうか。
本来、「カルパッチョ」とは、ビーフや鹿肉等、赤身のお肉を生の状態で薄切りし、軽く塩・胡椒を振ってから、オリーブオイルをかけて食べる、素朴な家庭料理でした。
実際に、今から25年前の私の修行時代には、イタリアのどこの地方を訪れても、「カルパッチョ」と言えば、「お肉」でしたが、最近では、白身魚やマグロ等のお刺身を使った、ヘルシーな「シーフードのカルパッチョ」が、欧米諸国で大人気です。
「なぜ、このような流れになって来たのか?」と申しますと、実は、「日本のお刺身文化」の影響が、かなりあるのです。
交通の便が良くなり、情報網も広がって「食の文化交流」が進んできますと、「ヘルシーな日本の食文化」に興味を持ったシェフ達が、世界中から訪れるようになります。
特に「会席料理の繊細で芸術的な盛り付け」や、「職人技が冴える寿司」等は、欧米から来たシェフ達には、とても新鮮なようで、その美味しさ、技を脳裏に焼き付けて帰国すると、自分達のレストランで、早速、再現してみます。
昔と違い、どんなに内陸部であろうとも、その日のうちに新鮮な魚介類が手に入るようになり、「シーフードカルパッチョ」も、簡単に美味しく出来るわけですから、当然、刺身に違和感の無いお客様の反応も良く、今や「日本から逆輸出したメニュー」が、欧米諸国の「看板メニュー」になっているのです(笑)。
今回は、以前から使ってみたいと思っていました「信州サーモン」のカルパッチョです。皆様は、「信州サーモン」を食べたことがありますでしょうか?
長野県の水産試験場が、約10年の歳月をかけて開発したと聞いていますが、美しい紅色でキメの細かい肉厚な身は、サーモン独特のクセがまったく無く、程よく脂も乗っていますので、お刺身にしますと、とろけるような美味しさに驚きます(笑)。
今回のレシピでは、サーモンの美味しさを生かすために、ドレッシングソースはシンプルに致しましたが、お好みでワサビや卸し生姜、ゆず胡椒等を適宜、加えて頂いても結構です。
ここで、ポイントがひとつだけあります。ソースをかける前に必ず、お刺身に塩・胡椒を軽く振って下さい。こうすることで、お刺身とソースの味の馴染みが良くなり、美味しさが引き立ちます。これは、他のお刺身を使う場合でも同じことですので、是非、皆様も色々とお試し下さい。
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<材料・2人前>
(A)
・信州サーモン(刺身用) 150g前後
・塩、胡椒 各少々
(B)
・オリーブオイル 大さじ2杯
・醤油 大さじ1/2杯
・レモン汁 少々
(C)
・プチトマト 6個
・万能葱(小口切り) 大さじ1杯
・白炒りゴマ 少々
<作り方>
①サーモンはスライスして、皿に盛り、軽く、塩、胡椒を振っておく。
②(B)を合わせたソースをかける。
③カットしたプチトマト、万能葱、白炒りゴマを盛る。
サッパリとしていて、美味しい「信州サーモン」のカルパッチョです。
お刺身は、スライスして、広げるようにお皿に盛ります。
ソースをかける前に塩を振っておくのがポイントです。
塩は、上質な天然塩を使うと、美味しさがアップ致します。
夏場で、食欲が無い時にもお薦めの1品です。
徹夜で仕込みを間に合わせ、いよいよ出張料理当日です。
まずは、テーブルセッティングから始めましたが、ラビダ家に古くから伝わる、シシリアの伝統的な陶器の飾り皿を中心に置きまして、シンプルなテーブルコーディネートを心がけました。
メニューもイタリア語とフランス語を交えて、手書き致しましたが、睡眠不足で、頭がボーッとしていましたので、スペールが正しかったか、どうかは、よく分かりませんでした(笑)。
キッチンでは、初日から懐いてくれていた、10才になる息子さんが、私の隣で、一生懸命に盛り付けを手伝ってくれたのですが、撮影が始まり、カメラマンさんから、離れて着席するように言われますと、とても悲しそうな表情をしていたのが、印象的でした。
彼は、将来、料理の道に進めば、きっと一流のシェフになれるだろうと確信していますが、何しろ、貴族のひとり息子さんですから、そうも行かず、いずれは、シシリアの社交界を背負って立つ、立派な人物になるのだろうな、と秘かに想いを巡らせたりもしました。
1品目の前菜は「野菜と天然海老の和風マリネ、搾り立てオイルとゴマソースの2色仕立て」でしたが、ここで、思わぬハプニングに遭遇致しました。
各野菜は、それぞれの歯応え、美味しさを味わって頂けるように、細心の注意を払いながら、ボイルし、一晩、和風の出汁に浸けておいた「自信作」なのですが、何と、7名様中4名の方が、殆ど手を付けずに残されたのです。
今まで、20年近く出張料理を続けて来ましたが、こんなに残されたのは、初めてでしたので、本当に驚きました。思わず、撮影をストップさせようかと思ったくらい、びっくり致しました。
南イタリア、特に、シシリアの料理は、野菜を何でもクタクタに煮込む傾向が強くて、せっかく美味しい素材の味を台無しにしているような気がしていましたので、今回は、あえて、コグレ流の野菜料理で、その美味しさに気付いて欲しいと思っていたのですが、結果は、御覧の通り、そう甘くはありませんでした(笑)。
異国の長きに渡る食文化を変えることは、そう簡単ではないことを、改めて実感致しましたが、野菜料理に自信はありましたので、正直なところ、ショックも大きかったです(笑)。
今回は、コース仕立てで、2品目をすぐに出さなければいけませんでしたので、「反省」は、一瞬にして、次の「黒鯛のお刺身サラダ、ワサビ醤油風味の搾り立てオイルかけ」の盛り付けに全力を注ぎましたが、撮影をこのまま続けて良いものなのか、心は大きく揺らぎ、内心は、かなり半信半疑でした。
シンプルなテーブルコーディネートを心掛けました。
イタリア語とフランス語を交えた、手書きのメニューです。
息子さんも、プレゼントした帽子をかぶり、一生懸命にお手伝いしてくれました。
ラビダファミリーが集まった、和やかな雰囲気の御食事会でした。
手間暇かけて、野菜の歯応えと旨味を生かした1品なのですが・・・。
コグレ流の、野菜の美味しい歯応えを伝えたかった「自信作の前菜」で、いきなりつまずき、「こんな間抜けなところを全国放送されてしまったら、私の料理人人生も終わりだな!」とか、様々な感情が込み上げてくるなかで、カメラの前では、冷静を装いながら、2品目の「黒鯛のカルパッチョ、ワサビ醤油風味のオリーブオイルソースかけ」を仕上げていきました。
「昆布締め」にオリーブオイルを使うシェフは、おそらく、私くらいだと思うのですが、これが、本当に美味しいのです(笑)。
不思議なもので、美味しい物(黒鯛の昆布&オリーブオイル締め)を一口食べますと、それまで落ち込んでいても、気持ちが段々、前向きになってくるんですよね(笑)。「命ある食べ物のパワー」は、凄いと思いました。
静岡県産の大きな本ワサビを、築地の道具屋さんで仕入れた鮫皮ですり卸し、ワサビ醤油を作ってから、搾り立てのオリーブオイルと混ぜれば、ドレッシングソースの出来上がりなのですが、昆布&オリーブオイル締めした黒鯛との相性は最高で、「これなら大丈夫だろう!」と祈るような気持ちで、食卓を覗きますと、全員がアッという間に完食して下さっており、私とみなさんの目が合うやいなや、「ミスターコグレ、ファンタスティック!」とか「ブラボー!」といった絶賛の声が上がり、ホッと致しました(笑)。
「命のある食材」は、いつも私を裏切らずに、こうして助けてくれるのです。「命のある食材に、感謝、感謝」ですね。
3品目には、「地元野菜とハーブがたっぷりと入ったムール貝の和風コンソメスープ」をお出ししたのですが、野菜は、少し軟らかめに煮まして、仕上げに搾り立ての濃厚なオリーブオイルを回しかけますと、香りとコクが一気に際立ち、極上のスープが完成致しました(笑)。
このスープも、みなさんに完食して頂けたのですが、特に、最初の前菜を残された御老人が、最後の一滴まで、パンに浸けて食べて下さったのには、感激致しました。
これだから、出張料理人は、辞められませんよね(笑)。
ワサビ醤油とオリーブオイルの相性が最高の「黒鯛のカルパッチョ」です。
「黒鯛のカルパッチョ」は、全員がアッという間に完食して下さいました。
仕上げに加えるオリーブオイルが決め手の「和風コンソメスープ」です。
コース仕立ての御料理は、前菜2品、スープと進み、次は、メインディッシュの「地鶏のソテー、柚子胡椒風味の搾り立てオリーブオイルソース添え」です。
付け合せの野菜は、1品目と同じように、彩り良く、歯応えを残して、出汁の旨味を浸み込ませた物にする予定だったのですが、それでは、また、残される可能性を肌で感じましたので、急遽、オリーブオイルで柔らかく素揚げしてお出しすることに致しました。
番組内では、額に大粒の汗を浮かばせながら、フライパンでブロッコリーを素揚げしているシーンが紹介されましたが、このあたりでは、全神経をブロッコリーに集中させており、カメラがあることさえ忘れて、調理に没頭しておりました(笑)。
その他、シシリア産の大きなナスも、素揚げして、香ばしく色付けましたし、日本から持参した、玄米のこしひかりは、オリーブオイルとバルサミコ酢を入れて、お鍋で炊き、野菜や豆を加えて、サラダ風に仕上げました。
この、急遽、調理法を変えたメインディッシュも、全員の皆様に完食して頂き、やっと、肩の荷が降りた気が致しました。
最後のデザートでは、リンゴに一切の砂糖を使わずに、軽く塩を振りかけ、オリーブオイルを馴染ませてオーブンで焼いた物と、完熟した柿をグラタン仕立てにしたのですが、これも、大好評で、息子さんは、「おかわり」までしてくれました(笑)。
すべてのコース料理を出し終え、客席に伺って、なぜ、1品目の野菜を残されたのか、ニューヨークから来て下さった、高齢の御夫妻にお伺いしてみました。このシーンも番組内で紹介されましたが、やはり、柔らか目の方がお好きだとのこと。体調も万全ではなかったようです。
予想はしておりましたが、理由をお聞き出来て、スッキリ致しました(笑)。
今回も、壁にぶち当たりながら、何とか乗り越えて行くという、貴重な経験をさせて頂くことが出来ました。
この経験を大きな財産として、今後に生かして行きたいとは思いますが、「南イタリアのみなさんに野菜本来の美味しい食べ方を伝えたい」という、熱い気持ちに変わりはありませんので、これからも地道に、壁にぶち当たることを恐れずに、頑張りたいと思っております。
皆様も、応援を、どうぞ宜しくお願い致します(笑)。
急遽、料理法を変えた「地鶏のソテー、柚子胡椒風味のオリーブオイルソース」です。
料理法を変えたメインディッシュは、全員に完食して頂きました。
デザートは「焼きリンゴと柿のグラタン仕立て」、オリーブオイルが決め手です。
御食事会のお礼に、貴重な「手書きの絵画」を頂きました。
息子さんには、一生懸命に楽器の演奏をして頂き、感激致しました。
「情熱大陸」の後半では、千葉県南房総市の岩井小学校で、学校給食のメニュー開発に携わるシーンが紹介されました。
私は、2007年より、南房総市の「食育推進委員」に任命して頂きまして、そのご縁から、南房総市には、定期的に伺い、講演会や料理教室等をさせて頂いております。
(詳しくは、ブログ内「食育・講演活動」を御覧下さい。)
学校給食に携わる皆様向けの講演会も、何度か、させて頂いておりますが、実際に給食室の中に入り、御指導させて頂くのは、今回が初めてでした。
まずは、「給食の現状」を見学させて頂いたのですが、給食室に入らせて頂くことで「見えてきたもの」が沢山ありました。
「地産地消が理想」とは、誰もが思うことですが、現状では、輸入の冷凍食材や、出来合いの加工食品、化学調味料、缶詰等も使わざるを得ないことに気付きました。
その理由としましては、まず、「コストの問題」があります。各自治体により、多少の差は、あるようですが、南房総市の場合には、小学校で、1食あたり、なんと220円の予算しかないのです。
牛乳が1パック50円位で、必ず付けなければいけないそうですので、それを差し引いた170円で、主食とおかず2品、デザート(又はフルーツ)を作らなければならないのです。これは、至難のワザ、本当にビックリです!
「調理時間の問題」もあります。番組内で、若い栄養士さんとの打ち合わせの場面が出てきましたが、私が「前の日から、出汁や野菜の下ごしらえ等、しっかりと準備して・・・・。」と申しますと、強い口調で「それは出来ません!」と、一蹴されてしまうシーンがありました(笑)。乾物の豆を前日から水に浸けて戻すこともダメだそうで、輸入物の、添加物の入った豆の缶詰を使っている現状は、如何なものかと思いますね。
岩井小学校の場合は、まだ、敷地内に給食室がある、数少ない「自校給食」ですので、食材の搬入が8時半頃にあり、9時頃から調理を開始しますと、2時間半位は、調理に費やせますが、外部からデリバリーして来る「センター給食」の場合には、輸送時間が差し引かれますので、1時間半から2時間弱で、すべてを完成させなければなりません。
このような状況での大量調理では、地元の、新鮮で栄養価の高い食材を使いたくても、なかなか、その下拵えに時間をかけられないことに歯がゆさを感じているのは、私だけではないと思います。
その他には「調理設備の問題」もあります。基本的には、大きな「お釜」で調理するのですが、その数が少ないために、同時進行で一気に仕上げることが出来ません。1つ1つの工程が終わるまで、気長に「お釜」の順番待ちをしなくてはならないのも、「大量調理の難しさ」ですね。それこそ、「お釜」を使う順番を間違えたら、とても時間内に終了しませんので、綿密な調理手順の打ち合わせも必要になってきます。
いずれにしましても、学校給食の現場に携わっていらっしゃる皆様の御苦労は、並大抵のものではないことが、よく分かりました。
日頃から、こうして頑張っている皆様の努力に報いるためにも、今後に繋がり、お手本となるような「完成度の高いメニュー」を、私が考えなくてはいけません。心の奥底から、「やる気」がみなぎってきました(笑)。
給食時間が始まりますと、全クラスを回り、子供達の食べている様子を見させて頂きましたが、とても美味しい「根菜類の煮物」や、「野菜料理」を食べる前からお鍋に戻しに来る子供達が多いことに驚きました。
このあたりのシーンも番組内で紹介されましたが、私が子供達に理由を尋ねますと「美味しくないから!」と、即答されたのが印象的でした。これは、早く何とかしなくてはいけませんね(笑)。
数少ない「自校給食」を実践している、南房総市立岩井小学校です。
「学校給食」には、冷凍野菜を使わざるを得ない現状があります。
限られた時間内での大量調理は、とても大変です。
各教室では、子供達が助け合いながら盛り付けしていきます。
子供達と一緒に、楽しく給食をごちそうになりました。
私が、苦心しながら考えました「学校給食のメニュー」を御紹介させて頂きます。
2番目の写真が、2009年3月3日に作らせて頂いた「コグレ流・給食メニュー」なのですが、左下より時計と逆回りに「菜花の和風オリーブオイルソース合え」、「100%玄米のひじき御飯」、「和風ミネストローネスープ」、「鰆の味噌焼き」、そして、雛祭りの日でしたので、「雛あられ」と、定番の「牛乳」を付けさせて頂きました。(牛乳に関しましては、出さない日があっても良いのでは、と思っておりますが、必ず出すのが、決まりだそうですので・・・。)
「情熱大陸」内では、多くの子供達が苦手な「菜花料理」に、スポットが当てられました。
「どうしたら、食べてもらえるのだろうか?」夢に出てくるほど、考えましたが、やはり、私が得意とする「オリーブオイルを使った、和風ソース」で勝負しようと心に決めました(笑)。
まずは、地元・南房総市富山で、「菜花」を作っていらっしゃる農家の朝倉さんを訪ね、いつものように、畑の真ん中で、採れ立ての「菜花」をかじらせて頂きました。
朝倉さんの「菜花」は、多少の苦味の中にも、旨味、甘味があり、「これは、いけるかも!」と、直感致しました(笑)。
ここからは、早かったです(笑)。試作用の「菜花」を頂きましたら、すぐに船橋の自宅に戻り、軽くボイルして、オリーブオイルが決め手の和風ソースを絡めてみたのですが、「菜花」のほろ苦味とオリーブオイルのコクが上手く融合して、とても美味しい1品になりました。
それから数日後の3月3日、いよいよ、給食室での大量調理が始まりましたが、最初は、緊張しつつも、作業が佳境に入りますと、カメラがあることも忘れ、無我夢中で、大きなお釜に向き合っていました(笑)。
「あと2時間後には、子供達の反応が分るのだ」と思いますと、期待半分、不安半分ではありましたが、生産者のみなさんをはじめ、多くの方々の気持ち、愛情が込められた給食ですので、「その想い」だけは、確実に伝えたいと、一生懸命に頑張りました。
菜花の生産者、朝倉さんの畑に伺い、素材のチェックを致しました。
私が考えました、化学調味料を一切使わない、地産地消の「給食メニュー」です。
新鮮な菜花を、まずは、食べ易くカット致します。
大きなお釜で、彩り良く、歯応えを残してボイル致します。
オリーブオイルが主役の和風ドレッシングソースの完成です。
ボイルした菜花と、特製ソースを合わせて、よく混ぜます。
子供達が運び易いように、クラスごとに小分け致します。
「コグレ流・給食メニュー」のひとつ、「野菜たっぷり、和風ミネストローネスープ」では、「一切の化学調味料を使わないこと」にも、こだわりました。
手間は、かかりますが、昆布と鰹節、天然塩だけで出汁を取り、たっぷりの野菜や干し海老などを加えることで、「自然の旨味」を、最大限に引き出しました。
まずは、野菜を食べ易い大きさにカットするところからスタート致しましたが、何しろ大量調理です
ので、人海戦術、「時間との戦い」でした。
ここで、ポイントがひとつあります。各野菜は、それぞれに固さが異なるわけですから、手間でも、別々に、時間差を設けてボイルすることで、「各野菜が持つ美味しさ、歯応え、彩りを最大限に引き出すこと」がとても重要です。野菜嫌いな子供達のためには、「美味しそうに見せること」も大切な要素ですからね(笑)。
子供達の健やかな成長のために欠かせない栄養素のひとつが「カルシウム」ですが、私の持論は、天然塩や、味噌、醤油などの発酵食品、干し海老、海藻類等から「カルシウム」、「ミネラル分」を頂くことです。
出来合いの便利な食生活を続けていますと、体内で潤滑油的な役割をする「ミネラル分」が、欠乏してしまい、せっかくの栄養分を吸収出来なくなって「キレる」、「低体温」など、様々な問題に繋がってしまうのです。
そのような理由から、今回は、多少、コストがかかりましたが、「干し海老」を、途中で惜しみなく加えました。
この頃から、給食室内は、「自然な、食欲をそそる良い香り」に包まれ、「早く、子供達の美味しい笑顔が見たい」と思いながら、醤油、味醂等を加えて、スープの仕上げにかかりました(笑)。
時間との戦いの中で、スープ用の野菜をカットしていきました。
時間差でボイルするために、各野菜は、別々に準備しておきます。
パプリカを加えると、濃厚で上質なコンソメスープのような味わいになります。
干し海老を惜しみなく加え、栄養価(カルシウム)を高めました。
子供達の笑顔を楽しみに、完成したスープを小分けしていきます。
「情熱大陸」番組内では、子供達の苦手な「菜花の料理」を中心に、撮影が進められましたが、今回の「コグレ流・給食メニュー」で、最も特筆すべきは、「<100%の玄米御飯給食>を日本で初めて実施したこと」だと思っております。
白米の中に、少しだけ発芽玄米を混ぜている学校は、長野県上田市辺りにあるようですが、「玄米だけの御飯」を学校給食に出しているところは、全国を調べましても、なぜか、ありませんでしたので、「今回は、何としても、100%玄米御飯を実現しよう!」と、秘策を練っておりました(笑)。
岩井小学校では、富津市内の「マスヤ」さんという、米飯専門業者に、御飯はお任せしているとのことでしたので、何度か、マスヤさんに通い、最初は「玄米100%は、絶対に不可能だ」とおっしゃっていた社長様を、なんとか説得致しまして、試作を数回させて頂きました。
オリーブオイルや天然塩、玄米、黒米までも、私が自腹で用意致しまして、プレッシャーのかかる中での試作でしたが、普段、作業に携わっておられるスタッフのみなさんに、「なぜ玄米であり、オリーブオイルなのか?」を理解して頂くところから始めまして、最後は、みなさんに、心良くお手伝いして頂くことが出来まして、本当に有難かったです。
ここで、玄米が炊けるまでの工程(ライン)の御説明を簡単にさせて頂きます。
まずは、玄米と黒米を混ぜた物に、玄米の5割増しの水を加えて、半日ほど置きます。
そこに、天然塩とオリーブオイルを混ぜて釜に移し、フタをして、ベルトコンベアのようになっている直火のオーブンの中を、約40分かけて、ゆっくりと移動させながら、炊いてゆきます。
炊き上がった釜のフタを開けますと、玄米とオリーブオイルの香ばしい、美味しそうな匂いが立ち
込め、スタッフのみなさんからも歓声が上がりました。
早速、全員で試食致しましたが、とても美味しく炊けており、「これなら大丈夫ですね!」との意見でまとまりまして、やっと安心致しました(笑)。
心良く御協力して下さった米飯業者「マスヤ」さんのスタッフのみなさんです。
玄米と黒米には、5割増しの水を加えて、半日以上置きます。
私が持参した、シシリア産のオリーブオイルと天然塩です。
玄米をしっとり、美味しくするために、オリーブオイルを加えます。
オリーブオイルと天然塩、5割増しの水が入ったお釜です。
お釜にフタをして、直火のベルトコンベア式オーブンに通します。
ベルトコンベア式オーブンの内部です。
約40分かけ、炊き上がった玄米御飯のお釜がオーブンから出て来ました。
炊き上がった玄米御飯は、美味しそうな、香ばしい匂いに包まれています。
保温機能に優れた、デリバリー用の容器に、ほぐしながら移します。
試食したみなさんからは「本当に美味しい!」とのコメントが寄せられました。
何度も、試行錯誤を重ねた「100%玄米御飯の給食」でしたが、いよいよ2009年3月3日、「本番の日」を迎えました。
朝、10時過ぎには、米飯業者の「マスヤ」さんから、炊き立ての「オリーブオイルと黒米入り玄米御飯」が、保温用の青い容器に入れられて、無事に届けられました。
野菜スープ用に出汁を取った残りの昆布と鰹節は、ミネラルたっぷりですから、捨てることなく、細かく刻み、ひじき、人参、油揚げと一緒に醤油と味醂で煮ておき、届いたばかりで熱々の玄米御飯に、サックリと混ぜ込んで行きました。
すると、玄米御飯と、具材の美味しそうな匂いが給食室中に漂い、今までの苦労も忘れて、なんだか、急に幸せな気持ちになってきました(笑)。
本当にたくさんの人々の「熱い想い」、「子供達に対する愛情」が込められた玄米御飯ですから、「不味いわけが無い」と、自信をもって、カメラの前で味見してみましたが、やっぱり美味しかったです(笑)。
配膳の15分前になり、クラスごとの容器に小分けしながら、子供達が、楽しそうに、喜んで完食してくれる姿をイメージしまして、それが現実のものとなるよう、内心、ドキドキしながら、秘かに、祈っておりました(笑)。
玄米御飯に混ぜ込む「ミネラルたっぷりの具材」を煮ているところです。
「マスヤ」さんに届けて頂いた、炊き立ての「100%玄米御飯」です。
玄米御飯に「ミネラルたっぷりの具材」を、素早く混ぜ込みます。
美味しそうな匂いが、給食室全体に漂ってきました。
ついつい、子供達の配膳の手伝いをしてしまいます(笑)。
子供達は、協力し合いながら、手際よく配膳をしてゆきます。
子供達の元気な笑顔を見ると、本当に嬉しくなります(笑)。
暑い日が続いておりますが、みなさまは、お元気でしょうか?
先日、JALの機内食のメニュー開発の仕事で、ドイツのフランクフルトを訪れましたが、ドイツも、昼間は35℃以上の猛暑でした。ただし、ヨーロッパは、空気がとても乾燥しているために、ジメッとした感じは無く、朝晩は、比較的過ごしやすかったです(笑)。ドイツでの活動の模様は、「海外出張日誌」を御覧下さいませ。
この時期、食欲が減退している方も多いかと思いますが、信濃毎日新聞に毎月、連載させて頂いております「コグレ流・洋食の定番」、7月のメニューは、とてもサッパリとしていて食べ易い「夏野菜のトマト煮(ラタトゥイユ)」ですので、是非、みなさまもお試し頂き、「夏野菜の力」で、この夏を乗り切って頂けたら嬉しいです(笑)。
今月も、私が書きましたエッセーと、レシピを御紹介させて頂きます。
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今月のメニューは「夏野菜のトマト煮(ラタトゥイユ)」です。
7月に入りますと、夏の強い日差しを浴びて栄養価も増し、彩りも鮮やかで生命力に満ち溢れた元気な野菜たちが、所狭しと市場に並び、プロの料理人である私は、大いに創造意欲が掻き立てられ、美味しい野菜料理を存分に食べて頂きたいと思うのですが、残念なことに、これからの時期は、夏バテで食欲が減退してくるお客様も多くなり「サッパリとした御料理を少しだけ」というリクエストを頂くこともあります。
そんな時に、必ず作らせて頂くメニューのひとつが、この「夏野菜のトマト煮」なのです。見た目には、ボリューム感があるように思われる方もいらっしゃるかと思いますが、複雑な調味料や動物性の脂肪は、一切使っておらず、基本的には、フレッシュトマトと上質のオリーブオイルだけで煮込みますので、とてもサッパリとしており、夏野菜の美味しさをストレートに味わうことが出来まして、いつも評判を頂いております。
「夏野菜のトマト煮」は、フランスでは「ラタトゥイユ」とも呼ばれ、どこの地方のレストランでも、定番人気料理のひとつです。
この御料理の優れた点は、冷たくすれば、前菜やお酒のおつまみにもなりますし、熱々に温めれば、パスタやグリルした魚介類、肉料理のソース、付け合せとしても美味しく召し上がって頂くことが出来ることです。
例えば、「ラタトゥイユ」を絡めたパスタをお召し上がり頂けば、それ1品で、主食として、野菜も充分に摂って頂くことが出来ますので、お手軽な週末のブランチなどにもお薦めですし、「ラタトゥイユ」と一緒に食べる魚介類や肉料理も、しみじみと美味しいものです。
「ラタトュイユ」は、毎日食べても飽きない、家庭料理の定番でもありまして、その作り方も色々です。
一番簡単で、ポピュラーな作り方は、カットした野菜すべてをオリーブオイルで軽く炒め、粗刻みしたトマトを加えてフタをして、蒸し煮にする方法ですが、これでは、野菜の歯応えや美味しさを生かすことが難しく、大抵は、クタクタに煮過ぎて、色もあせてしまいます。
私がお薦めするレシピは、手間でも、各野菜を別々に、歯応えを残してボイルし、ある程度完成させておいたトマトソースに加えて、軽く煮込む方法なのですが、このようにすれば、彩りも良く、各野菜の美味しさをそれぞれに味わうことが出来ますので、是非、お試し下さい。
今回の器は、私の出張料理のお客様でもあり、新進気鋭の若手陶芸家として長野市内で活躍中の小池智久氏に製作して頂いた物です。和洋折衷な斬新さが私は大好きで、使わせて頂いておりますが、彼に限らず、夢を無心で追いかけている若者達に出会いますと、自分の修行時代を思い出し、つい応援したくなるのです(笑)。
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<材料・2人前>
(A)
・完熟トマト(中) 3個
・オリーブオイル 大さじ3杯
・塩・胡椒 各少々
・ガーリックパウダー 適宜
(B)
・なす 2本
・玉葱 1個
・パプリカ(赤・黄) 各1個
・ピーマン 2個
・ズッキーニ 1本
<作り方>
①種を取り、粗刻みしたトマトと(A)の材料をすべて合わせ、トマトの水分が半量になる位まで煮詰める。
②(B)の野菜は、すべて食べ易い大きさにカットし、下湯がきしておく。なすは、お好みで皮をむいても良い。
③①と②を合わせ、軽く煮て出来上がり。
フランス家庭料理の人気定番「ラタトゥイユ」です。
予め彩り良くボイルした野菜に、トマトソースを加えます。
軽く煮立たせたら、置き冷ましにして、野菜に旨味を浸み込ませます。
私のスタジオでの撮影風景です。
冷やせば「前菜」に、温めれば「主菜」になります。
左が、長野市の陶芸家・小池智久氏です。
いよいよ、南房総市立・岩井小学校の生徒さん達に、私が、苦心しながら開発した給食を食べて頂く時間がきました。
まずは、放送室に入らせて頂き、マイクを通して、全校のみなさんに、本日のメニューの説明と、簡単なご挨拶をさせて頂きました。
その後、生徒さん達の反応が気になり、限られた時間の中で、全クラスを回らせて頂いたのですが、みなさん、最高の笑顔で、とても美味しそうに食べてくれて、ホッと致しました(笑)。
オリーブオイルがベースの和風ドレッシングをかけた「菜花」も、殆どの子供達は、完食してくれましたし、オリーブオイルを入れて炊いた「玄米御飯」も、違和感なく、食べてもらえました。
鰹節と昆布、干し海老等で、手間をかけ、きちっと出汁を取って作った「野菜スープ」も、大好評でしたし、改めて、「自然の摂理に沿った、命ある食べ物を頂く」という「自分の方向性」は間違っていないことを確信致しました。
御協力して頂いた、岩井小学校の職員のみなさま、本当に有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。
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給食作りの3日後には、南房総市立・富浦小学校に伺わせて頂き、卒業間近の6年生のみなさんに「食育・料理教室」をさせて頂きました。「情熱大陸」のラストシーンです。
メニューは、「ざく切り生キャベツのサラダ」と「きちんと出汁を取って作る野菜スープ」、「オリーブオイルを入れて炊く玄米御飯」そして、私の料理人人生の原点でもあります「目玉焼き」でした(笑)。
いつものことながら、子供達の「一生懸命に美味しく作ろうとする、真剣な眼差し」には、心打たれます。
子供達に料理を教えることで、私自身も「初心」に戻ることが出来ますので、これからも、呼んで頂ければ、全国、どこにでも伺い、将来のある全国の子供達と交流して行きたいと思っております。
「情熱大陸」回想録は、ここまでとなりますが、収録に携わった8ヶ月半の間に、本当にたくさんのみなさまのお世話になりましたし、とても素晴らしい経験の連続でした。重ね重ね、心よりお礼を申し上げます。本当に、有難う御座いました。
この経験を今後に活かし、「食」を通して、みなさまに恩返しが出来るよう、これからも頑張りますので、応援を宜しくお願い致します。
生徒さん達の感想が聞きたくて、全クラスを回りました。
殆どの生徒さん達が、私のメニューを完食してくれました。
「美味しい笑顔が溢れる給食」とても嬉しいですね。
富浦小学校で「食育・料理教室」を開催致しました。
私の料理人人生の原点でもある「目玉焼き」を指導中です。
「オリーブオイル入り玄米御飯」も大好評でした。
最後にサプライズで、有難い「お礼の言葉」を頂き、感激致しました。
八戸市は、新鮮な魚介類や野菜、フルーツの美味しいところですので、食材の仕入れには、地元の人達で賑わう、八戸漁港近くの、ローカルな青空市場に伺いました。
まずは、魚屋さんを回ってみましたが、本当に、新鮮な魚介類が、どれも安くて驚きました。
シメサバにしたら美味しそうな、大きめのサバが、何と、1本50円でしたし、ヒラメやイナダ、サンマ、イカなども、鮮度抜群な物が、東京の半値以下でした。
地元のみなさんに言わせますと「魚は、買う物でなく、自分で釣る物」だそうです(笑)。いやぁ、本当に羨ましいですね。時間に余裕があれば、是非、釣りもしてみたかったです(笑)。
野菜や果物類も、種類が豊富で、生命力に満ち溢れており、とても魅力的でした。
特に、印象的だったのは、ナスやズッキーニ、冬瓜、キュウリなどで、とにかくデカイのです。こちらの方に言わせますと、「これが普通」なのだそうですが、ソフトボールより大きいサイズの丸ナスが2個で100円、ヘチマのような巨大ズッキーニが1本200円でした(笑)。畑が、かなり肥沃なのでしょうね。「情熱大陸」で訪れた、南イタリア・シシリアの市場を思い出しました。
サイズは、不揃いながら、生命力に満ち溢れた食材を見ていますと、創造意欲が大いに掻き立てられまして、これから開催されます、さくら野百貨店での「宝飾展のお持て成し」が、とても楽しみになってきました。
屋台で、地元の豆腐の味噌田楽と、帆立貝の串焼き、せんべい汁を朝食に頂き、その素朴な美味しさに、やる気をみなぎらせながら、仕入れをした、大きな袋をいくつも持って、百貨店の催事用キッチンに向かいました(笑)。
八戸漁港近くのローカルな青空市場は、魚介類がとても新鮮で安いです。
生ウニも色々な種類と味があり、フレッシュな物ばかりでした。
串焼きの魚介類は、どれも艶やかで、美味しそうでした。
地元の美味しい豆腐を使った、味噌田楽は、屋台の人気メニューです。
初物のリンゴやブドウをはじめ、新鮮なフルーツ類も豊富にあります。
巨大な冬瓜と田子のニンニク、リンゴとブドウの濃厚なジュースです。
NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、9月7日から毎週火曜日に5週間連続で、「声の出演」をさせて頂いております。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間になりますが、先日、14日に2回目の放送がありました。メニューは「リンゴのオリーブオイル焼き・サラダ仕立て」でしたが、お聴き下さった方は、いらっしゃるでしょうか?
作り方は、とても簡単で、「食育の御料理教室」でも、よく作らせて頂く、人気メニューの1つです。
この御料理のポイントは、一切の砂糖を使わずに、リンゴに軽く天然塩を振って、オリーブオイルで焼くだけなのですが、砂糖を使った時以上に、とても甘くて美味しい「焼きリンゴ」が出来ますので、是非、みなさまもお試し下さいませ。オリーブオイルには、「素材の旨味、甘味を引き出す力があること」を実感して頂けると思います。
番組内で御紹介させて頂いたレシピは、以下の通りです。
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<材料・2人前>
(A)
・リンゴ 1個
・天然塩 少々
・オリーブオイル 30cc
(B)
・サニーレタス 葉3-4枚分
・塩・胡椒 各少々
(C)
・オリーブオイル 大さじ2杯
・バルサミコ酢 大さじ1杯
・醤油 小さじ1杯
(D)
・白炒りゴマ 大さじ1杯
<作り方>
①りんごは、一口大にカットし、天然塩とオリーブオイルを絡ませて200℃のオーブンで約5分間ローストするか、フライパンで香ばしく焼く。
②サニーレタスは、一口大にちぎり、軽く水にさらしてから、水切りして、しばらく冷蔵庫で冷やす。
③皿に①と②を盛り、サニーレタスに軽く塩・胡椒を振る。
④(C)を合わせてソースとし、サニーレタスの上からかける。
⑤全体にゴマを振って出来上がり。
砂糖は使わずに、とてもヘルシーで美味しい「焼きリンゴのサラダ仕立て」です。
ひとりで解説しながら、リンゴをフライパンでソテーしているところです。
リンゴは、やや多目のオリーブオイルで、香ばしく焼くのがポイントです。
レタスは、水切りしたら、冷蔵庫でしばらく冷やすと、シャキッとします。
朝晩、めっきり涼しくなり、ようやく秋の気配を感じる今日この頃ですが、みなさまは、夏バテせずに、お元気でお過ごしでしょうか。
信濃毎日新聞に、毎月好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」、9月のメニューは「豆と野菜たっぷりのライスコロッケ」です。イタリアでは、どの地方に行きましても、必ずメニューにあり、人気の高い「温かい前菜の定番」ですが、ご家庭でも、簡単に出来て、とても美味しい御料理ですので、是非、みなさまもお試し下さいませ。
今月も、私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
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今月のメニューは、「豆と野菜たっぷりのライスコロッケ」です。
イタリア各地のレストランでは、温かい前菜の定番として、とてもお洒落で、人気のある1品なのですが、実は、マンマ(お母さん)の知恵が詰まった家庭料理「リゾット」が、その原点なのです。
「リゾット」とは、お米の入ったお鍋に出汁とチーズやバターを少しずつ加えながら、歯応えを残して炊いてく「洋風おじや」とでも言いましょうか。多めに作って残りますと、乳脂肪分が入っているために、冷えて固まりますが、それを丸めてパン粉の衣を付け、フライにしたものが、「ライスコロッケ」なのです。
残り物を無駄にせず、新しいメニューに変身させて、家族に喜んでもらおうとする、マンマの「愛情溢れた素晴らしい知恵」、家庭料理ならではですね。
みなさまも、このように、残り物を無駄にせず、新しい料理にアレンジすることはありますでしょうか?
例えば、肉じゃがを潰して、コロッケにすると美味しいですし、残りご飯で作った焼きおにぎりも、私は大好きです(笑)。
くず野菜を炒めて、卵焼きの具にしたり、出汁を取った後の昆布と鰹節を刻んで、オリーブオイルと醤油で炒め、ふりかけにするのもいいですね。みなさまも、美味しいアレンジメニューをお持ちでしたら、是非、教えて下さいね。
「リゾット」は、基本的にお米が主役の御料理ですが、コロッケにした時の彩りや味のバランスを考えまして、今回は、豆やミックス野菜を多めに加えています。
もちろん、魚介類やチキン等の肉類を加えて頂ければ、ボリューム感も出て、これ1品でメインディッシュにすることも出来ますし、自由な発想で、色々な具材の取り合わせをお楽しみ下さい。
揚げ物と言いますと、「どうしても爆発して中身が出てしまう」といった類の、お悩みの相談を頂くことがありますが、ポイントは、揚げ油の温度を180℃から200℃にしっかり保つことが大切なのです。では、どのようにすれば、適温を保てるのでしょうか?
家庭用のコンロは、プロ用に比べて、火力が充分ではありませんので、一度にたくさん揚げないことです。お腹をすかせた御家族にせかされると、一度に、たくさん揚げたくなりますが、それでは、急に温度が下がってしまいます。慌てずに、少しずつ揚げることが適温を保つことにつながるのです。
どうしても、一度にたくさん仕上げなければならない時には、予め、やや強火で、表面だけ焼き色を付けておき、まとめてオーブンで中まで火を通す方法もありますが、ひとつずつ、丁寧に揚げていくほうが、時間(愛情)をかけている分だけ美味しいと思います(笑)。
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<材料・2人前>
(A)
・大豆水煮 80g
・ミックスベジタブル 100g
・ホワイトソース 100g
・オリーブオイル 大さじ2杯
・ピザ用チーズ 60g
・トマトケチャップ 大さじ2杯
・カレー粉 大さじ1杯
・ご飯 120g
(B)
・小麦粉 適宜
・溶き卵 適宜
・パン粉 適宜
・揚げ油 適宜
<作り方>
①(A)を合わせて、チーズが溶けるまで炒める。
②①を冷まし、食べ易い大きさに丸める。
③小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけて、180℃の油で揚げる。
イタリアでも人気の「ライスコロッケ」は、温かい前菜の定番メニューです。
ピザ用チーズを加えることで、コクと旨味が増し、丸め易くなります。
バットに広げて冷ました具材を、食べ易い大きさに丸めていきます。
魚介類や肉類を加えれば、主菜(メインディッシュ)にもなります。
180℃の油で、衣がキツネ色になるまで、しっかりと揚げます。
完成した御料理の、自然光を活かした撮影風景です。
NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、9月7日から毎週火曜日に5週間連続で、「声の出演」をさせて頂いております。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間になりますが、本日、21日に3回目の放送がありました。メニューは「オリーブオイルが決め手!根菜類の煮物」でしたが、お聴き頂けましたでしょうか?
作り方は、とても簡単で、「食育の御料理教室」でも、よく作らせて頂く、人気メニューの1つです。
これから、寒くなってきますと、根菜類の旨味が増し、「旬」を迎えます。根菜類には、冷えた体を温める「自然の力」がありますので、みなさまも、積極的に食べて頂き、健康的な毎日をお過ごし頂けることを願っております。
それでは、番組内で御紹介させて頂いたレシピを掲載させて頂きます。
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<材料・3-4人前>
(和風出汁用)
A
・水 1500cc
・天然塩 大さじ1/2杯
・醤油 大さじ1杯
・味醂 大さじ2杯
・日本酒 大さじ2杯
・出汁昆布 3-5g
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B
・鰹削り節 3-5g
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(具の野菜)
・大根(中) 1/3本
・人参(中) 1本
・ゴボウ 1/2本
=============================================
(仕上げ用)
・エキストラバージン 大さじ3杯
オリーブオイル
・ごま油 大さじ2杯
・味醂 大さじ3杯
・醤油 大さじ2杯
<作り方>
①出汁を取る。まず、Aを合わせて沸かし、Bを加えてしばらく煮た後にザル漉ししておく。
②根菜類は、すべて、食べ易い大きさに切り、下湯がきしてから①に移し、3-4分煮ておく。
③鍋に仕上げ用調味料と、出汁をきった根菜類を入れて沸かし、4-5分煮れば出来上がり。
オリーブオイルが素材の持ち味を引き出す「根菜類の煮物」です。
根菜類を前にして、録音前に、ひとりでしゃべるメニューの確認です。
味付けの基本となる「和風出汁」をザル漉ししているところです。
仕上げにオリーブオイルなどを加えて、軽く煮れば出来上がりです。
9月の中旬に、日本酒の名門メーカー「朝日酒造様」の登録小売店様向けのイベント、「第6回・越州全国大会」に御招き頂き、「世界を巡って感じた<食の役割>、<酒の役割>」をテーマに、講演させて頂きました。
実は、私の祖父母の出身地も新潟県でしたので、祖父や叔父も、「朝日酒造様」のお酒を、とても大事そうに楽しんでいた記憶があり、私自身も「朝日酒造様」を身近に感じておりましたので、今回のご縁を、心から有難く思いました。
講演会に先立ちまして、「越州」全種類の「利き酒コーナー」におじゃまさせて頂きましたが、どれも、香り高く、本当に美味しくて、本番前だというのに、ついつい飲み過ぎてしまうところでした(笑)。「やっぱり、日本酒は、最高ですね!」
講演会では、「世界的に日本酒が注目されていること」、「日本酒は、日本人にとって大切な伝統的食文化の一部分であること」、「日本酒をさらに普及させるためのヒント」、「日本酒に合う、オリーブオイルと御醤油を使った、簡単料理レシピ」などを話題の中心に致しまして、私の世界を巡って感じた「食とお酒の体験談」を、飾らずに御披露させて頂きました。
講演後には、ご来場頂いたみなさまに「コグレお薦めのオリーブオイルの試飲」をして頂きましたが、こちらも、想像以上に大好評で、嬉しかったです。
数日後、講演会に参加して下さったみなさまからは、御丁寧に、御礼のメールや御手紙を何通も頂戴致しまして、感激しております。
これからも、日本酒の普及のために、私に出来ることがありましたら、喜んでお手伝いさせて頂きたいと思っておりますので、今後共、宜しくお願い致します。
日本を代表する銘酒「越州」の「利き酒コーナー」です。
講演会には、300名様以上の「越州」登録小売店様にご来場頂きました。
ヘルシーな和食に合う日本酒は、世界中から注目されています。
日本酒との相性が良い、コグレお薦めのオリーブオイルです。
私の著書とオリーブオイルの販売コーナーも大盛況でした。
講演会に御参加頂いた御客様から、とても素敵で有難い御葉書を頂きました。
講演会の後には、会場となりました、品川プリンスホテル・アネックスタワーの大宴会場で、盛大な親睦会が、ビュッフェ形式で開催されました。
殆どの宴会料理は、ホテルサイドで作って頂いた物でしたが、私も、少しスペースを頂きまして「オリーブオイルと御醤油のコラボで、日本酒に合う、簡単で美味しいおつまみ」をテーマに、何品か御披露させて頂きました。具体的には、「真鯛のお刺身」、「冷奴」、「きゅうりの糠漬け」、「新潟・栃尾の厚揚げ」をそれぞれ、小皿に盛りまして、あとは、テーブルに置いたオリーブオイルと御醤油を、御客様に、御自由にかけて頂くだけという、本当に簡単なものでしたので、御客様の反応が、とても気がかりで心配でしたが、親睦会が始まりますと、殆どのみなさまが、真っ先に私のコーナーに殺到致しまして、かなり多目にご用意させて頂いた御料理も、アッという間に無くなってしまいました(笑)。
今回の私のメニューは、本当に簡単、シンプルで、「こんなの、プロの料理じゃないよ!」と、お叱りを受けるかとも思っていたのですが、実際は、予想以上に大好評で、安心致しました(笑)。
その後は、ハンドマイクとオリーブオイルを両手に持ちまして、みなさまのテーブルをすべて回らせて頂いたのですが、ここでも、私のアイディアで、「大胆な試み」をさせて頂きました(笑)。
みなさまの食べていらっしゃる、和・洋・中、様々な御料理を覗かせて頂きまして、瞬間の判断で、「そこにオリーブオイルをかけたら、もっと美味しくなりますね」と言いながら、私が直接、オリーブオイルをかけてゆくのです(笑)。最初は、みなさん、驚かれるのですが、これは、本当に盛り上がりました。
お寿司やお刺身、天ぷら、ざるソバから、魚介類の煮込み、ローストビーフ、水餃子のような点心、デザートのフルーツにまて゛、色々な御料理にオリーブオイルをかけさせて頂いたのですが、それを御覧頂いたみなさまからは「オリーブオイルは、イタリアンだけでなく、本当に身近な料理にも合うんですね!」とか「日本酒とオリーブオイルがこんなに相性がいいとは、感激です!」といった、有難いコメントを頂きまして、本当に嬉しかったです。
私自身も、今回のパフォーマンスで気が付いたことがあります。それは「日本酒もオリーブオイルも、長い歴史の中で、我々の食卓と心を、いつも豊かにしてくれ、楽しく幸せなひと時を過ごすのに欠かせない、大切な伝統的食文化のひとつである」ということです。
難しいことは考えずに、カジュアルに日本酒を楽しむファン(特に女性)が増えますように、微力ながら、私もPRさせて頂きたいと思っております。
この度の素晴らしいご縁を下さった「朝日酒造様」には、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。今後共、宜しくお願い致します。
私が御提案する「日本酒に合う、和風オリーブオイルクッキング」の御試食コーナーです。
「御醤油とオリーブオイルのバランスの良さ」を、御説明しているところです。
多くのみなさまに、御試食して頂き、「日本酒との相性の良さ」に大好評でした。
リンゴや梨、オレンジなどのフルーツとオリーブオイルは、良く合います。
オリーブオイルとマイクを持って、各テーブルを回らせて頂きました。
お寿司にも、「御醤油とオリーブオイル」がよく合います。
中華の点心には、「マスタードと御醤油、オリーブオイル」がよく合います。
お刺身には、「ワサビ醤油とオリーブオイル」がよく合います。
「ローストビーフのソースにもオリーブオイル」がよく合います。
楽しい雰囲気の中で頂く銘酒「越州」は、また格別の美味しさですね(笑)。
NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、9月7日から、毎週火曜日に、5週間連続で、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でしたが、先日、10月5日に5回目の放送がありました。メニューは「野菜たっぷり、和風ミネストローネスープ」でしたが、お聴き頂けましたでしょうか?
作り方は、とても簡単で、「食育の御料理教室」でも、よく作らせて頂く、人気メニューの1つです。
ポイントは、「鰹節と昆布で正しく出汁を取ること」と、「コクと旨味がアップするパプリカを入れること」、「仕上げに、上質のオリーブオイルを加えて、食べた時の満足感を出すこと」の3点です。
これからの寒い時期にお薦めですので、是非、お試し下さいませ。
レシピを御紹介させて頂きます。
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<材料・3-4人前>
(スープ用)
A
・水 1500cc
・天然塩 小さじ2杯
・醤油 大さじ1杯
・味醂 大さじ2杯
・日本酒 大さじ2杯
・出し昆布 3-5g
-------------------------------------------------------
B
・鰹削り節 3-5g
=========================================
(具の野菜)
・キャベツの葉 2-3枚
・人参(中) 1/2本
・玉葱(中) 1/3個
・パプリカ(赤・黄) 各1/2個
==========================================
(仕上げに)
・エキストラバージン
オリーブオイル 大さじ1-2杯
<作り方>
①まず、スープを作る。Aを合わせて沸かし、Bを加えて火を止める。
②①をザル漉ししておく。
*残った鰹節と昆布は、刻んで、オリーブオイル等で炒め、「万能ふりかけ」にする。
③具の野菜は、すべて、食べ易い大きさにカットし、下湯がきしておく。
④②に③を加え、軽く沸かしてオリーブオイルを加え、出来上がりです。
とてもシンプルでヘルシー、オリーブオイルが決め手の和風野菜スープです。
まずは、鰹節と昆布がベースの和風スープを作ります。
具の野菜は、スプーンですくえる大きさにカットしてボイルしておきます。
関西で大人気のスイーツショップ「マダムシンコ」会長の川村信子さん御夫妻と、私の知人でもあり、スポーツ実況中継でも御馴染みの、元関西テレビアナウンサーの梅田淳さんが、スイーツをテーマにした新番組を、10月から「TOKYO MX TV(地デジ9チャンネル)」でスタートさせまして、私も、初回(10月6日OA)、2週目(10月13日OA)のゲスト審査員として御招き頂きました。
番組の企画内容を簡単に御説明致しますと、「スイーツをこよなく愛し、自由で斬新な自分だけのオリジナルレシピを持った一般の方々が、スイーツのプロ達に挑戦する(試食してもらう)。そこで合格すれば、賞金が貰え、そのレシピがシンコさんのお店で商品化されるという、夢のようなプロジェクト、まさに<スイーツドリーム>を、視聴者のみなさまにもお楽しみ頂きたい。」ということでして、私も、斬新で美味しいスイーツを堪能させて頂きました。
今回のおふたりの挑戦者のメニューには、プロでは思いつかないような「独創的なセンス」を感じさせるものがありましたし、これからも、素敵な夢を実現させるために頑張って頂きたいな、と思いました。
シンコ会長には、初めてお会いしましたが、とても気さくで明るく、とにかく一生懸命で、細かいところまで気配りの出来る、素晴らしい女性でしたし、旦那様でもあります幸治社長も、とても素敵な方で、すっかり、スイーツショップ「マダムシンコ」のファンになってしまいました。
全国的に大人気の理由もよく分かりましたし、私の方が、大切な経営の勉強をさせて頂いた感じです。
この貴重な御縁を下さった梅田淳さん、そして制作に携わって頂いたMTプランニングのみなさん、本当に有難う御座いました。心より御礼を申し上げます。
「マダムシンコ」箕面本店、カフェスペースでの撮影でした。
本番前には、丁寧にメークまでして頂きました(笑)。
同じ審査員の「祇園ささ木」佐々木浩さん、おふたりの挑戦者と共に。
大勢のギャラリー、スタッフのみなさんが見守る中での撮影でした。
審査員は、シンコさんと、お店のパティシエ氏を入れて4人でした。
梅田淳さんの司会進行は、とてもパワフルで盛り上がり、気持ち良かったです(笑)。
川村幸治社長のサービスも、とてもスマートでした。
美味しいスイーツに、審査を忘れ、思わずニッコリです(笑)。
会長のシンコさん、旦那様の幸治社長と共に。
四万十川の初日には、朝6時前から漁に同行させて頂きました。
舟も、昔ながらの手漕ぎの小舟でしたし、漁の方法も、厳しい自然の摂理に張り合うことなく合わせて、いつまでも、うまく自然と共存していけるような、本当に魚の習性を知り尽くした、伝統的な手法で、このように素晴らしい食文化が残されていること自体に、とても感動致しました。
小舟に乗り込みながら、どこまでも美しい清流・四万十川を見渡しますと、遠くに、岩を積み上げている様子が、いくつも目に留まりました。
川漁師暦50年の山崎さんに、それを尋ねますと「あれは、石ぐろ漁といいます。積み上げた岩の隙間に天然うなぎが入り込む習性を利用した、伝統的な漁法ですよ」と、笑顔で教えて下さいました。
そして、「もうひとつの伝統的漁法、柴漬け漁をお見せしましょう」と、山崎さん。勉強不足の私が「えっ!漬物の柴漬けですか(笑)?」と、思わず質問しますと「いや、葉の付いた木の枝を柴といい、それを束ねて川に沈めておくと、天然うなぎが寝床にして、入ってくるんですよ(笑)」とのこと。私は、深く感銘を受け、益々、四万十の地が大好きになりました(笑)。柴漬け漁で獲れた天然うなぎは、生命力に溢れ、シェイプアップされていて、朝日に輝き、とても美しかったです。
この日の漁場は、四万十川河口から10kmほど上流の、新四万十川橋付近でしたので、天然うなぎのほかにも、アカメや黒鯛、ボラ、ナマズなど、新鮮な海の魚と川魚の両方を収穫することが出来ました。特に、アカメは、1m近くある大物で、四万十川の豊かさを、つくづく実感致しました。
漁に同行させて下さり、貴重な体験をさせて頂いた、川漁師の山崎さん、そして、四万十屋の板長・佐田さん、本当に有難う御座いました。心より、御礼を申し上げます。
岩を積み上げる、四万十の伝統的漁法「石ぐろ漁」の風景です。
葉付きの枝を利用する、四万十の伝統的漁法「柴漬け漁」の風景です。
柴に入り込んだ天然うなぎを、大きな網で引き上げます。
伝統的な漁法では、便利な機械等を使わない為、体力勝負になります。
網の中には、元気な天然うなぎが2尾入っていました。
生きている天然うなぎを持つのは、初めてでした(笑)。
1m近い、大きなアカメには、感動致しました。
愛嬌のある、大きなナマズは、ずっしりと重かったです。
川魚の他にも、黒鯛等の海の魚も収穫出来ました。
四万十川の名物、沈下橋にて。
「今年の夏の猛暑は何だったのか?」と思うほど、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが、みなさまは、風邪など引かずに、お元気でお過ごしでしょうか?
信濃毎日新聞に、毎月好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」、10月のメニューは「カボチャと玉葱のソテー(リヨネーズ)」です。
私も修行時代を過ごした、フランス・リヨン地方の伝統的な郷土料理なのですが、ご家庭でも、簡単に出来て、とても美味しい1品ですので、是非、みなさまもお試し下さいませ。
今月も、私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
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10月も中旬になり、日々、秋の深まりが感じられるようになってきましたが、みなさまは如何お過ごしでしょうか?
先日、出張料理の仕事で、風情ある蔵の町、須坂市に伺ったのですが、長野電鉄の須坂駅の構内に、地元の生産者のみなさんが持ち寄った、色取り取りで新鮮な農産物を販売する、無人の青空市場風の売店があるのを発見し、思わず、足を止めて、見入ってしまいました。
新物のリンゴや梨、ブトウなども美味しそうでしたが、なんと言いましても、「カボチャ」の種類の多さにはびっくり致しました。
何しろ、色も、普通の緑色の物から、赤身がかった物、黄色やオレンジ色の物まで、実に沢山あり、形や大きさも、丸い物から長細い物まで、大小さまざまで、とても興味深かったです。「ここは、ヨーロッパの市場かな?」と、錯覚しそうなほどでした(笑)。
今月の末には、ここ数年で根付いてきました「ハロウィン・パーティー」を楽しむ方々もいらっしゃると思いますが、この時にも、お面のようにくりぬいた「カボチャ」が登場致します。世界的にも、「カボチャ」は、秋を代表する食材のひとつなのですね。
今が旬の「カボチャ」には、緑黄色野菜の代表選手として、これから寒くなる時期に、体を、ゆっくりと温めてくれる「自然のエネルギー」が豊富に含まれていますので、特に、冷え性の女性や、育ち盛りのお子さん達には、積極的に食べて頂きたいですね。
夏が旬の食材には、夏の暑さで火照った体を冷やす力があるのと同様に、秋や冬が旬の食材には、外の寒さで冷えた体を温めてくれる力があります。このことからも「旬を大切にすれば、自然と健康でいられる」という、とてもシンプルで、上手く出来た「自然の摂理」の奥深さを改めて実感し、「身近な自然の恵み」、「旬の食材」に感謝の気持ちを込めて、毎日、美味しく頂きたいものですね。
今回のメニューは、とても簡単に出来て、私も大好きな「カボチャと玉葱のソテー」です。
軽く素揚げした「カボチャ」や「じゃが芋」などに、玉葱のソテーを合わせた料理を、フランスでは「リヨネーズ(リヨン風)」と言いますが、私も修行時代を過ごした、フランス・リヨン地方は、玉葱の名産地であると同時に、世界的に有名な「美食の地」であることから、玉葱の美味しいソテーを合わせた料理を「リヨネーズ(リヨン風=美食風)」と言うのだと思います。フランスでは、家庭でもレストランでも、よく食べられている、人気の「定番料理」のひとつであることには、間違いありませんし、私も、修行時代の賄いで、よく作らされました(笑)。
ポイントは、「カボチャ」にしっかりと焼き色が付くまでソテー(素揚げ)することと、「玉葱」も、ゆっくりとソテーして、充分に甘味を引き出すことだけですので、是非、みなさまも「今が旬の美味しいカボチャ」で、お試し下さいませ。
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<材料・2人前>
(A)
・カボチャ(中) 1/4個
・オリーブオイル 大さじ3杯
・塩・胡椒 各少々
(B)
・玉葱(中) 1/2個
・オリーブオイル 大さじ1杯
・塩・胡椒 各少々
(C)
・パセリみじん切り 少々
・白炒りゴマ 少々
<作り方>
①カボチャは、種を取り、厚さ5mmくらいの薄切りにする。
②フライパンにオリーブオイルを入れ、①をきれいな焼き色がつくように焼く。
③仕上げに塩・胡椒を振り、フライパンから取り出しておく。
④玉葱は、厚さ3mmくらいの薄切りにする。
⑤フライパンにオリーブオイルを入れ、④がしんなりするまで炒める。
⑥仕上げに軽く、塩・胡椒を振り、③を加える。
⑦カボチャが崩れないように軽く炒め合わせ、パセリみじん切りと白炒りゴマを仕上げに加える。
とても簡単で美味しい「カボチャと玉葱のソテー(リヨネーズ)」です。
カボチャは、しっかりとキツネ色になるまで焼いて、甘味を引き出します。
私のスタジオでの、自然光を活かした撮影風景です。
お酒のおつまみにもなり、御飯のおかずにもなる、今が旬の1品です。
今週末は、個人の御客様から、ホームパーティーでの出張料理の御依頼を頂き、千葉県山武市に伺いました。
御予約は、有難いことに、1年以上前から頂いていたのですが、その時のリクエストは「有機無農薬の安全な野菜類を中心にして、肉類は一切使わないで下さい。」という、はっきりとしたものでした。
「出来れば、食事は、安全で美味しい物を・・・」と、漠然と思われる方は多いと思うのですが、今回の御客様のように、「食」に対して、しっかりと勉強されており、ぶれない価値観をお持ちになって、リクエストして下さる方は、まだまだ少ないものですから、普段は、私の方に、メニュー内容をお任せ頂きまして、「野菜を30種類位使い、クリーム・バター等の動物性の脂肪を極力控えて、オリーブオイルを隠し味にした、コグレ流のヘルシーな御料理」を作らせて頂いております。
今回のメニューの幾つかを簡単に御説明させて頂きますと、最初の前菜には、「地元産の有機無農薬野菜を15種類と、帆立貝、車海老を使ったテリーヌ」を作らせて頂きました。
15種類の野菜は、下拵えとして、それぞれの美味しさ、歯応えを生かすために、味付けを微妙に変えた和風の出汁で、1種類ずつ別々に煮てあります。つまり、このテリーヌを作る時には、キッチンに15個のお鍋が並ぶということになるのです(笑)。とても手間がかかる1品ですが、それだけに、いつも喜んで頂けるものですから、気が付くと、出張料理を始めた20年前から作り続けている「私のスペシャリテ(自信のある1品)」となっていました。
「もずくの入った、ハマグリの和風スープ」も、評判の良い1品です。ベースは、真鯛風味の和風の出汁で、これ自体も、とても美味しいのですが、さらに、ハマグリの旨味がプラスされますと、「極上の絶品スープ」に変身致します(笑)。もちろん、モズクや長葱、キャベツ等との相性も抜群なのですが、ここに、上質のオリーブオイルを少し加えますと、香りも際立ち、また違った美味しさをお楽しみ頂くことが出来ます。
メインディッシュは、白身魚(鱈)の御料理でしたが、ソースには拘りました。カリフラワーと玉葱を上質のオリーブオイルで炒めて、和風の出汁を少し加え、ピューレ(ペースト)状にした物をベースに、キノコとほうれん草を加えた2色ソースでしたが、クリーム・バターは一切使わずに、カリフラワーの旨味を生かした、本当にシンプルで美味しいソースが完成致しました(笑)。
キッチンでは、御料理しながらも、御客様の反応がとても気になりまして、幾度となく、客席をうかがいましたが「美味しい笑顔と会話」で満ち溢れており、ホッと安心致しました。
帰り際には、素敵なお宅の玄関前で、皆様と記念撮影をさせて頂き、全員でお見送りまでして頂きまして、とても恐縮しましたが、嬉しかったです。また、新しい御料理で、皆様とお会い出来る日を楽しみにしております。
この度は、大切に保存して頂いておりました「15年前の私の新聞記事(朝日新聞のインタビュー)」と、昨年5月「NHKラジオビタミン・ときめきインタビュー」の出演をきっかけに、私の出張料理に声をかけて頂きまして、本当に有難う御座いました。この長きに渡る御縁に、心より御礼を申し上げます。
見晴らしの良い、素敵なキッチンでの盛り付け風景です。
私のスペシャリテ「15種類の野菜と車海老・帆立貝のテリーヌ」です。
オリーブオイルとの相性抜群の「もずくとハマグリの和風スープ」です。
新鮮な鱈は、多目のオリーブオイルで蒸し焼きにします。
カリフラワーとほうれん草、キノコの旨味を生かした御料理です。
明るく開放感のあるお部屋での御食事会でした。
御料理のサービィスから御説明まで、私が致します。
御客様と、玄関前で記念撮影させて頂きました。
夜の街を歩きますと、澄んだ空気に、クリスマスのイルミネーションが輝きを増し、朝晩の冷え込みも一段と厳しくなってきましたが、みなさまは、風邪など引かずに、お元気でお過ごしでしょうか?
信濃毎日新聞に毎月好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」、11月のメニューは「根菜類の煮物入り和風パスタ」です。
「根菜類の和風煮物とパスタ」とは、一見、ミスマッチのように思われるかもしれませんが、実は、ご家庭でも簡単に出来て、とても美味しい1品ですので、是非、みなさまもお試し下さいませ。
今月も、私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
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秋も深まり、「今年の夏の猛暑はなんだったのか?」と思うほど、寒さも厳しくなってきましたが、みなさまはお元気でお過ごしでしょうか?
先月のエッセーでも書かせて頂きましたが、「自然の摂理」というものは、実に上手く出来ていまして、夏が旬の食材には、夏の暑さで火照った体を冷やす力があるのと同様に、秋や冬が旬の食材には、外の寒さで冷えた体を温めてくれる力があります。
つい忘れがちなことですが、「地元産の旬の食材」を有難く大切に頂くことで、いつまでも、みなさまが健康的にお過ごし頂けることを願って、いつもレシピを考えています(笑)。
寒さが厳しくなるにつれ、旨味を増す食材に、大根、人参、ごぼう、レンコン等の「根菜類」があります。今回のレシピでは、それらの「根菜類」を、オリーブオイルを隠し味にした和風の煮物に仕立てたのですが、最後にパスタ(今回は、ペンネというマカロニ)と合わせることで、「根菜類」が苦手な方にも「和洋折衷の新しい味」をお楽しみ頂けるのではないかと思っています(笑)。
パスタといいますと、普通は「イタリアン」、つまり、トマトソースやクリーム系のソースを絡めた御料理をイメージされる方も多いかと思いますが、実は、醤油や味噌などの和風調味料と、オリーブオイルの相性が、物凄く良いために、それらを組み合わせた「和風パスタ」は、付け合せとして加える野菜等の食材を変えていくことで、無限に「美味しいバリエーション」が広がっていきます。実際に、欧米の一流レストランの厨房には、大抵「ソイ・ソース(醤油)」と「オリーブオイル」があり、「エッ!」と思うような、様々なメニューにまで、本当に上手く取り入れられています。
発想を柔軟にすれば、普段、みなさまが食べていらっしゃる「和風の家庭料理」も、オリーブオイルを加えることで、「新しいパスタ料理」になりますので、色々とお試し下さい。
例えば、「すき焼き」や「もつの煮込み」、「ひじきの煮物」、「鯖の味噌煮込み」、「野菜炒め」、「カレー」等にも、オリーブオイルを加えれば、「美味しいパスタソース」になりますし、「具沢山の味噌汁」にオリーブオイルと細めのスパゲッティを加えれば、美味しい「スープパスタ」が出来ます(笑)。みなさまの御家庭でも「新しい和風パスタ」が出来ましたら、是非、教えて下さいね。
最後に、「オリーブオイルの種類のお話」を少しさせて頂きます。日本では、御値段が高めな「エキストラ・バージン・オリーブオイル」と、御値段が安めの「ピュア・オリーブオイル」の2種類があり、前者は「一番搾りで混ざり物、一切無し」、後者は「添加物で化学処理したオイルを混ぜてある」と覚えて下さい。「どちらが健康的で美味しいのか?」と言えば、当然、前者が上質ですし、私は、いつも前者だけを使っていますが、家庭料理では、コスト的なこともありますので、上手く使い分けて頂ければと思います。
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<材料・2人前>
(A)
大根(中) 1/10本 人参(中) 1/2本 レンコン(中) 1/3節 ごぼう 1/4本
(B)
オリーブオイル 大さじ2杯 ごま油 大さじ1杯 醤油 大さじ2杯 味醂 大さじ1杯
日本酒 大さじ1杯 塩・胡椒 各少々
(C)
ペンネ(マカロニ) 70g パセリのみじん切り 少々 白炒りゴマ 少々
<作り方>
①(A)の根菜類は、ごぼう以外は、皮をむき、一口大にカットしてボイルする。
②フライパンに(B)をすべて入れて軽く沸かし、①を加えて、絡ませるように煮る。
③ペンネを湯がき、②に加えて、軽く煮る。
④仕上げに、パセリのみじん切りと白炒りゴマを加える。
サッパリとしていて、とても美味しい「根菜類の煮物入り和風パスタ」です。
私のスタジオでの自然光を生かした撮影風景です。
根菜類は歯応えを大切に、固い物から順番にボイルしておきます。
今が旬の根菜類をたくさん食べて頂きたいですね。
11月18日から21日まで、熊本県天草市五和町に伺い、地元食材とオリーブオイルが主役の料理教室&講演会をさせて頂きました。
きっかけは、今年の4月に頂いた天草市五和支所・地域振興課の大田様からの、お問い合わせに始まりました。
天草市では、温暖な気候と耕作放棄地を活かし、今年度より「オリーブの島づくり」に着手していらっしゃるそうで、今年の春先には、九電工さんが五和町に1600本のオリーブの木を植栽されたとのこと。
そこで、地域のみなさまを対象にして「オリーブオイルの勉強会」をするために、是非とも、私に講師として来て欲しいという、とても有難いお話を頂いたのです。
天草市は、バランスの取れた豊かな自然の中で、優れた食材に恵まれており、以前から訪れたいと思っていましたので、「念願が叶った!」とばかりに、すぐにお受け致しました(笑)。
福岡空港から天草航空のプロペラ機に乗り継ぎ、約30分で快晴の天草空港に到着しますと、出迎えて下さった大田様、同じく地域振興課の西崎様と共に、早速、1.8haもある見晴らしの良い、広大なオリーブ農園に向かいました。
ここの管理を担当されている方にも、色々とお話を伺ったのですが、元々、土壌の性質としましては、オリーブ向きではなかったようです。つまり、水はけも良くなく、酸性質の土地だったということで、排水管を設置したり、アルカリ質のクド石灰をまくなどして、最初は、御苦労の連続だったようですが、その甲斐あって、今では、とても元気に、9種類のオリーブの苗木は生育しておりました。
この辺では、イノシシも出るそうですので、農園の周りには、電気柵を巡らせており、「上質のオリーブを栽培し、守るための準備は万端」といった感じで、オリーブの実が生る、近い将来がとても楽しみになってきました(笑)。
オリーブ農園を視察させて頂いた後には、五和地区の生産者のみなさまのもとに伺い、御挨拶を兼ねて、実際に「目からウロコ」の、優れた食材をたくさん見せて頂きました。
天草での感動の滞在の模様を、数回に分けてレポートさせて頂きます。
福岡空港から天草エアーのプロペラ機で天草空港に向かいました。
日当たりの良い広大な農園で、オリーブは元気に成長しています。
どの品種がこの地に最適なのか観測データーも記録しています。
農園の周囲には、電気柵が張られ、イノシシの侵入を防いでいます。
オリーブ園の視察後には、「天草大王」という地鶏を育てていらっしゃる「公元」の堤田さんにお会いして、実際に鶏舎を見せて頂きながら、色々と「飼育方法のこだわり」を教えて頂きました。
ブロイラーの鶏は、一般的に50日前後で出荷出来るそうですが、堤田さんの「天草大王」は、その約3倍の120-150日間に渡る長期飼育をしていまして、その理由は「鶏は、長く飼えば飼うほど味が出る」と言うのが堤田さんの持論です。
飼育面積も、1㎡当たり3羽以下の薄飼いを実行しており、ゆったりとした環境でストレス無く育てることで、病気にも強くなり、運動によって程好い歯応えの肉質になるそうです。
もちろん、餌にもこだわっており、遺伝子組み換えは排除し、抗生物質の入っていない自然の
粗飼料を与えているそうです。
「天草大王」の、とても可愛らしい「ひよこ」を持たせて頂きました。こんなに小さな「ひよこ」が、手間暇と愛情を注ぐことで、4-5ヶ月後には、立派な親鶏になり、それを我々人間が食するわけですから「(我々人間が)尊い命を頂いて命を繋ぎ、生かして頂いている」ことの意味を、もう一度考え、常に「命ある食材に対する感謝の気持ち」を持つことが大切なのではないでしょうか。
堤田さんとのお話の中で、ふと、そんなことを思いましたが、翌日の料理教室で「天草大王」を、初めて使わせて頂き、そのしみじみとした美味しさに「堤田さんの熱い想い」が伝わってきまして、感激致しました。
これからも「天草大王」を応援させて頂きますので、今後共、宜しくお願い致します。
手間暇と愛情をかけて飼育された熊本の地鶏「天草大王」です。
ゆったりとした環境の鶏舎で「天草大王」は飼育されています。
とても可愛らしい「天草大王」のひよこを持たせて頂きました。
改めて「命を頂いて命を繋いでいること」の意味を考えました。
翌日の料理教室でも「天草大王」を使わせて頂き、大好評でした。
熊本の地鶏「天草大王」の鶏舎の次には、山田さんが経営する「天草元気黒豚の牧場」に伺いました。
五和町御領の鬼の城公園に隣接する山に、その牧場はあるのですが、ほとんど自然の状態で放牧されている黒豚のパワーに最初は、ビックリ致しました(笑)。
まずは、体長1m程の子豚達がぴったりとくっついて昼寝中の洞穴の入口に近づいてみたのですが、人の気配を感じると、すぐに、物凄い勢いで、しかも集団で、砂煙を巻き上げながら、豚舎の中を逃げ回るのです。
そうかと思うと、ある程度大きくなった豚達は、のんびりと池の中で水浴びしていたり、泥を掻き出して作った、自分専用の寝床で爆睡しており、我々が近づいても、ビクともせずに、本当にマイペースで、なんだか羨ましい限りでした(笑)。
一番奥の最も豚舎らしい小屋に近づきますと、そこには、生後間もない、可愛らしい子豚達が、体長2m位ありそうな巨大な親豚達に、優しい眼差しで見守られながら、スヤスヤ眠っており、その風景が、とても微笑ましくて、親子豚の強い絆を実感致しました。
「ところで、餌は、何を食べているのだろう?」と思いましたら、何と、いたる所に置いてある、かなりの量の栗の実やサツマ芋をボリボリとかじっており、山田さんにお聞きしましたら「時々、蒸した玄米も食べさせている」とのこと。
これは、どんぐりを、ある期間だけ食べさせていることで世界的に有名な、スペインのブランド豚<イベリコ>にも「全然負けていないではないか!」と、かなり感激致しました(笑)。
翌日の料理教室では、スライスした黒豚肉をしゃぶしゃぶのように軽く湯がき、オリーブオイルと醤油を絡ませてみたのですが、これが、本当に美味しかったです。<イベリコ豚>に負けていませんでした。
山田さん、これからも「安全・安心で美味しい黒豚」を宜しくお願い致します。
私も微力ながら「天草元気黒豚」のPRをさせて頂きます。
「天草元気黒豚牧場」を経営されている山田豊喜さんと御一緒に。
自然な状態でのんびり生きている「天草元気黒豚」です。
牧場内の池で水浴びを楽しむ「天草元気黒豚」です。
餌には、地元産の栗の実やサツマ芋、時々蒸した玄米も。
屋根付きの豚小屋で、親豚に守られて眠る子豚達です。
料理教室では、スライスした黒豚のロースをしゃぶしゃぶ風にしました。
オリーブオイルと醤油を絡ませた「天草元気黒豚」は、とても美味しかったです。
山田さんの「天草元気黒豚牧場」の次に伺ったのが、山﨑保さんのデコポン農園でした。
早速、見事なデコポンを試食させて頂きましたが、「今まで私が食べてきたデコポンは何だったのだろうか?」と思うほど、皮は薄くて、果実は大粒、皮をむいた瞬間に良い香りが、あたり一面に広がり、本当に美味しくて、まさに「目からウロコ」でした(笑)。
この優れもののデコポンは、このまま食べるのが一番良いとは思ったのですが、この自然の甘味、旨味を活かし、砂糖は一切使わないで、何かヘルシーなスイーツは出来ないものかと考えてみました。
そして、地元の食料品店を巡っているうちに、突然ひらめいたのが「コッパ(地元産の干し芋)とデコポンのオリーブオイル焼き」です(笑)。
コッパは、こちらでは、蒸してお餅に混ぜたりするようですが、私は、なるべく手間をかけずにシン
プルに作ろうと思い、コッパの下拵えは、形が崩れないように、薄めの和風出汁で軽く煮るだけにしました。
実は、この和風出汁がポイントなのですが、もちろん、甘くない、おでんや煮物に使うような普通の出汁を用意します。その醤油ベースの塩加減を含んだコッパとデコポンの甘味、オリーブオイルのコクが見事に融合して、極上のスイーツが出来る・・・(笑)。これが、私の計算でしたが、砂糖を一切使わずに、思った通りの美味しくてヘルシーなスイーツが完成致しました。
天草滞在の最終日に開催されました講演会でも、参加者のみなさまに試食して頂きましたが、大好評で、とても嬉しかったです。
その他には、デコポンやユズ等の柑橘類の絞り汁とオリーブオイルを1対3で合わせれば、簡単に、美味しいドレッシングが出来ることも実演させて頂きましたが、その際には、空のペットボトルを使うと、道具が少なくて、しかも、保存にも便利だという「プロの裏ワザ」も御披露させて頂きました(笑)。
今回のデコポンのように、優れた食材に出会いますと、創造意欲が掻き立てられまして、色々なアイディアが浮かぶものだということが、よく分りました。
デコポン生産に携わっていらっしゃる山﨑さんをはじめ、生産者のみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に、素晴らしい機会を有難う御座いました。
素晴らしいデコポンの生産者、山﨑保さんと記念の1枚です。
皮は薄く、果実は大粒で香り豊かな、美味しいデコポンです。
砂糖不使用のヘルシースイーツ「コッパとデコポンのオリーブオイル焼き」です。
コッパ(干し芋)は、薄めの和風出汁で軽く煮ておくのがポイントです。
コッパの上にデコポンの薄切りを乗せ、オリーブオイルをかけて焼きます。
お手伝いのみなさんに、手際良く盛り分けて頂きました。
ペットボトルを使った、簡単で美味しい柑橘系ドレッシング作りの実演中です。
オリーブオイルと柑橘系ジュースを3対1で合わせるだけで美味しいドレッシングの完成です。
山﨑保さんの「デコポン農園」の次に伺ったのは、美味しい「柚子胡椒」を手作りしていらっしゃる加工グループ「芹生の杜」鳥羽瀬さんの工房でした。
早速、手作りの「柚子胡椒」を見せて頂きましたが、グリーン色がとても鮮やかで、フタを開けますと、柚子のフレッシュな香りが立ち上り、それは、今までの柚子胡椒のイメージとは、まったく違うものでした。じっくり時間をかけて天日干しした天然塩と柚子の絞り汁、青唐辛子だけが原料なのですが、「生きている感じ」とでも言うべきなのでしょうか、「柚子胡椒」からにじみ出る力強さが感じられて、とても感動致しました。
もちろん、試食もさせて頂きましたが、辛味の中に旨味、コクが感じられて、しみじみと美味しく、まさに「目からウロコ」でした(笑)。
翌日の料理教室では、天然ブリのお刺身に、この柚子胡椒を塗り、オリーブオイルをかけた「カルパッチョ」を実演させて頂きましたが、こちらも大好評で、とても嬉しかったです。
「芹生の杜」で生産に携わっていらっしゃるみなさま、本当に美味しい柚子胡椒を有難う御座いました。これからも、是非、この品質を維持出来ますように、手間暇を惜しまずに頑張って下さい。
私も、微力ながら、応援させて頂きます。
上質な柚子胡椒を手作りしている工房「芹生の杜」に伺いました。
出来立ての柚子胡椒が入っている大瓶を見せて頂きました。
フタを開けますと、新鮮な柚子の香りが部屋中に広がりました。
時間をかけて海水を天日干しした天然塩が味の決め手かもしれません。
美味しい柚子胡椒の小売用の小瓶です。
ブリの刺身に柚子胡椒を塗り、オリーブオイルをかければ「カルパッチョ」の完成です。
背の青い魚と柚子胡椒、オリーブオイルの相性は抜群です。
天草市五和町では、9月1日から12月31日まで「アワビ祭り」が開催されているということを事前に教えて頂いておりましたので、「アワビ」は、最も興味のある食材のひとつでした。
二江の美しい海で「アワビの養殖」をされている中元さんの船に伺い、生簀から上がったばかりの「アワビ」を見せて頂きましたが、あまりの元気の良さに一瞬たじろいでいますと、中元さんの方から笑顔で「丸かじりしてみますか?」との有難いお言葉を頂きました。
「丸かじり」なんて贅沢なことは、今までしたことがありませんでしたが、近くに水道があるわけでもなく、このまま、洗わずに食べることを考えますと、「大丈夫かな?」とも思いましたが、こんなチャンスはめったにありませんから、喜んで「丸かじり」させて頂きました(笑)。
私の中で、「養殖アワビは固い物」というイメージがあったのですが、このアワビは、食べていて心地よい弾力を持ちながらも、まったく固くないのです。海水の塩加減も絶妙のハーモニーで、こんなに美味しい「アワビ」を食べたことはありませんでしたので、その理由を中元さんにお聞きしますと、やはり「環境、餌の違いによる」ことが分りました。「この養殖アワビ」でしたら、天然物にも全然負けていませんし、育った環境次第で、こんなにも美味しくなることがわかり、ここでも私は「目からウロコ」でした(笑)。
翌日の料理教室では、お手伝いのみなさんに手際良く、アワビの下処理をして頂き、身の方は、大勢のみなさんでも試食して頂ける様にスライスしまして、軽くボイルしておきました。
深緑色が鮮やかな「肝」は、ザル漉しして、ペースト状にしてから、醤油少々と煮切った味醂、オリーブオイルを加えて、ソースを作り、最後にアワビの身と合わせました。とてもふくよかな味わいで、オリーブオイルを入れて炊いた玄米御飯とも良く合い、美味しかったですね。
中元さん、本当に美味しいアワビを御提供して下さり、有難う御座いました。「アワビ丸かじり」の醍醐味は、一生忘れません(笑)。
年末まで、「秋の天草アワビ祭り」は開催されています。
天然物に負けてない「養殖アワビ」を持ってポーズです(笑)。
生命力の強い、中元さんが育てた「養殖アワビ」です。
とても贅沢な「活けアワビの丸かじり」は、最高の味わいでした。
アワビ漁師の中元公広さんと記念の1枚です。
二江のきれいな海で、天然物に近い環境で養殖されているアワビの生簀です。
お手伝いのみなさんには、さすがに慣れた手つきで下拵えしてもらいました。
裏漉したアワビの肝と、スライスして軽くボイルしたアワビの身です。
アワビの肝には、オリーブオイルを加えて、特製ソースを作りました。
特製ソースとアワビの身を合わせているところです。
「アワビの特製肝入りオリーブオイルソース和え」です。
天草市五和町、通詞島の美しい海岸沿いに「完全天日干しで上質な天然塩を、昔ながらの伝統的手法にこだわって作っていらっしゃる方がいる」という情報を頂きまして、早速、伺いました。
自然食品研究会の木口孝さんが、その方なのですが、色々と塩にまつわるお話をお聞きしていきますと、木口さんの「天然塩にかける熱い想い」が、ひしひしと伝わってきまして、とても感激致しました。
「完全天日干し塩」の作り方を簡単に御説明致しますと、まずは、工房の目の前にある、とてもきれいな早崎海峡の海水をポンプで汲み上げるところからスタート致します。
工房の敷地内には、丸太を組み上げて作った、相当に年季の入った、迫力のあるヤグラがありまして、そこにネットをかけて、海水を循環させることで、徐々に濃度の濃い塩水(カンスイ)にしていきます。温泉に例えて言うならば、「湯の華」を採るための長い水路「湯畑」のようなものでしょうか。
「カンスイ」が出来ましたら、ヤグラのとなりにあるハウスの中の結晶棚に移され、あとは、太陽光によって、塩が結晶化するのを待つだけです。夏場の日差しで2-3週間、冬場では、1-2ヶ月かかるそうですが、時間をかけた分だけ、まろやかでミネラル豊富な美味しい塩になるわけです。
ヨーロッパ的な発想で言うならば、これは、まさしく「スローフードの極み」ですね。木口さんの天然塩は、大きめの粒ひとつひとつが、とても美しく輝いており、今までの天然塩のイメージが変わるほどの美味しさに衝撃を受けました(笑)。
帰り際には、この美味しい塩で作った「塩アイス」も頂きました。ミルクベースの塩アイスに、さらに塩をまぶして頂きますと、至福の高級アイスクリームに変身致します(笑)。みなさまも、天草に行くことがありましたら、是非とも、お試し下さいませ。
木口さんに頂いた天然塩を翌日の料理教室でも使わせて頂きましたが、オリーブオイルとの相性も抜群で、ドレッシングソースや、和風出汁、スープの味にも、自然なコク、深みが増しました。
手間暇がかかり、大変な作業の連続だとは思いますが、木口さんには、この伝統的手法による天然塩を守り続けて頂き、次の世代にうまく引き継いで頂きたいと思っておりますし、私自身も、微力ながら、精一杯応援させて頂きます。なぜならば、「良い塩は、生命の源」であり、「命をつなぐために無くてはならない大切な物」だと思うからです。
これからも、木口さんには、塩に関する様々なことを学ばせて頂きたいと思っております。この度は、お世話になりまして、本当に有難う御座いました。この御縁に、心より御礼を申し上げます。
木口さんの工房は、五和町通詞島の海岸沿いにあります。
木口孝さんと御一緒に、出来立ての美味しい天然塩を持って。
早崎海峡のきれいな海水を汲み上げて、天然塩作りはスタートします。
丸太を組み上げて作ったヤグラにネットを張り、カンスイを作ります。
ハウスの中で、太陽光の力を借り、ゆっくりと塩を結晶化させます。
結晶化して美しく輝く、完全天日干しの天然塩です。
地元産「塩アイス」に天然塩をまぶすと、至福の美味しさになります(笑)。
木口さんの天然塩の工房に近い、五和町通詞島の美しい海岸沿いを歩いていましたら、丁度、潮が引いた岩場に、地元の人達が、次々に下りて行き、しゃがんで作業をしている姿を目にしました。
好奇心旺盛な私は、もちろん岩場に下りて行き、何をしているのかお尋ね致しますと「小さな天然の牡蠣を採っている」とのこと。岩場に目を凝らしますと、確かに、小さな牡蠣の殻が、たくさんへばりついているのです。
「これは、私もやりたい!」と、即座に思い、殻を開けるための斧(オノ)をお借りして、小さな牡蠣の殻を開け始めたのですが、これが、かなりの重労働でした(笑)。何しろ、牡蠣の身は、アサリくらいの大きさしかありませんでしたので、それなりの量をとるには、かなりの根気が必要です。
それでも、私は頑張りまして(笑)、自分ひとりが食べられるくらいの量を収穫し、醤油とオリーブオイルをかけて食べてみたのですが、とても滋味深く、地元産の焼酎との相性も抜群でした(笑)。
天草市五和町は、本当にいたる所に、何気なく、優れた食材があり、私にとりましては「食材の宝島」にいるようで、益々、天草の大ファンになりました(笑)。
岩場に張り付いた「天然牡蠣」の収穫は、初めての経験でした。
小さい殻を開けるのは、かなり大変でしたが、楽しかったです。
殻は小さくても、中の身は、香り高く、ふっくらとしていました。
夢中になって頑張り、これだけ収穫出来ました。
天然の牡蠣と醤油、オリーブオイルの相性は、抜群でした。
オリーブオイルと相性の良い醤油を求めて、五和町鬼池にある名門醸造元「池崎しょうゆ」さんに伺いました。
こちらは、地元で100年以上続く、老舗の醤油醸造所でして、今回、説明して下さった製造部主任の池嵜謙五さんが5代目にあたるそうです。
早速、蔵の中を見せて頂きますと、年代物の熟成樽があったり、丸太の柱には、酵母菌が付いていたりして、醤油作りの歴史の重みが、ヒシヒシと伝わってきました。
味のベースとなる「もろみ」も、樽から直接、試食させて頂きましたが、滋味深く、とても美味しかったです。
醤油は、「うすくち」、「こいくち」、「さしみ用」の3種類を用意して頂き、それぞれ鯛のお刺身に浸けて食べさせて頂きましたが、オリーブオイルとの相性が良いことは、すぐに分かりました。
翌日の料理教室でも、これらの醤油は、大活躍致しました(笑)。例えば、醤油とオリーブオイルを同割り(1対1)で合わせた物を用意しておき、白身魚のお刺身や豆腐、白菜の浅漬け、ゴボウや大根の煮物、しゃぶしゃぶポーク等にかけて試食して頂きましたが、参加して頂いたみなさんからは、大絶賛して頂きまして、謙五さんも、とても嬉しそうでした。
このように、みなさんが笑顔になれる空間に、いつも立ち会える私は、本当に幸せ者だと思いますし、この「笑顔の輪」を、これからも<食>を通して、世界中に広げて行きたいと思っております。
御協力して下さった「池崎しょうゆ」のみなさま、本当に有難う御座いました。今後共、宜しくお願い致します。
「池崎しょうゆ」さんの暖簾(のれん)の前で記念の1枚です。
醸造蔵の中には、歴史を感じさせる熟成用の木樽もありました。
醤油の味の基本となる「もろみ」が入った木桶(おけ)です。
酵母菌が付いた丸太の柱からも、醤油作りの歴史が感じられます。
3種類の美味しい醤油ともろみを、お刺身に浸けて試食させて頂きました。
豆腐と醤油、オリーブオイルの相性は、抜群です。
鯛のお刺身には、山葵醤油とオリーブオイルをかけました。
天草市五和町滞在の最終日(11月21日)には、コミュニティーセンターの大ホールで「地元天草の食材が主役の和風オリーブオイルクッキングでヘルシーに!」と題した講演会が開催されました。
実は、この日は、地元での大イベント「天草マラソン大会」と重なっておりましたので、そちらに借り出された方も多く、主催者の皆様も「小暮先生には申し訳ありませんが、30-40人集まるかどうか、微妙なところです・・・」と、数日前から大変に恐縮されていました。
私としましては、たとえ数人でも、来て下さった方々に大満足して頂き、その方々のクチコミで、次に繋がるように全力投球するだけですから、まったく気にしてはいませんでしたが、やはり、講演会の当日になりますと、入場者数が気になり、何度も、ソワソワしながら、会場を覗いてしまいました(笑)。
そんな時でも、大ホールから少し離れたキッチンでは、お手伝いのみなさんが本当に手際良く、前日の料理教室で実演させて頂いた料理を忠実に再現して下さり、どんどん御試食用の盛り付けが進んでおりまして、アッと言う間に、40食分の準備が終了していました。「素晴らしい!」ですね(笑)。
ちなみに、御試食用メニューは、かなり豪華版に致しました。何しろ、マラソン大会にはタッチせずに、こちらを優先して来て下さる「数少ない、本当に有難いみなさま」なのですから、それなりの恩返しをしなければいけませんよね・・・(笑)。「ブリのカルパッチョ」、「大根とゴボウの煮物」、「白菜の浅漬け」、「冷奴」、「玄米おにぎり」、「デコポンとコッパのスイーツ」、「焼き立てのパケット」・・・・。これらすべてに、コグレお薦めの世界№1極上オリーブオイルをかけて食べて頂く・・・。「凄いですよね!(笑)」
開演まで、まだ少しの時間がありましたので、余裕で、お手伝いのみなさんと記念撮影したり、著書にサインしたりしていたのですが、開演直前になって、流れが急変してきました(笑)。
主催者の方がキッチンに駆け込んで来るやいなや「小暮先生、大変です!100人を越えそうな勢いです!テーブルも足りないし・・・!」と、かなり慌てていらしたので、盛り付けの追加に関しましては、前日にお会いしたばかりのお手伝いのみなさんを全面的に信頼して、お任せし、私は会場内のテーブル設営にまわりました(笑)。
実は、今回、お手伝いして頂いた方々は、普段から、手作りで美味しい「お惣菜やお弁当」を作っていらっしゃる「加工グループ」のみなさんでしたので、いわば立派なプロですから、本当に助かりました。「頼もしかったです!(笑)」
これから全国で開催される「食のイベント」に、アシスタントとして一緒に回って頂きたいくらいですね(笑)。
遅れて来られたみなさまの中には、楽しみにしていらした御試食が、まったく無かった方もいらしたようで、多目に用意していなかったことを、かなり悔やみましたが、是非とも、次回に御期待して頂けましたら幸いです。
講演会では、天草の豊かで上質な食材の活用方法のお話から、世界の食文化のお話まで、実に様々な話題で、楽しくお話させて頂きまして、アッと言う間の100分間でしたね。しかも、講演会の最後には「私を天草市五和町の名誉町民にして下さい!」などと、かなり調子に乗ってしまい、拍手喝采を頂きましたが、それだけ、天草市五和町は、私にとりましても「魅力的な町である」ということですので、今後とも、宜しくお願い致します。
講演会が終了し、天草空港に向かう途中で、遅めの昼食として、野菜がたっぷりの「ちゃんぽん」を頂いたのですが、とてもサッパリとしていて美味しかったです。「天草市のちゃんぽんも、かなり有名」とのことですので、次回は、是非「ちゃんぽんに合うオリーブソース」の開発もさせて下さい(笑)。
夢は、どんどん広がりますが、主催者のみなさま、今回は、大変に貴重な御縁を頂きまして、本当に有難う御座いました。心より御礼を申し上げます。
オリーブカラーの講演会のポスターを、町の各所に貼って頂きました。
講演会場となった五和町コミュニティーセンターの入口にて。
演題をバックに、お気に入りのオリーブオイルを持って。
オリーブオイル入りの玄米御飯も美味しく炊けました。
御試食用の盛り付けも、本当に手際良くして頂きました。
オリーブオイルが主役のかなり豪華な御試食メニューです。
お手伝いして下さった「加工グループ」のみなさんと記念の1枚です。
予想以上に多くのみなさまに御参加頂き、有難かったです。
「和風オリーブオイルクッキング」の御試食も大好評でした。
講演終了後には、オイルと著書を多くのみなさまに買って頂きました。
次回は、是非「ちゃんぽんに合うオリーブソース」の開発もさせて下さい(笑)
「自遊人」1月号の撮影で伺った新潟県南魚沼市では、農業生産法人「自遊人」が管理していらっしゃる「自遊田」で、稲刈りも体験させて頂きました。
我々は、簡単に「有機栽培」という言葉を使いますが、実際に現地に伺ってみますと、本当に管理が大変で、雑草だらけで収穫が見込めない有機栽培の田んぼも幾つかあり、いかに有機栽培は手がかかり、雑草や害虫との闘いであるかが、身に沁みてよく分りました。
でも、自然の中で、爽やかな風を肌で感じながら、土と水に触れられるのは、素晴らしいことだと思います。やはり、人間は「自然の摂理」の中で、自然の抱擁力に包まれながら、「生かせて頂いている」ことを改めて実感致しますし、自然の中で、夢中になって作業していますと、なんともいえない安心感、心地良さが感じられ、気持ちもポジティブになってゆくような気が致します。
最近も「米の価格が下落して、国内の生産者の方々を苦しめている」というニュースを耳にしましたが、これには、本当に心が痛みます。
「稲作」は、私達の御先祖様が残して下さった「大切な日本の食文化」であり、「日本人が命を繋いで行くうえで、無くてはならないもの」ですので、私自身、微力ではありますが、これからも生産者のみなさまを応援させて頂きたいと思っておりますし、世界中に向けても、日本の食文化の素晴らしさを、さらにPRして行きたいと思っております。
今回の貴重な体験をさせて下さった、日頃からお世話になっております「自遊人」の編集長・岩佐様、そして副編集長の西澤様、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
お土産に頂いたお米も、とても美味しく、アッと言う間に頂きました(笑)。
初めての「稲刈り」体験は、とても楽しかったです(笑)。
黄金色に輝く稲穂は、とても美しかったです。
稲を束ねる作業にも、段々慣れてきました(笑)。
右から「自遊人」編集長の岩佐様、私、副編集長の西澤様です。
手間はかかりますが、1-2週間ほど「かけ干し」すると、お米の旨味がアップ致します。
「自遊人」スタッフの方々が作って下さった「銀シャリおにぎり」も最高でした。
12月24日に、銀座にあり、外国人観光客に人気の老舗旅館「銀座吉水」さんを会場にした「トークイベント」が開催されました。
テーマは「いのちをいただく」でして、進行役は「NHKラジオビタミン」でもお馴染みの人気アナウンサー・村上信夫さんなのですが、村上さんは、明治学院大学の大先輩でもありまして、とても尊敬しており、日頃から大変にお世話になっております。
私が、昨年5月27日に番組内のインタビューコーナー「ときめきインタビュー」に生出演させて頂いた時も、全国のリスナーのみなさまからの好反響が、想像を絶するほど大きく、改めて「ラジオの持つ力」の凄さ、素晴らしさを実感させて頂きましたが、今回も、御予約の早い段階でキャンセル待ちが出るほどの大盛況になり、本当に有難く、感激致しました。
50名様を越える御客様でぎっしり埋まった地下の会場では、まずは、村上さんのクリスマスをテーマにした絵本の朗読からスタート致しました。村上さんの、心根に染み入るような朗読は、何度聞いても素晴らしく、御客様も、いきなり大満足の御様子でした。
その後「コグレサンタの登場です!」という、村上さんのかけ声と共に私が客席後方から登場しますと、大きな拍手が会場中に響き渡り、トークショーがスタート致しました。「出張料理の面白いエピソード」から「食育のお話」、「海外の食文化やオリーブオイルのお話」、「将来の夢や目標のお話」まで、いつものように熱く語らせて頂きましたが、途中で、私が、一切の砂糖を使わずに作った「リンゴのオリーブオイル焼き」をサプライズメニューとしてお出ししますと、「自然の甘味でとても美味しいです!」という歓声もあがり、一気に美味しい笑顔に包まれて、和やかな雰囲気の中での本当に楽しいトークショーになりました。
後日、数人の御客様から頂いた、御礼の御葉書やメールで分ったのですが、岡山県をはじめ、遠方からお越し下さった御客様も多く、「精一杯、頑張ってよかった!」と、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
最後には、いらして下さった御客様全員に、感謝の気持ちを込め、私お薦めのオリーブオイルと、直筆メッセージ入りの記念のカードを直接お渡しさせて頂きましたが、多くのみなさまから「今日は、最高に楽しかったです!」とか「素敵なクリスマスプレゼントです!」と言って頂き、とても嬉しかったです。
お忙しい年の瀬にお越し下さったみなさま、そして、記念すべき日に声をかけて下さった村上さんに、重ね重ね、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
どうぞ、みなさま良い御年を御迎え下さいませ。
外国人に人気の老舗旅館「銀座吉水」さんでのトークイベントでした。
キャンセル待ちが出るほど大勢のみなさまにお越し頂き大盛況でした。
村上信夫さんの司会・進行は絶妙で、つい本音で喋ってしまいます(笑)。
90分間がアッという間の、笑顔が絶えない、とても楽しいトークショーでした。
トークショー終了後の、満足感漂う(笑)、貴重なツーショット写真です。
サプライズメニューの「りんごとアンズのオリーブオイル焼き」も好評でした。
プレゼントに御用意させて頂いた、私お薦めのオリーブオイルとカードです。
御化粧品としても最高級のトルコ産エキストラバージンオリーブオイルです。
新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
昨年の夏、日中の気温が45℃を越える猛暑のイスラエルを訪れました。その目的は、2000年以上の年月を生き続けており、世界中の人々から「永遠の命の象徴」として崇められているオリーブの木々が、イスラエルの「聖地・エルサレム」にあることを知り、何としても、そのオーラを肌で感じてみたかったからなのですが、イエス・キリストの足跡が数多く残され、クリスチャンやユダヤ教徒にとって最も神聖な場所のひとつである「オリーブ山」の麓に、その「永遠の命の象徴」を見つけることが出来ました。
直径がおそらく2m以上はありそうなオリーブの巨木の幹の割れ目の中からは、新しい生命力がみなぎっている太い枝が、何本も出ており、2000年という過酷な時間を生き抜いてきた力強さやオーラといったものが、ひしひしと感じられ、本当に心の奥底から感動致しました。
そして、我々人間は、決して自分ひとりの力で生きているのではなく、「尊い命を頂いて、命を繋がせて頂いている」という「自然の摂理の尊さ」にも想いを馳せました。
世の中が、どんどん便利になり、様々な情報が錯綜するなかで、少なくとも、将来の健康を左右する<食>の部分だけは、効率性や便利さに妥協することなく、強い意思を持って、我々の御先祖様が遺して下さった伝統的食文化の「原点」に戻り、「その原点とは何なのか」を、将来を担う全国の子供達に分り易く伝えて行きたいと思っておりますし、<伝統的な食>を通した「地域活性化」を、各地で実現して行くことが、本当の意味での「心豊かな社会の実現」に繋がって行く近道だと思っておりますので、今年も、さらに全国を飛び回らせて頂きまして、各地で地道に頑張って下さっている生産者のみなさまに<勇気と希望>を持って頂けるような、「具体的で発展性のあるアドバイス」をさせて頂けるように、精一杯努力して行きたいと思っております。
メディア等のインタビューでも、必ず、最後に申し上げるのですが、私の究極の夢は、「食を通した世界平和の実現」です。
この夢を実現させるための第一歩としましては、今や世界中から注目されている「ヘルシーな日本の伝統的食文化の素晴らしさ」を、我々日本人が自覚して実践することが、まず大切で、流行に左右されることなく、しっかりと足元を固めながら、「日本の伝統的食生活を続けていると、こんなに健康でいられますよ!」、「外国人のみなさんも如何ですか!」と、自信を持って紹介して行くことが出来たなら「食を通した世界平和の実現」も、そう遠い日ではないと思うのですが、みなさまは、どう思われますか(笑)。
重ね重ね、今年も宜しくお願い致します。
エルサレムの苛酷な環境の中でも、生命力に溢れ、生き続けている「永遠の命の象徴」、樹齢2000年以上のオリーブの巨木の前で、そのオーラを肌で感じながら「命」について考えました。
小雪の舞う2月11日に埼玉県蕨市民会館に伺い、NHK総合第1ラジオの超人気・祝日特集番組「鎌田實・いのちの対話」にゲスト出演させて頂きました。
年に4回、祝日に全国各地からの公開生放送で実施されております、この番組は、午前9時から3時間の長時間イベントであるにも関わらず、毎回、遠方から楽しみにしていらっしゃるファンのみなさまも多く、往復葉書で入場整理券を手に入れるための競争率も、かなり高いようです。
この日も、九州や東北地方をはじめ、全国各地からお越し頂き、前泊までして、開場時間のかなり前から、期待感を膨らませ、寒さに耐えながら、お並び頂いた御客様も、大勢いらっしゃいました。
私は、指示されておりました楽屋口から会場入りする前に、一般入口に回り、その様子をしっかりと目に焼きつけまして「今日も、全力トークで、みなさまに存分に楽しんで頂こう!」と、気持ちを高ぶらせておりました(笑)。
今回のテーマは「いのちを頂く」ということで、ゲストは「お弁当の日」提唱者の竹下和男先生、「野菜スイーツ」の柿沢安耶さん、そして、特別ゲストは「サックス奏者」であり、「ミジンコ研究者」でもある坂田明さんでした。
リハーサルを簡単に済ませ、楽屋でおむすびの朝食を頂いて、出演されるみなさんと雑談していましたら、本番直前になって、スタッフの方々が、慌しく、次々にアンケート用紙の束を持って、駆け込んでくるのです。このアンケートは、御来場されたみなさま全員に書いて頂いたものなのですが、その内容は、「お弁当の思い出」と「人生最後に食べたい物」でして、本番ぎりぎりまで、進行役の村上信夫さんが目を通し、ユニークなコメントを、笑顔でピックアップしておりました。
普段から、私は、番組出演、講演会等、マイクを持って、大勢の前でしゃべることには慣れておりますので、何百人の前でも、あまり緊張することは無いのですが、実は、この日は、内心ハラハラドキドキでした(笑)。
なぜかと言いますと、本番では、一応、台本もあったのですが、ほとんどがアドリブの連続でして、村上さんや鎌田先生から、何の話題を振られてもいいように、常に心の準備をして、備えていたのです(笑)。
3時間といいますと、かなり長いように思われるかもしれませんが、本番が始まりますと、アッという間でして、会場のみなさまや全国のリスナーのみなさまとの、楽しいやり取りもありましたので、ゲストひとりあたりの持ち時間は、わずか20分弱と短く、その短い会話の中に「どうしたらインパクトを持たせられるか」を、本番中、ずっと考えていました(笑)。プロ野球に例えて言うならば、常に一発での結果を求められる「ピンチヒッターの心境」でしょうか(笑)。
私のコーナーでは、2009年に入院し、大変にお世話になりました東北大学医学部の斎木先生から番組宛に送って頂いた、心温まる手書きのFAXも、村上さんから御紹介して頂きました。
斎木先生、お忙しい中、番組を聴いて頂き、本当に有難う御座いました。心より御礼を申し上げます。
番組終了後には、普段辛口の村上さんや鎌田先生から「今日の小暮君のコメントは冴えていたね!」と、お褒めの言葉を頂き、ホッとしたのと同時に、とても嬉しかったですね(笑)。
「これだから、ラジオはやめられません(笑)!」
番組の前日までは、香川県高松市で、宝飾展のお持て成しの御料理を作らせて頂いており、埼玉県での番組終了後には、すぐに羽田空港に直行して、家庭料理コンテストの審査委員をさせて頂くために、熊本県天草市に向かったのですが、そこでお会いしたみなさまからも「ラジオを聴きましたよ、感動しました!」とか「食の大切を実感させてくれて有難う!」といった、とても有難いお言葉をたくさん頂きました。
そして、番組が終わって2週間が過ぎた今でも、全国のみなさまから、御礼のメールやFAXが届いておりまして、「ラジオを通して、全国のみなさまと繋がっていること」を、改めて実感しております。
この素晴らしい御縁を下さったNHKの村上さんはじめ、スタッフのみなさま、そして鎌田實先生、共演して下さった竹下先生、柿沢さん、本当に素敵な感動を有難う御座いました。目の前で聴かせて頂いた坂田さんのサックスも最高で、感激致しました。
番組のエンディングでも申し上げましたが、私の究極の目標は「食を通した世界平和」です。この番組で頂いた感動をエネルギーにして、これからも目標実現のために頑張りますので、宜しくお願い致します。
小雪舞う埼玉県蕨市民会館での「いのちの対話」公開生放送でした。
本番直前、リラックスした雰囲気の中でのリハーサル風景です。
ステージ上に放送機材を置いて、スタジオさながらの臨場感の演出です。
坂田さんの演奏と共に、鎌田先生の「いのちの朗読」、リハーサル中です。
本番直前の控え室で、出演者全員の記念の1枚です。
念願叶ってお会い出来た鎌田實先生との貴重なツーショットです。
本番直前まで、会場からのアンケートをチェックする村上さんと柿沢さんです。
寒さ厳しい中、全国から大勢のみなさまにお越し頂き、感激致しました。
村上さんの進行で、温かい雰囲気の中、テンポ良く番組は進められました。
台本はあっても、殆どがアドリブで、急に振られる質問には、ドキドキでした(笑)。
会場のみなさまとのやり取りも、ラジオらしくて興味深く、楽しかったです。
限られた時間の中、短いコメントの一言ずつに、熱い気持ちを込めました。
4月2日に、船橋市アンデルセン公園・子供美術館内のキッチンで「春の子供クッキング教室」が開催されました。
私が講師として伺うのは、今回で2回目(前回は2009年4月)なのですが、2年ぶりに参加して下さったお子さん達も多く、とても嬉しかったです。それにしても、お子さん達の成長は、早いものですね(笑)。
今回のメニューは、春らしく「菜花のミモザ風サラダ」と「春キャベツと桜海老の和風パスタ」の2品にさせて頂いたのですが、参加して下さった18名のお子さん達は、6才から12才と、かなり年齢(技量)の幅があるため、「みなさんが楽しく作れるメニュー」を考えるのに、実は、かなりの時間を要しました(笑)。
実際の各テーブルでは、年上のお兄ちゃん、お姉ちゃん達が、とても楽しそうに、年下のお子さん達に優しく教えている場面もあり、見ていて、とても微笑ましかったです(笑)。
それにしましても、今回、参加して下さったお子さん達の「目の輝き」、「真剣さ」には、感激致しました。
最初の私のデモンストレーションの時にも、お子さん達は、遠慮することなく、テーブルの周りを取り囲み、私のすべての動きを、1つも漏らすことなく脳裏に焼け付けようと、真剣な眼差しを注いで下さり、その目の輝きに、私の方が圧倒されそうになりながら、相手がお子さんであることを忘れて、全身全霊を込め、全力で御指導させて頂きました(笑)。
あとで館長さんにお聞きしましたら、今回の予約申し込みは、受付開始と同時に、アッと言う間に埋まってしまい、キャンセル待ちも多かったそうでして、感謝、感謝、とても有難いですね。
「菜花」といいますと、私が「情熱大陸」の番組内で、学校給食のメニュー作りの際に、どのようにして子供達に食べてもらうか、試行錯誤するシーンがありましたが、今回の「菜花」は、美術館の職員の方が、御自身の家庭菜園で栽培されている新鮮なものを御提供して頂きました。
生で食べても、とても美味しい「菜花」でしたが、周りで見学されていた、ある親御さんから、突然、「野菜嫌いなウチの子が、2品とも完食しました!」と、興奮気味におっしゃって頂きまして、会場全体が、微笑ましい笑顔でいっぱいになり、とても素敵な「クッキング教室」となりました。
今回の簡単なレシピも御紹介させて頂きます。
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菜花のミモザ風サラダ
<材料・4人分>
(A)
菜花 8-12本 ゆで卵 3個 白炒りゴマ 大さじ2杯
(B)
マヨネーズ 大さじ3杯 ケチャップ 大さじ1杯 醤油 小さじ1杯
<作り方>
①菜花は、2-3等分に切り、ボイルしておく。
②卵は12分ボイルの固ゆでにして、粗刻みする。
③(B)を合わせてソースをつくる。固ければ、水少々で伸ばす。
④皿に菜花を盛り、③のソースをかけてから②の卵と白炒りゴマを散らす。
・菜花が無ければ、ブロッコリーで代用致します。
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春キャベツと桜海老の和風パスタ
<材料・4人分>
(A)
春キャベツ 1/4個分 スパゲッティー 300g
(B)
エキストラバージンオリーブオイル 120cc 赤味噌 大さじ1杯
水 大さじ1杯 醤油 大さじ1/2杯 味醂 大さじ1/2杯
(C)
桜海老 大さじ4杯 鰹削り節 大さじ3杯
<作り方>
①春キャベツは、3cm四方に粗刻みしておく。
②スパゲッティーを湯がく。湯がき終わりの30秒前に①も加えて、一緒にボイルする。
③(B)を合わせてソースとする。
④②と③を合わせてから、(C)を加え、混ぜ合わせる。
前回の写真が入った「春の子供クッキング」のポスターです。
子供達の真剣な眼差しに、私も気合が入りました(笑)。
「将来は、コグレさんのようなシェフになりたい!」というお子さんもいました(笑)。
「ゆで卵の正しい切り方」の御指導中です。
「キャベツの湯がき方」のコツを御指導中です。
とても楽しく盛り上がった、「試食タイム」です。
「菜花のミモザ風サラダ」の出来上がりです。
「春キャベツと桜海老の和風パスタ」の出来上がりです。
「キッズ料理教室」は、これからも全国で、続けたいですね(笑)。
3月2日に、私が以前から開発に携わらせて頂いている、高知県四万十市の「仏手柑(ブシュカン)ドレッシング」の御披露目パーティーが、都内のスタジオで開催されました。
「仏手柑」は、四万十市の長い歴史の中で、人の手が一切加わることなく、自然に生き続けている柑橘類でして、その「生命力に溢れた美味しさ」を、是非、全国の皆様に知って頂きたく、オリーブオイルのソムリエでもある私が「世界№1」と認める、南イタリア・シシリア産の最高級オリーブオイル「ラビダ」を贅沢に使って、「究極のドレッシングとポン酢」を作らせて頂いたのを記念して、日頃から御世話になっております皆様を御招待させて頂いたのですが、私の想像以上に、皆様には、喜んで頂けまして、とても嬉しかったです(笑)。
使わせて頂いた食材にも、かなりこだわりました。そのすべては、高知県より直送して頂いたのですが、「四万十川の天然うなぎ」や、とても美味しい地鶏「土佐ジロー」、そして、自然農法の有機野菜や、大月町の「ブリのへら寿司(押し寿司)」、究極の干し芋「ひがしやま」等、どの食材の生産者の皆様も、取材を通して知り合いとなり、意気投合した、顔の分る「郷土愛と情熱に満ち溢れた方々」ばかりでして、今回は、単に「食材」としてではなく、そんな生産者の皆様の、伝統的食文化に対する「尊敬の念や心意気」の部分を、なんとしても御紹介させて頂きたかったのです(笑)。
この日の模様は、現在発売中の人気雑誌「自遊人」5月号でも、2ページに渡り、御紹介して頂いておりますので、是非、こちらも御覧下さいませ。
<コグレお薦めの商品のお問い合わせ先>
「百年ドレッシング」、「天然川海苔」は TEL 0880-36-2828 (四万十屋さん)
「ブリのへら寿司」、「ひがしやま」は TEL 0880-73-1610 (大月町ふるさと振興公社)
今回の企画のために、とても素敵な特大ポスターを作って頂きました(笑)。
私の写真まで入れて頂き、少々照れくさい(笑)、商品のボトルです。
仏手柑の強さ「百年の生命力」が、商品のコンセプトです。
素晴らしい食材を前に、胸躍るキッチンでの仕込み風景です(笑)。
シンプルで美味しい「高知産・春キャベツの百年ドレッシングがけ」です。
うなぎのイメージが変わるほど美味しい「四万十産・天然うなぎの百年ドレッシングがけ」です。
コラーゲンたっぷりでコクのある「高知地鶏・土佐ジローの百年ドレッシングがけ」です。
大月町の伝統的ブリの寿司「へら寿司」と「四万十川の天然川海苔」を使った「お茶漬け仕立て」です。食べる時に「百年ドレッシング」をかけるのが美味しさの秘密です。
大月町の究極の干し芋「ひがしやま」と、四万十産「ポンカン」を使った「カナッペ仕立て」です。
「ひがしやま」は、「百年ドレッシング」をかけて温めるのがポイントです。
四万十産・天然うなぎの1品と「百年ドレッシング」を持って、記念の笑顔です(笑)。
日頃から大変に御世話になっております「チーム仏手柑」の、田村様(右)と大塚様です。
和やかな雰囲気の中で、高知県の魅力に触れ、とても素敵な御披露目会となりました。
皆様に喜んで頂けて、こんなに楽しいパーティーは、何回してもいいですね(笑)。
人気雑誌「自遊人」5月号でも、2ページに渡り、この日の模様が紹介されています。
「仏手柑・百年ドレッシング・ポン酢」の発売は、6月からの予定です。
昨年から、私が「ナビゲーター」をさせて頂いております「ホビークッキングフェア」が、今年も4月27日から29日まで、東京・お台場の「ビックサイト」で、盛大に開催されます。
詳しくは、私のHPトップよりリンクしております「ホビークッキングフェア2011」のHPを御覧頂きたいと思いますが、実は、今年は、大震災のこともあり、ぎりぎりまで、開催が危ぶまれていました。しかし、何もしないで黙っているよりも、「食」の部分で、アクションを起こし、日本全体がひとつのチームとして「積極的に応援して行くことが大切なのではないか」という結論に達し、開催直前の今は、スタッフ全員が力を合わせ、一生懸命に、成功に向けて頑張っております。
是非、皆様も、会場にお越し頂き、楽しい時間を過ごして頂きながら、被災地の皆様への応援をして頂けましたら、有難いです。
もちろん、私も、3日間、会場中を動き回り、「ナビゲーター」として、精一杯、御来場頂いた皆様と全国からの出展者の皆様を、楽しく、よい形で結び付けられるように頑張りますので、私を見つけましたら、御気軽に声をかけて下さいね(笑)。
特設ステージでは、午前中に私も、「オリーブオイルでアンチエイジング」というテーマのセミナーを開催させて頂きますが、世界トップレベルのオリーブオイルや、それを使った御料理の御試食も御用意させて頂きますので、是非、こちらも御参加下さいませ。
午後からは、昨年も大好評でした「ホビークッキングツアー」が、随時、開催されます。私のマイクパフォーマンスをお楽しみ頂きながら、御一緒に会場を回って頂き、出展者の皆様の心意気の部分や商品に対する知識を深めて頂き、おまけに、料理の隠しワザやレシピ等も簡単に覚えることの出来る「とても中身の濃い、お値打ちツアー」ですので、是非、話の種に、御参加下さいませ(笑)。御参加頂いた皆様には、記念品も御用意させて頂いております。
大変に盛り上がりました、昨年の「ホビークッキングフェア」の写真を何枚か、御紹介させて頂きますが、その時の熱気、盛り上がり様が皆様にも伝わりますでしょうか(笑)。
いつもお世話になっている主催者の橋本佳往さん(中央)と、MC(進行役)の木村光江さんです。
「食のライブスクエア」特設ステージでは、楽しいイベントが、日替わりで開催されます。
私の「オリーブオイルでアンチエイジング」のセミナーは、毎回、大好評でした。
ステージ裏では、時間に追われながら、御試食の用意をさせて頂きました。
雑穀の「ぱくぱく」さんのブースは、いつも実演が大好評でした。
九州の伝統的製法による「黒酢」は、健康食品として大人気でした。
「種子島の焼き芋」は、一度冷凍することで自然な甘味がアップします。
昨年、人気№1だった、宮城県栗原市のブースですが、今年は、残念ながら、出展することが出来ません。その分、私が精一杯PRさせて頂きますし、宮城県産の新米の予約も取らせて頂きます。今年は、被災地の皆様の分まで、頑張ってやらせて頂きますので、応援を宜しくお願い致します。
私が、昨年からナビゲーターを務めさせて頂いております「ホビークッキングフェア2011」が、4月27-29日の3日間、東京・お台場のビックサイトで開催され、12万人近い御客様に御来場して頂きました。
特に、今回は、震災直後ということで、昨年出店して頂き大好評でした、東北各地の生産者の皆様のキャンセル等もありまして、開催直前は、本当にバタバタでしたが、多くの皆様に応援して頂きまして、会場の雰囲気「熱き想い」がひとつとなり、「感謝、感動に溢れた、素晴らしい3日間」となりまして、私自身にとりましても、一生忘れることの出来ない「貴重な思い出、心の財産」が、沢山出来ました。
御来場頂きました皆様には、心より御礼を申し上げます。本当に、有難う御座いました。
そして、これからも末永く、「日本の食」を通して、日本中が元気になれますように、私も、全力で頑張りますので、どうか、御声援を宜しくお願い致します。
このように、感動的でした「ホビークッキングフェア2011」の模様を、数回に分けまして、レポートさせて頂きますので、御覧頂けましたら、有難いです。
会場となった、東京・お台場「ビックサイト」の入口付近で、記念の1枚です。
初日の開場2時間前から、この日を楽しみに全国から御越し頂いた皆様の長蛇の列が出来
まして、本当に感激致しました。
東北の被災地から、開催3日前に急遽、勇気を振り絞って、出店を決めて下さったみなさん
がいます。「商品を買ってもらえるのか?」ものすごく、不安だったと思います。
「東北のお米・復興応援プロジェクト」に御賛同頂いた大勢の皆様、有難う御座いました。
「東北のお米・復興応援プロジェクト」の御礼に、オリジナルトートバックと、私がデザイン
したランチョンマットにサインを入れて、プレゼントさせて頂きました。
開催前日の控え室では、5時間かけて600枚のランチョンマットにサインさせて頂きました。
私が、昨年からナビゲーターを務めさせて頂いております「ホビークッキングフェア2011」が、4月27-29日の3日間、東京・お台場のビックサイトで開催され、12万人近い御客様に御来場して頂きました。
特に、今回は、震災直後ということで、昨年出店して頂き大好評でした、東北各地の生産者の皆様のキャンセル等もありまして、開催直前は、本当にバタバタで、かなり寂しい想いもしておりましたが、そんな中、開催3日前になりまして、大変な状況下にもかかわらずに、勇気と不安を抱えながら、急遽、出店して下さった被災地の皆様がおられます。先の見えない原発被害の真っ只中にある福島県の生産者の皆様と、津波ですべてが流されてしまった宮城県石巻市の生産者の皆様です。
フェアの2日前に、そのことを知った私は、全身に鳥肌が立つほどの、体の芯から燃え上がるような「熱い気持ち」が、ふつふつと湧き上がりまして、何とか、出店して下さった皆様の「想い」に、誠意を込めて、全力でお応えしたいと思いました。
フェア2日目には、被災地への炊き出しにも飛び回り、本当にお忙しい「分(わけ)とく山」の総料理長、野崎洋光さんにも、特別ゲストとして御来場頂きまして、「白い御飯を食べられる幸せ」がテーマの感動的な講習&講演会を、メインステージで開催させて頂きました。
野崎さんは、私の20数年前「キハチ・セラン」修行時代の、ある意味「師匠」でありまして、当時は、よく、オープンしたてのお店に伺って、「和食の極意」を色々と、食べさせて頂きながら、理論的に教えて頂いたものです(笑)。そんな野崎さんと、ホビークッキングショーの御縁で、久々にお会い出来ることになり、普段、緊張することのない私も、この日ばかりは、多少、緊張しておりましたが、いつもとかわらぬ野崎さんの笑顔に、思わず、修行時代の懐かしさが込上げてきました。
本来ならば、「シンプルに土鍋で美味しい御飯を炊くコツ」のみを教えて頂くだけの予定でしたが、開演前には、福島県や宮城県のブースを足早に、野崎さん自らの足で見て頂き、即興で、福島県産の美味しい地鶏「川俣しゃも」を使ったステーキや、チャーハン、スープ、究極の卵かけ御飯まで、短時間で御披露して頂きまして、昔と変わらぬ野崎さんのサービス精神に、御来場頂いた御客様は、大満足の様子でした。
ステージ脇で見学させて頂いた私にも、野崎さん自ら箸を持って「川俣しゃものステーキ」を試食させて下さる「おまけ付き」には、ビックリ致しましたが、本当に美味しかったです(笑)。
この日、色々と教えて頂いた中で、特に、印象に残ったのは、ガスも電気も使えない時に、カセットコンロでお湯を沸かし、美味しい御飯を炊く方法です。ビニール袋にお米と基準量の水を入れて縛り、95℃のお湯で20分間湯がくだけで、本当に御飯が炊けるのです。私も、試食しましたが、まったくビニール臭さも無く、美味しい御飯でした。この方法でしたら、残ったお湯も、別の用途に使えますし、一石二鳥ですね。
お忙しい中、御来場頂き、色々と教えて下さった野崎さんには、心より御礼を申し上げます。本当に、有難う御座いました。
これからも、被災地支援のために、私も頑張りますので、御指導を宜しくお願い致します。
大変な状況の中、福島県から勇気と不安を持って出店して下さったみなさんです。
2日目には、「分とく山」野崎洋光さんの特別講演会が開催されました。
福島県出身の野崎さんと、福島県から出店して下さった(株)パイクの山田さんです。
メインステージの客席は、早くから、立ち見が出るほどの超満員でした。
御飯は、ビニール袋を使って湯がくだけで、美味しく炊くことが出来ます。
サプライズで、私も、美味しい「川俣しゃも」の試食をさせて頂きました。
私が、昨年からナビゲーターを務めさせて頂いております「ホビークッキングフェア2011」が、4月27-29日の3日間、東京・お台場のビックサイトで開催され、12万人近い御客様に御来場して頂きました。
特に、今回は、震災直後ということで、昨年出店して頂き大好評でした、東北各地の生産者の皆様のキャンセル等もありまして、開催直前は、本当にバタバタで、かなり寂しい想いもしておりましたが、そんな中、開催3日前になりまして、大変な状況下にもかかわらずに、勇気と不安を抱えながら、急遽、出店して下さった被災地の皆様がおられます。先の見えない原発被害の真っ只中にある福島県の生産者の皆様と、津波ですべてが流されてしまった宮城県石巻市の生産者の皆様です。
フェアの2日前に、そのことを知った私は、全身に鳥肌が立つほどの、体の芯から燃え上がるような「熱い気持ち」が、ふつふつと湧き上がりまして、何とか、出店して下さった皆様の「想い」に、誠意を込めて、全力でお応えしたいと思いました。
私も、毎日、特設ステージにて「オリーブオイルでアンチエイジング」というテーマの講演会&デモンストレーションをさせて頂きましたが、毎回、立ち見が出るほど、沢山の皆様に御参加して頂きまして、とても嬉しかったです。
今回の御試食で大好評だった特別メニューには、福島県の「えごまふりかけ」と、宮城県の「赤味噌」を、ふんだんに使わせて頂きました。
そこに「私達も被災地のみなさんのために、是非、食材で協力させて下さい!」と申し出て下さった、秋田県・佐藤養悦本舗さんの「手作り稲庭うどん」と、JA筑前あさくら・博多万能ねぎ部会さんの新鮮な「万能ねぎ」、そして、いつもお世話になっております、八王子市・ミヤ恒産さんの「上質なオリーブオイル」をコラボさせて頂きまして、「赤味噌・えごま・万能ねぎ風味のコグレ流・稲庭うどんのサラダ仕立て」を完成させることが出来ました。地域、食材のジャンルは違っても、「正しい食を通して、社会に貢献して行こう!」という<熱い想い>、<方向性>は、みなさん一緒ですので、このように素晴らしいメニューを誕生させることが出来たのだと思います。
ホビークッキングショーの3日間で培われた沢山の「絆」を、これからも大切にして、この「食を通した絆」を揺ぎ無いものにして行きたいものだと強く思いましたし、それが、ナビゲーターでもある私の使命、役割りだと思います。
気持ち良く、最高の食材を御提供して下さったみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいです。
心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
私も「オリーブオイルでアンチエイジング」がテーマの講演会をさせて頂きました。
毎回、満員のステージでは、その熱気に私の講演にも、つい力が入りました(笑)。
被災地支援のメニュー作りに協力して下さった、素敵な出展者みなさんです。
試食が大好評だった「赤味噌・えごま・万能ねぎ風味の稲庭うどんのサラダ仕立て」です。
ステージ裏では、スタッフのみなさんに手際よく、盛り付けを手伝って頂きました。
宮城県石巻市から大変な被害の中、勇気を持って急遽出店して下さった「高砂味噌」さんです。
左から2人目「佐藤養悦本舗」さんの「稲庭うどん」は、本当に美味しかったです。
「博多万能ねぎ」さんには、食材の他、義援金の方でも、かなり御協力して頂きました。
上質なオリーブオイルのスペシャリスト「ミヤ恒産」中村社長にもお世話になりました。
ナビゲーターに就任させて頂いた私が発案し、昨年も大好評でした「ホビークッキングツァー」を今年も実施させて頂きました。
「ホビークッキングツァー」とは、私が、拡声器を片手に持ち、御来場頂いた一般の御客様と共に会場中を回り、プロの目線で、出店して頂いている皆様のこだわり、心意気の部分や、商品、食材の見所、選び方等の解説を、楽しく、分かり易くさせて頂くというものでして、いわば、出店者の皆様と、御来場頂いた一般の御客様を結びつける「接着剤のような役割(笑)」とでも言いましょうか、ホビークッキングショーの会場にいらっしゃる、すべての皆様に「来て良かった!参加して良かった!」と、喜んで頂くことだけを考えて、全力で頑張りました(笑)。その時の様子を何枚かの写真で御紹介させて頂きますので、そこから「会場の熱気」を感じ取って頂けましたら有難いです(笑)。
「ツァー」の参加者数は、日増しに多くなり、何と最終日の最終回には、定員オーバーの40名様以上にお集まり頂きました。中には、3日間続けて来て下さった御客様もいらっしゃいまして、本当に感謝、感激です。
何よりも嬉しかったのは、急遽、出店して下さった福島県や宮城県のブースが、特に大人気で、飛ぶような売れ行きだったことです。「本当に、勇気を持って出店してもらって良かった!」心から、そう思いました。
でも、大切なのは、これからです。被災地の復興には、まだまだ、長い時間が必要です。
ならば、私達も、ここで培われた沢山の「絆」を大切にしながら、長いスタンスで、一緒になって応援させて頂きたいと思います。
重ね重ね、ホビークッキングショーに御来場して下さった皆様に、心より御礼を申し上げます。
本当に「熱い気持ちになれた3日間」を有難う御座いました。この気持ちを「とても大切で貴重な財産」として、皆様と共に、いつまでも、心の中に持ち続けたいと思っております。
「ホビークッキングツァー」をサポートして頂いた主催者の橋本さんとアシスタントのみなさん
です。
「ミヤ恒産」さんの上質なオリーブオイルや調味料は大好評で、よく売れました。
「TAC21」さんの上質な「カレールー」や「出汁入り味噌」、「生姜パウダー」も大人気でした。
福島県のブースでは、とても美味しい「エゴマのふりかけ」や「地鶏カレー」が大人気でした。
福島県の地酒コーナーでは「自家製タマゴ酒」や「甘酒」が大好評でした。
宮城県石巻市のブースでは、「味噌を使ったスイーツ」も、すごい売れ行きでした。
ツアーのピーク時には、40人以上の御客様が集まり、身動きが取れないほどでした。
高知県四万十市のブースでは、私が開発した「究極のドレッシング」と「ポン酢」が紹介され
大好評でした。
「TAC21」さんのブースでは、私が開発した「食べるバーニャカウダ」が
初めて披露され、大好評でした。
久々の「コグレ・オリーブ農園便り」です(笑)。
千葉県船橋市のコグレクッキングスタジオの庭(自称・農園)には、大小合わせて40本以上のオリーブの木々と、イタリアやスペインから持ち込んだレモンやオレンジをはじめ、四万十市から送って頂いた仏手柑や沖縄のシークワーサ、ゆず、すだちといった様々な柑橘類の木々が、所狭しと植えられています(笑)。
風薫る5月も過ぎ、梅雨が近づきますと、それぞれの木々に新芽が出始めていることに気がつきます。
南イタリア・シシリアから持ち込み、植えてから10年以上のオリーブの大木からも、沢山の新芽が出ていました。
実は、この頃が、オリーブを繁殖させるのに一番良い時期なのです。
「オリーブは、どのように繁殖させるのですか?」という御質問を、セミナーなどで、よく頂きますが、一番シンプルな方法は、新芽に近い部分の直径3cm位の枝を、長さ25cm前後に切り分け、そのまま、地面に挿しておくだけでOKなのです(笑)。土は、なるべく、水はけの良いものに、腐葉土等を混ぜ込むのがベターだと思います。ホームセンターで売っている「挿し木用の土」でも良いですね。
水は頻繁に与えながら、2ヶ月程過ぎますと、新芽が出てくるのですが、1本目の新芽が出た瞬間は、本当に感動致します(笑)。
オリーブの種から繁殖させる方法もありますが、これは、かなり難しいですね。去年収穫したオリーブの実から種を取り、先端に少し切り込みを入れて、水に浸しておきますと、やがて発芽しますが、この発芽の瞬間も「生命の神秘」に遭遇したような気持ちになり、とても感激致します。
我が農園では、今年、種から発芽させた貴重な新芽が20本位あり、大切に、1本ずつ、小さな鉢に植え替えました。
これから、自然の摂理の中で、どんどん成長してゆく「オリーブの新芽」に、毎日、パワーを頂いております(笑)。「オリーブの木々」は、ヨーロッパでは「永遠の命の象徴」として、古代から大切にされてきました。私にとりましても、「オリーブ」は、いつも温かく見守ってくれ、応援してくれる、心強いファミリーのような存在です。
このオリーブの持つ「生命力の強さ・エネルギー・美味しさ」を世界中のみなさんにお届けし、知って頂いて、1日でも早く「食を通した世界平和」が実現出来ますように、これからも精一杯頑張りますので、応援を宜しくお願い致します。
南イタリア・シシリアから持ち込み、植えて10年以上になる「オリーブの大木」からも「新芽」
が出て来ました
大木の「新芽に近い枝」を切り取り、挿し木すると2ヶ月程で根付き
写真のように「新芽」が出始めます
1-2年経つと、このくらいの大きさに成長し、地面に植え替えれば、急激に大きくなっていきます
手間暇かけて「種から発芽させた新芽」も、1本ずつ丁寧に小鉢に植え替えました
「種から発芽させた新芽」の成長を見守るのは、とても神秘的で、毎日楽しみです
「南イタリア・シシリア産のレモンの木々」には、小さくて白い花が美しく咲き始めました
「スペイン・アンダルシア産のオレンジの木々」にも、可愛らしい実が付き始めました
千葉県の特産品でもある、大粒で美味しい「びわ」が、我が農園でも実っています
「木いちご」も、生命力が強く、これから赤く色付き、完熟すると黒味を帯びてきます
この時期に「バジル」を植えておきますと、料理に使いたい時に、とても便利です
我が農園では、5-6種類の「ミント」を植えていますが、繁殖力が強く、野生化しています(笑)
お好み焼きのソースで、世界的に有名な「オタフクソース」さんのイベント「第14回活力フェア・お好み焼き提案会」の会場で、「お好みソースの可能性」と題した講演&講習会を6月21、22日の2日間に渡り、合計4回させて頂きました。
会場となったのは、台東区の産業貿易センタービルのワンフロアでしたが、「お好み焼き」や「焼きそば」、「たこ焼き」の鉄板が、所狭しと数十台並び、毎日、数百人の御客様(今回は、お好み焼き店経営者様に限定)に御来場頂いて、会場中が、かなりハイテンションな熱気に包まれておりました(笑)。
私とオタフクソースさんの御縁は、昨年と今年の「ホビークッキングショー」に御参加して頂いて以来ですが、それ以前から、私自身「オタフクソース」の愛用者でもありました(笑)。
講演会でも、申し上げたのですが、私の場合は、「オタフクソース」を「和風のデミグラスソース」と位置づけて使っておりまして、例えば、「カレー」や「ビーフシチュー」の仕上げに加えたり、「ナポリタンパスタ」や「チキンライス」、「ハヤシライス」の隠し味として使うことが多いのです。
最近では、オリーブオイルとの相性の良さにも注目し、サラダのドレッシングに応用することもありまして、今回は、そのような経験に基づくお話と実演を、分かり易くさせて頂きました。
実演では、「お好みソース」と「オリーブオイル」を1対2で合わせ、シンプルにざく切りキャベツにかけて、御試食して頂きましたが、これが想像以上に大好評でして、御客様からの積極的な御質問等もあり、かなり盛り上がりまして、持ち時間の40分間がアッと言う間に過ぎてしまい、ホッと致しました(笑)。
「コグレ提案のお好み焼きブース」の方では、「お好みソース」だけを塗ったお好み焼きに、マヨネーズ等の代わりに、「オリーブオイル」をかけて、サッパリとヘルシーにお召上がり頂く方法を御紹介させて頂きましたが、こちらも、いつも長蛇の列が出来ていて、「お好み焼きのプロ」である社員さんからの評判も、かなり良く、私お薦めのオリーブオイル「ラビダ」を、その場で購入された方も、沢山いらして、とても嬉しかったです。
写真から、会場の熱気が伝わっていますでしょうか(笑)。
私の出番が終わり、汗をぬぐい、冷たい水を頂きながら、窓の外に目を移しますと、雲ひとつ無い快晴の空の下に、完成間近の「スカイツリー」が良く見えました。
東京近郊に住んでいながら、これほど、間近で見たことが有りませんでしたので、とても感激し、思わずシャッターを押してしまいました(笑)。
連日、大盛況だった「オタフクソース」さんの「活力フェア・お好み焼き提案会」でした
「お好み焼き」と「オリーブオイル」の相性は、抜群で、とても美味しいですよ(笑)
「お好みソース」と「オリーブオイル」の組み合わせで、新しい味のレパートリーが増えます
超満員の会場では、大型のテレビモニターも設置され、皆様に手元を御覧頂けました
2日間で合計4回の「講演&講習会」は、いずれも大盛況で、かなりの熱気に包まれていました
「講演&講習会」では、ドレッシングのバリエーションを増やすコツも解説させて頂きました
「オタフクソース」の社員さん達にも、御試食の盛り付けを手伝って頂きました
「お好みソース」と「オリーブオイル」を1対2で合わせた「ざく切りキャベツサラダ」です
浅草に近い会場からは、完成間近の「スカイツリー」が、良く見えました
6月13日に、私が以前から開発に携わらせて頂いている、高知県四万十市の「仏手柑(ブシュカン)ポン酢」の御披露目・御試食会が、風光明媚な四万十川沿いにあります、天然うなぎ料理の老舗「四万十屋さん」で盛大に開催されました。
「仏手柑」は、四万十市の長い歴史の中で、人の手が一切加わることなく、自然に生き続けている柑橘類でして、その「生命力に溢れた美味しさ」を、是非、全国の皆様に知って頂きたくて、一切の添加物を使わない「究極のポン酢」を、試行錯誤を重ねて、作らせて頂いたのです。
今回は、発売日が決定したのを記念して、日頃から御世話になっております、地元の皆様を御招待させて頂いたのですが、私の想像以上に、皆様には、喜んで頂けまして、とても嬉しかったです(笑)。
使わせて頂いた食材にも、もちろん、こだわりました(笑)。それらのすべては、地元産の新鮮な物を御用意して頂いたのですが、なにより嬉しかったことは、私も、以前に取材に伺わせて頂き、意気投合した、いわば、顔と御名前の分かる生産者の皆様が、日頃から四万十の自然を敬い、情熱を注いで作っていらっしゃる物ばかりを集めて頂き、それらの食材からにじみ出る「オーラ」に、料理人として、大いに創造意欲が掻き立てられましたし、この瞬間に、この空間で御料理させて頂けることに、心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。
これから、私も、この「仏手柑ポン酢」を、大いに宣伝させて頂くつもりですが、単に「食材・調味料」としてではなく、そんな生産者の皆様の「四万十の伝統的食文化に対する<尊敬の念>や<心意気>」の部分を御紹介させて頂くことが大切なのではないかと思っています。
この「ポン酢」を購入御希望の方は、「お問い合わせフォーム」より、私の方まで御連絡下さいませ(笑)。
「仏手柑ポン酢」の御披露目・御試食会は、四万十屋さんで盛大に開催されました
海に近い四万十川で獲れた黒鯛には「天然・川海苔のポン酢ソース」
と「オリーブオイル」をかけました
手作り豆富には、蕪とじゃこをのせ、「ポン酢」と「オリーブオイル」をかけて、サラダ感覚で
ブロッコリーとカリフラワーには「梅・赤シソ・白胡麻入りのポン酢ソース」を合わせました
冷やし中華には「ポン酢」と「オリーブオイル」をかけるのが、抜群の相性で、美味しいです(笑)
「仏手柑ポン酢」のラベルには、仏手柑の枝を持つ私の写真も入って
います(笑)
生命力のエネルギーに満ち溢れた「仏手柑の美味しさ」を是非とも
御体験して下さい
御試食会中に「四万十の伝統的食文化」をテーマにした、私の講演もさせて頂きました
「四万十の伝統的食文化」を全国に発信し「日本中を<食>で、元気にしたい」と思っています
私は「四万十の伝統的食文化」に感銘を受けておりまして、ついついスピーチにも熱が
入ります(笑)長時間撮影して下さった、せいぶ印刷の都築さん、有難う御座います(笑)
「とても有意義で楽しく、美味しい時間」に、みなさんの笑顔が溢れていました(笑)
四万十屋さんから望む、四万十川沿いの美しい夕日には、心より感激致しました
訪れる度に、高知県四万十市は、本当に素晴らしい所だと思います
2011年6月下旬に、念願叶って訪れることの出来た「ルルド」でしたが、その「聖水」の源流を是非とも見てみたいと、急遽、思い立ちまして、登山用ステッキを地元で購入し、源流があるであろう「ピレーネ山脈」を、ローカルガイドさんと共に、歩いてみました(笑)。
フランス側・カヴァルニー村から、登山はスタートしましたが、歩く道すがらに、可憐な高山植物をいたるところで見つけ、ついつい足を止めて、見入ってしまいました(笑)。
約5時間かけて、山道を進みますと、急に視界が広がり、爆音と共に、激しい水しぶきの滝に遭遇致しました。
その水は、ピレーネ山脈の過酷な自然から得た「エネルギー」を満々に蓄え、どこまでも清らかで、私は、その水に「強いオーラ」を感じ、その美しさに、とても感動致しました。
早速、持参した空のペットボトルに水を汲み、ひとくち飲んでみましたが、自然な甘味が体細胞のひとつひとつに染み込んでいくようで、言葉にならないほど、美味しかったです。
「この水が、ルルドの聖水のルーツであり、美味しいバスク料理の基本なのだ」と思うと、あまりの感動に、熱いものがこみ上げてきて、しばらく、その場から一歩も動くことが出来ませんでした。
「ピレーネの自然の恵み」に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ピレーネの豊かな大自然を満喫しながら歩きました(笑)
約5時間かけて、激しい水しぶきの滝に辿り着きました
滝壺には、ピレーネの自然のエネルギーが満ち溢れていました
激流の傍に腰を下ろし、そのオーラを全身で吸収致しました(笑)
「ピレーネアザミ」の気品ある美しさに目を奪われました
「アイリス」も、ピレーネの自然の中で、したたかに咲いていました
アイギス・トルテス国立公園の「サン・マウリシ湖」にも行きました
湖の水は、どこまでも清らかで、「天然のマスの稚魚」も沢山いました
2011年2月13日に、熊本県天草市に伺い、「オリーブ料理コンテスト」の審査委員をさせて頂きました。
天草市では、以前から「オリーブの島づくり」を目指しておりまして、素晴らしい自然の恵み・天草の食材に感謝の気持ちを込め、数年後には、地元でも生産されることになるであろう「上質のオリーブオイル」を、家庭料理に上手く取り入れることで「日々の食生活を、より美味しく、よりヘルシーにして頂く」ことを目的として、初めて開催された「コンテスト」なのです。
正直なところ、私の中では、初めての試みですから、エントリーする方は少ないだろうと思っていたのですが、何と、25品もの出展があり、感激致しました。しかも、すべての御料理のレベルが高く、本当に美味しくて、甲乙付け難く、採点には、かなり苦労致しました(笑)。
本来ならば、3位まで、つまり、ベスト3の御料理を選べば良いのですが、これが「困難の極み(笑)」でして、絞り込むことが出来ずに、あれこれ迷っているうちに、時間だけが、どんどん過ぎてゆくものですから、多少の焦りを感じながら、私の独断で、急遽「特別賞」を4名様に差し上げることに致しました(笑)。
今回の受賞作品を写真で御紹介させて頂きますが、今、見返しても、それらの美味しさの記憶が、鮮明に蘇ってきます(笑)。これは、本物ですね。
「オリーブ料理コンテスト」の会場となった、五和町の「おおくす」は、木造りの素敵な空間
でした
まずは、完成した料理の撮影をして、後日、御洒落な「レシピ集」にまとめられます
初回にも関わらずに、25品ものハイレベルな「オリーブオイルクッキング」が集まりました
すべての料理を試食させて頂きましたが、どれも甲乙付け難く、審査に悩みました(笑)
1位「干し野菜のオリーブ炒め」は、干し野菜とオリーブオイルの
相性が抜群でした
2位「タコサラダ」は、レモン汁とオリーブオイルのソースが絶妙で
美味しかったです
3位「ゆずとおからのオリーブケーキ」は、おからとゆず、オリーブ
オイルのバランスが良かったです
特別賞「高菜まんじゅう」は、オリーブオイルで炒めた高菜が美味しかったです
特別賞「かきもちのオリーブソース」は、香ばしい揚げもちとオリーブ
ソースの相性が良かったです
特別賞「干し野菜サラダ」は、カリカリに炒めた干し野菜にオリーブ
ソースが良く合っていました
特別賞「ボタン鍋」は、オリーブオイルを入れた煮汁が美味しかった
です
エントリーした皆さんの目が、あまりにも真剣なので、審査発表は、内心ドキドキでした(笑)
入賞した皆さんには、コック帽子とオリーブオイルにサインを入れてプレゼント致しました
入賞した皆さんにもコック帽子をかぶって頂き、記念の1枚です
審査発表のあとは、一般来場者の皆さんも含めて、楽しく美味しい「試食タイム」でした(笑)
「料理コンテスト」終了後に、同会場で「オリーブオイル」をテーマにした講演をさせて
頂きました
講演後に行われた「著書とオリーブオイルの販売・サイン会」も、大好評で嬉しかったです(笑)
◎「第2回オリーブ料理コンテスト」が8月6日に天草市五和町通詞島の「総合交流ターミナル・ユメール」で10時から開催されます。
◎さらに、前日の5日には「五和町コミュニティーセンター」で、「食育の講演会」が19時半から開催されますので、お近くの方は、御気軽に御越し下さいませ。
詳しくは、天草市五和支所・TEL0969-32-1111まで、お問い合わせ下さい。
7月20日に、高知県四万十市を訪れ、四万十市雇用創造促進協議会様の御依頼で「玄米の美味しい食べ方」をテーマにした講演&講習会を開催させて頂きました。
通常でしたら、四万十市に伺う場合には、移動に時間がかかるために、その前日に、羽田から高知空港まで飛行機を利用し、路線バスでJR高知駅に出て、そこから特急列車で中村駅まで行くのですが、「19日には、大型で進行がゆっくりの台風が高知県を直撃する」とのことで、四国方面への飛行機は、全便欠航となりまして、急遽、「陸路で、行けるところまで行く」ことになりました(笑)。
まずは、羽田空港から東京駅に戻り、新幹線で岡山駅まで行ったのですが、この時点で、既に、大荒れの天候、どしゃ降りでして、そこから先へは、瀬戸大橋も閉鎖され、四国に渡る方法は皆無でしたので、仕方なく、岡山駅前のホテルに泊まり、翌朝の移動に賭けることにしました。
そして、翌朝ですが、「高知方面のJRは、夕方まで運休」とのこと。講習会は、14時からの予定で、キャンセル待ちが出るほど、多くの皆様が期待して、楽しみに待っていて下さるので、延期するわけにもいかずに、どんな手段を取っても、辿り着かねばならず、「道路は通行可能」の情報を得まして、慌てて、岡山駅前の高速バス乗り場に、汗だくになりながら、駆け込みました(笑)。しかし、現実は、厳しく、四国方面行きの高速バスは、すべて、午後の便まで満席でした。
再び、岡山駅にもどり、時刻表を食い入るように見ていましたら、四国の玄関口・高松まで行く在来線があることに気が付きまして、とりあえず、先のことは考えずに、ぎゅうぎゅう詰めの車内に飛び乗りました。この電車も、かなり遅れましたが、何とか、高松駅に辿り着きまして、そこから、駅前の高速バス乗り場にダッシュしました(笑)。ここからは、幸運にも、高知駅行きの高速バスに乗ることが出来ましたが、高知駅から先のJRは、未だストップでしたので、主催者の方に連絡し、高知駅まで片道3時間かけて、車で迎えに来て頂きました。
やっとのことで高知駅前で合流した時には、既に、昼の12時を回っており、大急ぎで会場に向かっても、到着は15時過ぎですので、講習会のスタート時間を「断腸の思い」で、16時に遅らせて頂きました。
大汗をかきながら、会場となった「四万十市中央公民館」の調理実習室に駆け込みますと、開始時間の変更を知らなかった参加者のみなさんが何人かいらして、一瞬、空気が重かったのですが、私が、まず遅れたお詫びをして、一緒に下準備をして頂くことにしました。
私は、とにかく夢中で、色々と「プロならではの段取り」で指示を出しながら、一刻でも早く開始出来るように「御客様だということを考えずに(笑)」御手伝いして頂いたのですが、これが、御手伝いして下さったみなさんにとりまして、逆に、とても新鮮で楽しかったようで、「貴重な体験が出来たこと」を感謝されてしまいました。四万十市のみなさんは、本当に心温かく、有難いですね(笑)。
講習会では、地元の米農家・福留壮さんが提供して下さった「有機無農薬の上質な玄米」を使わせて頂きました。
玄米には、その5割増しの水と、オリーブオイルを加え、普通の炊飯器で、普通に炊けばいいのですが、これが、大好評で、講演&講習会は、とても盛り上がりました。
スタート時間が遅れたことで、途中で帰られる方々も多いかなと思っていたのですが、みなさん全員が最後まで残って下さり、積極的に受講して頂きまして、感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の陸路での移動を経験し、どんな方法でも四万十市に来れることが分かりましたし、ゆっくり走るバスや在来線の車窓の景色を眺めていますと、改めて、高知県、そして四万十市の雄大な自然とその恵みが実感出来まして、本当に心癒されます。時間に余裕があるならば、バスや在来線での移動もよいものですね(笑)。その時には、是非、今回のレシピで炊いた「美味しい玄米のおにぎり」を持参したいものです。
なにしろ、今回は、ハプニングの連続で時間が無く、行きは車中で「コンビニのおにぎり」しか食べられなかったものですから(笑)。
「玄米の美味しい食べ方」がテーマの「講演&講習会」が四万十市で開催されました
台風の影響で2時間遅れでスタートしましたが「講演&講習会」は
大好評でした(笑)
四万十市とその周辺では「有機無農薬の上質なお米」が作られて
います
「玄米とオリーブオイルの相性の良さと、その必要性」のお話をしているところです
5割増しの水に数時間浸けた玄米を炊飯器に移し、オリーブオイルを加えます
私の著書にも、美味しく玄米を炊く方法や、バリエーションが詳しく解説されています
「生のズッキーニ」に、ポン酢とオリーブオイルをかけると「美味しい御飯の友」になります
参加したみなさんにも「ズッキーニの和風カルパッチョ」を作って頂きました
香り豊かで、美味しい玄米の炊き上がりに歓声が沸きました(笑)
バルサミコ酢を加えて炊いた方には、野菜も混ぜ込み「ライスサラダ風」にしました
米農家の方々をはじめ、男性の参加者も多く、試食も大好評で盛り上がりました(笑)
熊本県天草市では、学校給食にもオリーブオイルを取り入れ、地産地消を積極的に推進しようとしています。
今回の天草滞在中にも、学校給食の栄養士代表の方々と、今後のメニュー作りに関してのミーティングをさせて頂きました。
まずは、学校給食の現状のお話からスタートし、今後の方向性の確認をさせて頂いたのですが、これだけ自然の恵み、伝統的食文化に溢れた天草であっても、なかなか、地元の子供達は、その有難さに気がついていないことや、「簡易な食」に流されやすいことなど、栄養士のみなさんは、日々、真摯に学校給食を考え、作っていらっしゃるだけに、「最近の子供達の食の嗜好」が、かなり心配なようでした。
私も、まったく同感で、何とか、子供達には、「天草に生まれ、育てて頂いたこと」への感謝の気持ちをもってもらえるように、学校給食を通して、お役に立ちたいと、改めて思いました。
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その日の夜には、五和町コミュニティーセンターで、天草市のみなさんを対象にした講演会が開催されました。テーマは、「天草の食材が主役の<大人の食育、子供の食育>」でして、「いかに天草の食文化が素晴らしいか」のお話から「食にまつわる国際情勢」、「最近の簡易な食生活の問題点」のお話まで、思いつくままに、話題は多岐に渡り、アッと言う間の90分間でした(笑)。
講演の最後には、活発な質疑応答もあって、100名以上お集まり頂いた会場は、大いに盛り上がり、みなさんには、楽しみながら学んで頂けたようで、とても有難く、嬉しかったです。
天草市では、今回が3回目の食育講演会でしたが、毎回、肌で感じることは、みなさんの「食に対する意識の高さ」です。この翌日、「オリーブオイル料理コンテスト」が開催されましたが、出展して頂いたみなさんのレベル(勉強熱心さ)がとても高かったことからも、それが本物であることが再確認出来まして、とても感動致しました(笑)。
学校給食の栄養士のみなさんと「オリーブオイルを取り入れた地産地消メニュー作り」の
打ち合わせを致しました
栄養士代表のみなさんと記念の1枚です。秋には、オリーブオイルを取り入れた新メニュー
が誕生する予定で、とても楽しみですね(笑)
天草市では、今回で3回目の「食育講演会」も、話題は、多岐に渡り、大盛況でした(笑)
講演の最後には、活発な質疑応答もあり、超満員の会場は、かなり盛り上がりました(笑)
私お薦めのオリーブオイルや著書も大人気で、とても嬉しかったです(笑)
「第2回オリーブオイル料理コンテスト」での、入賞作品を御紹介させて頂きます。
準優勝は、「パリッと焼いたそうめんサラダ」でしたが、夏に食べたいトマトやオクラ、きゅうり、みょうが、生姜等のヘルシー食材がたっぷり入ったオリーブオイルソースと、香ばしいそうめんの相性が抜群でした(笑)。カップレタスを器にして、見た目も涼しげで良かったです。これは、飲食店で出せば、ヒットメニューになりそうですね。
3位は、「うつぼのホルモンサラダ」でした。うつぼの白身は、とても淡白で美味しいですが、ホルモン(腸)の湯引きは、私も初めて食べました(笑)。うつぼのホルモンは、それ自体が新鮮で、丁寧な下処理もしてありましたので、クセも無く、心地よい食感で美味しかったです。ポン酢とオリーブオイルを合わせたソースとの相性も良かったですね。この1品を作って下さった方は、コンテストの会場となった、天然温泉施設「ユメール」内のレストランのキッチンで働いていらっしゃるそうでして、事前にリクエストすれば、レストランでも出して頂けるそうです。
当初の予定では「3位まで」ということでしたが、今回も、ハイレベルな作品ばかりでしたので、3品だけに絞りきれずに、この他4名の方に「特別賞」を差し上げることに致しました(笑)。
1品目は、「焼いた豆腐のイタリアンホットサラダ」です。まず、地元産のやや固めの豆腐をオリーブオイルで焼き、香ばしさを引き出して、ソースとの絡みを良くしたところが素晴らしいですね。玉葱の甘味とトマトのコクを生かしたソースには、食感も心地良いキュウリのソテーを加えており、センスの良さを感じます(笑)。
2品目は、「大葉シソのジェノベーゼ・アンチパスト」です。「ジェノベーゼ」とは、一般的に、バジルとオリーブオイルを合わせてペーストにしたものを指しますが、和風に大葉シソで代用した柔軟な発想が素晴らしいと思います。オリーブオイルで焼いた季節野菜やシーフードとの相性も見事でした。ビールやワイン以外にも、焼酎や日本酒とも合いそうですね(笑)。
3品目は、「完熟トマトのオリーブ風味・冷製ポタージュスープ」です。トマトのコクや甘味とオリーブオイルのバランスが良く、毎日飲んでも飽きない美味しさでした(笑)。野菜嫌いな子供達でも、このヘルシースープなら飲んでもらえそうですね。
4品目は、「切り干し大根が入ったお饅頭」です。第1回コンテストでは、オリーブオイルでソテーした高菜が入ったお饅頭を出展して頂き、とても美味しかったのですが、今回は、切干大根を使って、さらにパワーアップしたような美味しさでした(笑)。これは、地元の加工グループ「わだちの会」のみなさんの作品でして、この他にも何品かエントリーして頂きましたが、どれも高水準で美味しく、もはやプロのレベルだと思いました。自然の恵み豊かな天草の伝統的食文化に工夫を加え、さらに美味しい料理を作ろうとしているみなさんの姿勢は、本当に素晴らしく、感動致しました。
その他、審査対象にはなりませんでしたが、とても豪華な「和風シーフードパエリア」を、民宿イルカ館さんが差し入れして下さいました(笑)。何と、天然の魚はもとより、大きな天然の車海老とサザエまで入っており、それらの旨味が凝縮したパエリアは、本場スペインをしのぐ美味しさでした。もはや、民宿のレベルではないですね。「素晴らしい!」のひとことです(笑)。
コンテストに御参加下さったみなさん、本当に感動を有難う御座いました。みなさんの愛情に溢れた作品から、多くのことを学ばせて頂きました。11月に、またお会い出来ることを楽しみにしております。
ハイレベルな作品ばかりで、審査して3品選ぶのに苦労しました(笑)
準優勝の「パリッと焼いたそうめんサラダ」は、飲食店のヒットメニューになりそうですね
3位の「うつぼのホルモンサラダ」は、地元ならではの新鮮な味わい
が素晴らしかったです
特別賞の「焼いた豆腐のホットサラダ」は、素材の持ち味を見事に引き出していました
特別賞の「大葉シソのジェノベーゼ」は、大葉シソとオリーブオイル
の相性が抜群でした
特別賞の「完熟トマトとオリーブの冷製スープ」は、お子さん達にもお薦めです
特別賞の「切干し大根のお饅頭」は、オリーブオイルでソテーした
切干大根が美味しかったです
民宿イルカ館さんが差し入れして下さった「和風シーフードパエリア」は、豪華、絶品でした
コンテストの最後は、みなさんで楽しい試食会、とても盛り上がりました(笑)
食べた感想をコメントし合うのは、とても良い勉強になり、レベルアップにつながりますね
暑さ厳しい8月中旬に、朝日酒造さんの銘酒「久保田」を扱う、埼玉県内の有力酒販店さんの女性スタッフのみなさまを対象にした研修会が、都内南青山の御洒落なレンタルスペースで開催され、私も講師として参加させて頂きました。
メインテーマは「久保田の温度別・味わいの変化を楽しみながら実感する」ということでして、「最高ランクの久保田」を、何種類も冷やして試飲して頂きながら、私が創作したコース仕立ての「久保田に合う、和風オリーブオイルクッキング」をお楽しみ頂くという、日本酒ファンには堪らない素敵な勉強会になりました(笑)。
「日本酒」と言いますと、どうしても、CMの渡哲也さんのような「渋い男性が楽しむお酒」というイメージが強いのですが、今回のように、明るい女性中心の食卓で、みなさんが日本酒を楽しむ様子は、「<華>があって、本当にいいものだなぁ!」と思いました(笑)。
試飲&御食事会も時間が進み、佳境に入りますと、中には、ほろ酔い加減の方もいらして、かなり打ち解けた雰囲気になりますが、そこは、さすがに「お酒のプロ」のみなさまです。すべての料理を出し終え、私のトークショーが始まりますと、一生懸命に私のトークやレシピをメモされる方々ばかりで、最後の質疑応答も、時間がオーバーするくらい、大変に盛り上がりまして、とても嬉しく、感激致しました。
私も、車の運転がなければ、みなさんと一緒に、美味しい久保田の冷酒を頂きながら、お話ししたかったのですが、そこは、グッと堪えまして、汗を拭いながら、ミネラルウォーターを飲んでいました(笑)。
このように素晴らしい「御食事会&トークショー」を企画して下さった、朝日酒造のみなさま、本当に有難う御座いました。心より感謝し、御礼を申し上げます。
次回は、是非、受講者として「電車」で伺わせて頂きます(笑)。
高級ブティックが並ぶ南青山の路地を入った、御洒落なレンタルスペースが会場でした
設備の整ったキッチンで、「天然海老とズッキーニの和風カルパッチョ」の盛り付け中です
オリーブオイルは、世界№1のシシリア産「ラビィダ・クラシックレーベル」を使いました
銘酒「久保田」との相性は、抜群に良く、至福の時間を過ごすには最適です(笑)
オリーブオイルと醤油がベースの「極上ソース」をかけた1品は、みなさまから絶賛されました
私のコメントのすべてを熱心にメモされる様子は、とても有難く、感謝の気持ちでいっぱい
になりました
日本最高レベルの銘酒「久保田」のボトルを持つ私は、本当に嬉しそうですね(笑)
主催者の「朝日酒造様」、「埼玉県久保田会」の女性スタッフのみなさまと記念の1枚です
日本フードコーディネーター協会の会報誌「FCAJジャーナル2011(Vol.90)」に、私のインタビュー記事が掲載されていますので、早速、その内容を御紹介させて頂きます。
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老若男女に支持される料理を提供、全国を飛び回る
出張料理人 ・料理研究家・オリーブオイルのソムリエ 小暮 剛
フランス料理の修業を経て独立し、全国各地の一般家庭に出向いて料理を提供している小暮剛さん。口コミで評判が広がり、著名人のファンも多数。現在は料理研究家、オリーブオイルのソムリエとしても活躍されています。
−店を構えない、出張料理というスタイルを取られたのはなぜですか?
元々私が料理の世界に入ったのは、「自分の作る料理で日本全国の人々を笑顔にしたい」と思ったからです。30歳になったら店を持つことを目標に、まずは経営の勉強をするために大学へ入り、その後、調理師学校で料理を学んでフランスや東京のレストランで修業しました。しかし、いざ独立を考えた時、「店には、地方に住む人や小さな子ども、身体の不自由な老人など、食事に来たくても来られない人が多い。それでは自分の夢が叶えられないのではないか」と思うようになったのです。そこで、どんな人にも自分の料理が食べてもらえる方法を模索し、1992年、31歳の時に出張料理人として独立しました。最初の3-4年は、フリーペーパーに取材してもらったり、自分でチラシを作って配るなど、色々宣伝をしましたが、まったく反応がなく、苦しい状態が続きました。しかし、友人や先輩からお客様を紹介してもらい、そこから徐々に口コミで評判が広がっていったのです。当時は和食の出張料理はありましたが、フレンチの出張料理人は殆どいなかったため、テレビや雑誌などでも取り上げられ、地方からも依頼が来るようになりました。
−一般家庭のキッチンで調理をする苦労はありますか?
包丁やまな板、鍋、皿など、使う機材は一式持ち込みます。家庭の熱源だと火力が弱い場合があるので、カセットコンロを持参することもあります。また、特に最新のキッチンだと、皿を何枚も並べて盛りつけができる、広くて平らなスペースが意外と少ないんです。これは現場に行ってみないとわからないことなので、使えるスペースはどこでも使い、場合によっては、空き箱や板で作業台を作るなど、臨機応変に対応しています。料理の完成度を考えれば現場で一から調理するのがベストなのですが、長時間お客様のキッチンを占拠するわけにもいきません。ある程度まで自分の厨房で仕込み、現場には食事の開始時間の1時間前に入るようにしています。移動は、関東圏内でしたら車が基本で、遠方の場合は機材や食材を宅配便で送ります。
−料理はどのようなものが好まれるのでしょうか。
新築祝い、誕生日、結納、結婚式、法事といった、老若男女、幅広い年齢層が集う慶弔行事に呼ばれることが多く、お年寄りから小さいお子さんまで、すべての客層に合う味つけを意識しなければなりません。実は、これが非常に難しいのですが、味噌や醤油、鰹と昆布で取った和風出汁など、食べ慣れた和のテイストを隠し味に取り入れると、たいていの方に喜んでいただけます。また、バターや生クリームの代わりに上質なオリーブオイルを使い、野菜を多用してヘルシーな料理を意識しています。飲み物も、お客様の嗜好は様々で、自由に用意して頂いていますが、和の要素やオリーブオイルを使った料理は、どんな飲み物とも合い、とても好評です。
−求められる能力、成功のポイントを教えてください。
ある程度の調理経験を積んだ人であれば、出張料理はすぐにでも始められます。しかし、長く続けるには、食事をより楽しんでもらえるような話術、雰囲気作りが必須。料理をサービスする時やゲストから質問があった場合など、ユーモアを交えながら分かり易く説明して、食後に“何倍も楽しかった”と感じてもらえるよう意識しています。そうすることで、次回のリピートや口コミによる新規の依頼にもつながっていきます。
−出張料理以外にもさまざまな分野で活躍されていますね。
地方の活性化のため、特産品を生かした商品開発や、機内食のメニュー開発、料理教室など、料理研究家としての仕事の依頼を頂くようになり、今ではそちらの活動の割合が多くなってきました。出張料理で様々な家庭の台所を目にした経験から食育の重要性を感じ、最近では講演や子ども向けの料理教室にも力を入れています。出張料理で鍛えた話術がこんなところで生かせていますね(笑)。長年食の仕事に携わり、その恩返しとして正しい食の知識を広めたいと思っています。
TSUYOSHI KOGURE
1961年千葉県生まれ。明治学院大学卒業後、辻調理師学校に入学。’84年に卒業して渡仏、リヨンの有名レストランで修業を積む。’86年に帰国し、日比谷「南部亭」、青山「KIHACHI」、「セラン」に勤める。’92年に出張料理人として独立。その後、企業の商品・メニュー開発や料理教室、食育教室、講演なども行う。オリーブオイルの研究にも取り組み、2005年にはイタリア・シチリア州の名門オリーブ農園より日本人初の「オリーブオイルのソムリエ」の称号を授与される。各メディア出演、著書多数。
http://www.kogure-t.jp
(料理)
料理は前菜、スープ、魚、肉、デザートを基本に、予算に応じたコース内容で提供。主食のパンや御飯は、食事会の趣旨に合わせ、お客様に用意してもらうことが多い。写真は新鮮な帆立貝を、オリーブオイルで作ったマヨネーズであえたもの。つけ合わせの各種野菜は和風出汁とオリーブオイルでマリネしている。
「FCAJジャーナル2011(Vol.90)」は、秋をイメージした表紙が
とても御洒落ですね
テレビ、ラジオ以外での「出張料理に関するインタビュー」は
久しぶりです(笑)
プロフィール用の写真は、私のスタジオの「オリーブの木々」の前で撮影して頂きました(笑)
NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、10月25日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「海藻とシラスの和風サラダ」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
このコーナーでは、毎回、オリーブオイルと醤油等の和風テイストを組み合わせた「簡単で美味しいレシピ」を御紹介させて頂いておりますが、今回のメニューも、ミネラルたっぷりで、毎日食べ続けても飽きない美味しさですので、是非、みなさまも御試し下さいませ。
番組内では、進行役の村上さんが「日本人初のオリーブオイルソムリエでもある小暮さんは、今年で50才なのですが、毎日、顔にオリーブオイルを塗っていて、本当に、お肌がツルツルなんですよね(笑)。<オリーブオイルは、食べて良し、お肌に塗って良し>を、毎日実践しているようですよ。」とコメントして下さり、とても有難く嬉しい反面、少々気恥ずかしい気も致しました(笑)。
ちなみに、私が毎日、顔に塗っているオリーブオイルは、イタリア・シシリア産の「ラビィダ・クラシックレーベル」でして、私だけが、ラビィダさんから直々に販売の許可を頂いておりますので、御希望の方は、私のHPのトップページからお問い合わせ下さいませ。
では、早速、レシピを御紹介させて頂きます。
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海藻とシラスの和風サラダ
<材料・2人分>
(A)
海藻ミックス 80g
(B)
レタス 1/2個
(C)
シラス(または桜海老) 30g
(D)
オリーブオイル 50cc (米)酢 20cc 醤油 20cc 塩・胡椒 各少々
白炒りゴマ 30cc
<作り方>
①海藻ミックスは、水で戻し、水切りしておく。
②レタスは、細切りし、1分程度水にさらして、水気を切り、冷蔵庫でしばらく冷やして、パリッとさせる。
③(D)を合わせて、ソースとする。
④皿に、レタス、海藻、シラスを盛り、③のソースをかける。
ミネラルたっぷりで、とても美味しい「海藻とシラスの和風サラダ」です
材料も、身近で揃う物ばかりですが、海藻は、ワカメだけでもOKです
これからの時期は、レタスの代わりに、細切りした白菜を使っても美味しいですよ(笑)
東日本大震災直後の4月27日から3日間、東京お台場のビックサイトで「ホビー&ホビークッキングショー」が開催され、10万人以上の御客様に御越し頂きました(詳しくは、2011年5月のアーカイブスを御覧下さいませ)。
私も<ナビゲーター>として、フルに参加させて頂き、毎日が「感謝・感動の連続」でしたが、会場中央には「東北・米作り応援プロジェクト」のブースを設けさせて頂き、微力ながら、義援活動もさせて頂きました。
具体的には、昨年度産のお米の販売と、ひとくち5千円の義援金を募り、「募金して頂いたみなさまには、この秋に収穫される新米5㎏と地元産のうどんを贈らせて頂きます」という内容でして、予想をはるかに上回る多くのみなさまに御賛同して頂きました。
震災後も、台風15号が猛威を振るい、度重なる余震や、その他諸々の被害もあって、生産者のみなさんの御苦労は、並大抵ではなかったろうと御察し致しますが、ホビークッキングショーに御来場頂いたみなさまの応援を「心の糧」にして頂き、本当に頑張って頂きました。
そして、その生産者のみなさまの様々な「思い」が詰まった「美味しい新米」が、本日、我が家にも届きました!
先日、近くの映画館で「はやぶさ」という映画を見たのですが、様々な困難を乗り越え、無事に帰還した、そのストーリーに、普段、涙をみせることの無い私も、思わず涙してしまいましたが、この新米を受け取った瞬間も、色々な「思い」が頭の中を駆け巡り、不覚にも、梱包を開けた瞬間に、また涙してしまいました。こんな短期間に2度も涙してしまうなんて・・・私も歳なのですかね(笑)。
これからも、私に出来る、あらゆることをさせて頂き、日本中を<食のチカラ>で元気にして行く覚悟ですので、どうか、みなさまも末永く応援を宜しく御願い致します。
このブログを書いている間に、直火の土鍋で炊いた新米が、良い香りで炊き上がりました。
最高の美味しさです!「日本人で良かった」とつくづく思いますね。
4月下旬に開催された「ホビークッキングショー」では、ナビゲーターとして「東北・米作り
応援プロジェクト」をさせて頂き、多くのみなさまに御賛同して頂きました
生産者の様々な思いが詰まった「ホビークッキングショーの絆」
宮城県の新米が、稲穂と共に届きました
精米したての新米は、とても風味良く、最高に美味しかったです
「分析試験成績書」も同封されていました
「試験結果」です。1日でも早く、このような検査が不要になる日が来ることを心から願って
います
11月14日に、地元船橋市の船橋中学校に伺い、御父兄対象の「家庭教育セミナー」の講師をさせて頂きました。
講演のテーマは「脳を育てる朝食」でして、4品のヘルシーな御料理を作らせて頂きながら、楽しく和やかな雰囲気の中で、「食の大切さ」のお話をさせて頂きました。
まずは、簡単にレシピの解説をさせて頂きます。
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① <オリーブオイルを入れて炊く玄米御飯>
完全栄養食であり、デトックス(排毒)作用に優れた玄米とオリーブオイルを一緒に炊き込んだ「玄米御飯」は、ヌカ臭さも無く、冷めてもシットリと美味しくて、私も自宅にいる時には、欠かさず食べています。動物性の脂肪を控えている私にとりましては、まさに「パワーの源」なのです(笑)。
②<野菜たっぷりの和風ミネストローネスープ>
海のミネラルが豊富に含まれている「昆布」や「天然塩」、「鰹削り節」がベースの和風スープに、緑黄色野菜をたっぷりと加えて作るヘルシーなスープです。仕上げに、上質のオリーブオイルを加えることで、野菜の旨味も充分に引き出され、満足感のある美味しいスープになります。
③<ざく切りキャベツのオリーブ醤油風味サラダ>
新鮮なキャベツをざく切りし、まずは、天然塩を振ることで、その旨味を引き出します。さらに上質のオリーブオイルと醤油、またはポン酢を加えることで、本当に美味しいサラダが、簡単に出来ます。
④<リンゴのオリーブオイル焼き>
一口大にカットしたリンゴに軽く天然塩を振り、オリーブオイルで焼くことで、砂糖をまぶした以上に甘くて美味しい「焼きリンゴ」が出来ます。これを荒刻みすれば、砂糖不使用のヘルシーな「リンゴジャム」にもなります。
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御参加頂いた30名のみなさまは、すべての御料理に興味津々で、熱心にメモを取りながら、最後まで真剣に御覧頂きました。
<食>にまつわる色々なお話を、約2時間、ユーモラスに笑いを交えながらさせて頂き、同時進行で4品を作らせて頂きましたが、最後の御試食タイムでは、オリーブオイルをふんだんに使っていながら、軽くてアッサリとしたヘルシーな味わいに「オリーブオイルを使った御料理が、こんなに簡単で美味しいとは思いませんでした!」と、多くのみなさまが感激の御様子で、「今晩、早速、作ってみます(笑)」との、嬉しい御言葉も頂きました。
玄米御飯は、各テーブルに炊飯器を置き、炊き立てをお召上がり頂きましたが、私が「この玄米御飯は、冷めても美味しいですよ!」と申し上げますと、自然発生的に、みなさんがラップを取り出し、多目に炊いて残った玄米御飯で「おむすび」を作り始めました。「是非、帰宅した子供に食べさせます」と、嬉しそうに微笑むお母さん達の表情が、とても素敵でした。
「家族の健康を考えて作る、愛情溢れた家庭料理っていいなぁ」と、改めて思いましたし、これからも、このような「食育活動」を積極的にして行きたいと思いました。
このイベントを開催するにあたり、御協力頂いた役員のみなさま、本当に有難う御座いました。
心より御礼を申し上げます。
船橋中学校での「家庭教育セミナー・食育講演会」は、2年前に続き
今回で2回目です
御父兄のみなさまには、最後まで熱心に講演を聴いて頂き、有難かったです
食育の料理教室では、たっぷりの有機野菜と玄米、上質の天然塩、オリーブオイルを使う
のが、コグレ流です
玄米を炊く時には、初めからオリーブオイルを加えるのがポイントです
海のミネラルたっぷりの和風出汁が、野菜スープのベースになりますので、ていねいに
出汁を取ります
野菜の切り方やボイルする時のコツを、ユーモラスに実演、説明中です
野菜たっぷりのスープの仕上げに上質のオリーブオイルを加えるのもポイントです
当初、予定には無かった「オリーブ風味・焼きリンゴ」の実演中です(笑)
砂糖不使用でも甘くなる「オリーブオイルマジック」に、みなさん興味津々でした
焼きリンゴは、粗刻みすれば、砂糖不使用の美味しいジャムになります
この3品が出来れば、1日のスタートにふさわしい「完璧な朝食」になりますね
子供達への御土産に、冷めても美味しい「玄米おむすび」を一生懸命に作って頂きました
愛情たっぷりで可愛らしい「玄米おむすび」が完成しました
御手伝いして頂いた役員のみなさま、本当に有難う御座いました
11月上旬に熊本県天草市立御領小学校に伺い、6年生の生徒さん達を対象に「オリーブオイル」がテーマの特別授業をさせて頂きました。
天草市の職員の方々との事前の打ち合わせでは「子供達は、人見知りをして、おとなしいかもしれませんが、気にしないで下さいね」と、アドバイスをして頂いていたのですが、実際には、とても明るく積極的で、そのパワーと目の輝きに圧倒されそうになってしまいました(笑)。なんだか、都会の子供達が失いかけている「大切なもの」を、天草の子供達は、しっかりと持っているような気がして、とても嬉しくなってきましたし、たくさんのエネルギーを子供達から貰えた気がしました。
みなさまにも、その時の写真を御覧頂きながら、「特別授業の楽しかったひと時」を共有して頂けましたら有難いです。
伝統ある天草市立御領小学校の正門前で、記念の1枚です。
天草市では、「オリーブを通した地域活性化」に積極的に取り組んでおり、教室にも
オリーブに関する掲示物がたくさん有りました。
子供達に見てもらおうと、船橋市のコグレオリーブ農園から
実のついたオリーブの枝と、世界№1のオリーブオイルを
持参致しました。
まずは、「天草市の豊かな自然の恵みと感謝の気持ち」のお話からスタートしました
実のついたオリーブの枝を見てもらいながら、逆境に負けずに育つ「オリーブの生命力の
強さ」のお話を、熱くさせて頂きました。
子供達は、とても真剣に私の目を見ながら、お話を聞いてくれました。後方には
テレビカメラ3台、新聞取材も入り、教室内は、かなりの熱気に包まれていました。
ざく切りキャベツにオリーブオイルと天然塩、醤油を加えれば、美味しい「キャベツサラダ」
が、すぐに出来ます。子供達も、楽しい授業に、みな笑顔です(笑)
子供達は、とても積極的で、地元の美味しい天然塩や、キャベツ自体の味を確かめる
ために、どんどん手が伸びて、嬉しそうに味見してくれました。
中身がフワフワのオムレツのつくり方を指導しているところですが、真剣な眼差しの
子供達の前で失敗するわけにいかず、実は、とてもプレッシャーを感じていました(笑)。
出来立てのオムレツを半分に切って、中身がトロトロなことを確認しているところです。
ここでも、子供達の歓声は、凄かったですね。
試食を前に、オリーブオイルと醤油をかけて、これをソースとしますが、絶品ですよ!
教育長様をはじめ、市の職員の皆様や先生方にも御試食して頂きました。
世界№1のオリーブオイルをパンに浸けての試食中です。「美味しい!」と多くの子供達
から歓声があがりました。「このオリーブオイルは、顔に塗ってもいいんだよ」と言いますと
嬉しそうに競うように顔中に塗りまくる子供達もいて、とても微笑ましかったですね(笑)。
私が作った見本のオムレツとキャベツサラダです。家に帰って、早速、家族のために作って
くれた子供達もいたようです。
当日の模様を伝える熊本日日新聞の記事と、後日、女子生徒さんから頂いた御手紙です。
「小暮先生に教えて頂いたオムレツを作ると、家族にとても喜ばれました。これからも、
家で、オリーブオイルを使った料理をたくさん作ろうと思っています。私も、色々な勉強
をして、海外に行きたいです。」
最高に嬉しいコメントですね!みなさんが健やかに成長出来るように、これからも、ずっと
応援させて頂きますよ!嬉しい御手紙を本当に有難う御座いました。
この度の貴重な御縁を下さいました教育委員会の岡部教育長様、そして、御領小学校の
平野校長先生や天草市五和支所の職員の皆様、心より御礼を申し上げます。有難う御座
いました。
これからも、他の小・中学校でも、このような機会を頂けましたら、喜んで伺わせて頂きます
ので、宜しく御願い致します。
11月4日の午前中に、熊本県天草市立御領小学校の6年生を対象にして「オリーブオイルの特別授業」をさせて頂き、大好評でしたが、実は、この日は「オリーブオイルを使った給食」の初御披露目の日でもありました。
数ヶ月も前から、五和学校給食センターの栄養士のみなさまと、打ち合わせやアドバイスをさせて頂き、いよいよ本番となったわけですが、子供達の配膳を見守る担当栄養士の先生の表情からは、かなり緊張されている様子が伝わってきました。
結果として、「オリーブ給食」は、とても美味しく、生徒さん達も大満足で、大成功でしたし、かなり頑張って頂いたことがよく分かりましたが、後でお聞きしましたら、「夜も寝られぬほど、ドキドキしていた」そうでして、「これで、ゆっくり眠れますね、素晴らしかったですよ!これからも子供達のために頑張って下さいね!」と申し上げますと、嬉しそうに微笑んで下さいました。
とても楽しかった給食の時間が終わり、そろそろ生徒さん達とお別れという時に、5分ほど時間を頂いて、こんなメッセージを最後に贈らせて頂きました。
「天草に住む君達の周りには、御先祖様が遺して下さった、こんなにも素晴らしい自然の恵みがあり、何よりも嬉しいことは、御両親、先生方をはじめ、たくさんの人達が、君達を愛し、健やかな成長を温かく見守ってくれているんだよ。この天草に生まれ育ったことに誇りを持ち、君達も将来は、この天草の地から、全国に元気を発信して下さいね!」
私自身も、心が洗われた1日でした。みなさまに、心より感謝を申し上げたい心境です。
本当に有難う御座いました。
いよいよ「オリーブ給食」のスタートです。あたり一面、美味しそうな匂いが漂っていました。
生徒さん達は、手際よく盛り付けをしていきます。
私も思わず、40年前の楽しかった給食の時間を思い出しました(笑)
本日の素晴らしい「オリーブ給食メニュー」です。
①魚のオリーブ焼き→天草産のハガツオにオリーブオイルとカラシ入りのマヨネーズを塗って、オーブンで焼きました。身がシットリ、ジューシーでクセも無く、美味しかったです。
②野菜たっぷり和風ミネストローネ→オリーブオイルで野菜を炒め、ボリューム感を出した美味しいスープです。御飯を加え、雑炊にしてもいいですね。
③ひじきサラダと麦御飯→オリーブ料理と一緒に食べるのには、とても良い組み合わせでした
その他、料理教室で使った地元産の天日干しの天然塩の美味しさを知った生徒さん達は、麦御飯にまぶして美味しそうに食べていました。積極的でいいですよね。
「小暮先生のガイドで、地元の生産者巡りをしたいです!」という声も上がり、嬉しいかぎりです。
是非、実現したいですね(笑)。
私も小学生時代にタイムスリップしたようで、美味しく楽しく給食を頂きました。
同じテーブルの生徒さん達からも、色々と素朴な質問を受け、貴重な経験になりました。
地元テレビ局のインタビューも受けまして、「食の大切さ」に関するコメントをしました。
生徒さん達とお別れの時、5分だけ時間を頂いて、「熱いエール」を贈らせて頂きました。
天草市教育委員会・教育長の岡部先生、御領小学校校長の平野先生と記念の1枚です。
企業や団体等で、社内誌や機関紙を編集するための実務情報、及び、自社の社内報等に転載できる原稿を提供する会報誌「月刊コミ・サポ」12月号の特集ページに「大人の食育・日頃の食生活を見直しませんか」と題した原稿を書かせて頂きました。
会員企業様は、地方自治体を含め、200社以上にのぼるとのことでしたので、その影響力を考慮に入れまして、かなり時間をかけ、気合を入れて書かせて頂いたつもりです(笑)。
早速、その内容をみなさまにも御紹介させて頂きます。
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「大人の食育」日頃の食生活を見直しませんか
私が住んでいる千葉県・船橋周辺では、最近、皮膚科の病院が、目につくようになってきました。こんなに同じような病院が増えたら、患者さんの奪い合いになって、経営が大変なのではないかと思ってしまいますが、実際は、そうではありませんでした。
夕方、各病院の待合室を覗きますと、どこもアトピーやアレルギーに悩まされている女子中学生、高校生達たちでいっぱいなのです。
日々、医療技術は進歩しているはずなのに、いったい、この現状は、どういうことなのでしょうか?私もたいへんにビックリしています。と言うのも、私が小学生だった40年前には、アトピーという言葉さえありませんでした。
1970年代前半に、アメリカから、ファーストフードやファミリーレストラン、コンビニエンスストアといった、いわゆる生産効率重視のシステムが入ってきて、急激に日本の食文化は、大きく変化してしまいました。ハンバーガーやフライドチキンなど、いわゆる欧米で人気の食文化がどんどん押し寄せてきたのです。1970年代以前には、ハンバーガーなどのファーストフードを食べる機会はほとんど無く、「ご飯と味噌汁」に代表される「伝統的な和食」が、日本人の元気の源だったのです。みなさんは、昔からの当たり前の和食を食べていますか?
いつでも簡単に購入できる「便利な食生活」を続けていますと、知らぬ間に人工的に作られた「合成添加物=薬」を体内に溜め込むことになります。これは、本当にリスキーなことです。なぜならば、薬単体では、OKな物でも、複数をまとめて摂ることによって、原因不明の副作用に悩まされることになるからです。合成添加物は、今摂取して、すぐに反応が出るものではありませんが、大体、30年後にさまざまな原因不明の病気が発症する可能性がありますので、日々の食生活を継続的に注意していかなくてはなりません。
では、私たちは何を積極的に食べれば良いのでしょうか?私のお薦めは、完全栄養食である玄米とエキストラ・バージン・オリーブオイルです。これらは、両方とも、デトック(排毒)作用に優れており、体内に蓄積した自然でないものを外に出す働きがあり、自然の生命力に満ち溢れているのです。
私は、日本人初の「オリーブオイルのソムリエ」として、世界80ヶ国以上を回らせていただき、オリーブオイルが、どれだけ世界中の人々の役に立っているのかを見てきましたが、特に、印象深いのは、昨夏訪れたイスラエルです。日中の最高気温は、46℃以上にもなり、ほとんど雨が降ることもない砂漠状態のエルサレムのゴルゴダの丘のふもとには、いまだに実を付け続けている樹齢2千年以上のオリーブの巨木があります。「オリーブは、永遠の命の象徴」とも言われていますが、これほどまでに過酷な環境の中でも命を繋いでいける、その生命力を我々人間は、もっと有難くいただくべきだと思うのです。
幸いにも、オリーブオイルは、味噌・醤油など、和テイストの調味料との相性が抜群なので、日本人の体質に合った伝統的な和食に、上手くオリーブオイルを取り入れていただくことで、より健康的な食生活を実現することができると思います。
ちなみに、食育の講演会では、最初からオリーブオイルを入れて炊いた玄米をご試食していただくこともありますが、シットリ感が増し、冷えても美味しいと好評です。
食のお話を始めますと、ついつい熱が入りますが、この続きは、ぜひ、みなさまのところでさせていただきたいと思います(笑)。お気軽にお問い合わせしてくださいね。
熊本県天草市立御領小学校での「オリーブオイル特別授業」の翌日11月5日には、天草市五和町のコミュニティーセンター「おおくす」にて、地元の食材が主役の「オリーブオイルクッキングショー」が、昼・夜の2部制で開催されました。どちらの回も大盛況で、とても有難く、嬉しかったのですが、その時の模様を2回に分けて御報告させて頂きます。
まずは、作らせて頂いた6品のレシピを簡単に解説させて頂きたいと思います。
「オリーブオイルクッキングショー」の会場となったコミュニティーセンター「おおくす」の前で
記念の1枚です。
使わせて頂いた食材は、殆どが地元産で、簡単に買うことが出来る物ばかりです。
① ざく切りキャベツのオリーブ醤油風味サラダ
ざく切りしたキャベツに軽く塩・胡椒を振り、醤油とオリーブオイルを適宜加えて混ぜれば
出来上がりです。今回は、炒り胡麻とアミ(小海老)をトッピングしました。
② さつま芋の粉ふき芋、オリーブ柚子胡椒ソースかけ
地元産の美味しいさつま芋を茹でて、空炒りし、粉ふき芋にしてから、オリーブオイルと柚子
胡椒を2対1で混ぜた物をかけるだけなのですが、さつま芋の甘味とオリーブオイル、柚子
胡椒の相性が抜群です。
③ 新鮮なイカと玉葱のソテー、オリーブ醤油、柚子風味
新鮮なイカと玉葱を、オリーブオイルでサッとソテーし、仕上げに醤油を少し加えれば出来
上がりです。食べる時に、柚子かレモンを絞って下さい。
シンプルですが、しみじみ美味しい1品です。
④ アオサ(海藻)と細葱の和風スープ、オリーブオイル風味
醤油ベースの和風スープに細葱とアオサを加え、仕上げにオリーブオイルを適宜かければ
出来上がりです。オリーブオイルは、和風テイストとの相性がとても良いのです。
⑤ 味噌オリーブ風味のカルボナーラパスタ
まずは、味噌に酒と味醂を加えてペースト状にし、卵黄と粉チーズ、オリーブオイルを
加えたソースのベースを作っておきます。
ここに、茹で立ての熱々パスタを加えてサッと混ぜれば出来上がりです。
今回は、炒り胡麻とアミをトッピングしましたが、個人的に私も大好きなパスタのひとつです。
⑥ 焼きリンゴのオリーブオイル風味
砂糖を一切使わないのに、本当に甘くて美味しい焼きリンゴです。リンゴに軽く塩を振り
オリーブオイルを絡ませて焼くだけなのですが、オリーブオイルがリンゴの旨味を見事な
までに引き出します。
「オリーブオイルクッキングショー」に御参加して下さったみなさまと記念撮影させて頂き
ました。
多くの方々から「どれも簡単で美味しいですね!」とか「今晩、早速作ってみます!」と言って
頂きとても嬉しかったです(笑)。
お声がかかれば全国に伺い、オリーブオイルの普及活動をさせて頂いておりますが、天草市のみなさまの「オリーブオイル」や「日頃の食と健康」に対する意識の高さは、私が思うに「日本一」ではないでしょうか。
今回の「オリーブオイルクッキングショー」でも、御参加下さったみなさまの、すべてを吸収しようとする「真剣な眼差し」から、それを肌で感じましたし、当然のことながら、御指導させて頂く私のモチベーションも急上昇し、かなりハイテンションで、昼の部、夜の部2回とも全力投球させて頂きました(笑)。
そんな「クッキングショー」でのデモンストレーションの模様を、写真を交えながら、解説させて頂きたいと思います。
世界№1のオリーブオイル「ラビィダ」と味噌・オリーブ風味のパスタを持って記念の1枚です。
まずは、世界№1のオリーブオイルの美味しさをパンに浸けて体験して頂きます。
本当に上質で美味しいオリーブオイルは、サラッと軽く、ポリフェノールが持つ草の香りが
します。
ざく切りキャベツに醤油とオリーブオイルを加えたサラダの盛り付けです。
シンプルですが、とても美味しいので、みなさまも是非、御試し下さい。
アオサと細葱が入った和風スープの仕上げにオリーブオイルを
加えると、風味が増して、とても美味しくなります。
柚子胡椒とオリーブオイルの相性も抜群で、粉ふき芋の旨味・甘味を引き立てます。
砂糖を一切使わない「焼きリンゴ」ですが、とても甘くて美味く出来ますので、みなさまも
是非御試し下さい。
「イカと玉葱のオリーブ醤油風味ソテー」の盛り付け風景です。
食材が新鮮であれば、サッと出来るシンプルな料理がいいですね。
パスタ用の「味噌・オリーブソース」を作っているところです。このソースは、万能で魚の
切り身に塗って焼けば、美味しい味噌漬けのようになります。
夜の部にもたくさんのみなさまに御参加して頂き、とても有難く、嬉しかったです。
2時間半と、かなり長丁場の「クッキングショー」でしたので、ユーモラスで楽しい雰囲気作り
を心がけました(笑)。
御参加して下さったみなさんの真剣な「熱視線」には、かなり緊張しましたが、全力投球
させて頂きました(笑)。本日は、御来場頂き、本当に有難う御座いました。
このように貴重で素晴らしい「オリーブオイルクッキングショー」を開催して下さった天草市
五和支所のスタッフのみなさまにも、心より御礼を申し上げます。有難う御座いました。
11月6日に、熊本県天草市五和町のコミュニティーホール「おおくす」を会場にして、第3回オリーブ料理コンテスト「うまか天草ん家庭料理大集合」が開催されました。
第1回目は、今年の2月13日に、第2回目は、8月6日に開催され、短期間にも関わらずに、回を追うごとに、すべての作品が、急激にレベルアップしておりまして、今回エントリーして頂いた作品も、プロ顔負けの、かなり高水準な物ばかりでした。
毎回、痛感するのですが、本当に甲乙付け難く、今回も審査するのが、とても大変でした(笑)。
今まで出展して頂いたメニューばかりを出す「地産地消レストラン」を、天草市内にオープンさせたら、絶対に繁盛すると思うのですが、みなさまは、どう思われますでしょうか?
御料理写真を交えながら、入賞作品の簡単な解説を、2回に分けてさせて頂きたいと思います。
審査が始まる前の会場内は、ギャラリーのみなさんが見守る中、やや張り詰めた空気が
流れていました。
審査記入用のボードを片手に試食のスタートですが、見ただけで分かるレベルの高さに
内心、感心しきりでした。
見た目も素晴らしく、食べても美味しい御料理の数々に、思わず笑顔がほころびます(笑)。
優勝した「玄米ライスバーガー」にかぶりついているところです。
あまりの美味しさ、レベルの高さにビックリしました。
審査は、2時間近くの長丁場でしたので、ギャラリーのみなさんへの
サービスも兼ねて、審査をしながら、1品ごとに長所の解説をさせて
頂きました。
実は、急に思いついて、即興でやらせて頂いたのですが、これが
想像以上に大好評で盛り上がり、やってよかったです(笑)。
優勝作品の「有機野菜たっぷり玄米ライスバーガー」です。玄米には、オリーブオイルや
雑穀を入れて炊いているので、冷めてもシットリと美味しく、和風出汁で歯応え良く煮てから
オリーブオイルでグリルした根菜類の数々は、どれも、その持ち味が生きており、プロ顔負け
のかなり完成度が高い作品でした。とてもヘルシーで、毎日でも食べたくなりますね(笑)。
墨で筆書きした「お品書き」も、素晴らしかったです。
見事優勝した山下真由美さんと記念の1枚です。前夜は、ほぼ徹夜して頑張って下さった
そうです。
準優勝の「秋刀魚の和風ピザ」です。照り焼き系のやや甘いタレと
オリーブオイルを上手く組み合わせており、秋刀魚や長葱、チーズ
との相性も抜群でした。
このピザなら、魚嫌いの方でも美味しく食べられると思いますし
チキンで応用してもいいですね。
この味わいは、学校給食のメニューにも、是非、取り入れたいですね。
見事準優勝の山田ゆかりさんと記念の1枚です。山田さんは、本当に御料理が大好きで
いつも身近な食材を使って、新しいメニューを考えているそうです。
3位の「具だくさんワイワイパエリア」と「柿サラダ」です。「パエリア」は
もう10年以上作り続けているとのことで、安心感のある美味しさでした。
味のポイントとなる出汁も、リッチなシーフードベースにオリーブオイル
を加え、サフランをたっぷりと利かせた、とても上質な物であろうことは
容易に想像出来ましたし、オリーブオイルで炒めた具材の火の通し方
も完璧でした。
「柿サラダ」は、シンプルながら、オリーブオイルとみじん切りにした
玉葱の相性が抜群でした。
見事3位入賞の酒井美津子さんと記念の1枚です。酒井さんの美味しいパエリアを囲む
ホームパーティーに参加させて頂きたくなりました(笑)。
「オリーブ料理コンテスト」では、本来、3位までを表彰させて頂く予定だったのですが、エントリーして頂いたみなさんの作品のレベルが、あまりにも高かったものですから、急遽、特別賞を5名様に差し上げることに致しました。
特別賞に輝いたみなさんの作品を、御料理写真を交えながら、簡単に解説させて頂きます。
第3回「オリーブ料理コンテスト」で、見事入賞されたみなさんと記念の1枚です。
フランス製の「トック(コック帽子)」に私のサインを入れてプレゼントさせて頂きました。
特別賞の「イクリクリームのロールケーキ」です。
「イクリ」とは、地元・城河原特産のベリー系のフルーツなのです
が、その自然な甘味と酸味を上手く生かしたロールケーキでして
バターの代わりにオリーブオイルを加えて作った軽いスポンジも
シットリとして美味しく、イクリクリームとのバランスも良かったです。
特別賞の「御飯に合う肉味噌」です。
地元産の上質な白味噌と黒豚を主材料に、オリーブオイルを
上手く合わせた保存の効く家庭の味、いわゆる「おかず味噌」
なのですが、これが、シンプルながら、しみじみ美味しいのです。
オリーブオイルと味噌の相性が抜群で、御飯以外にも、パンや
パスタ、野菜サラダ等にも合いそうですね。
特別賞の素晴らしい2品「イクリクリームのロールケーキ」と「肉味噌」を作って下さった田口
久美子さんと記念の1枚です。
特別賞の「天草の豊かな自然の恵みづくしプレート」です。
この一皿にバランス良く盛られている品々から、いかに天草が
素晴らしい食材の宝庫であるかが分かり、楽しくなってきますね。
マクロビオテックをベースにして、オリーブオイルを上手く使った
美味しくヘルシーな御料理の数々でした。
特別賞の「自家製スモークサーモン・香草オリーブソース」です。
上質なサーモンには、天草産の天日塩で、まろやかな下味を付けており、スモークの
加減も絶妙で、香草(ディル)風味のオリーブオイルソースとの相性も抜群でした。
シャンパンか、良く冷えた白ワインを飲みながら食べたくなりますね。
特別賞の素晴らしい2品「天草の豊かな自然の恵みづくしプレート」と「自家製スモーク
サーモン・香草オリーブソース」を作って下さった松田美司子さんと記念の1枚です。
特別賞の「秋刀魚の胡麻衣・オリーブ焼き」です。
秋刀魚に胡麻をつけて、オリーブオイルで香ばしく焼くことにより
魚臭さが無くなり魚嫌いな子供達でも、これなら美味しく食べられ
そうですね。御弁当のおかずにしても良いですし、是非とも、学校
給食のメニューに加えて頂きたい一品ですね。
スナック感覚でも食べられますので、お酒のおつまみにも最高です。
特別賞の「里芋の梨味噌オリーブソースかけ」です。
「梨のすりおろしと味噌、オリーブオイルを合わせたソース」は、プロの私から見ましても
「目からウロコ」の美味しさでした。味噌とオリーブオイルの相性の良さは、日頃から
みなさまにお伝えして来ましたが、まさか、そこに「梨のすりおろし」を加えたら、こんなに
美味しくなるとは、想像もつきませんでした。本当にビックリの美味しさでした。脱帽です(笑)。
特別賞の素晴らしい2品「秋刀魚の胡麻衣・オリーブ焼き」と「里芋の梨味噌オリーブソース
かけ」を作って下さった加工グループ「わだちの会」の岡田のぶ子さんと記念の1枚です。
「わだちの会」さんは、第1回目からプロのレベルで、今回も、他に「ごぼうのきんぴら入り
わだち饅頭」をエントリーして下さいましたが、これも完成度が高く、とても美味しかったです。
特別賞の「柚子胡椒味噌オリーブソースをかけた温野菜」です。
このソースも、私自身、初めて出会う味わいで、本当に美味しくて
「目からウロコ」だったのですが、作り方をお聞きしますと、柚子胡椒
と味噌、オリーブオイルを混ぜてから、何と「柿酢」を隠し味に入れる
のだそうです。まったく想像がつきませんでした。素晴らしいですね!
審査委員の私の方が、たくさん勉強させて頂きました。
特別賞の「オリーブの新漬けが入ったイタリア風タコ飯」です。
新鮮なタコやオリーブ、きのこの旨味が凝縮した、美味しいイタリア風炊き込み御飯とでも
言いましょうか。オリーブオイルを入れて炊いていますので、冷めてもシットリと美味しく
おむすびにしたり、御弁当にもいいですね。添えてある自家製の御漬物もオリーブオイルを
かけて食べると、すごく美味しかったです。
特別賞の素晴らしい2品「柚子胡椒味噌オリーブソースをかけた温野菜」と「オリーブの
新漬けが入ったイタリア風タコ飯」を作って下さった大西美穂子さんと記念の1枚です。
味の美味しさも勿論ですが、盛り付けや見せ方も素晴らしく、もはやプロのレベルですね。
特別賞の「天草大王(地鶏)の叩き風カルパッチョ」です。
上質な天草大王の叩きに柚子胡椒とオリーブオイルをかけるだけ
という、とてもシンプルな1品ですが、天草大王の下味となる塩の
振り方が正確で、天草大王の旨味を充分に引き出していますし
焼き方も、皮は、パリッと香ばしく、身の方は、ジューシーにと
教科書通りで良かったです。それにしても、柚子胡椒とオリーブ
オイル、天草大王の相性は、本当に素晴らしいですね。
特別賞の素晴らしい「天草大王(地鶏)の叩き風カルパッチョ」を作って下さった永田由美
さんと記念の1枚です。永田さんは、第1回目から、天草大王にテーマを絞ってエントリー
し続けて下さいましたが、3度目にしてやっと入賞することが出来ました。その間の努力
には、心より敬意を表したいと思います。本当に、入賞おめでとうございます!
先日、熊本県天草市の「五和まちづくり協議会」様から、素敵な「オリーブオイルクッキングカレンダー2012」を送って頂きました。
11月に開催された「第3回オリーブ料理コンテスト」の優勝者でもある水墨画の達人・山下真由美さんの筆による、見事で美味しそうなオリーブオイルクッキングの入賞作品の数々と、それらを満足そうに眺めながら微笑む白衣姿の私が「天草の豊かな自然の恵みとオリーブオイルで、こんなに美味しくて健康になる御料理が大集合しました!」と、声高く宣言している様子が、とても巧く表現されておりまして、本当に感謝、感激です。昨年から、天草市五和町で、オリーブオイルの普及活動をさせて頂いておりますが、こんなに心のこもった素晴らしい記念品を作って頂き、「今まで、みなさんと頑張ってきてよかった!」と、つくづく思います。
カレンダーには、五和まちづくり協議会様からの熱いメッセージも添え書きされています。
『これらの素晴らしい御料理は「うまか天草んオリーブ料理大集合」で見事に入賞した9品です。五和まちづくり協議会では、近い将来、天草の新しい特産品として期待されているオリーブオイルが、天草の豊かな自然の恵み、食材の引き立て役となることを多くの皆様に実感して頂き、ヘルシー調味料として身近な家庭料理に使って頂けるように、日本人初のオリーブオイルソムリエ・小暮剛氏を審査委員としてお招きし、オリーブ料理コンテスト「うまか天草んオリーブ料理大集合」を開催しています。この催しにより、季節ごとの素晴らしい天草の食材が各家庭の食卓を彩り、その引き立て役としてオリーブオイルが欠かせないことを実感出来ました。平成24年も、天草の豊かな自然の恵みに感謝しながら、天草産のオリーブオイルの誕生を楽しみに待ちたいものです。』
来年以降のコンテストでも、たくさんの素晴らしいオリーブオイルクッキングに巡り会えることを、今からとても楽しみにしております。地元のお子さん達にも、オリーブオイルに興味を持って頂き、エントリーしてもらえたら嬉しいですね。御要望があれば、お子さん向けの料理教室も積極的に開催して行きたいと思っています。
今まで御世話になってきた天草市五和まちづくり協議会のスタッフのみなさま、そして、様々なイベントに御参加して下さった地元のみなさま、本当に今年1年、有難う御座いました。この年の瀬に、改めて心より御礼を申し上げます。
※カレンダーは、枚数限定の製作で、残りわずかですが、御希望の方は、五和まちづくり協議会様までお問い合わせ下さいませ。 TEL 0969-32-1111 (天草市五和支所内)
水墨画の達人・山下真由美さんの筆による「オリーブオイルクッキングカレンダー2012」です
私がオリーブオイルの普及活動をさせて頂いている「天草市五和まちづくり協議会」様が
作成して下さいました。
少し照れますが、私の似顔絵も、素敵に描いて頂き、有難う御座います(笑)。
昨年12月4日に宮崎市・野村循環器内科クリニック様に伺い、病院に併設されております多目的ホールを会場に「オリーブオイルでアンチエイジング<心と体を健康にする食事、安心・安全があなたの人生を豊かにする>」と題した講演and料理ショーを開催させて頂きました。
会場の広さの関係で、当初は、30名様限定の予定でしたが、とても有難いことに、募集開始早々から、定員をはるかに上回り、キャンセル待ちが出るほどの人気ぶりでしたので、急遽、席数を
ぎりぎりの40席に増やし、超満員のみなさまの前で講演andデモンストレーションをさせて頂きました。その時の大変に盛り上がった会場の様子を、写真を交えながら、レポートさせて頂きたいと思います。
12月4日の朝早く、雲ひとつ無い快晴の宮崎空港に降り立ちました。
オープンしたての野村循環器内科クリニック様の外観は、まるでレストランのように御洒落
でした。
この素晴らしい講演and料理ショーを企画して下さった野村勝政先生と記念の1枚です。
クリニックの明るいスタッフのみなさまとも記念撮影させて頂きました。
この素敵なパンフレットは、野村先生の手作りだそうです。
クリニックのスタッフのみなさまには、御試食用料理の盛り付けもして頂きました。
この日の御試食メニューは、オリーブオイルを入れて炊いた玄米、キャベツのオリーブ醤油
風味サラダ、オリーブ風味の焼きリンゴ、パンにつけて美味しいオリーブオイルの4種類
でした。
会場が超満員になるほど大勢のみなさまに御越し頂き、本当に感謝しております。
講演and料理ショーは、笑いあり、とても和やかな雰囲気の中で行われました。
オリーブオイル入り玄米の反響は大きく、炊き上がりを、身を乗り
出して御覧になる方々が多かったです。
砂糖を一切使わなくても、甘くて美味しい「リンゴのオリーブオイル
焼き」は、みなさまにもお薦め致します。
御試食頂いた4品は、すべてが大好評で満足して頂き、嬉しかったです。
野村勝政先生とスタッフのみなさまには、心より御礼を申し上げますと共に、次回も宜しく
御願い致します。
昨年の9月中旬に高知県四万十市を訪れ、「玄米の美味しい食べ方」をテーマにした料理講習会を開催させて頂きました。7月の第1回目に引き続き、今回で2回目でしたが、「前回がとても分かり易く、楽しかったから、また申し込ませて頂きました(笑)」と言って下さる方がかなり多く、早くから予約して下さったみなさまで満員になってしまうほどの盛況ぶりを、とても有難く、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
今回のメニューは、オリーブオイルを入れて炊いた玄米御飯に、和風出汁の旨味を染み込ませたキノコと生姜を加えた「混ぜ御飯」と、四万十川河口付近で取れた新鮮なスズキをオリーブオイルと天然塩でマリネし、和風出汁で軽く煮てから、四万十川の川海苔が入ったソースをかけたヘルシーな一皿、それに、私が開発した「ブシュカンドレッシング」を絡めた、ざく切りキャベツの和風サラダの合計3品でしたが、いつものように笑顔溢れる楽しい雰囲気の中で、アッという間の2時間半でした。
それでは、早速、レシピを御紹介させて頂きます。
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キノコと生姜入り混ぜ御飯(玄米)
<材料・4人分>
(A)
キノコ各種(しいたけ、シメジ、舞茸、エノキ茸・・等) 各1パック
生姜 適宜(千切り・30g前後)
(B)
和風出汁 適宜(キノコ、生姜がかぶる位の量)
(C)
エキストラ・バージン・オリーブオイルを入れて炊いた玄米御飯 適宜
(玄米2カップ 水3カップ 塩少々 オリーブオイル15ccが基本分量)
<作り方>
①キノコ各種は、食べ易い大きさにほぐし、軽くボイルしておく。
②生姜は、千切りし、軽くボイルしておく。
③和風出汁で①と②を軽く煮て、しばらく置き冷ましする。
④オリーブオイルを入れて炊きあがった玄米御飯に③を混ぜ込む。
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白身魚の川海苔ソースかけ
<材料・4人前>
(A)
白身魚(切り身) 4枚
天然塩・胡椒 各少々
エキストラ・バージン・オリーブオイル 30-40cc
(B)
和風出汁 適宜(400cc前後)
水溶き片栗粉 少々
川海苔(乾燥した物) 適宜(3g前後)
<作り方>
①白身魚は、塩・胡椒を振り、エキストラバージンオリーブオイルをかけて15分位置き、その旨味を馴染ませる。
②鍋に和風出汁を軽く沸かし、①の魚をサッと煮る。
③魚を器に盛り、残った出汁は、強火で沸かして、水溶き片栗粉を加え、手早く混ぜて
軽くとろみをつける。
④あらかじめ、ほぐしておいた川海苔を加えて、ソースとする。これを魚にかける。
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ざく切りキャベツのオリーブ醤油風味
<材料・2人分>
(A)
キャベツ(又は白菜) 適宜
(B)
塩・胡椒 各少々 醤油(又はポン酢) 少々 白・黒炒りゴマ 各適宜
エキストラ・バージン・オリーブオイル 適宜
<作り方>
①キャベツ(又は白菜)は、ざく切りしておく。
②(B)を加えて混ぜる。
(今回は、私が開発した「ブシュカンドレッシング」を使用しました)
四万十市「玄米の美味しい食べ方」講習会のポスターです。
今回で2回目ですが、初回から受講されている方もかなりいらっしゃいました。
炊く前の玄米にオリーブオイルを加えるのがポイントです。
炊き立ての玄米にキノコと生姜を軽く混ぜ込みます。
思わず「美味しい笑顔」で記念の1枚です(笑)。
新鮮なスズキに塩・胡椒を振り、オリーブオイルでマリネしてから火を通しますと、冷めても
シットリとしてパサツキません。
和風出汁に四万十川の川海苔を加え、ソースを仕上げていきます。
食べる直前にオリーブオイルをかけますと、良い香りが広がり、旨味が際立ちます。
ざく切りキャベツに「ブシュカンドレッシング」をかけるだけで、美味しいサラダが出来ます。
御試食風景です。みなさんに満足して頂けて、嬉しかったです。
私がお薦めする世界№1のオリーブオイル「ラビダ」と「ブシュカンドレッシング」、それに
私の著書も、多くのみなさんに買って頂きました。
2012年1月下旬にタイの首都バンコクを訪れ、伝統的食文化の取材をして来ました。
まず、伺ったのは、バンコク郊外にある「ココナッツ砂糖工場」でしたが、作り方は、本当にシンプルで、沖縄県や高知県にある、昔ながらのサトウキビで作る黒糖工場と同じ製法でした。
まずは、ココナッツジュースを大鍋に入れ、ココナッツの殻などを燃料にして、強火で煮詰めて行きます。やがて、水分が無くなり、濃縮された物を冷やせば完成なのですが、「ココナッツ砂糖」は、自然な甘味とコクが特徴で、それだけで食べてもすごく美味しかったです。
次に伺ったのは、「ココナッツ砂糖工場」からも近い、広大な「塩田」でしたが、こちらも原始的で、とてもシンプルな採取方法が印象的でした。
雲ひとつ無く、強い日差しが降り注ぐ塩田では、自然光だけを頼りに、ゆっくりと時間をかけ、水分を蒸発させて行きます。こうすることで、ミネラル豊富な上質の天然塩が出来るわけです。
塩田の近くの食料品店では、魚を塩漬けして発酵させた物も売られていましたが、自然の摂理に逆らわずに、自然の恵みをうまく取り入れているタイ人のみなさんの生き方には、大いに学ぶべきことがあると思いました。
ココナッツジュースの入った大鍋を強火で沸かし、濃縮したものを冷やし固めて、ココナッツ
砂糖を作ります
かなり使い込んで迫力のある大鍋で、ココナッツジュースを煮詰めて行きます
ココナッツ砂糖は、自然な甘さとコクが特徴で、これだけで食べても
美味しいです
ココナッツの花のつぼみの中には、ぎっしりと小さな実が詰まって
いました
美味しそうなココナッツの実に、思わず、かぶりつきたくなりました(笑)
ウサギの形をした、ココナッツの実を削る道具です
私も、ココナッツの実を削る道具を使ってみました。手前にあるのは、ココナッツオイルです
雲ひとつ無く、強い日差しが降り注ぐ広大な塩田では、自然光だけが頼りです
塩田近くには、袋詰めされた塩を売るお店がたくさんあります
魚を塩漬けし、発酵させた物も、伝統的食材として人気があります
2012年1月下旬にタイの首都バンコクを訪れ、「庶民の台所」と言われているローカル市場を歩いてみました。
開放感のある市場内には、新鮮で色鮮やかな野菜や果物類が豊富に並んでおり、奥の方では、魚介類や肉類の販売コーナーもあって、かなり見応えのある市場でした。
市場の入口付近には、美味しそうな御惣菜の屋台や、魚介類を焼いて売るお店もあり、とても活気があって、見ているだけでも楽しくなってきます(笑)。
世界各地で市場を訪れますと、その国の食文化はもちろんのこと、その背景にある国内情勢や経済情勢までもが見えてくるものですが、ここバンコクでは、世の中の流れに関係なく、肩の力を抜いて「伝統的食文化」を守っている様子が、肌で感じられ、それがとても心地良く、改めて、タイの食文化の奥深さを実感致しました。
タイ国内を歩いてみて発見したことなのですが、人々が集まる場所や建物の入口には、必ず、神様を祀った御社がありまして、その前で手を合わせる人々をよく見かけます。
このローカル市場の入口付近にも、大きな菩提樹の木があり、その隣りに素敵な御社がありました。
「神様に祈り、今、この時に感謝の気持ちを持って生きる。」そんな心の豊かさを持つタイの人々の感性と食文化が益々好きになりました。
バンコク市内にある明るい外観のローカル市場です
入口付近には、御社があり、神様を祀っています
フルーツの種類は多く、とてもカラフルです
人参や唐辛子だけでも、多種類あります
ハーブ系を含め、青野菜の種類は豊富です
日本ではあまり見かけない野菜もかなりあります
タイを代表するシャンツァイ(香菜)も新鮮でした
手作りの唐辛子味噌も色々と売られています
新鮮な魚介類の販売コーナーもあります
いわし等の小魚を発酵させた調味料もあります
御惣菜を売る屋台には、美味しそうな料理がたくさん並んでいます
新鮮な海老や魚をダイナミックに丸ごと焼いて売っていました
先週末は、神奈川県藤沢市の御客様宅に伺い「結婚記念日のおもてなし」の御料理を作らせて頂きました。
この日のメニューには、私自ら市場で仕入れた上質な地ハマグリや天然ヒラメ、鰹、車海老、帆立貝、ツブ貝、生海苔、もずく等、豊かな海の幸、自然の恵みをふんだんに使わせて頂きまして、どの御料理も和風の味わいでありながら、オリーブオイルとの相性も良く、「とてもヘルシーで食べ易いですね!」と、みなさまに喜んで頂くことが出来ました。
御食事の後には、私も御客様のテーブルに御邪魔させて頂き、美味しい御茶を頂きながら、食にまつわる色々なお話をさせて頂きまして、かなり盛り上がったのですが、その中でも、特に、印象に残ったのが、保育園にお勤めの御客様からの「子供達のアトピーや食物アレルギー」に関するお話でした。
私が子供だった40年前には、「アトピーや食物アレルギー」という言葉自体、聞いたことがありませんでしたが、最近の子供達を取り巻く「食の現状」は、かなり大変で、「何を食べさせたらいいのか分からない」と、深刻に悩んでいらっしゃる御父兄が多いことを改めて知りました。
「健康になるための正しい食」の啓蒙活動をさせて頂いている私としましては、一刻でも早く、そのような悩みをお持ちのみなさまのところに伺い、アドバイスさせて頂きたいと思っているのですが、なかなか、保育園や小学校などから声をかけて頂けない現状を歯がゆく思っています。
いずれにしましても、自然の摂理に合った「生命力のある食べ物」例えば、オリーブオイルや玄米、豆類、海藻、有機野菜、発酵調味料等々を頂いて、我々人間は「命をつながせて頂いている」ことを再認識し、感謝の気持ちだけは、忘れないようにしたいものですね。
話題がそれましたが、今回の素敵な結婚記念日のおもてなしに呼んで下さった御客様には、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。また、お会い出来る機会を楽しみにしております。
見晴らしの良い高台にある素敵なお宅で「結婚記念日のおもてなし」の御料理を作らせて
頂きました
キッチン風景のビデオを撮る息子さんに、御料理の説明をさせて頂いているところです
船橋の中央市場で仕入れた上質な地ハマグリをスープに入れます
「モズクと春キャベツの入った地ハマグリの和風スープ」です
このスープに、オリーブオイルを加えますと、さらに旨味と香りが
アップします
「ヒラメのムニエル、ツブ貝とキノコ入り生海苔・吉野くずソース」です
生海苔の入った和風ソースとオリーブオイルの相性も抜群です
昨年11月下旬に、千葉県船橋市立海神中学校に伺い、PTA向け「食育講演会and試食会」を開催させて頂きました。
タイトルは、教頭先生と御相談させて頂き「食べ物の命を頂いて、命を繋ぐことの大切さを学ぶ」とさせて頂いたのですが、講演会当日に、会場となった家庭科室に入らせて頂きますと、オリーブカラーのグリーンをベースに、オリーブの実をあしらった、とても素敵な横断幕が張られていることに、まず感動致しまして、思わず、教頭先生と役員のみなさまにお集まり頂き、いきなり横断幕を持っての記念撮影となりました(笑)。
講演会の流れとしましては、まず「便利な食生活の裏側のお話」から始まり、「では、何をどのように食べたらいいのか」を、デモンストレーションを交えながら解説させて頂くのですが、あまり固いお話ばかりでは、印象に残りませんので、時にジョークを入れさせて頂き、楽しく笑って頂きながらの120分間でした。
それでは、写真と共に、講演会の模様をレポートさせて頂きます。
オリーブをあしらった素敵な横断幕を持って、教頭先生や役員のみなさまと記念の1枚です
「便利な食生活の裏側のお話」を真剣に聞いて下さるPTAのみなさまです
玄米と、その5割増しの水が入った炊飯器にオリーブオイルを入れて炊きます
ダジャレで笑いを取りながら、和風出汁をしっかりと漉しているところです
野菜がたっぷり入ったスープの仕上げに上質なオリーブオイルを
加えます
みなさんと一緒に楽しく「オリーブ醤油風味のキャベツサラダ」の盛り付けです(笑)
この日の御試食メニューは、「野菜たっぷり和風ミネストローネスープ」と「オリーブオイル
を入れて炊いた玄米御飯」、「ざく切りキャベツのオリーブ醤油風味サラダ」、「オリーブ
オイルで焼いた焼きリンゴ」の4品です
先生方も交えての御試食風景ですが、とても好評で盛り上がりました
講演会の終わりに、綺麗なお花と、海神中学校のマーク入りのタオルを頂きました
この会を企画して下さった教頭先生をはじめ、役員のみなさまには、心より御礼を申し上げ
ます。本当に有難う御座いました。
昨年11月中旬に高知県四万十市を訪れ、地域食材でもあります「鹿肉」を使った料理講習会を開催させて頂きました。
ヨーロッパでは、「鹿肉」と言いますと、秋のジビエシーズンには、高級食材の代表として、一流レストランのメニューに登場することが多く、牛肉よりもクセがありませんので、どのような調理法にも合い、とても食べ易いのが特徴です。
高知県では、自然環境の変化からか、鹿が増え過ぎる傾向にあり、最近では、人里に下りて来て、農作物を食い荒らす被害も多くなり、農家のみなさまにとりましては、深刻な問題になりつつあります。
そこで、一般の方々にも、その料理方法を知って頂き、鹿肉の消費量を増やすことで、農作物の被害を減らしていくことを目標に、今回の料理講習会が開催されました。
メニューは、「スライスした鹿肉のオリーブ生姜炒め」と「鹿フィレ肉のステーキ、味噌オリーブソース」の2品でしたが、御参加頂いたみなさまの評判も良く、これから鹿肉料理が、家庭料理の定番として普及していけばいいなと思いました。
早速、レシピを御紹介させて頂きます。
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鹿肉スライスのオリーブ生姜炒め
<材料・3人分>
(A)
鹿肉(スライス) 300g 塩・胡椒・ガーリックパウダー 各少々
しょうが(みじん切り) 大さじ1杯 醤油 30cc
エキストラ・バージン・オリーブオイル 50cc
(B)
玉葱(スライス) 1個分 エキストラ・バージン・オリーブオイル 20cc
(C)
白炒りゴマ 大さじ2杯
<作り方>
①スライスした鹿肉に(A)の食材を加えてよく混ぜ、10分以上置いて味を馴染ませる。
②フライパンを高温に熱し、オリーブオイルで玉葱を軽くソテーしてから、①を加えて
さらにソテーし、素早く皿に盛る。
③白炒りゴマを上からかける。
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鹿肉のステーキ・味噌オリーブソース
<材料・3人分>
(A)
鹿肉(フィレかロース) 100g前後でカットした物を3枚
塩・胡椒・ガーリックパウダー 各少々
(鹿肉の漬け込み用に)
エキストラ・バージン・オリーブオイル 40cc
(B)
赤味噌 大さじ1杯 日本酒 20cc 味醂 20cc 水 20cc
エキストラ・バージン・オリーブオイル 50cc
(C)
白菜(細切り) 適宜
<作り方>
①鹿肉に塩・胡椒・ガーリックパウダーを振り、10分位置いてから、エキストラ・
バージン・オリーブオイルをかけてマリネしておく。
②白菜は、細切りにして、軽く水ですすぎ、水切りしておく。
③(B)の材料をすべて鍋に入れ、軽く沸かしながら、混ぜ合わせ、ペースト状にする。
④フライパンを高温に熱し、①を焼く。
⑤皿に②を盛り、その上に④をのせて、③をかける。
「鹿肉」がテーマの講習会には、早くから申し込みが殺到しまして
すぐに満席になったそうです。有難いですね
高知県産の上質な鹿肉フィレのブロックとスライスしたものを用意して頂きました
値段は、和牛フィレよりもかなり安いですが、高品質で美味しく、お勧めの食材です
ステーキ用にカットした鹿肉には、丁寧に塩・胡椒・ガーリックパウダーで下味をつけ
オリーブオイルをかけてマリネしておくことで「プロの味」になります
スライスした鹿肉にも、丁寧に下味をつけ、みじん切りした生姜を混ぜ込んでから、オリーブ
オイルをかけておくのが、美味しさの秘訣です
強火で香ばしく焼いた「鹿フィレステーキ」には、味噌とオリーブオイルで作った特製ソース
が良く合います。下には、生の白菜の千切りを敷いています
「鹿フィレステーキ」のベストな焼き加減は、カットした時に、中がピンク(ロゼ)色くらいが
いいですね
「スライスした鹿肉のオリーブ生姜炒め」は、御飯のおかずに最適ですし、下味がしっかり
ついているので、冷めても美味しく、御弁当にもお勧めです
デモンストレーション用に鹿肉をカットしているところです。黙々と調理するのではなく
ウイットに富んだトークで、会場を盛り上げることも、かなり大切ですね(笑)
「鹿肉ステーキ」の焼き方の御指導中です。ポイントは、とにかく、強火に熱したフライパン
で表面は香ばしく、中はジューシーになるように、一気に焼き上げることが重要です
御参加頂いたみなさまと御一緒に楽しい雰囲気の中「スライス鹿肉の生姜・オリーブ炒め」
を作らせて頂きました
鹿肉と相性の良い「リンゴのオリーブオイルソテー」を作っている
ところです
みなさまも、是非「美味しい鹿肉料理」にチャレンジしてみて下さいね
昨年11月23日には、高知県四万十市の物産館「サンリバー」さんに伺い、小雪ちらつく寒さの中、入口付近の軒下に特設会場を設け、「農商工連携イベント」の講師をさせて頂きました。
その内容は、地元産のヒット商品4アイテムに、コグレ流のひと工夫を加え、さらに美味しく召し上がって頂くヒントをお教えするというものでしたが、とにかく寒い日でしたので、御客様に集まって頂けるかどうかが、とても心配でした。
今回、使わせて頂いた商品は、私が開発させて頂いた「ブシュカンポン酢andブシュカンドレッシング」とJAさんの企画による「ゆず甘酢」そして「野菜のかりんとう」、「栗の渋皮煮」の4品でしたが、どれも、とても美味しく、レベルの高い商品ばかりですので、それらのイメージを損なわずに、より美味しくするレシピを考えるのは、かなり大変でした(笑)。
それでは、イベントの模様を、写真を交えながら、解説させて頂きます。
このイベントは、地元「一條神社」のお祭りに合わせて企画されました
私のコーナーのパンフレットですが「既存の商品にアレンジを加える」という企画は初めて
でしたので、内心ドキドキでした(笑)
高知県のゆるキャラ「カツオ人間」君には、頭をかじられそうになりました(笑)
私が開発させて頂いた「ブシュカンポン酢andブシュカンドレッシング」も登場致しました
販売用のボトルには、私のサインを入れさせて頂きました
「ブシュカンドレッシング」を使って「白菜サラダ」を作らせて頂きました
JAさん企画の「ゆず甘酢」は、ゆずの果肉が多くて、美味しいと思います
「ゆず甘酢」と、ボイルしたブロッコリーで、和え物を作らせて頂きました
「野菜のかりんとう」は、シンプルに素材の旨味が感じられ、ヘルシー感があります
「野菜のかりんとう」には、四万十産川海苔の入った和風ソースをかけさせて頂きました
「栗の渋皮煮」は、大粒で栗の旨味が生かされており、とても贅沢な味わいです
「栗の渋皮煮」は、味噌とオリーブオイルを加えたパスタのトッピング
にしました。栗の甘味と味噌の塩味、オリーブオイルのコクが、三位
一体となって、思いがけずにとても美味しいパスタが誕生致しました
会場は、物産館「サンリバー」さんの軒下でした。折りたたみテーブルにプロパンガスを用
いた仮設キッチンで、御料理させて頂きましたが、こういう状況は、得意です(笑)
生の白菜とブシュカンドレッシングを合わせ、サラダを仕上げているところです
地元のみなさまには、手際よく盛り付けの御手伝いをして頂きまして、有難う御座いました。
寒さ厳しい中、大勢のみなさまにお集まり頂きまして、本当に感謝、感激です
祭日ということで御家族連れも多く、小さいお子さん達にも喜んで頂けて良かったです
今回の企画に携わって頂き、私に声をかけて下さったすべてのみなさまに、心より御礼を
申し上げます。貴重な御縁を頂きまして、本当に有難う御座いました
2月11日に、熊本県天草市の「天草宝島国際交流会館ポルト」を会場に、天草市オリーブ振興協議会様の主催による「オリーブの島づくり講演会」が、盛大に開催されました。
テーマは「天草の豊かな食材とオリーブで、もっと美味しくヘルシーに!」とさせて頂き、まずは、天草が本当の意味で「食の宝庫」、「宝島」であることを、地元のみなさまに再認識して頂きながら「食を通した地域活性化」実現のためにはどうしたら良いのか、具体的方法のいくつかを、分り易くお話させて頂きました。
講演会の途中には、世界№1のオリーブオイル「ラビィダ」の味見や、御味噌とオリーブオイルを合わせた特性ソースで食べる鰤の刺身などの御試食も数名様分、御用意させて頂きましたが、どちらも大好評で嬉しかったです。
それでは、写真を交えながら、当日の様子をレポートさせて頂きたいと思います。
天草市の広報誌に紹介されていた、講演会に関する記事です
「天草食の祭典」のパンフレットでも、御紹介頂きました。
「演題」の前で、記念の1枚です。
真剣な表情で私の講演を聞いて下さる方々ばかりでしたので、私もついつい熱弁になり
ました。
立ち見が出るほど大勢のみなさまに御来場して頂き、とても感謝しております。
パンに浸けて食べるオリーブオイルの御試食も、多くのみなさまに喜んで頂けました。
コグレお薦めのオリーブオイルや、著書の販売コーナーも大盛況でした!
天草で大人気の「オリーブオイルクッキングカレンダー2012」の前で記念の1枚です。
数日前からFACEBOOKを始めました。
知人の何人からかは、「エッ!まだしていなかったの?」と驚かれましたが、私のHPのブログを更新するのもままならない現状で、2足のわらじは絶対に無理だと思っていたのです。
しかし、登録してから他の方々のページを拝見致しますと、ワンセンテンスや写真1枚だけでも大丈夫そうでしたし、今まで疎遠だった多くの御客様との距離感もグッと縮まるのが、とても魅力的ですので、出来る範囲で挑戦することに致しました。
内容的にも、HPのブログとは違う切り口の、バラエティーに富んだ軽い話題も取り上げて行くつもりです。アクセスは、「Tsuyoshi Kogure」で検索して頂くか、HPトップページのバナーからどうぞ。これから、どのよな展開になるかは分りませんが、御期待下さいませ(笑)。
FACEBOOK私のページです。本日は、「フーデックス」の会場で元阪神タイガースのランディ
バース氏に会った時のエピソードを書いています。
まだ世界的に知られていないヨルダン産のオリーブオイルにも良い物があります。
そんな話題で書かせて頂きました。
2月11日に開催されました「オリーブの島づくり講演会」の会場・ポルト周辺では、「天草・食の祭典」も同時開催されていました。
ポルトを取り囲むように続くアーケード内には、日頃から大変に御世話になり、私もよく知る、こだわりの生産者のみなさんや加工グループのみなさん達が、小雪ちらつく寒さにも負けずに、頑張って御商売されている姿があり、私も、講演会直前まで、引き寄せられるように各ブースを回らせて頂きました。
天草は「食の宝庫」、「宝島」だと称されていますが、今回、出店して頂いている商品を見渡しましても、充分に、それが納得出来ます。
それでは、写真を交えながら、会場の様子をレポートさせて頂きたいと思います。
天草海道博のゆるキャラ「キャプテン海道くん」のお出迎えに、会心の笑顔の私です(笑)
中央の特設ステージでは、地元の可愛らしいお子さん達による伝統芸能が繰り広げられて
いました。たくさんのご家族連れが楽しそうに御覧になっていて、素晴らしい雰囲気でした
自然農法による「生命力に満ちた野菜や柑橘類」、「モリンガ茶(ハーブティー)」なども
大人気でした
自然農法生産者の馬場照昭さんと、彩農園の竹内陽子さんには、大変に御世話になって
います
とてもカラフルな天草名物「ひおぎ貝」の網焼きも、帆立貝に似た食感で美味しいですね
何と言っても、「天草のアワビ」は、良いえさを食べているので、風味があって柔らかく
最高に美味しいですよ!
「天草大王」のカレーです。何と贅沢なんでしょう!しみじみと地鶏の
美味しさを味わうには最適かもしれませんね
手打ちの「だご麺」は、軽い味噌仕立てのスープとの相性も良く、会場でも人気がありました
私は、このように素朴な味わいで、コシのある麺類が大好きです。おかわりしたい気分
でしたが、講演開始時刻が迫っていましたので、1杯にしておきました(笑)
天草の食文化で、全国に誇れる素晴らしいことのひとつに「加工グループさん達のレベルの
高さ」があります。この日も、早くから完売してしまった加工グループさんもあり、すごいなと
思いました
2月11日に天草市内で開催されました「オリーブの島づくり講演会」の直前2日間は、天草市二江にあります天草漁協様に伺い、地元で獲れる海産物とオリーブオイルのコラボによる新商品の開発の御手伝いをさせて頂きました。
まず、初日には、朝から漁船に乗せて頂き、沖合いの漁場や、なまこの素潜り漁などを見学させて頂きましたが、改めて、漁師さん達の命懸けの仕事ぶりに間近で接し、「オリーブオイルを使った商品開発も、命懸けで真剣にやらなくては失礼になるぞ」と、気持ちを引き締めました。
その後、簡単な打ち合わせのために作業場に伺いますと、加工担当の江上さんが、あまりにも新鮮で美味しそうな「うつぼ」を捌いていましたので、思わず、それを使わせて頂くことをお願いし、即興で3品ほど試作させて頂きました。
まず、作らせて頂いたのが、中骨を軽く煮出して作った「スープ」なのですが、物凄くコラーゲンが豊富で、本当にコクと旨味があり、オリーブオイルとの相性も抜群で、これでラーメンでも作ったら、大ブレークするだろうなと思いました。
次に、「カルパッチョ」を作らせて頂きましたが、地元産の上質な昆布「クロメ」のペーストと醤油、オリーブオイルの組み合わせが最高に美味しくて、これを「カルパッチョ」のソースに致しました。
このソースをかけますと、上品な白身魚である「うつぼ」の旨味が存分に引き出され、パンにも御飯にも合う完成度の高い1品に仕上がりました。
最後に作らせて頂いたのが、「うつぼ」の、味噌・醤油・オリーブオイルソテーなのですが、少し焦げた味噌・醤油の風味がうつぼの旨味を何倍にも増幅させて、これも本当に美味しかったです。
早速、これらを御試食して頂いた江上さんの満足そうな笑顔が、私にも嬉しくて、今日は、予定外の試作でしたが、させて頂いて良かったとつくづく思いました。
江上さん、色々な御準備をして頂き、有難う御座いました。心より、御礼を申し上げます。
「天草漁協・五和支所」様で、2日間に渡り商品開発の御手伝いをさせて頂きました
二江漁港から漁船に乗せて頂き、漁の現場を見学させて頂きました
見渡す限り、美しい色の海が続き、天草の自然の豊かさを実感致しました
なまこの素潜り漁も見せて頂きましたが、本当に命懸けだと思いました
見た目とは違い、「うつぼ」は、上品で美味しい白身魚なのです
「うつぼ」は、身も皮も内臓も、余すとこ無く、美味しく食べられます
「クロメ(昆布)」入りオリーブオイルソースを「うつぼ」の刺身にかけているところです
完成した「うつぼのカルパッチョ」を持って、江上さんと記念の1枚です
皮つきのまま細切りした「うつぼ」を、オリーブオイルと味噌・醤油でマリネし、強火で
一気に炒めているところです
完成した「うつぼの味噌・醤油炒め」を持って、記念の1枚です。加工場中に食欲をそそる
美味しそうな香りが漂っていました
即興で完成させた「うつぼ料理3品」です。食べたら元気になれる逸品ばかりです
熊本県天草漁協・五和支所様の海産物とオリーブオイルをコラボさせた新商品の開発・御指導2日目は、五和町漁村センター内のキッチンで、市の関係者のみなさまにも大勢お越し頂き、賑やかな雰囲気の中で行われました。
前日に引き続き、食材の下準備は、加工担当の江上さんにお願い致しましたが、かなり気合を入れて頂き、10種類以上の魚介類を準備して頂きました。
この日、御指導させて頂いた「万能ソース」は、大きく分けて3種類でした。
まずは、オリーブオイルに味噌と酒粕を加えたソースを作らせて頂いたのですが、これは、カルパッチョ(刺身)用にもなりますし、味噌漬け用にもなる、大変に使い勝手の良いソースです。最後の御試食でも一番評判が良かったのが、このソースでした。
次に作らせて頂いたのが、オリーブオイルに柚子胡椒とメカブのペーストを混ぜ込んだソースです。
メカブを加えることで、色合いも綺麗になりますし、ボリューム感も増します。思った以上に美味しいソースになりました。
最後は、シンプルに、オリーブオイルと醤油を混ぜ合わせただけのソースなのですが、複雑さが無い分、素材の持ち味がよく分かり、これもなかなか美味しかったです。
いずれにしましても、オリーブオイルは、もちろんエキストラ・バージンの高品質なものを使うことが、美味しさの決め手になります。
では、写真を交えながら、解説させて頂きます。
「天草市五和町漁村センター」内のキッチンで御指導させて頂きました
試作用に御用意して頂いた新鮮な魚介類は、10種類以上になり
ました
オリーブオイルと味噌、酒粕を混ぜているところです。関係者のみなさまには、まず、ソース
だけの味を確かめて頂きました
オリーブオイルと味噌、酒粕の相性は、抜群に良いのです
ブリの切り身に「味噌・酒粕・オリーブオイルソース」を塗ってみました。このまま、お刺身
として食べても美味しいですし、普通の味噌漬けのように焼いても美味しいです
開きにしたアジやイサキ、カサゴ等にも「味噌・酒粕・オリーブオイルソース」を塗ってみま
した。しばらく味を馴染ませてから焼きましたら、オリーブオイル効果で、身は、しっとりと
柔らかく、風味があって、とても美味しかったです
オリーブオイルに柚子胡椒とメカブのペーストを加えたソースも作らせて頂きました。
彩りも綺麗で、とても美味しい「カルパッチョ(刺身)用ソース」になりました
「ブリのカルパッチョ、柚子胡椒・メカブ風味」の完成です。パンにも御飯にも御酒にも合う
逸品です
本日の試作品は、すべて真空パックにして、冷凍保存の耐久性を検証致します
漁協や天草エアー、市の関係者のみなさまにも大勢お越し頂き、御試食して頂きました
どのソースも大好評で「あとは、売り方ですよね」とか「小暮さんPR宜しくお願いします!」
といったコメントが多かったです
関係者以外の地元のみなさまにも、モニターとして、御試食に加わって頂きました
多くのみなさんが「味噌味が慣れていて美味しい」とおっしゃっていました
「なまこ」には、オリーブオイルと醤油だけを加えて混ぜてみましたが、歯応えも良く
とても美味しかったです
「カワハギ」や「あおりイカ」の刺身には、オリーブオイルと醤油だけをかけてみましたが
素材の旨味が引き出されて、とても美味しかったです。このまま、軽くあぶってもいいですね
とても大きな「アナゴ」には、「味噌・酒粕・オリーブオイルソース」を塗って焼きましたが
とても香ばしくて、好評でした。
本当に美味しいと「美味しい!」以外のコメントが、なかなか出ないものですね(笑)
3月31日に、船橋市アンデルセン公園内「食のアトリエ」で、毎年恒例の「春のキッズ・クッキングスクール」が開催されました。
小学生のお子さんなら何年生でも参加出来るこのイベントは、毎回、とても人気がありまして、今回も事前予約制でしたが、大勢の目を輝かせたお子さん達にお集まり頂き、とても嬉しかったです。
中には、毎年参加して下さるお子さん達も多く、毎年の成長ぶりを拝見出来るのは、講師である私の楽しみのひとつになっていますし、遣り甲斐も感じますね。
今回のメニューは、「玄米ちらし寿司」と「玉葱・ワカメスープ」でしたが、材料に余裕がありましたので、即興で「オムレツ」と「ワカメサラダ」も作らせて頂きました。
最後の御試食タイムでは、どの御料理も本当に大好評で、美味しそうに「おかわり」するお子さん達が多く、一緒に御試食して頂いた親御さん達の評判も良くて、ホッと安心致しました。
私がメニューを作るうえでのポリシーは、「毎日でも飽きない、健やかな成長に役立つ健康メニュー」であることが大前提ですので、今回も、玄米やオリーブオイル、海藻類、緑黄色野菜をたっぷり使わせて頂きましたが、早速、それらのレシピを御紹介させて頂きますので、みなさまも、是非、お試し下さいませ。
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玄米ちらし寿司とワカメスープ
<材料・2人前>
(A)
玄米 2カップ 水 3カップ 天然塩 小さじ1杯 醤油 大さじ1杯
バルサミコ酢 大さじ3-4杯 エキストラバージンオリーブオイル 大さじ2杯
白炒りゴマ 大さじ3杯
(B)
ミックスベジタブル 120g 赤・黄パプリカ(1cm弱のさいの目切り) 各1/4個
(C)
和風出汁 500cc
(以下の材料を合わせて沸かす)
水 500cc 醤油 15cc 味醂 20cc 天然塩 5cc 日本酒 30cc
和風出汁の素(出来れば無添加の物) 15cc
(D)
玉葱(スライス) 1/2個分 ワカメ 適宜
(E)
卵 2個 天然塩 少々 エキストラバージンオリーブオイル 10cc
(F)
刻みのり 適宜
<作り方>
①2時間以上前から(A)の材料をすべて炊飯器に入れて、浸けておく。そして、スイッチオンして炊く。炊き上がりの味を見て、酸味が足りなければ、お好みでバルサミコ酢を足して混ぜておく。
②(C)をすべて合わせて鍋に入れ、沸かし、さいの目切りしたパプリカとミックスベジタブルを軽く煮て、置き冷ましする。そして、ザル漉ししておく。
③残った出汁を鍋に戻して沸かし、(D)のスライスした玉葱とワカメを入れて、スープとする。
④(E)で、炒り卵を作る。卵に天然塩を加えて良く混ぜ、フライパンにオリーブオイルを
入れて中火にし、素早くかき混ぜながら作る。
⑤玄米御飯にパプリカ入りミックスベジタブルを加えて混ぜ、器に盛る。その上に炒り卵をのせ、お好みで刻みのりを散らす。ワカメスープと一緒に食べましょう。
お子さん達と作った「玄米ちらし寿司」と「玉葱ワカメスープ」です
オリーブオイルと醤油を加えただけの「ワカメサラダ」ですが、お子さん達に大人気でした
お子さん達から元気をもらって、会心の笑顔で記念の1枚です
デトックス作用のある玄米には、先に調味料を加えて炊くのがポイントです
その他の食材も身近に揃えられて、手間のかからない物ばかりです
小さいお子さん達も熱心で、親御さんに抱っこしてもらいながらの参加です
スープの作り方「プロのワザ」を熱心に見ているお子さん達です
お友達が作る「炒り卵」を真剣な表情で見ているお子さん達です
踏み台に乗って一生懸命に頑張っているお子さんです
お母さんに寄り添ってもらいながらも、こんなに小さなお子さんでも、やれば出来るのです
ね!「炒り卵」が完成した瞬間に、お兄さん、お姉さん達から拍手をもらって本当に嬉しそう
でした。このような体験が大切なのですね!
オムレツ作りを見守るお子さん達は興味津々、本当に真剣でした
最後の盛り付けまで、ずっと集中して見てくれたお子さん達は、本当に偉かったと思います
一生懸命に頑張ってくれたお子さん達と、充実の笑顔で記念の1枚です
無邪気なお子さん達と囲む食卓は、本当に楽しくて童心に戻れますね
どの御料理も「美味しい!」と言って、おかわりしてくれるお子さんが多くて、嬉しかったです
2012年3月中旬に北インドのダージリンを訪れ、ダージリン駅から世界遺産のミニ蒸気機関車「ダージリン・ヒマラヤ鉄道(通称・トイトレイン)」に乗ってグーム駅まで、約1時間のゆったり旅を体験してきました。
このSLは、かなり年季が入っており、すぐに故障してしまうそうで、駅脇の車庫では、出発前の早い時間から念入りにメンテナンスが行われていました。
この日は、あいにく朝から霧がかかる雨模様でしたが、その分、北インドらしい雰囲気が味わえましたし、駅構内の売店で飲んだチャイの温かさが体中に広がる感じが、物凄く心地良かったです。
山間に響く汽笛を合図に、石炭の煙をモクモクと出しながら「トイトレイン」は出発しましたが、気がつくと、通学途中の子供達が、笑顔で、どんどん無賃乗車してきました。
「子供は、お金が無いから」という理由で、鉄道会社も許してあげているそうですが、私も賛成です。大人になったら、恩返しすればよいのですから、地域社会が子供達を温かい目で見守ってあげることは、今の時代、とても大切なことだと思いました。
それにしましても、見た目は、石炭のススでキレイではないし、年中、故障はするし、大雨が降れば、すぐに土砂崩れで通行止めになるし・・・・。でも、立派な「世界遺産」なんですよね。なぜでしょうか?
イギリス植民地時代に、高地の茶畑から茶葉と、色々な思いを持った労働者を運ぶために作られた「トイトレイン」ですが、ゆっくり走るから、お年寄りも安心して乗れますし、お金の無い子供達もタダ乗り出来る(笑)。長い時間の中で、地域の人々にとって欠かすことの出来ない、とても大切な物になっているし、ダージリンという地方の文化として完全に根付いているのですね。
この辺に、日本の地方が活性化してゆくためのヒントがありそうですよね。都会のカッコ良さばかりを目指すのでなはく、もっと、御先祖様が遺して下さった伝統的文化を大切にしていきたいですね。そうしたら、日本は、もっと素敵で面白い国になると思いませんか。
イギリス植民地時代に作られたため、ダージリン駅の看板はロンドンの地下鉄の看板に
似ていますね
まだ倉庫でのメンテナンス中に「トイトレイン」に会えた嬉しさで、しがみつき記念の1枚です
線路脇ギリギリまで、露店が並び、人々も普通に線路道を歩いていました
線路幅は、たったの60cmで、本当にオモチャ(トイ)のようでした
途中、見晴らしの良い公園内の駅では、写真撮影タイムもあり
「トイトレイン」に群がる人々が大勢いました
グーム駅脇の博物館には、初代の可愛らしい「トイトレイン」が展示
してありました
小雨混じりの霧の中、煙を上げて走る「トイトレイン」の姿は、北インドらしくていいですね
山間に汽笛を響かせ走る「トイトレイン」は、地元の人々にとって欠かせないものになって
います
4月20日に福島県須賀川市に伺い、「木の家・KUMIKO」展示場を会場にして「安全な福島産食材を美味しく食べるためのオリーブオイルセミナー」を開催させて頂きました。
須賀川市と言いますと、風情ある城下町の面影が各所に残されており、とても素晴らしい場所なのですが、震災の被害は、県内でも特に大きかったために、崩壊した蔵や建物も多く、まだまだ傷跡は、完全には癒えていませんでした。
今回の企画は、NHK・ラジオビタミンのご縁で実現したもので、喜んで友情出演させて頂きましたが、いつも以上にアドレナリンが沸き上がり、全力投球させて頂きましたので、超満員の1日2回のセミナーにお越し頂いたみなさまには、大満足して頂けたことと思います。
地元生産者の方々は、近い将来「福島産の食材は、世界一厳しい安全検査を受け、世界一安全・安心である」というブランドを作り上げるために、必死で日々頑張っていますので、私も、全力で応援させて頂き、そのウエーブを日本全国に広げて行きたいと思っています。
今回のセミナーには、生後7ヶ月のお子さん「ゆうき君」を抱っこして御参加下さった、ひとりの若いお母さんがいらっしゃいました。この地での子育てに不安を感じ、遠方に移動された方々も多いなかで、健やかな成長を願い、すり潰した玄米御飯等を食べさせながら、一生懸命に「ゆうき君」を育てているお母さんには、心から敬意を表したいと思いました。「ゆうき君」は、長時間のセミナー中も、ぐずることなく、落ち着いた表情で、とても偉かったです。「頼もしさ」すら感じられました。
地元で生活している、明るく元気なお子さん達は「将来の財産」なのですから、我々大人が、良い形でバトンタッチ出来るような準備をしなくてはいけませんよね。
「是非とも、みんなで、日本(の食)を良くして行きましょう!」それが、私の願いであり、ライフワーク
です。どうか、応援を宜しくお願い致します。
風情ある城下町、福島県須賀川市にある「木の家KUMIKO」の入り口で、記念の1枚です
日本の伝統工法により、釘一本も使っていない「エコの極み」木造住宅です
会場入り口、セミナーのポスターの前で、お客様のお越しを待ちながら、記念の1枚です
2階から見たキッチン風景ですが、いい感じですよね
室内全体に漂う「木の香り」に癒されました
有機栽培のキャベツにオリーブオイルと醤油をかけただけのサラダです
この日のメニューは「オリーブオイルを入れて炊いた玄米御飯」と「キャベツのオリーブ
醤油かけサラダ」の2品です
御参加頂いたみなさまには、真剣にお話しを聞いて頂きました
椅子から床に座り直し、御試食のスタートです
オリーブオイルは「とても軽くて美味しい!」と、大好評でした。早くも、「オリーブオイル
セミナー第2弾」をリクエストされるお客様が多く、とても嬉しかったです
生後7ヶ月の「ゆうき君」を抱っこして記念の1枚です。福島産の安全な食材で、健やかに
成長してゆくことを願っています!
大地震の被害が無かったKUMIKOの秘密を分かり易く説明する1級建築士の嶋影健一
さんと折笠正和さんです。日本の伝統工法は、素晴らしいですね!
セミナーが終わり、駅までの道すがら、翠ヶ丘公園の素晴らしい桜並木を見ることが出来
ました。もうすぐ満開ですね!
4月20日に福島県須賀川市に伺い、「木の家・KUMIKO」展示場を会場にして「安全な福島産食材を美味しく食べるためのオリーブオイルセミナー」を開催させて頂きました。
その前日には、食材の仕入れと準備のために、郡山市開成2丁目にあります自然食品のお店「とみや」さんに伺いました。
「とみや」さんには、徹底して、全国から厳しい放射能検査に合格した食材ばかりが集められておりまして、その品揃えには、本当に感心致しました。スタッフのみなさんも、よく勉強されており、知識も豊富で、素晴らしいお店です。このようなお店が、全国に出来ればいいなと、つくづく思いますね。
今回のセミナーでは、地元産の安全で美味しい玄米と、キャベツを使わせて頂くことにしましたが、他にも、素晴らしい食材がたくさんあって、ワクワク嬉しくなってきました(笑)。
セミナー会場は、住宅展示場であり、電気の許容量も限られていますので、お言葉に甘え、オリーブオイル入り玄米御飯は、当日の朝、「とみや」さんで炊いて持ってきて頂くことになりました。
私は、「とみや」さんとは、初対面でしたが、色々なリクエストを、快く受けて下さり、本当に有難かったです。やっぱり、大切なのは「人と人の絆」なのですね。私も、この御縁を大切にしたいと思います。
打ち合わせも終わり、お店を出る時に、同じ敷地内に雰囲気のある建物があることに気がつきま
した。かつては、イベントスペースとしても使われていたそうですが、昨年の震災で半崩壊してしまい、これから時間をかけて修復されるとのことでした。この建物がリニューアルオープンした際には、是非とも、日本一安全・安心な地元食材をふんだんに使わせて頂き、御料理させて頂きたいなと思います。
セミナー前日の夜には、須賀川市内の飲食店で、主催者の折笠さん、羽生さんと、打ち合わせを兼ねた懇親会をさせて頂きました。おふたりとも、お酒が大好きということで、地酒を頂きながら、とても盛り上がり、楽しい御食事会になりました。
今回も、素晴らしい御縁を頂いたみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいです。心より御礼を申し上げますと共に、これからも「福島の食」を応援させて頂きますので、宜しくお願い致します。
全国からの安心・安全な食材だけを扱う自然食品のお店「とみや」さんの入り口です
「安全な食」に対する知識も豊富なスタッフのみなさんと記念の1枚です
「とみや」さんには、全国から厳しい検査に合格した食材だけが集められています
「アトピー除去食品」も多種類あり、アトピーに悩む方々の頼もしい味方です
今回のセミナーでは、安全で美味しい「玄米」と「キャベツ」を使わせて頂きました
「玄米の美味しい炊き方」の御指導中です。「玄米」の5割増しの水を入れますと、普通の
炊飯器でも美味しく炊けます
「玄米」を炊く前に、天然塩とオリーブオイルを加えるのがポイントです
「とみや」さんの御協力で、翌日のセミナー会場に、美味しく炊けた玄米御飯を持って来て
頂きました
セミナー前夜には、主催者のみなさんと、打ち合わせを兼ねた懇親会をさせて頂きました
地元産食材が主役の美味しい御料理と地酒を充分に堪能させて頂き、楽しいひと時でした
玄葉光一郎外相の御実家は、福島県田村市で地酒を造っていらっしゃるそうで、早速
玄葉さんの銘酒「あぶくま」を頂きました。本当に、日本酒らしい味わいで美味しかったです!
今月上旬に、九州出張に向かう飛行機に乗っていましたら、御覧のように美しい富士山を見ることが出来ました。やはり、富士山は、日本人にとって神聖で特別な「日本一の山」なんですよね。
明日から、東京・お台場のビックサイトを会場にして「ホビークッキングショー」が28日まで3日間、開催されます。私が「ナビゲーター」に就任させて頂いて3年目ですが、昨年は、震災直後にも関わらずに11万人以上の方々にお越し頂き、支援活動にも御協力して頂きました。感動に包まれ、「日本人の絆」を実感させて頂いた3日間でした。
このイベントの凄いところは、一切のイベント会社や代理店に頼らずに、すべてを自分達、手弁当で運営しているところです。この3日間のために362日間、じっくりと準備を重ねてきました。
私も、「自称・営業マン」として、全国でお会いしたみなさまにPRさせて頂いてきました。目標は、もちろん、「ホビークッキングショーを、日本一楽しく、内容のある食のイベントにすること」です!
今年は、どんなドラマに遭遇出来るのか、今からワクワクしています(笑)。どうか、みなさまも、御時間の許す限り、御来場して頂き、日本全国に「食を通した元気」を発信する御手伝いをして下さ
い。みなさまからの熱い御声援を楽しみに、会場中をマイク片手に歩き回りながら、御待ちしております。
九州に向かう飛行機から見た「美しい富士山」です
奥に、うっすら雪の残る南アルプスの山々が見えますね
こんなに間近で富士山を見るのは初めてでしたので、とても感動致しました
「日本一の富士山」にあやかり、「ホビークッキングショー」も、「日本一楽しく内容のある
食のイベント」にしていきたいと思っています。みなさまの熱い御声援を宜しくお願い致
します
4月26日から28日まで、お台場のビックサイトで開催されました「ホビークッキングショー」には、13万3千人以上のみなさまにお越し頂き、おかげ様で大盛況でした。3年前から「ナビゲーター」の大任を仰せつかっている私も、少しは、お役に立てたかなと、内心ホッと致しました(笑)。
今年の「ホビークッキングショー」にも、たくさんのドラマがありましたが、その模様は、後日、何回かに分けてレポートさせて頂きますので、御期待下さいませ。
「ホビークッキングショー」直後の29日には、有難いことに、木更津市で新築祝いの御料理30名様分を作らせて頂くチャンスを頂きました。実は、3週間程前に、はじめて私のHPを通してお問い合わせ頂いた際には、「3日間のホビークッキングショー」で燃え尽きて、その翌日である29日は「仕事にならないのではないか?」と心配になり、丁重にお断りしたのですが、「80歳代のおばあちゃんから、小さなひ孫さん達まで、4世代が揃う」ことをお聞きしまして、「こんなハレの日に御料理させて頂くチャンスを逃してはいけない!」と思い直し、すぐに御受けさせて頂きました。
ホビークッキングショーが28日の17時に閉会しますと、マラソンランナーがスタートするかのような勢いで、すぐに御世話になりました各ブースを回り、手短に御挨拶させて頂きまして、打ち上げ会にも顔を出さずに失礼させて頂き、事前に発注しておいた食材を各お店に買いに走り回りました。
その日の仕込みは、延々と続き、気が付きましたら、結局、徹夜していましたが、気合い充分で車に乗り込み、木更津市の会場に向かいました。
今回は、大皿盛りのビュッフェスタイルということで、まずは、前菜類をすべて盛り付けてから、御食事会はスタートしました。そして、頃合いを見て、スープ、温かい魚料理、肉料理、デザートと続いたのですが、どの御料理も好評で良かったです。
特に、小さなお子さんが「オリーブオイル、美味しい!」と言って、喜んでパンに浸けて食べてくれたのには感激しました。「本物の味」は、小さなお子さんでも分かるのですね!
思っていた通りに「4世代が、同じ食卓を囲み、楽しく食事をする光景」は、とても素晴らしかったですし、このように幸せな時間を過ごす醍醐味を、少しでも多くの全国の方々に知って頂けたら嬉しいですね。
この日、御世話になりました春木様御夫妻には、心よりお礼を申し上げます。有難う御座いました。
盛り付けが完成した前菜の前で記念の1枚です
新作!「自家製スモークチキンと季節野菜の春サラダ仕立て」です
パンに浸けて頂くための世界№1オリーブオイル「ラビダ」を注いでいるところです
御食事会は、和やかな雰囲気の中で行われ、食べ方も色々でした。イスに座っている方、
床に直接座った方など、それざれのみなさんが楽しくリラックスして御食事されていました。
これが出来るのも、出張料理の良さですよね!
魚料理、ヒラメをフライパンで焼いているところです。小さなお子さん達が、近寄ってきて
興味津々で見ていました
「ヒラメのムニエル、キノコ入り生海苔ソース」の出来上がりです。上から、オリーブオイル
をかけると更に香りが引き立ちます
4世代揃ったみなさんと記念撮影させて頂きました。こんなに素敵なハレの日に時間を共有
させて頂き、とても嬉しかったです
帰り際に、鯉のぼりが風になびく中庭で、もう一度、記念撮影させて頂きました。とても良い
思い出になりました。春木様、有難う御座いました
1961年5月6日生まれの私は、本日で51歳になりました。
子供の頃は、50歳代といいますと「ものすごく歳をとったおじさん」というイメージでしたが、自分がその年代になりますと、「50歳代は、まだ全然若いじゃない(笑)」という感じで、「まだまだ夢を追いかけて頑張りますよ!」と、声高々に宣言したい気持ちに満ち溢れています。
いつの日からか、「誕生日」とは、「この日に命がけで生んでくれた母親に感謝する日なのだ」と気が付くようになりました。今年も両親の住む実家に行き、感謝をこめて花束を贈らせてもらいましたが、年々、小さくなってゆく両親を見ていますと、「もっと、仕事を頑張って、親孝行しなければいけないな!」と思います。
先日、御世話になっている御客様から「マイバースディブック(5月6日)」というオシャレでコンパクトな本を頂きました。早速、読ませて頂きましたが、5月6日生まれの私のこと、私の想いが、殆ど正確に書かれており、ビックリしてしまいました。
概要を御説明させて頂きますと、まず「血液型A型で5月6日生まれの人の才能と適職」という項目には、「スケールの大きいところと、A型の細やかなところが同居しており、五感も鋭い・・・。適職は、料理人、フードスタイリストなど・・・。」まさに、その通りですよね!
「全体運」の項目では、「自由でいたい、いつも夢を追いかけていたい・・・スケールが大きいだけに、組織に押し込まれるのは苦手。あなたの気持ちは、常にまっすぐで曲がることはなく・・・年を重ねるごとに味方が増え、仕事のチャンスも次々と回ってくるでしょう・・・。壮年期には、誰もが認めるビッグな人物になることも夢ではありません・・・!」
このような本は、読者に希望を持たせるために、多少は良く書かれているのかもしれませんが、私の内面までもが見透かされているように正確で、本当に驚きました。
私は、あらゆることを、どこまでもポジティブに考えますので、この本に書かれていることを信じ、これからも「ナンバーワンよりオンリーワン」を目指して、みなさまのお役に立てるよう頑張りますので、宜しくお願い致します。
みなさまも、御自分の誕生日の「マイバースディブック」を御覧頂くと、新しい発見がある
かもしれませんよ
血液型A型5月6日生まれの適職は「(フリーの)料理人・フードスタイリスト」と書かれていま
した。まさしく、私の仕事は、「天職」なのですね!
「全体運」も、私が目指していることズバリが書かれていました。これからも「食」を通して
みなさまのお役に立てるように頑張りますので、宜しくお願い致します
「母の日」の前日でもあります5月12日に、横浜市港南区の「京急百貨店・上大岡店様」に伺い、「母の日スペシャル・パパのための料理教室」の講師をさせて頂きました。
御参加頂いたみなさまの中には、普段から料理を作るのが大好きで、ものすごく手際の良いお父さんもいらっしゃいましたし、「ヘルシーなオリーブオイルの使い方を勉強したい」と、真剣にメモをとられるパパもいらっしゃいました。
土曜日ということもあり、御家族連れで御参加して下さった方々は、親子の共同作業を「めったに無いことなので、すごく新鮮でいいですね!」と、とても嬉しそうに料理されていましたし、逆に、奥様が旦那様やお子さん達の包丁さばきを心配そうに見つめるシーンもあり、短い時間の中で、本当にたくさんのドラマに出合うことが出来まして、私自身もすごく勉強になり、楽しかったです。
会場の様子を何枚かの写真で御紹介させて頂きますが、和やかで楽しかった様子をみなさまにもお伝えすることが出来ましたら嬉しいです。
早速、「簡単で美味しい」この日のレシピも掲載させて頂きますので、是非、今日は、お母さんや奥様にたくさんの感謝の気持ちを込めて、男性のみなさまにキッチンに立って頂けましたら有難いですね。「全国の男性のみなさま、心を込めて頑張りましょう。料理は、愛情ですよ!」
最後に、今回の素晴らしい御縁を下さった京急百貨店様、企画会社「無限」の長谷部勤様、オフィス甲田の甲田清人様、御手伝いして下さったスタッフのみなさまには、心よりお礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。次回は是非、「キッズ・クッキングスクール」を企画しましょう!
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トマトとクリームチーズのサラダ(カプレーゼ)
<材料・4人分>
(A)
完熟トマト(中サイズ) 3個 天然塩・胡椒 各少々
(B)
クリームチーズ 150g前後 エキストラバージンオリーブオイル 60cc
(C)
フレッシュバジル(またはイタリアンパセリかパセリ) 適宜
<作り方>
①トマトは、クシ型に切り、ヘタを取り除いて、天然塩と胡椒を軽く振る
②トマトを皿に盛り、一口大にカットしたクリームチーズをバランスよく添える
③エキストラバージンオリーブオイルをかけて、バジルか(イタリアン)パセリを添える
※クリームチーズの代わりに、モッツアレラチーズや豆腐を使っても良いです
※トマトの代わりに、プチトマトを使っても美味しいですよ
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春キャベツと桜海老の味噌オリーブソースパスタ
<材料・4人分>
(A)
春キャベツ 1/4個分 スパゲッティー 300g
(B)
エキストラバージンオリーブオイル 120cc 赤味噌 大さじ1杯
水 大さじ1杯 醤油 大さじ1/2杯 味醂 大さじ1/2杯
(C)
桜海老 大さじ4杯 鰹削り節 大さじ3杯
<作り方>
①春キャベツは、3cm四方に粗刻みしておく。
②スパゲッティーを湯がく。湯がき終わりの30秒前に①も加えて、一緒にボイルする。
③(B)を合わせてソースとする。
④②と③を合わせてから、(C)を加え、混ぜ合わせる。
京急百貨店・上大岡店様の折り込みチラシに掲載された
「パパのための料理教室」の告知記事です
「トマトとクリームチーズのカプリ風サラダ」は、とても簡単で美味しいですよ!
「カプリ風サラダ」の材料です。クリームチーズの代わりに豆腐を使ってもいいですね。
その際には、醤油を少しかけます
「春キャベツと桜エビの味噌オリーブソースパスタ」です。このレシピも簡単で美味しい
ですよ!味噌とオリーブオイルの相性の良さを是非とも体験して下さいね
「味噌オリーブパスタ」の材料も、身近で手に入るものばかりですので、是非、作ってみて
下さいね!味噌の種類を変えると味のバリエーションも広がります
急きょ、アドリブで作った「キャベツサラダ」です。キャベツにオリーブオイルと醤油を3対1で
入れて混ぜるだけですが、とても美味しいサラダですよ。カツオ削り節をトッピングで加え
ました
出来立ての「キャベツサラダ」を御試食して頂いているところです。2歳になる小さなお子
さんの「キャベツおいしい!」の一言で、会場がリラックスムードに包まれました(笑)
「トマトサラダ」のデモンストレーション中です。オリーブオイルをかける前に、天然塩を
かけておくのがポイントですよ!
トマトとチーズ、オリーブオイルの相性は、抜群ですよね!
「パパがんばって!」と声援を送る小さなお嬢ちゃんがパパの応援団長です。微笑ましい風景
ですよね。素敵です!
手際良く料理しているお父さんに、思わず「飲食業ですか?」と聞いてしまいました。まったく
違う御仕事らしいです(笑)
普段は柔道に没頭している息子さんを心配そうに見つめるお父さんです。なかなか良い
包丁さばきでしたよ!
一生懸命にパパの御手伝いをする4歳のお譲ちゃんです。バジルの並べ方を真剣に考え
ている姿が可愛らしかったですね!
私が見本を作っている時からテンションが高く、人一倍熱心だった
息子さんです。この情熱を、これからも持ち続けて頑張ってほしい
ですよね!
「オリーブオイルが大好きなんです」とおっしゃるお父さんです。この日も、お土産のオリー
ブオイルをしっかりと握りしめ「これから奥さんと娘にも作りますよ!」と、嬉しそうでした
アシスタントをして下さったみなさんと記念の1枚です
今回の素晴らしい御縁を下さったイベント企画会社の長谷部さんと甲田さんです。プロレス
のポスターではありませんよ(笑)
私の著書「パーティー料理40」にサインを入れてプレゼントさせて頂きました
5月10日に開業間近のスカイツリーのお膝元、墨田区役所内・リバーサイドホールを会場にして、「大人の食育・いのちを頂き、いのちをつなぐ」と題した講演会をさせて頂きました。
主催者は、墨田区内で活発に食育活動を展開されている「すみだ食育GOODネット」のみなさまでして、2日前には、理事のみなさまと一緒に山﨑昇墨田区長様にもお会いすることが出来ました。
実は、私の母の実家が、墨田区京島3丁目にありまして、今でも、叔父さん(母の弟)夫妻が明治牛乳店を経営しているのですが、私の体が大きいのは「小さい頃から実家で、よく牛乳を飲んだからではないのか?」という話もあるくらい、よく牛乳を飲んでいました(笑)。
私は、先代の優しいおばあちゃんが大好きで、小さい頃から京島の実家に行くのが楽しみでした。近所には、美味しいコロッケやメンチカツを揚げてくれる肉屋さんや、おいなりさんとみたらし団子が美味しいお惣菜屋さん、手作りの豆腐や厚揚げが超美味しいお店、いつも新鮮な野菜や魚を売っている威勢のいいお店などがたくさんあり、夕方、おばあちゃんの買い物や集金について行くのが、ものすごく楽しくて、ワクワクしていました。もしかしたら、私の味覚の原点は、墨田区にあるのかもしれませんね(笑)。
そんな「美味しい思い出」がたくさん詰まった墨田区で、こうした御縁を頂けたことが嬉しくて、講演会の前日には、強い雨が降りしきる中、京島の実家近くにあるお寺・正覚寺さんに伺い、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんのお墓参りをして、「翌日の講演会が成功し、墨田区で素晴らしい御縁が広がりますように」熱くお願いして来ました。
私の講演会は「すみだ食育GOODネット」様の総会終了後に開催されたのですが、一般の方々の御参加もOKでしたので、わざわざ遠方から来て下さった方々も多く、本当に有難かったですね。おかげさまで、広い会場も超満員になりました。
講演会では、「子供の頃の美味しい思い出話」からスタートしまして、「現代の便利な食の状況」や「食を取り巻く国際情勢の話題」、「オリーブオイルの優れた効能のお話」、「墨田区を食で活性化させるための方法論」など、多岐に渡る話題で、アッという間の60分間でした。本当は、「ブータンの幸福度数のお話」などもしたかったのですが、これは、次回に致しましょう。
講演後には、多くのみなさまから「小暮さんの講演、良かったです!」とか「もっと聴きたかったです!」といった有難いコメントをたくさん頂きまして、すごく嬉しかったです。
今回の素晴らしい御縁を下さった山﨑昇区長様をはじめ、「すみだ食育GOODネット」の理事のみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいです。心よりお礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
墨田区役所のオシャレな外観です。ここの2階「すみだリバーサイド
ホール」が講演会場でした。となりには、開業間近のスカイツリーも
見えますね
講演会の2日前には、「すみだ食育GOODネット」の理事のみなさまと山﨑昇墨田区長様に
面談させて頂き、今後、私がお手伝いさせて頂く「食育の方向性」の簡単な打ち合わせも
させて頂きました
講演会場「すみだリバーサイドホール」入り口にあったポスターの前
で記念の1枚です
広い会場でしたが、満員になるほど大勢のみなさまにお越し頂き、有難かったです
熱心にメモを取られる方々が多く、講演会の最後には、質疑応答で盛り上がりました
リラックスした雰囲気の中で、講演は「子供の頃の美味しい思い出
話」からスタートしました
実際にオリーブオイルをパンに浸けて試食して頂きながら、各テー
ブルを回り、その良さの説明をさせて頂きました
大盛況だった講演会が終了し、充実感いっぱいのVサインです(笑)
牛乳屋さんの仕事の合間を縫って、京島3丁目の叔母さんが講演を
聴きに来てくれました
4月上旬に熊本県上天草市の千原光明様宅に伺い、地元産の新鮮な食材をふんだんに使わせて頂きながら御料理させて頂きました。
一般的に、出張料理の御予約は、女性(奥様)から頂くことが多いのですが、今回は、御主人様自ら御連絡を下さいまして、「奥様へのバースディプレゼントとして、奥様には内緒で、何か記念になることをしたいのです。」という御相談を頂きました。
私は、「なんて素晴らしい御主人様なのだろう!」と感動しながら、一生懸命に思考を凝らしまして、「それならば、御料理やお菓子作りが大好きだという息子さんとお譲さんに共演して頂こう!」と思ったのです(笑)。もちろん、事前に打ち合わせをさせて頂くわけでもなく、いわゆる「ぶっつけ本番」ですから、果たして「吉と出るか、凶と出るか・・・」内心は、ドキドキだったのですが、御食事会当日に、お子さん達にお会いしますと、私と一緒に御料理出来る嬉しさが体全体から溢れている感じで、目も輝いており、これなら大丈夫だと安心致しました(笑)。
仕込みは、スープ作りから始めましたが、おふたりとも、興味津々で、大きなお鍋を真剣に覗き込んでいました。続いて、地元産の新鮮な車海老をサッとボイルし、殻をむくのを手伝って頂いたのですが、最初は、慣れない手つきで苦労しながらも、本数をこなすうちに、コツが掴めたようで、最後には、プロ並みに綺麗に殻をむけるようになりました。
下ごしらえした車海老やアワビ、ヒラメのお刺身には、それぞれオリーブオイルをかけてマリネしておくのですが、それも手伝って頂き、いよいよ、御食事会のスタートです。
「天草の海の幸満載のお刺身サラダ(カルパッチョ)」がテーブルに置かれますと、誰からともなく「いつもの車海老なのに、なぜ、こんなに美味しいのですか?」という御質問を頂きました。
私は、すかさず「お子さん達の愛情が込められているからですよ!」と、お答えしたのですが、それには、みなさん納得の表情でした。この様子を御覧になっていた御主人様は、本当に嬉しそうな満面の笑顔で、私までもが嬉しくなってきました。「千原さん、作戦大成功ですね!」
「好きこそモノの上手なれ」ということわざがありますが、全国のお子さん達には、何でもいいから、好きで夢中になれるモノを見つけて、突き進んでほしいですよね。これからは、「ナンバーワンよりオンリーワン」が必要とされる時代だと思いますので。
この度は、おふたりの「将来の名シェフ」にお会いすることが出来まして、私も初心を思い出すことが出来ました。このように素晴らしい御縁を下さった千原様には、感謝の気持ちでいっぱいです。心よりお礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
上天草市の千原様宅で「奥様へのバースディプレゼント」として出張料理をさせて頂きました
地元産の新鮮で見事な車海老やアワビ、ハマグリ、ヒラメ等を使わせて頂きました
御料理が大好きな千原様のお子さん達には、仕込みから御手伝いして頂きました
上手に下ごしらえした車海老を持った「将来の名シェフ」おふたりと記念の1枚です
殻をむいた車海老には、上質なオリーブオイルをかけてマリネしておきます
アワビも軽くボイルし、スライスしてからオリーブオイルでマリネします
マリネした車海老とヒラメを持って、これから盛り付け開始です!
お子さん達との共演で完成した「天草の海の幸満載のお刺身サラダ(カルパッチョ)」です
小さなお子さんも食卓を囲んで楽しめるのが「出張料理の良さ」ですよね!
頑張って御手伝いして下さった息子さんには、フランス製のシェフ帽子(トック)にサインを
入れてプレゼントさせて頂きました
「将来の名シェフ」を抱っこして記念の1枚です。もしかしたら、ものすごい御宝写真になる
かもしれませんね(笑)!
4月上旬、満開の桜が美しい熊本県上天草市の「あまくさ四郎観光協会」様より御招き頂きまして、上天草市の豊かな自然の恵みを視察、体験、満喫させて頂きました。その素晴らしかった模様を何回かに分けてレポートさせて頂きます。
まずは、嵐のような強風と激しい雨が降り続く3日の早朝に、「あまくさ四郎観光協会」千原光明会長様の御案内で、市内の漁港2ヶ所を訪れました。行きの車中で、千原様からは「この悪天候ですから、今日は、殆ど水揚げが無いかもしれませんね」とお聞きしまして、「まぁ、雰囲気だけでも味わえればいいかな」と思っていたのですが、漁港に到着致しますと、確かに漁獲量は少ないのかもしれませんが、天然の伊勢海老や旬の桜鯛、サヨリをはじめ、活けのイカやフグ、コノシロ、昆布類等々、本当に、バランス良く、色々な種類の魚介類が並んでいて、感激致しました。
「競り」の様子も見学させて頂きましたが、本当に活気があって面白く、この場面を観光客のみなさんに見て頂いたり、一般市民の方々が気軽に利用出来る「朝市」を、農産物も含めて開催したら、漁業に対する理解も深まると思いますし、何よりも、新鮮な地元産の食材を安く買うことが出来たなら、どんなに素晴らしく、喜ばれることか、勝手に色々と想像を巡らせていました(笑)。
そうしている間にも、次々に「コノシロ漁」から戻った小型ボートが岸壁に横付けされまして、大量の「コノシロ」が、大きなケースに移し替えられ、山積みされていきます。ボートに近づいて、漁師のみなさんに色々なお話を伺ったのですが、驚いたのは、こんな重労働を年老いた御夫妻ふた
りだけでされているケースが多いのです。命がけで、腰痛と闘いながら頑張っても「コノシロ」は、安値で取引され、家畜のエサに回されてしまうような現状の中で、なかなか若い後継者が育たない環境は、早急にどうにかしないといけないなと思いますね。
天草には、「コノシロ」を丸ごと1尾使った美味しい姿寿司もあります。「コノシロ」は、「シンコ→コハダ→コノシロ」と名前の変わる、縁起の良い出世魚でもありますし、天草、ひいては、日本の伝統的食文化には、欠かせない貴重な食材です。
大量に獲れた時には、私が得意とするオリーブオイルを使った加工品を作るのもいいかもしれませんね。「オイルサーディン」のような「オイルコノシロ」とか、オリーブオイルと麦味噌を合わせて「味噌漬け」にするとか、ゆず胡椒とオリーブオイルを使って「カルパッチョ」を作るとか・・・・。アイディアは、いくらでもありますので、何とか、漁師さん達の苦労に報いて、後継者を育てるためにも、「コノシロ」に付加価値を付ける工夫をしたいですね!「あまくさ四郎観光協会」のみなさま、いつでも御連絡をお待ちしております(笑)。
「あまくさ四郎観光協会」千原光明会長様の御案内で、上天草市の活気ある漁港2ヶ所を
見学させて頂きました。
とても威勢の良い「競り風景」です。観光客のみなさまにお見せしたら、とても喜ばれ、漁業
に対する理解も深まると思うのですが、如何でしょうか?
全国的な悪天候にも関わらずに、素晴らしい「天然の伊勢海老」が水揚げされていました
とても美しい「天然の桜鯛」です。このくらいのサイズが塩焼きには最高ですね!
春を呼ぶ「サヨリ」も、輝いていました。お刺身にオリーブオイルと醤油をかけて食べたい
ですね
市場のいけすで、「生きている紋甲イカ」を見たのは、初めてかもしれません!
「ブイヤベース(フランス版・漁師鍋)」に入れたら美味しそうな小魚もたくさん有りました
水揚げされたばかりで新鮮な「コノシロ」を持って、満面の笑顔です!
「コノシロ」は、大量に獲れ過ぎて、想像を絶する安値で取引きされ
ているのが現状です。漁師さん達の生活を守るためにも、付加価値
の付けられる「加工品」の開発が必要だと思いました。オリーブオイ
ルを使って、色々な物が出来そうな気が致します
漁協で見つけた歴史を感じる「いけす」です。「競り」の無い日には、ここに活けの「コノシロ」
を泳がせ、一般市民や観光客のみなさんに「網ですくい放題」買って頂くのは如何でしょうか?
漁師さんから頂いた「コノシロ」を、宿泊先の「ろまん館」さんで、早速
お刺身と塩焼きにして頂きました。もう、最高に贅沢な朝食でしたよ!
朝からお酒を頂きたい気分でしたね(笑)。
4月上旬、満開の桜が美しい熊本県上天草市の「あまくさ四郎観光協会」様より御招き頂きまして、上天草市の豊かな自然の恵みを視察、体験、満喫させて頂きました。その素晴らしかった模様のレポート(2)では、「天草梅肉ポーク」の浦中一雄さん、「天草大王」の山口逸美さん、「大矢野有機農産物供給センター」の小林辰雄さんを御紹介させて頂きます。
まずは、「天草梅肉ポーク」の浦中さんですが、簡単に申しますと「黒砂糖を混ぜて3ヶ月間発酵させた梅肉エキス」を飼料に混ぜて豚に与えることで、抗生物質を投与しなくても、豚のストレス解消につながり、肉質も良くなって、鮮度保持期間も飛躍的に向上させることが出来るようになったそうです。
現在では、熊本市や東京都内の高級スーパー等で販売されており、健康志向が高まりつつあるアメリカでも、そのノウハウで生産を始めようと頑張っていらっしゃいます。
次に、熊本の地鶏「天草大王」を生産されている山口さんですが、徹底した品質管理とこだわりが、その味の良さに表れています。エサも、地元天草で獲れる海藻、ちりめん、いわし、貝の粉を混ぜており、ビタミン、ミネラル、カルシウムをバランス良く取れるように工夫しているそうです。お話を聞いているだけでも、どれだけ「天草大王」に愛情を注いでいらっしゃるのかがよく分かります。
「大矢野有機農産物供給センター」の小林さんの有機農業にかける熱意にも感動致します。もちろん、除草剤は使いませんから、毎日、地道に手で雑草を抜いていらっしゃるそうです。今が旬の「新玉葱」を頂いて、早速、オニオンスライスを作り、オリーブオイルをかけて食べてみましたが、もう、言葉にならないほどの美味しさでした。
今回、取材させて頂いた3名様に共通することは「仕事に対する誇りと情熱」だと思いました。日頃は、ほんとうに地味な作業の連続ですが、それが、やがては、我々の健康につながって行くわけですから、これからも頑張って頂きたいと思いますし、心より応援させて頂きたいと思います。
この度は、お忙しい中、貴重な苦労話を聞かせて頂きまして、本当に有難う御座いました。この素晴らしい御縁に感謝しております。
浦中さんの「天草梅肉ポーク」の豚舎は、見晴らしの良い高台にありました
社長の浦中一雄さん、息子さんで営業担当の宏誌さんと記念の1枚
です。これから、豚舎を見学させて頂くために、作業着を着なくては
いけないのですが、サイズが小さく、3枚を張り合わせるようにして
着てみました。どうしても、見学したいという私の執念が伝わって
いますでしょうか(笑)
衛生管理も完璧で、豚舎の入口には、御覧のような看板が張ってありました
豚舎内は、空調管理もしっかりと行き届いており、想像以上に、とても衛生的でした
生まれたての子豚ちゃん達です。母乳を一生懸命に飲む姿が本当に可愛らしかったです
生後7ヶ月になり、出荷直前の豚がいる豚舎です。本当に元気がよく、柵を越えて飛びだし
そうな勢いでした(笑)
山口さんの「天草大王」鶏舎前で記念の1枚です。こちらの作業服は、きつきつながら着る
ことが出来ました(笑)
鶏肉の旨さを決めるエサには、地元産の海藻、ちりめん、いわし、貝の粉を混ぜています
まだ可愛らしいヒヨコに、これから愛情と時間をたっぷりかけて大切に育てていきます
100日経って3.8㎏前後になった「天草大王」です。あと20日間ほどで出荷致します
「大矢野有機農産物供給センター」の小林さんと、自慢の新玉葱を持って記念の1枚です
高台にある畑を吹き抜ける風が心地良かったですね
本当に美味しい新玉葱ですが、緑色の葉の部分まで、残さずに食
べられます
小林さんの有機畑の回りを取り囲むように、黄色が美しい菜花が咲き誇っていました
4月15日に、宮崎市佐土原町にありますメンタルクリニック「ピア・メンタルささき病院」様が経営されているレストラン「カフェ・トリエステ」に伺い、「オリーブオイルで健康な食生活」をテーマにした講演会&御試食会を開催させて頂きました。
今回は、レストラン横に併設されたパン工房「アトリエ・トリエステ」のオープンを記念しての催しだったのですが、早くから定員をオーバーするほどの御予約を頂きまして、御来場頂いたみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいです。ちなみに、この2つの施設では、「心の障害を抱えた人々が、レストラン業務やパン作りを通して自立し、社会参加を目指している」ということも、事前にお聞きしていましたので、そのような方々に「何とか勇気と自信を持って明るく頑張って頂けるようなお手伝いをさせて頂こう!」と、心に決めていました。
講演会前日の14日には、このレストランのアドバイザーをされている「トラットリア・トシ」の宮崎シェフにもお越し頂きまして、「コグレプロデュースの期間限定特別メニュー」のレシピ作りに立ち会って頂きました。
私の考えたメニューは、いつも通りの和のテイストとオリーブオイルを融合させた「コグレ流」でして、メニュー名は「宮崎産麦味噌風味のオリーブオイルソース・春パスタ」だったのですが、仕込みでいきなり、カツオ削り節と昆布で和風出汁を取り、日本酒や味醂、醤油で味を整えたものですから、正統派イタリアンを作っていらっしゃる宮崎シェフは、かなり驚かれていました(笑)。
一連の仕込みを、最初は一歩引いて見ていた宮崎シェフですが、試作品が完成し、御試食して頂きますと「いいですね!」と、笑顔で合格を頂き、ホッと致しました。結局、このパスタは、4月末まで、ランチメニューに載せたのですが、「定番メニューにしてほしい!」というリクエストが出るほど大好評だったようで安心致しました。
講演会当日の御試食メニューは「オリーブオイルで炊いた玄米御飯」、「豆腐のカルパッチョ」、「ズッキーニの刺身」、「トマトサラダ」、「ブロッコリーのミモザ風サラダ」、「高級オリーブオイル・ラビダが入ったパン」の6種類でして、どれも、上質のオリーブオイルさえあれば、簡単に美味しく出来るものばかりでした。
御参加下さったみなさまの多くは、1品ずつ口に運びながら、一生懸命にメモを取って、しっかりと味を覚えようとして下さり、その真剣な表情には、とても感激致しました。
このように素晴らしい御縁を下さった佐々木達郎院長先生御夫妻、そしてスタッフのみなさまには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。心よりお礼を申し上げます。有難う御座いました。
また、お伺い出来る日を楽しみにしております。
「ピア・メンタルささき病院」様が経営されているイタリアンレストラン「カフェ・トリエステ」と
パン工房「アトリエ・トリエステ」です。どちらも素晴らしいお店でして、佐土原町の隠れた
穴場になること間違い無しですよ!
「カフェ・トリエステ」の入口付近で、スタッフのみなさまと記念の1枚です。中央が、この
レストランのアドバイザー「トラットリア・トシ」の宮崎シェフです
宮崎シェフは、和風出汁を作り始めた私にビックリしていましたが、完成したソースを試食
して頂きますと、納得した表情で「美味しいね!」と言って下さいました(笑)
特製パスタソースの製作中です。麦味噌を和風出汁で溶かし、オリーブオイルを加えます
期間限定特別メニューの「麦味噌オリーブオイル風味の春パスタ」です。おかげさまで
大好評でした!
ポスター用に(?)「コグレ特製・春パスタ」を持って、会心の笑顔で記念の1枚です(笑)
講演会のタイトルは、スタッフの方のお父さんが心を込めて書いて
下さった「力作」です
超満員の会場で、簡単な「オリーブオイルクッキング」のデモンストレーションを交えながら
講演させて頂きました
御試食中のみなさまは、和やかな雰囲気の中でも、味を覚えようと真剣な様子でした
ワンプレートに盛り付けられた「オリーブオイルクッキング」です。どれも簡単で美味しい
ですよ!
私の講演中に、後ろの厨房では、スタッフ総出で完璧な盛り付け
作業をして頂きました。みなさん、有難う御座います!
佐々木達郎院長先生御夫妻と記念の1枚です。素晴らしい御縁を有難う御座いました!
本当に手際良く、丁寧にお手伝いして下さったスタッフのみなさんと記念の1枚です。
4月中旬に宮崎県日南市を訪れ、谷口義幸市長様を表敬訪問させて頂きました。
日南市と言いますと、海の幸、山の幸がバランス良く揃う「自然の恵みの宝庫」というイメージがありましたが、実際に日南市に伺わせて頂き、市の職員のみなさまや、地元の生産者のみなさまから、色々とお話を伺っていくうちに、「そのイメージは、まさしく本物だった!」ということを、しっかりと確認、体験することが出来ました。
日南市では、数年前から、歴史のある「酒谷の段々畑」を中心に、オリーブの木を植え始めていまして、将来的には、地元産のオリーブオイルと豊かな自然の恵みを融合させることで「地元の活性化を図ろう」としています。ならば、私も、その経験を生かした御手伝いを、是非ともさせて頂きたいと思い、この日の表敬訪問につながったのですが、本当に、市長様をはじめ、市の職員のみなさまは、「食を通した地域活性化」に真剣に取り組んでいらっしゃることが、よく分かり、嬉しくなってきました。
私は、常々、日本全体を元気にするには「食を通した地域活性化が一番の近道」と考えておりまして、その実現のために、全国を飛び回らせて頂いています。そして、感じることは、「鹿児島、熊本、宮崎を含めた南九州が、リーダーシップをとって、成功事例を作り、全国にその道筋の付け方を発信することが、とても大切なのではないか」ということです。南九州ほど、自然の恵みがバランス良く揃っている地域は無いと思いますし、南九州で「食を通した地域活性化」が達成出来ないのであれば、他の地域で達成することは、更に不可能に近いとさえ思ってしまいます。「南九州のみなさま、この私の熱い気持ちを分かって頂けますでしょうか?(笑)」
「酒谷のオリーブ畑」も見せて頂きました。小雨混じりで霧がかかった段々畑は、とても幻想的なオーラに包まれており、この場所で元気に育っているオリーブの木々に出合った瞬間の感動は、忘れることが出来ません。御案内して下さった日南市職員のみなさま、フーデリーの宮田部長様、本当に有難う御座いました、心よりお礼を申し上げます。
帰りがけに「酒谷の道の駅内の直売所」に立ち寄らせて頂き、地元産の素晴らしい農産物の数々を見せて頂きました。そして、「道の駅脇にある工房」では、近くの山で収穫されたという「よもぎ」をふんだんに使った「よもぎ団子」の製作中でした。「地元産の自家製小豆あん」の良い匂いが漂う中、その作業を見学させて頂きましたが、ひとつひとつ、心を込めて作られる「よもぎ団子」は、とても美しく輝いており、しばらく見入ってしまいました。このような工房が、全国にあったら素敵ですよね!
「道の駅内にある囲炉裏端」で、地元産のそば粉を使った、熱々の「山菜そば」も頂きました。山菜も、もちろん近くの山で収穫したものですし、すべてが手作りで、これほど心がこもった美味しいそばを頂いたことはありません。身も心もすっかり温かくなった、日南市での一日でした。
「食を通した地元の活性化」を進めていらっしゃる日南市長・谷口
義幸様を表敬訪問させて頂きました
日南市役所内で、「日南サンフレッシュレディ」のおふたりと記念撮影させて頂きました
風情のある「日南市酒谷の段々畑」に植えられたオリーブの木々に感動致しました
地元産の素晴らしい食材の宝庫「酒谷の道の駅」にも伺いました
「酒谷の道の駅」直売所では、新鮮な農産物がたくさん売られていました
「酒谷の道の駅」脇の工房では、地元産の「よもぎ」をふんだんに
使った「よもぎ団子」の製作中でした。もちろん、「小豆あん」も
地元産の自家製です
地元産のそば粉で作った美味しい「山菜そば」も頂きました。もちろん、山菜も近くの山で
収穫した天然物で、春の香りが最高でした!
今年も、4月下旬に東京・お台場のビックサイトで3日間に渡り開催されました「ホビークッキングフェア2012」の「ナビゲーター」をさせて頂きました。「ホビークッキングフェア」自体は、今年で5年目、私が「ナビゲーター」をさせて頂いて3年目になりますが、今年は、ホビーショーを含め、3日間で14万人弱と、過去最高の入場者数だったということで、とても有難く、感謝の気持ちでいっぱいです。
今年も、この3日間に、たくさんのドラマがありましたので、その模様を数回に分けてレポートさせて頂きます。
「ホビークッキングフェア2012」の会場となったビックサイト周辺の花壇には、たくさんの
チューリップが綺麗に植えられており、満開でした
3日間で、過去最高の14万人弱のみなさまに御来場頂きましたが、3日間とも開場時間の
はるか前から、御覧のような長蛇の列が出来ていました。本当に有難いですね!
メインステージ「食のライブスクエア」でのイベントには、料理業界
各方面で活躍されている方々に御登場頂き、大盛況でしたよ!
私も、毎日「オリーブオイルでアンチエイジング」と題したセミナーを開催させて頂きました
「ホビークッキングクラブ」と題したメルマガ会員のみなさまとは、楽しいバスツアーを実施
したりしています。今年は、「コグレがナビゲートする東北ツァー」を開催する予定です
「コグレお薦めのオリーブオイル」を御購入して頂いた方にお渡しする記念の特製カードに
サインとメッセージを書いているところです
メインステージで、司会進行役の木村光江さん(左)、JA宮城古川のみなさんと記念撮影
させて頂きました。「被災地支援」も昨年に引き続き、今年の大きなテーマのひとつでした
「ホビークッキングフェア2012」のメインステージでは、私も毎日「オリーブオイルでアンチエイジング」と題したセミナーを開催させて頂きました。
午後には、ナビゲーターとしての仕事もありましたので、「セミナーの開始時間は午前中」と早かったのですが、有難いことに3日間とも満席となり、立ち見の御客様もかなりいらっしゃる中で、御参加頂いたみなさまには、「タイプの違う2種類のオリーブオイルのテイスティング」をして頂いたり、「オリーブオイルを入れて炊いた玄米御飯の御試食」をして頂きました。さらには「御化粧品としての使い方」や「簡単レシピ」を熱心に書き留めながら聴いて頂きまして、終了後には、大満足の笑顔が広がっていました。
テイスティング用のオイルは、実がグリーンのうちに絞った「早摘みオイル」と、完熟させてから絞った「熟成オイル」の2種類を御用意させて頂きましたが、プロ好みの「早摘みオイル」の人気が圧倒的に高く、かなり、オリーブオイル好きなみなさまにお集まり頂いたようで、その点も嬉しかったですね。
期間中、毎日開催された私のオリーブオイルセミナーは大好評で有難かったです
今回のセミナーでは、トルコ№1のオリーブオイル「ラーレリー」を使わせて頂きました
会場は、超満員となり、みなさまには、本当に熱心に受講して頂きました
セミナーは、楽しい雰囲気の中で、ユーモアを交えながら進めさせて頂きました
オリーブオイルを入れて炊いた玄米御飯は、本当に美味しくてお薦め
ですよ!
御試食用の玄米御飯には、福島産の美味しい「ドライトマト」と「えごまふりかけ」を添え、
テイスティング用のオリーブオイルは「早摘みタイプ」と「熟成タイプ」の2種類を御用意
させて頂きました
ステージ裏での盛り付け風景です。スタッフのみなさまには、限られた制約の中でよく
頑張って頂きました
手際良くアシストして下さったスタッフのみなさんと記念撮影させて頂きました。
7月21日(土)に、ホテルタイプの家族葬式場「スペースアデュー」様で、「オリーブオイルde精進料理」と題したイベントが開催されます。
「スペースアデュー」様では、各フロアごとに、とても素晴らしい内装と設備を完備しており、久々に集った近親者のみなさまが、心から安らぎ、素晴らしい思い出作りが出来ますように細かい配慮、雰囲気作りをしておりまして、私も、全フロアを見学させて頂きましたが、本当に感動致しまた。まさに「目からウロコ」とでも言いましょうか、これからの法事は、このような「他には無い自分達だけのスタイル」が主流になっていくような予感が致します。
今後、「スペースアデュー」様に御予約頂ければ、私が直接、会場に伺い、みなさまの法事の御料理を作らせて頂くことも決定致しました。詳しくは「スペースアデュー」で検索して頂きますと、ホームページ内で館内の映像も御覧頂くことが出来ます。
7月21日のイベントでは、見応えある家族葬式場の見学と、実際の法事で作らせて頂く御料理の御試食会も予定されています。もちろん「オリーブオイルde精進料理」と題した「ミニトークショー」もさせて頂きますので、御時間の合う方は、是非、お越し下さいませ。会場で御待ちしております。
「メトロガイド・7月号」に掲載されている「スペースアデュー」様でのイベント告知の記事です
「オリーブオイルde精進料理」と題した御法要料理の試食会とトークショーが開催されます
「スペースアデュー」様は、上野駅からも徒歩10分程度の昭和通り沿いにあります。詳しく
は、ホームページを御覧下さいね
昨日(6月16日)は、「パナホーム・千葉支社」様の御紹介で、千葉市中央区の御客様宅に伺い、「新築祝い」の御料理を作らせて頂きました。
御予約の段階で「2歳と3歳の小さいお子様がいらっしゃる」ことをお聞きし、親御さんからは「どうしましょうか?」との御相談を頂いていたのですが、せっかくの機会ですから、いわゆる「お子様ランチ的なもの」ではなく、大人と同じコース料理を「量を半分にして」お出しすることに致しました。
おそらく、お子様達にとりましては、「初めての味」ばかりだったと思うのですが、時間をかけて見事に完食して頂き、感激致しました。「本物の美味しさ」は、小さなお子様達にも分かって頂けるのですね(笑)。
これからも、お声がかかれば、全国に伺い、大切な味覚が発達途中のお子様達に「ごまかしの無い本物の味」を伝えて行きたいと思っています。
今回の素晴らしい御縁を下さった「パナホーム・千葉支社」のみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
パナホーム千葉支社様の御紹介で、千葉市中央区の御客様宅に伺い「新築祝い」の
御料理を作らせて頂きました
広々と開放感のあるオープンキッチンは、とても機能的で、御料理しやすかったです
小さなお子様達には、奥のソファー席に座って食べて頂きました
小さなお子様用には、御覧のようなワンプレートに盛り付け致しました。如何でしょうか?
デザートは「アズキとチョコレートのココナッツ風味ムース」に、季節のフルーツを添えました
有機栽培の大きなプルーンは、セイロンティーで軽く煮てあります
6月18日に新潟県上越市に伺い、味噌作りの老舗「山本味噌醸造所」様からの御依頼で、伝統的製法による味噌作りの工程で出る上澄み液「味噌た゛まり」を使った「和風オリーブオイルソース」の商品開発をさせて頂きました。
上越市といいますと、知る人ぞ知る「上質な発酵食品の名産地」なのですか゜、さらにその知名度を上げ、「日本人の健康作りに欠かせない発酵食品で上越市全体を活性化させたい」との「熱い想い」を山本幹雄専務様から直々に伺い、私も心動かされまして、今回の御指導が実現したのです。
御試食用に用意して頂いた食材は、その殆どが地元産でして、あらためて「上越市の自然の恵みの豊かさ」を実感致しましたし、実際に「和風オリーブオイルソース」との相性は、どれも抜群で、本当に嬉しくなりました(笑)。
「味噌だまり」と「オリーブオイル」は、1対3で合わせ、そこに煮切った味醂を少し加えれば、美味しい「和風オリーブオイルソース」が完成するのですが、「味噌だまり」自体に旨味と甘味、コクが凝縮されていますので、作り方はシンプルながら、「とても味わい深い逸品」になったと思います。
次回は、8月後半に伺い、「味噌」と「オリーブオイル」の組み合わせで、色々な可能性を探り、新商品の開発をさせて頂く予定なのですが、どのような新商品が出来るのか、今から本当に楽しみです(笑)。
今回の素晴らしい御縁を頂いた山本様、そして上越商工会議所の渡部様、上越ものづくり振興センターのみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
今回の会場となった「上越テクノスクール」の入り口にて記念の1枚です
御試食用に用意して頂いた素晴らしい野菜のすべては、地元産です
「コールラディ」というカブに似た野菜も地元で作られています
「和風オリーブオイルソース」との相性も抜群でしたよ!
「味噌だまり」と「オリーブオイル」を使った特製ソースの製作中です
が、山本味噌・山本専務様の表情は真剣そのものでした
「特製和風オリーブオイルソース」の完成です。とても美味しく
完成度の高い逸品になりました!
シンプルにボイルした「鶏のささみ」は、多めのオリーブオイルと味噌だまりでマリネしておく
と、さらに美味しさがアップします
約2時間で、これだけの御料理を完成させました。ビールか地酒でもあれば、御試食会と
いうよりも、パーティー気分になってきますね(笑)。
御参加頂いたみなさまと記念撮影です。素晴らしい御縁を有難う御座いました
1品ずつ、調理のポイントを解説させて頂きましたが、「味噌だまり」と「オリーブオイル」の
相性の良さに、みなさん興味津々な御様子でした
直江津駅近くにある山本味噌様のショップに伺い、人気商品の「雪ん子味噌」を見せて
頂きました
「出張料理人」である私にとりまして、無くては困る「頼もしい片腕」を2つ御紹介させて頂きます。
まずは、海外出張に欠かせない「スーツケース」ですが、御覧の大型スーツケースは20年以上前に購入し、一緒に世界中を飛び回った「大親友」です。多分、修理に出した回数は、15回以上で、先日コーカサスからの帰りの飛行機でも、大きな亀裂が入ってしまいました。使用年数が長すぎて、もはや保険の対象にもならず、修理も難しいことが判明しましたので、泣く泣く処分することにしまして、先程「350円分の粗大ごみシール」を貼りました。ここまで頑張ってくれた「大親友のスーツケース君」には、感謝の気持ちでいっぱいです。次回からは、「スカイブルーの新しいスーツケース君」が友達になりますが、こちらも大切に使って、楽しい思い出をたくさん共有したいと思っています(笑)。
もうひとつは、調理道具や食器類、食材を宅急便で地方に送る時に使う「段ボール箱」です。八百屋さん等で厚手のしっかりした段ボール箱を仕入れて、皿等が割れないように包材をぎっしり詰めて送るのですが、何度も使っているうちに、段ボール箱がすり減ったり、穴があいたりしますので、あたかも包帯でグルグル巻きにされた「ミーラ」のように、ガムテープで何重にも巻いて補強してあります。
以前、地方の仕事先から送り返した荷物の送り状が途中ではがれてしまい、普通ならば「迷子」になってしまうはずが、ちゃんと私のもとに届いて感動したことがあります。その理由を宅急便のドライバーさんにお聞きしましたら「(ガムテープでグルグル巻きになっている)箱を見れば、小暮さんのだとすぐ分かりますよ!」とおっしゃっていました。迷子にならずに、いつも重い荷物を入れて戻ってきてくれる年季の入った可愛い段ボール箱にも感謝の気持ちでいっぱいです。これからも宜しくお願いしますね!
20年以上使って、思い出深いスーツケースも、とうとう処分する時が
来ました。「350円分の粗大ごみ用シール」を貼った瞬間に、大切な
友人が去って行くような寂しさを感じました
先日伺った大阪の出張先から送り返した宅急便の荷物の一部です。出張先に伺う際には
食材等も加わりますから、この倍くらいの段ボール箱が必要になります。何だか、毎日
小さな引っ越し作業をしているような感じですね(笑)
ミイラのようにガムテープでグルグル巻きに補強された、食器用の段ボール箱です。かなり
年季が入っているのが分かりますか?
送り状や割れ物シール、ガムテープは、何度も重ね貼りしていますので、段ボール箱の
厚みも、毎回増してきます。この箱の通算移動距離もかなりなものですよね(笑)
6月22日に大阪市浪速区大国に伺い、「ホワイトベアー」様で開催された「ファッションショー&展示会」にいらした御客様に「おもてなしの御料理」を作らせて頂きました。
完全予約制で、ランチ、ディナーとも、各30名様限定でしたが、アッという間に予約は満席になったそうで、本当に有難く思っています。
いつもそうなのですが、全国どこに行く時でも、基本的には私ひとりでして、今回も、御料理は、すべて私が心を込めて作らせて頂きましたが、御食事時間には制約がありましたので、盛り付けやサーヴィス、洗い物は、ホワイトベアー様の若いスタッフのみなさまに御協力して頂きました。ホワイトベアー様のスタッフのみなさまは、本当に一生懸命で、しかも気配りが出来て、「失敗は許されない、ぶっつけ本番の大切な御食事会」でしたが、完璧に御手伝いして頂き、御客様も大満足の御様子でした。
御食事会では、世界を飛び回っている私の面白いエピソードや、食育の話題、オリーブオイルのお話など、トークショーさながらに、しゃべらせて頂き、とても和やかで楽しい雰囲気の中での御食事会となったと思います。ここに御紹介させて頂く数々の写真から、みなさまにも、楽しい雰囲気を感じ取って頂けましたら嬉しいです。
この素晴らしい御縁を頂いたホワイトベアー社長の中村幹男様をはじめ、スタッフのみなさまには、心より御礼を申し上げます。次回も、もっと楽しんで頂けるようなメニューを御用意させて頂きますので、宜しくお願い致します。本当に有難う御座いました。
大阪市浪速区大国にあります「ホワイトベアー」様で、「ファッション
ショー&展示会」に来て下さったお客様に「おもてなしの御料理」を
作らせて頂きました
早くから御予約して下さった御客様には、感謝の気持ちでいっぱいです。全力を出し切って
楽しんで頂きました
パテーションで区切り、会議室用のテーブルにプロパンガスを置いた仮設キッチンで
御料理させて頂きました
普段は、事務系の仕事をされている女性スタッフのみなさんにも盛り付けや洗い物の
御手伝いをして頂きました
御食事中には、私の著書からレシピを御紹介させて頂いたり、オリーブオイルの簡単な
使い方の説明などもさせて頂きました
世界№1のオリーブオイル「ラビダ・クラシックレーベル」を御肌に塗って頂き、その心地
良さを体験して頂きました
御食事会の最後には、各テーブルを回らせて頂き、御客様と御一緒に記念撮影させて
頂いたり、自筆サインを入れた記念のカードをプレゼントさせて頂きました
かつて「料理天国(TBS系)」をはじめ、数々の有名料理番組にも出演されていた私の辻調理師専門学校時代の恩師、肥田順先生が定年退職され、フランスでの修業経験もある息子さんと共に、昨年、大阪市西区阿波座1丁目に「びすとろぽたじぇ」というフレンチレストランを開業されました。
私も、早くからお伺いしたかったのですが、やっと念願叶い、先日、お店に行かせて頂き、感動の「本格的フランス料理とワイン」を堪能させて頂きました。
店内に入りますと、天井が高くて開放感があり、キッチンを取り囲むようにして作られている幅の広いカウンター席が、気分をリラックスさせてくれまして、ゆっくりと美味しいフレンチを頂くには絶好の空間だと思いました。
まずは、パンとともに出して頂いた「リエット(お肉のパテ)」にしびれました(笑)。こんなに軽くて美味しい「リエット」は、初めてです。白ワインが止まらなくなりますね。
前菜は、特別に「盛り合わせ」にして頂きましたが、どれも丁寧に作られていて、益々ワインが止まらなくなりました(笑)。
そして、お魚料理ですが、フランスの3つ星レストランで出されるような逸品に感動致しました。上質なサーモンにお魚のムースを乗せて焼き上げ、ソースには、サーモンとの相性が抜群のヴェルモット酒をべースにしたクリームソースが添えられています。思わず、私の27年前のフランス・リヨンでの修業時代の味覚の記憶が蘇ってきまして、本当に嬉しかったです。「本物の味」は、何年経っても色あせることはないのですね!しかも、その御料理は、私の目の前で、憧れの恩師が、私のためだけに作って下さっているのですから、もう、最高ですよね。この私の興奮ぶりを理解して頂けますでしょうか(笑)。つくづく、辻調理師専門学校に通って良かったなと思いましたね。
メインの仔牛を使った御料理もインパクトがあって美味しかったです。こんなにコクのある丁寧な作りのソースを頂くのは久々でしたし、もう、赤ワインが止まらなくなりそうでした(笑)。
最後は、デザートですが、息子さんから「お好きな物をお好きなだけどうぞ!」と言って頂き、これまたフランスの3つ星レストランのサービスと一緒であることに感激致しました。もちろん、私だから特別にということではなく、すべての御客様にこのような高レベルのサービスをされていることに感動致しました。
私が近所に住んでいましたら、毎週でも来たくなるような、素晴らしいお店です。「本格的なフレンチと美味しいワインをリーズナブルに」お楽しみ頂きたい方には、期待を裏切らないお薦めのお店ですので、是非とも宜しくお願い致します。
お問い合わせ先 TEL 090-7875-9568 びすとろぽたじぇ
地下鉄「本町」22番出口を出て、徒歩1分の場所に「びすとろ
ぽたじぇ」はあります
広々としたオープンキッチンを眺めながらの食事は最高に贅沢ですよね!
特別に作って頂いた「前菜の盛り合わせ」です。どれも丁寧に作られていて、白ワインとの
相性も抜群でした
私の嬉しそうで御満悦な表情から、お店の素晴らしさが伝わりますでしょうか(笑)
フランス・リヨン修業時代を思い出す逸品「サーモンスフレのヴェルモットソース」です
もう、最高の美味しさで、白ワインが止まらなくなりました!
肥田先生の息子さんにデザートの盛り合わせを作って頂きました。フランス3つ星レストラン
と同じサービスに感激致しました
「好きな物を好きなだけ」選べるデザートは、どれも最高の美味しさでした!
恩師の肥田先生と息子さん、私で記念撮影させて頂きました
2012年7月上旬にアラブ首長国連邦の「ドバイ」を訪れ、大型ショッピングモール「ドバイ・モール」を歩きながら、「ドバイの今」を肌で感じ取ってきました。
様々なメディアの事前情報によりますと「ドバイのバブルは既に弾けた」という声も多かったのですが、実際は、そんな感じは無く、活気があって楽しく有意義な取材になりました。
まずは、スィーツ編ですが、高級チョコレートのブランドショップが多いのには驚きました。王室御用達の「BATEEL」をはじめ、私の知らないブランドチョコレート店も色々ありましたが、特に面白いと思ったのが、ラクダのミルクで作ったチョコレートの専門店「AL NASSMA」というお店でした。
「さすがにドバイらしいなぁ」と思って、現地の方に「ラクダミルクのチョコレートを普通に食べていますか?」と質問しましたら「ドバイの人達は、食べないですよ!」とのことでした(笑)。確かに、値段も高いですし、あくまでも観光客の御土産用なのですね。私も、板チョコを買って食べてみましたが、「一瞬、クセがあるかな」という感じでしたね。
チョコレートショップの次に多いのが「ジェラート(アイスクリーム)ショップ」かもしれませんね。オーソドックスな「イタリア風ジェラート」から、シンプルな「アイスキャンディー」、トルコ式のピスタチオナッツをまぶした「伸びるアイスクリーム」まで、実に様々なタイプのジェラートが売られていて、どこのお店も老若男女を問わずに、長蛇の列でした。気温も40℃をはるかに超える猛暑ですし、イスラムの教えで、アルコールを飲まない人が殆どですので、当然のことながら、冷たいスィーツは人気商品になりますよね。
「ドバイ・モール」の中に「隣の国からわざわざ食べに来るファンがいるほど美味しい回転寿司のお店がある」と聞きまして、私も話のタネに入ってみました。料金システム等は日本とほぼ一緒なのですが、物凄い数のお皿の上に、写真のような丸いフタがしてあるのが不思議な感じでしたね。食べ物というよりも、工業製品が回っている感じがしました(笑)。生の寿司ネタは、マグロとサーモンくらいで、2カン乗った皿が500円前後と、かなり高めでしたし、味の方も(?)なのですが、いつも満席の人気なんですよね。「ドバイの人達に、本物の日本の寿司を食べさせてあげたいな」と思いました。
世界的に「食の安全性」や「ヘルシーな食」に対する意識が高まりつつあることを肌で感じていますが、ドバイでも、その意識の高さに感銘を受けました。「ドバイ・モール」の中には「オーガニック食材」だけを集めた大型スーパーがありまして、実に、多種多様な「オーガニックフード」が揃っているのです。私が得意とするオリーブオイルも、完全オーガニックで上質な物が揃っていましたし、日本製のソバやワカメ、ヒジキまでありました。今までに、世界90ヶ国近くを訪れている私ですが、これほどまでに充実した「オーガニックショップ」を見たのは初めてですね。「このお店を見るためだけにドバイを訪れてもいいな」と思うのは、私だけでしようか(笑)。
モール内には、水族館も併設されており、こちらの入り口も長蛇の列でしたが、メインの大きな水槽は、外からも無料で見れるようになっており「さすがドバイ!気前がいいね」と思いました(笑)。
屋上にも上がってみましたが、大きなオリーブの木が何本もあるのには、感激致しました。ドバイの人達もオリーブは好きですし、オリーブオイルは、お隣りのアブダビで生産されているようですね。
夜になりますと、地上828m、160階建ての超高層ビル「バージュ・ハリファ」を取り囲む人造湖では、ダイナミックな噴水ショー「ドバイ・ファウンテン」が30分ごとに行われていました。日が暮れても、蒸し暑さは相変わらずですので、湖の周りには、涼を求める人々でごった返していましたね。ラスベガス・ベラッジオ前の噴水ショーに似ているなと思っていましたら、ショーの構成は、同じ方が手掛けているようですね。セリーヌ・ディオンの曲が何ともショーにマッチしていて良かったです。
ラクダミルクのチョコレートは、いかにもドバイらしいですよね
王室御用達のチョコレート店「BATEEL」のショーウインドです
ドバイのジェラートショップは、オシャレな品揃えが多かったです
外は猛暑ですので、どこのジェラートショップも長蛇の列でした
観光客にも人気の回転寿司店ですが、味は(?)でしたね(笑)
一生懸命に太巻きを作る従業員さん達の手際は見事でしたよ
大型の「オーガニックショップ」には、かなりの品揃えがあり、嬉しくなってきました
完全オーガニックで上質のオリーブオイルも世界中から集められていました
日本製のワカメやヒジキ、ソバ、うどん、お茶までオーガニックが揃っていました
水族館も併設されており、メインの大きな水槽は、無料開放されています
ドバイ・モール内には「永遠の命の象徴」でもある大きなオリーブの木が何本もありました
ダイナミックな噴水ショーは、涼を求める人々で賑わっていました
先日、私にとって「永遠の料理の聖地」であり「母校」でもある「大阪・あべの辻調理師専門学校」に伺い、27年前の在学中から現在に至るまで、大変にお世話になっている先生方に御挨拶をしてきました。
まずは、お洒落になった「第一校舎」に伺い、大規模な同窓会「コンビトゥム」の事務局を担当していらっしゃる岩井清次先生や、担任をして下さっていた片山耕一郎先生、卒業料理製作でかなりお世話になった木幡久也先生に御挨拶させて頂きました。
毎年、辻調グループ校には、たくさんの生徒さん達が入ってくるわけですから、卒業して27年も経った生徒のことなど、覚えている訳がないと思うのが普通ですが、私のことは、どの先生も良く覚えていて下さり、本当に感激致しました。当時から、とにかく貪欲に、やる気満々だった私は、色々な意味で目立っていたんですね(笑)。先生方と、思い出話に花を咲かせていますと、不思議と色々な記憶、思い出が蘇ってきて、戻れるものなら、27年前の夢と希望に満ち溢れた生徒時代に戻ってみたい気になりました。本当に、1年間過ごした大阪は、楽しい思い出ばかりですね。
次に、私の在学中には無かった「調理技術研究所」に伺い、オリーブオイルの奥深さを、その料理の数々で教えて下さったイタリア料理主任教授の永作達宗先生に御挨拶させて頂きました。
永作先生は、私が料理の道に進むきっかけとなった人気テレビ番組「料理天国(TBS系)」にもレギュラー出演されていて、司会の芳村真理さんや食べ手の竜虎さんらを相手に、いつも優雅に素晴らしいイタリア料理を御披露して下さっていました。土曜日の夕方6時に、この番組を見ながら夕飯を食べるのが本当に楽しみでしたね。先生は、昨年60歳を迎え、セミリタイアしたそうですが、まだまだお若いのですから、これからも、我が後輩達にオリーブオイルを使った料理の奥深さ、楽しさの御指導を、どんどんして頂きたいと思いました。
続いて、天王寺駅に一番近い「エコール辻大阪(旧第2校舎)」に伺い、本校やフランス校でも、大変にお世話になった木下幸治先生や、三木敏彦先生に御挨拶させて頂きました。
両先生は、ちょうど実習授業中だということで、受付に名刺だけ置いて失礼させて頂こうかと思ったのですが、受付の方が、気を利かせて下さり、授業中であるにも関わらず、木下先生に御電話して下さり、実習真っ只中の教室に入らせて頂きました。木下先生といいますと、「情熱大陸」の番組内で、私に対するコメントをして下さっていますので、ユーチューブ等で御覧頂けた方なら、記憶にあるかもしれませんね。私としましては、その御礼も申し上げたかったものですから、半ば諦めかけていた対面が出来て、本当に有難く、嬉しかったです。
実習室に入りますと、何人かの生徒さんから「あっ!情熱大陸の小暮さんだ!」という歓声が上がりました。なかには、ユーチューブで繰り返し見てくれている生徒さんもいて、生徒さん達との距離も、急に縮まり、数分間の滞在であったにも関わらずに、色々な質問を受けまして、とても楽しかったですね(笑)。
本当は、ひとりひとりの後輩達と、もっとお話ししたかったのですが、あまりお邪魔してもいけませんので、何枚かの写真を撮らせて頂いて、実習室を後にしました。
2時間弱の辻調グループ校訪問でしたが、私に取りましては、27年前の「初心」を思い出すことも出来ましたし、気持ちを高める意味で、とても中身の濃い時間でした。今度は、是非、講師としてお伺いしたいですね。辻調グループ校のみなさま、本当に有難う御座いました。心より御礼を申し上げます。
「大阪あべの・辻調理師専門学校」の入り口も随分オシャレになりました
街角に貼ってある「辻調グループ校」の案内板です。私の在学中に
比べたら、かなり校舎が増えましたね
左から木幡先生、岩井先生、片山先生です。私の在学中のエピソードでかなり盛り上がり
ました
オリーブオイルの奥深さ、楽しさを永作先生から学びました
木下先生と、情熱大陸を何度もみて感動してくれている生徒さんです
アッという間に記念撮影希望の生徒さん達に囲まれました。右から2番目が三木先生です
木下先生の見本をしっかりと見守る生徒さん達です。私にも、こんな時期がありましたね。
7月21日に、台東区下谷にあります都内で唯一のホテル型「家族葬・式場」スペースアデュー様に伺い、「オリーブオイルde精進料理」と題した御試食会を開催させて頂きました。
最近では、地元にこだわらずに「近親者だけで家族葬をしたい」と思われる方々が増えており、スペースアデュー様でも「御客様それぞれの心に残る法要のおもてなし」を、日頃から心がけていらっしゃることから、私に声をかけて頂き、今回の企画が、すぐに実現したのですが、コースでお出しする御料理を、少しずつ全品お召し上がり頂き、1品ごとに解説させて頂きながら、普段の出張料理の時と同じように「面白トーク」も交えて、和やかな雰囲気の中で楽しく進行させて頂きました。御来場頂いた御客様の殆どの方々が、御家庭でもオリーブオイルを使っていらっしゃるようで、「オリーブオイル・ミニセミナー」のコーナーでは、活発な質疑応答もあり、とても嬉しかったですね。結婚式や御誕生日会も含め、こうして、みなさまの人生の節目の大切な時間を共有させて頂けることをものすごく有難く思っていますし、これからも、みなさまの素晴らしい思い出作りの御手伝いが出来ますように、精一杯頑張りますので、宜しくお願い致します。
この度の貴重な御縁を頂いたスペースアデュー様には、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。そしてまた、素敵な空間で御料理させて頂けることを楽しみにしています。
スペースアデュー様は、上野駅からも徒歩10分の便利な場所にあります
今回の御試食会「オリーブオイルde精進料理」のポスターです
40名様限定の完全御予約制でしたが、早くから満席になるほど大盛況でした
オリーブオイルセミナーも、かなり盛り上がり、嬉しかったですね
カセットコンロを使っての「フル稼働」は私の得意とするところです(笑)
配膳の御手伝いをして下さった、スペースアデューのスタッフのみなさんです
御試食して頂いた御料理の数々ですが、時間の関係で、使い捨て皿も使わせて頂きました
素敵なお部屋を御案内させて頂きます。こちらは、3階の「光しのぶ部屋」ですが、日中は
明るい日差しが入り、まるで南フランスのリゾートホテルにいるような解放感があります
こちらは、4階の「雲のゆく部屋」ですが、京都の高級和風旅館のような落ち着いた佇まいが
素晴らしく、近親者、御家族でお過ごし頂くには、最高のお部屋だと思います
このような素晴らしい空間で、これからも御料理させて頂けることを誇りに思っています
京都から、見事な「賀茂ナス」が届きました。早速、オリーブオイルをかけて焼き、味噌とオリーブオイルがベースの和風パスタに合わせてみましたが、賀茂ナスのしっかりとした食感や甘味と、味噌、オリーブオイルのコクが相乗効果を生み、とても美味しい逸品となりました。
早速、レシピを御紹介させて頂きます。
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賀茂ナスの和風味噌オリーブオイルソースパスタ
<材料・2人分>
(A)
味噌 40cc 水 80cc 味醂 20cc
(B)
エキストラ・バージン・オリーブオイル 100cc 粉チーズ(パルメザン) 20cc
白・黒炒りごま 各10cc
(C)
賀茂ナス 1個 (焼き油として)エキストラ・バージン・オリーブオイル 60cc
塩・胡椒 各少々
(D)
パスタ(リングイネ等) 200g
<作り方>
①(A)を合わせて沸かし、味噌を液体状にする
②(B)と①を合わせておく
③(C)の賀茂ナスは、食べ易い大きさにカットしてオリーブオイルをふり、オープンかフライパンで焼いて、熱いうちに塩・胡椒を振っておく
④(D)のパスタをボイルし、お湯を切って、②と合わせる
⑤仕上げに③の賀茂ナスを加えて、軽く混ぜる
※賀茂ナスが無ければ、米ナスや普通のなすを使ってもOKですよ
賀茂ナスにオリーブオイルをかけ、オープンかフライパンで焼いて、熱いうちに塩・胡椒を
ふっておくのがポイントです
賀茂ナスのしっかりとした食感や甘味と、味噌、オリーブオイルのコクの、相性の良さを
お楽しみ下さいね
7月27日に、新潟県長岡市朝日にあります「朝日酒造(株)」様にお伺いし、造り酒屋の伝統行事であります「初呑切り」に、初めて参加させて頂きました。
以下、事前にお送り頂いた案内状から引用させて頂きます。
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「造り酒屋では<呑切り>という伝統行事が毎年行われています。酒は、貯蔵タンク内で眠り(熟成)に入っており、貯蔵タンクの呑口から少量の酒を取り出し、タンク内の酒の熟成度合を調べ、異常着色はないか、味・香りはどうか、それぞれ貯蔵タンクごとに確認する作業として、呑切りがあります。毎年、気温が上昇してくる6月から7月頃に行う最初の呑切りを<初呑切り>と言い、その後も必要に応じて行われます。これを<間呑切り(あいのみきり)>と言います。弊社では、毎年、初呑切りの時には、御客様を御招きして、各貯蔵タンクから取り出した御酒の香りを<吟味(切り鼻)>し、その後に、きき猪口で<きき酒>を行い、出来具合を確認後、御客様と共に無事を祝って宴を行います。冬の間に造った可愛い我が子が無事に成長(熟成)しているかどうか、最初に確認するため、杜氏以下、蔵人達は、緊張感に溢れ、また、ホッと胸をなでおろす瞬間でもあります。淡麗辛口の中にも、ふくらみと柔らかさを兼ね揃えた、米の旨味・香味バランスのとれた酒質になっていることを、是非皆様、御期待頂きたいと思います。」
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朝日酒造(株)様の酒蔵には、最新鋭の立派な設備が完備されていて、一見、完全オートメーション化されているようにも思えますが、実は、各地から集められた、毎年違う様々なコンディションの材料(米)を使うために、最も重要な「味の方向性」を決める作業には、杜氏さんや蔵人さん達の経験や努力によるところが大きいのです。実際に、冬場の仕込み風景も見学させて頂いたことがありますが、汗をかきながら、一生懸命に大きくて重い木べらでかき混ぜている蔵人さん達の作業は、かなりの重労働で大変そうでした。杜氏さんや蔵人さん達の、伝統的製法・正道で美味しい酒を造ろうとする「どこまでも一途な誠実さ」が、朝日酒造(株)様の伝統であり、それが多くのファンのみなさまのハートをつかんで離さない最大の理由であることを改めて実感させて頂いた「初呑切り」の会でした。
朝日酒造(株)様のみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に、素晴らしい空間と時間を共有させて頂きまして有難う御座いました。これからも、美味しい日本酒を楽しませて頂きます。
新潟県長岡市朝日にあります「朝日酒造(株)」様で、7月末に「初呑切り」が開催されました
冬場の仕込み風景を見学させて頂いた時には、この看板は、深い雪に覆われていましたね
「初呑切り」会場の入口にあった「酒樽」を持って記念の1枚です
ウチにも、この酒樽を飾りたいですね(笑)
最新鋭の設備を誇る酒蔵内で、これから「初呑切り」が始まろうとしています
何種類もの酒を、一人ずつ順番に回して頂き、顔を近づけて「香りを吟味(切り鼻)」します
私の順番です。多少緊張しましたが、どれも良い香りで、素晴らし
かったですね
酒マスをデザインした「朝日山オリジナル手拭い」を膝かけにするのが流儀だそうです
100種類もの新酒を「きき酒」して、コメントを書くのですが、こんなに瓶が並ぶと、さすがに
迫力がありますね(笑)
20種類位「きき酒」したところで、味の区別が分からなくなってきました(笑)でも、どれも
美味しかったですから、本物ですよね!
長岡駅近くの割烹「魚藤」さんに場所を移し、「初呑切り・祝宴」が開催されました。まずは
朝日酒造(株)様からの御丁寧な御挨拶がありました
朝日酒造(株)様の、日本を代表する銘酒ばかりを呑ませて頂き、感激致しました
社長の平澤修様とも、直々にお話しさせて頂き、記念撮影させて頂きました
最新の酒蔵「松籟蔵」杜氏の郷正博様からは、色々な苦労話も聞かせて頂き、感動致し
ました
長岡駅ビル内の素敵なお店「越後の蔵・あさひ山」で二次会をして頂きました
越州という銘酒がベースの「ゆず風味のお酒」が誕生しました。味にコクとキレがありロック
でも、すごく美味しいのですが、少し牛乳を加えると、さらにまろやかになり何杯でも飲めて
しまいそうですね。ちなみに「良寛牛乳」は、新潟の人気ブランド牛乳なんですよね
「北海道ブランド育成支援協議会」様からの御依頼で、7月23日から2日間、札幌市内のホテルに伺い、「商品ブラッシュアップ個別相談会」の講師をさせて頂きました。
今回は、道内にある12社様の商品(食料品)に対して、試食させて頂きながら、コメントさせて頂きましたが、正直なところ、北海道の良さを生かした商品もあれば、そうでない商品もありました。今回は、そうでない商品の方が多かったかもしれません。私は「食のプロ」として、わざわざ札幌まで呼んで頂いたのですから、当たり障りの無い言葉でお茶を濁すのは失礼だと思い、自分が商品開発の責任者になったつもりで、ズバリとコメントさせて頂きましたので、かなり驚きの表情をされていた方もいらっしゃいましたね(笑)。
「北海道の良さを生かしていない商品」とは、どのような物かと言いますと、海外から輸入した原材料を含め、とにかく、ゴチャゴチャいじり回して、添加物(クスリ)まみれの「食の本質から逸脱した、何の個性も無い商品」、つまり、低価格競争に勝つことだけしか頭になくて、その商品の何を食べさせたいのかが分からない商品です。そのような商品を購入する消費者は、価格しか見ていませんので、他に10円でも安い商品があれば、そちらに行ってしまうのです。コストを下げるのには、限界がありますし、そこには、多くの犠牲が出てきます。私が提言したいことは、そんな血みどろの競争をせずに、「他には無い北海道らしさを前面に出した商品開発」をするべきだということです。「ナンバーワンではなくてオンリーワン」を目指すべきなのです。3・11以後、消費者の価値観も大きく変わってきました。時代は、どんどん変化しているのですから、世の中の動向を常に察知して、商品も進化させて行かないとダメなんですね。私は、世界90ヶ国以上に伺い、世界の動向をいつも肌で感じています。我々が思うよりも、世界の動きは早いのです。
「北海道らしい個性的な商品」もいくつかありました。「パリパリ昆布」というおつまみは、一切の合成添加物を使っておらずに、本当に美味しかったです。「北海道の昆布って、すごく美味しいね!」と言って頂ける商品だと思います。「そのまま食べる黒豆(地豆)」も、美味しかったですね。ほんのりとしたコクと甘味があるのですが、砂糖不使用で、地元産の美味しい馬鈴薯のでんぷんをまぶして、美味しさをアップしているのです。この商品は、少しだけアミノ酸(化学調味料)を加えていましたので、次回は、アミノ酸不使用のサンプルを作って頂くことをお願い致しました。私からの提案で、トウモロコシのパウダーをまぶしたバージョンやカボチャのパウダーをまぶしたバージョンも作って頂きます。こうなってくると商品開発がとても楽しくなり、みなさんが笑顔で仕事出来るようになるのです。他にも、「北海道らしい商品」がありましたが、開発途中の物もありましたので、完成しましたら、みなさんにも、自信を持って御紹介させて頂きますね。北海道には、まだまだ、世界に誇れる素晴らしい食文化や食材があります。まずは、それに気づいて頂き、御先祖様に感謝しながら、自信を持って、いい形で、その食文化を後世に残そうと考えたら、商品開発のヒントは、必ず見つかると思います。北海道のみなさん、頑張りましょうね!
札幌市内・時計台近くのホテルが、今回のセミナー会場でした
大通り公園も雲ひとつ無い快晴でした。屋台の「焼きトウモロコシ」
が美味しそうでしたね
2日間で、道内12社様の商品(食料品)に対して、試食とアドバイス
をさせて頂きました
地元テレビ局や北海道新聞社の取材を受けながら、熱の込もった御指導をさせて頂きました
まだまだ改良の余地はありますが、とても美味しい「ラーメンまんじゅう」2種類でした
セミナー終了後の懇親会でも「レベルアッフ゜のヒント」をテーマにお話しさせて頂きました
懇親会が終わり、外に出ますと「テレビ塔」も御覧のようにライト
アップされていました
ススキノで軽く飲みましたが、「利尻産の海水うに」が、最高に美味しかったですね
北海道らしく「喜多里」というメークインで作った焼酎のロックも美味しかったです!
猛暑の続く7月中旬に大阪・心斎橋の「シカンコウ」様に伺い、「ファッションフェスタ2012」と題した3日間の宝飾展示会にいらした御客様への「おもてなしの御料理」を作らせて頂きました。
いつものように、本番前日から会場入りし、仮設キッチンの設営から始めましたが、諸々の事情により、調理は、簡易なIHヒーターとカセットコンロしか使えずに、仕込みから、とても時間がかかり、大変苦労致しました(笑)。
当日は、フルコースの御料理を1回当たり30名様弱、しかもランチの限られた時間内に2クールこなさなくてはならずに、私ひとりでは、到底無理ですから、私の母校である辻調理師専門学校にお願いして、優秀な学生さんを2名紹介して頂き、アシスタントとして、盛り付けや皿洗い等をして頂きました。その他にも、サービス専門の方をケータリング会社からお願いし、私を含めた6名体制で、何とか3日間を乗り切ることが出来ました(笑)。
御食事会では、御料理の説明は勿論のこと、オリーブオイルの効能のお話しや、海外を含めた出張先での面白いエピソード等、様々な話題で盛り上げさせて頂き、みなさまに喜んで頂きました。今回も、素晴らしい御縁が広がったことに感謝しています。主催者のシカンコウ様、そして、御紹介して下さったホワイトベアー様、東邦時計様には、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。また、みなさまと一緒にお仕事させて頂けるチャンスを楽しみにしています。
大阪・心斎橋の「シカンコウ」様で、宝飾展示会の「おもてなしの
御料理」を作らせて頂きました
御食事会場のテーブルセッティングも完了して、御客様をお待ち
しているところです
御食事中には、御料理の説明は勿論のこと、様々な話題のトークで楽しんで頂きました
私の著書「オリーブオイルクッキング」と、私イチオシのオリーブオイル「ラビダ」を持って
記念の1枚です
辻調理師専門学校からの御紹介でアシスタントをして下さった優秀なおふたりです
会場の制約で、簡易なIHヒーターとカセットコンロを使っての調理は大変でした(笑)
御料理には惜しみ無く、世界№1のオリーブオイル「ラビダ」を使わせて頂きました
御手伝いして下さったみなさんには、御礼の気持ちを込め、御客様と同じ御料理を食べて
頂きました
2012年6月下旬にブラジルのリオデジャネイロを訪れ、ブラジルの食文化の取材をして来ました。
今でも人気の「ブラジルの伝統料理」と言いますと、開拓時代に奴隷が食べたとされる「黒豆を煮込んだポタージュスープ(カウデフュージョン)」や「黒豆とクズ肉の煮込み(フュージョントロペイド)」が有名なのですが、私も現地のシェフにお願いしまして、それらを一緒に作らせて頂きました。
「コストと時間をかけずに、栄養(カロリー)のある物を奴隷達に食べさせる」という発想から生まれたからでしょうが、黒豆は、シンプルに水だけで煮込み、カロリーをアップさせるために、ラードをかなりたくさん加えて仕上げるスープには、「色々な想い」が込められているのだと思いました。
スープのアレンジバージョンとして、牛や豚のクズ肉を加えて煮込む料理にも、同じことを感じました。どちらも、作り方は簡単ですが、そこに込められた「想い」は、決して単純なものではないことを忘れてはならないと思いますね。
「黒豆とクズ肉の煮込み」の付け合わせには「焼きパイン」が合うことも知りました。サトウキビから作ったブランディー「カサッシャ」を飲みながら頂くそれらの料理は、とても美味しく、奴隷制度が無くなった今でも、食べ続けられている理由がよく分かりました。
その他には、ブラジルの朝食の定番「ポン・デ・ケージョ」も作らせて頂きました。
これは、マンジョーカという芋の澱粉を加えて作る、たこ焼きに似た形のチーズパンなのですが、モチモチしていて、とても美味しいのです。それぞれに「家庭の味」があるようですので、色々と食べ比べてみたかったですね(笑)。
ブラジル料理には、オリーブの実も良く使われますので、オリーブオイルを使った「万能・野菜ドレッシング」の作り方を、今回の御礼に御披露させて頂きましたが、ステーキ等のソースとしても応用できますので、色々と活用して頂けたら嬉しいですね。
リオデジャネイロの有名レストランで「ブラジルの伝統料理」を作らせて頂きました
仕込んだソースのペースやパン生地等が並んでいます
焼きあがった「ポン・デ・ケージョ」は、見た目「たこ焼き」のようですね
私が作った「万能・野菜オリーブオイルソース」は、ステーキソースにも応用出来ます
「黒豆のポタージュスープ」には、パセリ、玉葱、炒ったラード等を
加えて食べます
サトウキビのブランディー「カサッシャ」と「ブラジル伝統料理」の
相性は抜群ですよ
「黒豆とクズ肉の煮込み」も、シンプルながら、とてもコクがあり、美味しかったです
「黒豆とクズ肉の煮込み」の付け合わせには、「焼きパイン」がよく合います
2012年6月上旬に、旧ソ連のヨーロッパ部分の最南端に位置するコーカサス地方「アゼルバイジャン」を訪れ、カスピ海沿岸の一般家庭で、「本物のカスピ海ヨーグルト」と「バター」の作り方を教わって来ました。日本でも、数年前に「カスピ海ヨーグルト」がブームになりましたが、現地での、各家庭ごとに受け継がれている「我が家流の作り方」には興味深いものがありました。
まず、ベースとなるヨーグルトですが、「タネ」と「ミルク」を1対3で合わせ、15℃前後に保ちながら2時間以上置きますと固まってきます。ヨーグルトに水ときゅうり、香草のディルを加えた物を「アイランド」と呼び、ヨーグルトに水と塩、ディルとお米を加えて30分程度煮た物は「ドブハム」と言い
ます。ヨーグルトは、そのまま食べるだけでなく、色々な物を加えた「ヨーグルト料理」が多かったのは、新鮮な発見でしたね。
「本物のバター」も作らせて頂きました。その伝統的製法とは、長細いツボにヨーグルトと水を3対1で加えて、フタをし、ひたすら2時間かけてシェイクするだけなのですが、これには、根気が必要ですね。2時間経ち、ツボの中から、固まりかけたバターを取り出した時の感動は、今でも忘れら
れません(笑)。早速、完成したバターをパンに塗って食べてみましたが、本当にピュアな感じがして美味しかったです。
何でも便利になってゆく世の中ですが、家族が力を合わせ、手間暇かけて作る「本物の美味し
さ」を、次の世代に受け継いでいくことが大切なのだと改めて思いました。
カスピ海沿岸のお宅で「カスピ海ヨーグルト」の正しい作り方を
教えて頂きました
手前が「牛乳」、奥が「カスピ海ヨーグルトのタネ」です。3対1で
合わせます
教えて下さったお父さんと、出来立ての「カスピ海ヨーグルト」を持って記念の1枚です
カスピ海ヨーグルトに「ディル」や「キュウリ」を加えた物を「アイランド」と言います
ツボに「ヨーグルト」と「水」を3対1で入れてシェイクすると「バター」が出来ます
出来立てのバターをパンに塗って食べてみました。最高の美味しさでしたね!
2012年6月上旬に、旧ソ連・ヨーロッパ部分の最南端に位置する、コーカサス地方「アゼルバイジ
ャン」の首都「バクー」を訪れ、上質のオリーブオイルと食材を探して来ました。
コーカサス地方で最も大きな町であるバクーは、カスピ海で採掘される石油によって発展し、住
民の中でも油田関係の仕事に就いている人が多く、あちこちで「石油櫓」を見かけることが出来ました。さらに、バクーの郊外には、炎が噴き出している山「マンマンディ」があるのですが、地下に
は天然ガスがあり、地表の割れ目から、それが噴き出していて、おそらく、これからも永遠に消えることなく、燃え続けることでしょう。資源節約の観点から言えば、何かに有効活用出来たらいいなと思うのですが・・・。
この時期のアゼルパイジャンは、降水量も少なく、砂漠のような気候なのですが、そんな条件の
中でも枯れることなく育つ、生命力に満ち溢れた「オリーブの木々」をあちこちで見つけました。
地元のスーパーマーケットには、アゼルバイジャン製の上質なオリーブオイルやテーブルオリーブ(食用のオリーブの実)も揃っていましたので、早速、購入し、オリーブオイルは、日焼け止め用に毎日全身に塗っていました(笑)。
アゼルパイジャン製のワインも、安価で美味しい物がたくさんあり、将来的には、日本にも輸入される日が近いのではないかと思いました。
「ローカルなフルーツマーケット」にも立ち寄りました。この時期は、チェリーやプラム系の新鮮なフルーツが多く、色も鮮やかで、とても奇麗な品揃えでしたが、保存食としての「瓶詰」も、みな農家さんの手作りだそうで、かなり充実していましたね。珍しかったのは、日の丸形に薄く延ばされた「プラムのドライペースト」です。このまま、食べても美味しいですし、現地では、煮込み料理の隠し味として使うこともあるそうです。農家さん手作りの「蜂蜜」も、濃厚で美味しかったですね。まるで水飴のようなコシの強さで、カスピ海ヨーグルトにかけて食べると、最高でしたよ!
「アゼルバイジャンの食文化」には、その殆どに「手作りの良さ」が残されており、そこには、人の手のぬくもりが感じられて、素晴らしいなと思いました。日本でも、「ケミカルな物に頼らない伝統的食文化」に、もっとスポットライトを当てるべきで、そこから「地域活性化のヒント」が見えてくることを、多くのみなさまに知って頂きたいと思っています。
アゼルバイジャンの首都バクーでは、カスピ海から採掘するための「石油櫓」を色々な所で
見かけました
地下の天然ガスが噴き出し、燃え続けているバクー郊外の「炎の山・マンマンディ」です
バクー郊外の排火教寺院内にも「オリーブの木々」がありました
バクー旧市街のあちこちで「オリーブの木々」を見つけました
アゼルバイジャンの各所では、まだ小さい「オリーブの実」がたくさん成っていました
アゼルバイジャン製の「上質なオリーブオイル」を、何種類も見つけました
テーブルオリーブ(食用オリーブの実)も、たくさんあり、嬉しくなってきました
「アゼルバイジャン製のワイン」だけでも、こんなにあり、安くて美味しかったです
「プラムのペースト」を丸いシート状に伸ばして売っているのは珍しいですね
「ローカルなフルーツマーケット」には、色鮮やで新鮮な果物が豊富にありました
フルーツマーケットのおばちゃんと、笑顔で記念撮影させてもらいました
保存食用でもある農家さん自家製の「フルーツや野菜の瓶詰」が豊富にありました
地元の農家さん自家製の「蜂蜜」も、水飴のような濃厚さで、最高の美味しさでした
どちらも濃厚な「蜂蜜」と「ヨーグルト」の相性は抜群で、本当に美味しかったです!
2012年6月上旬に、旧ソ連・ヨーロッパ部分の最南端に位置する、コーカサス地方「グルジア」を訪れ、「伝統的食文化」の取材をして来ました。
まずは、ワインの生産地として有名な「カへチ地方」のブドウ農家さんに伺い、自家製の美味しいワインを頂きながら、「伝統的な家庭料理」の作り方を伝授して頂きました。
最初に、広々とした中庭に案内して頂き「豚肉の串焼き」に挑戦させて頂きましたが、シンプルに塩・胡椒を振ったものを「ブドウの枝」を薪にして焼くだけで、本当に香ばしく、美味しそうでした。農家のお爺さん曰く、「ブドウの枝を薪に使うことがポイント」だそうで、これが「旨さの秘訣」だそうです。
キッチンでは、目の前の畑で収穫した「豆やインゲン類」をスープで煮込んだり、「ナスとトマト」を軽く炒めた物、「チキン」の煮込み等を手際よく作っていきました。どれも、素朴な家庭料理ですから、特に手の込んだレシピではありませんが、食べてみますと、ホッと安心出来る味で、食材の旨さが引き出されており、しみじみと美味しかったですね。
「パン」も、自家製の小麦粉を使って焼かせて頂きましたが、食感と風味が良く、煮込み料理との相性も抜群でしたし、「チーズ」も自家製で、塩味が少し強いものの、パンと一緒に食べると、美味しかったですね。
デザートには、やはり自家製の「蜂蜜」と「ヨーグルト」を用意して頂きました。「蜂蜜」は、その美しい輝きを見ただけで、本物であることが分かりましたし、ヨーグルトとの相性も抜群で、とても美味しかったです。
ワインで有名な「カへチ地方」の農家さんに伺い「伝統的家庭料理」を伝授して頂きました
農家さんの周辺は、どこまでも続く広大なワイン用の「ブドウ畑」でした
農園内には「リンゴの木」もたくさん有り、まだ青い実をつけていました
自家製の美味しい蜂蜜を採取するための「手作りの蜂小屋」もありました
家族の一員である、毛並みの美しい「農耕馬」も、静かに草を食んでいました
農家のお爺さんと一緒に、ブドウの枝を薪にして「豚肉の串焼き」を焼かせて頂きました
キッチンでは、自家製の食材を使った「素朴で美味しい家庭料理」が次々に完成しました
農家のお父さん、一番下の息子さんと一緒に記念撮影させて頂きました
自家製の美味しくて濃厚な「カスピ海ヨーグルト」を、デザート用に盛り付け中です
農家の友人のみなさん達と、ワインを片手に楽しい食卓を囲ませて頂きました
「自家製ワイン」と「伝統的家庭料理」の相性は、抜群でした
「白ワイン」は、ロゼワインのように美しいピンク色でした
自家製の小麦粉で作った「パン」も、風味と香りがあって美味しかったです
手作りの「チーズ」は、塩味が強めですが、パンと一緒に食べると最高です
歌を披露してくれた可愛らしいお嬢さんも、お手伝いしてくれました
「自家製蜂蜜」の輝きを見ただけで、素晴らしさが分かりますよね!
2012年6月上旬に、旧ソ連・ヨーロッパ部分の最南端に位置する、コーカサス地方「アルメニア」を訪れ、「伝統的食文化」の取材をして来ました。
首都エレバンの郊外「ガルニ村」では、現地で人気の農家レストランに伺い、伝統的なアルメニアのパン「ラバッシュ」を作らせて頂きました。シンプルなパン生地を麺棒で薄く延ばし、薪が燃料の窯の内側に貼り付けて焼くのですが、似たような焼き方のパンは、中央アジア・シルクロード近くの国々でも見かけたことがありますので、おそらく、食文化の交流もあったのだろうと思います。
パン焼き窯の隣には、大きなグリル用の炉があり、日本でいう「つくね」のような「ケパブ」とか「ポークの串焼き」、「セバン湖産のマスのグリル」等も焼かせて頂きました。
まだ、ガス、電気の無かった古代から、加熱調理の基本は、薪で火をおこしての「グリル」だったことを再認識しましたし、普段は、便利なオープンを使っていますので、慣れるまでは、火加減が大変でしたが、「美味しくなるように、料理に愛情を込める」という初心を思い出すことが出来まして、とても貴重な経験になりました。
アルメニアの伝統的製法によるパン「ラバッシュ」の生地を延ばしているところです
「窯の内側に貼り付けて焼く」という原始的な方法が、とても新鮮で楽しかったです
焼き上がった薄い「ラバッシュ」は、とても香ばしくて美味しかったですよ
レストランの支配人氏と一緒に「ポークの串焼き」を焼かせて頂きました
スパイシーポテトを添えた「ケパブ」は、現地のみなさんも大好きです
大きな網に挟んで「セバン湖産のマス」を皮面からカリっと焼いて行きます
歴史を感じさせる、石造りの「パン焼き小屋」と「グリル用の炉」です
昼から晩まで、様々な食材を上手にグリルしているスタッフのみなさんです
美味しそうに焼き上がった「マスのグリル」を持って、記念の1枚です
御覧の前菜は、メインディッシュと一緒に食べても美味しかったですね
デザートは、アップルジャムを挟んだ甘いパンですが、素朴で良かったです
農家レストランの中庭で、解放感に浸りながらの楽しい食事は、最高ですね!
2012年8月下旬に、イタリアの首都・ローマを訪れ、「伝統的食文化」の取材をして来ましたので、その模様を数回に分けてレポートさせて頂きます。
まずは、ローマ・テルミネ駅近くの大型市場「ビクトリア・マーケット」を御紹介させて頂きます。
15年前にも、食材の仕入れで、こちらに来たことがありますが、その時には、まだ、青空市場で、日差しが強くなるお昼前には、撤収してしまう感じでしたが、今回、訪れてみますと、解放感溢れる室内に、食材ごとに分かれて、オシャレなディスプレイのお店が並んでおり、15年という時間の流れを実感致しました(笑)。
まずは「青果コーナー」ですが、イタリア料理でよく使われるナスやトマトが、山積みされており、しかも、日本には無い種類も多くて、感激致しました。夏らしく、インゲンやゴーヤ、ズッキーニ、ウリ等もたくさん有りましたが、サイズや形も様々で「生命力に満ちた食材」は、見ていて本当に飽きないですね。イタリア家庭料理の定番食材として欠かせない玉葱、にんにく、イモ類も、地元の人々が並んで買っていましたし、「フルーツコーナー」にも、色鮮やかで新鮮な物が豊富に揃っており、「さすがに、大都市ローマだな!」と思いました。
以前に比べ「魚介コーナー」のスペースが広くなっていることからも「時代の流れ」を感じました。イタリア人は、肉類が大好きで、元々、肉屋さんの数は、多かったのですが、最近は、世界的傾向として、ヘルシー志向になり、魚介類を好む人が確実に増えているのだと思います。魚屋さんの店先には、近海の小魚から、大型のマグロ類、甲殻類まで豊富に揃っていましたし、それらの鮮度も、以前に比べて抜群に良かったのが、印象的でした。
「テーブルオリーブ(食用のオリーブの実)」や「ドライトマト」も、美味しい物が豊富に有り、しかも、値段もかなり安くて、嬉しくなってきましたね(笑)。
イタリアの市場では、日本のような「小分けパック」は無く、基本は「量り売り」ですから、色々と買い物すると、ものすごい量になり、それらを持ち運ぶのは、かなりの重労働ですので、買い物客は男性(お父さん)が多く、その点は15年前と変わっていませんでしたね(笑)。
15年前は青空市場だった、ローマ・テルミネ駅近くの「ビクトリア・マーケット」の入り口です
南イタリア料理に欠かせない「ナス」も、色々な種類、大きさが有り、生命力を感じますよね
夏が旬の「ゴーヤ」や「インゲン」等は、日本のそれとは、サイズが違い興味深かったです
イタリア家庭料理の定番食材「玉葱」、「ニンニク」、「イモ類」も山積みで迫力が有りました
チーズや生ハムと相性の良い、色鮮やかな「フルーツ類」も、種類豊富に揃っていました
南イタリアでよく見かける「ウチワサボテンの実」は、フルーツとして、皮をむいて食べます
市場内では、とても美味しい「地元産のフレッシュチーズ」も、種類豊富に並んでいました
南イタリアでは、種類豊富な「豆料理」も人気ですので、市場内には「豆専門店」もあります
ヘルシー志向の最近では「鮮魚コーナー」も人気があり、新鮮な魚介類が豊富にありました
イタリア各地の市場内では、重い荷物を持つ買い物は、男性(お父さん)の仕事のようですね
「テーブルオリーブコーナー」では、全種類の試食をさせて頂き、その後に満足の1枚です
「テーブルオリーブ」だけでも、美味しくて安い物が、こんなに種類豊富にあり、感動しました
9月に入っても暑さ厳しい毎日ですが、みなさまは、お元気でしょうか?
御客様から、よく「ズッキーニを使った簡単レシピを教えて下さい」とのリクエストを頂きますので、「生ズッキーニと昆布佃煮の和風カルパッチョ」を御紹介させて頂きます。
ズッキーニは、食べ易い大きさにスライスして、軽く天然塩を振っておきます。そこに、昆布の佃煮を適宜のせて、上質のオリーブオイルをかければ出来上がりなのですが、見栄えを考えて、今回は、炒りごまと鰹削り節をトッピングしてみました。
すぐに食べれば、サラダ感覚で、ズッキーニの歯応えを楽しめますし、タッパー等に入れて半日置けば、オリーブオイルと昆布の旨味が染み込んで、しっとりとした浅漬けのようになります。
御飯に載せて食べたら最高ですよ!(笑)「生で食べるズッキーニの美味しさ」を、是非、お試し下さいね(^_^)v
ズッキーニは、生のままスライスし、軽く天然塩を振って、昆布佃煮を適宜乗せます
そこに、上質のオリーブオイルを適宜かければ出来上がりです
見栄えを考えて、炒りごまや鰹削り節をかけると美味しさもアップしますよ!
タッパー等に入れて半日置くと、オリーブオイルと昆布の旨味が馴染み、浅漬けのように
なります。是非、御飯に乗せて食べて下さいね!
私も日頃から応援させて頂いている福島県の老舗・造り酒屋さんから、「日本一安全で美味しい日本酒」を送って頂きました。
福島県の生産者みなさんは、風評被害にもめげずに、厳しい検査基準を設け、「福島産イコール日本一安全なブランド」と言われることを目標に、日々、明るく頑張っていらっしゃいます。
「あした福の島」、「明日への架け橋」。夢のあるネーミングですよね!福島県を含めた東北地方の再生無くして、日本の活性化は出来ないと思っていますので、是非、みなさまの御協力のもと、「日本の絆の底力」を全世界に発信して行きましょう!御声援を宜しくお願い致します(^_^)v
8月下旬に、熊本県天草市に伺い、天草市と上天草市の中学校の家庭科の先生方を対象に「オリーブ授業」をさせて頂きました。
その前日には、食材の仕入れを兼ねて、牛深漁港を御案内して頂き、改めて「天草は、海の恵みの宝庫である」ことを実感致しました。
本渡の宿舎を早朝5時前に出発し、約1時間かけて漁港に到着するやいなや、朝6時からの「競り」が始まる直前の岸壁の活気に釘付けになりました。御家族で操業していらっしゃるという小型漁船が、次々に岸壁に横付けされると、船底の水槽から、これでもかというほどの新鮮な魚が、容器に移し替えられ、市場内に運び込まれて行きます。そして、サイズを測り、同じ大きさごとに分けて行く作業まで、すべて、漁師さん達の仕事でした。特に、黙々と働く「お母さん達の頑張り」には、感動致しました。天草の女性は、本当に、よく働きますね!
仕事の合間のお母さん達と、少しお話させて頂きましたが、やはり、「後継者不足が悩み」だそうです。まだ、夏場はいいですけれど、寒い冬場は、厳しい仕事ですし、命懸けで頑張っても、「買い叩かれてしまう」のが辛いそうです。次代を担う後継者が、遣り甲斐や夢を持てるようにして行かなくては、「日本の食文化の将来は危うい」ですから、何とか、牛深も活性化出来るような方法を考えなくてはいけませんね。
「競り」が一通り終わりましたら、今度は少し離れた対岸にある漁港で、大型漁船の水揚げを見せて頂きました。こちらでも、小さな「いわし」、「きびなご」から、大型の「シイラ」に至るまで、様々な魚種を大量に見ることが出来ました。水揚げ量が多い分、作業も迅速さを求められますので、岸壁には、ベルトコンベアが設置され、こちらでも、ベテランの女性達による手早い作業で、次々に魚の仕分けがなされていました。
市場の見学の後には、漁港近くの「雑節工場・丸西(株)様」にも伺いました。「鰹節」は、鰹を燻して乾燥させた物ですが、鰹以外の魚を燻して作った物を「雑節」と言うそうでして、牛深は、「雑節生産量日本一」なのだそうです。こちらでは、「うるめいわし」、「かたくちいわし」の小魚から、「サバ」、「トビウオ」等々、色々な種類の「雑節」を作っていて、翌日の「オリーブ授業」のために、全種類の雑節を頂いてきました。
牛深と言いますと「焼きかまぼこ」も、有名ですので、地元で人気の練り物屋「金中商店様」にも伺いました。
地元産の鮮魚にこだわり、手作りの良さを生かした「かまぼこ」は、そのまま食べても、とても美味しかったですが、翌日の授業では、「オリーブオイルと醤油」をかけて食べて頂こうと思いました。
今回が、初めての牛深でしたが、「日本の伝統的食文化」に欠かせない大切な食材がたくさん有り、本当に「海の恵みの宝庫」だと思いました。朝早くから御案内して下さった関係者のみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
帰りには、遅い昼御飯を頂くために、鬼池フェリー乗り場近くの民宿「光浜荘さん」に立ち寄り、私が御指導させて頂いた「オリーブちゃんぽん」を久々に頂きました。ガーリック風味のオリーブソースをかけて食べるのですが、これが、本当に絶品なのです。ちなみに、こちらで出している特別メニュー「ブイヤベース」も、かつて、私が御指導させて頂いたのですが、本場を凌ぐ、その美味しさに、わざわざ東京から食べに来る御客様もいらっしゃるそうです。私の目標は、このようなお店を、上天草を含めた天草全体に、もっともっと増やすことなのですが、それが実現出来れば、地元での魚介類の消費量も増えると思いますし、観光面での活性化にもつながるのではないでしょうか。「魅力的な天草」を、さらに輝かせるために、これからも、「食を通して」頑張りますので、宜しくお願い致します。
「牛深漁港」には、初めて伺わせて頂きました
小型漁船から水揚げされた、大量の鮮魚(イサキ)に、嬉しくなってきました
漁師さん自ら、市場内に運び込み、1尾ずつ魚の大きさを選別していきます
魚の大きさを選別するための「市場版・物差し」の数々です
1本釣りの大きな「真鯛(5kg位)」も水揚げされていました
関東では珍しい新鮮な「キビナゴ」も、大量に「競り」にかけられていました
「種類豊富な活魚」の競り風景です
大型漁船からは、大量の「いわし」が水揚げされていました
大量の魚を手早くさばくために、ベルトコンベアーで流れ作業していました
流れ作業で次々に箱詰めされる「地魚」を持って、会心の笑顔です
牛深漁港近くの「雑節加工場・丸西(株)様」を見学させて頂きました
出来立ての「雑節(サバ節)」を持って、丸西社長様と記念の1枚です
地元で人気の焼きかまぼこ店「金中商店様」に伺いました
近くの海の駅で、「焼きかまぼこの詰め合わせ」も売っていました
民宿・光浜荘さんの「オリーブちゃんぽん」は、何度食べても美味しいですよ!
光浜荘さんでは、生簀用の「ウキ」で作った「クマもん」が出迎えてくれました(笑)
秋の味覚「さんま」が美味しい季節になりました。
普通は、塩焼きにして、大根卸しに醤油をかけて食べますが、ここに、上質のオリーブオイルを加えると、さらに美味しさがアップします。
色々な機会に、「オリーブオイルと醤油の組み合わせは、相性抜群である」ことを申し上げていますが、「大根卸し」との相性も抜群ですので、是非、お試し下さいね。
「食育」の講演で、全国に伺わせて頂いていますが、「魚離れ」の傾向は、年々広がっているようでして、学校給食に「小魚まるごとのから揚げ」等を出しますと、「魚に目(顔)がある!」と、泣き出してしまう、新入学のお子さんもいるようです。「魚は、小骨があるから嫌だ」と言われることもありますが、私が子供の頃には、小骨がつかえますと、お祖母ちゃんが「御飯を呑みこみなさい」と言っていました(笑)。魚には、良質なタンパク質とカルシウムが豊富に含まれていますし、何よりも「日本の伝統的な食文化」を語るうえで、「魚料理」は、「無くてはならないもの」なのです。「日本の伝統的食文化」とは、日本人が健康的に生きて行くために「必要なもの」、「無くてはならないもの」ですので、長い歴史の中で、今まで受け継がれ、残されてきたのです。
「焼き立てのさんま」は、本当に美味しいですから、もっともっと食べましょう!それが、「日本の伝統的食文化」を支えて、命懸けで頑張って下さっている漁師さん達を応援することにもつながるのですからね。
猛暑が続く8月下旬に、熊本県天草市五和町のコミュニティーホール「おおくす」を会場にして、天草市・上天草市の中学校・家庭科の先生方を対象に「オリーブ授業」をさせて頂きました。
まずは、「オリーブ全般のお話」からスタートし、実際に地元産の食材を使った「オリーブオイルクッキング」10品を、アドリブを交えながら、楽しい雰囲気の中で、作らせて頂きました。
前日には、早朝から牛深漁港に伺い、「鮮魚」はもちろんのこと、「練りウニ」や「雑節」、「焼きかまぼこ」、「すりみ」に至るまで、本当にバリエーションに富んだ食材を頂いて来ましたので、私自身も創作意欲が掻き立てられ、とても有意義で楽しい授業となりました。
今回の「オリーブ授業」の模様を、料理写真を交えながら解説させて頂きますので、みなさまも「オリーブオイルクッキングのコツ」を、何かしら掴んで頂けたら嬉しく思います。
10月からは、ほぼ毎月、各学校に伺わせて頂き、直接、お子さん達を対象にした「オリーブ授業」もさせて頂きます。目を輝かせた、明るく元気なお子さん達に会えることは、本当に楽しみです。
少しでも、食を通して、お子さん達に「夢」や「目標」を持ってもらえたなら、こんなに嬉しいことはありません。
この素晴らしい御縁を作って下さった天草市、上天草市の関係者のみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいです。心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
家庭科の先生方を対象にした「オリーブ授業」は、「なぜ、オリーブオイルなのか?」のお話
からスタートしました
「天草産の食材の素晴らしさ」、「地産地消の大切さ」の御説明をしているところです
ここに並んでいる調味料、食材は、すべて「天草産」です。素晴らしいですよね!
前日に牛深漁港で頂いた「鮮魚の数々」も、惜しみなく使わせて頂き、感謝、感激です!
「オリーブ授業のメイン」、これから「玄米」に、オリーブオイルを
入れて炊くところです
炊き上がった「オリーブ玄米」です。美味しくて、「デトックス作用に優れた逸品」です
「鰹の刺身」には、まず軽く塩を振り、オリーブオイルをかけるのがポイントです
醤油とオリーブオイルを1対3の割合でかけた「鰹の和風カルパッチョ」です
ゆず胡椒を適宜塗り、オリーブオイルをかけた「鰹の和風カルパッチョ」です
「切干大根」は、まず、和風出汁で軽く煮て、味を馴染ませるのがコツです
出汁を切り、オリーブオイルを絡ませた「オリーブ風味・切干大根サラダ」です
とても美味しく出来た「切干大根サラダ」を持って、会心の笑顔の1枚です(笑)
牛深名物「焼きかまぼこ」に、オリーブオイルと醤油を1対1でかけます
「焼きかまぼこ」とオリーブオイル、醤油の相性は、とてもいいので、お試し下さいね
バケットに「練りウニ」とオリーブオイルを塗って食べると、すごく美味しいですよ!
「ざく切りキャベツ」に、醤油とオリーブオイルを合わせたシンプルサラダです
「和風出汁」は、「雑節」数種類と「昆布」で取ると、すごく美味しいですよ。ザル漉しして
「アオサ」と「長葱」を加え、仕上げにオリーブオイルを適宜加えます
「白身魚のすり身」にオリーブオイルをかけてマリネしておきます
「白身魚のすり身」をフライパンで焼くだけで、とても美味しいですよ
「きびなご」には、塩・胡椒を振り、オリーブオイルをかけておきます
「きびなご」は、多めのオリーブオイルで素揚げするように焼きます
「きびなご」の下には、オリーブオイルでソテーしたキャベツを敷きます
「シイラ」のフィレには、塩・胡椒を振り、オリーブオイルでマリネしておきます
「シイラ」のソテーには、味噌とオリーブオイルを合わせたソースをかけます
受講して下さった天草、上天草市の中学校「家庭科の先生方」と記念の1枚です
「試食会」には、天草市の関係者のみなさまにも御参加頂き、かなり盛り上がりました
すべて、天草産の食材が主役の「オリーブオイルクッキング」の数々です
6月中旬に新潟県上越市に伺い、味噌作りの老舗「山本味噌醸造場」様からの御依頼で、伝統的製法による味噌作りの工程で出る上澄み液「味噌た゛まり」を使った「和風オリーブオイルソース」の商品開発をさせて頂きました。
上越市といいますと、知る人ぞ知る「上質な発酵食品の名産地」なのですか゜、さらにその知名度を上げ、「日本人の健康作りに欠かせない発酵食品で上越市全体を活性化させたい」との「熱い想い」を山本幹雄専務様から直々に伺い、私も心動かされまして、この御指導が実現したのです。
「味噌だまり」と「オリーブオイル」は、1対3で合わせ、そこに煮切った味醂を少し加えれば、美味しい「和風オリーブオイルソース」が完成するのですが、「味噌だまり」自体に旨味と甘味、コクが凝縮されていますので、作り方はシンプルながら、「とても味わい深い逸品」になったと思います。
そして、昨日(9月12日)、2回目の御指導で上越市に伺ったのですが、「味噌だまりオリーブオイルソース」と、古くから上越の食文化を支えてきたブランド野菜である「上越野菜」を組み合わせることで、まずは、地元のみなさまにも「味噌だまりオリーブオイルソース」の美味しさ、素晴らしさを知って頂こうと、「上越野菜」を使ったレシピ開発をさせて頂きました。
使わせて頂いた「上越野菜」は、この時期に揃う「高田白瓜」、「仁野分生姜」、「正善寺みょうが」、「頸城(くびき)おくら」、「ばなな南瓜」、「錦糸瓜」、「ずいき」、「丸茄子」の8種類でしたが、どれも「生命力に満ちた素晴らしい物」ばかりでしたので、大いに創造意欲が掻き立てられ、御料理の作り甲斐がありました。
会場には、生産者のみなさま、JA様、市役所のみなさまをはじめ、「上越ケーブルテレビ」様や、地元有名新聞3社の記者の方々にも取材にお越し頂きまして、今回のプロジェクトに対する「関心度の高さ」を肌で感じましたし、素晴らしい食材で試作をしていくうちに、「成功への道筋」が、頭の中で鮮明になってきました。
完成した御料理は、全部で7種類でしたが、基本的には、素材とソースの良さを引き立たせるために、必要以上には手を加えずに、シンプルで美味しい「逸品」になりました。
御試食頂いたみなさまからは、「いつもの野菜が、こんなに美味しくなるのですね。家族も喜びます!」とか「毎日食べても飽きないですね。今晩、早速作ってみます!」といった有難いお言葉を頂き、とても嬉しかったです。
いつも思うことなのですが、「まずは、地元の方々に、その土地の伝統的食文化の素晴らしさを知って頂き、実践して頂くこと」が、大切なのです。ややもすると、カッコ良さだけを追求し「遠い都会のマネ」をしてしまいがちですが、「地に足をしっかり付けて、その土地の伝統をしっかり受け継ぐこと」が、何よりもの魅力になり、地域活性化にもつながるのです。
今回の素晴らしい御縁のきっかけを頂いた山本様、そして上越商工会議所の渡部様、上越ものづくり振興センターのみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
全部で16品目が「上越野菜」に認定されていますが、今回は、8種類が揃いました
どれも新鮮、個性的で、生命力に満ち溢れた「素晴らしい野菜ばかり」です!
「上越野菜」の生産者のみなさまに、「料理作りのポイント」を簡単に説明しています
「上越ケーブルテレビ」のニュースコーナーでも、大きく取り上げて頂きました
「上越ケーブルテレビ」様には、上越野菜の下拵えから、丁寧に撮影して頂きました
JA様、市役所のみなさま、地元有名新聞3社の記者のみなさまにも来て頂きました
下拵えでカットした「上越野菜」は、白瓜と丸茄子以外、すべてボイルしておきます
「ずいき(芋がら)」や「みょうが」もボイルしてから、和風出汁に浸けて
おくのがポイントです
「錦糸瓜」は、茹でると、御覧のように、細い錦糸のように、奇麗にほぐれるのが特徴です
どれも、初めて作る物ばかりでしたので、山本さんと味見しながら
仕上げて行きました
「高田白瓜」と「正善寺みょうが」、「仁野分生姜」の浅漬けにソースを合わせました
「丸茄子」は、オリーブオイルで香ばしく素揚げしてから、ソースをかけました
素揚げした「丸茄子」が熱いうちに、軽く塩を振り、ソースをかけているところです
ボイルしてほぐした「錦糸瓜」にソースを加えて、しっかり味を馴染ませます
「錦糸瓜の味噌だまりオリーブオイル風味」の完成です。錦糸瓜とソースの相性の良さを
大絶賛されました!
「頸城おくら」は、大きくても柔らかくて風味があるのが特徴です。ボイルしてから、しばらく
出汁に浸し、ソースと合わせました
地元では「ずいき」は、ボイルして酢漬けにするのが定番ですが、今回は、出汁で煮て味
を含ませてから、ソースと合わせました。「茄子のお浸し」ような味わいで美味しかったです
参加者の中には「ずいき(芋がら)は、戦後によく食べさせられ、美味しいイメージが無かった
けれど、これはすごく美味しくて、イメージが変わりました!」と言う方もいらっしゃいました
「みょうが」は、ボイルして出汁を含ませてから、ソースと合わせました。丸ごと食べても
美味しいですよ!
「ばなな南瓜」は、ボイルしてから出汁で軽く煮て、ソースと合わせました。煮過ぎると、すぐ
に柔らかくなり、水っぽくなりますので、煮加減がポイントになります
これが、究極の「味噌だまりオリーブオイルソース」です
上越市の伝統的食材との相性は、抜群ですよ!
山本さんと、完成した御料理を持って記念の1枚です。これからも、この「万能ソース」の
可能性を追求して行きたいと思います
御参加頂いたみなさまと、完成した御料理の前で、試食中に記念撮影させて頂きました
最後まで丁寧に撮影して下さった「上越ケーブルテレビ」の奥山さん
「山本味噌醸造場」の山本さんと記念の1枚です
4月下旬に東京・お台場のビックサイトで3日間に渡り開催されました「ホビークッキングフェア2012」の「ナビゲーター」をさせて頂きました。「ホビークッキングフェア」自体は、今年で5年目、私が「ナビゲーター」をさせて頂いて3年目になりますが、今年は、ホビーショーを含め、3日間で14万人弱と、過去最高の入場者数だったということで、とても有難く、感謝の気持ちでいっぱいです。
昨年の3月11日に津波の被害を受け、今でも風評被害に苦しむ福島県や宮城県、栃木県の生産者のみなさまには、今年も勇気を持って出店して頂き、「ホビークッキング」として、精一杯応援をさせて頂きました。
特に、初日には、福島県出身の「分とく山」野崎洋光料理長様にもお越し頂き、福島県の食材を使った「特別料理講習会」を開催させて頂きました。いつもながらの分かり易い説明と、美味しい試食の数々に、超満員の参加者のみなさまも大満足の様子でした。
私も「ナビゲーター」として、マイクを片手に、各ブースを回らせて頂き、PRさせて頂きましたが、商品が素晴らしいだけに、私の説明にも、つい熱が込もり、さながら、選挙演説のようになってしまいました(笑)。「人が人を呼ぶ」と言いますが、私がしゃべり始めますと、次から次へと御客様が集まり、身動きがとれなくなるほどの大盛況になりまして、おかげさまで商品もかなり売れたようですし、本当に有難かったですね。
「ホビークッキングの絆」は、昨年以上に強いものとなり、これからも、ずっとつながり続けられるように頑張りますので、御声援を宜しくお願い致します。
※ホビークッキングフェアーのレポート(1)、(2)は、5月30、31日にアップしていますので、アーカイブスから、そちらも御覧頂けたら有難いです。
福島県出身の「分とく山・野崎料理長様」にもお越し頂き、福島の安全・安心な食材を使った
特別料理講習会を開催させて頂きました。左からホピークッキングフェア主催者の橋本様、
木村様、野崎料理長様、アシスタントの宇田川さん、福島の食を応援されている(株)パイク
の関根様です。みなさま、それぞれに「福島に対する熱い想い」を持ち、支援活動をされて
いらっしゃいます
本番直前の舞台裏では、福島産の優れた食材を使ったメニューを細かく確認中です
野崎料理長様によるメインステージでの「特別講習会」は、超満員で、感謝、感激です
いつもながらの分かり易いデモンストレーションと試食の数々は、大好評でした
福島県産食材のブースは、「美味しい優れもの」ばかりで、大人気でした
福島県産食材のブースでも、私の「マイクパフォーマンス」は、好評で良かったです
私が、マイクで説明を始めますと、次々に御客様が集まって来て、かなり売れました
宮城県からも、昨年大きな被害を受けた「高砂味噌様」が出店して下さいました
今年は、上質な新商品もたくさん有り、どれも評判が良くて、嬉しかったです
「高砂味噌様」の新商品の数々を、マイクを持って精一杯PRさせて頂きました
今も風評被害に苦しむ栃木県那須塩原からも、優れた商品を持って出店して頂きました
那須塩原のみなさんは、本当に一生懸命で、私のマイクPRにも、かなり熱が入りました
私のマイクPRが始まりますと、那須塩原のブース前は、すごい人だかりで賑わいました
4月下旬に東京・お台場のビックサイトで3日間に渡り開催されました「ホビークッキングフェア2012」の「ナビゲーター」をさせて頂きました。「ホビークッキングフェア」自体は、今年で5年目、私が「ナビゲーター」をさせて頂いて3年目になりますが、今年は、ホビーショーを含め、3日間で14万人弱と、過去最高の入場者数だったということで、とても有難く、感謝の気持ちでいっぱいです。
私が、ハンドマイクを片手に、御客様を引き連れて各ブースを巡り、解説させて頂く「ホビークッキングツアー」は、今年も大人気でした。1日に3回実施させて頂きましたが、スタートの直前には、長蛇の列が出来るほどの賑わいで、とても嬉しく、有難かったです。
コースとしましては、まずは「ホビークッキング」として、精一杯応援させて頂いている福島県、宮城県、栃木県等のブースに伺い、丁寧に各商品の解説をさせて頂きました。その様子は、レポート(3)を御覧下さいね。
次に、私の目から見まして、「本当に優れており、将来性があって、次の世代にも残したい」と思えるような商品を扱うブースを優先的に回らせて頂きました。
みなさまにお薦めしたい商品は、たくさん有るのですが、その中でも代表的な物をいくつか、写真と共に御紹介させて頂きます。
「ホビークッキングツアー」の受付デスクは、メインステージの脇にありました
毎回「ツアー」のスタート直前には、長蛇の列が出来るほどの人気
で、とても有難く、嬉しかったです
「良い商品を作る会」には、秋田の稲庭うどんをはじめ、優れた商品がたくさん有りました
「中田食品」様の伝統的製法による梅干しは「本当に美味しい」と、毎年評判がいいです
奄美大島の「黒糖やゴマを使ったお菓子」は、体に優しくて、シンプルに美味しかったです
奄美大島から出店して下さったみなさんと、「黒糖菓子」を持って、記念の1枚です
トルコ産№1オリーブオイル「ラーレリー」が毎年人気の「ミヤ恒産」様
のブースには「コグレセレクション」というお薦めのオイルも有りました
「ミヤ恒産」様のオリーブオイル「ラーレリー」は、飛ぶように売れていました
「博多万能ねぎ」様のブースは、PRがとても巧くて、いつもごった返していました
「万能ねぎ、バナナ、リンゴ」で作った特製ジュースは、とても美味しかったです
「TAC21・にんじんや」様は、安心・安全で美味しい調味料を中心に販売されています
「TAC21・にんじんや」様には、人気商品が多く、私の開発した「カレールー」もあります
長寿遺伝子の働きを高めるとされる「レスべラトロール」が豊富に含
まれている「TAC21・にんじんや」様の新商品「大人のパン」は、大
人気でした。ネットでも購入出来ますよ!
「淡路の藻塩」様の「藻塩」が入った和風スープの試食は、みなさまに大好評でした
「淡路の藻塩」様のスタッフのみなさんは、元気よく頑張っていらっしゃいました
今、人気急上昇中の「ごぼう茶」は、和風出汁のペースにもなる「優れもの」です
「朝日酒造」様の新商品「ゆずのリキュール」と「梅のリキュール」は、日本酒がベースで
すっきり爽やかな美味しさです
「太子食品工業」様の豆乳と豆腐は、豆の美味しさが生きていて、本当に美味しかったです
フランスパンの名店「ビゴの店」の藤森二郎オーナーシェフ様は、大学の先輩でもあります
中央は、錦糸町で人気のパン屋を営む田中社長様です
濃厚で美味しいソフトクリームが評判の「岩瀬牧場」様が北海道から出店して下さいました
「おたふくソース」様のセミナーでは、講師をさせて頂いたこともあります。お好み焼きソース
とオリーブオイルは、とても相性が良いのです!
9月19日に、スカイツリーのすぐ近く、「すみだ女性センター」に伺い、党派を超えた墨田区議員様を対象にした「大人の食育講座」の講師をさせて頂きました。
墨田区には、私の母親の実家もありますし、子供の頃から親しみのある街ですので、微力ながら「食を通して墨田区を活性化させる」御手伝いをさせて頂けることを、大変に嬉しく思っています。
この日の話題としましては、まず「子供の頃の下町・墨田の食の思い出話」から始まりまして、「便利な食生活の裏側にあるもの」、「学校給食の現状」、「御高齢のみなさまが、いつまでも健康でいられるための食生活とは」、「世界の食の現状」、「オリーブオイルの効能」、「玄米パワーについて」等々、アッと言う間の「楽しく中身の濃い」2時間でした。
講座の最後には、「質疑応答」の時間も取らせて頂きましたが、「様々な、食を取り巻く墨田区の現状」も見えて来まして、とても興味深く、私自身も勉強にもなりました。
これからは、チャンスがあれば、幼稚園を含めた各学校に伺わせて頂き、「食育の授業」や「料理教室」をさせて頂いたり、「学校給食のメニュー開発」、「高齢者向けのメニュー開発」、「飲食店向けメニュー提案」等々、幅広く活動させて頂く予定です。
この貴重な御縁の橋渡しをして下さった「さくらタイムス」の阿部様、そして、党派を超えた議員のみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。これからも「正しい食を通して、墨田区の医療費を下げ」、「子供達の健やかな成長の御手伝い」が出来るように頑張りますので、宜しくお願い致します。
スカイツリーのすぐ近く「すみだ女性センター」で、墨田区議員様向けに「大人の食育講座」
を開催させて頂きました
講座開始前に「テイスティング用オリーブオイル」を小皿に注いで回っているところです
お忙しい中、御参加頂いた議員のみなさまには、熱心にメモを取りながら聴いて頂きました
母親の実家がある墨田区には「食の思い出」がたくさんあり、墨田区で「食育活動」をさせて
頂けることを、とても嬉しく思っています
私イチオシの「オリーブオイル入り玄米御飯」を小さな御結びにして、みなさまに試食して
頂きました。デトックス作用に優れており、毎日食べて頂きたいですね
会場近くの「スカイツリー」周辺では、観光客のみなさんが、笑顔で
記念撮影していました
船橋にある「コグレオリーブ農園」には、40本ほどのオリーブの木以外にも、レモンやオレンジ等の柑橘類の木を何本か植えています。これは、シシリアのオリーブ農園から学んだことなのですが、オリーブも柑橘類も、同じ5月に花が咲くので、お互いの花粉が混じり合い、フルーティーで美味しいオリーブの実が出来るからなのです。
ところが、今年は、ヨーロッパでは、街路樹にするような、鑑賞用の小さな実がなるオレンジの木だけ、今頃、白くて可憐な花を咲かせています。そして、この時期には見かけることのない蜜蜂が、何匹も近づいて来て、一生懸命に受粉していました。
今朝、数日ぶりに、このオレンジの木をよく見ましたら、何と、すでに、いくつもの可愛らしい小さな命(実)が誕生していました。「自然の摂理」って、本当に素晴らしく、いつも感動的ですよね!
この時期には、珍しく、オレンジの白く可憐な花が咲いています。そこに蜜蜂がやって来て
一生懸命に受粉していました
オレンジの小さな命(実)が、たくさん誕生していました。「自然の摂理」は、いつも素晴らしく
感動的ですよね!
9月22日から3日間、北海道・函館市を訪れ、「食を通した地域活性化の御手伝い」をさせて頂くための下調べとして、まずは、旧・青函連絡船乗り場近くにある「水産物地方卸売市場」を、函館市農林水産部市場課長・藤谷様の御案内で、見学させて頂きました。
「函館」と言いますと、今から30年前の大学生時代に訪れて以来なのですが、風情ある青函連絡船の汽笛が聞こえていた当時と比べますと、函館駅前も奇麗に整備され、観光名所として有名な「朝市」も、かなりオシャレになっていました。何と言いましても、アジア系の団体観光客が増え、お店の看板に、色々な国の言葉で説明書きがしてあるのが印象的で、30年という時間の流れを感じましたね(笑)。
藤谷様の御好意で、朝6時から始まる「天然マグロの競り」も見せて頂きましたが、これほどまでに、新鮮で見事なマグロがたくさん並べられている様は、かなりの迫力で、見応えがありました。
「イカ釣り漁船」も、岸壁に横付けされ、新鮮なイカが、次々に市場内に運ばれていく様子も見せて頂きましたが、「イカは鮮度が命」ですから、特に、スピーディーに仕分けされてゆき、その手際の良さに、思わず見入ってしまいました。
その他には、これから最盛期を迎える「サケ」や「真ダラ」も、良い物がたくさん有りましたし、「海老・カニ・タコ」や「貝類」も、鮮度が抜群に良かったですね。
市場建物の2階には、知る人ぞ知る美味しい食堂「魚いち亭」が有りまして、一通りの見学の後に、私も食事させて頂きました。私が注文した「天然紅鮭塩焼き定食」は、ワンコインの500円でしたが、ボリューム感があり、塩味がベースの鮭アラのスープも、シンプルながら、とても美味しかったです。こういう食事が、「伝統的な函館の漁師メシ」なんだろうなと思いました。
30年ぶりに訪れた函館空港です。遠くに、夜景で有名な「函館山展望台」が見えていました
赤レンガ倉庫の近くにある「函館市水産物地方卸売市場」を見学させて頂きました
「水産物卸売市場」と「旧・青函連絡船乗り場」は、海岸沿いに並んでいます。この写真は、
産業遺産として保存されている「摩周丸」で、船内の見学もさせて頂きました
「近海物・天然マグロの競り」風景です。本当に函館は「海産物の宝庫」だと思いました
マグロも、これだけ並ぶと迫力が有りますよね!「鮮度が命」ですから「競り」は、アッと言う
間に終わり、完売しました
こちらでは、色々な料理に使われる「北海水ダコの頭」も、たくさん売られていました
こんなに新鮮な「生のホッケ」が見られるのも、北海道・函館ならではですよね!
ずいぶん立派な「真鱈」ですが、「助そう鱈」を含め、これから最盛期に入っていきます
川に溯上する前に「海で獲れた鮭」は、味も良く高級品ですが、これから収穫が増えます
「活けのヒラメやカレイ」は、函館でも人気があり、高値で取引きされます
すでに箱詰めされた「道内産サンマ」や「ハタハタ」、「ニシン」、「イワシ」も、かなり有りました
市場脇の岸壁には、「イカ釣り漁船」が横付けされ、「新鮮なイカ」が陸揚げされていました
「新鮮なスルメイカ」は、透明感があり、赤茶色に輝いていました
市場内で人気の食堂「魚いち亭」で、市場見学後に「美味しい朝食」を頂きました
ワンコイン500円の「天然紅鮭の塩焼き定食」は、「とても素朴な漁師メシ」のイメージでした
9月22日から3日間、北海道・函館市を訪れ、「食を通した地域活性化の御手伝い」をさせて頂くための下調べとして、「地元の方々お勧めの有名店」を食べ歩いてみました。
まずは、テレビで何度も紹介され、超有名な、函館駅前の朝市会場に隣接する「どんぶり横丁」に行ったのですが、どこも似たりよったりで、「ここに入りたい!」という直感が湧かずに、思わず苦し紛れで、近くの土産物屋のおばちゃんに、お勧めを聞いてみましたら、意外な返事が返ってきました。「海鮮どんぶりなんて、ただ刺身を乗せただけで、値段も高いから、私らは、まず食べないねぇ」とのこと。確かに、その通りだと思いましたが、「では、どこがお勧めですか?」と聞きましたら、「ここから、函館山方面に10分位歩くと、赤レンガ倉庫が有って、その中の<まるかつ水産>という回転寿司は、回転寿司としては、やや値段は高めだけれど、鮮度抜群で美味しいよ!」とのこと。結局、「朝市のどんぶり」は、食べずに、「まるかつ水産」に直行致しましたが、確かに「まるかつ水産」の寿司は、はるかに回転寿司のレベルを超えていて、感動の連続でした。このお店が船橋にあったら、毎日通ってしまうかもしれませんね(笑)。
次に伺ったのは、函館山の麓にある、創業開始が昭和10年の老舗「来々軒」です。ここは、入り口の「レトロさ」に惹かれて、衝動的に入ったお店なのですが、ウエイトレス役のおばちゃんが、とてもチャーミングで、このお店が長続きしている理由のひとつだろうなと思いました。周りのお客さん達は、塩ラーメンを頼んでいましたが、なぜか「この内装に合うのは、オムライスしかない!」と思い、オムライスを注文しました。ここのオムライスは、とてもシンプルながら、子供の頃を思い出す味で、しみじみ美味しかったですね。
今度は、函館駅前に戻り、かつて、ロックグループ・グレーのみなさんも通っていて、マクドナルドよりも人気が高いというハンバーガーショップ「ラッキーピエロ」に行きました。ここの人気№1「チャイニーズチキンバーガー」と「ホタテフライバーガー」を注文しましたが、両方とも、すごいボリュームでびっくりしました。しかも、かなりソース(たれ)の味が濃いのです。これでは、せっかくの素材の持ち味が生かされないのではないかと思い、地元のみなさんにお聞きしましたら「濃い味は、函館の伝統かもしれません」とのこと。思わず、函館の子供達の健康状態が気がかりになってしまいました。また、ある方にお聞きしましたら、これだけ、地元では、近海で水揚げされるイカをはじめ、新鮮な海の幸に恵まれているのに、学校給食の現場では、冷凍のイカリングや輸入物の海産物を使っているとのことでした。
子供達は、将来の日本を背負う「大切な財産」なのですから、我々大人が、「正しい食」に導いていかなければなりません。しかし、全国的に「子供達を取り巻く食の現状」は、どうも逆行しているように思います。アトピー、アレルギー、子供の成人病・・・etc。このままでは、絶対にいけませんよね。これだけ豊かな「自然の恵み」という財産がある函館で、「食育」を含めた「食を通しての地域活性化」が実現出来なければ、他の地域では、もっと出来ないと思います。是非、函館で、「成功事例」を作り、全国へ、その道筋を発信して頂きたいと思います。そのためのお手伝いでしたら、私も喜んでさせて頂きますので、函館市関係者のみなさま、宜しくお願い致します。
函館最後の夜に、スペイン創作料理のレストラン「バスク」に伺いました。深谷シェフが愛情込めて作って下さる一皿一皿が心に響きました。地元産の食材を丁寧に料理されるシェフの姿勢から、改めて「初心」を思い出すことが出来ました。「テクニックよりも、素晴らしい食材に、時間と愛情を込めること」が、一番大切なのですね。このことは、「子育て」にも通じるのではないでしょうか。心が温かくなった函館最後の夜でした。御案内して下さった、関係者のみなさまには、心よりお礼を申し上げます。本当に有難うございました。
まずは、メディアにもよく登場する、函館朝市に隣接する「どんぶり横丁」に伺いました
どんぶり屋さんのショーウインドーには、たくさんの海鮮丼のサンプルが有りました
赤レンガ倉庫街にある回転寿司「まるかつ水産」は、いつも超満員
の人気店です
「まるかつ水産」の、かなりインパクトのある看板をあちこちで見かけました
「まるかつ水産」の店内です。かなり新鮮で魅力的な寿司の数々に感激しました
「さんまの炙り」は、本当に美味しくて、回転寿司のレベルをはるかに上回っていました
ライトの関係で、茶色っぽく見えますが、とても甘くて美味しい「イカのにぎり」でした
函館山の麓にある、創業・昭和10年の「来々軒」は、地元民にも愛
されています
向かい合わせの赤くレトロなシートとテーブルが、たまらなく素敵な店内でした
迷わずに頼んだ「オムライス」は、昔懐かしい味がして、とても嬉しかったです
函館駅近くの超人気バーガー店「ラッキーピエロ」の人気の秘密も探りました
人気№1の「チャイニーズチキンバーガー」は、かなりのボリューム感で、味も濃かったです
「ホタテフライバーガー」も、かなり濃いソース(タレ)の味で、素材の持ち味が生かされて
いなかったのが残念ですね
「地産地消」を実践している創作スペイン料理のレストラン「バスク」は、予約でいっぱいの
人気店です
「前菜の盛り合わせ」ですが、どれも愛情が込められた逸品ばかりで感激しました
深谷シェフ手作りの「極上の生ハム」を、シェフ自らスライスして頂き
ました
脂肪分が溶けかけているのが、「高品質の証」ですが、ヨーロッパでも少ないですね
バケットに乗せて食べると、口の中でフワッと溶け、最高の味わいでした
バスク地方の名物料理「イカスミソースをかけたヤリイカ」は、本場を凌ぐ美味しさでした
私の住む船橋には、「安くて美味しい寿司屋さん」が何軒もあり、仕事の帰りに、よく立ち寄るのですが、必ず、私お気に入りのEXV(エキストラ・バージン)オリーブオイル「ラビダ・クラシックレーベル」を持参して、寿司ネタとの相性を楽しんでいます。
基本的には、醤油と同量のEXVオリーブオイルを合わせて、寿司に付けて食べるのですが、これが、素材の持ち味を生かし、とても美味しいので、是非、みなさまもお試し下さいね。特に、これからの時期の「アン肝」にEXVオリーブオイルと醤油をかけますと、「上質なフォアグラ」のような美味しさで、何貫でも食べたくなること請け合いです(笑)。
その他の食べ方としましては、「イカ」や「白エビ」、「生シラス」、「帆立て貝」等、淡泊で繊細なネタには、上質な天然塩を軽く振り、醤油は付けずにEXVオリーブオイルだけを付けて食べると、その持ち味、美味しさが、より鮮明になり、感動すると思いますね(笑)。
「寿司だけでは、アッサリし過ぎて物足りない」とおっしゃる方でも、EXVオリーブオイルを付けた寿司をお召し上がり頂きますと、コクがあり、満足感にも繋がりますので、これを機会に、魚介類をたくさん食べて頂けると嬉しいですね。
お馴染みの寿司屋さんには「マイ・オリーブオイル」を持参して、ネタとの相性を楽しみます
醤油とEXVオリーブオイルを1対1で合わせ、寿司に付けて食べると美味しいですよ!
「アン肝」とEXVオリーブオイルの組み合わせは、上質なフォアグラ以上の美味しさです!
「味覚の秋」ですね!青果店には、色々な種類の美味しそうな「(洋)梨」が並んでいますが、「小暮流オリーブオイルマジック」で、いつもの梨をもっと美味しく食べる「裏ワザ」を御紹介致しましょう。
梨は、皮付きのまま、食べ易い大きさにスライスし、芯の部分だけ取り除いておきます。そこに、天然塩と粗引きのブラックペッパーを少々振り、EXVオリーブオイルをかければ出来上がりなのですが、ワインのおつまみとしても最高に合いますし、朝、食欲の無いお子さん達の朝食としてもお勧めです。
「フルーツだけでは物足りない」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、EXVオリーブオイルをかけることで、栄養価も高まり、満足感にも繋がりますので、是非、お試し下さいね。オーブンレンジで軽く温めても美味しいですよ。上質のオリーブオイルと一緒に、今が旬の美味しいフルーツをたくさん食べて、免疫力をアップさせましょうね。
用意する食材は、たったこれだけです。「カンタンに美味しく」が基本ですよね(^_^)v
「梨」に軽く天然塩とブラックペッパーを振り、上質のオリーブオイルをかけるだけです
オープンレンジで軽く温めても美味しいですよ。色々な「梨」で試してみて下さいね
「秋の味覚・イチジク」が、美味しい季節になりました。「イチジク」は、カットして、軽く天然塩とブラックペッパーを振り、EXVオリーブオイルをかけるだけでも美味しいのですが、これをバケットに乗せて焼くと、さらに何倍も美味しくなりますので、その「秘伝のコツ」をお教え致しましょう。
まずは、スライスしたパケットにEXVオリーブオイルを馴染ませ、その上に、カットしたイチジクを乗せます。そこに、天然塩とブラックペッパーを軽く振って、さらにEXVオリーブオイルをかけます。これを220℃に熱したオープンに入れ、約7分間で焼き上がれば完成です。
焼き立てのアツアツを食べますと、イチジクの香り、旨味が口の中に広がり、本当に美味しくて、感動すること請け合いです(^_^)vワインのおつまみとしても最高ですし、週末のブランチ等にも最適ですね。是非、みなさんも、イチジクが美味しいこの時期に、お試し下さいませ。
材料は、これだけですが、本当に美味しくなりますので、是非お試し下さいね(^_^)v
スライスしたパケットに、EXVオリーブオイルを浸み込ませておきます
カットしたイチジクをバケットに乗せ、軽く天然塩を振っておきます
粗引きのブラックペッパーも適宜かけておきます
さらにEXVオリーブオイルをイチジクの上からかけておきます
オープンに入れて、旨味を引き出せるように焼きます
220℃で約7分かけて焼くのが目安ですね
御覧のように香ばしく焼ければ完成です
大皿に盛ると華やかな感じになりますね
美味しい「イチジクのオリーブオイル焼き」を持って、記念の1枚です
秋にイタリアを訪れますと、青果市場には、濃いオレンジ色の「完熟した柿」が、たくさん売られています。
イタリア語でも「柿」は、「カキ(CAKI)」と呼びますが、食べ方は、まさにイタリア流で、とてもオシャレですので、みなさまにも御紹介させて頂きます。
まず、完熟した柿にナイフを入れて、皮をはぎ、EXVオリーブオイルをかけながら、スプーンで果肉と混ぜて、そのまま、アイスクリームを食べる要領で、食べます。または、トーストしたパンに載せ、ジャムの感覚で食べることもあります。一般的なジャムは、砂糖がものすごく入りますが、この食べ方ですと、一切の砂糖を加えていないにも関わらずに、とても甘くてコクがあり、ヘルシーで美味しいのです。
是非、みなさまも、青果店で、完熟した柿を見つけましたら、お試し下さいね。「目からウロコ」の美味しさに感動しますよ(笑)。
イタリアでは、完熟した柿(CAKI)をスプーンですくって食べます。少し凍らせると、美味しい
シャーベットになりますよ!
皮をむき、上質なEXVオリーブオイルをかけて食べると最高の美味しさです
EXVオリーブオイルは、惜しまずに、たっぷりかけた方が美味しいですね(笑)
この素晴らしい色ツヤを見ただけで、美味しいことが分かりますよね
砂糖不使用のヘルシーなジャムとして、パンに載せて食べても美味しいですよ!
福島県のお客様から、美味しい「なすとウリの粕漬け」を送って頂きました。普通は、このまま、御飯のお供として食べますが、ここに、上質なEXV(エキストラバージン)オリーブオイルをかけますと、さらに美味しさがアップして、お子様でも食べられるくらいマイルドな味わいになりますので、みなさまも、是非、お試し下さいね。これからの季節、日本人の元気の源でもある「発酵食品」をたくさん美味しく食べて、厳しい寒さを乗り切りましょう!
一見、ミスマッチのようですが、粕漬けとオリーブオイルの相性は、抜群なのです
粕漬けに、上質のオリーブオイルをたっぷりかけるのが、美味しさアップのポイントです
お好みで、炒りごまをかければ、出来上がりです。お茶漬けに乗せても、いいですね
日本人の元気の源である「発酵食品」を美味しく食べて、さらに健康になりましょう!
10月31日に、NHK総合テレビ「ゆうどきネットワーク(全国ネット)」に出演させて頂きました。テーマは「オリーブオイル・家庭料理への活用術」でしたが、番組内で御紹介させて頂いた「和風オリーブ料理・3品」は、どれも大好評で、全国のみなさまから、レシピのお問い合わせを頂いていますので、早速、写真の解説付きで、御紹介させて頂きます。
まずは、「お刺身の和風カルパッチョ」です。今回は、撮影場所である熊本県天草産の「天然ブリ」を使わせて頂きましたが、お刺身は、白身でも赤身でも、同じ手順で、美味しく作ることが出来ます。「カルパッチョ」とは、イタリア語の料理名ですが、簡単に言いますと「お刺身にオリーブオイルをかけた物」を意味します。ポイントは、オリーブオイルのソースをかける前に、天然塩を軽くかけて馴染ませることだけですので、是非、みなさまも、身近で買えるお刺身を使って、作ってみて下さいね。
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NHK お刺身の和風オリーブオイル風味「カルパッチョ」
<材料2人分>
お刺身(白身でも赤身でもOK) 200g前後 天然塩 少々 醤油 大さじ1杯
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ1杯 白・黒炒りごま 各少々
小葱(小口切り) 少々
<作り方>
①お刺身を重ならないように皿に並べる
②軽く天然塩を振り、約5分置いて、EXVオリーブオイルと醤油を1対1で合わせた物をかける
③お好みで、炒りごまや小口切りした小葱をかける
※天然塩を振り、その旨味を馴染ませてから、EXVオリーブオイルと醤油をかけるのがコツです
※空のペットボトルを利用し、最初からEXVオリーブオイルと醤油を1対1で合わせておくと便利です。使う時によく振ってからかけると良いですよ
※イタリア料理では、お刺身にオリーブオイルをかけたものを「カルパッチョ」といいます。ソースに、ワサビやゆず胡椒を混ぜてもいいですね
オリーブオイルが決め手!超カンタンに出来て美味しい「お刺身の和風カルパッチョ」です
材料は、身近で揃うものばかりですが、オリーブオイルは、上質な物を使いましょう!
まず、お刺身は、お皿に重ならないように並べます
ミネラルたっぷりの天然塩を、全体的に軽く振り、5分程度置いて馴染ませます
空のペットボトルに、醤油とオリーブオイルを1対1で合わせ、シェイク
してかけると、手軽でいいですよ
レポーターの角田京子さんと、完成した「カルパッチョ」を持って、記念の1枚です
10月31日に、NHK総合テレビ「ゆうどきネットワーク(全国ネット)」に出演させて頂きました。テーマは「オリーブオイル・家庭料理への活用術」でしたが、番組内で御紹介させて頂いた「和風オリーブ料理・3品」は、どれも大好評で、全国のみなさまから、レシピのお問い合わせを頂いていますので、早速、写真の解説付きで、御紹介させて頂きます。
2品目は、「チキンソテー・味噌オリーブオイルソース」です。今回は、あえて、低価格のブロイラー鶏胸肉を使わせて頂きましたが、フライパンで焼く前に、下味の天然塩と黒胡椒を丁寧に振りかけて、オリーブオイルも馴染ませることで、高級な地鶏のような美味しさになりますので、是非、みなさまもお試し下さいね。
ソースにも、オリーブオイルと味噌を使いますが、オリーブオイルと味噌は、とても相性が良く、このソースをマスターして頂ければ、パスタやディップのソース、鍋物のタレ、炒め物等に幅広くお使い頂けますので、多めに作ってストックしておくと便利ですよ。
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NHK 鶏肉のソテー味噌オリーブオイルソース
<材料2人分>
鶏肉 250g前後 天然塩 少々 黒胡椒 少々
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ2杯
(ソース用に)
味噌 大さじ1杯 味醂 大さじ1杯 日本酒 大さじ1杯
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ2杯
(仕上げに)
小葱(小口切り) 少々
<作り方>
①鶏肉は、食べ易い大きさにカットし、天然塩と黒胡椒を軽く振っておく。約5分してからEXVオリーブオイルをかけて馴染ませる
②フライパンを充分に熱くして、①の鶏肉を焼く
③ソースを作る。鍋に、味噌と味醂、日本酒を入れて、火にかけ、ペースト状にする。そこにEXVオリーブオイルを加えて混ぜる
④皿に鶏肉を盛り、ソースをかけてから、お好みで小葱を散らす
※鶏肉に、しっかりと下味をつけることで、臭いもなく、美味しさもアップします
※オリーブオイルを馴染ませてから焼くことで、シットリとした味わいになり、冷めても固くなりません
「チキン胸肉のソテー・味噌オリーブオイルソース」です
食材は、身近で揃う物ばかりですが、オリーブオイルは、上質な物を使いたいですね
食材をひとつずつ丁寧に解説しているシーンですが、かなり時間がかかりました
チキンは、食べ易い大きさにカットして、天然塩、黒胡椒を振り、オリーブオイルに浸けて
おきます
鍋に、ソースの材料をすべて入れて、軽く沸かしながら混ぜていき
ます。多めに作ってストックするといいですね
完成した料理を撮影しているところですが、美味しそうに見えるように、ライティングには気
を使います
レポーターの角田京子さんと、完成した和風オリーブ料理2品を持って、記念撮影しました
10月31日に、NHK総合テレビ「ゆうどきネットワーク(全国ネット)」に出演させて頂きました。テーマは「オリーブオイル・家庭料理への活用術」でしたが、番組内で御紹介させて頂いた「和風オリーブ料理・3品」は、どれも大好評で、全国のみなさまから、レシピのお問い合わせを頂いていますので、早速、写真の解説付きで、御紹介させて頂きます。
3品目は、「オリーブオイルを入れて炊く玄米ご飯」です。今回の3品の中では、このメニューが、私のイチオシでして、是非とも、デトックス作用に優れた玄米とオリーブオイルを合わせた「最強ヘルシー玄米ご飯」を毎日の食卓にご用意して頂けたら嬉しいですね。玄米にオリーブオイルを加えることで、ヌカ臭さも無く、シットリとして、冷めても美味しいですから、おむすびにして頂くのもいいと思います。
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NHK オリーブオイルを入れて炊く玄米ご飯
<材料2人分>
玄米 2カップ 水 3カップ 天然塩 小さじ1杯 醤油 大さじ1杯
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ1杯 白炒りごま 大さじ2杯 鰹削り節 5g
<作り方>
①玄米は、とがずに、軽くすすぎ、すべての材料と一緒に炊飯器に入れて30分以上置く
②普通の白米炊飯モードで炊く
※水の量は、玄米の5割増しと覚えて下さい
※EXVオリーブオイルを加えることで、ヌカ臭さも無く、冷めてもシットリと美味しくなります
※玄米もEXVオリーブオイルもデトックス(排毒)作用に優れています。小暮も毎日食べて健康です!
「オリーブオイル入り玄米ご飯」の炊き上がりです。古代米や雑穀を入れてもいいですね
食材も、身近な物ばかりですが、オリーブオイルは、上質な物がお勧めですよ
玄米とオリーブオイルを一緒に炊くことのメリットを丁寧に説明して
いるところです
炊く前の炊飯器にオリーブオイルや、他の調味料も、すべて入れておきます
長時間かけて、やっと3品を作り終え、これから試食風景の撮影です
カメラが回る前に、何をコメントしようか、考えているところです(笑)
試食が始まりました。本当に3品とも美味しくて、ふたりとも、かなり食べましたね(笑)
美味しい「和風オリーブオイルクッキング」に、思わず会話も弾んで、盛り上がりました
11月に入り、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが、みなさんは、如何お過ごしでしょうか。
船橋にある「コグレオリーブ農園」では、オリーブの木々の間に、レモンやオレンジ等の柑橘類を植えていますが、ここ数日で、ミカンが食べ頃を迎えました。
ほとんどのみなさんは、ミカンのオレンジ色の皮をむいて食べると思いますが、私は、リンゴを丸かじりするように、ミカンも皮ごと食べるようにしています。皮には、抗酸化物質が豊富に含まれ、免疫力のアップにつながるからなのですが、皮の苦味が、どうしてもダメな方は、EXVオリーブオイルを浸けて食べてみて下さいね。皮の苦味が和らぎ、美味しく食べられると思います。
これからの寒い季節、風邪を予防する意味でも、「旬のフルーツの皮ごと丸かじり」をお勧め致します。
10月4日に、熊本県天草市立河浦中学校に伺い、全校生徒さん137名と教職員のみなさまの前で「食育オリーブ講演会」を開催させて頂きました。
河浦中学校は、熊本県から「学校給食・食育推進校」に指定されておりまして、今回は、講演会の前に、生徒さん達と一緒に給食も頂きました。大聖堂のように開放的で高い天井が印象的な「食堂」に、3学年全員が集まっての給食は、とてもアットホームな感じで、「大家族での、和気あいあいとした食事」のようでしたが、盛り付けから後片付けまで、実に手際が良く、感心致しました。私は、2年生の食卓に入らせて頂きましたが、「将来は、イタリアンのシェフになりたい」という男子生徒さんから面白い質問を受けたりして、終始、笑顔の絶えない楽しい給食でした。アメリカのシカゴからいらしたというギリシャ系の英語の先生とも、「オリーブオイルの話題」で盛り上がりましたし、「天草は、本当に良いところです!」と、しみじみおっしゃっていましたね。
生徒さん達が、各教室に戻った後に、私は、家庭科室に入り、とてもユニークな「講演会でのサプライズ企画」を用意致しました。その模様は、(2)で、御紹介させて頂きますね。
豊かな自然に囲まれた天草市立河浦中学校で「食育オリーブ講演会」をさせて頂きました
河浦中学校は、今年度、「熊本県の学校給食・食育推進校」に指定されています
1年生が、手際良く、同学年の給食の盛り付け中です
2年生は、さすがに、盛り付けにも余裕がありましたね(笑)
最初は、緊張気味だった2年生と一緒に給食を頂きました
私も、中学生の頃にタイムスリップしたようで、とても楽しかったです
シカゴからいらした英語の先生も「天草は大好きです!」と、おっしゃっていました
大聖堂のような天井が印象的な食堂で、全生徒137名が、一緒に
楽しく食事する様子は、素晴らしいと思いました
限られた時間の中で、後片付けも、実に手早かったですね!この後、私は家庭科室をお借
りして「食育オリーブ講演会」での「サプライズ企画」の準備をさせて頂きました(笑)
10月4日に、熊本県天草市立河浦中学校に伺い、全校生徒さん137名と教職員のみなさまの前で「食育オリーブ講演会」を開催させて頂きました。テーマは「オリーブで、天草に生まれ育った幸せを実感しよう!」でしたが、このタイトル、分かりやすくていいですよね。私が思いつきました(笑)。
河浦中学校は、熊本県から「学校給食・食育推進校」に指定されておりまして、木下えり子校長先生をはじめ、学校全体をあげて歓迎して頂き、感激致しました。地元のテレビ局や新聞記者のみなさまにも取材して頂けましたし、本当に遣り甲斐のある楽しい一日でした。
大聖堂のように開放的で高い天井が印象的な「食堂」に、3学年全員が集まっての講演会でしたが、時間も2時間と長かったものですから、とにかく飽きずに最後まで聴いて頂けるように、あるサプライズ企画を思いつきました(笑)。それは何かと言いますと、各学年の生徒さんの代表に前に出て来てもらい、私の指導のもとで「いきなり、キャベツサラダを作ってもらう」のですが、校長先生に御相談しますと「この辺の子供達は、シャイで控え目ですから、誰も出て行かないと思いますよ」とのことでした。でも、私には、絶対に盛り上がって成功するという確信がありました(笑)。それは、「給食の時間」にさかのぼりますが、私と同じテーブルに「一流のイタリアンシェフになりたい!」という、とても元気の良い男子生徒さんがいたのです。彼の話は、とてもユニークで、この時に「彼を河浦中のスターにしよう!」と思いついたのです(笑)。「作戦」は、見事に成功しました!まずは、2年生代表として彼を指名しますと、会場全体のボルテージが一気に上がり、1年生と3年生も、釣られるように多くの立候補がありました。3名の男子生徒さん達に前に来てもらい、「デモンストレーション」がスタートしますと、134名全員が、彼らの周りに集まり、それはもう、すごい熱気に包まれました。動画に撮って、みなさんにお見せしたかったですね(笑)。
見事に「キャベツサラダ」が完成しましたら、全員で試食タイムです。まずは、上質のオリーブオイルをパンにたっぷり浸けて食べてもらいました。続いて、事前に家庭科室で作っておいた「キャベツサラダ」を試食し、最後に、オリーブオイルをたっぷりと顔や手に塗ってもらいました。気がつきますと、先生方も一生懸命にオリーブオイルを塗っていましたね(笑)。
講演中は、会場中を歩き回り、生徒さん達のリアクションを見て回りましたが、「希望に満ちた目の輝き」が素晴らしく、あくびをしているような子は、誰もいませんでしたね。アッという間の2時間で、質問タイムも、かなり盛り上がりました。まだまだ、この空間を生徒さん達と共有していたかったのですが、最後に、女子生徒さんから、全員を代表して「御礼のことば」を頂きました。本当に素直に思った今日の感想を、飾らずに述べてくれまして、感激しました。もう、涙が出そうでしたね。
帰り際の校長室では、木下校長先生や教頭先生から「我々教員も感動しました!小暮先生の経験談は、単なる食育に留まらずに、子供達にとっての貴重なキャリア教育にもなりますね!是非、また来年もお願いします」と言って頂き、有難かったです。今日のこの素晴らしい御縁を下さった、天草市関係者のみなさまには、心よりお礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
またお伺い出来る日を楽しみにしております。
家庭科室で「キャベツサラダ」の準備をしていましたら、木下えり子校長先生と、家庭科
担当の井添先生がいらして、「私達も小暮先生とキャベツを切りたいです!」ということに
なり、一緒に手伝って頂きました。このメンバーの中で、ひとり勇気のある女子生徒さん
も有難う御座いました(笑)
「キャベツサラダ」の仕上げには、上質のEXVオリーブオイルをたっぷりと加えます
生徒さん達の試食用「キャベツサラダ」の完成です。ボイルした地元産キクラゲも入れました
講演がスタートしました。テーマは「オリーブで天草に生まれ育った幸せを実感しよう!」です
生徒さん達が飽きないように、会場中を歩き回りながらの「熱のこもった講演」でした
各学年の代表に出て来てもらい「キャベツサラダ」のデモンストレーションのスタートです
全生徒さん達が取り囲み、かなりの熱気で盛り上がった様子が伝わっていますでしょうか
「キャベツサラダ」の完成に、会場中から拍手喝采が湧き上がり、大成功の企画でした(笑)
笑顔で楽しそうに「EXVオリーブオイル」を一生懸命に手に塗っている生徒さん達です
顔にもたっぷりと「EXVオリーブオイル」を塗り込んでいる男子生徒さん達です
講演会の最後に、代表の女子生徒さんから、飾らない素直な言葉で「御礼」を言って頂き
ました。感動で、涙が出そうでしたね。「みんな、天草のために頑張ろうね!」
10月31日に全国ネットで放送された「オリーブオイルの活用術」がテーマの「NHKゆうどきネットワーク」は、おかげさまで、大好評だったようです。
私が御料理を紹介させて頂いたコーナーは、5分間位でしたが、撮影は、まる2日間に及びました(笑)。まずは、風光明美な天草市倉岳にあります「倉岳オリーブ農園」にも伺いましたが、ここのオリーブは、とても素晴らしかったので、みなさまにも御紹介させて頂きます。
かつては、他の農作物を作っていた「段々畑」も、農業に従事する方々が御高齢になり、比較的、手間もかからずに、将来性のあるオリーブに転換し始めて数年になりますが、かなり質の良い実が成り始めていました。きらきら輝く美しい海、木々の緑が溢れる個性的な島々、オリーブの葉も、温暖な日差しを浴びて、輝いていました。この空間にいられることの幸せを噛みしめながらの撮影でしたが、本番ではカットされていたのが、残念でしたね(笑)。みなさんも、チャンスがあれば、是非、天草の雄大な自然を体験しにいらして下さいね。オリーブオイルと天草の豊かな自然の恵みを活かした美味しい御料理が食べられるお店も増えてきましたよ。
「生命力溢れるオリーブの実」を見ていると、嬉しくて思わず「頬ずり」したくなりますね(笑)
天草市「倉岳オリーブ農園」では、見事なオリーブの実がたくさん成っていました
東京からいらしたNHK撮影隊のみんさんも、素晴らしいオリーブを絶賛していましたね
農家さん数人が、共同で栽培していますので、御覧のような「ネーム
プレート」もありました
日当たりのよい段々畑を旨く活用したオリーブ農園は「全国への御手本」になりそうですね
「オリーブの葉」が、キラキラ輝いていて、とても美しい自然のコントラストに感動しました
11月14日に千葉県袖ヶ浦市立長浦中学校に伺い、PTAのみなさん向けに「食育講演&オリーブ料理教室」を開催させて頂きました。
企画して下さった御父兄代表・役員のみなさんが、本当に一生懸命に勧誘から頑張って下さいましたので、「食の意識が高いみなさま」に大勢御集り頂きまして、とても素晴らしい「講演会&料理教室」になったと思います。
今回のメニューは、定番の「キャベツざく切りサラダ」と「オリーブ玄米御飯」でしたが、もちろん、キャベツは地元産、そして、玄米は、何と、校長先生である石橋健彦先生が、御自分の田んぼで愛情込めて作られた「コシヒカリ」を使わせて頂いたのです。これは、失敗出来ませんよね(笑)。初めて使う家庭科室の炊飯器で旨く炊けるのか、かなり心配でしたが、役員のみなさんは、そんな私の気持ちを察知して下さり、前日にわざわざ来校して、試作して下さったそうで、このお話しを聞いた時には、本当に感激致しました。
私は、つね日頃、世の中がどんなに進歩しても、「人の心を動かすのは、人の心しかない」と思っていますので、この日のエピソードには、かなり心動かされまして、「いつも以上に情熱を込めた講演会」になったことは、言うまでもありません(笑)。お忙しいはずの校長先生と教頭先生も、最初から最後まで、メモを取りながら私の講演を聴いて下さり、試食もして下さって、このお姿にも、感激致しました。
御紹介させて頂く写真の数々から、この会場の様子を、みなさまにもお伝え出来たら、この上なく嬉しいですね。
この素晴らしい御縁を下さった、長浦中学校の石橋校長先生、板垣教頭先生をはじめ、役員のみなさんには、心よりお礼を申し上げます。本当に、素晴らしい時間を共有させて頂きまして有難う御座いました。次回は、元気で明るい生徒さん達にも講演させて頂けたら光栄です。
超満員の会場で「親と子の食育」がテーマの「講演&オリーブ料理教室」をさせて頂きました
校長先生が作られた「コシヒカリの玄米」にEXVオリーブオイルを加えているところです
真剣な表情で受講して下さるみなさんに心打たれ、私の講演にも、つい熱が入ります(笑)
「オリーブオイルの美肌効果」のお話の時に、実際に手にEXVオリーブオイルを塗って頂き
その気持ち良い浸透性を体験して頂きました
ペットボトルを活用して、「簡単にドレッシングを作る方法」を御紹介しているところです
時には「笑い」を交えながら、でも「真剣なデモンストレーション」は、大好評で良かったです
完成した「ざくぎりキャベツサラダ」と、お勧めEXVオリーブオイルを持って笑顔の1枚です
役員のみなさんには、企画の段階から、本当によくサポートして頂き、感激致しました
校長先生が愛情込めて栽培された「コシヒカリ玄米」も、すごく美味しく炊き上がりました
役員のみなさんは、とても段取り良く、試食用御料理の盛り付けをして下さいました
「オリーブオイル入り玄米御飯」と「ざくぎりキャベツサラダ」の2品を作らせて頂きました
校長先生も、大満足の御様子で御試食して下さり、「太鼓判」を押して頂きました(笑)
一般書店では完売しており、購入出来ない私の著書や、世界№1のEXVオリーブオイル
「ラビィダ・クラシックレーベル」の販売もさせて頂きました
講演終了後には、多くのみなさんに著書やオリーブオイルを買って頂き、有難う御座います
最後は、御参加頂いたみなさんと「記念撮影会」になり、講演の感想を聞かせて頂いたり
して、とても楽しく盛り上がりました(笑)
大変お世話になった板垣教頭先生をはじめ、役員のみなさんと記念撮影させて頂きました
本当に、みなさん有難う御座いました。このチームで全国を回りたいですね(笑)
11月14日に千葉県袖ヶ浦市立長浦中学校に伺い、PTAのみなさん向けに「食育講演&オリーブ料理教室」を開催させて頂きました。
企画して下さった御父兄代表・役員のみなさんが、本当に一生懸命に勧誘から頑張って下さいましたので、「食の意識が高いみなさま」に大勢御集り頂きまして、とても素晴らしい「講演会&料理教室」になりました。その直後には、サプライズ企画として、1年生の教室を「電撃訪問」させて頂
き、「ミニ・キャリア教育」の授業をさせて頂きながら、明るく元気な生徒さん達と一緒に「給食」まで食べさせて頂きました。
生徒さん達と同じテーブルで給食を頂いている間にも、「質問コーナー」は続きまして、次から次へユニークな質問が飛び出し、とても楽しかったですね(笑)。特に、「どうしたら、小暮先生のよう
に大きくなれますか?」とか「勉強の成績をアップさせるには、どうしたらいいですか?」とか「どういう仕事を選んだらいいですか?」といった質問は、中学生のお子さんらしくていいなと思いましたね。
私からの答えは、かいつまんで言いますと「あらゆることに感謝の気持ちを持ち、御両親や自分を大好きになること」、「命ある物を頂いて、命をつないでいるという自然の摂理を自覚すること」、「自分の好きなことを通して、大きな夢を持ち、必ず実現出来ると信じること」、「玄米御飯と味噌汁の和食を毎日1回は食べること」等々でした。ひとりの生徒さんから「午後の授業もして下さい!」との意見が出ますと、教室中が盛り上がり、もう少し、みなさんと一緒にいたかったですね。
次回は、全校生徒さん達向けの講演会もさせて頂けると思いますので、私も、その日を楽しみにしています。この場に立ち会って下さった板垣教頭先生、担任の岸先生、大変にお世話になりまして有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。
1年生の教室を「電撃訪問」させて頂き、「ミニ・キャリア教育」の授業をさせて頂きました
とても明るく素直で、可愛らしい生徒さん達と一緒に「給食」も食べさせて頂きました
給食を頂いている間も活発に「質問コーナー」が続き、ユニークな質問も多かったです(笑)
今日の「パンが主食の給食メニュー」です。栄養士さん、キッチンスタッフのみなさんの苦労
も伝わってきますね
午前中から御世話になった教頭先生、担任の岸先生からも歓迎して頂き、とても光栄です
元気の良い生徒さん達と記念撮影です。将来の夢に向かって頑張ってほしいですよね!
10月21日に熊本県天草市で「女性100名様限定・オリーブワークショップ」を開催させて頂きました。とても盛り上がった、その時の模様を3回に分けてレポートさせて頂きたいと思います。
私の講演からスタートした「ワークショップ」ですが、テーマは、「天草のオリーブから日本の食文化の素晴らしさを実感しよう!」でした。私が「オリーブを通した地域活性化プロジェクト」の講師として天草に伺うようになり、3年が経ちました。その間には、優れた食材を提供して下さる生産者のもとを訪ねたり、それらを使った「料理講習会」や「オリーブ授業」も、色々なところでさせて頂きました。その中で、私自身も「天草の自然の恵みの豊かさは、とても素晴らしく、日本はもちろん、世界にも誇れる!」ことを実感することが出来ました。
これが、ヨーロッパでしたら、どこに行っても「ウチのオリーブは最高だよ!」とか「ここは、世界一、幸せに暮らせる素晴らしい場所なんだよ!」と言った具合に、自信過剰なくらい(笑)、「とても郷土愛が強い」のですが、どうも、日本人は、「灯台もと暗し」と言いましょうか、「地元の伝統的食文化の素晴らしさ」に気づいていない方が多いように思います。そんな意味で、「伝統的和食に合うオリーブオイル」をきっかけにして、天草はもちろんのこと、日本中が、地元の素晴らしい食文化に気付いて頂けたら、本当の意味で、日本は、もっと素晴らしく魅力的な国になると思いますし、それが「何よりの地域活性化」につながると思うのです。
「食材の宝庫」である天草で「オリーブと伝統的食文化を通した地域活性化」を、まずは、成功させて、「このようにすればいいんだよ」という「その道筋」を全国に発信することが、天草の使命であり、私自身の使命でもあると思っています。逆に言えば、「天草でオリーブと食を通した地域活性化が出来なければ、他の場所で実現するのは、もっと難しい」と思っています。そのくらいの覚悟で、私は、天草から「食を通した元気」を全国に発信して行きたいと、真剣に思っています。そんな「熱いお話(笑)」をさせて頂いた90分間でした。
天草市五和町のコミュニティーセンター「おおくす」で、「女性100名
様限定のオリーブイベント」が開催されました。私の講演タイトルは
「天草のオリーブから日本の食文化の素晴らしさを実感しよう!」
でした。
NHKの全国放送番組「ゆうどきネットワーク」の撮影も入り、10月31日の放送も大好評だっ
たようで、とても有難く思っています
会場には、100名様の「オリーブ好きな女性」にお集り頂き、とても華やいだ雰囲気でした
「オリーブオイルの御試食タイム」では、パンにたっぷり浸けて食べて頂きました
真剣なみなさんから質問も沢山頂き、「質疑応答コーナー」は時間が足りなかったですね
上質なオリーブオイルを手にも塗って頂き、その「しっとり感」を体験して頂きました
講演終了後には、多くのみなさんにサインをしたり、記念撮影させて頂きました。この日の
楽しかったことを、御友達に話して、もっともっと輪を広げて頂けたら有難いですね
10月21日に熊本県天草市で「女性100名様限定・オリーブワークショップ」を開催させて頂きました。とても盛り上がった、その時の模様のレポート(2)は、「地元の方々手作りのオリーブオイルクッキングを堪能する」編です。
天草に伺うようになって、まる3年。その間に、地域のみなさん向け「オリーブオイル料理教室」を何度も開催させて頂きました。そして、「オリーブオイル家庭料理コンテスト」を開催出来るまでに、みなさんのレベルは上がりまして、私自身も気がつかなかったような「素晴らしいオリーブ料理」が、次々に生み出されています。
そんな「素晴らしいオリーブ料理」を、是非、御参加して下さったみなさんにも御堪能して頂きたくて、歴代コンテストの入賞者のみなさんに無理を言いまして、少ない予算で、御覧のように「美味しそうな御料理の数々」を作って頂きました。もしも、どこかに、このような「心のこもった御料理」を出すお店があったら、絶対に流行ることは間違い無しですね。そんな意味でも、みなさんの御協力で、「最高のおもてなし」が出来ましたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。本当に有難う御座いました。
大好評だった講演会の後に、同じ場所で「御試食会」をさせて頂いたのですが、まずは、私が「ナビゲーター」として、すべての御料理の解説をさせて頂きました。御料理を作って下さったみなさんにもマイクを渡し、「オリーブオイルの使い方のコツ」等を話して頂きますと、100名の女性のみなさんは、真剣に耳を傾け、メモを取っていました。実は、このようなコミュニケ―ションこそが、「私の一番大きな狙い」でして、同じような(主婦の)立場の方々からの意見、アドバイスが、一番心に染み入るのだと思うのです。こうしたきっかけから、みなさん同士の「オリーブつながりの輪」が広がり、それが何よりもの「地域活性化の原動力」となることを期待しています。
私も、みなさんからの御質問を受けたりしながら、「美味しいオリーブ料理」を堪能させて頂きました。どれも「愛情溢れる素晴らしい御料理」ばかりで、かなり食べ過ぎてしまいました(笑)が、とても幸せなひと時でした。
「オリーブ料理御試食会」は、私の御料理解説からスタートさせて頂きました
すべての御料理のポイントやコツを、分かり易く説明させて頂き、大好評でした
かなり完成度が高くて美味しい「オリーブ風味のレモンケーキ」の解説中です
私が何度も御指導して完成した「パエリア」と「切干大根のサラダ」の解説中です
私が「オリーブ授業」させて頂いた苓明高校の生徒さんも参加して下さり「オリーブ風味の
イノシシステーキ」を焼いてくれました。「味噌オリーブソース」が大好評でしたね
「イノシシ肉」は、焼く前にEXVオリーブオイルでマリネしておくのがポイントです
天草名物「ウツボのホルモンサラダ」を作って下さった宮木さんに、インタビューしました
NHKの撮影も入った中で「さんまの和風ピザ」を焼いてくれた山田さんにインタビューです
試食時間中には、御料理製作者のみなさんへも、私からアドバイスさせて頂きました
味噌とゆず胡椒、柿酢を使った「特製オリーブオイルソース」が絶品の「温野菜サラダ」です
とても豪華な「シーフードパエリア」は、民宿イルカ館さんに予約すると食べられますよ!
天草の特産品「タコ」を使った、「マリネ風サラダ」も素材の持ち味が生きていました
「カレーオリーブ風味のポテトソテー」は、飽きずに食べられる逸品だと思いますね
「ゴマ衣のイワシ・オリーブソテー」は、冷めても美味しく、お子さん達にお勧めですよ
「オリーブ風味の磯いりこ」は、シンプルながら、御飯のお供として最高の美味しさです
試行錯誤を重ねて完成した「切干大根のオリーブ風味サラダ」は、お弁当にもいいですね
周りの生地にもオリーブオイルを使った「高菜まんじゅう」と「切干大根まんじゅう」です
完成度が高く、毎日食べても飽きない美味しさですよ!
和風テイストのサンマとチーズ、オリーブオイルの相性が抜群の「サンマピザ」です
朝食や、デザートとしてお勧めの、しっとり美味しい「オリーブ風味のパウンドケーキ」です
「オニオンマフィン」は、トッピングを変えると、新しい美味しさを発見出来て楽しいですよ!
「栗のロールケーキ」にも、オリーブオイルが旨く活かされており、人気がありました
10月21日に熊本県天草市で「女性100名様限定・オリーブワークショップ」を開催させて頂きました。とても盛り上がった、その時の模様のレポート最終回(3)は、「オリーブの島・天草の未来を新聞にしよう」編です。
地元のみなさん手作りの素晴らしい「オリーブオイルクッキング」を御堪能して頂いた後は、御参加頂いたみなさんに「オリーブの島・天草の将来を新聞にして頂く」というコーナーを企画致しました。午前中の私の講演や、御試食頂いたオリーブメニューを参考にしながら、みなさんの色々な思いを文字やイラストにして表現して頂きましたが、かなりユニークな物もありましたので、いくつか御紹介させて頂きます(笑)。
「10年後の天草は、オリーブが穫れ過ぎて困る!」⇒こうなればいいですが、オリーブの実を潰して絞った場合には、総重量の10%のオイルしか生産出来ませんので、穫れ過ぎて困るくらいになったらいいですよね(笑)。「有害鳥獣のひとつであるイノシシの、オリーブ風味スモーク製品等が人気となる!」⇒これは、いいことですよね。全国でイノシシや鹿の被害が多いですから、どんどん商品化のノウハウを発信したいですね。「オリーブの普及が認められて、小暮氏の銅像が建つ」⇒このアイディアには、思わず笑ってしまいましたが、有難いですね。天草のオリーブをひとつのきっかけにして、日本全国を食で活性化出来たら素晴らしいですよね。
もし、私が新聞の見出しを考えるとしたら「オリーブオイルを日常的に使う天草市民の寿命が日本一になる!」とか「オリーブ効果で天草市民の医療費負担が毎年減少している!」とか「天草市民の国民幸福度数が90%を超え、日本一幸せを感じられる地域になる」等、如何でしょうか。とても現実味がありますし、私は、大いに達成可能だと思っています。
ワークショップ終了後には、御希望のみなさんを、会場から一番近い「九電工オリーブ園」に御案内し、実際にオリーブの木を御覧頂きながら、オリーブの解説をさせて頂きました。九電工さんの御好意で、「天然塩とEXVオリーブオイル(ポルトガル製)をかけたバニラアイスクリーム」の試食も
させて頂きましたが、とても美味しくて、みなさんも大喜びでした。
朝から夕方までの長時間イベントでしたが、大勢のみなさんの御協力により、大成功させることが出来たと思います。このイベントに携わって下さったすべてのみなさんには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。日本全国を食で活性化させるためにも、「天草のオリーブプロジェクト」を、これからも頑張りましょう!
みなさん手作りの「未来の天草・オリーブ新聞」を前に、総評を述べているところです
「オリーブの島・天草の未来」をイメージしながら、一生懸命に手描
きの新聞を製作中です
「オリーブが穫れ過ぎて困っている」という見出しもありましたが、こうなればいいですね(笑)
「イノシシとオリーブオイルを使った商品開発が進む」という案は、是非実現させましょう!
会場から一番近い「九電工オリーブ園」に伺い、オリーブの木を見ながら解説致しました
九電工さんでは、「天然塩とポルトガル製のEXVオリーブオイルをかけたバニラアイス
クリーム」を試食させて頂き、大好評でした
10月23日に熊本県天草市立本渡中学校に伺い、総合学習の一環として、郷土料理を研究する生徒さん達に「天草の食材とオリーブオイルを使った料理教室」を開催させて頂きました。
その前には、1年生の教室を「電撃訪問」させて頂き、給食を頂きながら「コグレ流キャリア教育授業」をさせて頂いたのですが、こちらも大好評で、嬉しかったです。
「授業内容」としましては、まず「天草に来させて頂くようになった経緯のお話」から「苦しいいじめに耐えた修業時代のお話」、「中学生の時に将来の方向性を決めるきっかけとなったエピソード」等々、なるべく分かり易く、具体例を交えながら、お話しさせて頂きました。すべての生徒さん達は、とても真剣な眼差しで、私の方も、ついつい熱が入りましたが、私のお話の中から、何かをヒントにして頂き、将来に大きな夢を持って頂けたら有難いですよね。
この日の給食メニューは、全国的に子供達の人気が低く、残食率の高い「根菜類の和風煮物」でして、このクラスでは、どのくらい残るか、とても気になっていましたが、全員が、きれいに完食してくれまして、とても感動致しました。同じテーブルだった生徒さん達数人に「味は、どうだった?」と質問しますと、「いつも家で食べていて、大好きです!」との明るい答えに、私も嬉しくなってきました(笑)。「手作りの美味しい伝統的家庭料理を囲む家族の団欒」が、目に浮かびますよね。天草の子供達の将来が本当に楽しみです!
給食を頂いている時にも、生徒さん達からの活発でユニークな質問が続きまして、とても楽しかったのですが、あまりにも盛り上がったものですから、近隣クラスの生徒さん達も、窓越しに覗いていまして、「私達のクラスでも授業をして欲しいです!」との嬉しいリクエストが相次ぎました。「もちろん、伺いますよ!」と約束して、オリーブ料理教室の会場である家庭科室に移動致しました。
本渡中学校に伺う前に、天草市役所を訪れ、安田公寛市長様を表敬訪問させて頂きました
「オリーブでの地域活性化」の手応えを感じていらっしゃるようで、私にも、色々なリクエスト
をして下さり、今までの実績にも「御墨付き」を頂き、大変に光栄でした
「オリーブ授業&講演会」をさせて頂く本渡中学校は、風光明美なビーチ近くにあります
1年生の教室を「電撃訪問」させて頂き、「ミニ・キャリア教育授業」をさせて頂きました
全生徒さんが真剣な眼差しで、「私の苦しかった修業時代のお話」等を聴いてくれました
1年生の教室での「給食準備風景」を見ていますと、自分の子供時代を思い出しますね
みんなで手を合わせて、感謝の気持ちを込め、有難く「給食をいただきます」
ユニークで活発な質疑応答をしながらの「楽しい給食風景」、なかなかいいものですよね
「根菜類の和風煮物」がメインの給食でしたが、みなさん完食していて素晴らしかったです
とても美味しく楽しいひと時でした。御配慮頂いた職員のみなさま、有難う御座いました
最後に1年3組の全員で記念撮影させて頂きました。良い記念になりますね!
10月23日に熊本県天草市立本渡中学校に伺い、1年生の「総合学習の時間」に、郷土料理を研究する生徒さん達向けに「天草の食材が主役のオリーブオイル料理教室」を開催させて頂きました。メニューは、「オリーブオイルを入れて炊く玄米御飯」、「白菜のざくぎりサラダ」、「ブリの和風カルパッチョ」、「あおさと白菜の和風スープ」、「オリーブ風味の焼きリンゴ」の5品と盛りだくさんでしたが、家庭科の大川先生、山内先生や、天草市オリーブ課の渡邊さんの御協力のもと、「私のデモンストレーション」と「生徒さん達の実習」の両方を無事にこなすことが出来ました。
まずは、「私のデモンストレーション」からスタートしましたが、全生徒さんが、私の動きの細かいところまで真剣に見つめる、その姿勢に感激致しました。いつも以上に、私のモチベーションも上がりまして、「熱血指導」になったことは、言うまでもありません(笑)。各テーブルに分かれ、生徒さん達の実習が始まりますと、「ただ作るだけでなく、前後の順番、段取りが大切であること」もアドバイスしていましたので、とてもスムーズに料理が進み、素晴らしかったと思います。
今回は、NHK、民放、ケーブルテレビと、3台のカメラが入って、取材もして頂きましたが、生徒さん達は、緊張する様子も無く、カメラの前でも、明るく楽しそうに振舞ってくれまして、有難かったですね。NHKとフジTV系の民放では、その日の夕方のニュースで早速、取り上げて頂き、好評だったようです。写真の数々を御覧頂きながら、料理教室の楽しかった様子を、みなさまにも共有して頂けたら嬉しく思います。
この企画に携わって下さったすべてのみなさんには、心より御礼を申し上げます。素敵な御縁を有難う御座いました。来年度もお伺い出来ることを楽しみにしています。
本渡中1年生向けの「天草産の食材が主役のオリーブ料理教室」が、これから始まります
まずは「上質なオリーブオイルの使い方」の説明から、授業はスタートしました
すべての生徒さん達の「真剣で前向きな眼差し」に感動し、モチベーションも上がりました
実際にカットしながら、「白菜の切り方と使い分けの方法」の説明をしているところです
「ブリの和風カルパッチョ」と「オリーブ風味焼きリンゴ」を持って、笑顔の1枚です
「お刺身」には、まず天然塩を振り、オリーブオイルと醤油をかけるのがポイントです
冬場に旨味が増す「生の白菜」とEXVオリーブオイルの相性は、抜群ですよ!
「あおさと白菜の和風スープ」にEXVオリーブオイルをかけると、コクと旨味がアップします
「オリーブオイル入り玄米御飯」は、ヌカ臭くなく、しっとりとして美味しいのでお勧めです
砂糖不使用でも、天然塩とオリーブオイルを使うと、とても美味しい「焼きリンゴ」になります
実習開始です。まずは「リンゴの上手なカット方法」をアドバイスしているところです
「料理は、楽しく心を込めて作ること」が大切ですので、みんな楽しそうにしていますね
男子生徒さん達も、一生懸命に頑張って料理してくれて、嬉しかったです
「焼きリンゴ」は、強めの火加減と多めのオリーブオイルを使うことが、美味しさの秘訣です
3社のテレビ取材を受けながらの試食風景ですが、とても楽しい雰囲気で良かったですよ
「オリーブオイル料理教室」を見学して下さった長濱校長先生にも、御試食して頂きました
すべてにおいて御協力して下さった、家庭科の山内先生と記念の1枚です
「オリーブオイル料理教室」を受講してくれた全生徒さん達と記念撮影させて頂きました
10月23日に熊本県天草市立本渡中学校に伺い、総勢801名の生徒さん達と全職員様の前で、「コグレ流・食育&キャリア教育」講演会を開催させて頂き、大好評でした。
天草は、本当に「自然の恵みの宝庫」であり、「本物に触れられる幸せに感謝することの大切さ」や、「大きな夢を持ち、それを実現させる方法」、「修業時代の辛いいじめに耐え抜いたお話」、「中学生の時のエピソード」、「オリーブオイルの活用術のお話」等々をテーマに、熱く語らせて頂き、アッという間の40分間でした。講演の最後には、生徒代表の方から、本日の講演の感想等を、素朴で飾らない表現で述べて頂き、会場中が、感動に包まれたように思います。801名の生徒さん達は、体育館の床に直接座り、身動きひとつせずに、真剣な表情で、私の講演を最後まで聴いて下さり、本当に有難かったですね。
講演後には、校長室に移り、長濱校長先生からも「今日の講演は、素晴らしかったです!生徒達の心にも浸み渡ったと思いますし、我々職員にも感動的な内容でした!」と、最大級の御言葉を頂きまして、とても光栄でした。本渡中学校出身の生徒さん達が、将来、自分の好きな道で一流になり、この素晴らしい天草の地で活躍して下さったら、最高に嬉しいですよね。
この講演会のために関わって下さったすべてのみなさんには、心より御礼を申し上げます。素晴らしい御縁を頂きまして、本当に有難う御座いました。次回も、また伺えるチャンスを楽しみにしています。
総勢801名の生徒さん達の前で「食育&キャリア教育」講演会を開催させて頂きました
生徒さん達は最後まで姿勢を崩さずに、真剣な眼差しで熱心に聴いて下さいました
この天草で大きな夢を実現し、将来は「自分の好きな仕事」で大活躍して欲しいですよね
中学校職員のみなさんも、全員が私の講演を真剣に聴いて下さり、有難かったです
最後に生徒代表の方から、とても嬉しい「感謝の言葉の数々」を頂きまして、感動しました!
12月に入り、朝晩の冷え込みが一段と増してきましたが、みなさまは、御元気でお過ごしでしょうか。今日は、寒い日の朝食やおやつにピッタリの「丸ごと焼きバナナのオリーブ風味」を御紹介させて頂きます。
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<作り方>
①バナナは、丸ごと200℃くらいのオーブンレンジに入れて、皮が真っ黒になるまで、10分程度焼きます。
②お皿に乗せ、切り込みを入れて開いたら、軽く天然塩を振り、上質なEXVオリーブオイルをかけるだけで、美味しい焼きバナナの完成です。
③お好みで、粗挽きのブラックペッパーやシナモンパウダーを振ってもいいですね。
是非、みなさまも、バナナとオリーブオイルの相性の良さを手軽に体験してみて下さいね。
バナナは、丸ごと200℃くらいのオーブンレンジで、10分程度焼きます
皮全体が真っ黒になり、触って柔らかくなれば、焼き上がりです
皮に切り込みを入れて開き、天然塩とEXVオリーブオイルをかけます
EXVオリーブオイルは、たっぷりかけた方が美味しいですよ
お好みで、ブラックペッパーやシナモンパウダーをかけてもいいですね
寒い時期の朝食やおやつにピッタリの「丸ごと焼きバナナのオリーブ風味」です
12月6日に、地元船橋市立七林中学校に伺い、PTAのみなさま向けに「食育講演会」を開催させて頂きました。テーマは、「世界を駆け巡る料理人が語る、大人の食育、子供の食育」でしたが、御参加して頂いたみなさまには、最後まで、熱心に聴いて頂き、本当に有難く思っています。
今回の企画実現にあたりましては、私の母校・二宮中学校の1学年先輩でもある平田篤利教頭先生に、かなりのお力添えを頂きました。(ちなみに、二宮中学校は、民主党・野田佳彦首相の母校でもあります。)
卒業して36年経ち、こうしてまた、当時の先輩方に、仕事を通してお会い出来るのは、不思議な感じも致しますが、「地元の絆、母校の絆」も大切にしてゆきたいと思っています。
講演の内容としましては、「中学時代のエピソード」からスタートしまして、「料理の道を志したきっかけ」、「世界の食文化の今」、「便利な食生活の裏側にあるもの」、「オリーブオイルの効能やカンタンレシピ」、「質疑応答」等々、90分間に、かなり中身の濃いお話しをさせて頂きました。
講演の途中には、世界№1のオリーブオイル「ラビダ・クラシックレーベル」の試食をして頂いたり、御肌に塗って頂いて、その良さを体験して頂きましたが、講演終了後には、多くのみなさまにオリーブオイルや私の著書も買って頂きまして、とても嬉しかったですね。その後も、ほとんどの方が会場に残って、熱心な質疑応答が続き、「食の大切さ」を理解して下さっている親御さんが多いことに感激致しました。
講演会に御参加下さったみなさま、そして、運営に御協力頂いた七林中学校の職員のみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。次回は、生徒さん達にも講演させて頂きますので、宜しくお願い致します。
船橋市立七林中学校は、ウチから車で20分くらいの地元にあります
この日は、PTAのみなさん向けの「大人の食育・子供の食育」と題した講演会でした
講演会は、剣道の胴着に囲まれた武道場で開催されました
いつものように「熱のこもった講演会」となりました
永井邦保校長先生をはじめ、多くの職員のみなさまにも御参加頂きました
EXVオリーブオイルは、試食用と御肌用に分けましたが、同じものです
お父さん達にも、EXVオリーブオイルをパンに浸けて試食して頂きました
EXVオリーブオイルは、保湿に優れたハンドクリーム代わりにもなります
楽しい雰囲気の中で、中身の濃い講演会になりました
講演終了後には、著書とオリーブオイルの販売もさせて頂き、大人気でした
講演終了後も、多くの方々が会場に残って、熱心な質疑応答が続きました
講演会開催のためにお力添え頂いた母校・二宮中の先輩、平田篤利教頭先生です
朝晩の冷え込みが一段と厳しくなってきましたが、みなさまは、如何お過ごしでしょうか。昔から「冬には、冬が旬の野菜を美味しく食べることで、体が温まる」と言われています。それが「自然の摂理」であり、「自然の世界」、「自然のサイクル」は、実にうまく出来ているなと思います。
冬に旬を迎える野菜の代表と言いますと、「カボチャ」、「カリフラワー」、「ブロッコリー」、「レンコン」、「人参」等がありますが、それらの野菜にEXVオリーブオイルを「かけるだけ」で、野菜の持つ旨味が引き出され、とても美味しく食べて頂くことが出来ます。
基本的に「生で食べられるもの」には、軽く天然塩を振り、EXVオリーブオイルをかけて頂ければ、それでOKなのですが、「ボイルした方がよいもの」は、軽くボイルしてから天然塩を振り、EXVオリーブオイルをかけて頂きます。お好みで、醤油やポン酢を少したらして頂いてもいいですね。
みなさまも、この「方程式」を覚えて頂き、冬が旬の野菜をたくさん食べて、風邪などひかずに、寒い冬を乗り切りましょうね。
「カボチャ」は、蒸すかボイルしてから天然塩を振り、EXVオリーブオイルをかけて頂きます
「カリフラワー」は、軽くボイルしてから天然塩を振り、EXVオリーブオイルをかけて頂きます
「ブロッコリー」も、軽くボイルしてから天然塩を振り、EXVオリーブオイルをかけて頂きます
付け合わせのパプリカも同様にボイルしています
「レンコン」は、軽くボイルしてから天然塩を振り、EXVオリーブオイルをかけて頂きます
軽く散らした「炒りごま」との相性も抜群ですよ
「人参」には、ボイルしてから天然塩とEXVオリーブオイルをかけ、「炒りゴマ」も散らします
11月中旬に、墨田区東駒形の「イチジク製薬(株)」様にお伺いし、社員様向けに「オリーブ講演&試食会」を開催させて頂きました。
まずは、社長の今川拓一様から、この講演会の主旨の説明と、私の経歴紹介をして頂き、私が2009年に出演させて頂いた「情熱大陸」のダイジェスト版を見て頂いてから、和やかな雰囲気の中で、お話をスタートさせました。講演内容としましては、「母の実家もある墨田区と私の想い出話」から始まり、「便利な食生活の裏側にあるもの」、「オリーブオイルの効能と使い方」、「オリーブオイルレシピのあれこれ」等々、充実した内容で、アッという間の90分間でした。
御試食メニューは、「オリーブオイルを浸けて食べるバケット」、「ざく切りキャベツのサラダ」、「オリーブオイルを入れて炊く玄米御飯」、「味噌オリーブソースのワカメパスタ」の4種類でしたが、興味津々なみなさんの前で、パスタ等の実演もさせて頂き、とても盛り上がりました。
イチジク製薬様の「健康を追求した企業理念」と、私の「オリーブオイルで健康づくり」という方向性が一致し、今後、色々な場面で、コラボさせて頂けそうです。スカイツリーだけではない墨田区から「健康への情報発信」をさせて頂けることを嬉しく思っております。
この素晴らしい御縁を下さった「下町・さくらタイムス」の阿部英利編集長様には、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。これからも、下町活性化のために頑張りますので、宜しくお願い致します。
はじめに今川社長様から、この講演会の主旨と私の経歴の御紹介をして頂きました
私が出演した「情熱大陸」のダイジェスト版を見て頂いてから、講演会がスタートしました
普段、工場で作業しているみなさんにも御参加して頂き、真剣に
聴いて頂きました
御試食用オリーブ料理の盛り付けや配膳も、手際良くみなさんに手伝って頂きました
「オリーブオイルを入れて炊いた黒米入り玄米御飯」は、事前に用意しておきました
茹で上がったパスタにEXVオリーブオイルを、たっぷりと絡ませて
いるところです
「特製味噌オリーブオイルソース」をパスタに加えて、素早く混ぜ
合わせます
みなさんの目の前で、ポイントを解説しながら、パスタを盛り付けて
いるところです
「味噌オリーブ風味のワカメパスタ」は、本当に美味しくて、普段もよく食べています
熱心なみなさんからの「質疑応答コーナー」も、活発に盛り上がり、楽しかったですね
12月中旬に、浅草にある老舗ふぐ料理店「辻むら」さんに伺い、「オリーブオイル講習会」をさせて頂きました。「オリーブオイルで、ふぐ料理の可能性を広げたい」とおっしゃる店主の辻村勇さんから、直々にオファーを頂いて実現した企画なのですが、上質のEXVオリーブオイルであれば、ふぐとの相性が良いことは分かっていましたので、喜んで伺わせて頂きました。
まずは、「ふぐのお刺身」ですが、天然塩を振り、私イチオシの「ラビダ・クラシックレーベル」をかけて食べて頂きますと、みなさんから「美味しい!」との声があがり、とても感激して頂けた様子でした。
次に、「ふぐの唐揚げ」ですが、レモンを絞り、EXVオリーブオイルをかけて食べて頂きますと、「とてもアッサリと食べ易くなるのですね!」とか「ふぐの旨味が引き立ちますね!」との有難いコメントをたくさん頂きました。
最後に「ふぐ鍋」ですが、昆布と天然塩とふぐだけでも美味しい出汁が出るところを、さらにEXVオリーブオイルを加えることで、とてもコクがあり、味わい深い出汁になりました。ポン酢やもみじ卸しとEXVオリーブオイルの相性も良く、すべてにおいて「ふぐとEXVオリーブオイルの相性が良いこと」を分かって頂くことが出来ました。
次回は「すっぽんとEXVオリーブオイルの相性」について講習させて頂く予定です。どんな美味しさになるのか、今からとても楽しみですね。
「辻むら」さんは、浅草の老舗ふぐ料理店として人気があり、とても有名です
「ふぐの刺身」には、天然塩を振り、EXVオリーブオイルをかけて食べて頂きました
「ふぐの唐揚げ」には、レモンを絞り、EXVオリーブオイルをかけると美味しいですよ
「ふぐの鍋」にEXVオリーブオイルを加えることで、出汁の美味しさがアップします
「ふぐとポン酢」、EXVオリーブオイルの相性は抜群でしたね
「雑炊」にEXVオリーブオイルをかけますと、味に深みが出て軽い味わいになります
「辻むら」店主の辻村さん御夫妻には、とても満足して頂けた講習会でした
まだ20代の若き板前・上兼君も、EXVオリーブオイルの奥深さに感動していました
人通りの無い、帰り道の「仲見世」には、すでに正月飾りがしてありました
12月18日に千葉市生涯学習センターに伺い、千葉地区食育推進大会の「基調講演」をさせて頂きました。
テーマは「大人の食育、子供の食育」でしたが、話題は「私の子供の頃の食のエピソード」から始まり、「千葉の伝統的食文化のお話」や「便利な食生活の裏側のお話」、「食品添加物の解説」、「デトックス(排毒)作用のある食材のお話」、「オリーブオイルの効能のお話」等々、90分間の中で多岐に及び、最後の「質疑応答」も活発に繰り広げられて、とても盛り上がりました。
講演の途中には、私イチオシのEXVオリーブオイル「ラビダ・クラシックレーベル」を御肌に塗って頂き、その品質の良さを体験して頂きましたが、会場からは、絶賛の声が相次ぎ、講演後のオリーブオイル販売会では、かなりの本数が売れました。
今回、御来場下さったみなさまは、食に対する意識がとても高い方ばかりで、「地域の食育推進委員」をされていらっしゃる方も多く、次回の講演のオファーを何人もの方々から頂きましたが、とても有難いことだと感謝しています。私は、生まれも育ちも千葉県ですから、地元から「食を通した健康づくり」を全国に発信して行きたいと思っていますし、「食を通して、全国を元気に活性化させて行きたい」と思っています。
この度の貴重な御縁を下さった「千葉農業事務所・企画振興課」のみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。次回は「料理講習会」も喜んでさせて頂きますので、宜しくお願い致します。
開放感のある「千葉市生涯学習センターホール」で食育の講演をさせて頂きました
「食の意識が高い」地元のみなさま、200名様以上に御来場頂き感謝しています
エントランスでは、各団体の食育活動の展示等もあり、かなり盛り上がっていました
私の基調講演は「大人の食育、子供の食育」がテーマでした
話題は、私の体験に基づいた多岐に渡る内容で、アッと言う間の90分間でした
上質のEXVオリーブオイルを御肌に塗って、その「品質の良さ」を体験して頂きました
講演後の「私の著書とオリーブオイルの販売会」は、かなりの人気でした
私の著書とオリーブオイルには、おひとりずつ丁寧にサインをさせて頂きました
12月24日に、浅草の老舗ふぐ料理店「辻むら」さんに伺い、「すっぽんとオリーブオイルの相性」をテーマに講習会をさせて頂きました。前回の「ふぐ料理」と同様に、「すっぽん」から出た濃厚な和風スープと、上質なEXVオリーブオイルの相性は抜群で、スタッフのみなさんも「目からウロコ」と、感動の面持ちでした。
まずは、「すっぽんの血」にオレンジジュースとEXVオリーブオイルを加えて、飲んでみました。全然、クセも無く、とても飲み易かったですね。次に「すっぽんの新鮮な臓物(卵や肝、心臓等)」にEXVオリーブオイルと醤油をかけてみますと、とても食べ易く、言われなければ「臓物」とは分からないくらい美味しかったです。メインは、焼き葱や白菜、豆腐等を加えた「すっぽん鍋」ですが、この濃厚なスープに上質なオリーブオイルが加わりますと、とても軽くなり、これこそ、まさに「究極のスープ」ではないかと思いました。最後の「雑炊」にも、EXVオリーブオイルを加えてみましたが、スープの旨味を吸収したお米とオリーブオイルの相性が良く、とても満足感のある美味しさでした。素材の旨味を引き立たせるEXVオリーブオイルは、「伝統的な日本の食文化」にも、ピッタリと合うことが分かり、とても嬉しい講習会となりました。店主の辻村さん、有難う御座いました。
浅草の老舗ふぐ料理店「辻むら」さんで「すっぽんとオリーブオイルの相性」をテーマに
講習会をさせて頂きました
「すっぽんの血」に、オレンジジュースとEXVオリーブオイルを加えると、すごく飲み易いです
「すっぽんの臓物(卵、肝、心臓等)」にEXVオリーブオイルと醤油をかけると美味しいですよ
焼き葱や白菜、豆腐の入った「すっぽん鍋」は、とても濃厚で奥深い味わいでした
極上スープの「すっぽん鍋」にも、上質なEXVオリーブオイルを加えてみました
EXVオリーブオイルを加えることで、素材それぞれの旨味が見事に引き出されます
スープの旨味を充分に吸収したお米とEXVオリーブオイルの相性は、もちろん抜群です
「すっぽん料理とEXVオリーブオイルの相性の良さ」に、思わず笑みがこぼれました
隅田川沿いから見るスカイツリーは、クリスマスバージョンで
「キャンドル」をイメージしたライトアップでしたが、凛とした空気
の中で素晴らしく奇麗でした!
昨日(12月28日)、銀座テアトルシネマで上映されている、ジャンレノ主演の映画「シェフ!三つ星レストランの舞台裏へようこそ」を観て来ました。フランス料理界が誇る一流シェフが監修しているだけあり、レストラン厨房内で繰り広げられるスリリングなシーンの数々は、とても臨場感がありましたし、時に、ジャンレノ流のユーモアが程良いスパイスになっていて「夢」があり、アッと言う間の80分間でした。特に、ジャンレノが「ちょんまげ姿」になり、片言の日本語を喋るシーンでは、会場中が爆笑の渦になり、「さすが!ジャンレノ」と感心致しました(笑)。私も、27年前のフランス・リヨンでの修業時代を思い出し、また、フランスに行きたくなりましたね。パンフレットに書かれていた「愛と美味しい料理があれば、人生は三つ星」というフレーズがいいですね。好きな料理を仕事に出来て、全国のみなさまに喜んで頂ける私は、つくづく「幸せ者だな!」と思いますし、夢中で修業に励んだ頃の「初心」に戻ることが出来まして、この年の瀬に、とても素晴らしいひと時を過ごさせて頂きました。ジャンレノから貰ったパワーで、来年も頑張りますので、宜しくお願い致します。
「ジャンレノ」と「ミカエルユーン」のシェフ姿が、とても似合っていて
カッコ良かったですね!
時に、コミカルで夢に溢れ、「さすが!ジャンレノ!」と感心致しました
食通のジャンレノからの「誰と美味しい食事をするかが大切」というメッセージはいいですね!
「家族の団欒」、「食育」にもつながる、とても素晴らしいメッセージだと思いました
みなさま、朝晩の冷え込みが厳しい年の瀬ですが、如何お過ごしでしょうか?こんな寒い時期には「熱々のおでん」が恋しくなりますが、「おでんとEXVオリーブオイルの相性」は抜群で、仕上げにEXVオリーブオイルをかけるだけで、「淡泊な練り物の美味しさ」が引き立ち、「満足感」につながります。日本人の「魚離れ」が進んでいますが、良質な魚を原料にした「練り物」は、お年寄りやお子さん達でも食べ易いですから、是非、EXVオリーブオイルをかけて、たくさん美味しく食べて頂きたいですね。
ちなみに、今回使わせて頂いた「練り物」は、リン酸塩を含め、一切の合成添加物を使っていない「安全で美味しい本物の練り物」ばかりです。焼津の「丸又」さんで、愛情込めて手造りしていますので、是非みなさまも応援して下さいね。
「丸又」さん問い合わせ先 TEL 054-627-1161
「おでん」の仕上げに「上質なEXVオリーブオイル」をかけると、美味しさがアップします
良質な魚のすり身を使った「練り物」をたくさん食べて、「魚離れ」を食い止めましょうね
みなさま、大晦日の今日は、如何お過ごしでしょうか?今年も、私のブログにお付き合い頂きまして有難う御座いました。これからも、ひとつずつ丁寧に時間をかけて書いて行きますので、宜しくお願い致します。
今年は、「食を通した地域活性化」の仕事が増えまして、全国で御指導させて頂きました。この貴重な御縁を下さったみなさま、本当に有難う御座います。特に、天草での御指導は、今年で4年目になり、私が思い描いていたものが実を結び始めて、嬉しい限りです。11月下旬にも天草に伺い、2日間に渡って、旅館やホテル、民宿、飲食店等に携わっているみなさまを対象に、「プロ向けオリーブオイル料理講習会」を開催させて頂きましたので、そのレポートをさせて頂きます。
会場となりました、五和町のコミュニティーセンター「おおくす」には、お忙しい仕事の合間を縫って、多くのみなさんにお集り頂きました。2時間弱という短い時間内でしたが、下拵えにも時間をかけまして、10品を解説付きで作らせて頂きました。もちろん、食材は、すべて地元天草産です。最後まで真剣に受講して下さった会場の様子を写真で振り返りたいと思います。
まずは、10品の「オリーブオイルクッキング」の簡単なポイント説明からスタートしました
大勢のプロのみなさんに、最後まで熱心に受講して頂き、本当に感謝しています
天草市宝島観光協会のみなさんにもお手伝いして頂きました。この写真は、ブリのお刺身
「カルパッチョ」の盛り付けをしているところです
EXVオリーブオイルと醤油を3対1でかけただけの「ブリのカルパッチョ」です
ゆず胡椒を塗り、オリーブオイルをかけた「ブリのカルパッチョ」です
軽く和風スープで煮ておいた「切干大根」に、EXVオリーブオイルをかけているところです
「切干大根」に、ボイルした「ヒジキ」を加えて完成です。サラダ感覚で食べられますよ!
「ざく切りキャベツ」にEXVオリーブオイルと醤油を加え、混ぜただけ
のシンプルサラダを盛り付けしています
シンプルながら美味しい「ざく切りキャベツのオリーブ醤油風味サラダ」の完成です
キャベツをEXVオリーブオイルでサッと炒めるだけでも、甘味が出て美味しいですよ
水に浸した玄米にEXVオリーブオイルと天然塩、醤油、炒りごまを加えて炊きます
炊き上がりの玄米を混ぜているところですが、「とても美味しい!」と
大好評でした
EXVオリーブオイルを絡ませた「リンゴ」をオーブンで焼くと、とても甘くて美味しくなります
砂糖不使用でも甘くて美味しい「オリーブ風味の焼きりんご」が完成しました
和風出汁に浸した「キクラゲ」にオリーブオイルをかけると、美味しいサラダになります
ボイルしただけの「ブロッコリー」にEXVオリーブオイルと天然塩をかけると美味しいですよ
「アオサ」が入った和風スープの仕上げにEXVオリーブオイルを
かけると風味が増しますよ!
味噌とEXVオリーブオイルを混ぜた「特製万能ソース」を作っているところです
天草の有名店「福伸」、「利休」のスタッフのみなさんにも、お手伝いして頂きました
10月にNHKでも紹介して頂いた「味噌オリーブ風味のチキンソテー」が出来上がりました
「初日」の御試食風景です。この日は、宿泊業のみなさまが中心で、盛り上がりましたよ
「2日目」の御試食風景です。この日は、飲食業のみなさまが中心で、大好評でしたね
「天草プリンスホテル」さんからは、9名様もお越し下さり、お手伝いもして頂きました
「福伸・利休」社長の福田丈人さん(左)や、上天草市観光協会会長で「ろまん館」社長の
千原光明さん(右)にもお越し頂きました。お忙しい中、本当に有難う御座いました
みなさま、新年あけましておめでとうございます。今年も、宜しくお願い致します。
昨年も、出張料理人として、海外を含めた全国に伺わせて頂き、たくさんの素晴らしい御縁を頂きました。今年は、3月上旬にマガジンランド社さんから「オリーブオイルレシピ本」が発売される予定です。今までにない、インパクトのある本になりそうですが、「オリーブオイルで健康に!」をキーワードにして、これからも、その普及活動や「食を通した地域活性化」のお手伝いを頑張りますので、応援を宜しくお願い致します。この写真は、「野菜のてんぷら」ですが、揚げ油にも、出来ればオリーブオイルを使って頂き、上質なエキストラバージン(EXV)オリーブオイルをソースとして浸けて食べて頂きますと、野菜それぞれの持ち味が引き出され、とても軽い味わいになります。今年も、美味しい野菜をたくさん食べて健康になりましょう!是非、EXVオリーブオイルを、いつもの料理に取り入れてみて下さいね。みなさまのお役に立つ「超カンタン・ヘルシーレシピ」も、このブログ内とフェースブックで、たくさん御紹介させて頂きますので、御期待下さいませ。
「野菜のてんぷら」に天然塩を振り、EXVオリーブオイルを浸けて食べると、すごく美味しく
なりますので、是非、お試し下さいね
みなさま、2013年の幕開けを如何お過ごしでしょうか?そろそろ「おせち料理」にも飽きてくる頃かと思いますが、そんな時にお勧めなのが「EXVオリーブオイルで焼く餃子」です。私お勧めの餃子の中身の割合は、野菜と肉が7対3なのですが、野菜は、サッとボイルし、刻んでから、挽肉、EXVオリーブオイルと一緒に混ぜておきます。フライパンを十分に熱くしたら、EXVオリーブオイルを加え、餃子を焼いていきますが、仕上げに、もう一度EXVオリーブオイルと、ゴマ油を少々かけると、風味が増します。ソースとしても、もちろんEXVオリーブオイルを使って下さいね(笑)。お好みで醤油やゆず胡椒、唐辛子等を加えると、餃子の美味しさが、グッと引き立ちますから、色々とお試し下さい。ヨーロッパには、「ラビオリ」という「パスタ生地でミンチ等の具材を包んだ料理」がありますが、餃子を「アジア風ラビオリ」と考えれば、EXVオリーブオイルとの相性がいいことも御理解頂けると思います(笑)。
「脳の70%は油分であること」を御存じでしょうか?「油断大敵」ということわざがありますが、「精製していない上質な油を摂ることが大切で、そうすると脳が活性化しますよ!」という意味だと思います。今年も、体にいいEXVオリーブオイルを使った「超カンタンレシピ」をたくさん御紹介させて頂きますので、みなさまも食卓にEXVオリーブオイルを置いて頂き、身近な健康食品として手軽にお使い頂いて、益々健康になって頂けたら嬉しいです。
いつもの「焼き餃子」に、EXVオリーブオイルをかけて食べると美味しさがアップしますよ
「餃子」を焼く時にもEXVオリーブオイルを使うと、軽い仕上がりになります
焼き上がりにEXVオリーブオイルとゴマ油を少々かけると、風味が引き立ちます
昨年11月下旬に、天草市内・肥後銀行ホールを会場にして、天草経済同友会様が主催の月例会にて「天草の素晴らしい食材とオリーブの魅力」と題した講演会をさせて頂きました。内容は「天草の豊富な食材の解説」からスタートしまして、「オリーブの魅力」、「食を通した地域活性化の成功への道筋」、「海外の魅力的な食文化のお話」等々、話題は実に多岐に渡り、アッと言う間の90分間でした。
講演会の前には、私が出演させて頂いた「情熱大陸」を御覧頂きながら、今回が初御披露目となる「和風オリーブオイル弁当」を食べて頂きました。私は、試作の段階から、何回も同じ物を食べていますが、本当に美味しくて、毎日でも食べたくなりますね。御試食して頂いたみなさんからは、「本当にヘルシーで美味しいです!」と絶賛して頂き、薬膳農家レストラン「凪」さんのみなさんと頑張った甲斐がありました。
これからも、オリーブをひとつのきっかけにして、「天草の豊かな自然の恵み」に感謝の気持ちを持ち、まずは、地元のみなさんに「オリーブオイルクッキング」を楽しんで頂きたいと思っています。それが、本当の意味での「地域活性化の第一歩」なのだと思いますし、その成功事例を全国に発信して、日本中を元気にしていけたら最高ですよね!
天草宝島観光協会会長の横島龍一さんをはじめ、この企画のために頑張って下さったみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
「天草の素晴らしい食材とオリーブの魅力」をテーマに、天草経済
同友会様の会場で、講演させて頂きました
会場は、超満員になり、熱心に講演を聴いて頂いて、とても有難く思っています
初御披露目となった「和風オリーブオイル弁当」を食べて頂きながらの講演会でした
「とてもヘルシーで美味しい!」と大好評で、これからファンが増えそうですね
すべて天草の食材で作った「自信作」です。私が描いた「イラスト説明書」をフタに貼りました
船橋にあります「コグレオリーブ農園」で栽培している「金柑(キンカン)」が食べ頃になりました。「金柑」は、生命力が強く、どんどん実がなることから、「長寿・子孫繁栄の象徴」として、中国の旧正月(2月)には、各家庭で、大きな金柑の鉢が飾られていることを思い出しました。
「金柑」は、特に、抗酸化物質が豊富な「皮の部分」が甘くて美味しいですから、丸ごと、その生命力を頂いて、風邪などを予防する「自然の免疫力」を高めたいですね。
今回は、その「金柑」の美味しい食べ方を御紹介させて頂きます。まず、2等分にカットし、種だけ除いたら、軽く天然塩とブラックペッパーを振ります。そこにエキストラバージン(EXV)オリーブオイルをかければ出来上がりなのですが、しばらく置きますと、皮の部分にまでオリーブオイルが浸み込み、とても食べ易くなります。あれば、フレッシュミントを添えますと、春らしい感じになりますね。「金柑」を食べて残ったオリーブオイルは、捨てずにパンに浸けて食べてみて下さい。金柑のジュースとオリーブオイルが見事に融合した、とても美味しいソースに変身していることでしょう!是非、みなさまも、一度お試し下さいね。
とてもカンタンで美味しい「金柑のオリーブオイル風味」を是非、お試し下さいね
生命力が強く、どんどん実がなる「金柑」は、中国でも「長寿・子孫繁栄の象徴」です
まずは、種を取り、軽く天然塩を振って、旨味を引き出します
味のアクセントとして、粗挽きのブラックペッパーを振ります
上質のEXVオリーブオイルをかけて、しばらく馴染ませれば出来上がりです
2月の下旬に、大分市内の老舗呉服店「なかの座」様にお伺いし、「宝飾展示会のおもてなしの御料理」を作らせて頂きました。
実は、1月末に、天草市内で転倒し、両足の小指を骨折してしまい、緊急手術をして頂きまして、その後も2週間以上入院していましたので、この催事にお伺いするのは難しいかと思っていたのですが、何とか、リハビリを頑張りまして、足を引きずりながらも、みなさまの御協力で、4日間に約400人分の御料理を作ることが出来ました。
今までは「普通に歩けること」を「あたりまえ」と思っていましたが、骨折して初めて「車いす」や「松葉杖」、「ブーツのような装具」の御世話になり、「思うように歩けない体験」をしますと、いかに「あたりまえの生活が幸せであるか」を実感出来まして、あらゆることに「感謝の気持ち」でいっぱいになりますね。
御食事会では、焼き立てのパンに世界№1のEXVオリーブオイル「ラビダクラシックレーベル」を浸けてお召し上がり頂いたり、御化粧品として、御肌に塗って頂いたりしました。また、和風出汁がベースの「もずくとキャベツのスープパスタ」にもEXVオリーブオイルをかけて食べて頂き、和風テイストとオリーブオイルの相性の良さも実感して頂きました。
ヘルシー志向を反映してか、オリーブオイルに対する意識が高いお客様が多く、「活発な質疑応答」もありましたが、これからもオリーブオイルを食卓に置いて頂き、大分の新鮮な食材や、身近な食事に使って頂けたら有難いですね。
この企画に携わって頂いたツカモト(株)のみなさま、なかの座様のみなさま、本当に色々と助けて頂きまして有難う御座いました。心より、御礼を申し上げます。
大分市内の老舗呉服店「なかの座」様で、おもてなしの御料理を作らせて頂きました
1日5-8回に分けて御食事会をさせて頂きましたが、毎回大盛況で有難かったです
足の骨折が完治していませんので、大きめなサンダル履きで失礼させて頂きました
仮設キッチンでは、なかの座様のみなさんにも、盛り付け等のお手伝いをして頂きました
焼き立てのパンと上質なオリーブオイル、和風テイストのオリーブパスタをご用意しました
帰りの飛行機から見えた富士山は、穏やかに雪化粧しており、とても美しかったです
2月18日に天草市五和町コミュニティーセンターを会場に「神秘のシャングリラ・ブータンを訪ねて」と題した講演会を開催させて頂きました。
「GNH・国民総幸福量」で注目されているブータンを何度か訪れている私が、ブータンの人々の暮らしぶり(衣・食・住・家族関係)の解説をさせて頂きながら、「なぜ、経済発展よりも国民の真の幸福を国家の目標にしているのか」、「日本人が忘れかけている幸せの国ブータンの思想とは」等々について、体験談を交えながら、分かり易くお話させて頂きました。そして、これを機会に、ブータン以上に素晴らしい伝統的文化が残されている天草のみなさんにも「本当の幸福とは何か」を考えて頂くきっかけになれば嬉しいですね。
この講演会に呼んで下さった「五和まちづくり協議会」、「天草市」関係者のみなさまには、心より御礼を申し上げます。スライドを事前に用意して頂いたり、本当に有難う御座いました。
「ブータンの幸福度数」がテーマの講演をさせて頂くのは初めてで
したが、天草のみなさんの心に響く良いお話が出来たと思います
私が撮影した写真を見て頂きながら、「ブータンの人々の暮らしぶり」を幅広く解説をさせて
頂きました
「ブータンの食文化」のお話には、特に熱がこもりました(笑)
「伝統的食文化」を良い形で次の世代に遺していくことが大切ですね
講演後の著書の販売コーナーも大好評で、有難かったです。お子さん向けの「食の大切さ」
がテーマの講演の依頼も頂きました
2月16、17日に、天草市本渡港特設会場で「天草食の祭典2013」が、盛大に開催されました。
じつは、1月29日に天草市内で両足小指を骨折し、市内の病院に手術入院していたために、このイベントへの出席は難しいと思っていましたが、懸命のリハビリの甲斐ありまして、何とか特製装具を履きながら、松葉杖もつかずに会場に立つことが出来ました。この奇跡のために、一生懸命に治療・ケアをして下さった病院関係者のみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいですし、本当に有難う御座いました。
「食の祭典」の前日、15日の夕方には、設営中の会場内で人気生番組「テレビタミン」(KKTくまもと県民テレビ)の生中継も入り、私も、解説役として出演させて頂きました。毎日先着100名様を対象にチケットを販売させて頂き、「オリジナルオリーブオイル料理」をビュッフェ形式でお楽しみ頂くという夢のような企画のナビゲーターをさせて頂いたのですが、御料理を作って下さるのは、市内の人気飲食店、宿泊施設のみなさんでして、「手抜き一切無しの愛情溢れる逸品ぞろい」でしたから、レポーターのおふたりも試食して大感激の様子でした。目の前は、岸壁で、北風が強く、底冷えの寒さでしたが、飲食店、宿泊施設のみなさんは、番組のために早くから御料理の準備をして下さり、その甲斐あって「最高の美味しさ」を、多くのみなさんに画面からお伝え出来たと思います。たくさんの感謝の気持ちを胸に、明日からの本番も頑張ります!
「天草食の祭典2013」のスケジュールを見ますと、魅力的なイベント
がいっぱいで嬉しくなりました(笑)
天草が誇るゆるキャラ「キャプテン海道くん」も、明るく元気に参加してくれました
「テレビタミン」の生中継が入り、KKTくまもと県民テレビの中継車の前で記念の1枚です
市内の飲食店、宿泊施設のみなさんの力作揃い「オリジナルオリーブ料理」を撮影中です
底冷えのする寒さの中、生中継が始まりました。レポーターは、広崎みささんと中華首藤
さんのおふたりですが、素晴らしい御料理に感激していましたね
共演してくれた「キャプテン海道くん」のリアクションに、思わず爆笑してしまいました
「オリーブ料理」を持って記念撮影です。広崎みささんは「オリーブゆず胡椒風味の太巻き」
が気に入った様子でした
撮影用の御料理を早くから作って下さったみなさんと記念撮影させて頂きました。みなさん
本当に御協力を有難う御座いました。感謝の気持ちでいっぱいです
2月16、17日に本渡港特設会場で開催されました「天草食の祭典2013」のメインイベントでもある「オリジナルオリーブ料理バイキング」は、大盛況でした。
両日ともに、朝10時から、先着100名様に入場券を販売したのですが、これがすぐに完売致しまして、開場前の11時半には、すでに長蛇の列でした。
出店して頂いたのは、市内の人気飲食店や宿泊施設のみなさんでして、中には「オリーブオイルを使うのが初めて」というお店もありましたが、私が事前にレシピのアドバイスをさせて頂きましたので、全16店舗のみなさんは、一生懸命に頑張って、とても素晴らしい「逸品」を作って下さいました。
それぞれの御料理の詳しい解説は(3)でさせて頂きますが、まずは、会場の熱気、美味しい空気を写真を交えながらお伝えしたいと思います。
本渡港近く、熊本県漁連ビルの2階が「オリーブ料理バイキング」の会場でした
開場時間前から、大勢のみなさんに並んで頂き、とても有難かったです!
1日8店舗、計16店舗の飲食店、宿泊施設のみなさんに御協力して頂きました。手前、民宿
イルカ館さんの「海鮮パエリア」も本格的な味付けで大好評でしたね
手前から「ブイヤベース」が美味しい民宿・光浜荘さん、「天草大王オリーブ風味」のピュア
9さん、「ヘルシー玄米雑炊」のひよりさんです。どのお店もレベルが高く、超お勧めですよ!
海鮮問屋さんは、熱々の「アヒ―ジョ(オイル煮)」を味わって頂こうと、頑張っていました
民宿・光浜荘さんは、手間のかかる「ブイヤベース」の盛り付けを丁寧にして下さいました
有明町の民宿・あさひ荘さんの、地元名物の「タコを使った和風マリネ」も美味しかったです
薬膳農家レストラン・凪さんの「オリーブスープラーメン」も美味しいですよ!これから、熱々
特製スープをかけてお出しします
旅館・海心さんは、オリーブオイルを加えた酢味噌が美味しい「鯛の焼き物と菜花」を用意
して下さいました
会場は、アッと言う間に超満員になり、美味しそうな笑顔がいっぱいで嬉しくなりました
私は「ナビゲーター」として、オリーブオイル料理の解説を分かり易くさせて頂きましたが
超満員の会場の熱気に押されっ放しでしたね(笑) 御参加して下さったみなさん、有難う
ございました。心より、御礼を申し上げます
「食の祭典2013」のメインイベントである「オリジナルオリーブ料理バイキング」に参加して下さった天草市内の人気飲食店と宿泊施設のみなさんの「逸品」を御紹介させて頂きます。
全16店舗のみなさんが、普段の営業で御忙しい中、オリーブオイルという新しい食材にチャレンジし、試行錯誤を重ねながら、時間と愛情をたっぷり注いで作って下さった御料理の数々は、ひと目見ただけでも美味しそうでしたし、多くの御来場者の心に響いたと思います。このイベントが、来年以降も続き、多くの方々に「オリーブオイル料理の素晴らしさ」を知って頂けたら、嬉しいですね。エントリーして下さったみなさん、本当に有難う御座いました。心より御礼を申し上げます。
地元で人気の中華料理店「アスター」さんは、オリーブオイルを生地に混ぜ込んだ自家製
麺に、デコポン汁とEXVオリーブオイルを混ぜた特製ソースを合わせた「麺サラダ」でした
私も、プライベートで何度も食べていますが、本当に絶品だと思います!
有明町の「民宿・あさひ荘」さんは、地元名物でもある「タコと有機野菜の和風マリネ」を作っ
てくれました。御飯のおかずにもピッタリで、毎日食べたくなる美味しさですよ
地元で人気の太巻き専門店「うまかや」さんは、しゃりにEXVオリーブオイルを混ぜ、芯にす
る厚焼き卵には、EXVオリーブオイルとゆず胡椒を馴染ませるという作戦に出ましたが、こ
れがとても美味しくて、テレビのレポーターさんも感動していました。私も何度もお店にお伺
いし、試作を重ねた甲斐がありました
美味しい洋食屋さんとして有名な「キッチンパーク」さんは、ホワイトソースにEXVオリーブ
オイルを使った軽い味わいの「ドリア」を作ってくれました。天草を代表する地鶏「天草大王」
を贅沢に使っているので、味に深みがありましたね
私が以前から御指導させて頂いている「民宿・イルカ館」さんは、定番人気料理の「海鮮パ
エリア」を作ってくれました。新鮮な天草の海の幸がぎっしり入っており、その美味しさは、
本場バルセロナをはるかに凌いでいると思います。東京から、わざわざ食べに来るファンが
いるのも納得ですね
ウニコロッケなどのヒット商品が多い「天草海鮮蔵」さんは、新鮮なタコに、自家製梅肉入り
EXVオリーブオイルソースをかけて出してくれました。ソースとタコの相性の良さを、みなさ
んも是非、体験して下さいね
ヨガ教室の先生であり、マクロビオテック料理のスペシャリストでもある「カフェ・ひより」さん
が作るヘルシー料理の数々は、とても人気があり、予約が無いと入れないこともよくありま
す。今回は「季節野菜のオリーブリゾット」を作ってくれましたが、サッパリしていてコクがあ
り、「さすが!」でしたね
地元で人気の居酒屋「海鮮問屋」さんは、EXVオリーブオイルを贅沢に使った「アヒ―ジョ」
を作ってくれました。「アヒ―ジョ」とは、スペインの人気定番料理のひとつでして、「オイル
フォンデュ―」のことですが、これだけ多くの海鮮を入れた「アヒ―ジョ」は、本場スペイン
でも見たことが無いですね。海鮮の旨味が混ざったオイルは、是非、パンに浸けて食べて
下さいね
「民宿・光浜荘」さんの人気メニュー「カサゴと車エビのブイヤベース」です。以前、私が御
指導させて頂きましたが、それから何回も作っており、完全にマスターしていますので、安
心感のある本格的な美味しさですよ。天草の民宿さんは、本当に勉強熱心でレベルが高
いですね
「レストラン・ピア9」の牛﨑シェフは、本当にセンスが良く、美味しい料理を次々に作ってくれ
ます。彼とは、師弟関係というよりも、良き親友であり、「これからの天草の食」を一緒になっ
てリードしてくれる同士ですね。今回も、天草大王をメインに、3種類のオリーブソースが抜
群でしたね
人気急上昇「はなれ利休」さんの若き板長・古川君は、和食出身でありながら、一生懸命
に「オリーブオイル料理」の研究もしています。今回は「ごぼうのポタージュスープ」を作って
くれましたが、つなぎに米を使ったり、オリーブオイルを引き立たせるための工夫が随所に
みられ、感心しました。これからも頑張ってほしい「天草(牛深)のエース」ですね
私も昨年から御指導させて頂いている「薬膳農家レストラン・凪」さんの「オリーブ醤油ラー
メン」です。ラーメンのスープとEXVオリーブオイルの相性は抜群なのです。このほかにも
「オリーブ和食弁当」等、魅力的なメニューがたくさんありますので、お近くの方は、是非
一度お立ち寄り下さいね
落ち着いた佇まいの御宿「新和荘・海心」さんの逸品は、「菜花と鯛の焼き物、オリーブ風
味の酢味噌合え」です。鯛は、EXVオリーブオイルでマリネしてから焼き、味噌とオリーブ
オイルの相性も抜群ですので、みなさんもお試し下さいね
「天草プリンスホテル」さんは、「オリーブうつぼバーガー」を作ってくれました。淡泊で美味
しいうつぼには、パン粉の衣を付け、EXVオリーブオイルで揚げています。パン生地にもEX
Vオリーブオイルが入っており、とても軽い味わいなのが嬉しいですね
下田の「望洋閣」さんは、鯛を皮目からEXVオリーブオイルで香ばしく焼き、生トマトとハー
ブがベースのソースにもEXVオリーブオイルを使って、香りを引き立たせました。これから
夏場に向かってお勧めの逸品ですね
創作フレンチも得意とする「肴菜屋・赤こしょう」さんは、「スズキの叩き、オリーブバルサミ
コ酢風味」を作ってくれました。これから夏場に旬を迎えるスズキをサッパリとサラダ感覚で
食べて頂くには最高の組み合わせですね。
3月16日から2日間、福島県いわき市の「スカイストアー」様にお伺いし、地元野菜が主役の「オリーブオイル料理教室」を開催させて頂きました。この企画は、「いわきの農林水産物活用促進事業」の一環として実現したもので、事前予約制だったのですが、定員の40名様は、すぐに埋まってしまい、当日は、超満員の熱気の中で、大盛況の料理教室となりました。
まずは、料理教室前日の16日に行った「仕込み」の模様をお伝え致します。「スカイストアー」様の店内には、今が旬の「いわき産の食材」が、所狭しと並べられており、その質の高さと豊富さに、まず感激致しました。やや緊張気味ながら、真剣な表情のキッチンスタッフのみなさんと、大量に持ち込まれた野菜類を順番に仕込んでいきましたが、基本的には、カットした物を軽くボイルし、鰹節と昆布がベースの和風出汁に浸け込むところまでが、前日の仕込みになります。そして、翌日に出汁を漉して、上質なEXVオリーブオイルをかければ出来上がりなのですが、こうすることで、野菜本来の美味しさを実感することが出来るのです。玄米に関しましては、前日から5割増しの水と、天然塩、炒りごま、EXVオリーブオイルを適宜加えておき、翌日、普通の炊飯器で炊きます。オリーブオイルを加えて炊くことで、ヌカ臭さが消え、冷めてもシットリと美味しくなるのです。これらは、まさに「コグレ流・オリーブオイルマジック」の真髄ですね(笑)。翌日の料理教室がとても楽しみになってきました。
福島県いわき市の「スカイストアー」様で「オリーブオイル料理教室」を開催致しました
店内には「がんばろう!ふくしま」のポスターもあり、俄然、やる気が出てきました!
「菜花」をはじめ、春の訪れを感じる地元産の野菜類が豊富に並んでいました
いわきの伝統的食文化「凍み大根」は、水で戻してから煮物にすると美味しいですよ
今回の料理教室で使わせて頂いた食材は、こんなにも種類が豊富で嬉しくなりますね!
野菜それぞれの「正しい切り方」を御指導しているところですが、みなさんとても真剣でした
化学調味料は一切使わずに、鰹節と昆布で和風出汁を引いているところです
軽くボイルした「カブ」を和風出汁に一晩浸けておきます。他の野菜類も、同じようにしました
「ヤ―コン」も、軽くボイルし、和風出汁に浸けておくことで、旨味が引き立ちます
「黒米入り玄米」にも、事前にEXVオリーブオイルを適宜加えて炊くと、美味しくなります
「福島の米」が安全であることをPRするポスターです。厳しい基準を設け「福島産は日本一
安全である」というブランド作りを目標に頑張っています
「トマトと豆腐のサラダ」の盛り付け中です。天然塩とEXVオリーブオイルだけでも充分に
美味しいですよ!
「芽キャベツ(プチベール)」も、出汁を漉し、EXVオリーブオイルをかけるだけで美味しくなり
ますよ
オリーブオイルは、コグレお勧めの「ラビダ・クラシックレーベル」を惜しみ無く使いました
先週末の3月23、24日は、美しい桜が満開の六本木ヒルズで「春まつり」が開催されまして、大盛況でした。一般の方が普段登ることの出来ないヒルズコンプレックスビルの屋上にも見事な桜が植えられており、この2日間に限って、予約して頂いた方のみ、特別に見学することが出来たのですが、ここでも「天草オリーブのPRイベント」の一環として、「天草産のオリーブ茶」や、苓明高校の生徒さん達が作った、ポリフェノールの香ばしさが美味しい「オリーブクッキー」を味わって頂きながら、私の「ミニ・オリーブ講座」を聴いて頂きました。いつも天草で御世話になっている方々と、六本木でお仕事させて頂けるのは、夢のようで、とても嬉しかったですね。それにしましても、御参加して下さった六本木のみなさまの「天草産オリーブオイルに対する期待の高さ」は、かなりなものでして、あらためて「普及活動を頑張ろう!」と思いました。
2日目の24日には、午後から、ゆるキャラ№1の人気者「くまもん」君と「天草牛深ハイヤ踊りのみなさん」が駆けつけて下さり、会場のボルテージは、一気に最高潮に達しました。特に「くまもん」君は、その大きな体をユーモラスに動かしながら「ハイヤ踊り」に加わり、カメラを向ける人だかりと「可愛い!」という歓声があちこちから飛んで、凄かったです(笑)。私も「牛深ハイヤ踊り」を生で見るのは初めてでしたが、その「高度で美しい踊り」に見惚れてしまいました。イベント終了後には、ハイヤのみなさんとお話しさせて頂きましたが、なんと、おふたり以外は、東京在住だそうで、天草を想う「郷土愛の深さ」に感動してしまいました。やっぱり天草は、誰にとっても「素晴らしい心のふるさと」なんですね。是非、みなさんも、チャンスがありましたら、天草を訪れてみて下さいね。
六本木ヒルズ「毛利庭園」の桜も満開で、大勢のみなさんが散策に訪れていました
コンプレックスビル屋上の庭園には、のどかな水田もあり、見事な桜が満開でした
天草で御世話になっているみなさんと、六本木で仕事が出来て、嬉しかったです
天草市オリーブ課の渡邊さんとのツーショットですが、私は体が大
きいので、普通サイズのハッピが着れて良かったです(笑)
1日4回に分けた「ミニ・オリーブセミナー」は、熱心に聴いて頂き、大盛況でした
「天草産のオリーブ茶とオリーブクッキー」を召し上がって頂きながらのセミナーでしたが
「美味しい!」と評判でした
「くまもん」君も会場に駆けつけて「牛深ハイヤ踊り」を披露してくれました
「ハイヤ踊り」しながらの行列は、迫力があり、大いに盛り上がって楽しかったです!
くまもん君、牛深ハイヤ踊りのみなさんと、貴重な記念撮影をさせて頂きました
東京在住のみなさんの「天草に対する深い郷土愛」に感動してしまいました
4月2日に船橋市内にあります「アンデルセン公園」に伺い、毎年恒例の「キッズ御料理教室」を開催させて頂きました。事前予約制でしたが、募集開始早々に定員いっぱいになったそうで、本当に有難いですね。子供達の真剣な眼差しは、私に初心を思い出させてくれて、よい刺激になります。メニューは、「イチゴとパセリの和風味噌オリーブパスタ」と「和風ミネストローネスープ」の2品でしたが、和やかな雰囲気の中で、子供達と一緒に楽しく御料理させて頂きました。初めに見本の御料理を私が作ってからの実習スタートでしたが、完成した子供達の盛り付けを見ますと、どれひとつ同じ物が無く、個性が出ていて面白かったですね。
「御料理作りの良さ」は、全ての段取りを自分で考え、ひとつずつのプロセスを積み重ねて、自分の思い通りの形に出来ることだと思います。「独創性を養う」という点で、子供達には、どんどん御料理を作って頂きたいですね。これからも、お呼びがかかれば、全国に伺い、子供達に「食の楽しさ、大切さ」を伝えて行きたいと思っていますので、応援宜しくお願い致します。
船橋市内にある「アンデルセン公園」の入り口です。春休みなので、9時半の開場と共に
たくさんの御客様が入って来ました
まずは、「春のレシピ2品」の簡単な作り方の説明からスタートしました
熱心な子供達と、楽しい雰囲気の中で、料理教室をさせて頂きました
「オリーブオイルの使い方」に、興味津々の子供達の表情が印象的でした
「仕上げにオリーブオイルを加えたスープ」の美味しさに感動している子供達です
「野菜の正しい切り方」の指導中です。子供用の包丁は使いにくいですね(笑)
「味噌とオリーブオイルを使った特製ソース」を作っているところです
「和風ミネストローネスープ」は、仕上げにEXVオリーブオイルを加えるのがポイントです
「スープの材料」は、身近で揃う物ばかりですが、パプリカを入れると味に深みが出ますよ
「イチゴとパセリの和風味噌オリーブパスタ」も、子供達に大人気でしたね
「パスタの材料」ですが、味噌とオリーブオイル、イチゴの相性は、抜群ですよ
完成した「イチゴとパセリの味噌オリーブパスタ」を持って、記念撮影しました
子供達の個性が出ている「パスタの盛り付け方」は、とても興味深かったですね
90分間がアッと言う間だった料理教室の最後は、全員揃っての「楽しい試食タイム」でした
親御さんも一緒に試食して頂きながら、「食の大切さのお話」をさせて頂きました
3月20日にアップさせて頂いた(1)では、前日の迫力ある仕込みの模様をレポートさせて頂きましたが、3月17日に福島県いわき市で開催された「オリーブオイルで地元野菜を美味しく食べる会」は、大盛況でした。前日には、かなり大量の野菜を仕込みましたので、多分、半分以上は残ってしまうかと思っていたのですが、それは余計な心配でした(笑)。有難いことに、事前予約して頂いた40名様以上のみなさんに、アッと言う間に完食して頂けたのです。中には、普段あまり野菜を食べないというお子さんもいらっしゃいましたが、玄米を含め、全種類の野菜を「美味しい!」と言って食べてくれました。いわき市は、本当に「豊かな自然の恵みの宝庫」です。これからも、応援させて頂きますので、宜しくお願い致します。
超満員の会場は、御参加して下さったみなさまの熱気に満ち溢れていました
まずは、上質なEXVオリーブオイルのテイスティングからスタートしました
「炊く前の玄米」に、EXVオリーブオイルと天然塩、炒りごまを加えているところです
「トマトと豆腐のサラダ」に天然塩を振り、EXVオリーブオイルをかけているところです
「トマトと豆腐のサラダ」が完成しました。とてもシンプルで簡単ですが、美味しいですよ
空のペットボトルに醤油とEXVオリーブオイルを1対3で入れておけば
「万能ソース」の完成です。かける時にシェイクすると、簡単に混ざっ
て便利ですし、道具も不要です
ボイルして和風出汁に浸けておいた野菜に、EXVオリーブオイル
をかけるだけで、とても美味しくなりますから、お試し下さいね
「和風味噌オリーブオイルソース」を作っているところですが、何にでも合う「万能ソース」
として役に立ちますよ
黒米も入り、美味しく炊けた「オリーブ玄米御飯」を盛り付けているところです
「完成した野菜料理の数々」を撮影して記録する参加者のみなさまです
「御試食タイム」の始まりです。たくさん仕込んだ料理のすべてを
完食して頂き、有難かったですね
和やかな雰囲気の中で御試食して頂きました。「美味しい笑顔」を見るのは嬉しいですね
「普段、あまり野菜を食べない」というお子さん達にも、たくさん食べて頂きました
私お勧めのEXVオリーブオイル「ラビダ・クラシックレーベル」や「著書」も好評でした
御世話になったみなさまと記念の1枚です。これからも「食を通した、いわき活性化のお手
伝い」を頑張りますので、宜しくお願い致します
いわきの素晴らしい食材で作らせて頂いた御料理の数々を写真で御紹介させて頂きます。
料理方法は、以下の2通りだけなのですが、それぞれの食材の旨味が引き出され、同じ味の物はありませんでした。これこそが「コグレ流・オリーブオイルマジック」の真髄でして、上質のEXVオリーブオイルは、食材を引き立たせる「名わき役」だということがよく分かると思います。
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①「生で食べられる食材」⇒そのまま天然塩を振り、EXVオリーブオイルをかけました。
②「加熱した方がよい食材」⇒一度ボイルしてから、麺つゆを薄めた程度の和風出汁に一晩浸けこみ、汁気を切ってからEXVオリーブオイルをかけました。
※玄米は、はじめにEXVオリーブオイルを入れて炊きました。
いわき産のすべての食材は、生産者の名前や顔が分かる素晴らしいものばかりでした
「芽キャベツ(プチベール)」は、②の料理方法です
「カブ」は、皮付きのまま②の料理方法です
「菜花」は、②の料理方法です
「ヤ―コン」は、②の料理方法です
「ブロッコリー」は、②の料理方法です
「カブの葉」は、②の料理方法です。上に鰹削り節を乗せました
「トマトと豆腐のサラダ」は、①の料理方法です。醤油も少しかけました
「黒米そばとエリンギのサラダ」の黒米そばは、ボイルして、少量のEXVオリーブオイルを
混ぜます。エリンギは、②の料理方法の後、黒米そばと合わせます
かなり大量に仕込みましたが、アッと言う間に完食して頂き、有難かったですね
「コグレ流・オリーブ野菜料理を実践しています!」という嬉しいメールや御手紙も頂きました
これからも「いわきの食材のPRのお手伝い」をさせて頂けたら光栄です
福島県いわき市は「安全で美味しい自然の恵み、食材の宝庫」であり、オリーブの木々を各所に植えて、地域活性化のきっかけ作りをしようと、民間レベルで頑張っていらっしゃいます。私は、東北地方の復活無くして、日本の活性化は実現出来ないと思っていますので、私が世界で培ってきた「オリーブの体験」を生かし、いわきから地域活性化のお手伝いをさせて頂けたら光栄です。そして、いわきから「東北の元気」を全国に発信させられるように頑張りますので、みなさまも応援を宜しくお願い致します。
いわき市内のビニールハウスの中で、たくさんの「オリーブの苗」が栽培されています
「いわきオリーブプロジェクト」に携わっているみなさんと記念の1枚です
「オリーブを穂先から増やす」のは難しいのですが、こちらでは、うまく増やしていました
高さ50㎝位に成長したオリーブの苗木です。この位で植えるのが、根付きが早いですね
ハウスの中は、とても暖かく、花が咲きそうなオリーブの木もありました
オリーブに囲まれ、オリーブの鉢を持つ私は、本当に嬉しそうですね(笑)
いわき市内のオリーブ栽培農家・木田さんの畑を訪れ、記念撮影させて頂きました
木田さんのオリーブも、健やかに成長しており、近い将来が楽しみですね
オリーブ゜料理教室の会場となった「スカイストアー」さんの入り口にもオリーブの木があり
御客様を優しく迎え入れてくれます
「いわきオリーブプロジェクト」に携わっているみなさんと、「地元産のオリーブパスタ」等を
試食しながら、今後の展望について熱く語り合いましたが、かなり盛り上がりましたよ
「オリーブの葉を練り込んだパスタ」に、上質なEXVオリーブオイルをかけて試食しました
先日、市場に行きましたら、見事な「天然の鯛」がありましたので、早速購入し、「オリーブ風味、味噌・粕漬け」を作ってみました。「味噌と酒粕とEXVオリーブオイル」を適宜混ぜたものに「鯛の切り身」をひと晩漬けこみ、焼いて食べましたら、これが「絶品」でした。この写真では、仕上げに炒りごまと鰹削り節をかけていますが、オシャレな感じになりました。「日本の伝統的発酵食品」と「オリーブオイル」の相性は、抜群なんですね。「日本人の食の洋風化」が進んでいますが、オリーブオイルをきっかけにして、もう一度、「日本の伝統的食文化の良さ」を見直してみませんか。
とてもオシャレな感じになった「真鯛のオリーブ風味、味噌・粕漬け」は絶品ですよ
「日本の伝統的発酵食品」と「オリーブオイル」の相性は抜群ですので、是非お試し下さい
最近、一般家庭でも「オリーブの木」を植える方が増えてきました。そして「実は、何年後に成りますか?」という御質問をよく頂くのですが、一般的には、8-10年くらいかかります。ただ、その間にも、葉はよく茂りますので、土に戻して肥料にしたり、葉をボイルしてからペーストにして、パスタや御菓子の生地等に練り込んでもいいですね。この写真は、とても美味しい「オリーブ風味のクッキー」ですが、天草市立苓明高校の生徒さん達にアドバイスさせて頂き、最近、完成しました。ポリフェノールのほろ苦味がアクセントとなり、かなりレベルの高い「逸品」になったと思います。市販されるようになりましたら、是非、お試し下さいね。
「オリーブの葉を使ったクッキー」は、ポリフェノールの苦味がアクセントとなり、とても美味
しいですよ。天草市立苓明高校の生徒さん達にアドバイスして完成致しました
2月中旬に天草に伺い、地元の民宿、飲食店、加工グループのみなさんを対象に「イノシシ料理講習会」をさせて頂きました。イノシシは、農作物を食い荒らす「有害鳥獣」ということで、全国的にその対策が急がれていますが、「イノシシ」は、天然の良い餌を食べていますし、下処理さえしっかりすれば「上質な食材」として、色々な料理や加工品にすることが出来ると思います。この日は「塩・胡椒を振った後にオリーブオイルでマリネしておくタイミング」や「スライスしてシャブシャブにする際のポイント」、「ハンバーグなどミンチでの応用のコツ」等をメインに御指導させて頂きましたが、さすがにみなさんはプロですから、段取り良く私のサポートをして下さり、アッと言う間に「美味しいイノシシ料理」が3品完成致しました。これからは「6次産業のお手伝い」も頑張りますので、宜しくお願い致します。
上質なイノシシ肉に塩・胡椒と「EXVオリーブオイル」で下味をつけているところです
「良いオリーブオイル」を使うと、味もまろやかになり、不思議なくらい美味しくなります
「塩・胡椒の振り方の説明中」ですが、肉の部位によって、多少加減します
特製味噌ソースに「EXVオリーブオイル」を惜しみ無く加えるのがポイントですよ
イノシシ肉は、強火のフライパンで「焼き過ぎないのがポイント」です
ステーキに「特製味噌オリーブオイルソース」をかけて仕上げ中です
イノシシの挽肉にも「EXVオリーブオイル」を加え「ハンバーグの製作中」です
みなさんで「スライスしたイノシシ肉のシャブシャブ」を仕上げているところです
「シャブシャブの仕上げ」にも「EXVオリーブオイル」をかけると香りが引き立ちます
完成した「イノシシ肉のシャブシャブ」は、「和風出汁やEXVオリーブオイル」との相性も抜群
でした。まったくクセが無く、食べ易かったですよ
「イノシシ肉のステーキ、味噌オリーブオイルソース」も、試食したみなさんから好評でした
「生地にもEXVオリーブオイルが入ったハンバーグ」は、すぐに商品化出来ますね
楽しい雰囲気の中での試食風景です。「イノシシ肉のイメージが変わった!」、「是非、使って
みたい」との声が多かったです
天草宝島観光協会の副会長であり、「プロレスで地域活性化」も目指す、アイスクリーム
デザイナーのストロング永田さんにもお越し頂きました
2月中旬の天草滞在中には、市内の「加工グループのみなさん」を対象に「オリーブオイル講習会」を開催させて頂きました。天草の加工グループのみなさんが作るお弁当や御惣菜は「家族の健康を考えた家庭料理」のように「(合成添加物でない)家庭にある伝統的な調味料や地元の食材で作っている」という安心感があり、とても美味しいのですが、そこに「上質なオリーブオイル」を融合させることで、さらに「新しい美味しさとレパートリーを広げて頂けたら有難い」と思い、天草市オリーブ課のみなさんと企画させて頂きました。私がアドバイザーをさせて頂いている市内の「農家レストラン・凪(なぎ)」さんの「和風オリーブ弁当」を試食して頂きながらの勉強会でしたが、さすがにプロのみなさんですから「鋭い質問」も多く、かなり熱気を帯びて、充実した内容となりました。これからの「加工グループさん達のお弁当や御惣菜」に御期待下さいね。
天草市内の加工グループのみなさんに「オリーブオイル講習会」を開催させて頂きました
「さすがにプロ!」鋭い質問も多く、かなり熱気を帯びて充実した勉強会となりました
みなさんで、私が監修させて頂いた農家レストランの「和風オリーブ弁当」を試食中です
地元食材と上質なオリーブオイルを使い、安心・安全で美味しい「和風オリーブ弁当」です
これからの、「加工グル―プさん達が作る御惣菜やお弁当」が本当に楽しみですね
4月に入り、楽しいイベントも各地で開催されていますが、私からも「ホビークッキングフェア―2013」開催のお知らせです。4月25日から3日間、東京お台場のビックサイトで開催されるのですが、私もナビゲーターとして終日会場を歩き回り、御来場者と出展者のみなさんを結び付ける「接着剤的な役割」を致します。バスガイドさんのようにマイクを持ち、みなさんを案内してまわる「コグレ・ガイドツアー」も、毎年人気ですし、26日の朝10時半からは、「オリーブオイルでアンチエイジング」と題したセミナーと「新刊著書のサイン会」も、簡単な御試食付きで開催させて頂きます。この写真は、昨年の様子ですが、3日間で13万人以上が集まる楽しいイベントですから、是非、いらして、会場で私に声をかけて下さいね。
特設ステージでは、毎日興味深いセミナーやイベントも開催されます
私も26日に「オリーブオイルでアンチエイジング」と題したセミナーを開催させて頂きます
私がガイド役になる「ホビークッキングツアー」も、毎年恒例で人気があります
3月中旬に天草市立倉岳中学校に伺い、全校生徒さん達と一緒に「給食」を食べさせて頂きました。倉岳中学校は、目の前に風光明美な海岸線が広がり、最高の自然環境の中にあることに、まず感動致しました。ちょうど、卒業式の2日後に伺いましたので、明るく元気な1、2年生のみなさん46人との交流を楽しませて頂きましたが、こんなに素晴らしい環境の中学校に、過疎化で生徒さんが少なく、空き教室がたくさんあるのは「もったいないな」と思いました。逆に言えば、全校生徒さん達は、みな兄弟のように仲が良く、とてもアットホームな感じで、居心地が良かったですね。給食を頂きながら、生徒さん達と色々なお話をさせて頂きましたが、「簡単にカサゴなどの高級魚が釣れること」や、「海の体験授業があること」にも感激致しました。感受性豊かな子供の頃に、このような「本物の体験が出来ること」は、「素晴らしい心の財産」になりますよね。生徒さん達が、これからも健やかに成長していくことを楽しみに期待しています。
最高の自然環境の中にある「天草市立倉岳中学校」にお伺いし「給食」を頂きました
明るく元気な1、2年生全員で、手際良く「給食」の準備を進めていきます
窓からは美しい海が見える教室で、生徒さん達と一緒に「楽しい給食の時間」でした
生徒さん達からもたくさん質問をして頂き、「楽しい日常の話題」で盛り上がりましたよ
この日の給食は子供達も大好きなカレーでした。丁寧な「ネームプレート」が嬉しいですね
みなさん、GW最終日は、如何お過ごしでしょうか。昭和36年5月6日生まれの私は、今日で52才になりました。フェースブックには、朝からたくさんの御祝いメッセージを頂きまして、本当に感謝、感激です!みなさん、有難う御座います。「誕生日」とは、私を産み育ててくれた「両親に感謝する日」でもあると思っています。これからも、出来る限りの親孝行をしたいと思いますが、それは何かと考えますと「自分がいつまでも健康で、幸せであると思えること」と「食の仕事で、みなさんに恩返しをして、喜んで頂くこと」だと思います。これからも、精一杯頑張りますので、宜しくお願い致します。今日の写真は、両親と写っているものが、生後2か月位、妹とのツーショットが2才半、近所の友達とのスリーショットが4才位です。ちなみに、近所の友達も同い年なのですが、縦にも横にも私が巨大なのが、お分かり頂けますでしょうか(^^ゞ小さい頃から、良く食べましたので、今の仕事は、やっぱり「天職」だったのですね。
私が生後2ヶ月位の写真ですが、母親の笑顔が印象的で、とても大好きな1枚です
生まれた時には「4キロ」ありましたので、抱っこするのも重くて大変
だったと思います
父親との写真です。 実家は、祖父母が墓石屋さんでしたが、父は
明治乳業のサラリーマンでした
2才下の妹とのツーショットです。地元の写真館での撮影に緊張気味でしたね
近所の友達との写真ですが、みな4才位で同い歳なのに、私だけ飛びぬけて大きいのが
お分かり頂けますか(笑)
5月9日に、世田谷区二子玉川のオフィスビルに伺い、富士通様とKDDI様主催によるワークショップの懇親会の御料理60名様分を作らせて頂きました。いつものように、仕込み等は、すべてひとりでしましたが、会場での盛り付けは、時間の制限もあるために、富士通様からお手伝いの応援を頂き、助かりました。
メニュー内容は「手間暇かけて仕込みした野菜料理」が主役で「和風オリーブオイルソース」との相性も良く、大好評でした。全力投球で御料理させて頂きながら「トークパフォーマンスの方も手抜きしないのがコグレ流」でして、「すべての御料理の解説」から「オリーブオイルの効能のお話」まで、短い時間の中で、しっかりとPRさせて頂き、みなさまのハートをつかむことが出来たのではないでしょうか(笑)。
この日のメニューは、「野菜中心のヘルシーな御料理6品」プラス「自家製バケット&コグレ・イチオシのEXVオリーブオイル」の合計7品でしたが、「若い御客様が多い」とのことで、かなりの量をご用意させて頂きまして、「逆に残ってしまうかな?」と、はじめは心配もしたのですが、みなさん見事な食べっぷりで、ほとんど完食して頂きました。しかも、残った御料理は「持って帰りたい!」とのリクエストが多かったものですから、急遽、フリ―ザ―バックをお渡しし、お持ち帰り頂きました。「残った料理を持ち帰りたいと思ったケータリングは、初めてだよね!」と、嬉しそうなみなさまの表情が印象的でしたね。
素晴らしい方々との御縁を下さった主催者のみなさま、本当に有難う御座いました。次回6月も頑張りますので、宜しくお願い致します。
世田谷区二子玉川で「セミナー後の懇親会の御料理60名様分」を作らせて頂きました
主催者・富士通様から、盛り付けのお手伝いの御協力を頂き、とても助かりました
「季節野菜の和風オリーブオイル風味」は、仕込みにかなり手間暇がかかりますが、「凄く
美味しい!」と大好評でした
「豆腐のオリーブ醤油風味サラダ」は、オリーブオイルでマリネした「みょうが」との相性も
良く、私も大好きな「逸品」です
「完熟トマトとパプリカのイタリア風サラダ」は、シンプルながら、トマトの旨味が味わえる
「逸品」です。「トマトの汁が混ざったオリーブオイル」をパンに浸けて食べると最高ですよ
「切干大根と湯引きした天然海老の和風オリーブ風味サラダ」も、私の定番人気メニュー
のひとつでして、「パンにも御飯にも合う逸品」だと思います
「初カツオの和風マリネサラダ」には、「生の白菜、生のエノキダケのサラダ」が敷いてあり
とてもサッパリしていて美味しいですよ
「自家製スモークチキンのオリーブ風味、カルパッチョ仕立て」は、お酒のおつまみに最高
ですし、パンにも御飯にも合いますよ
すべての御料理の説明を始めましたら、いきなり「私の撮影会」になってしまいました(笑)
短い御挨拶の時間の中で、オリーブオイルの効能のお話等、しっかりPRさせて頂きました
毎回御用意させて頂く「手書きのメニュー」は、「背景にオリーブの
オシャレなデザイン」で、こちらも大好評でしたよ
「残った御料理を持ち帰りたいです!」とのリクエストが多く、とても嬉しかったですね
5月12日に、神奈川県相模原市の住宅展示場「相模原・古淵ハウジングステージ」にお伺いし「オリーブオイルセミナー&スープパスタ御試食会」を開催させて頂きました。午前・午後の2部制でしたが、どちらも先着50名様ずつでしたので、開始時間の随分前から行列して頂き、本当に有難かったです。今回のメニューには、青森県鰺ヶ沢産の新鮮な野菜をふんだんに使わせて頂きまして、小さなお子様連れの御家族にも大好評でした。山菜、行者ニンニク、アスパラガス等もありましたが、私が特に素晴らしいと思ったのは「ササタケノコ」という細いタケノコでした。和風出汁で軽く煮て、EXVオリーブオイルを加えると、香りと旨味が引き立ち、そのままシンプルに「スープパスタ」のベースにしたのですが、御客様の評判も良く、嬉しかったです。御土産にも鰺ヶ沢産の野菜類をプレゼントさせて頂いたのですが、写真のように「新聞で作ったエコバック」がオシャレですよね。
この日は、ソムリエの田崎真也さんもお越しになり、「ワインと食をテーマにした講演」をされました。私も聴かせて頂きましたが「目からウロコ」の素晴らしい内容でした。田崎さんとは初対面でしたので、帰り際に御挨拶させて頂きましたら「小暮さん、情熱大陸見てましたよ!」と、嬉しそうに言って下さり、感激致しました。「ソムリエ同士」で何か企画出来たら面白そうですね。
「母の日」の5月12日に、相模原市古淵の住宅展示場にお伺いし
「オリーブオイルセミナー&スープパスタ御試食会」を開催しました
今回は、盛り沢山の「オープニングフェアのイベント」最終日でした
この日は、ソムリエ・田崎真也氏の講演会も開催されました
田崎真也氏とは初対面でしたので、御挨拶させて頂きましたが
「情熱大陸」を御覧頂き、覚えて下さっていました
私のセミナーは、先着50名様限定でしたので、朝早くから行列して頂き、有難かったですね
会場中庭の特設テントの中に「仮設キッチン」を作り「オリーブオイル
セミナー&スープパスタ御試食会」を開催させて頂きました
オリーブオイルのお話をしながら「青森産細タケノコ入りスープパスタ」の盛り付け中です
「オリーブオイルの効能のお話」では、質疑応答が活発になり、かなり盛り上がりましたよ
初夏を思わせる日差しの中、日傘をさしながら聴いて下さる御客様も多かったですね
「青森産の新鮮な野菜のプレゼント」もありましたが、「新聞で作った
エコバック」がオシャレですよね
新鮮な山菜や行者ニンニク、細タケノコ、アスパラガス等が青森県鰺ヶ沢町から送られて
来ました。青森県も「豊かな自然の恵みの宝庫」ですよね
「細タケノコ(ササタケノコ)」は、軽くボイルしてから、和風出汁で煮ておきます
「上質なEXVオリーブオイル」を適宜加えると、タケノコの香りと旨味が、グッと引き立ちます
「細タケノコの旨味が充分に引き出された和風出汁」を、スープパスタのベースにしました
3月中旬に天草市立倉岳中学校にお伺いし、キャリア教育を兼ねた「オリーブ講演会」をさせて頂きました。ちょうど、卒業式の直後でしたので、1、2年生合わせて46名の生徒さん達を前に、見晴らしの良い3階の教室を会場にしての講演会でしたが、「天草の豊かな自然の恵みとオリーブオイルの相性のお話」から「コンプレックスだらけだった私の中学時代の苦いエピソード」、「夢を持ち、いじめに耐えながら頑張った修業時代のお話」、「海外の食文化の現状のお話」、「便利な食生活の裏側のお話」、「いのちを繋ぐことの意味」等々、アッと言う間の1時間でした。46名の生徒さん達の「真剣な眼差し」は、途切れることなく最後まで続き、それに感激した私は、「いつも以上に熱のこもった講演」をさせて頂きましたが、先生方からも「いいお話でした!私達も感動しました」と言って頂き、有難かったです。
そして、「オリーブ講演会」の後には、1階の家庭科室で「オリーブ料理教室」を開催させて頂きました。楽しく和やかな雰囲気の中での「料理教室」でしたが、実際に「天草の豊かな自然の恵みとオリーブオイルの相性の良さ」を体験した生徒さん達の嬉しそうな表情が印象的でした。これからも、天草に生まれ育ったことに「誇りと感謝の気持ち」を持ち、明るく健やかに成長して頂くことを願うばかりです。メニューは「春キャベツともずくの和風スープ」、「オリーブ玄米御飯」、「味噌オリーブ風味のパスタ、イチゴ添え」の3品でしたが、西山正治校長先生にも御試食して頂き「御墨付き」を頂きました。料理教室終了後には、みなさんと記念撮影させて頂き、秋の再会を約束させて頂くほど盛り上がりました。最後の写真は、代表で「御礼の挨拶」をして下さった女子生徒さんです。飾らない素朴な感想が心に浸みました。楽しい時間を有難う御座いました。
天草市立倉岳中学校で、キャリア教育を兼ねた「オリーブ講演会」を開催致しました
全校生徒46名のみなさんは、最後まで真剣な表情で聴いて下さり、有難かったです
話題は、私の「世界中での経験談」を含め、多岐に及び、とても中身の濃い1時間でした
会場となった3階の音楽室で、講演後に、みなさんと記念撮影させて頂きました
講演後には、1階の家庭科室で「オリーブ料理教室」を開催させて頂きました
「特製味噌オリーブオイル・パスタソース」の作り方を実演しているところです
生徒さんの代表を私が指名し、一緒にパスタの盛り付け中ですが、盛り上がりましたよ
各テーブルをまわり、直接生徒さん達に「ソースの作り方のコツ」を御指導中です
今回のオリーブオイルクッキングは「オリーブ玄米御飯」、「春キャベツともずくの和風
オリーブ風味スープ」、「イチゴ入り味噌オリーブ風味パスタ」の3品でした
西山正治校長先生にも御試食して頂き、「美味しい!」とお墨付きを頂きました
料理教室終了後には、素敵な花束まで頂き、全員で記念撮影させて頂きました
講演会の最後に、代表で「御礼の挨拶」をして下さった生徒さんと記念の1枚です
オリーブオイルが大好きな佐々木海仁君も、熱心にお料理してくれました
大変に御世話になった家庭科の池田久子先生とも、記念撮影させて頂きました
ちょっとローカルな話題で恐縮ですが、私の地元・津田沼駅から松戸駅まで走る「新京成電鉄のおでかけ情報誌・CIAO」5月号に、私のインタビュー記事が掲載されています。「出張料理のこと」や「オリーブオイル&食育の話題」、「新京成の思い出」等々、実際は、かなり喋ったのですが(笑)、それをコンパクトにまとめて頂いています。私のサイン入り著書のプレゼント企画もありますので、お近くの方は、是非、新京成の駅で、手に取ってみて下さいね。
「新京成CIAO」5月号に私のインタビュー記事が掲載されています
実際は、かなり喋りましたが、記事はコンパクトに1ページ半にまとめられています(笑)
プロフィール用の顔写真も、すごく良く撮って頂き、嬉しいですね
文字が小さいですが、インタビュー記事は読めますでしょうか?
みなさん、気持ちの良い5月ですが、如何お過ごしでしょうか?船橋にあります「コグレオリーブ農園」では、40本以上あるオリーブの木々と共に「レモンやオレンジ等の柑橘類」も、多数植えています。これは、13年前に初めて伺った、南イタリア・シシリアの名門オリーブ園のやり方を見習ったものなのですが、オリーブも柑橘類も、同じ5月頃に開花しますので、お互いの花粉を受粉しあい「よりフルーティーで美味しいオリーブの実」が出来るのです。
昔から戦争の舞台として翻弄されてきた歴史のあるシシリアでは、「明日、生きていられる保証は無かった」のです。しかし、前向きに「だったら、神様が下さった貴重な今日一日、この奇跡を、みんなで美味しいものを食べ、歌って踊って、感謝しながら、有難く楽しく過ごそうよ!明日は、分からないのだから・・・」という「決して生産効率主義ではない」シシリアのみなさんの「ハート」を知り、「シシリア産のオリーブオイルは本物だ!」と惚れ込みました(笑)。
この写真は、今朝撮影した「咲き始めたレモンの白い花と、開花寸前のオリーブ」です。美しいですよね。
「咲き始めたレモンの白い花と、開花寸前のオリーブ」です。美しく可憐ですよね
オリーブと柑橘類を近くに植えますと、同じ5月頃に開花しますので、お互いの花粉を受粉
しあい「よりフルーティーで美味しいオリーブの実」が出来るのです
先日、渋谷の居酒屋「月乃ひかり亭」さんに伺い、「東京農業大学・農業経営学研究室」出身の若い有志のみなさんが企画した「生産者交流イベント」に参加させて頂きました。長野県野辺山高原で美味しいレタスやキャベツ、白菜等を有機栽培している「高見澤農園」の高見澤さんや、質の高いりんごが人気の佐久市「チクマ農園」代表の小林さんらから、現状の生産現場の問題点等を聴かせて頂き、試食もさせて頂いて、中身の濃い4時間でした。日本全体での「農業従事者」の割合は、1.96%、しかも、平均年齢は、65才だそうです。これからの「日本人の食生活、健康、将来」を考えますと、もっと真剣に、熱いハートを持った生産者のみなさんを応援し、支えて行かなければならないことを痛感致しました。実際に色々なメニューを試食させて頂き、「心のこもった食材は美味しい」ことも実感させて頂きました。このようなイベントは、継続していかなくてはいけませんね。私も、是非、オリーブオイルを絡めた「超カンタンレシピ作り」等でお手伝いさせて頂こうと思っています。
渋谷の洋風居酒屋「月乃ひかり亭」さんを会場に、「生産者交流イベント」が開催されました
長野県・野辺山高原で、美味しい有機野菜を生産している高見澤さんの講演風景です
高見澤さんの有機栽培レタスは、本当に、旨味、甘味があって美味しかったですね
上質なりんごが人気の「チクマ農園」代表小林さんの講演は、情熱
が伝わり、とても良かったです
小林さんの「りんごジュース」は、もちろん、とても濃厚で美味しい「100%果汁」です
「農業の将来」を真剣に考えているみなさんと、試食しながら、色々話し合いました
「巨大な完熟トマトとレタスのサラダ」は、素朴ながら、野菜の旨味が生きていました
「地野菜のグラタン」は、ズッキーニ、じゃが芋、りんご等が入り、とても美味しかったです
「りんごのムースケーキ」は、甘さ控えめで、りんごの美味しさが際立っていました
「レタスとりんごで作ったジャム」がアクセントとなり、とても美味しいタルトでした
関東地方も梅雨入りしましたが、みなさんは如何お過ごしでしょうか?「コグレオリーブ農園」のオリーブに花が咲き始めました。白くて小さく可憐な花です。これから受粉して「生命力に満ちた実」がなり、その実を搾った「フレッシュジュース」であるEXVオリーブオイルを頂いて「命をつながせて頂く」という自然の摂理を考えますと、とても神秘的で感動します。
これから、日本中で「永遠の命の象徴とされるオリーブ」の栽培が広がり、多くのみなさんが健康になっていくことを、心より願っています。
高さ1m位の鉢植えのオリーブにも、「白くて小さく可憐な花」が咲き
始めました
秋には、たくさんの「オリーブの実」が成ることを期待しています
2年前に「切った枝を鉢に挿しておいただけ」で、葉が茂り、花が咲く
ようになりました
こちらは、植えて10年以上経過したオリーブの木ですが、高さが4m
位あり、「オリーブの花が満開」です!
違う種類のオリーブを2本以上植えると、実が付き易くなりますよ
「コグレオリーブ園・特製オリーブオイル」を搾れる日が、早く来ることを期待しています
昨日(5月30日)は、練馬区南大泉にある「妙福寺」様にお伺いし、「檀家様へのおもてなしの御料理」35人分を作らせて頂きました。御客様は、ほとんどが年配の男性でしたが、「コグレ流オリーブオイルクッキング」が大好評でして、多めに御用意したバケットも、アッと言う間に無くなってしまいました。
住職の戸田様は、保育園も経営されており、特に「食育」には熱心な方で、「保育園での理想の給食とは?」とか「健やかな子供の成長のために心がけたい家庭料理とは?」等をテーマに、御客様がお帰りになったあとも、キッチンで後片づけをしながら、「とても熱く」語り合いました。今後、妙福寺様はもちろんのこと、住職様のお知り合いの保育園様にも、私の取り組みを御紹介して頂いて、「保育園児の食のレベルアップ」のために、お手伝いさせて頂くことになりました。責任のある仕事で遣り甲斐も感じますし、この素晴らしい御縁に感謝しながら、精一杯頑張りますので、応援を宜しくお願い致します。
この日の御料理の盛り付けには、妙福寺保育園の主任・坂本先生をはじめ、若い先生にもお手伝いして頂き、とても助かりました。有難う御座いました。
300年以上の歴史のある、練馬区南大泉「妙福寺」様にお伺い致しました
「凛とした静寂感・重厚感に包まれた」素晴らしい境内を歩かせて頂きました
妙福寺様の敷地内には「保育園」も併設されており、子供達が元気に遊んでいました
住職の戸田様は、「子供達の食育」にも、大変に熱心で、色々とお話もさせて頂きました
妙福寺保育園の先生方にも、盛り付け等を手伝って頂き、助かりました
「天然エビと切干大根の和風オリーブオイル風味サラダ」です
「オリーブオイルと醤油入り、キノコ&そばサラダ」も、シンプルながら、大好評でした
「美しい日本庭園を見渡せて、とても雰囲気のある和室」が、御食事
会場でした
男性の御客様がほとんどでしたが、「コグレ流オリーブオイル料理」を楽しんで頂けました
みなさん、しっとり雨模様の船橋より、おはようございます。昨日(6月11日)は、東京ドーム近くの小石川庭園内で開催された「地域振興ネットワーク6月例会」のゲストスピーカーとして呼んで頂き、「食を通した地域活性化の具体的方法」をテーマに講演させて頂きました。「御先祖様が遺してくれた地元の自然の恵みを、地元の人々が有難く頂くことが、活性化の第一歩であること」等、国内の事例はもちろんのこと、「世界中の食の現状のお話」まで、幅広く話題が展開し、「とても面白いから、もっと喋って下さい」と、時間延長のリクエストを頂くほどでした(笑)。
講演の後には、懇親会もありましたが、「有機農業を応援している方々」や「自然環境を守る活動をされている方々」とも、色々お話しさせて頂き、とても勉強になりました。御依頼頂ければ、全国どこにでも伺い、講演させて頂きますので、宜しくお願い致します。
東京ドーム近く、小石川庭園内の会場で「食を通した地域活性化の具体的方法」をテーマ
に講演させて頂きました
地域振興ネットワークの会員様を前に、「私が実践中の活動内容」をお話させて頂きました
「オリーブオイルの使い方」等、質疑応答も活発に盛り上がり、楽しかったですね
懇親会では、「色々な分野で食を応援しているみなさん」と、お話し出来て良かったです
最後に、全員で記念撮影させて頂きましたが、話しは、いつまでも尽きませんでした
東京農大出身の秋丸剛志さんとは、今後「生産者交流イベント」を
活発化していきますので、応援を宜しくお願い致します
今月8日に、熊本県天草市内の「カフェひより」さんを会場に、「お子さんを健やかに産み育てるために知っておきたい食の大切なこと」と題したトークイベントを開催させて頂きました。今回で2回目ですが、妊娠中の女性や、子育て真っ最中の御母さん達、近い将来、結婚してお子さんを産むであろう女性を中心にお越し頂きまして、「数字(カロリー)至上主義のアメリカ型栄養学ではない、コグレ流の実践的・大人の食育講座」を御披露させて頂いたのですが、みなさんには、最後まで熱心に聴いて頂き、有難かったです。
特に、スーパー、コンビニ等で手軽に買える便利な食品の「成分表示の意味やからくり」の話題には、かなり驚かれたようで、「これからは、何が入っているのか、どんな作り方をしているのか確認してから購入します!」という意見が多く出ました。日本の将来を担うお子さん達の健やかな成長のために、「カフェひより」さんでも、今後定期的にトークイベントを開催させて頂きますが、このようなお話は、全国のみなさんに聴いて頂きたいと思っていますので、チャンスがあれば、いつでも呼んで下さいね。
天草市内の「カフェひより」さんで、「大人の食育・トークイベント」を
開催させて頂きました
妊娠中の女性、子育て真っ最中のお母さん、近い将来、結婚し、子供を産むであろう若い
女性を中心にお集り頂き、最後まで熱心に聴いて頂きました
上質なEXVオリーブオイルと天然塩をバケットに浸けて、試食して頂きました
手造り豆腐に、EXVオリーブオイルと天然塩をかけているところです
豆腐に、EXVオリーブオイルと天然塩をかけて食べると、豆の旨味が引き出されて本当に
美味しいですよ
カフェひよりさん特製の「マクロビオテックに基づいたヘルシースィーツ」の数々です
「びわの植物性ゼリー寄せ」は、とてもサッパリしていて軽い味わいでした
「おからティラミス」は、EXVオリーブオイルをかけると、さらに美味しくなります
「サツマイモのニョッキ」には、きな粉を振り、EXVオリーブオイルをかけて食べると最高です
昨日(6月18日)は、原発放射能の風評被害が残る栃木県那須塩原市にお伺いし、阿久津憲二市長様を表敬訪問させて頂きました。まずは、「地元産の安全で美味しい牛乳」で乾杯させて頂き、私の「那須塩原に対する熱き想い」を聴いて頂きながら、「食を通した地域活性化のために、具体的にどうすればよいのか」というところまで、話題は広がりました。
かつて、東北・北関東で、お店を展開する大手スーパーマーケットチェーン・ヨークベニマルさんで「安全で美味しいお惣菜のメニュー開発全般」を3年間担当させて頂いたり、地元・大田原店オープンの際には、期間限定で、オリーブオイルを使ったお惣菜の専門コーナー「オリーブファミリー」も開設させて頂き、この地の食材のことは、ほとんど頭に入っています(笑)。那須塩原の「生命力の強い食材」に「デトックス作用のあるEXVオリーブオイル」を使うことで、「より美味しく、安全な新メニュー」を誕生させていきたいと思いますし、なによりも、「那須塩原の食材とオリーブオイルを使った食」で、地元のみなさんに、より健康になって頂き、一日も早く、風評被害を吹き飛ばしたいと思っています。全国のみなさんも、応援を宜しくお願い致します。
市長室にお伺いし、まずは、地元産の安全で美味しい牛乳で乾杯させて頂きました
この後の講演会用に準備した「地元食材の和風オリーブオイル料理」を御試食して頂き
ましたが、「素材の持ち味が出ていて美味しいですね!」と喜んで頂きました
「食を通した地域活性化の具体的方法」にまで話題は及び、「熱いトーク」が繰り広げられ
ました。本当に、御縁に感謝ですね!
みなさん、梅雨空が広がる船橋より、おはようございます。昨日(6月19日)は、都内で開催された、サントリー様主催のイベント「プレミアムモルツをサーバーで美味しく飲みながら、コグレシェフの料理を味わう会」で、御料理させて頂きました。私は、車でしたから、飲むことは出来ませんでしたが、サーバーを御自分で体験されたみなさんのビールは、本当にクリーミーな泡立ちで美味しそうでしたし、実際に「これは、レストランで飲む生ビール以上の美味しさだね!」との感嘆の声があちこちで上がっていました。このサーバーは、ポイントを集めれば、必ずもらえるそうですので、私も頑張ってサーバーをゲットしたいと思います(笑)。
「ビールに合うオリーブオイルクッキング」をテーマに、私もメニューを考えさせて頂きましたが、こちらも大好評で盛り上がりましたし、「ビールとオリーブオイルのマリアージュ」と題した「ミニトークショー」にも、熱心に耳を傾けて頂き、有難かったです。
この楽しいイベントを企画して下さった主催者のみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に、有難う御座いました。
都内のレンタルスペースを会場に「サーバーでプレミアムモルツを楽しむ会」が開催され
私が「ビールに合うオリーブオイル料理」を作らせて頂きました
まずは、映像を見ながら、「サーバーの使い方」を、分かり易く教えて頂きました
私も、ポイントを集め、この「すぐれ物のサーバー」をゲットしたいと
思いました(笑)
参加者のみなさんは、実際に御自身で体験し、その美味しさに感動していましたね
私も「ビールに合うオリーブオイルメニュー」を考えさせて頂き、「ビールとオリーブオイル
のマリアージュ」と題した「ミニトークショー」も大好評でした
みなさん、雨もやみ、静かな朝を迎えた船橋より、おはようございます。昨日(6月21日)は、日帰りで福島県郡山市の「富岡町生活復興支援おだがいさまセンター」を訪れ、「地元野菜をオリーブオイルで美味しく食べる会」を開催させて頂きました。富岡町は、福島原発から近いために、町全体が、郡山市をはじめ、各地に避難を余儀なくされています。4月に東京ビックサイトで開催された、私がナビゲーターを務める「ホビークッキングフェア―2013」に、不安と勇気を持って出展して下さったことが御縁になり、今回の企画が実現したのですが、色々な問題を抱える中でも、2ヶ月ぶりにお会いしたみなさんは、とても明るく御元気で、まずはホッと安心致しました。会場に入る前には、郡山駅からも近い「おだがいさま工房」に立ち寄らせて頂き、「自然の材料で作る染物」の加工風景を見せて頂きました。本来、他の仕事をされていたみなさんも多いのですが、避難所生活では、それが出来ないために、精神的、経済的自立の一助になればということで、一生懸命に加工技術を勉強されていました。作品も見せて頂きましたが、どれも、手作りの良さが魅力的で、「これから人気商品になっていくこと」を直感致しました。みなさんも、是非、応援して下さいね。
「ホビークッキングフェア」からの御縁で、郡山市にある「おだがいさま工房」を訪れました
みなさん、明るく一生懸命に、バックやスカーフ等、素晴らしい作品を作られていました
どの作品も、「手作りの良さ」があって、これから人気が出るだろうなと思いました
スカーフも、自然の色合いがオシャレで、肌に心地よく、小物類も充実していましたね
自然の材料を使った染物の工程を見せて頂きましたが、とても奥が深いものですね
この染物が、世界に広がり、みなさんの「経済的、精神的自立」に繋がればいいですね
昨日(6月21日)、福島県郡山市の「富岡町生活復興支援おだがいさまセンター」を訪れ、「地元野菜をオリーブオイルで美味しく食べる会」を開催させて頂きました。
富岡町は、福島原発から近いために、町全体が、郡山市をはじめ、各地に避難を余儀なくされています。4月に東京ビックサイトで開催された、私がナビゲーターを務める「ホビークッキングフェア―2013」に、不安と勇気を持って出展して下さったことが御縁になり、今回の企画が実現したのですが、色々な問題を抱える中でも、2ヶ月ぶりにお会いしたみなさんは、とても明るく御元気で、まずはホッと安心致しました。
元々、福島県は「素晴らしい自然の恵みの宝庫」ですので、風評に惑わされずに「安心、安全な農産物を、デトックス作用もあるEXVオリーブオイルをかけて美味しく食べることが、健康につながる」と、確信しています。今回の企画でも「そんな熱い想い」を、直接お伝えしたくて、郡山まで伺いました。
会場内のキッチンに入りますと、地元で収穫された「瑞々しいキャベツやきゅうり」、「甘味のある玉葱」、「子供の頃に食べた、トマト本来の味がするトマト」、「焼き立ての、香り高いバケット」等が、たくさん用意されていて、嬉しくなってきました。しかも、一緒に下拵えして下さるみなさんが、やる気満々で待っていてくれたものですから、私が到着するやいなや、キッチン内のボルテージは、一気に上がり、ハイテンションで、仕込みがアッと言う間に終わりました(笑)。会場の広さの関係で、30名様限定でしたが、キャンセル待ちが出るほどの人気だったようで、本当に、有難かったです。
私のトークを含めた御試食会は、最後の質疑応答も活発に展開され、みなさんの「食や健康に対する意識の高さ」を実感致しました。オリーブオイルの御注文もたくさん頂きましたし、これから富岡町御出身のみなさんが、「食を通して健康になって頂くこと」が、何よりも「福島復興のシンボルとなる」と思いますので、全国のみなさんも、暖かい応援を宜しくお願い致します。
帰り際には、地元のラジオ番組2本にも出演させて頂き、「熱きエール」を贈らせて頂くと共に、みなさんとの「元気な再会」を約束して来ました。
郡山市の「富岡町生活復興支援おだがいさまセンター」を訪れ
「地元野菜をオリーブオイルで美味しく食べる会」を開催させて
頂きました
「富岡町生活復興支援おだがいさまセンター」は、仮設住宅の敷地内にあります
今回のイベントのポスターですが、定員の30名様は、すぐに埋まっ
てしまったようです
地元産の新鮮なキャベツ、玉葱、キュウリ、トマトが、この日の主役
食材でした
天然塩をまぶしたキャベツに、上質なEXVオリーブオイルをかけて
いるところです
みなさんに仕込みを手伝って頂いたら、アッと言う間に終わってしまいました(笑)
みなさん、オリーブオイルの使い方に興味津々で、楽しそうにお手伝いして下さいました
「キュウリ」には、軽く天然塩を振り、醤油とEXVオリーブオイルをかけて混ぜるだけです
「玉葱スライス」は、水にさらしてから、醤油とEXVオリーブオイルをかけ、仕上げに、ゴマと
鰹削り節を振りかけます。とても美味しいですよ!
上質なEXVオリーブオイルの味を初めて体験する方々も多く、かなり盛り上がりましたね
ユーモラスな私のトークに、会場中が笑いに包まれて、楽しい雰囲気になりました
私が2009年に出演させて頂いた「情熱大陸」も、最後に御覧頂き、オリーブオイルに対する
イメージが身近なものになったと思います。
地元のラジオ番組2本に出演させて頂きましたが、どれだけ反響があるのか楽しみです
とてもお若い進行役のおふたりでしたが、「オリーブトーク」は、かなり盛り上がりましたよ
七夕飾りの短冊に書かれた願いが、早く実現するように、これからも応援させて頂きます
先週の栃木県那須塩原市滞在中には、しっかりとした、ぶれない信念を持ち、風評被害に負けずに頑張っていらっしゃる生産者のみなさんを訪問させて頂きました。
まずは「ハーレー牧場・月井さん」を訪れ、とても濃厚で美味しい牛乳を試飲させて頂きましたが、なによりも感動したことは、牛達の毛並みが、とてもきれいで、本当に健康そうだったことです。さらに、蒸し暑い日であったにも関わらずに、牛舎内に、殆ど「臭い」が無かったことにも驚きました。もちろん、毎日の掃除を徹底していることもあるかと思いますが、月井さんにお尋ねしますと「人間と一緒で、良い餌と水をあげて、ストレスの無い環境作りを心掛けているからですよ」と、笑顔で答えて下さいました。
こちらでは、「カチョカバロ」という、ひょうたん型をしたフレッシュチーズも作っていらっしゃいます。私の大好きな南イタリア・シシリアでよく食べられている「カチョカバロ」ですが、まさか、那須塩原で食べられるとは思ってもいませんでした。しかも、本場シシリアのそれは、かなり塩味がきついのですが、ハ―レ牧場さんのは、塩味も程良く、コクもあって、本当に美味しいのです。思わず、嬉しくなって、EXVオリーブオイルを馴染ませたパンに、スライスした「カチョカバロ」を乗せ、オーブントースターで焼いて食べましたら、「もう、最高!」でした(笑)。御土産に、手作りロースハムも頂きましたので、贅沢にも、チーズの上に乗せて焼いてみましたが、これも美味しかったですね。是非、みなさんも「カチョカバロ」を見つけたら、お試し下さいね。
那須塩原市で、上質な乳製品を作っている「ハーレー牧場」の月井美好さんです
環境がよく、殆ど臭いの無い牛舎では、健康的な牛達が、たくさん餌を食べていました
子牛達も、毛並みが奇麗で、とても元気そうに動いているのが印象的でした
牧草にトウモロコシ等を混ぜた「自然の餌」を食べさせるのが、「美味しさの秘密」ですね
クチコミで評判が高まり、お届けする地域、お店も、どんどん広がっているようです
ひょうたん型をしたフレッシュチーズ「カチョカパロ」は、本場南イタ
リア・シシリアを凌ぐ美味しさです!
EXVオリーブオイルを塗ったパンに「カチョカパロ」を乗せ、オーブン
で焼きますと、「もう、最高!」の美味しさですよ
「パンとチーズとオリーブオイルの相性は、とても良い」ことを実感出来る「逸品」ですね
手造りのロースハムも乗せて焼いてみました。ワインとの相性も
バッチリですよ
先日の那須塩原市滞在中には、あらゆる場所で「豊かな自然の恵み」を実感致しました。
最初の写真は、広大な「そば畑」ですが、このすぐ隣りには、地粉にこだわった、美味しい手打ちそばが食べられる「農村レストラン・高林坊(こうりんぼう)」さんがあります。
私は、このお店の看板メニュー「巨大かき揚げ付き2色そば」を頂きましたが、田舎そばも、更科(高林坊)そばも、ソバ粉の風味が生きていて、本当に美味しかったです。ソバ打ち名人として有名な、このお店の職人・鏑木さんの「ソバ打ち」も見せて頂きましたが、あまりに見事な仕事ぶりに感動して、暫く見入ってしまいました。地元野菜で作る天ぷらも、揚げ方が上手で、感心しましたが、帰り際にキッチンを覗かせて頂きますと、近所の素人のお母さん達が、イキイキと楽しそうに仕事している姿が印象的でした。
そして、さらに素晴らしいと思ったのは、どんどん入って来る御客様の殆どが「地元の常連さん」だということです。「地元の人々に愛されるということは、本物であることの証」ですし、地元のみなさんの会話を耳にしながら頂くそばの味は、また格別です。観光客にとっては「このようなお店こそが理想的なのだ」と思いませんか?このお店が、近くにあったら、そば好きな私は、多分、毎日通ってしまうと思います(笑)。色々と説明して下さった代表の室井さん、有難う御座いました。
那須塩原市の恵まれた自然環境の中にある、広大な「そば畑」を訪れました
そば畑のすぐ近くに、地元民にも人気の「農村レストラン・高林坊」さんがあります
人気№1メニューの「巨大かき揚げ付き2色そば」は、最高の美味しさでした
丁寧に愛情を込めて作られた「逸品」を見ていたら、思わず嬉しくなってきました
色々御案内して下さった、那須塩原市職員のみなさんと記念の1枚です
窓の外は、すぐに広大な「そば畑」で、美しい緑の絨毯が広がって見えました
地元のみなさんに愛されているということは、「本物の証」で理想的ですね
キッチンでは、地元のお母さん達が、キビキビと楽しそうに仕事していました
名物の「巨大かき揚げ」が、揚げ方も上手に、次々と出来てきます
半端生地で作る「そばかりんとう」ですが、これが病みつきになる美味しさでした
「ソバ打ち名人」鏑木さんの見事な仕事ぶりは、見ていて惚れぼれしますよ
「そば粉挽き作業」を体験させて頂きましたが、とても大変な作業
だと思いました
「地元産のそば粉」にこだわった高林坊さんを、これからも応援
したいですね
6月29日に、さいたま市大宮区の「かしわざき産婦人科」様にお伺いし、妊婦さんや妊活中の女性を対象にした「食がテーマの講演」をさせて頂きました。事前に「食の嗜好に関するアンケート」も取らせて頂きましたが、さすがに、このような講演に積極的にいらっしゃるみなさんですから、「簡易な食は控えて、和食や有機野菜を中心にした食事を心がけている」と回答された方々が殆どで、感心致しました。なかには、パートナーの男性と一緒に御参加して下さった方もあり、男性からも、熱心に質問をして頂いて、とても感激致しました。柏崎産婦人科の明るいスタッフのみなさんも、仕事の合間を縫って参加して下さり、会場は、かなり盛り上がりましたよ。
次回以降も頑張りますので、宜しくお願い致します。
さいたま市大宮区の「かしわざき産婦人科」様にお伺いし、妊婦さん
妊活中の女性を対象にした「食の講演会」をさせて頂きました
東邦大付属東邦高校時代の同級生・柏崎香織先生と、副医院長先生との記念の1枚です
まずは、私が2009年に出演させて頂いた「情熱大陸」を御覧頂き、講演のスタートです
パートナーの男性と一緒に来て下さった妊婦さんも多く、熱心に聴いて頂きました
上質なEXVオリーブオイルをパンに浸けて食べて頂いたり、砂糖を一切使わない「オリーブ
焼きりんご」の甘さ、美味しさも体験して頂きました
病院スタッフのみなさんも、仕事の合間を縫って参加して下さり、有難かったですね
事前に書いて頂いたアンケートでは「簡易な食を避け、和食や、安全な有機野菜を使った
食事を心がけている」と回答して下さった方が多く、感心致しました
パートナーの男性からも、熱心に質問して頂き、感激致しました。とても良いことですよね!
熱心にメモを取りながら聴いて下さったスタッフのみなさんと記念撮影させて頂きました
私の「レシピ本」や、デトックス作用に優れた「上質なEXVオリーブオイル」も、多くの方々に
買って頂きました。「健康的な食生活」に役立てて頂けたら嬉しいですね
先日、「奇跡のリンゴ」の映画を観てきました。
リンゴは、とてもデリケートな果物で、年に何度も農薬や肥料をやり、気の遠くなるほどの手間をかけてやらないと絶対に実らないと言われています。そんな中、壮絶な辛苦の果てに、自然農法・無農薬栽培で、甘くて美味しい「奇跡のリンゴ」を生みだした、青森県のリンゴ農家・木村秋則さんと、その御家族の愛情溢れる物語なのですが、とても感動的な内容で、館内には、ハンカチで目をぬぐう人も大勢いました。
農薬の代わりに、ワサビや酢、牛乳・・・等々、ありとあらゆるものを散布するのですが、まったく効果があがりません。そして、10年間苦しみ抜いた末に行きついたのが「土」だったのです。つまり、「土台を健康にすれば、薬を使わなくていい」ことに気がついたのです。「この真理」は、人間にも通じますよね。「薬を控え、生命力のある食材を頂くことの大切さ」を改めて実感致しました。
阿部サダヲさんと菅野美穂さんの名演技が素晴らしかったです
「無農薬栽培」が成功するまでの11年間は、想像を絶するほどの苦しみが続きました
感動的な「家族の絆と支え」があったからこそ、乗り越えられた11年間でした
青森県のリンゴ農家・木村秋則さんの、死を覚悟するほどの苦しみに耐えた後の笑顔は
「最高!」ですよね。木村さんのリンゴを、是非とも食べてみたいです
7月に入り、連日、猛暑が続いていますが、みなさまは、如何お過ごしでしょうか。
今日は、この3連休に作って頂きたい超カンタンレシピ「鰹叩き風のヘルシー豆腐サラダ」を御紹介させて頂きます。「鰹」は、サク取りしたものに天然塩を振り、30分以上置いてから、数秒ボイルして冷水に落とし、冷まします。こうすることで、鰹独特のクセが抜けて食べ易くなるのです。
水切りした豆腐の上に、スライスした鰹を乗せ、上質なEXVオリーブオイルと醤油を1対1の割合でかければ、もう出来上がりです。
いつものパターンですが、お好みで、2色の炒りごまをかけますと、彩りも良く、食感と栄養価もアップしますので、鰹が安くて美味しいこの時期に、是非、お試し下さいね。
とてもヘルシーで美味しい「鰹叩き風の豆腐サラダ」を是非、お試し下さいね
鰹は、天然塩を振ってから、軽く湯引きすることで、クセが無くなり美味しくなります
上質なEXVオリーブオイルと鰹の相性は抜群で、鰹の美味しさを引き立てます
EXVオリーブオイルをたっぷりかけるのも、美味しさアップのポイントですよ
豆腐サラダの場合、醤油とEXVオリーブオイルは、1対1の割合でかけるのが基本です
先日、南半球「チリ」の搾りたてオリーブオイル「ヌベロ」が、空輸で届きました。
普通、オリーブオイルは、オリーブの実を丸ごと潰して搾った後、水分とオイル分を完全に分離させるために、真空のタンクに入れて、3ヶ月ほど置くのですが、それをせずに、早く瓶詰めするのが「ヌベロ(ヌ―ボー、ニューと同じ意味)」なのです。イタリアなどの北半球で搾られた「ヌベロ」は、冬場に届きますから、南半球は、季節が逆であることが分かりますよね。
早速、温野菜やバケットにかけてみましたが、グリーン色が濃く、風味も豊かで、とても美味しかったです。私が普段、愛用している「ラビダ・クラシックレーベル」も、ポリフェノールが豊富で、グリーン色が濃い方なのですが、2種類を並べてみますと、チリの「ヌベロ」の色の濃さがよく分かりますよね。「ヌベロ」は、完全に水分が抜ける前に瓶詰していますので、早めに使い切ることもポイントです。
(左)普段、私が愛用しているイタリア・シシリアの「ラビダ・クラシックレーベル」
(右)南米・チリの搾りたてオリーブオイル「ヌベロ」ですが、「ヌベロ」のグリーン色の濃さが
良く分かりますよね
チリ産の「ヌベロ」をバケットに浸けて食べてみましたが、風味も良く、スパイシーで美味し
かったです。写真からも分かる、トロっとした感じが、質の高さを物語っていますね
温野菜に、チリ産の「ヌベロ」をかけて食べたら、「もう、最高!」でした(笑)オリーブオイルは
主役のあらゆる食材を引き立てる「名脇役」だということが、よく分かりますよ
毎日、猛暑が続きますね。こう暑いと「自宅で静かに読書」という方も多いのではないでしょうか。
今日は、最近読んだ本で、とても感銘を受けた物を御紹介させて頂きます。韓国人ミュージシャン・Kさんの「幸せを数える」(幻冬舎)なのですが、彼が2年間の苛酷な兵役生活の中で気付いた「いかに、普通の生活が幸せにみちているか」が、リアルに書かれていて、とても引き込まれました。例えば、「寒い時に、ポケットに手を入れられること」、「毎日、歯をみがき、顔を洗えること」、「行きたいと時に、清潔なトイレに行けること」、「携帯電話が、自由に使えること」、「温かい御飯が食べられること」・・・等々。
この本を読んだら、日常のあらゆることに「感謝の気持ち」を持たずにはいられなくなります。是非、みなさんも読んでみて下さいね。
今日は、夏バテを防ぐのに最適な、超カンタンレシピ「葱とゴマの和風オリーブ風味パスタ」を御紹介させて頂きます。
鍋に、味噌と酒、みりんを2対1対1で入れて煮溶かし、炒りごま、粉チーズ、EXVオリーブオイル、各適宜も加えておきます。そこに、細葱と共にボイルしたパスタを混ぜ合わせれば出来上がりなのですが、食べる時に、お好みで、EXVオリーブオイルをかけ足すと、美味しさがアップしますよ。
もちろん、葱以外のトッピングを増やして頂いてもOKですので、是非、ブランチやお酒の後の〆として作ってみて下さいね。
夏バテ防止に最適な「葱とゴマの和風オリーブ風味パスタ」は、本当に美味しいですよ
材料は「身近で揃うものばかり」ですので、是非、チャレンジしてみて下さいね
葱以外では、「キャベツ」、「小松菜」、「ホウレン草」、「レタス」等でもいいですよ
食べる時に、お好みで「EXVオリーブオイル」を、さらにかけ足すと、美味しさがアップします
「冷えた白ワイン」との相性も抜群ですので、週末のブランチ等に
是非、お試し下さいね
みなさん、8月に入りましたが、如何お過ごしでしょうか。
先週は、「食を通した地域活性化のお手伝い」をさせて頂くために、北海道白老町にお伺いしていました。生産者のみなさんに直接お会いし、その現場を見せて頂いたり、滞在中には、白老町長の戸田安彦様を表敬訪問させて頂いたりと、とても中身が濃く充実した毎日でした。「第2の夕張」と言われているほど財政難の白老町で、「いかにお金をかけずに活性化させていくか」が、とても重要だと思うのですが、「白老には、世界に誇れる伝統的食文化があること」等、私が白老に来て感じたことを、まず、町長様にもお伝えし、「今後、その財産をいかにして全国に発信していくか」をテーマに、関係者のみなさんも交えて、熱く語らせて頂きました。これからの白老町に、是非、御注目下さいね。
現地でのレポートを、これから数回に渡って書かせて頂きますので、宜しくお願い致します。
「食を通した地域活性化」のお手伝いをさせて頂くことになり、戸田安彦白老町長様を表敬
訪問させて頂きました
関係者のみなさまにも同席して頂き、熱く「白老の素晴らしさ」を語らせて頂きました
戸田町長様も、オリーブオイルに関心があるということで、かなりお話が盛り上がりました
この度、北海道白老町の「食を通した地域活性化」のお手伝いをさせて頂くことになりまして、まずは、虎杖浜にある「山本養鱒場」様に伺いしました。
ここでは、一切、人が手をかけることなく、すべて「自然の摂理」に合わせて、近くのクッタラ湖からの上質な浸透水だけで、養殖しています。クッタラ湖の水は、透明度で全国2位の記録を持ち、ミネラル豊富で、年間を通して水温も安定しており、鱒の養殖には、最高の環境なんですね。
この辺りは、アイヌの文化が残されており、とても魅力的なのですが、アイヌの人々は、「自然を敬い、自然と共生してきた」ことを知り、その伝統を受け継いでいる白老町のみなさんに対して、尊敬の念を抱かずにはいられません。
こんなに素晴らしい白老町の食文化を全国に発信するお手伝いをさせて頂けることに感謝しながら、奥深いアイヌ先住民族の生き方を、これからも一生懸命、勉強させて頂こうと思っています。
白老町虎杖浜の「山本養鱒場」様では、自然の摂理に合わせた方法で、素晴らしい鱒を
養殖しています
クッタラ湖の浸透水は、年間を通して水温が一定で、ミネラル豊富なので、御覧のように
見事な鱒が育つのですね。「自然と共存している生き方」が素晴らしいです!
「鱒づくしの御料理」を堪能させて頂きましたが、どれも、味わい深く、美味しかったです
自分で釣った鱒を、スタッフの方がさばいてくれて、お好みに料理してもらうことも出来ます
山本さんに、オリーブオイルを使って、メニューのバリエーションを広げるコツをアドバイス
させて頂きましたが、かなり前向きで、これからが楽しみですね
7月下旬にお伺いした北海道白老町は、「美味しい原木椎茸」の産地としても有名です。
一切の栄養剤も使わずに、昔ながらの伝統的方法を守り続けている「桔梗原農園」さんに、お伺いしました。「美味しさの秘訣」をお聞きしますと、「ただ、クッタラ湖を源とする、ミネラルたっぷりの美味しい水にさらすだけ」だと、おっしゃっていました。言うのは簡単ですが、家族経営で、何百本もある重い原木を、1本ずつ、清流にさらしていくのは、大変な作業です。でも、気が付きました。アイヌ原住民のみなさんの「自然を敬い、自然の摂理と共存していく」という生き方が、白老町のみなさんの根底にあることを。今の日本に大切なのは、まさに、この考え方なのではないでしょうか。
「原木椎茸」に、EXVオリーブオイルをかけ、シンプルにグリルして食べたら、とても風味豊かで、「もう、最高!」でした。
「クッタラ湖」を源とする、ミネラルたっぷりの湧水だけを使い、「美味しい原木椎茸」を家族
経営で栽培している「桔梗原農園」さんにお伺いしました
桔梗原和夫さんに「自然と共存し、手間のかかる作業」の御苦労などをお伺いしました
これだけ多くの原木を、手作業で「クッタラ湖の湧水」にさらして、その水の力だけで「美味
しい原木椎茸」を栽培されていることに、感動しました
本当に見事で可愛らしい形の「原木椎茸」に、嬉しくなってきました
「原木椎茸」に、EXVオリーブオイルと天然塩をかけて、オーブンで焼いてみました
「今までの椎茸は何だったのだろう」と思うほど、風味豊かで、美味しかったですよ
シンプルに「素焼き」して、軽く天然塩か醤油をかけるだけでも、美味しいですね
みなさん、連日の猛暑で、夏バテ気味の方もいらっしゃるかもしれませんが、水分補給は大切ですよね。私は、朝食を摂る前に、水分補給も兼ねて、フレッシュなフルーツを、たくさん食べるようにしていますが、今日は、日頃から応援させて頂いている福島県の生産者の方から送って頂いた「ソルダム(すもも)」を使った超カンタンレシピ「ソルダムのEXVオリーブがけ」を御紹介させて頂きます。
「ソルダム」は、皮ごと食べても美味しいのですが、今日は、少し皮をむき、天然塩を軽く振ってから、EXVオリーブオイルをかけました。これをガブリと丸かじりして頂きたいのですが、カットするよりも、私は、このダイナミックな食べ方が大好きです。
朝食を摂りたがらないお子さん達にも、お勧めですので、是非、お試し下さいね。
「ソルダム(すもも)のEXVオリーブオイルがけ」は、とても美味しいので、お試し下さいね
「ソルダム」に限らず、福島県のフルーツは、どれも、高品質で、美味しいですよね
「ソルダム」に天然塩を振り、上質なEXVオリーブオイルをかけて、美味しさを引き出します
手をかけていない「濃厚なフルーツジュース」に、EXVオリーブオイルをかける感覚ですね
私は、いつも、ミネラルたっぷりの「鰹節(または雑節)と昆布をベースにした和風出汁」を、料理のベースとして使うことが多いのですが、実は、出汁を取った後の鰹節(または雑節)と昆布にEXVオリーブオイルと味醂、醤油を各適宜加え、水分が無くなる位まで炒めた、カルシウムたっぷりの「万能ふりかけ」が大好きです。今日は、さらに、焼き鮭のほぐし身を加えましたが、これを御飯や豆腐にかけて食べたら、一気に夏バテも吹き飛びますよ。是非、お試し下さいね。
和風出汁を取った後のカルシウム豊富な鰹節(又は雑節)と昆布で作る「万能ふりかけ」に
焼き鮭を加えてみました
EXVオリーブオイルと鰹節(又は雑節)、昆布、醤油、味醂との相性は、抜群なのです
秋の気配を感じる市場には、様々な品種の美味しそうな「ブドウ」が、各地から集まっています。
今日は、金曜日ですから、この週末に作って頂きたい超カンタンレシピ「ブドウのEXVオリーブオイルかけ」を御紹介させて頂きます。
「ブドウ」は、種類にこだわらずに、皮付きのまま半分にカットして、種だけ除きます。皿に広げるように盛り付けたら、軽く天然塩を振り、上質のEXVオリーブオイルをかけるだけなのですが、フレッシュミントがあれば、添えるとオシャレですね。EXVオリーブオイルが浸み込んだブドウの皮も美味しいので、丸ごと食べて下さいね。皮には、免疫力を高める抗酸化物質が豊富に含まれていますので、お勧めです。
今日は、宮崎県綾町で、完全無農薬、有機肥料だけを使って栽培された「超美味しいぶどう」を生産者の長田章さんから送って頂き、作ってみました。ギンギンに冷やしたシャンパンや白ワインとの相性も最高ですよ。
「ブドウのEXVオリーブオイルがけ」は、皮まで丸ごと美味しく食べられますよ!
宮崎県綾町で作られている「有機栽培の美味しいブドウ」を送って頂きました
上質なEXVオリーブオイルとブドウの相性は抜群ですから、たっぷりかけて、その美味しさ
を、丸ごと実感してみて下さいね
みなさん、秋晴れの清々しい風が気持ち良い船橋より、おはようございます。
7月末の北海道白老町滞在中には、「火山灰で農業には適さない」と言われ続けていた土地に、循環型の有機肥料を入れる等の努力を3年以上続け、今では、見事な有機野菜を色々と生産されている「農業生産法人・白老産直センター」代表の尾澤康徳さんを、HBC北海道放送のカメラと共に訪ねました。尾澤さんは、かつて、私の地元・船橋や松戸にもお住まいで、関東地方で有機農業の勉強をした後に、請われて白老に移住されたとのこと。それをお聴きしただけでも、親近感が湧きましたが、温和な口調ながらも「有機農業に対する熱い情熱」が、ヒシヒシと伝わってきて、嬉しくなりました。「やれば出来る!」のですね。いつものように、私お気に入りのEXVオリーブオイルを持参し、カメラの前で、採れ立てのキャベツにオイルをかけて食べて頂きましたが、「美味しい表情」が、みなさんにも伝わっていますでしょうか(笑)。
広大な畑も案内して頂きましたが、とにかく、野菜が力強く、元気なのには、感動致しました。特に「カボチャ」は、それ自体もツヤがあって、美味しそうでしたが、黄色い花の可憐な美しさと、厚手で大きな葉の勢いに圧倒されました。カボチャの葉は、茎もすごくしっかりしていましたので、急場凌ぎの傘に使えそうでしたね(笑)。もちろん、葉もかじってみましたが、EXVオリーブオイルを浸けて食べたら、美味しかったですよ。
最近、人気の「ロマネスコ」や「ブロッコリー」、「キャベツ」等も、すごく新鮮で、元気いっぱいでした。この日は、朝から小雨模様でしたが、それぞれの野菜の葉の表面には、水分をはじいている証である「水滴」が、宝石のように浮いており、その様子からも、いかに野菜が元気であるかが分かりました。
遠くの畑を見渡しますと、なんと「かもめ」が、えさである虫をついばみに来ていました。尾澤さんによりますと、土が元気なので、はねのけられた虫が、地表に上がってくるそうで、それをかもめが食べに来るらしいです。「かもめは、海にいるもの」と思っていましたので、この光景にも感動致しました。
尾澤さん、色々と勉強させて頂きまして、有難う御座いました。
「白老産直センター」代表の尾澤康徳さんに、有機農法の御苦労を色々と伺いました
テレビカメラの前で、採れ立てのキャベツにEXVオリーブオイルをかけて食べて頂きました
私もEXVオリーブオイルをかけて食べましたが、とても甘くて美味しかったですよ
HBC北海道放送のドキュメンタリーの撮影も入り、とても盛り上がった取材でした
立派に成長している「トウモロコシ」も、その畑は広大で力強く、素晴らしかったですね
収穫した「ブロッコリー」、「ロマネスク」、「キャベツ」等をリヤカーに乗せ、運びました
大きくなった「カボチャ」も、本当に美味しそうで、大いに創作意欲が湧いてきました
可憐で美しい「カボチャの花」も、畑のあちこちで、黄色く咲いていました
傘にもなりそうなくらい大きくて、しっかりしている「カボチャの葉」は、食べても美味しいです
最近、人気急上昇の「ロマネスコ」も、たくさん栽培されていて、嬉しくなってきました
「キャベツ」も、しっかり大地の栄養分を吸収し、見事に大きくなっていました
葉が水を弾くのは、「野菜が生命力に満ち溢れている証」なのです
畑には、たくさんの「かもめ」がやってきて、餌をついばんでいる、一見不思議な光景でした
「畑に生命力がある」ので、はねのけられた虫が地表に上がり、それをついばむようです